JP4240116B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ディスク装置に関する。
従来、光ディスクの種別は、光ピックアップを光ディスクに近づけてゆき、光ディスクの表面層から反射される信号が検出されてから、記録層から反射される信号が検出されるまでの時間の長さに基づいて、判別されている(例えば、特許文献1,2)。
また、光ディスクの記録層から反射されて検出される信号の形状に基づいて、光ディスクの種別を判別するものも知られている(例えば、特許文献3)。
また、光ピックアップのレーザー焦点が光ディスクを透過する際にFE信号に現れるS字カーブを検出し、表面層からS字カーブが検出されてから記録層からS字カーブが検出されるまでの時間の長さに基づいて、光ディスクがHD−DVDかBDかを判別するものも知られている(特許文献4)
特開2005−259252号公報 特開2005−317116号公報 特開2005−346809号公報 特開2006−134367号公報
しかしながら、光ディスクの表面層から反射される信号は小さいため、検出できない場合もあり、その場合には、光ディスクの記録層から反射される信号を表面層から反射される光と誤検出することとなり、光ピックアップの対物レンズが光ディスクに接触してしまったり、光ディスクの種別を判別することができないという問題がある。特許文献1〜4は、光ディスクの表面層から反射される信号が検出できることを前提としており、上記問題を解決することができない。
本発明の課題は、光ピックアップの光ディスクへの衝突を防ぐとともに、光ディスクの種別をより確実に判別することができる光ディスク装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、情報が光学的に記録される光ディスクのディスク表面に対して垂直方向に移動可能な光ピックアップを備える光ディスク装置において、
前記光ピックアップを前記光ディスクのディスク表面に対して垂直方向に駆動する駆動手段と、
前記駆動手段により前記光ピックアップを初期位置から前記ディスク表面へ近づける駆動が開始された後、前記光ピックアップにより第1の閾値以上の信号が検出されてから、再び、前記光ピックアップにより第1の閾値以下の信号が検出されるまでの第1時間を、計時手段に計時させる第1計時制御手段と、
前記第1計時制御手段により計時された前記第1時間が所定時間より短いか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により、前記第1時間が所定時間より短いと判断された場合に、前記光ピックアップにより第1の閾値以下の信号が検出されてから、再び、前記光ピックアップにより前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以上の信号が検出されるまでの第2時間を、前記計時手段に計時させる第2計時制御手段と、
前記第2計時制御手段により計時させた第2時間に基づいて光ディスクの種別を判別する判別手段と、
前記判断手段により、前記第1時間が所定時間以上と判断された場合に、前記駆動手段により前記光ピックアップを初期位置に戻す駆動制御手段と、
前記光ピックアップにより検出された信号を増幅する増幅器と、
前記判断手段により、前記第1時間が所定時間以上と判断された場合に、前記増幅器による増幅率を所定の値分上げて、前記第1計時制御手段を再び実行させる制御を行う制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、情報が光学的に記録される光ディスクのディスク表面に対して垂直方向に移動可能な光ピックアップを備える光ディスク装置において、
前記光ピックアップを前記光ディスクのディスク表面に対して垂直方向に駆動する駆動手段と、
前記駆動手段により前記光ピックアップを初期位置から前記ディスク表面へ近づける駆動が開始された後、前記光ピックアップにより所定の閾値以上の信号が検出されてから、再び、前記光ピックアップにより所定の閾値以下の信号が検出されるまでの第1時間を、計時手段に計時させる第1計時制御手段と、
前記第1計時制御手段により計時された前記第1時間が所定時間より短いか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により、前記第1時間が所定時間より短いと判断された場合に、前記光ピックアップにより所定の閾値以下の信号が検出されてから、再び、前記光ピックアップにより所定の閾値以上の信号が検出されるまでの第2時間を、前記計時手段に計時させる第2計時制御手段と、
前記第2計時制御手段により計時させた第2時間に基づいて光ディスクの種別を判別する判別手段と、
前記判断手段により、前記第1時間が所定時間以上と判断された場合に、前記駆動手段により前記光ピックアップを初期位置に戻す駆動制御手段と、
を備えたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の光ディスク装置において、
前記光ピックアップにより検出された信号を増幅する増幅器と、
前記判断手段により、前記第1時間が所定時間以上と判断された場合に、前記増幅器による増幅率を所定の値分上げて、前記第1計時制御手段を再び実行させる制御を行う制御手段を備えることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の光ディスク装置において、
前記判断手段により、前記第1時間が所定時間以上と判断された場合に、前記所定の閾値を所定の値分下げて、前記第1計時制御手段を再び実行させる制御を行う制御手段を備えることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、駆動手段により、光ピックアップが光ディスクのディスク表面に対して垂直方向に駆動され、第1計時制御手段により、駆動手段によって光ピックアップを初期位置からディスク表面へ近づける駆動が開始された後、光ピックアップにより第1の閾値以上の信号が検出されてから、再び、光ピックアップにより第1の閾値以下の信号が検出されるまでの第1時間が、計時手段に計時され、判断手段により、第1計時制御手段によって計時させた第1時間が所定時間より短いか否かが判断され、第2計時制御手段により、判断手段によって、第1時間が所定時間より短いと判断された場合に、光ピックアップにより第1の閾値以下の信号が検出されてから、再び、光ピックアップにより第1の閾値より大きい第2の閾値以上の信号が検出されるまでの第2時間が、計時手段に計時され、判別手段により、第2計時制御手段によって計時させた第2時間に基づいて光ディスクの種別が判別され、駆動制御手段により、判断手段によって、第1時間が所定時間以上と判断された場合に、駆動手段により光ピックアップが初期位置に戻されるので、光ピックアップによって検出された信号がディスク表面層から反射される信号か否かを正確に判断でき、第1時間が所定時間以上である場合、即ち、検出された信号がディスク表面層から反射される信号ではないと判断した場合には、光ピックアップが初期位置に戻されるので、光ディスクの記録層から反射される信号を表面層から反射される信号と間違えて光ピックアップをさらに光ディスクの表面へ近づけてしまうことを防ぐことができ、光ピックアップの光ディスクへの衝突を防ぐことができる。
また、第1時間が所定時間より短いか否かにより、光ピックアップにより検出された信号が光ディスクの表面層から反射される信号か否かが正確に判断されるので、正確な第2時間を計測することができ、光ディスクの種別をより確実に判別することができる。
また、増幅器により、光ピックアップによって検出された信号が増幅され、制御手段により、判断手段によって第1時間が所定時間以上と判断された場合に、増幅器による増幅率を所定の値分上げて、第1計時制御手段を再び実行させる制御が行われるので、光ディスクの表面層から反射される信号が検出されなかった場合に、再度、光ディスクの表面層から反射される信号の検出が行われる際、より検出されやすくなることとなって、光ディスクの種別をより確実に判別することができる。
また、第2時間の計測終了時点となる光ディスクの記録層から反射される信号の検出においては、第1の閾値より大きい第2の閾値が用いられるので、ノイズなどを光ディスクの記録層から反射される信号と間違えて検出することが防止されることとなって、光ディスクの種別をより一層確実に判別することができる。
請求項2に記載の発明によれば、駆動手段により、光ピックアップが光ディスクのディスク表面に対して垂直方向に駆動され、第1計時制御手段により、駆動手段によって光ピックアップを初期位置からディスク表面へ近づける駆動が開始された後、光ピックアップにより所定の閾値以上の信号が検出されてから、再び、光ピックアップにより所定の閾値以下の信号が検出されるまでの第1時間が、計時手段に計時され、判断手段により、第1計時制御手段によって計時させた第1時間が所定時間より短いか否かが判断され、第2計時制御手段により、判断手段によって、第1時間が所定時間より短いと判断された場合に、光ピックアップにより所定の閾値以下の信号が検出されてから、再び、光ピックアップにより所定の閾値以上の信号が検出されるまでの第2時間が、計時手段に計時され、判別手段により、第2計時制御手段によって計時させた第2時間に基づいて光ディスクの種別が判別され、駆動制御手段により、判断手段によって、第1時間が所定時間以上と判断された場合に、駆動手段により光ピックアップが初期位置に戻されるので、光ピックアップによって検出された信号がディスク表面層から反射される信号か否かを正確に判断でき、第1時間が所定時間以上である場合、即ち、検出された信号がディスク表面層から反射される信号ではないと判断した場合には、光ピックアップが初期位置に戻されるので、光ディスクの記録層から反射される信号を表面層から反射される信号と間違えて光ピックアップをさらに光ディスクの表面へ近づけてしまうことを防ぐことができ、光ピックアップの光ディスクへの衝突を防ぐことができる。
また、第1時間が所定時間より短いか否かにより、光ピックアップにより検出された信号が光ディスクの表面層から反射される信号か否かが正確に判断されるので、正確な第2時間を計測することができ、光ディスクの種別をより確実に判別することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、増幅器により、光ピックアップによって検出された信号が増幅され、制御手段により、判断手段によって第1時間が所定時間以上と判断された場合に、増幅器による増幅率を所定の値分上げて、第1計時制御手段を再び実行させる制御が行われるので、光ディスクの表面層から反射される信号が検出されなかった場合に、再度、光ディスクの表面層から反射される信号の検出が行われる際、より検出されやすくなることとなって、光ディスクの種別をより確実に判別することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、特に、制御手段により、判断手段によって第1時間が所定時間以上と判断された場合に、所定の閾値を所定の値分下げて、第1計時制御手段を再び実行させる制御が行われるので、光ディスクの表面層から反射される信号が検出されなかった場合に、再度、光ディスクの表面層から反射される信号の検出が行われる際、より検出されやすくなることとなって、光ディスクの種別をより確実に判別することができる。
以下、図を参照して、本発明に係る光ディスク装置を実施するための最良の形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置100の構成について図1,図2を参照しながら説明する。第1の実施形態に係る光ディスク装置100は、例えば、図1,図2に示すように、光ピックアップ1,光検出器2,全加算信号検出部3,ゲイン調整器4,二値化信号検出部5,時間計測部6,駆動部7,アクチュエータ8、CPU(Central Processing Unit)9,RAM(Random Access Memory)10,記憶部11等を備えて構成されている。
光ピックアップ1は、例えば、光源1A,カップリングレンズ1B,ビームスプリッタ1C,対物レンズ1D,集光レンズ1E等を備えて構成される。
光源1Aは、例えば、半導体レーザやLED(Light Emitting Diode)等である。
カップリングレンズ1Bは、例えば、光源1Aとビームスプリッタ1Cとの間に設けられ、光源1Aから出射された発散光の発散角を所望の角に変えることにより、平行光に変換する。
ビームスプリッタ1Cは、例えば、カップリングレンズ1Bと対物レンズ1Dとの間に設けられ、カップリングレンズ1Bを透過した光源1Aから出射されたレーザ光と、光ディスクdから反射される反射光とを分離させる。
対物レンズ1Dは、例えば、後述するアクチュエータ8により保持され、ビームスプリッタ1Cを透過したレーザ光を集光して光ディスクdに照射する。
集光レンズ1Eは、例えば、ビームスプリッタ1Cと光検出器2との間に設けられ、ビームスプリッタ1Cを反射した反射光を集光して光検出器2に出射する。
光検出器2は、例えば、集光レンズ1Eと全加算信号検出部3との間に設けられ、集光レンズ1Eを透過した反射光を4分割し、それぞれの反射光の強度に応じた4つの電気信号を全加算信号検出部3に出力する。
全加算信号検出部3は、例えば、光検出器2から出力される4つの電気信号を加算する処理を行って全加算信号を生成し、ゲイン調整器4へ出力する。
ゲイン調整器4は、全加算信号検出部3から出力される全加算信号を所定の増幅率に基づいて増幅し、二値化信号検出部5に出力し、増幅器として機能する。
二値化信号検出部5は、例えば、ゲイン調整器4から出力される電気信号に対して、所定の閾値に基づいてニ値化処理を行って二値化信号を生成する。なお、所定の閾値は、例えば、第1の閾値(例えば、図3のL1)又は第2の閾値(例えば、図3のL2)であって、CPU9が後述する第1計時プログラム11A又は第2計時プログラム11Cを実行することにより設定される。
時間計測部6は、例えば、CPU9が後述する第1計時プログラム11A又は第2計時プログラム11Cを実行することにより制御されて、計時を行い、計時手段として機能する。
駆動部7は、例えば、アクチュエータ8を駆動することにより、対物レンズ1Dを光ディスクdの表面に対して垂直方向に駆動し、駆動手段として機能する。
CPU9は、例えば、記憶部11に格納された処理プログラム等を読み出して、RAM10に展開して実行することにより、光ディスク装置100の制御を行う。
RAM10は、CPU9により実行された処理プログラム等を、RAM10内のプログラム格納領域に展開するとともに、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等をデータ格納領域に格納する。
記憶部11は、例えば、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は、例えば、半導体メモリ等で構成されている。また、記憶部11は、CPU9が光ディスク装置100全体を制御する機能を実現させるための各種データ,各種処理プログラム,これらプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。より具体的には、記憶部11は、例えば、図2に示すように、第1計時プログラム11A,判断プログラム11B,第2計時プログラム11C,駆動プログラム11D,制御プログラム11E,判別プログラム11F等を格納している。
第1計時プログラム11Aは、例えば、CPU9に、駆動部7により光ピックアップ1の対物レンズ1Dを初期位置からディスク表面へ近づける駆動が開始された後、光ピックアップ1により第1の閾値L1以上の信号が検出されてから、再び、光ピックアップ1により第1の閾値L1以下の信号が検出されるまでの第1時間を、時間計測部6に計時させる機能を実現させるプログラムである。
より具体的には、第1計時プログラム11Aは、例えば、CPU9に、二値化信号検出部5で用いられる閾値を第1の閾値L1に設定し、駆動部7により光ピックアップ1の対物レンズ1Dの駆動が開始された後、光ディスクdから反射される反射光が光ピックアップ1により受光され、光ピックアップ1により受光された反射光が光検出器2により電気信号に変換され、光検出器2により変換された電気信号から全加算信号検出部3により全加算信号が生成され、ゲイン調整器4により増幅された全加算信号が第1の閾値L1以上となってから、再び、第1の閾値L1以下となるまでの第1時間を、時間計測部6に計時させる機能を実現させるプログラムである。
CPU9は、第1計時プログラム11Aを実行することにより、第1計時制御手段として機能する。
判断プログラム11Bは、例えば、CPU9に、第1計時プログラム11Aを実行することによって、時間計測部6に計時させた第1時間が所定時間Tdより短いか否かを判断する機能を実現させるプログラムである。なお、この所定時間Tdは、予め、光ディスク装置100において設定されている時間であり、ディスク表面層を検出する時間(例えば、図3のt2―t1)よりも長く、且つ記録層を検出する時間(図5のt6−t5)よりも短い任意の値が設定される。CPU9は、かかる判断プログラム11Bを実行することにより、判断手段として機能する。
第2計時プログラム11Cは、例えば、CPU9に、判断プログラム11Bを実行することにより、第1時間が所定時間Tdより短いと判断した場合に、光ピックアップ1により第1の閾値L1以下の信号が検出されてから、再び、光ピックアップ1により第2の閾値L2以上の信号が検出されるまでの第2時間を、時間計測部6に計時させる機能を実現させるプログラムである。ここで、第2の閾値L2とは、例えば、第1の閾値L1よりも大きい値である。
より具体的には、第2計時プログラム11Cは、例えば、CPU9に、判断プログラム11Bを実行することにより、第1時間が所定時間Tdより短いと判断した場合に、二値化信号検出部5で用いられる閾値を第2の閾値L2に設定し、光ディスクdから反射される反射光が光ピックアップ1により受光され、光ピックアップ1により受光された反射光が光検出器2により電気信号に変換され、光検出器2により変換された電気信号から全加算信号検出部3により全加算信号が生成され、ゲイン調整器4により増幅された全加算信号が第1の閾値L1以下となってから、再び、第2の閾値L2以上となるまでの第2時間を、時間計測部6に計時させ、第2の閾値L2以上の全加算信号が検出された場合に、二値化信号検出部5で用いられる閾値を第1の閾値L1に変更する機能を実現させるプログラムである。
CPU9は、第2計時プログラム11Cを実行することにより、第2計時制御手段として機能する。
駆動プログラム11Dは、例えば、CPU9に、判断プログラム11Bを実行することにより、第1時間が所定時間Td以上であると判断した場合に、駆動部7により光ピックアップ1の対物レンズ1Dを初期位置に戻させる機能を実現させるプログラムである。CPU9は、かかる駆動プログラム11Dを実行することにより、駆動制御手段として機能する。
制御プログラム11Eは、例えば、CPU9に、判断プログラム11Bを実行することにより、第1時間が所定時間Td以上であると判断した場合に、ゲイン調整器4による増幅率を所定の値分上げて、第1計時プログラム11Aを再び実行させる制御を行う機能を実現させるプログラムである。CPU9は、制御プログラム11Eを実行することにより、制御手段として機能する。
判別プログラム11Fは、例えば、CPU9に、第2計時プログラム11Cを実行することにより計時した第2時間の長さに基づいて、光ディスクdの種別を判別する機能を実現させるプログラムである。CPU9は、かかる判別プログラム11Fを実行することにより、判別手段として機能する。
次に、駆動部7により光ピックアップ1が初期位置からディスク表面へ近づけるように駆動された場合における、全加算信号検出部3により生成される全加算信号、二値化信号検出部5により生成される二値化信号、及び、時間計測部6による計測動作の経時変化の一例を、図3に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。
まず、光ピックアップ1の対物レンズ1Dが初期位置からディスク表面へと駆動され、対物レンズ1Dの焦点が光ディスクdの表面層に近づくにつれて全加算信号が上昇し、その後、対物レンズ1Dの焦点が光ディスクdの表面層を通過して遠ざかるにつれて全加算信号が減少してほぼ初期値に戻る。
このとき、全加算信号の値が第1の閾値L1以上となった場合に、二値化信号が「Hi」となり(図3のt1の時点)、全加算信号の値が第1の閾値L1より小さくなった場合に、二値化信号が「Low」となる(図3のt2の時点)。
また、このとき、CPU9が第1計時プログラム11Aを実行することにより、時間計測部6が制御されて、二値化信号が「Hi」となった際(図3のt1の時点)に計時が開始され、二値化信号が「Low」となった際(図3のt2の時点)に計時が終了し、第1時間が計時される。
次に、駆動部7により光ピックアップ1の対物レンズ1Dがさらにディスク表面へ近づけられ、対物レンズ1Dの焦点が光ディスクdの記録層に近づくにつれて全加算信号が上昇し、その後、対物レンズ1Dの焦点が光ディスクdの記録層を通過して遠ざかるにつれて全加算信号が減少する。
そして、このとき、全加算信号の値が第2の閾値L2以上となった場合に、二値化信号が「Hi」となり(図3のt3の時点)、全加算信号の値が第1の閾値L1以下となった場合に二値化信号が「Low」となる(図3のt4の時点)。
また、このとき、CPU9が第2計時プログラム11Cを実行することにより、時間計測部6が制御されて、二値化信号が「Low」となった際(図3のt2の時点)に計時が開始され、二値化信号が「Hi」となった際(図3のt3の時点)に計時が終了し、第2時間が計時される。
次に、上述のような構成の第1の実施形態に係る光ディスク装置100におけるディスク判別動作について図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、駆動部7により、光ピックアップ1の対物レンズ1Dが初期位置からディスク表面へ近づける駆動が開始されると(ステップS1)、二値化信号検出部5により二値化信号が「Hi」となったことが検出され(ステップS2)、CPU9が、第1計時プログラム11Aを実行することにより、時間計測部6が制御されて計時が開始される(ステップS3)。
次に、二値化信号検出部5により二値化信号が「Low」となったことが検出され(ステップS4)、CPU9は、第1計時プログラム11Aの実行に基づいて、時間計測部6を制御し、計時を終了させる(ステップS5)。
次に、CPU9は、判断プログラム11Bを実行することにより、ステップS3〜ステップS5において計時された時間Tmが所定時間Tdより小さいか否かを判断する(ステップS6)。
ステップS6において、CPU9が、Tm≧Tdであると判断した場合に(ステップS6;No)、CPU9は、Tmをリセットするとともに、駆動プログラム11Dを実行することにより、光ピックアップ1の対物レンズ1Dの位置を初期位置に戻す(ステップS7)。
次に、CPU9は、制御プログラム11Eを実行することにより、ゲイン調整器4による増幅率を所定の値分上げて、ステップS1に戻る(ステップS8)。
ステップS6において、CPU9が、Tm<Tdであると判断した場合に(ステップS6;Yes)、CPU9は、第2計時プログラム11Cを実行することにより、二値化信号検出部5において用いられる閾値を第2の閾値L2に設定するとともに、時間計測部6を制御して、リセット後、計時を開始させる(ステップS9)。
次に、二値化信号検出部5により二値化信号が「Hi」となったことが検出されると(ステップS10)、CPU9は、第2計時プログラム11Cの実行に基づいて、時間計測部6を制御し、計時を終了させる(ステップS11)。
次に、CPU9は、判別プログラム11Fを実行することにより、ステップS9〜ステップS11において計測された時間(第2時間)に基づいて、光ディスクdの種別を判別するとともに、二値化信号検出部5において用いられる閾値を第1の閾値L1に設定し(ステップS12)、本処理を終了する。
次に、光ディスクdの表面層の全加算信号が第1の閾値L1よりも小さい場合における、全加算信号、二値化信号、及び、時間計測部6による計測動作の経時変化の一例を、図5に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。
まず、光ピックアップ1の対物レンズ1Dが初期位置からディスク表面へと駆動され、対物レンズ1Dの焦点が光ディスクdの表面層に近づくにつれて全加算信号が上昇し、その後、対物レンズ1Dの焦点が光ディスクdの表面層を通過して遠ざかるにつれて全加算信号が減少してほぼ初期値に戻る。
このとき、光ディスクdの表面層の全加算信号の値は第1の閾値L1より小さいため、二値化信号は「Low」のままである。
また、このとき、二値化信号が「Low」のままであるため、時間計測部6による計時は行われない。
次に、駆動部7により光ピックアップ1の対物レンズ1Dがさらにディスク表面への近づけられ、対物レンズ1Dの焦点が光ディスクdの記録層に近づくにつれて全加算信号が上昇し、その後、対物レンズ1Dの焦点が光ディスクdの記録層を通過して遠ざかるにつれて全加算信号が減少する。
そして、このとき、全加算信号の値が第1の閾値L1以上となった場合に、二値化信号が「Hi」となり(図5のt5の時点)、全加算信号の値が第1の閾値L1以下となった場合に二値化信号が「Low」となる(図5のt6の時点)。
また、このとき、CPU9が第1計時プログラム11Aを実行することにより、時間計測部6が制御されて、二値化信号が「Hi」となった際(図5のt5の時点)に計時が開始され、二値化信号が「Low」となった際(図5のt6の時点)に計時が終了し、第1時間が計時される。
従って、光ディスクdの表面層において検出される全加算信号が第1の閾値L1より小さい場合には、光ディスクdの記録層において検出される二値化信号の「Hi」/「Low」に基づいて第1時間が計測されることとなる。ここで、光ディスクdの記録層において計測される時間(図5のt6−t5)は、常に、所定時間Tdより大きくなるように、所定時間Tdが予め設定されている。そのため、光ディスクdの表面層において検出される全加算信号が第1の閾値L1より小さく、光ディスクdの記録層において第1時間が計測された場合は、図4のフローチャートのステップS6において、CPU9が判断プログラム11Bを実行することにより、Tm≧Tdと判断され、CPU9が駆動プログラム11D,制御プログラム11Eを実行することにより、ゲイン調整器4が調節された後、再度ディスク判別が最初から行われることとなり、対物レンズ1Dの焦点が光ディスクの記録層を通過した後も光ピックアップ1の対物レンズ1Dが光ディスクdに近づけられることはない。
以上に説明した本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置100によれば、駆動部7により、光ピックアップ1の対物レンズ1Dが光ディスクdのディスク表面に対して垂直方向に駆動され、CPU9が第1計時プログラム11Aを実行することにより、駆動部7によって光ピックアップ1の対物レンズ1Dを初期位置からディスク表面へ近づける駆動が開始された後、光ピックアップ1により第1の閾値L1以上の信号が検出されてから、再び、光ピックアップ1により第1の閾値L1以下の信号が検出されるまでの第1時間が、時間計測部6に計時され、CPU9が判断プログラム11Bを実行することにより、第1計時プログラム11Aを実行することによって計時させた第1時間が所定時間Tdより短いか否かが判断され、CPU9が第2計時プログラム11Cを実行することにより、判断プログラム11Bを実行することによって、第1時間が所定時間Tdより短いと判断された場合に、光ピックアップ1により第1の閾値L1以下の信号が検出されてから、再び、光ピックアップ1により第1の閾値L1より大きい第2の閾値L2以上の信号が検出されるまでの第2時間が、時間計測部6に計時され、CPU9が判別プログラム11Fを実行することにより、第2計時プログラム11Cを実行することによって計時させた第2時間に基づいて光ディスクの種別が判別され、CPU9が駆動プログラム11Dを実行することにより、判断プログラム11Bを実行することによって、第1時間が所定時間Td以上と判断した場合に、駆動部7により光ピックアップ1の対物レンズ1Dが初期位置に戻されるので、光ピックアップ1によって検出された信号がディスク表面層から反射される信号か否かを正確に判断でき、第1時間が所定時間Td以上である場合、即ち、検出された信号がディスク表面層から反射される信号ではないと判断した場合には、光ピックアップ1の対物レンズ1Dが初期位置に戻されるので、記録層から反射される信号を表面層から反射される信号と間違えて光ピックアップ1の対物レンズ1Dをさらに光ディスクdの表面へ近づけてしまうことを防ぐことができ、光ピックアップ1の対物レンズ1Dの光ディスクdへの衝突を防ぐことができる。
また、第1時間が所定時間Tdより短いか否かにより、光ピックアップ1により検出された信号が光ディスクdの表面層から反射される信号か否かが正確に判断されるので、正確な第2時間を計測することができ、光ディスクdの種別をより確実に判別することができる。
また、ゲイン調整器4により、光ピックアップ1によって検出された信号が増幅され、CPU9が制御プログラム11Eを実行することにより、判断プログラム11Bを実行することによって第1時間が所定時間Td以上と判断された場合に、ゲイン調整器4による増幅率を所定の値分上げて、CPU9に第1計時プログラム11Aを再び実行させる制御が行われるので、光ディスクdの表面層から反射される信号が検出されなかった場合に、再度、光ディスクdの表面層から反射される信号の検出が行われる際、より検出されやすくなこととなって、光ディスクdの種別をより確実に判別することができる。
また、第2時間の計測終了時点となる光ディスクdの記録層から反射される信号の検出においては、第1の閾値L1より大きい第2の閾値L2が用いられるので、ノイズなどを光ディスクの記録層から反射される信号と間違えて検出することが防止されることとなって、光ディスクdの種別をより一層確実に判別することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係る光ディスク装置200は、例えば、図6,図7に示すように、ゲイン調整器4を備えず、全加算信号検出部30,二値化信号検出部50,記憶部12の構成のみが第1の光ディスク装置100と異なるので、同一の構成に関しては、同一の符号を用いるとともに、その説明を省略する。
全加算信号検出部30は、例えば、光検出器2から出力される4つの電気信号を加算する処理を行って全加算信号を生成し、二値化信号検出部50へ出力する。
二値化信号検出部50は、例えば、全加算信号検出部30から出力される電気信号に対して、所定の閾値に基づいてニ値化処理を行って二値化信号を生成する。なお、所定の閾値は、例えば、第1の閾値L1又は第1の閾値L2であって、CPU9が第1計時プログラム12A又は第2計時プログラム12Cを実行することにより設定される。
記憶部12は、例えば、プログラムやデータ等が予め記憶されている記録媒体(図示せず)を有しており、この記録媒体は、例えば、半導体メモリ等で構成されている。また、記憶部12は、CPU9が光ディスク装置200全体を制御する機能を実現させるための各種データ,各種処理プログラム,これらプログラムの実行により処理されたデータ等を記憶する。より具体的には、記憶部12は、例えば、図7に示すように、第1計時プログラム12A,判断プログラム11B,第2計時プログラム12C,駆動プログラム11D,制御プログラム12E,判別プログラム11F等を格納している。
第1計時プログラム12Aは、例えば、CPU9に、駆動部7により光ピックアップ1の対物レンズ1Dを初期位置からディスク表面へ近づける駆動が開始された後、光ピックアップ1により第1の閾値L1以上の信号が検出されてから、再び、光ピックアップ1により第1の閾値L1以下の信号が検出されるまでの第1時間を、時間計測部6に計時させる機能を実現させるプログラムである。
より具体的には、第1計時プログラム12Aは、例えば、CPU9に、二値化信号検出部50で用いられる閾値を第1の閾値L1に設定し、駆動部7により光ピックアップ1の対物レンズ1Dの駆動が開始された後、光ディスクdから反射される反射光が光ピックアップ1により受光され、光ピックアップ1により受光された反射光が光検出器2により電気信号に変換され、光検出器2により変換された電気信号から全加算信号検出部30により生成された全加算信号が第1の閾値L1以上となってから、再び、第1の閾値L1以下となるまでの第1時間を、時間計測部6に計時させる機能を実現させるプログラムである。
CPU9は、第1計時プログラム12Aを実行することにより、第1計時制御手段として機能する。
第2計時プログラム12Cは、例えば、CPU9に、判断プログラム11Bを実行することにより、第1時間が所定時間Tdより短いと判断した場合に、光ピックアップ1により第1の閾値L1以下の信号が検出されてから、再び、光ピックアップ1により第2の閾値L2以上の信号が検出されるまでの第2時間を、時間計測部6に計時させる機能を実現させるプログラムである。ここで、第1の閾値L2とは、例えば、第1の閾値L1よりも大きい値である。
より具体的には、第2計時プログラム12Cは、例えば、CPU9に、判断プログラム11Bを実行することにより、第1時間が所定時間Tdより短いと判断した場合に、二値化信号検出部50で用いられる閾値を第2の閾値L2に設定し、光ディスクdから反射される反射光が光ピックアップ1により受光され、光ピックアップ1により受光された反射光が光検出器2により電気信号に変換され、光検出器2により変換された電気信号から全加算信号検出部30により生成された全加算信号が第1の閾値L1以下となってから、再び、第2の閾値L2以上となるまでの第2時間を、時間計測部6に計時させ、第2の閾値L2以上の全加算信号が検出された場合に、二値化信号検出部50で用いられる閾値を第1の閾値L1に変更する機能を実現させるプログラムである。
CPU9は、第2計時プログラム12Cを実行することにより、第2計時制御手段として機能する。
制御プログラム12Eは、例えば、CPU9に、判断プログラム11Bを実行することにより、第1時間が所定時間Td以上であると判断した場合に、二値化信号検出部50において用いられる第1の閾値L1を所定の値分下げて、第1計時プログラム12Aを再び実行させる制御を行う機能を実現させるプログラムである。CPU9は、制御プログラム12Eを実行することにより、制御手段として機能する。
次に、上述のような構成の第2の実施形態に係る光ディスク装置200におけるディスク判別動作について図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、駆動部7により、光ピックアップ1の対物レンズ1Dが初期位置からディスク表面へ近づける駆動が開始されると(ステップS101)、二値化信号検出部50により二値化信号が「Hi」となったことが検出され(ステップS102)、CPU9が、第1計時プログラム12Aを実行することにより、時間計測部6が制御されて計時が開始される(ステップS103)。
次に、二値化信号検出部50により二値化信号が「Low」となったことが検出され(ステップS104)、CPU9は、第1計時プログラム12Aの実行に基づいて、時間計測部6を制御し、計時を終了させる(ステップS105)。
次に、CPU9は、判断プログラム11Bを実行することにより、ステップS103〜ステップS105において計時された時間Tmが所定時間Tdより短いか否かを判断する(ステップS106)。
ステップS106において、CPU9が、Tm≧Tdであると判断した場合に(ステップS106;No)、CPU9は、Tmをリセットするとともに、駆動プログラム11Dを実行することにより、光ピックアップ1の対物レンズ1Dの位置を初期位置に戻す(ステップS107)。
次に、CPU9は、制御プログラム12Eを実行することにより、二値化信号検出部50において用いられる第1の閾値L1を所定の値分下げて、ステップS1に戻る(ステップS108)。
ステップS106において、CPU9が、Tm<Tdであると判断した場合に(ステップS6;Yes)、CPU9は、第2計時プログラム12Cを実行することにより、二値化信号検出部50において用いられる閾値を第2の閾値L2に設定するとともに、時間計測部6を制御して、リセット後、計時を開始させる(ステップS109)。
次に、二値化信号検出部50により二値化信号が「Hi」となったことが検出されると(ステップS110)、CPU9は、第2計時プログラム12Cの実行に基づいて、時間計測部6を制御し、計時を終了させる(ステップS111)。
次に、CPU9は、判別プログラム11Fを実行することにより、ステップS109〜ステップS111において計測された時間(第2時間)に基づいて、光ディスクdの種別を判別するとともに、二値化信号検出部50において用いられる閾値を第1の閾値L1に設定し(ステップS112)、本処理を終了する。
以上に説明した第2の実施形態に係る光ディスク装置200によれば、駆動部7により、光ピックアップ1の対物レンズ1Dが光ディスクdのディスク表面に対して垂直方向に駆動され、CPU9が第1計時プログラム12Aを実行することにより、駆動部7によって光ピックアップ1の対物レンズ1Dを初期位置からディスク表面へ近づける駆動が開始された後、光ピックアップ1により第1の閾値L1以上の信号が検出されてから、再び、光ピックアップ1により第1の閾値L1以下の信号が検出されるまでの第1時間が、時間計測部6に計時され、CPU9が判断プログラム11Bを実行することにより、第1計時プログラム12Aを実行することによって計時させた第1時間が所定時間Tdより短いか否かが判断され、CPU9が第2計時プログラム12Cを実行することにより、判断プログラム11Bを実行することによって、第1時間が所定時間Tdより短いと判断された場合に、光ピックアップ1により第1の閾値L1以下の信号が検出されてから、再び、光ピックアップ1により第1の閾値L1より大きい第2の閾値L2以上の信号が検出されるまでの第2時間が、時間計測部6に計時され、CPU9が判別プログラム11Fを実行することにより、第2計時プログラム12Cを実行することによって計時させた第2時間に基づいて光ディスクの種別が判別され、CPU9が駆動プログラム11Dを実行することにより、判断プログラム11Bを実行することによって、第1時間が所定時間Td以上と判断した場合に、駆動部7により光ピックアップ1の対物レンズ1Dが初期位置に戻されるので、光ピックアップ1によって検出された信号がディスク表面層から反射される信号か否かを正確に判断でき、第1時間が所定時間Td以上である場合、即ち、検出された信号がディスク表面層から反射される信号ではないと判断した場合には、光ピックアップ1の対物レンズ1Dが初期位置に戻されるので、記録層から反射される信号を表面層から反射される信号と間違えて光ピックアップ1の対物レンズ1Dをさらに光ディスクdの表面へ近づけてしまうことを防ぐことができ、光ピックアップ1の対物レンズ1Dの光ディスクdへの衝突を防ぐことができる。
また、第1時間が所定時間Tdより短いか否かにより、光ピックアップ1により検出された信号が光ディスクdの表面層から反射される信号か否かが正確に判断されるので、正確な第2時間を計測することができ、光ディスクdの種別をより確実に判別することができる。
また、CPU9が制御プログラム12Eを実行することにより、判断プログラム11Bを実行することによって第1時間が所定時間Td以上と判断された場合に、二値化信号検出部50において用いられる第1の閾値L1が所定の値分下げられて、CPU9に第1計時プログラム12Aを再び実行させる制御が行われるので、再度、光ディスクdの表面層から反射される信号の検出が行われる際、より検出されやすくなこととなって、光ディスクdの種別をより確実に判別することができる。
また、第2時間の計測終了時点となる光ディスクdの記録層から反射される信号の検出においては、第1の閾値L1より大きい第2の閾値L2が用いられるので、ノイズなどを光ディスクの記録層から反射される信号と間違えて検出することが防止されることとなって、光ディスクdの種別をより一層確実に判別することができる。
なお、図4又は図8のフローチャートにおいて、Tm≧Tdの場合に、ゲイン増幅器4の増幅率を所定の値分上げて、又は、第1閾値L1を所定の値分下げて、再度第1時間の検出に戻るようにしたが、光ピックアップ1の対物レンズ1Dを初期位置に戻して所定のエラー表示を行うだけでもよい。
また、第2時間の計測の終了時点を、全加算信号が第2閾値L2以上となったときとしたが、第1閾値L1以上となったときとしてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置の概略構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る光ディスク装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る光ディスク装置において検出される全加算信号,二値化信号の経時変化及び時間計測部における計測動作の経時変化の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るディスク判別動作の一例を説明するフローチャートである。 本発明に係る光ディスク装置において検出される全加算信号,二値化信号の経時変化及び時間計測部における計測動作の経時変化の一例を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る光ディスク装置の概略構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る光ディスク装置の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るディスク判別動作の一例を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 光ピックアップ
4 ゲイン調整器(増幅器)
6 時間計測部(計時手段)
7 駆動部(駆動手段)
9 CPU(第1計時制御手段,判断手段,第2計時制御手段,駆動制御手段,制御手段,判別手段)
11A,12A 第1計時プログラム(第1計時制御手段)
11B 判断プログラム(判断手段)
11C,12C 第2計時プログラム(第2計時制御手段)
11D 駆動プログラム(駆動制御手段)
11E,12E 制御プログラム(制御手段)
11F 判別プログラム(判別手段)
100,200 光ディスク装置
d 光ディスク

Claims (4)

  1. 情報が光学的に記録される光ディスクのディスク表面に対して垂直方向に移動可能な光ピックアップを備える光ディスク装置において、
    前記光ピックアップを前記光ディスクのディスク表面に対して垂直方向に駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段により前記光ピックアップを初期位置から前記ディスク表面へ近づける駆動が開始された後、前記光ピックアップにより第1の閾値以上の信号が検出されてから、再び、前記光ピックアップにより第1の閾値以下の信号が検出されるまでの第1時間を、計時手段に計時させる第1計時制御手段と、
    前記第1計時制御手段により計時された前記第1時間が所定時間より短いか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記第1時間が所定時間より短いと判断された場合に、前記光ピックアップにより第1の閾値以下の信号が検出されてから、再び、前記光ピックアップにより前記第1の閾値よりも大きい第2の閾値以上の信号が検出されるまでの第2時間を、前記計時手段に計時させる第2計時制御手段と、
    前記第2計時制御手段により計時させた第2時間に基づいて光ディスクの種別を判別する判別手段と、
    前記判断手段により、前記第1時間が所定時間以上と判断された場合に、前記駆動手段により前記光ピックアップを初期位置に戻す駆動制御手段と、
    前記光ピックアップにより検出された信号を増幅する増幅器と、
    前記判断手段により、前記第1時間が所定時間以上と判断された場合に、前記増幅器による増幅率を所定の値分上げて、前記第1計時制御手段を再び実行させる制御を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 情報が光学的に記録される光ディスクのディスク表面に対して垂直方向に移動可能な光ピックアップを備える光ディスク装置において、
    前記光ピックアップを前記光ディスクのディスク表面に対して垂直方向に駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段により前記光ピックアップを初期位置から前記ディスク表面へ近づける駆動が開始された後、前記光ピックアップにより所定の閾値以上の信号が検出されてから、再び、前記光ピックアップにより所定の閾値以下の信号が検出されるまでの第1時間を、計時手段に計時させる第1計時制御手段と、
    前記第1計時制御手段により計時された前記第1時間が所定時間より短いか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記第1時間が所定時間より短いと判断された場合に、前記光ピックアップにより所定の閾値以下の信号が検出されてから、再び、前記光ピックアップにより所定の閾値以上の信号が検出されるまでの第2時間を、前記計時手段に計時させる第2計時制御手段と、
    前記第2計時制御手段により計時させた第2時間に基づいて光ディスクの種別を判別する判別手段と、
    前記判断手段により、前記第1時間が所定時間以上と判断された場合に、前記駆動手段により前記光ピックアップを初期位置に戻す駆動制御手段と、
    を備えたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 前記光ピックアップにより検出された信号を増幅する増幅器と、
    前記判断手段により、前記第1時間が所定時間以上と判断された場合に、前記増幅器による増幅率を所定の値分上げて、前記第1計時制御手段を再び実行させる制御を行う制御手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記判断手段により、前記第1時間が所定時間以上と判断された場合に、前記所定の閾値を所定の値分下げて、前記第1計時制御手段を再び実行させる制御を行う制御手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
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