JP4244931B2 - スチールハウスの枠組構造及びスチールハウス - Google Patents

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Description

本発明はスチールハウスの枠組構造及びスチールハウスに関する。
我が国における例えば二階建てや三階建て等の一戸建て住宅は、古くから柱や梁に木材を用いた木造軸組工法により建築されてきた。1960年代から、柱や梁に鉄骨を用いた鉄骨軸組工法により鉄骨プレハブ住宅としても建築されるようになり、さらに1970年代にはいると、柱や梁を用いない壁構造の木造枠組壁工法により木造2×4住宅としても建築されるようになった。そして、近年(1997年頃から)、鉄骨が有する強さと、枠組壁工法が有する頑丈さとをあわせもつ住宅としてスチールハウスが建築されるようになってきた。
このスチールハウスは、板厚が1mm前後程度である薄鋼板を素材とし、孔型ロールを用いた圧下により、溝形、リップ付き溝形さらにはボックス形等の所望の形状に成形することにより製造された薄板軽量圧延形鋼製の枠材を建物全体の基本骨格として配し、この枠材に部分的に木製枠材や合板製面材等を適宜組み合わせることによって、構成される。
図4は、このスチールハウス1の構造を模式的に示す説明図である。図4を参照しながら、従来のスチールハウス工法による枠組み構造を説明する。
下枠材2から複数のたて枠材3が所定のピッチで垂直に設けられる。各たて枠材3の上端の間は上枠材4により結合される。このようにして、下枠材2、たて枠材3及び上枠材4により壁枠材が構成され、この壁枠材に構造用面材やブレースが装着されることにより耐力壁パネルが構成される。建物の一部には出入り口5a、窓5bなどの開口部5が設けられる。
上枠材4には、側根太6aと端根太6bが支持される。両根太6a、6bは矩形に組まれる。そして、側根太6aと平行して長短複数の床根太7が所定間隔で設けられる。長尺の床根太7の両端は、前後の端根太6bに受け金物8を介して結合される。一方、短尺の床根太7の一端は前側又は後側の端根太6bに、他端は床梁9にそれぞれ受け金物10を介して結合される。床梁9の一端は側根太6aに、他端は長尺の床根太7に受け金物10を介して結合される。床根太7に合板等の構造用面材11を敷き詰めて床パネル12が構成される。なお、符号13aは床開口部端根太、符号13bは開口部側根太、符号13cは根太受け金物、符号13dはころび止めである。
このスチールハウス1の出入り口5a、窓5b等の開口部5にはたて枠材3が存在しないことから、この開口部5には、屋根等の上階からの鉛直荷重を支える柱がなく、開口部5の部位は強度的に弱くなる。このため、この開口部5の上部を補強する必要があり、開口部5の上にまぐさ14を設ける。
図5は、まぐさ14の設置部付近を示す説明図である。図5に示すスチールハウス1は、木製土台15aの上に1階床下地15bが設けられ、その上に形成された一階開口5の上部にチャンネル16aが配置される。このチャンネル16aの上方に一階開口部垂壁16b、チャンネル16cが搭載され、その上部に一階開口部まぐさ14が配置される。
一階開口部まぐさ14の上端面にチャンネル16dが搭載され、チャンネル16dの上に端根太17aが搭載され、端根太17aの間に二階床根太17bが配置され、二階床根太17bの上に二階床下地パーチ17c(構造用面材11)が搭載されて固定される。
そして、二階床下地パーチ17cの上には、チャンネル18a、二階開口部腰壁18b、チャンネル18c、二階開口5b、チャンネル18d、二階開口部垂壁18e、チャンネル18f、チャンネル18g、まぐさ14、チャンネル18h及び頭つなぎ19が、下方より順に配置される。
特許文献1には、このスチールハウスに関して、各階の床パネル及び屋根を支持するために、耐力壁パネルの上部に水平方向へ掛け渡される臥梁を、熱間で孔型ロールにより一体成形される圧延H形鋼、溝形鋼等の重量鉄骨、又は、薄板軽量形鋼による組み合わせとすることにより、まぐさ部材を省略することができ、壁パネル及び、屋根、床パネル等の工場生産による効率化、現場施工の簡略化を生かしながら、開口部の高さ及び幅等への適応範囲の拡大を図れる発明が開示されている。
特開2003−147852号公報
しかし、特許文献1により開示された発明にしたがって、臥梁を圧延H形鋼、溝形鋼等、又は、薄板軽量形鋼による組み合わせにより構成すると、以下に列記する課題がある。
(圧延H形鋼)
スチールハウス工法では、臥梁以外の他の構成部材同士は一般的にドリルネジによって接合される。図6は、このドリルネジ21の構造を模式的に示す説明図である。
ドリルネジ21は、先端のドリル部21aと、これに連続するねじ部21bとを備えている。ドリル部21a、ねじ部21bは、いずれも、締結する上部鋼板22及び下部鋼板23の間の距離以上の長さを有する。そして、このドリルネジ21を上部鋼板22から下部鋼板23へ向けてねじ込むと、はじめにドリル部21aが上部鋼板22を穿孔し、刃先の肩部24が下部鋼板23を突き抜けるまでにねじ部21bが上部鋼板22にはかからず、上部鋼板22及び下部鋼板23がいずれもドリル部21aによって穿孔された後にねじ部21bが上部鋼板22及び下部鋼板23の順にねじ込まれる。このように、ドリルネジ21を用いると、二つの部材の接続を簡易に行うことができるため、ドリルネジ21を用いて部材を締結できることは、スチールハウス1の組み立てでは極めて重要である。
これに対し、特許文献1により開示された発明における臥梁が圧延H形鋼である場合、圧延をユニバーサルミルを用いて行うという製造上の制約により、フランジの厚さ:7mm程度未満、又はウェブの厚さ:4.5mm程度未満の寸法は得られないため、このような厚さのフランジ及びウェブを有する圧延H形鋼を臥梁として接合するには、ボルト及びナットを用いるボルト接合を行うこととせざるを得ない。したがって、特許文献1により開示された発明における臥梁を圧延H形鋼により構成すると、ドリルネジによる接合とボルト及びナットによる接合とを併用せざるを得なくなり、現場での組み立て作業が煩雑になる。
また、圧延H形鋼のウェブ高さは、100mm,125mm,150mm、200mm、・・・・・というように工業規格の寸法系列によって定められたもの以外の特殊な寸法は製造されていないため、圧延H形鋼により臥梁を構成すると、ウェブの高さの選択の自由度が殆どない。
また、臥梁として圧延H形鋼を用いるには、圧延H形鋼のフランジ幅を、スチールハウスの壁の一般的な厚さである89mmとする必要があるが、89mmのフランジ幅を有する圧延H形鋼は工業規格には存在しない。
さらに、圧延H形鋼では、上述した製造上の制約により新たに圧延を行う孔型ロールを新造しない限り、ウェブの位置をフランジの幅方向の中央位置からずらした形状や、あるいは、上下のフランジ幅が異なる形状を有する非対称形状の圧延H形鋼を製造することはできない。
(溝形鋼)
ウェブを鉛直に配置した溝形鋼により臥梁を構成すると、鉛直荷重に対して荷重を伝達すべきウェブの位置が壁厚さの中心に対して偏心しているため、上述したようにH形鋼により臥梁を構成した場合に比較して、溝形鋼の溝部に余分に補強材を配置する必要が生じ、加工コストが嵩む。
また、ウェブを鉛直に配置した溝形鋼は、同様にウェブを鉛直に配置したH形鋼に比較すると、曲げ荷重に対する効率が低い。すなわち、溝形鋼は偏心しているため、偏心曲げを考慮した構造計算が必要となる場合があり、かつフランジの先端部分は自由端で拘束がないためにフランジ断面で無効となる部分が多いからである。
(複数の薄板軽量形鋼の組合せ)
スチールハウスは、本来、薄鋼板を折り曲げて形鋼となし、この形鋼を構造材としたものであるから、1つずつの断面性能は小さい。このため、複数の形鋼を組合せる必要がある部位が不可避的に発生する。しかしながら、単に、梁に薄板軽量形鋼を組合せて1つの形鋼を構成するのでは、組立コストが嵩むだけではなく、各部材の取合いが煩雑化する等の課題を生じてしまう。
このように、特許文献1により開示された発明には、臥梁に圧延H形鋼を用いると、(a)ドリルネジによる接合とボルト及びナット接合とを併用せざるを得なくなり、作業が煩雑になること、(b)ウェブの高さの選択の自由度が殆どないこと、(c)スチールハウスの壁の一般的な厚さである89mmのフランジ幅を有する圧延H形鋼は工業規格には存在しないこと、(d)ウェブの位置をフランジの幅方向の中央位置からずれた形状や、上下のフランジ幅が異なる形状の非対称形状の圧延H形鋼を製造できないことという課題があり、臥梁に溝形鋼を用いると(e)補強材を配置する必要が生じて加工コストが嵩むこと、(f)曲げ荷重に対する効率が悪いことという課題があり、さらに、臥梁に薄板軽量形鋼を組合せた形鋼を用いると(g)組立コストが嵩むだけではなく、各部材の取合いが煩雑化することという課題があった。
図1(a)〜図1(e)は、以下に説明するスチールハウス梁用H形鋼の構造を示す説明図である。
図1(a)に示すように、スチールハウスの梁に用いられる、上下のフランジ31a、31bとこれら上下のフランジ31a、31bを結合するウェブ32とを有するスチールハウス梁用H形鋼30aであって、上下のフランジ31a、31b及びウェブ32が、いずれも、ドリルネジをねじ込むことによる他の部材との接合が可能な厚さ(例えば、フランジ31a、31bの厚さ:3.2mm以上6mm以下、ウェブ32の厚さ:2.3mm以上4.5mm以下)を有すること、及び、上下のフランジ31a、31bのうちの少なくとも下フランジ31bの幅が、スチールハウスの壁の厚さ(例えば89〜92mm)と略同じ寸法であることを特徴とするスチールハウス梁用H形鋼30aである。
このスチールハウス梁用H形鋼では、図1(b)に示すように、ウェブ32の高さの内法が、スチールハウスの床パネルを構成する床根太33のせいh0と同じ値以上であることが望ましく、(せいh0+7mm)以下であることがさらに望ましい。このスチールハウス梁用H形鋼30bを臥梁としてそのウェブ内法間に床根太33を差込むか、又は図1(b’)に示すように、この臥梁30bを薄板軽量形鋼製の端根太35に差込み、必要に応じてL型金物34等を介してドリルネジをねじ込むことにより、スチールハウス梁用H形鋼30bと床根太33とを接合することができる。
このスチールハウス梁用H形鋼では、図1(c)に示すように、ウェブ32の高さの外法が、{(スチールハウスの床パネルを構成する床根太33のせいh0)+(下フランジ31bの厚さ)}と略同じ値であることが望ましい。このスチールハウス梁用H形鋼を臥梁としてその下フランジの上面に床根太の端部を載置し、必要に応じてL型金物等を介して、ドリルねじをねじ込むことにより、スチールハウス梁用H形鋼と床根太とを接合することができる。
これらのスチールハウス梁用H形鋼では、図1(d)に示すように、下フランジ31bの幅を上フランジ31aの幅よりも大きくすること、例えば、上フランジ31aの幅を下フランジ31bの約半分の幅(例えば45mm)とすることが望ましい。
また、これらのスチールハウス梁用H形鋼では、ウェブ32が上下のフランジ31a、31bの幅方向の中央で上下のフランジ31a、31bと接合する対称形状とすること、又は、ウェブ32が上下のフランジ31a、31bの少なくとも一方の幅方向の中央を除いた位置で上下のフランジ31a、31bと接合する非対称形状、例えば、ウェブ32が下フランジ31bの幅方向の中央位置から22.5mmずれた位置で下フランジ31bに接合し、上下のフランジ31a、31bの一方の端部(図1(e)における左側)の位置は一致し、かつ下フランジ31bの他方の端部(図1(e)における右側)位置が上フランジ31aの他方の端部(図1(e)における右側)の位置よりも45mm出っ張った非対称形状を有することが望ましい。これにより、このスチールハウス梁用H形鋼30e、30fを臥梁としてその下フランジ31bの上面に床根太33の端部を載置し、必要に応じてL型金物等を介して、ドリルねじをねじ込むことにより、スチールハウス梁用H形鋼30e、30fと床根太33とを接合することができる。
これらのスチールハウス梁用H形鋼30a〜30fがいずれも溶接H形鋼であることが望ましい。
本発明は、枠体により支持されて、スチールハウスの壁をなす耐力壁パネルと、床根太及び床根太の上部に載置される床材からなり、スチールハウスの各階の床をなす床パネルと、耐力壁パネル及び/又は床パネルを接合する臥梁とを備え、臥梁が、上述したスチールハウス梁用H形鋼を有すること、及び、このスチールハウス梁用H形鋼のフランジが、ドリルネジをねじ込まれることにより、耐力壁パネルの下面と接合されるとともに、下フランジの上に床根太を置いて、上フランジが床根太の端面に近接して配置される
ことを特徴とするスチールハウスの枠組構造である。
さらに、本発明は、枠体により支持されて、スチールハウスの壁をなす耐力壁パネルと、床根太及び床根太の上部に載置される床材からなり、前記スチールハウスの各階の床をなす床パネルと、耐力壁パネル及び/又は床パネルを接合する臥梁とを備える枠組構造を備え、臥梁が上述したスチールハウス梁用H形鋼を有すること、及び、スチールハウス梁用H形鋼のフランジがドリルネジをねじ込まれることにより、耐力壁パネルの下面と接合されるとともに、下フランジの上に床根太を置いて、上フランジが床根太の端面に近接して配置されることを特徴とするスチールハウスである。
本発明に係るスチールハウスの枠組構造及びスチールハウスにより、以下に列記する効果が得られる。
(a)H形鋼のフランジ及びウェブの板厚を、例えば溶接H形鋼を用いてフランジ及びウェブそれぞれの板厚の設定の自由度を高めることによって、ドリルネジによる接合が可能な厚さに設定するため、ドリルネジによる接合のみで組み立てることができ、現場での作業が煩雑化することを防止できる。
(b)H形鋼のウェブの高さを、例えば溶接H形鋼を用いてフランジ及びウェブそれぞれの板厚の設定の自由度を高めることによって、要求寸法に応じて自由に設定できる。
(c)H形鋼のフランジの幅を、例えば溶接H形鋼を用いてフランジ及びウェブそれぞれの板厚の設定の自由度を高めることによって、スチールハウスの壁の一般的な厚さである89〜92mmに設定できる。
(d)H形鋼の各部寸法を、例えば溶接H形鋼を用いて各部寸法の設定の自由度を高めることによって、要求寸法に応じて、ウェブの位置をフランジの幅方向の中央位置からずれた形状や、上下のフランジ幅が異なる形状の非対称形状に設定できる。
(e)例えば溶接H形鋼を用いて各部寸法の設定の自由度を高めることによって、溝形鋼のように補強材を配置する必要がなく、加工コストの上昇を抑制できる。
(f)例えば溶接H形鋼を用いて各部寸法の設定の自由度を高めることによって、曲げ荷重に対する効率が高い。
(g)例えば溶接H形鋼を用いて各部寸法の設定の自由度を高めることによって、組立コストの上昇や、各部材の取合いの煩雑化を防止できる。
このように、本発明は、近年採用されるようになってきたスチールハウス工法により建築された、例えば二階建てや三階建て等のスチールハウスの品質及びコストの面で益するところ、甚大である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明に係るスチールハウスの枠組構造及びスチールハウスを実施するための最良の形態を、添付図面を参照しながら説明する。なお、以降の説明では、このスチールハウス梁用H形鋼が、二枚のフランジ帯材と一枚のウェブ帯材とを所望の横断面形状に組み合わせてから溶接することにより得られるスチールハウス梁用溶接H形鋼である場合を例にとるが、本発明は溶接H形鋼に限定されるものではなく、圧延H形鋼についても同様に適用可能である。
図2は、本発明に係るスチールハウス41の梁付近の垂直断面を模式的に示す説明図である。また、図3(a)は、図2におけるスチールハウス梁用溶接H形鋼48−1の垂直断面を抽出して示す説明図であり、図3(b)は、図1におけるスチールハウス梁用溶接H形鋼48−2の垂直断面を抽出して示す説明図である。
図2に示すように、本発明に係るスチールハウス41は、耐力壁パネル42と、床パネル43と、臥梁44−1、44−2とを備える枠組構造45を有する。そこで、以下、これらの構成要素について順次説明する
[耐力壁パネル42]
耐力壁パネル42は、柱及び梁(いずれも図示しない)により構成される枠体により支持されて、スチールハウス41の壁をなすものである。
すなわち、上述した特許文献1の段落番号0004や図9等にも明示されているように、複数のたて枠材が、所定の間隔をあけて下枠材から鉛直上方へ向けて、垂設される。各たて枠材の上端同士は、上枠材により結合される。そして、下枠材、たて枠材及び上枠材により壁枠材が構成され、この壁枠材に構造用面材又はブレースが取り付けられることにより、耐力壁パネル42が構成される。
この耐力壁パネル42は、当業者にとっては周知であるため、耐力壁パネル42に関するこれ以上の説明は省略する。
[床パネル43]
床パネル43は、床根太46及び床根太46の上部に載置される床材47からなり、スチールハウス41の各階の床をなすものである。
なお、床根太46及び床材47は、適宜手段により、固定されていればよく、特定の手段には限定されない。また、本実施の形態では、後述する臥梁44−1、44−2を用いるため、床根太46及び床材47それぞれの臥梁44−1、44−2との接触部やその近傍に、臥梁44−1、44−2と接触するための切欠き部等を設ける必要がなく、臥梁44−1、44−2の製造コストを低減できる。
[臥梁44−1、44−2]
本実施の形態では、臥梁44−1、44−2として、上述したスチールハウス梁用溶接H形鋼48−1、48−2を用いる。なお、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−1はスチールハウス1の端部の臥梁4−1に用いられ、一方、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−2はスチールハウス1の内部の臥梁4−2に用いられる。
このスチールハウス梁用溶接H形鋼48−1は、上下のフランジ49a、49bと、これら上下のフランジ49a、49bを結合するウェブ50とを有する。一方、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−2は、上下のフランジ51a、51bとこれら上下のフランジ51a、51bを結合するウェブ52とを有する。
スチールハウス梁用溶接H形鋼48−1の上下のフランジ49a、49b及び、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−2の上下のフランジ51a、51bは、いずれも、ドリルネジをねじ込むことによる他の部材との接合が可能な厚さを有する。本例では、このような厚さとして、3.2mm以上6mm以下とした。
一方、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−1のウェブ50及び、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−2のウェブ52もまた、いずれも、ドリルネジをねじ込むことによる他の部材との接合が可能な厚さを有する。本例では、このような厚さとして、2.3mm以上4.5mm以下とした。
また、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−1の下フランジ49b、及びスチールハウス梁用溶接H形鋼48−2の下フランジ51bの幅は、スチールハウス41の壁である耐力壁パネル42の厚さと同じ寸法とした。本例におけるこの寸法は、89mm以上92mm以下とした。
また、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−1、48−2では、ウェブ50、52の高さの外法を、{(スチールハウス41の床パネル43を構成する床根太46のせい)+(上フランジ49aの厚さ)}と略同じ値に設定してある。本例では、LH−235×45/89×3.2×3.2の溶接H形鋼を用いた。
さらに、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−1では、下フランジ49bの幅を上フランジ49aの幅よりも大きくすること、例えば、上フランジ49aの幅を下フランジ49bの約半分の幅である45mmに設定した。また、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−1は、ウェブ50が下フランジ49bの幅方向の中央を除いた位置で下フランジ49bと接合する非対称形状とした。具体的には、ウェブ50の位置が下フランジ49bの幅方向の中央から22.5mmずれており、一方の端部の位置は上下のフランジ49a、49bとも同じであるものの、他方の側の位置は上フランジ49aよりも45mm出っ張った非対称形状とした。すなわち、LH−238.2×45/89×3.2×3.2を用いた。
一方、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−2は、ウェブ52が上下のフランジ51a、51bの幅方向の中央で上下のフランジ51a、51bと接合する対称形状とした。すなわち、LH−238.2×45/89×3.2×3.2を用いた。
つまり、本実施の形態で用いるスチールハウス梁用溶接H形鋼48−1、48−2として、上述した図1(e)にその横断面形状を示すH形鋼30e,30fを用いている。
これにより、スチールハウス41の床パネル43を構成する床根太46を、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−1、48−2の下フランジ49b、51bの上面に載置した際に、床根太46の上面と、上フランジ49a、51aの上面とを、同一平面上に位置すること、すなわち面位置とすることができる。このため、床根太46及び上フランジ49a,51aの上面に配置する床材47の全面を支持することができ、部分的に支持部が存在しない、いわゆる不陸部を解消することができる。
そして、臥梁44−1、44−2の下フランジ49b、51bに床根太46の端部を載置し、必要に応じてL型金物等54を介して、ドリルねじ53をねじ込むことにより、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−1、48−2と耐力壁パネル42及び床根太46とを接合することができる。
このような寸法を有するスチールハウス梁用溶接H形鋼48−1、48−2を臥梁44−1、44−2として用いることにより、図2に示すように、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−1、48−2の下フランジ49b、51bの上面に、床根太46の端部を載置することができる。このため、必要に応じてL型金物等54を介して、ドリルねじ53をねじ込むことにより、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−1、48−2と、耐力壁パネル42及び床根太46とを接合することができる。
図2及び図3を参照しながら説明した本例とは異なり、このスチールハウス梁用溶接H形鋼48−1、48−2のウェブの高さの内法を、スチールハウス41の床パネル43を構成する床根太46のせいと同じ値以上、望ましくはさらに(せい+1mm)以下と設定してもよい。例えば、LH−242×45/89×3.2×3.2の溶接H形鋼を用いればよい。
これにより、臥梁44−1、44−2であるこのスチールハウス梁用溶接H形鋼48−1、48−2のウェブ50、52の内法間に床根太46を差込むか、又はこの臥梁44−1、44−2を薄板軽量形鋼製の端根太に差込み、必要に応じてL型金物等54を介して、ドリルねじ53をねじ込むことにより、スチールハウス梁用溶接H形鋼48−1、48−2と、耐力壁パネル42及び床根太46とを接合することができる。
このように、臥梁44−1、44−2は、ドリルネジ53をねじ込まれることにより、耐力壁パネル42及び床パネル43を接合するものである。
本実施の形態では、このような寸法のH形鋼48−1、48−2を得るために、これを溶接H形鋼により構成した。周知のように、溶接H形鋼とは、二枚の帯板であるフランジ母材と、一枚の帯板であるウェブ母材とを、溶接機手前の加圧位置でH形の所望の断面形状となるように送給して組み合わせて溶接することにより製造されるものである。フランジ母材及びウェブ母材それぞれの寸法を変更することによりフランジ及びウェブの寸法を高い自由度で変更することができる。
また、フランジ母材及びウェブ母材の溶接前における組み合わせ形を変更することにより所望の横断面形状を有する溶接H形鋼を高い自由度で製造することができる。本実施の形態では、このような高い自由度を得て、溶接H形鋼の寸法を圧延H形鋼では設備コストの著しい上昇を伴わずには到底得られない形状とするために、溶接H形鋼を用いることとしている。
本実施の形態におけるスチールハウス41は、上述した耐力壁パネル42、床パネル43及び臥梁44−1、44−2を備える枠組構造45を有するものである。
この本実施の形態におけるスチールハウス梁用溶接H形鋼48−1、48−2、スチールハウスの枠組構造45及びスチールハウス41により、以下に列記する効果が得られる。
(a)フランジ49a,49b、51a,51b及びウェブ50、52の板厚の設定の自由度が高い溶接H形鋼48−1、48−2を用い、その板厚をドリルネジ53による接合が可能な厚さに設定するため、ドリルネジ53による接合のみで組み立てることができ、現場での作業が煩雑化することを防止できる。
(b)フランジ49a,49b、51a,51b及びウェブ50、52の板厚の設定の自由度が高い溶接H形鋼48−1、48−2を用いるため、ウェブ50、52の高さを要求寸法に応じて自由に設定できる。
(c)フランジ49a,49b、51a,51b及びウェブ50、52の板厚の設定の自由度が高い溶接H形鋼48−1、48−2を用いるため、下フランジ49b,51bの幅を、スチールハウス41の耐力壁パネル42の一般的な厚さである89mmに設定できる。
(d)フランジ49a,49b、51a,51b及びウェブ50、52の板厚の設定の自由度が高い溶接H形鋼48−1、48−2を用いるため、要求寸法に応じて、ウェブ50、52の位置をフランジ49a,49b、51a,51bの幅方向の中央位置からずれた形状や、上下のフランジ49a,49b、51a,51bの幅が異なる形状の非対称形状に設定できる。
(e)溶接H形鋼48−1、48−2を用いるため、溝形鋼のように補強材を配置する必要がなく、加工コストの上昇を抑制できる。
(f)溶接H形鋼48−1、48−2を用いるため、曲げ荷重に対する効率が高い。
(g)溶接H形鋼48−1、48−2を用いるため、組立コストの上昇や、各部材の取合いの煩雑化を防止できる。
このように、本実施の形態によるスチールハウス梁用溶接H形鋼48−1、48−2、スチールハウスの枠組構造45及びスチールハウス41により、近年採用されるようになってきたスチールハウス工法により建築された、例えば二階建てや三階建て等の低層のスチールハウスの品質及びコストの面で益するところ、甚大である。
(変形形態)
上述した実施の形態の説明では、図1(e)に示すスチールハウス梁用H形鋼30e、30fを用いた場合を例にとった。しかし、本発明はこの形態に限定されるものではなく、図1(d)に示すスチールハウス梁用H形鋼30dについても同様に適用できることはいうまでもない。
図1(a)〜図1(e)は、スチールハウス梁用H形鋼の構造を示す説明図である。 本発明に係るスチールハウスの梁付近の垂直断面を模式的に示す説明図である。 図3(a)は、図2におけるスチールハウス梁用溶接H形鋼の垂直断面を抽出して示す説明図であり、図3(b)は、図1におけるスチールハウス梁用溶接H形鋼の垂直断面を抽出して示す説明図である。 スチールハウスの構造を模式的に示す説明図である。 まぐさの設置部付近を示す説明図である。 ドリルネジの構造を模式的に示す説明図である。
符号の説明
41 本発明に係るスチールハウス
42 耐力壁パネル
43 床パネル
44−1、44−2 臥梁
45 枠組構造
46 床根太
47 床材
48−1、48−2 スチールハウス梁用溶接H形鋼
49a,49b、51a、51 上下のフランジ
50、52 ウェブ
53 ドリルねじ
54 L型金物等

Claims (4)

  1. 枠体により支持されて、スチールハウスの壁をなす耐力壁パネルと、床根太及び該床根太の上部に載置される床材からなり、前記スチールハウスの各階の床をなす床パネルと、前記耐力壁パネル及び/又は前記床パネルを接合する臥梁とを備え、
    前記臥梁は、スチールハウスの梁に用いられる、上下のフランジと該上下のフランジを結合するウェブとを有するスチールハウス梁用H形鋼であって、該上下のフランジ及びウェブは、いずれも、ドリルネジをねじ込むことによる他の部材との接合が可能な厚さを有すること、及び、前記上下のフランジのうちの少なくとも下フランジの幅は、前記スチールハウスの壁の厚さと略同じ寸法であり、前記ウェブの高さの外法は、前記スチールハウスの床パネルを構成する床根太のせいと前記下フランジの厚さとの和の値と略同じ値であり、前記下フランジの幅は前記上フランジの幅よりも大きく、かつ、前記ウェブが前記上下のフランジの幅方向の中央で該上下のフランジと接合する対称形状、又は、前記ウェブが前記上下のフランジの少なくとも一方の幅方向の中央を除いた位置で該上下のフランジと接合する非対称形状を有するスチールハウス梁用H形鋼を有すること、及び、該スチールハウス梁用H形鋼のフランジは、ドリルネジをねじ込まれることにより、前記耐力壁パネルの下面と接合されるとともに、前記下フランジの上に前記床根太を置いて、前記上フランジは前記床根太の端面に近接して配置されること
    を特徴とするスチールハウスの枠組構造。
  2. 前記スチールハウス梁用H形鋼は溶接H形鋼である請求項1に記載されたスチールハウスの枠組構造。
  3. 枠体により支持されて、スチールハウスの壁をなす耐力壁パネルと、床根太及び該床根太の上部に載置される床材からなり、前記スチールハウスの各階の床をなす床パネルと、前記耐力壁パネル及び/又は前記床パネルを接合する臥梁とを備える枠組構造を備え、
    前記臥梁は、スチールハウスの梁に用いられる、上下のフランジと該上下のフランジを結合するウェブとを有するスチールハウス梁用H形鋼であって、該上下のフランジ及びウェブは、いずれも、ドリルネジをねじ込むことによる他の部材との接合が可能な厚さを有すること、及び、前記上下のフランジのうちの少なくとも下フランジの幅は、前記スチールハウスの壁の厚さと略同じ寸法であり、前記ウェブの高さの外法は、前記スチールハウスの床パネルを構成する床根太のせいと前記下フランジの厚さとの和の値と略同じ値であり、前記下フランジの幅は前記上フランジの幅よりも大きく、かつ、前記ウェブが前記上下のフランジの幅方向の中央で該上下のフランジと接合する対称形状、又は、前記ウェブが前記上下のフランジの少なくとも一方の幅方向の中央を除いた位置で該上下のフランジと接合する非対称形状を有するスチールハウス梁用H形鋼を有すること、及び、該スチールハウス梁用H形鋼のフランジは、ドリルネジをねじ込まれることにより、前記耐力壁パネルの下面と接合されるとともに、前記下フランジの上に前記床根太を置いて、前記上フランジは前記床根太の端面に近接して配置されること
    を特徴とするスチールハウス。
  4. 前記スチールハウス梁用H形鋼は溶接H形鋼である請求項3に記載されたスチールハウス。
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