JP4240827B2 - 移動体端末装置及び移動体監視システム - Google Patents

移動体端末装置及び移動体監視システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視対象である移動体(例えば徘徊者、幼児、自動車、自動二輪車など)に所持または付帯させた移動体端末装置、およびこの移動体端末装置を介して移動体を監視する移動体監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の移動体端末装置および移動体監視システムでは、移動体監視センターにおいて監視対象者あるいは監視対象物の異常に気が付くのは、その保護者あるいは所有者が異常に気がついて移動体監視センターに通報するか、あるいは監視対象者が自身で緊急信号を発生するかのいずれかである。したがって、自ら緊急信号を発することができない徘徊老人の場合などでは、しばしばセンター側で異常に気づくのが遅れることがある。
【0003】
このような事態を回避するために、本発明者等によって、「ホームポジション」なる概念を導入した、新たな移動体端末装置および移動体監視システムが提案されている。この装置およびシステムでは、移動体が定常状態でそこに存在すべきである場所、即ちホームポジションを予め設定しておき、決められた時刻にこのホームポジションに移動体端末装置が存在するか否かを検出することによって、移動体に異常が発生したか否かを判断するようにしている。
【0004】
あるいは、移動体端末装置が予め設定されたホームポジションから出た場合、異常と判断して移動体監視センターに異常信号を送信し、該センターにて所定の対処行動を取るようにしている。
例えば、監視対象である子供にホームポジションとして自宅を設定し、夕刻、例えば午後6時にその子供が自宅に戻っているか否かを移動体端末装置あるいは移動体監視センターによって検出する。戻っている場合は、正常であると判断し、通常の監視動作を続行する。反対に子供が戻っていない場合には異常と判断し、移動体監視センターで子供が携帯する移動体端末装置の現在位置を追跡するとともに、異常発生に対応するための既定の処置を取る。
【0005】
あるいは、盗難防止のために移動体端末装置を自動車に設置して帰宅する場合、ホームポジションとして駐車場を指定しておけば、例えば駐車場の管理者が駐車場内で車を移動させた場合などに無用の異常信号が発生することは無い。この場合、自動車がホームポジションである駐車場の外に出れば、もちろん異常信号が移動体端末装置から発信され、自動車が盗難にあったことが監視センターに通報される。
【0006】
このように、移動体の監視にあたってホームポジションという概念を導入することにより、移動体の監視をよりスムーズに行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記のような移動体端末装置および移動体監視システムであっても、移動体端末装置に設けた操作ボタンにより移動体端末装置の監視モードを解除する操作がなされると、移動体端末装置がホームポジションの外に出た場合でもその状態が異常発生として認識されることはない。そのため、移動体端末装置は、異常信号および現在位置情報を監視センターに送信せず、したがって監視センターではその後の移動体端末装置の追跡を行えなくなる。
【0008】
例えば、駐車場に留めてあった自動車が盗難にあった場合、自動車がホームポジションである駐車場を出ることによって、移動体端末装置から異常信号が発せられるが、賊がこれに気がついて移動体端末装置の操作ボタンを操作して警戒解除モードとすると、移動体端末装置はもはや自身の現在位置情報を移動体監視センターに送ることはない。従って移動体監視センターでは、移動体端末装置の以後の移動を追跡することができない。
【0009】
本発明は、上記実情に鑑みて為されたもので、ホームポジションの外で監視解除操作がなされても監視を続行することができる移動体端末装置および移動体監視システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記従来の問題点を解決するため本発明の移動体端末装置は、警戒監視を設定する設定部と、自己のホームポジションを記憶する記憶部と、現在位置を検出する検出部と、前記ホームポジションに在していないと警戒監視の解除操作を無効にする制御部、を具備している。
【0011】
また、前記ホームポジションの外で警戒監視の解除の操作が行われた場合に異常信号を送信する送信部を具備している。
これによって、移動体端末装置がホームポジションに存在していない場合に例えば部外者、賊などによって強制的に警戒監視解除操作が行われても、移動体端末装置自体がこの操作を無効として異常信号を送信するので、移動体監視センターでは移動体端末装置の以降の移動を追跡することができる。
さらに前記移動体端末装置は、予備監視地域を設定するための手段を含んでいる。これによって、実質的にホームポジションの範囲を拡大することができる。
【0012】
上記従来の問題点を解決するため本発明の移動体監視システムは、移動体に付帯し当該移動体の現在位置情報を送信する移動体端末装置と、前記移動体端末装置からの信号を受信するセンター側装置とを含んで構成される移動体監視システムにおいて、前記センター側装置は、移動体端末装置から監視設定信号を受信したのち、所定期間毎に前記移動体の現在位置情報を取得する手段と、該移動体のホームポジションを記憶する手段と、該移動体端末装置から監視設定解除操作信号を受信した時、現在位置が前記ホームポジションに在していない場合には異常と判断する制御手段、を含んでいる。
【0013】
またこの移動体監視システムにおいて、前記センター側装置の前記制御手段は、前記移動体端末装置から監視設定解除操作信号を受信した時、現在位置が予備監視地域外であるときには異常と判断する。
【0014】
これによって、ホームポジションまたは予備監視地域以外から強制的になされた監視設定解除操作は自動的に無視されるので、移動体端末装置の以降の追跡が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の1実施形態にかかる移動体監視システムの構成を示す。このシステムでは、移動体監視を行う緊急対処センター1に配置されたセンター装置3、位置情報センター8が、インターネット、公衆回線網、専用網等の通信網2に接続されている。
【0016】
移動体端末装置4は、その移動を監視する必要がある人間が所持し、または自動車等の車両に搭載される。移動体端末装置4は、該装置に設けられた監視セットボタンが操作されたとき(監視モードや監視解除モードの変更が生じた時)、または、緊急対処センター1から現在位置の送信要求信号を受信したとき、GPS衛星5から受信した位置情報を基地局6および通信網2を経由して位置情報センター8に送信する。
【0017】
位置情報センター8では、通信網2を介して衛星基準局7からGPS衛星5の誤差情報や基地局6の位置情報等を受信して、これらに基づいて移動体端末装置4の精度の高い位置情報を算出する。算出された精度の高い位置情報である緯度・経度情報、即ち移動体端末装置4の現在位置情報は、移動体端末装置4に返信される。
【0018】
現在位置情報を受信した移動体端末装置4では、モード信号(監視モードあるいは監視解除モード)、異常信号等とともに緊急対処センター1に対して現在位置情報を送信する。
【0019】
なお、本実施の形態では、現在位置情報を移動体端末装置4から緊急対処センター1に送信するようにしたが、位置情報センター8から緊急対処センター1に送信するようにしても良い。
【0020】
さらに、本実施の形態では、移動体端末装置4が検出した位置情報の精度を高めるため、位置情報センター8を利用している。しかしながら、位置情報の精度を高くする必要がなければ、移動体端末装置4が検出した現在位置情報を直接、緊急対処センター1に送信するようにしても良い。
【0021】
これにより、緊急対処センター1では、リアルタイムで、移動体端末装置4の現在位置を知ることができる。そして、緊急対処センター1においてなんらかの対処が必要だと判断された場合には、センター装置3から所定の対処(捜索)用端末9に必要なデータを送信して、対処員に対処を指示する。このとき、対処員には、対処の内容と対象の移動体端末装置4の位置を示す地図情報が送信される。
【0022】
例えば、移動体端末装置4を所持する人が監視地域(ホームポジション)外に移動して監視解除操作を行うと、監視解除信号及び現在位置情報が緊急対処センター1に送信され、緊急対処センター1ではこれらの信号を受信すると異常と判断して、現地へ対処員を派遣する。
【0023】
また、移動体端末装置4を所持する人間、または移動体端末装置4を搭載した自動車の行方を知る必要が生じた場合は、緊急対処センター1から、各基地局6を通して要求信号が送られる。当該の移動体端末装置4は、要求信号を受信すると、位置情報センター8にて算出した現在位置情報を送信する。緊急対処センター1は、該当の移動体端末装置4の現在位置を確認すると、家族または持ち主や警察等へ通知をする。これにより、行方が分からなくなった徘徊老人を探し出し、或いは盗難自動車などの移動先を知ることができる。
【0024】
図2は、移動体端末装置4の構成を示す。
移動体端末装置4は、CPUなどから構成されるロジック部11を有する。なお、ロジック部11には、電源部が含まれ、電池パック12が接続される。ロジック部11には、更にRF部13、電源スイッチ14、モード設定ボタン15、操作部16、表示部17、記憶部18、監視LED19が接続される。
【0025】
RF部13には、アンテナ21が接続され、GPS衛星5からの信号、基地局情報信号、センター装置3からの要求信号等を受信してロジック部11へ送り、ロジック部11からの現在位置情報等を、基地局6を通してセンター装置3、位置情報センター8に送信する。
なお、本実施例では、GPS衛星5からの信号を受信するアンテナと基地局送受用のアンテナとを共用(切り換えて)使用することで明示したが、これらは各々別体にしても良い。
【0026】
電源スイッチ14が操作されると、ロジック部11は、移動体端末装置4を稼動状態と非稼動状態に切り替える。移動体端末装置4の所持者或いは移動体端末装置4を搭載した自動車の持ち主は、移動体端末装置4を使用しないとき、または使用中であっても、自己の居場所を知られたくないときは、電源スイッチ14を操作して、移動体端末装置4を非稼動状態とすることができる。なお、本実施形態における移動体端末装置4の稼働状態とは、少なくともセンター装置3から要求信号を受信したときに、現在位置情報を返送することができる状態である。
【0027】
モード設定ボタン15は、移動体端末装置4を所持する人、または移動体端末装置4を搭載した自動車の持ち主が、監視を要望する場合に操作するもので、これが操作されると、監視セットと監視解除モードに切り替わる。ロジック部11は、モードステータスが変化したこと即ち監視セット、監視解除にモードが移行したことを告げる監視セット・監視解除言号と位置情報をセンター装置3に通知するとともに、監視セットの場合には監視LED19を点灯させて監視セットが設定されたこと表示する。
【0028】
操作部16は、テンキー、アルファベットボタンや機能ボタンから構成され、ホームポジションを設定する時や後述する予備監視地域を設定するときに操作される。表示部17は、操作部16で操作された内容を確認できるように表示したり、地図情報を表示するものである。記憶部18は、ホームポジションを移動体端末装置4にて記憶する場合にこれを記憶するとともに、移動体端末装置4のモード情報を記憶する。監視LED19は、モード設定ボタン15で、監視セットが設定された場合に点灯するものである。
【0029】
ホームポジションの設定について説明する。
ホームポジションの設定は、移動体端末装置4を所持する人間、または移動体端末装置4を搭載した自動車の持ち主(以下顧客という)がホームポジションとしたい位置にて操作部16を操作することにより実行できる。なお、ホームポジションの設定ボタンのような機能ボタンを設けても良い。
【0030】
顧客が移動体端末装置4にてホームポジション設定のための所定操作を行うと、移動体端末装置4では、GPS衛星5からのGPS信号と基地局6からの基地局信号を受信し、当該受信した各信号に基づいて現在位置情報を取得する。次に、この現在位置信号を位置情報センター8に送信し、位置情報センター8から較正された現在位置情報を受信する。
【0031】
移動体端末装置4は、このようにして取得した較正後の現在位置情報を基点として所定距離の半径で描かれる円内のエリアをホームポジションと設定し、これを記憶部18に記憶する。
あるいは、円エリアに代わって、現在位置が属する行政単位(町丁目番地など)をホームポジションとして設定する事、現在位置を基点として地図上に任意の範囲をホームポジションとして設定する事や、地図情報を移動体端末装置4上に表示して地図上でホームポジションを任意に設定することも容易である。
【0032】
また、移動体端末装置4からホームポジションの設定信号と移動体端末装置番号および現在位置信号を緊急対処センター1に送信して、センター装置3でホームポジションを記憶するようにしても良い。また、センター装置3で顧客の住所からホームポジションを設定して、記憶するようにしても良い。緊急対処センター1では、受信した現在位置をホームポジションの基点として設定登録する。
【0033】
次に、予備監視地域の設定について説明する。
ここで予備監視地域とは、ホームポジションの範囲を広げる意味で導入された概念であり、たとえば自宅をホームポジションとした場合、子供が通う学校、スポーツセンター、塾の所在置、友人の家等の、子供が立ち寄っても不思議ではない場所を予備監視地域として設定する。これによって、子供がホームポジションである自宅を離れた場合であっても、これらの予備監視地域の何れかに居ればそれを異常と判断せず、これらの外に出た場合を異常と判断する。その結果、異常を判断する場合の基準がより明確になる。
【0034】
なお、ホームポジションを優先的な監視地域、即ち第1のホームポジションとした場合、予備監視地域は、第2、第3のホームポジションとみなす事ができる。従って、予備監視地域の設定は、ホームポジションの設定と同様に、操作部16で行われる。
【0035】
予備監視地域の設定にあたって、予備監視地域としたいエリアを例えば行政区分にて明示して指定する。移動体端末装置4は、予備監視地域設定信号と移動体端末装置番号とをRF部13を介して緊急対処センター1に送信する。緊急対処センター1では、移動体端末番号毎に管理しているデーターベースに予備監視地域の設定登録をする。なお、予備監視地域の設定は、これに係らず緊急対処センター1から地図情報をダウンロードして表示部17上に表示させる事によって行っても良い。また、予備監視地域の設定は、設定されてから所定時間経過すると自動的に設定抹消されるようにしてもよい。
【0036】
次に、図3を参照してセンター装置3について説明する。
センター装置3は、通信部31、制御部32、指示サーバ33、位置管理サーバ34とを有してなり、これらは互いにLAN(local area network)接続されている。なお、図示しない地図サーバが上記と同様にLAN接続されている。
【0037】
センター装置3の通信部31は、移動体端末装置4から送信された移動体端末番号と現在位置の情報とを通信網2を介して受信し、制御部32は受信したこれらの情報を位置管理サーバ34に出力し、位置管理サーバ34はこの移動体端末番号に対応する現在位置の履歴に、当該現在位置の情報を追記して蓄積する。
【0038】
また、位置管理サーバ34は、移動体端末番号に対応して上記のようにして設定されたホームポジション情報と予備監視地域情報を記憶する。
制御部32は、位置管理サーバ34および指示サーバ33と接続され、移動体端末装置4から送信されてくる移動体端末番号と現在位置情報と監視解除信号を基に異常か否かを判断したり、移動体端末装置から送信されてくる移動体端末番号と現在位置情報と監視セット信号を基に異常か否かを判断したりする。センター装置3の担当者の操作を受け付けて、選択された対処者が所持する対処用端末9に対して対処指令(捜索指令)を送信する。
【0039】
指示サーバ33は、制御部32と接続されて各移動体端末装置4について指示する内容、移動体端末装置の番号、所有者の連絡先である電話番号、住所、氏名、性別、誕生日、付帯者の氏名、電話番号、住所、性別、誕生日、などの関連情報を蓄積している。
【0040】
次に、移動体端末装置4の監視セット動作について図4を参照して説明する。移動体端末装置4の携帯者、あるいは監視対象者の保護者、監視対象物の所有者等が、モード設定ボタン15を操作して監視セットの設定を行う(ステップS1)。なお、ステップS1の前の段階を監視解除状態とする。ロジック部11は、監視セット情報を記憶部18に記憶する(ステップS2)。
【0041】
GPS衛星5からのGPS信号と基地局6からの基地局信号を受信し、当該受信した各信号に基づいて現在位置情報を取得する(ステップS3)。かかる現在位置情報を位置情報センター8に送信して、較正された現在位置情報を受信する(ステップS4)。そして、移動体端末装置4は、緊急対処センター1に対して、緯度・経度情報からなる現在位置と監視セット信号とを移動体端末装置番号とともに送信する(ステップS5)。
【0042】
その後、監視解除モードが設定される(ステップS6)まで、所定期間毎に上記ステップS3とステップS5を繰り返しながら、現在位置情報を取得して、緊急対処センター1に、監視セット信号と移動体端末装置番号とともに送信する。
【0043】
次に、移動体端末装置4の監視解除動作について図5を参照して説明する。
前述のようにして、移動体端末装置4のホームポジションおよび予備監視地域が設定され、記憶部18に記憶される(ステップS11)。次に、移動体端末装置4のモード設定ボタン15にて監視解除操作がなされる(ステップS12)と、移動体端末装置4は、GPS衛星5からのGPS信号と基地局6からの基地局信号を受信し、当該受信した各信号に基づいて自己の現在位置情報を取得する(ステップS13)。
【0044】
次に移動体端末装置4は、取得した現在位置情報を位置情報センター8に送信して、較正された現在位置情報を受信する(ステップS14)。移動体端末装置4のロジック部11は、現在位置情報及び記憶部18に記憶されているホームポジション、予備監視地域から自己の現在位置がホームポジション内、または予備監視地域か否かを判断する(ステップS15)。
【0045】
ホームポジション内または予備監視地域内であれば、監視解除を記憶部18に記憶する(ステップS16)。ホームポジションまたは予備監視地域外であれば、モード設定ボタン15の操作による監視解除指令を無効とし、緊急対処センター1に対して、緯度・経度情報からなる自己の現在位置と監視解除異常信号とを自己の移動体端末装置番号とともに送信する(ステップS17)。
【0046】
緊急対処センター1では、通信部31を介して移動体端末装置4からの信号を受信し、該受信信号中に監視解除異常信号が含まれると制御部32は異常発生と判断して所定の対処指示を、指示サーバ33を介して対処者に指示する。また、指示サーバ33に格納している顧客の情報から所定の連絡先に異常の発生を通知する。
【0047】
なお、ホームポジションが、移動体端末装置4の記憶部18に記憶されている場合については上記の通りであるが、ホームポジションおよび予備監視地域が緊急対処センター1の位置管理サーバ34に記憶されている場合について次に説明する。
【0048】
移動体端末装置4のモード設定ボタン15にて監視解除の操作が行われると、移動体端末装置4が移動体端末番号とともに監視解除信号と現在位置情報を緊急対処センター1に送信する。センター装置3では、上記信号を通信部31にて受信する。制御部32は、位置管理サーバ34に現在位置情報を格納するとともに、位置管理サーバ34からホームポジションおよび予備監視地域を読み出して受信した現在位置情報と比較する。制御部32は、現在位置情報とホームポジション、予備監視地域情報から移動体端末装置4がホームポジション内あるいは予備監視地域内か否かを判断する。
【0049】
移動体端末装置4がホームポジション内あるいは予備監視地域内であれば、監視解除が正しくなされたとして指示サーバ33に監視解除モードを記憶する。ホームポジション外あるいは予備監視地域外であれば、監視解除操作を無効として無効信号を移動体端末装置4に対して送信するとともに、緊急対処処置をとる。
【0050】
なお、上述の説明は、ホームポジションとともに予備監視地域が設定された場合を想定して、監視セット操作の説明および監視解除時の操作について説明している。しかしながら上記の説明は、予備監視地域を設定せず、ホームポジションのみを設定した場合に対しても、そのまま援用することができる事は明らかである。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、ホームポジションあるいは予備監視地域等の予め定めた所定地域以外で移動体端末装置において監視解除操作がなされると、移動体端末装置自体が、あるいは移動体監視センター側で移動体端末装置に指示して、この監視解除操作を無効とし、監視モードを続行させる。従って、所定地域から離れた場所で強制的に監視解除操作を行わせたとしても、監視を続行することができ、セキュリティ精度が高まる。
【0052】
また、ホームポジションとして複数の地域を設定し、第1のホームポジションに対して第2、第3のホームポジションを予備監視地域とすることにより、ホームポジションの範囲を広げることが可能となり、移動体端末装置の使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態にかかる移動体監視システムの全体構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の1実施形態にかかる移動体端末装置4の構成を示すブロック図である。
【図3】図1のセンター装置3の構成を示すブロック図である。
【図4】図1の移動体端末装置4における監視セットモード設定時の動作を表すフローチャート図である。
【図5】図1の移動体端末装置4における監視解除操作時の動作を表すフローチャート図である。
【符号の説明】
1…緊急対処センター
2…通信網
3…センター装置
4…移動体端末装置
5…GPS衛星
6…基地局
7…衛星基準局
8…位置情報センター
11…ロジック部
12…電池パック
13…RF部
14…電源スイッチ
15…モード設定ボタン
16…操作部
17…表示部
18…記憶部
19…監視LED
21…アンテナ
31…通信部
32…制御部
33…指示サーバ
34…位置管理サーバ

Claims (6)

  1. 警戒監視を設定する設定部と、
    自己のホームポジションを記憶する記憶部と、
    現在位置を検出する検出部と、
    前記ホームポジションに在していないと警戒監視の解除操作を無効にする制御部、
    を具備することを特徴とする移動体端末装置。
  2. 請求項1に記載の移動体端末装置において、前記ホームポジションの外で警戒監視の解除操作が行われた場合に異常信号を送信する送信部を有することを特徴とする移動体端末装置。
  3. 請求項1または2に記載の移動体端末装置において、さらに予備監視地域の設定を行う予備監視地域設定手段を有することを特徴とする移動体端末装置。
  4. 請求項3に記載の移動体端末装置において、前記制御部は前記予備監視地域の外で警戒監視の解除操作が行われた場合にこれを無効とすることを特徴とする移動体端末装置。
  5. 移動体に付帯し当該移動体の現在位置情報を送信する移動体端末装置と、前記移動体端末装置からの信号を受信するセンター側装置とを含んで構成される移動体監視システムにおいて、
    前記センター側装置は、移動体端末装置から監視設定信号を受信したのち、所定期間毎に前記移動体の現在位置情報を取得する手段と、該移動体のホームポジションを記憶する手段と、該移動体端末装置から監視設定解除操作信号を受信した時、現在位置が前記ホームポジションに在していない場合には異常と判断する制御手段、とを含む事を特徴とする移動体監視システム。
  6. 請求項5に記載の移動体監視システムにおいて、前記センター側装置の前記制御手段は、前記移動体端末装置から監視設定解除操作信号を受信した時、現在位置が予備監視地域外であるときには異常と判断することを特徴とする移動体監視システム。
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