JP4241609B2 - 上昇垂直降下機構 - Google Patents
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Description
第1発明の上昇垂直降下機構は、垂直軌道と、前記垂直軌道を上下方向に沿って移動可能な挿通孔、および側部に突起が設けられた可動体と、スパイラル軌道が周囲に設けられ、前記可動体の一端に設けられた凹部が前記スパイラル軌道に接する際に前記可動体を支持する固定支持体と、前記固定支持体とほぼ同心に配置され、前記可動体を上昇および自重降下させる垂直スリットを有するとともに、周囲に配置された前記垂直軌道とともに回転する筒状回転体と、前記筒状回転体の上部において、前記可動体の一端凹部による支持を解除するため、前記垂直スリットから前記突起が通過できる幅広スリットを有する解除機構と、前記筒状回転体の下部において、前記垂直スリットから前記突起が通過できる幅広スリットを設けるとともに、前記スパイラル軌道に前記可動体の一端凹部が接近することにより装着される装着機構と、前記可動体を上昇および自重降下を繰り返させるために前記垂直軌道とともに回転する前記筒状回転体を回転制御する駆動機構とから少なくとも構成されていることを特徴とする。
第2発明の上昇垂直降下機構において、第1発明における前記装着機構は、前記固定支持体の下部近傍であって、前記スパイラル軌道の間に金属または磁石が設けられ、かつ、前記可動体の一方の端部に磁石または金属が設けられていることを特徴とする。
第3発明の上昇垂直降下機構において、第1発明の装着機構は、前記筒状回転体は、下部に設けられた前記幅広スリット近傍に、前記可動体を前記装着機構に装着させるナイフ状エッジ部からなるガイドが設けられていることを特徴とする。
第4発明の上昇垂直降下機構は、垂直軌道と、前記垂直軌道を上下方向に沿って移動可能な挿通孔、および側部に突起が設けられた可動体と、スパイラル軌道が周囲に設けられ、前記可動体の一端に設けられた凹部が前記スパイラル軌道に接する際に前記可動体を支持する回転支持体と、前記回転支持体とほぼ同心に配置され、前記可動体を上昇および自重降下させる垂直スリットを有するとともに、周囲に配置された前記垂直軌道とともに固定されている筒状固定体と、前記筒状固定体の上部において、前記可動体の一端凹部による支持を解除するため、前記垂直スリットから前記突起が通過できる幅広スリットを有する解除機構と、前記筒状固定体の下部において、前記垂直スリットから前記突起が通過できる幅広スリットを設けるとともに、前記スパイラル軌道に前記可動体の一端凹部が接近することにより装着される装着機構と、前記可動体を上昇および自重降下を繰り返させるために前記回転支持体を回転制御する駆動機構とから少なくとも構成されていることを特徴とする。
第1発明の上昇垂直降下機構は、可動体(たとえば、図1の符号15)と、固定支持体(たとえば、図1の符号13)と、解除機構(たとえば、図1および図3の符号143)と、装着機構(たとえば、図1の符号144、図2の符号132、142、図3の符号154)と、回転体(たとえば、図1の符号14)と、駆動機構(たとえば、図2の符号17、171、172、173等)とから少なくとも構成されている。前記可動体は、垂直軌道に沿って上下方向に移動可能になっている。ここで、垂直軌道とは、別段、数学的な垂直のみを指すわけではなく、鉛直方向に対してある程度の角度の傾きがあるものを含んでいる。前記固定支持体は、たとえば、支持架台に固定されているとともに、回転軌道が周囲に設けられ、前記回転軌道によって、前記可動体の一端を支持している。前記可動体は、前記回転軌道に一端を、また、側部の突起を回転体の軌道に係合させることにより、回転しながら回転軌道に沿って上昇できる。ここで、回転軌道とは、螺旋状あるいはスパイラル状の軌道を含み、軌道の間隔が等間隔のものも非等間隔のものも含んだものである。前記解除機構は、前記可動体の一端が前記回転軌道に支持されているのを解除する。解除機構は左記の作用をもたらす機構を指すものであって、その機構を構成するものは、単独の部品からなるものであっても、複数の部品からなるものであってもよく、複数の部品からなる場合は、それぞれが固定支持体、回転体および可動体のいずれに設けられても、あるいはどれか一つに設けられてもよい。
第2発明の上昇垂直降下機構は、第1発明の固定支持体が連続スパイラル軌道(たとえば、図3の符号131)における軌道間で、かつ、下部近傍に金属または磁石(たとえば、図3の符号132)が設けられている。前記金属または磁石は、たとえば、前記軌道間に埋設または接着されている。さらに、前記金属または磁石は、点状または帯び状に設けても良い。また、前記固定支持体および回転支持体は、全体を金属製にすることもできる。さらに、可動体の一方の端部に磁石または金属(たとえば、図3の符号154)が設けられている。スパイラル軌道に金属を付けた場合、可動体には磁石を付け、反対に、前記連続スパイラル軌道に磁石を付けた場合、前記可動体に金属を付ける。また、スパイラル軌道にN
極性が表面に露出するように磁石を設けた場合、可動体にS 極性が表面に露出するように磁石を設けてもよい。
第3発明の上昇垂直降下機構は、第1発明において、回転体の下部で、スリットの幅広部下部近傍にナイフ状エッジ部(たとえば、図1の符号144)からなるガイドが設けられている。前記ナイフ状エッジ部からなるガイドは、可動体に設けられた傾斜突起(たとえば、図3の符号152)をガイドするもので、一旦、軌道を離れた前記可動体を固定支持体または回転支持体に積極的に接近させることができる。前記ナイフ状エッジ部は、その傾斜および位置が前記第3発明における金属または磁石が取り付けられているスパイラル軌道に装着し易いようになっている。前記ナイフ状エッジ部は、前記傾斜突起をガイドするものであれば、特に形状が限定されない。ナイフのようにエッジが鋭くなっているものに限られるわけではなく、左記作用を満たせば、エッジが丸まっている形状も含まれる。
第4発明の上昇垂直降下機構は、スパイラル軌道を備えた回転支持体と、可動体と、解除機構と、装着機構と、前記垂直軌道とともに固定されている筒状固定体と、駆動機構とから少なくとも構成されている。第4発明の上昇垂直降下機構は、スパイラル軌道(たとえば、図2の131)が周囲に設けられている回転可能な回転支持体(たとえば、図1の符号13)、筒状固定体(たとえば、図1および図3の符号14)を備えている。前記可動体は、垂直軌道に沿って上下方向に移動が可能である。また、前記回転支持体は、周囲に回転軌道が設けられ、前記可動体の一端が支持されている。前記解除機構および装着機構は、回転しない筒状固定体に設けられている点で、第1発明と異なっている。前記筒状固定体は、固定された位置により、前記回転軌道と、前記解除機構および装着機構によって、前記可動体を上昇および自重降下を繰り返させる。前記駆動機構(図示せず)は、前記回転支持体の回転を制御している。
12・・・支持架台
121・・・下部支持体
122・・・下部取付凹部
123・・・上部支持体
124・・・開口部
125・・・蓋体
126・・・支柱
127・・・凸部
13・・・固定支持体
131・・・スパイラル軌道
132・・・金属体
133・・・凹部
14・・・透明筒状の回転体
141・・・垂直スリット
142・・・下部幅広スリット
143・・・上部幅広スリット
144・・・ナイフ状エッジ部
1441・・・テーパー部
15・・・可動体
151・・・挿通孔
152・・・傾斜突起
153・・・凹部(スパイラル軌道載置部)
154・・・永久磁石
155・・・突起
156・・・取付孔
16・・・垂直軌道
17・・・駆動機構
171・・・ステップモータ
172・・・第1ギア
173・・・第2ギア
18・・・装飾体
Claims (4)
- 垂直軌道と、
前記垂直軌道を上下方向に沿って移動可能な挿通孔、および側部に突起が設けられた可動体と、
スパイラル軌道が周囲に設けられ、前記可動体の一端に設けられた凹部が前記スパイラル軌道に接する際に前記可動体を支持する固定支持体と、
前記固定支持体とほぼ同心に配置され、前記可動体を上昇および自重降下させる垂直スリットを有するとともに、周囲に配置された前記垂直軌道とともに回転する筒状回転体と、
前記筒状回転体の上部において、前記可動体の一端凹部による支持を解除するため、前記垂直スリットから前記突起が通過できる幅広スリットを有する解除機構と、
前記筒状回転体の下部において、前記垂直スリットから前記突起が通過できる幅広スリットを設けるとともに、前記スパイラル軌道に前記可動体の一端凹部が接近することにより装着される装着機構と、
前記可動体を上昇および自重降下を繰り返させるために前記垂直軌道とともに回転する前記筒状回転体を回転制御する駆動機構と、
から少なくとも構成されていることを特徴とする上昇垂直降下機構。 - 前記装着機構は、前記固定支持体の下部近傍であって、前記スパイラル軌道の間に金属または磁石が設けられ、かつ、前記可動体の一方の端部に磁石または金属が設けられていることを特徴とする請求項1に記載された上昇垂直降下機構。
- 前記筒状回転体は、下部に設けられた前記幅広スリット近傍に、前記可動体を前記装着機構に装着させるナイフ状エッジ部からなるガイドが設けられていることを特徴とする請求項1に記載された上昇垂直降下機構。
- 垂直軌道と、
前記垂直軌道を上下方向に沿って移動可能な挿通孔、および側部に突起が設けられた可動体と、
スパイラル軌道が周囲に設けられ、前記可動体の一端に設けられた凹部が前記スパイラル軌道に接する際に前記可動体を支持する回転支持体と、
前記回転支持体とほぼ同心に配置され、前記可動体を上昇および自重降下させる垂直スリットを有するとともに、周囲に配置された前記垂直軌道とともに固定されている筒状固定体と、
前記筒状固定体の上部において、前記可動体の一端凹部による支持を解除するため、前記垂直スリットから前記突起が通過できる幅広スリットを有する解除機構と、
前記筒状固定体の下部において、前記垂直スリットから前記突起が通過できる幅広スリットを設けるとともに、前記スパイラル軌道に前記可動体の一端凹部が接近することにより装着される装着機構と、
前記可動体を上昇および自重降下を繰り返させるために前記回転支持体を回転制御する駆動機構と、
から少なくとも構成されていることを特徴とする上昇垂直降下機構。
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