JP4244635B2 - トラックタイプ識別のための方法と装置、及びトラックジャンプの方法 - Google Patents

トラックタイプ識別のための方法と装置、及びトラックジャンプの方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4244635B2
JP4244635B2 JP2002551842A JP2002551842A JP4244635B2 JP 4244635 B2 JP4244635 B2 JP 4244635B2 JP 2002551842 A JP2002551842 A JP 2002551842A JP 2002551842 A JP2002551842 A JP 2002551842A JP 4244635 B2 JP4244635 B2 JP 4244635B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
signal
actuator
type
polarity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002551842A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004527866A (ja
Inventor
ハインツ−ヨエルグ シュロエデル
クリスティアン ブエクレル
シュテファン キンメルマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Thomson Licensing SAS
Original Assignee
Thomson Licensing SAS
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Thomson Licensing SAS filed Critical Thomson Licensing SAS
Publication of JP2004527866A publication Critical patent/JP2004527866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4244635B2 publication Critical patent/JP4244635B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
    • G11B7/08505Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head
    • G11B7/08517Methods for track change, selection or preliminary positioning by moving the head with tracking pull-in only

Landscapes

  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

本発明は、トラック識別及びトラック追従調整のための装置及び方法に関する。詳細には本発明は、特に光データ担体のような複数のトラックタイプを有するデータ担体のトラックジャンプに関する。更に本発明は、光スキャナの非常に高速なトラック交差速度で、トラック追従調整回路を閉じることを可能にする。これは、将来の記憶媒体における、より小さいトラック幅(高記憶密度)、より速い回転速度(高データレート)、及びより高い偏心率に起因するものである。
従来の方法によるトラックジャンプの場合、トラック調整回路は、ジャンプの前に開いており、従って対物レンズを動かしビームを走査するアクチュエータは、宛先トラックの方向へ加速され、予め決められたパルス長を用いて宛先トラックに到達する直前に減速される。現在商用に入手しやすい記憶媒体(CD、CD−ROM、CD−VIDEO、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、及びDVD−RW)の場合、トラック追従調整回路を閉じた時点で、トラック調整器が走査ビームをロックするトラックに従って、極性がすでに先に知られていることが保証される。これらの記憶媒体では、トラックに対する走査ビームの位置を検出するために、信号TZC及びMZCが用いられる。この場合、例えば信号TZC(トラック零交差)及びMZC(ミラー零交差)を、光スキャナから生じたトラックエラー信号及びミラー信号から得ることができる。
図6によれば、比較器によりトラックエラー信号TEと零とを比較することによって、信号TZCが発生する。トラックエラー信号TEそれ自体は、例えばプッシュプル、DPP、DPD、3ビームのような種々のトラックエラー形成方法により形成することができる。グルーブと称されるデータ担体の情報トラックの中心、又は、ランドと称される2つの情報トラックの間の領域の中心に達するときはいつでも、信号TZCは変化又はエッジを示す。
既に書き込まれている前述のタイプの記憶媒体において、有用なデータは、グルーブと称される溝として形成されたトラック上にのみ記憶されるので、書き込まれた情報トラックであるグルーブと、その間の書き込まれていない領域であるランドとを区別するために、信号MZCを更に評価することが可能となる。
信号MZVも同様に形成される。この目的のために、トラックの中心上ではHF変調が非常に大きく、HF信号の低い包絡線が低反射因子を示し、それに対してトラックの間の中心ではHF変調が小さく、低い包絡線は高反射因子を示すという特性が利用される。これを検出するために、低い包絡線(HFE)が、ピーク値検出によって、DC結合されたHF信号から形成される。ピーク値検出器の出力信号が直接又はローパスフィルタを通過した後で比較器に印加され、該比較器は、その入力信号とスレッショルド値KLとを比較して、2値信号MZCを発生する。
別の実施形態では、MZC信号は、ローパスフィルタ及び比較器(図示なし)により形成することができる。この目的のために、選択された検出器の和信号がローパスフィルタの対象となる。それは、ピットと称される記憶された情報項目の高周波信号成分をフィルタし、平均反射率に比例する信号を得るためである。この信号はしばしばミラー信号すなわちUMIAと称される。前述されたディスク形式の場合には、既に説明したように、平均反射率が、書き込まれたトラック(通常、グルーブ、一連のピット)とその間の領域(通常、ランド)間で異なっている。比較器は、そのときミラー信号とスレショルド値とを比較し、従って信号MZCを発生させる。
走査ビームの運動方向に依存して、光記憶媒体上に位置するトラックに関し、信号TZCとMZCとの間には+90°又は−90°の位相ずれがあり、これはトラック幅の4分の1にあたる。図6及び図2から、信号MZC及びTZCの評価後、走査ビームによって現在スイープされているトラックタイプの明確な割り当てが可能となる。これは、Cond状態で図示されており、0から3の値を想定している。更に、図2の円線図は、走査ビーム又はスポットが光記憶媒体の表面に関して動く方向を示している。Cond3(TZC=0,MZC=1)から進んで、Cond1(TZC=0,MZC=0)又はCond2(MZC=1)のどちらかが後に続く。次の状態がCond1又はCond2のどちらであるかによって、光記憶媒体上に位置するトラックに関してアクチュエータの動く方向を明確にすることができる。
図3は、光データ担体のグルーブ/ランド構造(G/L)に関連した走査ビームの走査位置に関する信号TEを示している。図4は、減少する相対速度ΔN/Tに基づいて、トラックジャンプ後のアクチュエータの最適な減速動作を示しており、このときディスクの偏心に関するアクチュエータの相対速度を考慮していない。これで明らかなように、規定された単位時間ごとにスイープされるトラックの数Nが、0に到達するまでどんどん小さくなる。この瞬間トラックジャンプは終了し、トラック追従調整回路が活性化され、そのトラックに関するアクチュエータ速度は零となる。
新しい記憶媒体及び光ディスクシステムの場合、有効信号MZCはすべての場合において発生できるわけではない。この点で、2つの基本的なケースに分けられる。
ケース1 光記憶媒体は、グルーブ上にもランド上にも書き込まれている。
ケース2 光記憶媒体には何も書き込まれていない。
ケース1のように、両方のトラックタイプに書き込まれている場合、図5に示されているとおり、グルーブトラックタイプのトラックの中心及びランドトラックタイプのトラックの中心の両方において、HF振幅が最大値であるという結果になる。HF振幅は、これら2つの書き込み領域の間の中心で減少する。従って、図1で示されるようなHF信号の包絡線の信号波形とは対照的に、グルーブ及びランドに書き込まれているディスクの場合、トラックエラー信号の周波数及び位置、かつ合成信号TZCの位置は、従来の技術と同じままであるのに対し、包絡線の周波数は2倍の高さである。よって、グルーブ及びランドに書き込まれたディスクの場合、2つの信号MZC及びTZCから走査ビームの位相及び運動方向を明確に決定することはもはやできない。
ケース2によると、データマーキングがディスク上に存在しない場合、MZC信号は得られない。これが、CD−R、CD−RW、DVD+RW、DVD−RW、DVD−RAMといった、完全又は部分的にブランクの光記憶媒体の場合に当てはまり、DVRのような未来型でも同様である。その結果HF信号がないため、MZC信号は包絡線からは得られない。MZC信号を得るための第2の方法もまた、書き込まれていないグルーブトラック又はランドトラックの間のコントラストが規定されず、検出可能ではないため、適さない。
トラックジャンプは通常、一時的な所定のパルスによるアクチュエータの加速及び減速、駆動(モータ)を用いたスキャナの粗運動、及び、交差したトラックのカウントによって行われる。これは、プリピット形式のアドレス情報項目がなく、情報項目が溝(グルーブ)にのみ記憶されるような光記憶媒体に適用する。しかし、情報項目が溝(グルーブ)と仰角(ランド)の両方に記憶されるような光記憶媒体においては、トラック調整器のスイッチがオンになる前に、トラックエラー信号(トラックエラー)の正しい極性は、宛先トラックのタイプによって、更なる調整パラメータとしてわかっていなければならない。有効なMZC信号はこのタイプの光記憶媒体に対しては発生しないので、トラック調整器が活性化されるトラックのタイプを決定することができない。この結果、TZC信号しか基準として利用することができないため、トラック追従調整回路は常にうまく閉じていることができない。現在のシステムでは、アクチュエータは、調整器の誤った極性情報で閉じた場合、宛先トラックから加速される。
本発明の目的は、トラックタイプを信頼性高く識別し、それによって信頼性のあるトラックジャンプを保証することであり、異なるトラックタイプが存在する光記憶媒体、例えば情報項目が溝(グルーブ)にも仰角(ランド)にも記録されている光記憶媒体、及び何も書き込まれていない光記憶媒体の場合においてもそれを達成することである。
本発明によると、その目的は、請求項1に記載の方法及び請求項10に記載の装置を用いることで達成される。さらなる好ましい発展は、従属請求項で明らかになる。その結果、有利な点において、任意のトラック上のトラック追従調整回路を閉じるときのアクチュエータの反応から、そのトラックタイプ又は必要トラック極性が識別される。実際のトラックタイプが識別されるとすぐ、調整器パラメータ又はトラック追従調整回路のパラメータが対応して設定され、ジャンプ後に光スキャナの減速が有効に実行される。
本発明における具体例は、以下でより詳細に説明される。まず、図1の回路図を用いて、グルーブトラック及びランドトラックを有する光データ担体上のトラックジャンプの、本発明の機能的原理を述べる。
比較的長いジャンプ距離のトラックジャンプが開始されると、トラック調整回路1、2、7、8、9、10は開かれ、スキャナ1はモータによってジャンプ距離だけ位置が変わる。これは、トラックモータを用いた粗ジャンプとも言及される。これは、交差するトラックをカウントすることでなされる。(仮の)ジャンプ宛先に到着すると、粗ジャンプは終了し、宛先位置でトラック調整回路1、2、7、8、9、10が閉じられる。その宛先位置は、グルーブトラック又はランドトラック上にあり、MZC信号を利用することができないため、手順は図1に関して以下で記述される不特定のトラックサーチ原理に従う。
光スキャナ1は、走査信号、特に評価ユニット2でトラックエラー信号TEが発生するために必要な信号を提供する。TZC信号は、零電圧交差検出器3を用いてTE信号から発生する。そしてTZC信号は、TZC周波数測定器4とアクチュエータ減速制御器6との両方に送られる。TZC周波数測定器4は、規定された単位時間ごとに走査ビームによってスイープされるトラック数を測定する(周波数測定)タスク、又は、2つの零交差間の時間を記憶する(周期測定)タスクのどちらか一方を有する。
変化検出器5は、TZC周波数測定(又は周期測定)4によって決定される値から、規定された単位時間ごとに光スキャナによってスイープされるトラックの数が増加するか減少するか、又は、TZC信号の2つの零交差間の時間が長くなるか短くなるか、を確認するタスクを有する。この得られた情報は、アクチュエータブレーキ制御器6に送られる。この方法で、例えば調整回路の閉に対するアクチュエータの反応を検出することが可能である。
アクチュエータ減速制御器6は以下のタスクを有する。すなわち、規定された戦略に従ってトラック極性TPOLを切り替えスイッチ8に命令するタスク、及び/又は制御線CTLを介して選択された方法に従って、スイッチ9を用いたトラック追従調整器10の開閉を行うタスク、及び/又は調整器10の調整パラメータRPを設定するタスクである。信号TEの極性は、ブロック7によって反転する。トラック極性TPOLに従って、信号TE又は反転した信号TEは、切り替えスイッチ8を介してトラック調整器10に送られる。調整パラメータの設定は、調整器のふるまいに直接影響し、従ってアクチュエータとカップリングインのふるまいとに直接影響する。制御CTLは、アクチュエータ調整信号を用いて光スキャナ1のアクチュエータを調整するトラック調整器10の活性化と非活性化を行う。
例えば、TPOLによって予め選択されていたループ極性、及び/又は調整器の誤って選択された活性化の瞬間のために、閉じた調整器10が正のフィードバックループを有し、アクチュエータをトラックから離すよう強制するときに、TZC周波数の増加が生じる。従って、選択されたトラック極性TPOL及びCTLによって制御された調整器10の活性時間は、各ケースで同時に考慮するべきである。
同様の原理が、未知のトラックへの調整の通常のカップリングインのときにも当てはまる。
本発明によれば、トラックジャンプの場合にMZC情報がないという問題は、以下の方法を用いることによって解決する。
第1の方法によれば、調整器10又は全調整回路は、特定の瞬間に始まって、トラックエラー信号TEの正又は負の半サイクルの間、制御信号CTLにより絶えず閉じられ、エラー信号の特定のトラック極性TPOLが予め選択されている。制御信号CTLによる調整器10の活性化時間は、例えば信号TZCから得られる。
そのような方法に関する信号の概観図は、図7の例で示されている。
信号CTLは、信号TZC(図7には図示なし、図1参照)から直接得られ、TEの正の半サイクルの間、調整器を活性化させる。信号TZCに反応するTEの半サイクルが終了すると、調整器はCTLを用いて開かれ、TZC周波数が決定される。決定された値は変化検出器5に送られ、そこでさらなる処理のために記憶される。図では、信号TZCの周波数の変化は、時間Tにおける交差トラックの数ΔN、つまりΔN/Tで表される。TZC周波数が、最後に測定された値に対して減少するか、又は、2つのTZC零交差間の時間が、最後に測定された値に対して伸びたならば、TPOLの正しい極性が想定されていて、正しい調整パラメータRPが設定されていたことになる。これら正しく想定された仕様に従って、トラックジャンプがうまく終了し調整器が永久的に閉じるまで、アクチュエータ減速制御6は続く。
TZC周波数の増加、又はTE信号の2つの連続する零交差間の時間間隔の短縮が、変化検出器5によって測定された場合、トラック極性TPOLは反転されなければならないと結論づけられる。極性反転が行われると、選択された極性は正しい極性だということが確実に保証されるため、手順は前述と同様の戦略で続けられる。このような、活性時のトラック極性TPOLの選択を誤った場合の関連したTZC周波数の瞬間的な増加は、図8で表されている。
TZC周波数の2つの測定値の相違が小さすぎると、次の測定の瞬間まで変化は起こらない。予め決められた単位時間の間、走査ビームによってスイープされたトラックの数ΔNに重大な相違が確認されたときにのみ、予め選択されていたトラック極性が正しい極性であること又はトラック極性は真の条件に適応されなければならないということが明確になる。別の実施方法として、所定絶対周波数又は速度ΔN/Tが超過したときにもまた、極性反転が起こる。
図7及び図8で図解されている信号図は、第1の方法に関連した1つの具体例に対応している。第1の方法に従った更なる1つの具体例は、負の半サイクル(CTL=inv.TZC)の間、調整器10が活性化され、同様に極性TPOLが図7及び図8で図解されている信号図に関して反転して用いられることによって実現化される。この変形例はまた、以下の例とも類似している。
第2の方法によると、減速動作の増幅を達成するために、第1の方法と比較して、調整器10は、予め決められた瞬間から始まって、常に閉じたままである。この結果、トラック極性TPOLは、位相(正又は負の半サイクル)に依存して適合されなければならない。これを受けて、トラック極性TPOLは、例えば信号TZCから得られる。よって例えば極性の変化が意味することは、信号TPOLは、TZCの正又は反転した信号図のどちらかに対応するということである。調整器10が閉じた時点で、正しい極性が選択されるか又は初期値として設定されるなら、TZC周波数は自由に選択できる瞬間で決定され、急速に減少し、うまく宛先トラックにロックすることが急速に可能になる。これは図9でわかる。この場合上述のとおり、トラック極性は各半サイクルに適合される。
駆動感応型アクチュエータの場合、調整回路の負のフィードバックとともに非常に速い減速が行われるか(TPOLは正しく選択されている)、又は調整回路の正のフィードバックとともに非常に速い加速が行われるため(TPOLは誤って選択されている)、図10で図解されている第3の方法に従って進めることがしばしば有効である。最初の2つの方法との違いは、この第3の場合、TEの正の半サイクルの始めのみ、任意に選択できる時間間隔の間(しかし常に完全な半サイクルの時間より短い)、調整器10が閉じているという事実にある。上述のように、トラック極性TPOLは自由に選択され、変化検出器で所定範囲を超えた周波数の上昇が報告されたときにのみ、その極性は変わる。調整器10のより短いスイッチオンは、調整反応の早期の識別を可能にし、その結果、トラック極性TPOLの選択を誤った場合でも、アクチュエータの加速は早期に識別され、トラック極性TPOLは早期に訂正される。図10は、極性が正しく選択された場合を示している。更に、すでに図4で示されたとおり、調整器のスイッチオン時間を変えることによって、アクチュエータの減速を制御することが可能である。これを受けて、制御信号CTLが可変となるよう選択される、つまり図に示したものとは異なり、信号TEの4分の1サイクル又は半サイクルに渡って可変となるように選択される。
第4の方法は、基本的には第3の方法に対応し、図11に図解されている。しかしこの第4の方法において、調整回路はTEの負の半サイクルの間常に閉じている。調整回路は、負の半サイクルの始めは閉じていることが好ましい。この点で、図10を参照すると、同様に極性が正しく選択された場合が示されている。
第5の方法は、調整器10が有効なMZC信号なしにうまく閉じることができる方法であり、図12及び図13で示されている。図12は、正しい極性が予め選択された場合を示し、図13は、最初誤った極性で手順が始まるが、TZC周波数における増加が識別されたあと、矢印30で示されている瞬間から、正しい極性が始まって続く場合を示している。この具体例において、TPOLは絶えずTE信号に適合される。これは、常にTEの正の値が例えばTPOL信号の論理1に割り当てられ、TEの負の値が論理値0に割り当てられるということを意味する。その結果、信号TPOLは信号TZCのマッピングである。もしTPOL信号の開始割り当てが誤って選択され、調整の正のフィードバックがこの理由で確立されるなら、TPOLは、TZCの位相又はTEの半サイクルに対して反転されなければならない。第3及び第4の方法のように、調整アルゴリズムは、半サイクルの始め、そして好ましくは半サイクルの予め決められた時間間隔の間のみ、常に活性化される。この場合、負及び正の半サイクルの間で行われるため、宛先トラックへのカップリングイン処理が加速する。
カップリングイン又はトラックジャンプの動作の間、トラック調整器は、トラックの中央に近接したところすなわちトラックエラー信号TEがほぼ零のときのみ閉じていることが好ましい。前述したすべての変形例において、調整器は常にTZC信号の零交差の直後に閉じるので、この基準が考慮される。従って、アクチュエータの本来の速度と、トラックジャンプの結果足された速度、又はデータ担体の偏心に対するスキャナの相対速度とを考慮しなければ、TE信号はほぼ零であり、カップリングインの調整計算量は最も低い。上記の全ての場合において、調整パラメータRPの変化、すなわち変化検出により確認されたふるまいへの調整のふるまいの適応もまた、カップリングイン処理を短く又は長くできる。
その結果、本発明の信頼性の高い方法により、MZC信号が信頼性のない方法で発生するか又は全く発生しないような光記憶媒体におけるトラックジャンプが可能になる。更に、データ担体が非常に高い記憶密度を有しその結果トラックがより狭い場合、及び、ディスクが非常に高い偏心度を持つ場合の両方において、トラックをロックすることは、非常に信頼性あるものである。これは、未来の光記憶媒体における、より速い回転速度とその結果としてのより高いデータレートが、極めて重要だということである。
本発明のトラックジャンプのための装置の回路図である。 従来の技術による、トラックタイプとスキャナの運動方向とを決定するための図である。 グルーブ/ランド変化に関するトラックエラー信号を表している。 時間関数としてのトラック速度の減少に関する図である。 グルーブトラック及びランドトラックに書き込まれた記憶媒体の場合の、信号フロー図である。 従来の技術による、トラックタイプを決定するための信号の、信号フロー図である。 トラック極性が始めに正しく設定された場合で、トラック追従調整回路の活性化が中断した場合の信号フロー図である。 トラック極性が始めに誤って設定された場合の図7の信号フロー図である。 調整回路が閉じたままでかつトラック極性が調整パラメータとして変わった場合の調整回路の信号フロー図である。 トラックエラー信号の4分の1サイクルの間のみトラック追従調整回路が閉じる場合の、調整回路の信号フロー図である。 トラックエラー信号の負の半サイクルの間のみトラック追従調整回路が閉じる場合の、図10の信号フロー図である。 図10及び図11の方法の組み合わせによる信号フロー図である。 トラック極性が始めに誤って設定された場合の図12の信号フロー図である。
符号の説明
1、2 スキャナ
3、4 検出装置
5 変化検出器
6 信号処理装置
7 ブロック
8、9 スイッチ
10 調整器

Claims (10)

  1. データ担体上のトラック識別のための方法において、
    −第1のトラックタイプを規定するステップと、
    −前記第1のトラックタイプとトラック走査信号とに基づき、アクチュエータ調整信号を用いて、アクチュエータを調整するトラック追従調整ループを閉じるステップと、
    −トラック識別のために、前記アクチュエータの反応を検出するステップと
    を有しており、
    前記第1のトラックタイプは、ランドトラック又はグルーブトラックであり、第2のトラックタイプは、前記第1のトラックタイプとは逆のトラックであり、
    前記アクチュエータの反応は、加速又は減速であり、
    前記トラック追従調整ループは、前記トラック走査信号が、前記第1のトラックタイプではなく第2のトラックタイプに対応したならば、前記アクチュエータを加速させ、前記トラック走査信号が前記第1のトラックタイプに対応したならば、前記アクチュエータを減速させる方法。
  2. 記トラック走査信号は、アクチュエータの加速又は減速についての情報の項目を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 請求項1又は2に記載のトラック識別のための方法と、前記アクチュエータの反応又は前記アクチュエータ調整信号に従って、前記第1のトラックタイプの極性を調整する更なるステップとを有し、
    アクチュエータの加速が生じた場合には、第1のトラックタイプの極性を反転し、アクチュエータの減速が生じた場合には、第1のトラックタイプの極性をそのままとする、
    トラック追従調整のための方法。
  4. データ担体上のスキャナのトラックジャンプの方法において、
    −トラック追従調整ループを開くステップと、
    −宛先トラックの方向に前記スキャナを動かすステップと、
    −前記スキャナの移動が終わる前に、請求項1又は2に記載のトラック識別方法を実行し、又は、請求項に記載のトラック追従調整方法を瞬間的に活性化させるステップと、
    トラックジャンプが終了するまで前記スキャナを減速させ、その後、前記トラック追従調整ループを閉じるステップと、
    を有する方法。
  5. 前記スキャナが、前記トラック走査信号特にトラックエラー信号に依存する方法で減速され、該減速は、前記トラック追従調整ループの多重活性化及び多重非活性化によるもの、あるいは、前記第1のトラックタイプに従って選択された前記トラック極性を反転することによるものである
    請求項に記載の方法。
  6. 前記トラック追従調整ループは、前記トラックエラー信号の半サイクルの間、活性化され、あるいは、前記トラックエラー信号の半サイクルの始まりの所定の期間だけ活性化され、その後非活性化され
    請求項に記載の方法。
  7. データ担体上のトラック識別のための装置において、
    −データ担体のトラックを走査するために用いられる走査装置を動かすアクチュエータ装置と、
    −予め決めたトラックタイプ及び前記走査装置からのトラック走査信号に基づいて、アクチュエータ調整信号を用いて前記アクチュエータを調整するための調整装置と
    −前記アクチュエータの反応又は前記アクチュエータ調整信号を検出し、1又は複数の検出信号を出力する検出装置と
    −1又は複数の前記検出信号に基づいたトラック識別のための信号処理装置と、
    を有し、
    前記検出装置は、
    前記走査装置からのトラック走査信号より生成されたトラックエラー信号と零を比較す ることによりTZC信号を生成する零電圧交差検出器と、
    予め規定された単位時間ごとにスイープされるトラック数を測定する、あるいは、TZC信号の2つの零交差間の時間を記憶するTZC周波数測定装置と、
    前記予め規定された単位時間ごとにスイープされるトラック数が増加するか減少するか、あるいは、前記2つの零交差間の時間が長くなるか短くなるかを確認する変化検出装置と、
    を有し、
    前記予め決めたトラックタイプは、ランドトラック又はグルーブトラックであり、
    前記アクチュエータの反応は、加速又は減速であり、
    前記信号処理装置は、前記検出信号が、前記アクチュエータの減速を示している場合、現在のトラックタイプは、前記予め決めたトラックタイプであると判定し、前記検出信号が、前記アクチュエータの加速を示している場合、現在のトラックタイプは、前記予め決めたトラックタイプとは逆のトラックタイプであると判定する装置。
  8. 前記検出装置は、変化検出装置を有し、該変化検出装置は、前記予め規定された単位時間ごとにスイープされるトラック数又は前記2つの零交差間の時間に基づいて前記光スキャナがトラックをスイープする速度又は速度の変化の確認ために用いられる
    請求項に記載の装置。
  9. 第1のスイッチ装置と第2のスイッチ装置のいずれか、あるいは、その両方と
    請求項又はに記載のトラック識別のための装置と
    を備えているトラック追従調整及び/又はトラックジャンプのための装置であって、
    前記第1のスイッチ装置は、前記信号処理装置からの信号に基づいてトラック極性を設定するために設けられ、
    前記第2のスイッチ装置は、前記信号処理装置からの信号に基づく前記調整装置の活性化と非活性化のために設けられている、
    装置。
  10. 請求項7又は8に記載のトラック識別のための装置、あるいは、請求項に記載のトラック追従調整及び/又はトラックジャンプのための装置を有する
    光記録媒体からの読み出し及び/又は該記録媒体への書き込みのための装置。
JP2002551842A 2000-12-21 2001-12-10 トラックタイプ識別のための方法と装置、及びトラックジャンプの方法 Expired - Fee Related JP4244635B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10064053A DE10064053A1 (de) 2000-12-21 2000-12-21 Unspezifizierte Spursuche bei optischen Speichermedien
PCT/EP2001/014460 WO2002050824A1 (en) 2000-12-21 2001-12-10 Method and apparatus for track type identification, and method of track jump

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004527866A JP2004527866A (ja) 2004-09-09
JP4244635B2 true JP4244635B2 (ja) 2009-03-25

Family

ID=7668302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002551842A Expired - Fee Related JP4244635B2 (ja) 2000-12-21 2001-12-10 トラックタイプ識別のための方法と装置、及びトラックジャンプの方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US7336566B2 (ja)
EP (1) EP1344215B1 (ja)
JP (1) JP4244635B2 (ja)
KR (1) KR100834875B1 (ja)
CN (1) CN1293541C (ja)
AU (1) AU2002219168A1 (ja)
DE (2) DE10064053A1 (ja)
TW (1) TW561472B (ja)
WO (1) WO2002050824A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007328854A (ja) * 2006-06-07 2007-12-20 Nec Electronics Corp トラッキング制御装置、トラッキング制御方法およびプログラム
JP5626068B2 (ja) * 2011-03-29 2014-11-19 株式会社Jvcケンウッド レンズバリア装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4879707A (en) * 1985-07-30 1989-11-07 Laser Magnetic Storage International Company Optical disk tracking and seeking systems specific track formats using discontinuities
JPH0354740A (ja) * 1989-07-24 1991-03-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学情報記録部材および光学情報記録再生装置
JP2598166B2 (ja) * 1990-12-19 1997-04-09 シャープ株式会社 光ディスク媒体駆動装置
JP3266627B2 (ja) * 1991-10-11 2002-03-18 株式会社日立製作所 情報再生装置
TW249856B (en) * 1993-11-12 1995-06-21 Sony Corp Control apparatus for recording medium
JPH0916987A (ja) * 1995-06-28 1997-01-17 Nikon Corp 情報再生装置及び情報再生方法
EP0751504A3 (en) * 1995-06-28 1998-02-11 Nikon Corporation Data reply device and method for replaying data using the data replay device
JP2924827B2 (ja) 1996-11-07 1999-07-26 日本電気株式会社 ランドグルーブ判別方法
JPH11296911A (ja) * 1998-04-07 1999-10-29 Sony Corp 光ディスク、トラッキング制御装置、トラッキング制御方法、フォーカス制御装置及びフォーカス制御方法
DE19934473A1 (de) * 1999-07-27 2001-02-01 Thomson Brandt Gmbh Gerät zum Beschreiben optischer Aufzeichnungsträger

Also Published As

Publication number Publication date
DE60127173D1 (de) 2007-04-19
JP2004527866A (ja) 2004-09-09
EP1344215B1 (en) 2007-03-07
KR20030067708A (ko) 2003-08-14
WO2002050824A1 (en) 2002-06-27
CN1293541C (zh) 2007-01-03
AU2002219168A1 (en) 2002-07-01
DE10064053A1 (de) 2002-07-04
CN1481551A (zh) 2004-03-10
KR100834875B1 (ko) 2008-06-03
EP1344215A1 (en) 2003-09-17
US20040052182A1 (en) 2004-03-18
DE60127173T2 (de) 2007-07-12
TW561472B (en) 2003-11-11
US7336566B2 (en) 2008-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7158452B2 (en) Focus control for optical disk unit
JP3968984B2 (ja) 光ディスク再生装置およびディスク種別判別方法
JP4244635B2 (ja) トラックタイプ識別のための方法と装置、及びトラックジャンプの方法
US6266303B1 (en) Apparatus for reading or writing optical recording carriers
KR20060039441A (ko) 기록매체, 부호있는 편차를 정정하는 장치 및 방법
JP4254237B2 (ja) アドレス情報を有する光学的データ担体における位置制御方法
JPH02149932A (ja) 光ディスク読取装置
US7623419B2 (en) Method and apparatus for measuring off-track detection sensitivity
JP4228698B2 (ja) トラックカウントによる位置制御方法及び装置
JP4418248B2 (ja) 信号処理装置,半導体装置および信号処理方法
KR100379422B1 (ko) 광 기록매체의 서보 제어 방법
JP4304504B2 (ja) 最適化されたトラッキング方法
JP2003030863A (ja) 光ディスク再生装置およびそのディスク判別方法
KR19990021764A (ko) 광디스크 판별방법 및 그 장치
KR20000074147A (ko) 광 기록매체의 기록재생 방법
JPH05282681A (ja) 光ディスク装置のトラッキング制御装置
JPH08287496A (ja) 光ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080519

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080526

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080603

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081229

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees