JP4241431B2 - フェライト系ステンレス鋼 - Google Patents

フェライト系ステンレス鋼 Download PDF

Info

Publication number
JP4241431B2
JP4241431B2 JP2004051956A JP2004051956A JP4241431B2 JP 4241431 B2 JP4241431 B2 JP 4241431B2 JP 2004051956 A JP2004051956 A JP 2004051956A JP 2004051956 A JP2004051956 A JP 2004051956A JP 4241431 B2 JP4241431 B2 JP 4241431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
ferritic stainless
stainless steel
toughness
steel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2004051956A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005240112A (ja
Inventor
修二 岡田
康 加藤
正之 笠井
古君  修
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2004051956A priority Critical patent/JP4241431B2/ja
Publication of JP2005240112A publication Critical patent/JP2005240112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4241431B2 publication Critical patent/JP4241431B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

本発明は、自動車排気系部品用材料として好適なフェライト系ステンレス鋼に係り、特に溶接部に発熱が著しい逐次加工を施して製造されるマフラーや触媒コンバーターのハウジング等の排気系部材用材料として好適なフェライト系ステンレス鋼に関する。
従来から、自動車用排気系部材には、加工性と耐食性に優れたSUH409Lや、SUS429、SUS436L、SUS444などのフェライト系ステンレス鋼が多用されている。例えば、自動車のエキゾーストマニホールドは、排気ガス温度が低い場合(800℃)はSUH409L、温度が高い場合(900℃)はSUS429系やSUS444が使用される。触媒コンバーター(排気ガス浄化装置)のハウジングは、排気ガス温度が低い場合はSUH409L、温度が高い場合はSUS429系が使用される。センターパイプとマフラーは、凝縮水や融雪塩に対する耐食性を有するSUH409L、SUS436Lが使用される。
これらの部材は、従来は鋼板をプレス成形後に溶接する方法が用いられてきたが、近年、最初に鋼板を溶接管とし、次に曲げ加工、拡管加工、絞り加工など行う方法、さらにはこれらの加工を組み合わせる方法の適用が増加している。後者の場合、加工が逐次加工となり、加工中に材料の温度が200℃以上、場合によっては400℃に達する。従来の材料は、このような逐次加工を想定して開発されていないため、加工割れが生じるという問題があった。特に、溶接部の加工割れが多かった。
溶接部の加工性を改善する技術として、例えば、特許文献1では、Ti、N、Oの含有量をコントロールし、溶接部に所定量のTiNを生成させることにより、溶接部の組織微細化を図り、溶接部の加工性を向上させる方法が開示されている。
溶接部の割れの一要因として、靭性の低下が考えられる。特許文献2では、粒界腐食発生防止のために添加するTiおよび/またはNbが低温靭性を低下させるので、Cr、Si、Mo、Ti、Nb、Mn、Ni、Cu、C、Nを規制することによって、低温靭性の低下を防止する方法が開示されている。また、特許文献3では、鋼にMg系酸化物を存在せしめることで、溶接熱影響部の結晶粒径の粗大化を抑制し、靭性低下を防止する方法が開示されている。
特開2002−275590号公報、特許請求の範囲など 特開2002−327251号公報、特許請求の範囲など 特開2003−3242号公報、特許請求の範囲など
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、室温で180°曲げ加工で割れが発生しないレベルであり、加工中に温度が200℃以上に達する相当塑性ひずみ1を超えるような逐次加工を行うと溶接部に割れが発生するという問題があった。特許文献2と特許文献3に記載された技術は低温靭性を向上させる技術であり、溶接部の加工性は、逐次加工に耐えうるレベルでないという問題があった。
本発明は、上記した従来技術の問題を有利に解決し、たとえ加工中に材料の温度が200℃以上に達する相当塑性ひずみ1を超えるような逐次加工を施しても、溶接部の割れ発生の確立が極めて低い、優れた溶接部の加工性を有する、フェライト系ステンレス鋼を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記した課題を達成するために、加工中に200℃以上に達する逐次加工で、材料にどのような金属学的現象が起きているかについて、綿密な調査、検討を行った。
最初に、SUH409L、SUS429、SUS436Lの鋼板を200〜400℃に加熱して圧延法により、逐次加工を行ない、硬さの測定を行った。その結果、いずれの鋼種も加工を行うと硬さが上昇することがわかった。
次に、上記の鋼板について、200〜400℃で引っ張り試験を行ったところ、応力―ひずみ曲線にセレーションが認められた。このことから、動的ひずみ時効が生じていることが考えられた。
以上の結果から、フェライト系ステンレス鋼は、加工中に200〜400℃に達する逐次加工で動的ひずみ時効が生じ、硬さが上昇すると考えられた。溶接部についても同様な現象が生じるために、延性が低下し、割れが発生すると考えた。すなわち、本発明者らは、フェライト系ステンレス鋼における溶接部の加工割れ原因が動的歪時効によるものであるとの知見を見出した。
本発明者らは、上記した知見に基づき、溶接部の耐動的ひずみ時効特性に及ぼす鋼板成分の影響について、綿密な調査、検討を行った。その結果C、Si、Mn、P、S、Ni、Al、NおよびB含有量を規制すると共に、TiおよびNbを一定量含有する鋼板組成とすることにより、耐動的ひずみ時効特性が顕著に向上するという本発明特有の作用効果を得ることができた。
更にまた、MoとBが共存すると耐動的ひずみ時効特性が格段に劣化するとの知見を見出し、この知見に基づいてMoとBの含有量を規制することにより、耐ひずみ時効特性が顕著に向上するという作用効果を得ることができた。
本発明は、上述した知見に基づき、さらに検討を重ねて完成されたものである。すなわち、本発明の要旨はつぎのとおりである。
(1)質量%で、C:0.020%以下、Si:1.0%以下、Mn:0.08%以上、1.0%以下、P:0.040%以下、S:0.010%以下、Cr:10.0〜20.0%、Ni:0.60%以下、Al:0.10%以下、N:0.020%以下、Nb:0.10〜1.00%、Ti:0.01〜0.12%、B:0.0030%以下及び残部Fe及び不可避的不純物からなり、かつ、Al、N、Nb、Ti、Bの含有量が下記式を満足し、
質量%でさらに、Mo:0.01%以上、3.0%以下を含有し、Mo、Bの含有量が下記(2)式を満足することを特徴とする溶接部の耐動的ひずみ時効特性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
(1/10.81)×B%+(1/14.01)×N%−(1/92.91)×Nb%/30≦(1/47.87)×Ti%+(1/26.98)×Al%/15…(1)
(B%)×(Mo%)≦0.00001 …(2)
(2)(1)において、前記組成に加えてさらに、質量%で、V:0.01〜0.50%、W:0.001〜0.050%、Co:0.01〜0.25%のうちから選ばれた1種または2種を含有することを特徴とするフェライト系ステンレス鋼。
(3)(1)または(2)のいずれかにおいて、前記組成に加えてさらに、質量%で、Cu:0.1%以上、3.0%以下を含有することを特徴とするフェライト系ステンレス鋼。
本発明のフェライト系ステンレス鋼は、加工中に材料の温度が200℃以上に達する相当塑性ひずみ1を超えるような逐次加工を施しても動的ひずみ時効による溶接部の延性/靭性低下が小さいので、たとえ溶接後に曲げ加工、拡管加工、絞り加工などを組み合わせる方法(逐次加工)を適用しても、溶接部の加工割れ発生の確立を格段に低減することができ、産業上格段の効果を奏する。
以下、本発明を具体的に説明する。
まず、本発明において鋼の成分組成を上記範囲に限定した理由について説明する。なお、成分に関する「%」表示は特に断らない限り質量%を意味するものとする。
C:0.020%以下
Cは、固溶して動的ひずみ時効の原因となるだけでなく、自動車の排気系部材に適用する場合に重要な特性である耐酸化性を低下させるので、含有量は低い程望ましい。そこで、C量は0.020%以下に限定した。
Si:1.0%以下
Siは、強度を増加し靭性を低下させる元素であり、できるだけ低減することが好ましいが、耐酸化性を高める有効な元素であり、本発明では、Siは1.0%以下に限定することが好ましい。なお、より好ましくは、0.10%以上、0.40%以下である。
Mn:0.08%以上、1.0%以下
Mnは、強度の向上に有効な元素であり、0.15%以上含有するが、1.0%を越えて多量に含有すると靭性を低下させる。このため、Mnは1.0%以下に限定することが好ましい。
P:0.040%以下
Pも、Mnと同様に、強度を高めるのに有効な元素であるが、0.040%を超えて多量に含有すると靭性が低下する。このため、Pは0.040%以下に限定することが好ましい。
S:0.010%以下
Sは、Tiなどと結合し硫化物を形成し、加工時の破断の起点となるため、本発明ではできるだけ低減することが好ましいが0.010%までは許容できる。このため、Sは0.010%以下に限定することが好ましい。なお、より好ましくは0.004%以下である。
Cr:10.0〜20.0%
Crは、耐熱性、耐酸化性を向上させる元素であり、フェライト系ステンレス鋼板では不可欠の元素である。このような効果は10.0%以上の含有で顕著となる。一方、20.0%を超えて含有すると、靭性が低下する。このため、Crは10.0〜20.0%の範囲に限定することが好ましい。
Ni:0.60%以下
Niは、靭性の向上に有利に寄与する元素であるが、0.60%を超えて含有すると耐酸化性の劣化を招く。このため、Niは0.60%以下に限定することが好ましい。
Al:0.10%以下
Alは、脱酸剤として作用するとともに、Nと結合して固溶Nの低減に寄与し、耐動的ひずみ時効特性を向上させる元素であるが、0.10%を超えて多量に含有すると溶接溶け込み性が低下する。このため、本発明ではAlは0.10%以下に限定した。なお、より好ましくは0.06%以下である。
N:0.020%以下
Nは、Cと同じく、固溶して動的ひずみ時効の原因となるため、低い程望ましい。そこで、本発明では、N量は0.020%以下と限定した。
Nb:0.10〜1.00%
Nbは、高温強度向上のために添加される。さらに、Nbは、炭窒化物を形成して固溶CおよびNを低減し、動的ひずみ時効を抑制するとともに、Crの炭窒化物の形成を抑制するので、延性、靭性、耐食性を高める上で有用な元素である。したがって、このような効果を発揮させるためにNbを0.10%以上含有する。しかしながら、1.00%を超えると逆に靭性を低下させる。よって、Nbは0.10〜1.00%の範囲に限定する。
Ti:0.01〜0.12%
Tiは、優先的に炭窒化物を形成して固溶CおよびNを低減し、動的ひずみ時効を抑制するとともに、Crの炭窒化物の形成を抑制するので、延性、靭性、溶接性、耐食性を高める上で有用な元素である。したがって、このような効果を発揮させるためにTiを0.01%以上含有する。しかしながら、0.12%を超えると逆に靭性を低下させるので、Tiは0.01〜0.12%の範囲に限定するのが好ましい。
B:0.0030%以下
Bは、焼き入れ性の向上を通じて特に溶接熱影響部の靭性改善に効果がある。しかしながら、0.0030%を超える添加では、硬化が大きくなり、母材、溶接熱影響部とも、靭性および加工性が損なわれる。このため、Bは、0.0030%以下に限定する。なお、より好ましくは0.0010%以下である。
以上、基本成分の適正組成範囲について説明したが、本発明では各成分が上記の組成範囲を単に満足しているだけでは不十分で、次式(1)の関係も併せて満足する必要がある。
(1/10.81)×B%+(1/14.01)×N%−(1/92.91)×Nb%/30≦(1/47.87)×Ti%+(1/26.98)×Al%/15 …(1)
この式は原子%で標記すると、
B原子%+N原子%−Nb原子%/30≦Ti原子%+Al原子%/15
であり、固溶Nを固定する能力は、Tiに対して(原子%)で、Nbは1/30倍、Alは1/15倍であることを示している。
上掲式(1)は、TiとAlによって、溶接部の固溶CおよびNを優先的に固溶するために必要な条件で、上掲式の関係を満足させることによって、動的ひずみ時効を効果的に抑制することができる。
以上、基本成分について説明したが、本発明ではその他にも、以下に述べる元素を適宜含有させることができる。
V:0.01%〜0.50%および/またはW:0.001〜0.050%、Co:0.01〜0.25%
VおよびW、Coはいずれも、溶接熱影響部の溶接割れ感受性を改善するのに有用な元素であるが、それぞれ含有量が下限に満たないとその添加効果に乏しく、一方上限を超えると母材および熱影響部の靭性の低下を招くので、それぞれ上記範囲内で含有させるのが好ましい。
Cu:0.1%以上、3.0%以下
Cuは、耐食性を向上させる元素であり、高い耐食性を必要とする場合に選択して0.1%以上含有する。しかしながら、3.0%を超えて添加すると、熱間圧延等における熱間割れの恐れが生じる。このため、Cuは3.0%以下に限定することが好ましい。なお、より好ましくは、0.1〜1.0%である。
Mo:0.10%以上、3.0%以下
Moも、Cu同様、耐食性の改善に有効な元素であり、0.10%以上含有する。Moを3.0%を越えて添加すると、溶接熱影響部の靭性が劣化する。このためMoは3.0%以下に限定することが好ましい。しかしながら、MoとBが共存すると耐動的ひずみ時効特性が格段に劣化するため、次式(2)の関係を併せて満足する必要がある。
(B%)×(Mo%)≦0.00001…(2)
上掲式(2)は、MoとBが共存する場合に、耐動的ひずみ時効特性の劣化を小さくするために必要な条件で、上掲式の関係を満足させることによって、Moの添加による耐食性改善を効果的に行うことができる。
上記した成分以外の残部は、Feおよび不可避的不純物である。不可避的不純物としては、O:0.015%以下、Mg:0.0020%以下、Ca:0.0020%以下が許容できる。
次に本発明鋼の好適製造方法について説明する。
上記した好適成分組成の溶鋼を、転炉、電気炉、真空溶解炉等の公知の方法で溶製し、連続鋳造法あるいは造魂―分魂法により鋼素材(スラブ)とする。この鋼素材を、その後加熱するか、あるいは加熱することなく直接、熱間圧延して熱延板とする。熱延板には、通常、熱延板焼鈍が施されるが、用途によっては熱延板焼鈍を省略してもよい。ついで、酸洗後、冷間圧延により冷延板としたのち、再結晶焼鈍を施して製品とする。
なお、本発明鋼の化学組成を所定の範囲内にする方法は、設定する化学組成が決まれば、当業者は常套的な手段を用いて容易に実施することができる。
実施例
以下、実施例に基づいて、本発明をさらに詳しく説明する。
表1に示す成分組成になる鋼(1〜8が参考例、9〜12が本発明例、13〜15が比較例、16〜23が従来例)を、小型真空溶解炉で溶製し、100kgの鋼塊とした。これらの鋼塊を、1050〜1250℃に加熱後、仕上げ温度:750〜950℃、巻取り温度:650〜850℃の条件で熱間圧延を施して4.0mm厚の熱延板とした。ついで、これらの熱延板の一部に対しては800〜1000℃の熱延板焼鈍を施した後、酸洗してから、冷間圧延により板厚2.0mmの冷延板とした後、850〜1050℃の再結晶焼鈍を施した。
上記のようにして得られた各鋼板から、試験片を採取し、耐動的ひずみ時効特性を次の試験方法に基づいて評価した。
<耐動的ひずみ時効特性>
試験片にビード・オン・プレートのティグ溶接を行った。ティグ溶接は、シールドガス(アルゴン)雰囲気中で行い、表面側に20リットル/min、裏面側に10リットル/minのシールドガスを流しながら、溶接入熱を165〜264J/mmの範囲で調整して、裏ビード幅が板厚の1〜1.5倍となるようにした。
次に、300℃での逐次加工として、試験片を300℃に加熱し、溶接方向を圧延方向として、温間圧延を行った。温間圧延は10パス行い、板厚0.75mm(相当塑性ひずみ1.1)に仕上げた。
次に、温間圧延された試験片の溶接金属中心に2mm―Vノッチを入れ、再び試験片を300℃に加熱してシャルピー衝撃試験を行った。
溶接部の延性/靭性の評価指標としてシャルピー衝撃試験での吸収エネルギーを用い、吸収エネルギーが、0.6MJ/m超を「○」、0.5〜0.6MJ/mを「△」、0.5MJ/m未満「×」として評価した。
得られた耐動的ひずみ時効特性を表2に示す。
本発明はいずれも、「○」又は「△」の評価であり、極めて優れた耐動的ひずみ時効特性を有する。一方、本発明の範囲を外れる比較例及び従来例は「×」の評価であり、耐動的ひずみ時効特性が劣化している。
Figure 0004241431
Figure 0004241431
Figure 0004241431

Claims (3)

  1. 質量%で、C:0.020%以下、Si:1.0%以下、Mn:0.08%以上、1.0%以下、P:0.040%以下、S:0.010%以下、Cr:10.0〜20.0%、Ni:0.60%以下、Al:0.10%以下、N:0.020%以下、Nb:0.10〜1.00%、Ti:0.01〜0.12%、B:0.0030%以下、及び残部Fe及び不可避的不純物からなり、かつ、Al、N、Nb、Ti、Bの含有量が下記(1)式を満足し、
    質量%でさらに、Mo:0.01%以上、3.0%以下を含有し、Mo、Bの含有量が下記(2)式を満足することを特徴とする溶接部の耐動的ひずみ時効特性に優れたフェライト系ステンレス鋼。
    (1/10.81)×B%+(1/14.01)×N%−(1/92.91)×Nb%/30≦(1/47.87)×Ti%+(1/26.98)×Al%/15…(1)
    (B%)×(Mo%)≦0.00001 …(2)
  2. 質量でさらに、V:0.01〜0.50%、W:0.001〜0.050%、及びCo:0.01〜0.25%からなる群から選ばれた1種または2種以上を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有することを特徴とする請求項1に記載のフェライト系ステンレス鋼。
  3. 質量%でさらに、Cu:0.1%以上、3.0%以下を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有することを特徴とする請求項1及び2の何れか1項に記載のフェライト系ステンレス鋼。
JP2004051956A 2004-02-26 2004-02-26 フェライト系ステンレス鋼 Expired - Lifetime JP4241431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004051956A JP4241431B2 (ja) 2004-02-26 2004-02-26 フェライト系ステンレス鋼

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004051956A JP4241431B2 (ja) 2004-02-26 2004-02-26 フェライト系ステンレス鋼

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005240112A JP2005240112A (ja) 2005-09-08
JP4241431B2 true JP4241431B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=35022150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004051956A Expired - Lifetime JP4241431B2 (ja) 2004-02-26 2004-02-26 フェライト系ステンレス鋼

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4241431B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006112420A (ja) 2004-09-17 2006-04-27 Hitachi Ltd 空燃比制御装置及び排気センサの活性状態判定装置
JP4761993B2 (ja) * 2006-02-14 2011-08-31 日新製鋼株式会社 スピニング加工用フェライト系ステンレス鋼溶接管の製造法
JP5208450B2 (ja) * 2006-07-04 2013-06-12 新日鐵住金ステンレス株式会社 熱疲労特性に優れたCr含有鋼
JP5343445B2 (ja) * 2008-08-13 2013-11-13 Jfeスチール株式会社 熱疲労特性、耐酸化性および靭性に優れるフェライト系ステンレス鋼
JP5343444B2 (ja) * 2008-08-13 2013-11-13 Jfeスチール株式会社 熱疲労特性、耐酸化性および加工性に優れるフェライト系ステンレス鋼
JP5931053B2 (ja) * 2011-03-29 2016-06-08 新日鐵住金ステンレス株式会社 溶接部の耐食性及び強度に優れるフェライト系ステンレス鋼およびtig溶接構造物
JP6628682B2 (ja) * 2016-05-06 2020-01-15 日鉄ステンレス株式会社 加工性に優れた高強度ステンレス鋼板およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005240112A (ja) 2005-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101673217B1 (ko) 페라이트계 스테인리스강
EP1918399B9 (en) Ferritic stainless-steel sheet with excellent corrosion resistance and process for producing the same
EP2474635B1 (en) Ferritic stainless steel having excellent heat resistance
JP5609571B2 (ja) 耐酸化性に優れたフェライト系ステンレス鋼
TWI431122B (zh) 耐熱性和韌性優異之肥粒鐵系不鏽鋼
EP2166120A1 (en) Ferritic stainless steel having excellent heat resistance
KR101554835B1 (ko) 페라이트계 스테인리스강
TWI460292B (zh) 肥粒鐵系不銹鋼
JP5119605B2 (ja) 溶接部の耐食性に優れたフェライト系ステンレス鋼
JP5658893B2 (ja) 耐熱性に優れたフェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法
KR101581886B1 (ko) 내열성과 가공성이 우수한 페라이트계 스테인리스강
JP5703075B2 (ja) 耐熱性に優れたフェライト系ステンレス鋼板
JP5677819B2 (ja) 耐酸化性に優れたフェライト系ステンレス鋼板
JP4241431B2 (ja) フェライト系ステンレス鋼
JP2003301241A (ja) 尿素製造プラント用二相ステンレス鋼、溶接材料、尿素製造プラントおよびその機器
JP4193308B2 (ja) 耐硫化物応力割れ性に優れた低炭素フェライト−マルテンサイト二相ステンレス溶接鋼管
WO2018116792A1 (ja) フェライト系ステンレス鋼
JP5958412B2 (ja) 熱疲労特性に優れたフェライト系ステンレス鋼
JP4254583B2 (ja) 溶接部の耐歪時効特性に優れたCr含有合金
JPH0578791A (ja) 高温用高靱性フエライト系ステンレス鋼
JP2005029882A (ja) 耐溶接軟化性に優れた構造用高強度電縫鋼管の製造方法
JP4385502B2 (ja) 溶接部の加工性及び靭性に優れた溶接管用マルテンサイト系ステンレス鋼
JP2004230410A (ja) 溶接材料及び溶接金属
JP2004230404A (ja) 溶接材料及び溶接金属

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081222

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4241431

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250