JP4240317B2 - スピーカ装置及び再生装置 - Google Patents

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Description

本発明はスピーカ装置及び再生装置に関し、例えばステレオスピーカ装置に適用して好適なものである。
従来、ステレオスピーカ装置として、左チャンネル用の音声を出力する左チャンネル用スピーカ装置と、右チャンネル用の音声を出力する右チャンネル用スピーカ装置とを1組とする左右独立型のステレオスピーカ装置が広く知られている。
このようなステレオスピーカ装置の場合、左チャンネル用スピーカ装置を聴取者から見て左側に、右チャンネル用スピーカ装置を聴取者から見て右側に配置することで、これら左チャンネル用スピーカ装置及び右チャンネル用スピーカ装置の正面に位置する聴取者に対して、ステレオ音声を聴かせ得るようになされている。
しかしながら、このようなステレオスピーカ装置でステレオ音声を聴く場合、左チャンネル用スピーカ装置及び右チャンネル用スピーカ装置の正面で、且つ左チャンネル用スピーカ装置からの距離と右チャンネル用スピーカ装置からの距離とが等しい位置でなければ、ステレオ感を得ることができない。すなわち、このようなステレオスピーカ装置では、良好なステレオ音声を聴取し得る位置(以下、これを聴取位置とも呼ぶ)の範囲が限定されていた。
そこで近年、スピーカボックスの正面方向に対して、反時計方向及び時計方向に所定の角度だけ傾斜するようにスピーカの振動板を取り付けることにより、聴取位置の範囲を拡大した左右独立型のステレオスピーカ装置等が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開平9−98495号公報(第1図)
しかしながら、上述のようなステレオスピーカ装置も、聴取位置の範囲をある程度拡大させ得るものの、結局のところ、聴取位置を限定するものであった。このように、従来のスピーカ装置では、聴取位置が限定されるという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、聴取位置を限定しないスピーカ装置及び再生装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、回転楕円体の長軸方向の一端部及び他端部が長軸上の中心点からそれぞれ等距離の位置で切り落とされたように、一端部側及び他端部側に一端部側開口及び他端部側開口が形成された筐体と、当該筐体の外側へ振動板の前面を向けて筐体の一端部側開口を振動板で塞ぐように筐体の内部に設けられた第1のスピーカと、筐体の外側へ振動板の前面を向けて筐体の他端部側開口を振動板で塞ぐように筐体の内部に設けられた第2のスピーカとを設けるようにした。
これにより、第1のスピーカ及び第2のスピーカがほぼ点音源となり、これら第1のスピーカ及び第2のスピーカから出力する音声を、筐体を中心として周辺の空間へ放射状に滑らかに広げることができる。
本発明によれば、回転楕円体の長軸方向の一端部及び他端部が長軸上の中心点からそれぞれ等距離の位置で切り落とされたように、一端部側及び他端部側に一端部側開口及び他端部側開口が形成された筐体と、当該筐体の外側へ振動板の前面を向けて筐体の一端部側開口を振動板で塞ぐように筐体の内部に設けられた第1のスピーカと、筐体の外側へ振動板の前面を向けて筐体の他端部側開口を振動板で塞ぐように筐体の内部に設けられた第2のスピーカとを設けるようにしたことにより、第1のスピーカ及び第2のスピーカがほぼ点音源となり、これら第1のスピーカ及び第2のスピーカから出力する音声を、筐体を中心として周辺の空間へ放射状に滑らかに広げることができる。すなわち本発明によれば、滑らかで広い指向特性が得られるので、筐体周辺のどの位置からでも聴取者に対して良好な音声を聴かせることができ、かくして聴取位置を限定しないスピーカ装置及び再生装置を実現することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)ステレオスピーカ装置の外観構成
図1において、1は全体としてアンプ内蔵のステレオスピーカ装置を示し、中空の回転楕円体でなる筐体(以下、これを回転楕円体状筐体と呼ぶ)2を有している。またこの回転楕円体状筐体2は、当該回転楕円体状筐体2から、回転楕円体の長軸を垂線とし中心点Gからそれぞれ等距離に位置する一面及び他面を切断面として、回転楕円体の長軸方向の一端部及び他端部を切り落とした残りの中央部分でなる筐体中央部3と、当該筐体中央部3の一端部側及び他端部側の切断面にそれぞれ形成される円形の開口3A及び3Bを覆うようにして、当該筐体中央部3の切断面に連設される円蓋状の筐体一端部4A及び筐体他端部4Bとからなり、これら筐体中央部3と筐体一端部4A及び筐体他端部4Bとにより全体として回転楕円体の外観をなしている。
また、ここでは、回転楕円体状筐体2の長軸を水平な中心軸(以下、これを筐体中心軸とも呼ぶ)とし、筐体一端部4Aを左側、筐体他端部4Bを右側とする向きから見える部分をステレオスピーカ装置1の前面とすると共に、筐体一端部4A及び筐体他端部4Bをそれぞれ筐体左端部4A及び筐体右端部4Bと呼び、また開口3A及び3Bをそれぞれ左側開口3A及び右側開口3Bと呼ぶことにする。
筐体中央部3には、その内部に、左側開口3Aを塞ぐように左側開口3Aから円盤状でなる振動板の前面を外部に露出させる左チャンネル音声用のスピーカ(以下、これを左スピーカとも呼ぶ)5Aと、右側開口3Bを塞ぐように右側開口3Bから円盤状でなる振動板の前面を外部に露出させる右チャンネル音声用のスピーカ(以下、これを右スピーカとも呼ぶ)5Bとが、それぞれの振動板の後面を向き合わせるようにして、筐体中心軸上の中心から等距離の位置に180度対向するように設けられている。つまり、筐体中央部3は、左スピーカ5Aの振動板の周縁からこの振動板の後方に延びる滑らかな曲面で形成されるほぼ半回転楕円体のバフルと、右スピーカ5Bの振動板の周縁からこの振動板の後方に延びる滑らかな曲面で形成されるほぼ半回転楕円体のバフルとを、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bそれぞれの振動板の後面を向き合わせるようにして継目なく繋げた形状と言える。
またこの筐体中央部3には、筐体中心軸を垂線とし中心点Gから等距離に位置する左側仮想平面F1及び右側仮想平面F2上で筐体中央部3の外周を一周するように突出させた円環状で同形の左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6Bが設けられている。
この円環状の左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6Bは、内周よりも外周の幅を狭くした断面半円形状でなり、且つ筐体中央部3の筐体中心軸周りの最大外径よりも僅かに大きな(例えば数mm程度大きな)外径を有する。これによりステレオスピーカ装置1は、テーブル等に載上される場合、左側筐体支持部6Aの最外周上の1点と右側筐体支持部6Bの最外周上の1点との2点を載上面に接触させ、この2点で筐体中央部3を載上面から僅かに浮かせた状態で水平に支持し得るようになされている。このようにステレオスピーカ装置1では、載上面と接触する部分を極力小さくすることで、回転楕円体状筐体2自体の振動を載上面に伝わりにくくすることができる。
またステレオスピーカ装置1では、筐体中央部3を、円環状の左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6Bにより載上面から僅かに浮かせた状態で支持し得るので、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bの位置を載上面に極力近付けることができる。この結果、ステレオスピーカ装置1では、例えば載上面が音波の反射性の比較的良い硬い材質で作られている場合、かかる載上面のバフル効果を利用して、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bから出力される低音を強調し得るようにもなされている。因みにバフル効果とは、実際の左スピーカ5A及び右スピーカ5Bから放射される音波を、これに近接する載上面で反射させることで、かかる左スピーカ5A及び右スピーカ5Bの位置と共に、あたかも当該左スピーカ5A及び右スピーカ5Bと載上面を介して面対象な位置からも音波を放射させているようにして、両位置の距離と音波の波長との比で決定される低音域を2倍に強調(すなわち、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bから放射される低音域の直接音に対し、これが載上面で反射して得られる反射音をほぼ同相で加算する)するような作用である。
さらに筐体中央部3には、その内部中央下側に重り7が設けられ、この重り7により筐体中央部3の重心を下げるようになされている。これによりステレオスピーカ装置1は、左側筐体支持部6A外周及び右側筐体支持部6B外周の2点接触でありながら、いわゆる起き上がりこぼしの要領で、筐体中央部3の姿勢を水平に、且つ筐体中心軸周りに回転しないように保持し得るようになされている。ところで左スピーカ5A及び右スピーカ5Bの振動板は、音声の放音時、当該振動板の前面及び後面が向いている筐体中心軸に沿う方向に振動する。このため左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6Bは、載上面に対し、筐体中心軸と平行な方向に沿って並ぶ2つの接触点によりステレオスピーカ装置1を支持している。すなわち左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6Bは、音声の出力時に左スピーカ5A及び右スピーカ5Bの振動板における筐体中心軸に沿った方向の振動が筐体中央部3に伝わっても、当該筐体中央部3自体が振動することを、載上面に対する左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6Bの2つの接触点により規制することができる。つまり、ステレオスピーカ装置1は、テーブル等に載上されて静止した状態で音声データを再生しても動くことなく、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bから左チャンネル用音声及び右チャンネル用音声を出力することができる。なお、かかる実施の形態では一例として左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6Bの素材として、ゴム、又はシリコン等の弾性体を用いたが、載上面との接触面積が極力小さければ、その素材は金属やプラスチック等の硬質材を用いても良い。
一方、円蓋状の筐体左端部4A及び筐体右端部4Bは、十型の格子を円蓋状に折り曲げた形状でなり、それぞれ左側開口3A及び右側開口3Bを覆うように筐体中央部3に設けられることで、これら左側開口3A及び右側開口3Bから露出する左スピーカ5A及び右スピーカ5Bより出力される音を遮らずに、これら左スピーカ5A及び右スピーカ5Bを保護するようになされている。またこれら筐体左端部4A及び筐体右端部4Bは、その格子形状による音質補正機能も兼ねている。すなわち、これら筐体左端部4A及び筐体右端部4Bは、いわゆるスピーカグリルとしての保護機能、イコライザとしての周波数特性補正機能を兼ね備えている。
(2)ステレオスピーカ装置の内部構成
続いて、このステレオスピーカ装置1の内部構成について図2を用いて説明する。因みに図2は、回転楕円体状筐体2を前後に2分する仮想平面で切断した場合の断面図である。この図2に示すように、筐体中央部3の内部には、筐体中心軸を垂線とする2枚の仕切板8A及び8Bが、中心点から左右等距離の位置に設けられている。ここで、左側の仕切板8Aを左側仕切板8Aと呼び、右側の仕切板8Bを右側仕切板8Bと呼ぶことにする。
このような左側仕切板8A及び右側仕切板8Bにより筐体中央部3の内部は、左側仕切板8Aと右側仕切板8Bとの間に位置する中央格納室9A、左側仕切板8Aの左側に位置する左側格納室9B、及び右側仕切板8Bの右側に位置し左側格納室9Bと同じ大きさでなる右側格納室9Cに区切られている。
このうち中央格納室9Aには、重り7とアンプ等でなる回路部10とが格納される。ここで重り7は、例えば回路部10の電源となるバッテリで代用し得る。また左側格納室9Bには、左側開口3Aから振動板の前面のみを露出させるようにして左スピーカ5Aが格納され、また右側格納室9Cには、右側開口3Bから振動板の前面のみを露出させるようにして右スピーカ5Bが格納される。すなわち、これら左側格納室9B及び右側格納室9Cは、それぞれ左スピーカ5A及び右スピーカ5Bのスピーカボックスとなり、互いに同形状、同容量であることにより、同一の周波数特性が得られるようになされている。
(3)動作及び効果
以上の構成において、ステレオスピーカ装置1は、図示しない外部入力端子を介して外部機器からステレオ音声信号が入力されると、このステレオ音声信号を回路部10で増幅した後、増幅したステレオ音声信号のうちの左チャンネル用音声信号を左スピーカ5Aに送出すると共に、右チャンネル用音声信号を右スピーカ5Bに送出する。
この結果、ステレオスピーカ装置1は、左スピーカ5Aから左チャンネル用音声信号に基づく左チャンネル用音声を出力すると共に、右スピーカ5Bから右チャンネル用音声信号に基づく右チャンネル用音声を出力する。
ここで、例えばステレオスピーカ装置1をテーブル等に載上した状態で、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bからステレオ音声を出力させた場合の、回転楕円体状筐体2の表面の音圧レベル分布、及び当該回転楕円体状筐体2周辺の空間の音圧レベル分布を測定した結果を以下に示す。
実際上この測定では、図3に示すように、回転楕円体状筐体2の左端から右端までの長さ(すなわち長軸の長さ)を94[mm]、筐体中央部3の左端から右端までの長さ(すなわち左側開口3Aから右側開口3Bまでの長さ)を82.8[mm]、左側筐体支持部6Aの最外周と右側筐体支持部6Bの最外周との間隔を26.5[mm]、左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6Bの幅を3.5[mm]、左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6Bの外径を63[mm]、筐体中央部3の筐体中心軸周りの最大外径を59.2[mm]、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bの振動板の直径を25[mm]とするステレオスピーカ装置1を使用した。因みに、説明の便宜上、回転楕円体状筐体2の左端から右端へ向かう方向をx方向、下端から上端へ向かう方向をy方向、後面から前面へ向かう方向をz方向と定義する。
またここでは、音圧レベル分布を所定の測定周波数10[kHz]、5[Hz]、2[kHz]、1[kHz]及び500[Hz]毎に測定した。因みにかかる測定では、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bに対し、等レベル及び同位相の左チャンネル用音声信号及び右チャンネル用音声信号を与えた。
まず、これら測定周波数毎に測定した回転楕円体状筐体2の表面の音圧レベル分布を図4乃至図8に示す。ここで、図4、図5、図6、図7及び図8は、それぞれ測定周波数10[kHz]、5[Hz]、2[kHz]、1[kHz]及び500[Hz]での音圧レベル分布を示すものである。
これら図4乃至図8に示すように、回転楕円体状筐体2表面の音圧レベル(dB)は、各測定周波数で、左スピーカ5A近傍の左端、及び右スピーカ5B近傍の右端で最大となり、これら左スピーカ5A近傍の左端、及び右スピーカ5B近傍の右端から、回転楕円体状筐体2の中央に向かうにつれて滑らかに減衰する。よって、この測定結果から、ステレオスピーカ装置1では、回転楕円体状筐体2表面による音の回折効果を減少させて音質を向上させ得ることが解る。また回転楕円体状筐体2表面の音圧レベルは、何れの測定周波数においてもy方向、すなわち回転楕円体状筐体2の下端から上端に向かう方向に滑らかに減衰している。かかる測定結果は、ステレオスピーカ装置1を例えばテーブルに載上した状態で音圧レベルを測定したために、当該テーブルが一種のバフル効果を奏し、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bから放射されテーブルで反射した音波(すなわち、左チャンネル用音声及び右チャンネル用音声)が、当該左スピーカ5A及び右スピーカ5Bから放射された音波(すなわち、テーブル等では反射していない直接音)にほぼ同相で加算され、その結果、回転楕円体状筐体2の下端側の音圧レベルが高まったことにより得られたものである。かかるバフル効果は、特に音波の波長が比較的長い低音域において有効に作用する。
続いて測定周波数10[kHz]、5[Hz]、2[kHz]、1[kHz]及び500[Hz]毎に測定した回転楕円体状筐体2近辺の空間の音圧レベル分布を図9乃至図23に示す。因みに図9乃至図23は、回転楕円体状筐体2前後の空間の音圧レベル分布を測定周波数毎に回転楕円体状筐体2を中心としたyz平面で示すと共に、当該回転楕円体状筐体2左右の空間の音圧レベル分布を測定周波数毎に回転楕円体状筐体2を中心としたxy平面で示し、さらに回転楕円体状筐体2周囲の空間の音圧レベル分布を測定周波数毎に回転楕円体状筐体2を中心としたzx平面で示している。
図9乃至図23に示すように、かかる測定結果によれば、測定周波数が500[Hz]の低音域から1[kHz]及び2[kHz]の中音域までの音圧レベルは、回転楕円体状筐体2近傍で最大となり、当該回転楕円体状筐体2を中心とした各方向ともほぼ同じように回転楕円体状筐体2から離れるにつれて比較的滑らかに減衰する。また測定周波数が5[kHz]及び10[kHz]の高音域での音圧レベルは、線状に比較的高くなる部分もあるが、全体的には回転楕円体状筐体2近傍で最大となり、回転楕円体状筐体2から離れるにつれて比較的滑らかに減衰する。ここで音圧レベルが線状に比較的高くなる部分は、音波に対するビーム状の指向性が強く現れていることを示しており、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bから放射される音波の干渉に起因して生じると考えられる。しかしながら高音域での音圧レベル分布を見ると、回転楕円体状筐体2近辺の空間では、回転楕円体状筐体2を中心とした特定方向に音圧レベルの高い部分が偏ることはなく、音波に対するビーム状の指向性が、回転楕円体状筐体2を中心としてほぼ均等な間隔で現れている。
つまり、回転楕円体状筐体2では、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bが近似的に点音源となり、これら左スピーカ5A及び右スピーカ5Bから出力されるステレオ音声が、あたかも無指向性のように、回転楕円体状筐体2を中心として周辺の空間へ放射状に滑らかに広がっていることが解る。そしてかかるステレオスピーカ装置1では、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bが近接配置されているため、聴取位置が当該ステレオスピーカ装置1の前面や、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bの振動板の前面から外れても、当該左スピーカ5A及び右スピーカ5Bの双方から放射される音波の伝達時間や音圧レベルは変化しない。振動板の前面からずれても、すなわち、ステレオスピーカ装置1は、聴取位置を限定することなく、前後左右どの位置からでも、聴取者に対してステレオ音声を聴かせることができる。
ところで本実施の形態によるステレオスピーカ装置1では、筐体の形状を略回転楕円体としたが、筐体形状の違いによる音圧レベル分布の比較のために、以下には、図24乃至図38を用い、略直方体でなる筐体(以下、これを直方体状筐体と呼ぶ)15近辺の空間の音圧レベル分布の測定結果について説明する。因みに直方体状筐体15は、筐体長手方向に沿った一端から他端までの長さが94[mm](すなわち、回転楕円体状筐体2の左端から右端までの長さとほぼ同じ)であり、当該一端及び他端の端面がそれぞれ一辺を59.2[mm](すなわち、回転楕円体状筐体2における筐体中央部3の筐体中心軸周りの最大外径(59.2[mm])とほぼ同じである)とする正方形に形成され、その一端及び他端に、回転楕円体状筐体2の左スピーカ5A及び右スピーカ5Bと同じ左スピーカ及び右スピーカがそれぞれ振動板の前面を外側に向けて設けられている。なお直方体状筐体15近辺の空間の音圧レベル分布について説明する場合も、説明の便宜上、当該直方体状筐体15の一端から他端へ向かう方向をx方向、下端から上端へ向かう方向をy方向、後面から前面へ向かう方向をz方向と定義する。
また図24乃至図38に示す直方体状筐体15近辺の空間の音圧レベル分布は、測定周波数10[kHz]、5[Hz]、2[kHz]、1[kHz]及び500[Hz]毎に測定して得られたものである。さらに図24乃至図38は、直方体状筐体15前後の空間の音圧レベル分布を測定周波数毎に直方体状筐体15を中心としたyz平面で示すと共に、当該直方体状筐体15左右の空間の音圧レベル分布を測定周波数毎に直方体状筐体15を中心としたxy平面で示し、さらに直方体状筐体15周囲の空間の音圧レベル分布を測定周波数毎に直方体状筐体15を中心としたzx平面で示している。
直方体状筐体15に対する測定結果によれば、測定周波数が500[Hz]の低音域の音圧レベル分布は、音波の波長に比べて、左スピーカ及び右スピーカや筐体のサイズ、左スピーカ及び右スピーカ間の距離等が回転楕円体状筐体2の場合とほぼ同様に比較的小さいため、当該回転楕円体状筐体2における低音域の音圧レベル分布とさほど違いは認められない。しかしながら測定周波数が1[kHz]及び2[kHz]の中音域から5[kHz]及び10[kHz]の高音域での音圧レベルは、測定周波数が高いほど、線状に比較的高くなる部分が顕著に増える(すなわち、音波に対するビーム状の指向性の強い部分が顕著に現れる)。そして、かかる中音域及び高音域での音圧レベル分布を見ると、回転楕円体状筐体2の場合とは異なり、直方体状筐体15近辺の空間では、当該直方体状筐体15を中心とした特定方向に音圧レベルの高い部分が偏っている。つまり、直方体状筐体15では、筐体表面に角部が存在するため、左スピーカ及び右スピーカから放射された音波がかかる角部で強めあい又は弱めあうことで、特定方向に、音波に対するビーム状の指向性が偏って現れる。その結果、直方体状筐体15では、これら左スピーカ及び右スピーカから出力されるステレオ音声が直方体状筐体15の周囲の空間に滑らかには広がらず、従来と同様にステレオ音声の聴取位置が限定されることが解る。
このように、このステレオスピーカ装置1は、中空回転楕円体でなる回転楕円体状筐体2の長軸方向の一端(左端)及び他端(右端)に、それぞれ回転楕円体状筐体2の外側に振動板の前面を向けた左スピーカ5A及び右スピーカ5Bを取り付けた形状、つまり、左スピーカ5Aの振動板の周縁からこの振動板の後方に延びる滑らかな曲面で形成されるほぼ半回転楕円体のバフルと、右スピーカ5Bの振動板の周縁からこの振動板の後方に延びる滑らかな曲線で形成されるほぼ半回転楕円体のバフルとを継目なく繋げた形状を有することにより、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bから出力する音声を、回転楕円体状筐体2の表面で回折させることなく、回転楕円体状筐体2を中心として周辺の空間へ放射状に滑らかに広げることができる。
また、このステレオスピーカ装置1では、テーブル等に載上される場合、回転楕円体状筐体2の外周にわずかに突出するように円環状の左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6Bを設けたことにより、これら左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6B上の2点を載上面に接触させて、この2点で回転楕円体状筐体2を載上面から僅かに浮かせた状態で支持することができ、この結果、載上面と接触する部分を極力小さくして回転楕円体状筐体2自体の振動を載上面に伝わりにくくすることもできる。
さらに、このように左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6Bにより回転楕円体状筐体2を載上面から僅かに浮かせた状態で支持し得るので、左スピーカ5A及び右スピーカ5Aの振動板の位置を載上面に極力近付けることができ、この結果得られる載上面のバフル効果を利用して、左スピーカ5A及び右スピーカ5Aから出力する音声、特に低音を強調することもできる。この結果、このステレオスピーカ装置1では、低音の再現性が乏しい小型スピーカを用いても、バフル効果により低音の再現性を向上させることができるので、小型化と音質向上とを両立することができる。
以上の構成によれば、このステレオスピーカ装置1は、回転楕円体でなる回転楕円体状筐体2と、回転楕円体状筐体2の長軸方向の左端部にこの回転楕円体状筐体2の外側へ振動板の前面を向けて取り付けた左スピーカ5Aと、回転楕円体状筐体2の長軸方向の右端部にこの回転楕円体状筐体2の外側へ振動板の前面を向けて取り付けた右スピーカ5Bとを設けるようにしたことにより、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bがほぼ点音源となり、これら左スピーカ5A及び右スピーカ5Bから出力する音声を、回転楕円体状筐体2を中心として周辺の空間へ放射状に滑らかに広げることができるので、回転楕円体状筐体2周辺のどの位置からでも聴取者に対して良好な音声を聴かせることができる。
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、ステレオスピーカ装置1の筐体の外形を回転楕円体状とした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、筐体の外形を、前後方向(すなわち、z方向及びこれとは逆の方向)から見て楕円形ではなく円形又は長楕円形としても良く、さらに左右方向(すなわち、x方向及びこれとは逆の方向)から見て正円ではなく楕円形又は長楕円形としても良い。つまりステレオスピーカ装置1の筐体としては、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bの振動板から放射された音波が滑らかに広がるように、表面に角部を有しない形状であれば良い。
また上述の実施の形態においては、第1のスピーカ及び第2のスピーカとしての左スピーカ5A及び右スピーカ5Bを、筐体中央部3の左側開口3A及び右側開口3Bから、振動板の前面を露出させるように筐体中央部3に取り付けて、左スピーカ5Aの振動板及び右スピーカ5Bの振動板の中心軸(以下、これを振動板中心軸とも呼ぶ)と回転楕円体状筐体2の筐体中心軸とをほぼ一致させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bの振動板中心軸を、回転楕円体状筐体2の筐体中心軸から平行にずらした軸上に位置させても良い。すなわち、例えば図39に示すように、筐体中心軸から下方に平行にずらした軸上に左スピーカ5A及び右スピーカ5Bの振動板中心軸を位置させるようにしても良く、このような位置に振動板中心軸を位置させることで、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bの振動板を、テーブル等の載上面に一段と近付けることができ、この結果、バフル効果をより高めることができる。
これに加えて、筐体中心軸に対して振動板中心軸の角度を傾けても良い。すなわち、例えば図40に示すように、垂直な振動板の前面が約30度下方に向くように振動板中心軸の角度を傾けても良い。この場合、載上面に反射される音が多くなり、結果として、バフル効果をより高めることができる。このように、左スピーカ5Aの振動板及び右スピーカ5Bの振動板は、回転楕円体状筐体2の左端部表面及び右端部表面に沿うようにして設けられていれば、必ずしも、振動板中心軸が筐体中心軸と一致していなくても良く、このような場合でも、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
さらに上述の実施の形態においては、筐体中央部3の内部に2枚の仕切板8A及び8Bを設けて、筐体中央部3の内部を3室に区切るようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、1枚、あるいは3枚以上の仕切板を設けても良い。つまり、例えば図41に示すように、筐体中央部3の内部に、中心点Gを通り筐体中心軸を垂線とする1枚の仕切板20を設けても良い。この場合、筐体中央部3の内部は、仕切板20により、仕切板20の左側に位置する左側格納室21A、及び仕切板20の右側に位置し左側格納室21Aと同じ大きさでなる右側格納室21Bに区切られ、左側格納室21Aに左スピーカ5Aが格納され、右側格納室21Bに右スピーカ5Aが格納される。このような構成は、例えば、アンプ等の回路部10を内蔵しないステレオスピーカ装置に適用することができる。つまり、外部のアンプから供給される増幅されたステレオ音声信号を、直接左スピーカ5A及び右スピーカ5Bに送出すれば良い。またこの場合、重り7は、図示しないが、例えば、左側格納室21A及び右側格納室21Bのそれぞれに分けて設けるようにすれば良い。
さらに上述の実施の形態においては、筐体中央部3の外周を一周するように突出させた円環状で同形の左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6Bにより筐体中央部3を支持するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、筐体中央部3の表面から突出する形状であれば、この他種々の形状でなる支持部で筐体中央部3を支持するようにしてもよい。つまり、例えば、図42(A)及び(B)に示すように、筐体中央部3の下端の表面に、3個の半球体の支持部30A、30B及び30Cを、それぞれが三角形の頂点に位置するように間隔を空けて設け、これら3個の支持部30A、30B及び30Cで、筐体中央部3を支持するようにしても良い。また、例えば図43(A)及び(B)に示すように、筐体中央部3の下端の表面に、載上面と接触する部分が載上面と平行な面になるような2枚の支持板31A及び31Bを設け、これら2枚の支持板31A及び31Bで筐体中央部3を支持するようにしても良い。そしてかかる構成の場合、ステレオスピーカ装置では、載上面との接触面積が極力小さく、かつ筐体中心軸と平行な方向に沿って並ぶ少なくとも2つの接触部分を有する支持部を設けることにより、左スピーカ5A及び右スピーカ5Bの振動板が振動して音波を放射しても、当該ステレオスピーカ装置自体を動かないようにすることができる。
さらに上述の実施の形態においては、アンプ内蔵のステレオスピーカ装置1に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、回路部10に、例えば、MP3(MPEG Audio Layer-3)、又はATRAC3(Adaptive TRansform Acoustic Coding 3)等のフォーマットで圧縮符号化された圧縮音声データを記録する不揮発性メモリ、又はハードディスクドライブ等の記録デバイスと、この記録デバイスから読み出した圧縮音声データに対してデコード処理、デジタルアナログ変換処理、増幅処理等の再生処理を施して音声信号に変換し、この変換した音声信号を左スピーカ5A及び右スピーカ5Bに送出する再生処理デバイスとを実装した、ステレオスピーカ内蔵の再生装置に本発明を適用するようにしても良い。また本発明は、回路部10に、外部の送信機から有線通信や、電波及び赤外線等の無線通信によって送信された音楽データを受信して復調処理等の受信処理を施して音声信号に変換し、当該変換した音声信号を左スピーカ5A及び右スピーカ5Bに送出する受信再生処理デバイスを実装した、ステレオスピーカ内蔵の再生装置に本発明を適用するようにしても良い。かかる構成の場合、音声データに対する変復調方式としては、アナログ方式又はデジタル方式の何れを用いても良い。ここで、これら記録デバイス及び再生処理デバイスや、受信再生処理デバイスを実装した回路部10の動作については、従来の一般的な再生装置と同様であるので説明を省略する。
さらに上述の実施の形態においては、2チャンネルのステレオ音声を出力するステレオスピーカ装置1に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、モノラル音声を出力するモノラルスピーカ装置等に適用するようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、スピーカグリルとして機能する、十型の格子を円蓋状に折り曲げた形状の筐体左端部4A及び筐体右端部4Bを用いた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、スピーカグリルとして機能するのであれば、この他種々の形状でなる筐体左端部4A及び筐体右端部4Bを用いるようにしても良い。
さらに上述の実施の形態においては、左側筐体支持部6A及び右側筐体支持部6Bの素材として、ゴム、又はシリコン等の弾性体を用いて筐体中央部3と載上面との緩衝材として機能させた場合について述べたが、本発明はこれに限らず、筐体中央部3と載上面との接触面積を小さくでき、ステレオスピーカ装置1の振動を載上面に伝えにくくするものであれば、金属やプラスチック等のように、この他種々の素材を用いても良い。
さらに上述の実施の形態においては、一例として、図3に示すような外径寸法でなるステレオスピーカ装置1に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この他種々の外径寸法でなるステレオスピーカ装置1に本発明を適用するようにしても良い。
本発明は、ステレオ用のスピーカを有するスピーカ装置や、ステレオ用のスーカと共に音楽データの再生機能や受信機能を有する再生装置等のように、様々なスピーカ装置及び再生装置に広く利用することができる。
ステレオスピーカ装置の外観構成を示す略線図である。 ステレオスピーカ装置の内部構成を示す略線図である。 ステレオスピーカ装置の外径寸法を示す略線図である。 回転楕円体状筐体表面の音圧レベル(周波数:10kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体表面の音圧レベル(周波数:5kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体表面の音圧レベル(周波数:2kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体表面の音圧レベル(周波数:1kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体表面の音圧レベル(周波数:500Hz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(yz平面、周波数:10kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(xy平面、周波数:10kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(zx平面、周波数:10kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(yz平面、周波数:5kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(xy平面、周波数:5kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(zx平面、周波数:5kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(yz平面、周波数:2kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(xy平面、周波数:2kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(zx平面、周波数:2kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(yz平面、周波数:1kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(xy平面、周波数:1kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(zx平面、周波数:1kHz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(yz平面、周波数:500Hz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(xy平面、周波数:500Hz)を示す略線図である。 回転楕円体状筐体近辺の空間の音圧レベル(zx平面、周波数:500Hz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(yz平面、周波数:10kHz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(xy平面、周波数:10kHz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(zx平面、周波数:10kHz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(yz平面、周波数:5kHz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(xy平面、周波数:5kHz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(zx平面、周波数:5kHz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(yz平面、周波数:2kHz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(xy平面、周波数:2kHz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(zx平面、周波数:2kHz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(yz平面、周波数:1kHz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(xy平面、周波数:1kHz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(zx平面、周波数:1kHz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(yz平面、周波数:500Hz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(xy平面、周波数:500Hz)を示す略線図である。 直方体状筐体近辺の空間の音圧レベル(zx平面、周波数:500Hz)を示す略線図である。 他の実施の形態におけるステレオスピーカ装置の内部構成(1)を示す略線図である。 他の実施の形態におけるステレオスピーカ装置の内部構成(2)を示す略線図である。 他の実施の形態におけるステレオスピーカ装置の内部構成(3)を示す略線図である。 他の実施の形態における筐体支持部の構成(1)を示す略線図である。 他の実施の形態における筐体支持部の構成(2)を示す略線図である。
符号の説明
1……ステレオスピーカ装置、2……回転楕円体状筐体、3……筐体中央部、4A……筐体左端部、4B……筐体右端部、5A……左スピーカ、5B……右スピーカ、6A……左側筐体支持部、6B……右側筐体支持部、7……重り、8A……左側仕切板、8B……右側仕切板、9A……中央格納室、9B、21A……左側格納室、9C、21B……右側格納室、10……回路部、20……仕切板、30A、30B、30C、31A、31B……筐体支持部。

Claims (8)

  1. 転楕円体の長軸方向の一端部及び他端部が上記長軸上の中心点からそれぞれ等距離の位置で切り落とされたように、上記一端部側及び上記他端部側に一端部側開口及び他端部側開口が形成された筐体と、
    上記筐体の外側へ振動板の前面を向けて上記筐体の上記一端部側開口を上記振動板で塞ぐように上記筐体の内部に設けられた第1のスピーカと、
    上記筐体の外側へ振動板の前面を向けて上記筐体の上記他端部側開口を上記振動板で塞ぐように上記筐体の内部に設けられた第2のスピーカと
    を具えるスピーカ装置。
  2. 上記筐体の上記長軸を載上面と平行にし、上記筐体の中央部を上記載上面から僅かに浮かせた状態で支持するように、上記筐体の表面に突出させて設けられた複数の筐体支持部
    を具える請求項1に記載のスピーカ装置。
  3. 上記筐体支持部は、
    上記筐体の上記長軸を中心軸とする一対の円環でなり、上記筐体の上記表面において上記長軸上の中心点から上記一端部側及び上記他端部側のそれぞれ等距離の位置に設けられた
    求項2に記載のスピーカ装置。
  4. 上記筐体は、
    上記一端部側及び上記他端部側に上記長軸を中心軸とする円形の上記一端部側開口及び上記他端部側開口が形成され
    上記第1のスピーカは
    円形の上記振動板の中心軸を上記筐体の上記長軸に一致させて上記筐体の上記一端部側開口を上記振動板で塞ぐように上記筐体の内部に設けられ、
    上記第2のスピーカは、
    円形の上記振動板の中心軸を上記筐体の上記長軸に一致させて上記筐体の上記他端部側開口を上記振動板で塞ぐように上記筐体の内部に設けられた
    求項1に記載のスピーカ装置。
  5. 上記筐体は、
    十字型の格子を円蓋状に折り曲げるように形成された上記一端部が上記一端部側開口を覆うように設けられると共に、十字型の格子を円蓋状に折り曲げるように形成された上記他端部が上記他端部側開口を覆うように設けられた
    請求項4に記載のスピーカ装置。
  6. 上記筐体の重心を上記中心点から上記回転楕円体の短軸方向にずらすように、当該筐体の内部の中央所定位置に設けられた重り
    を具え、
    上記第1のスピーカは
    上記筐体の内部に、円形の上記振動板の中心軸を上記筐体の上記長軸から、上記重りの設けられた上記中央所定位置側にずらして設けられ、
    上記第2のスピーカは、
    上記筐体の内部に、円形の上記振動板の中心軸を上記筐体の上記長軸から、上記重りの設けられた上記中央所定位置側にずらして設けられた
    求項1に記載のスピーカ装置。
  7. 転楕円体の長軸方向の一端部及び他端部が上記長軸上の中心点からそれぞれ等距離の位置で切り落とされたように、上記一端部側及び上記他端部側に一端部側開口及び他端部側開口が形成された筐体と、
    上記筐体の外側へ振動板の前面を向けて上記筐体の上記一端部側開口を上記振動板で塞ぐように上記筐体の内部に設けられた第1のスピーカと、
    上記筐体の外側へ振動板の前面を向けて上記筐体の上記他端部側開口を上記振動板で塞ぐように上記筐体の内部に設けられた第2のスピーカと
    上記筐体の内部に設けられ、音声データを記憶する記憶部と、
    上記筐体の内部に設けられ、上記記憶部に記録された上記音声データを読み出して音声信号に変換し、当該変換した上記音声信号を上記第1のスピーカ及び上記第2のスピーカから出力させる再生部と
    を具える再生装置。
  8. 転楕円体の長軸方向の一端部及び他端部が上記長軸上の中心点からそれぞれ等距離の位置で切り落とされたように、上記一端部側及び上記他端部側に一端部側開口及び他端部側開口が形成された筐体と、
    上記筐体の外側へ振動板の前面を向けて上記筐体の上記一端部側開口を上記振動板で塞ぐように上記筐体の内部に設けられた第1のスピーカと、
    上記筐体の外側へ振動板の前面を向けて上記筐体の上記他端部側開口を上記振動板で塞ぐように上記筐体の内部に設けられた第2のスピーカと
    音声データを受信する受信部と、
    上記筐体の内部に設けられ、上記受信部で受信された上記音声データを読み出して音声信号に変換し、当該変換した上記音声信号を上記第1のスピーカ及び上記第2のスピーカから出力させる再生部と
    を具える再生装置。
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