JP4239096B2 - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、例えば、ユーザが複数の画像データの中から所望の画像データを容易に選択することができるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
従来、光ディスクなどの記録媒体に記録された画像データを読み出して再生する再生装置がある。この再生装置は、例えば、記録媒体に記録されている複数の画像データの中から所望の画像データをユーザが容易に選択することができるように、記録媒体に記録されている各画像データに対応するサムネイル画像(縮小画像)の一覧をモニタに表示する。ユーザがそのモニタに表示されたサムネイル画像の一覧の中から所望のサムネイル画像を選択すると、再生装置は、その選択されたサムネイル画像に対応する画像データを記録媒体より読み出して再生表示する。
例えば、この画像データがMPEG(Moving Picture Experts Group)方式等で圧縮された動画像データの場合、再生装置は、再生装置のドライブにおいて、そのドライブ装着された記録媒体に記録されている各画像データについて、画像データの所定の部分を1GOP(Group Of Pictures)程度(10フレーム程度)記録媒体から読み出す。次に、再生装置は、ドライブにおいて読み出した部分画像データを再生部においてデコードし、1フレーム分の画像データ(フレーム画像データ)を抽出する。そして再生装置は、その抽出したフレーム画像データを画像処理部に転送する。再生装置は、画像処理部においてそのフレーム画像データを処理して画像サイズを縮小し、サムネイル画像(サムネイル画像データ)を生成する。再生装置は、このように生成された各画像データに対応するサムネイル画像を一覧としてモニタに表示する。
記録媒体に記録されている画像データの数が多く、全てのサムネイル画像を一度に(1画面として)モニタに表示させることができない場合、例えば、再生装置は、モニタにはサムネイル画像の一覧の一部(1画面分)のみが表示されるようにして、ユーザの指示に応じてその表示する部分を切り替えるようにする。すなわち、この場合、再生装置は、ユーザが表示を切り替える指示を入力する度に、サムネイル画像を表示させる各画像データについて、上述したように、読み出し、デコード、フレーム画像データの抽出、転送、およびサイズ変換等の処理を行う。そして、再生装置は、作成したサムネイル画像を用いて表示画像(サムネイル画像の一覧)を生成し、モニタに表示する。
また、このようなサムネイル画像を用いて画像データのバックアップを管理する方法がある(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1において、ユーザが操作するパソコン80は、画像データをバックアップさせるサーバ90の記録手段986に記録されている第2のファイル情報を取得すると、その第2のファイル情報と、自己の記録手段886に記録されている第1のファイル情報と比較する。そして、その比較の結果、サーバ90の記録手段986に新たに記録された主画像がパソコン80に記録されていないと判断した場合、パソコン80は、サーバ90にその主画像の縮小画像を要求する。サーバ90は、その要求に基づいて主画像より縮小画像を作成し、その縮小画像データをパソコン80に供給する。パソコン80は、その供給された縮小画像データを取得すると、それを記録手段886に記録する。つまり、パソコン80は、サーバ90に保存されている画像データの内、パソコン80が有していない主画像については、その縮小画像をサーバ90より取得して管理する。サーバ90は、パソコン80が要求する度に主画像より縮小画像を生成し、その画像データをパソコン80に供給する。
特開2003−6213号公報
しかしながら、以上のような再生装置のサムネイル画像一覧の表示方法においては、再生装置は、新たなサムネイル画像をモニタに表示させる度に、サムネイル画像を生成しなければならない。従って、上述したように煩雑な作業を伴うので、ユーザがサムネイル画像の切り替え指示を入力してから、処理が完了するまでの応答時間が長くなり、ユーザは、複数の画像データの中から所望の画像データを選択する操作を容易に行うことができなくなってしまうという課題があった。
例えば、ユーザが表示するサムネイル画像の切り替え指示を入力すると、再生装置は、上述したように、動画像データの読み出し、動画像データのデコード、フレーム画像データの抽出、フレーム画像データの転送、画像サイズ変換、出力画像の生成等の処理を行い、サムネイル画像の一覧画面を作成し、それを表示する。ユーザは、その間待機しなければならず、快適に操作を行うことができなくなってしまう恐れがあった。
また、上述した画像データのバックアップを管理する場合においても同様であり、特許文献1において、サーバ90は、パソコン80より画像データを要求されるたびに、主画像より縮小画像を生成し供給する。従って、上述したように煩雑な作業を伴うので、パソコン80が縮小画像を要求してからサーバ90がそれを供給するまでの応答時間が長くなり、パソコン80(またはパソコン80のユーザ)は、待機時間が長くなるので、その画像データを容易に管理することができないという課題があった。
なお、これに対して、サムネイル画像データを予め用意しておく方法もあるが、その場合、取り扱うデータ量が、サムネイル画像データの分増大してしまう。つまり、例えば、記録媒体にデータを記録する場合、本来必要な本線の画像データの他に、サムネイル画像データも本線データとともに記録媒体に記録しなければならず、記録媒体の記録領域の消費量が増加してしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、例えば、取り扱うデータ量を増大させずに、ユーザが複数の画像データの中から所望の画像データを容易に選択することができるようにするものである。
本発明の情報処理装置は、動画像データを記録する記録媒体より動画像データを読み出す読み出し手段と、読み出し手段により読み出された動画像データより、動画像データを代表するフレームの画像データであるフレーム画像データを抽出する抽出手段と、抽出手段により抽出されたフレーム画像データの画像サイズを縮小し、サムネイル画像データを生成する生成手段と、生成手段により生成されたサムネイル画像データを保持する保持手段と、読み出し手段、抽出手段、生成手段、および保持手段を制御し、現在保持手段より出力されているサムネイル画像データである出力画像データを含む、次に保持手段より出力される可能性の高い、出力画像データの数より多くのサムネイル画像データを優先画像データとして優先的に生成し、保持させる制御手段とを備えることを特徴とする。
前記記録媒体は、動画像データとして、本線の動画像データとともに、本線の動画像データと同じ内容の、低解像度の動画像データを記録し、読み出し手段は、記録媒体より、本線の動画像データの代わりに低解像度の動画像データを読み出し、抽出手段は、読み出し手段により読み出された低解像度の動画像データより、フレーム画像データを抽出することができる。
前記出力画像データの画像を表示する表示手段をさらに備え、制御手段は、読み出し手段、抽出手段、生成手段、および保持手段を制御し、次に表示手段に表示する可能性の高いサムネイル画像データを優先画像データとして優先的に生成し、保持させることができる。
前記表示手段により表示される前記画像を切り替える切り替え指示を受け付ける指示受付手段と、前記指示受付手段により受け付けられた前記切り替え指示に基づいて、前記出力画像データおよび前記優先画像データを設定する設定手段とをさらに備え、前記制御手段は、読み出し手段、抽出手段、生成手段、および保持手段を制御し、設定手段により設定された優先画像データを優先的に生成し、保持させることができる。
前記設定手段により設定された優先画像データの内、保持手段に保持されていない不足画像データの存在を確認する確認手段をさらに備え、制御手段は、確認手段による確認の結果に基づいて、不足画像データが存在する場合、読み出し手段、抽出手段、生成手段、および保持手段を制御し、設定手段により設定された優先画像データを優先的に生成し、保持させることができる。
前記フレーム画像データは、クリップ単位の動画像データを代表するフレームの画像データであることができる。
前記フレーム画像データは、クリップ単位の動画像データの先頭フレームの画像データであり、読み出し手段は、先頭のフレームを含む、クリップ単位の動画像データの一部を読み出し、抽出手段は、読み出し手段により読み出された、クリップ単位の動画像データの一部より、先頭のフレームの画像データを、フレーム画像データとして抽出することができる。
前記保持手段は、サムネイル画像データと、サムネイル画像データに対応する動画像データとを関連付ける情報をさらに保持することができる。
本発明の情報処理方法は、動画像データを記録する記録媒体より動画像データを読み出す読み出しステップと、読み出しステップの処理により読み出された動画像データより、動画像データを代表するフレームの画像データであるフレーム画像データを抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理により抽出されたフレーム画像データの画像サイズを縮小し、サムネイル画像データを生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成されたサムネイル画像データを保持部に保持する保持ステップと、読み出しステップ、抽出ステップ、生成ステップ、および保持ステップの各処理を制御し、現在保持部より出力されているサムネイル画像データである出力画像データを含む、次に保持部より出力される可能性の高い、出力画像データの数より多くのサムネイル画像データを、優先画像データとして優先的に生成し、保持させる制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、動画像データを記録する記録媒体より動画像データを読み出す読み出しステップと、読み出しステップの処理により読み出された動画像データより、動画像データを代表するフレームの画像データであるフレーム画像データを抽出する抽出ステップと、抽出ステップの処理により抽出されたフレーム画像データの画像サイズを縮小し、サムネイル画像データを生成する生成ステップと、生成ステップの処理により生成されたサムネイル画像データを保持部に保持する保持ステップと、読み出しステップ、抽出ステップ、生成ステップ、および保持ステップの各処理を制御し、現在保持部より出力されているサムネイル画像データである出力画像データを含む、次に保持部より出力される可能性の高い、出力画像データの数より多くのサムネイル画像データを、優先画像データとして優先的に生成し、保持させる制御ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、動画像データを記録する記録媒体よりその動画像データが読み出され、読み出された動画像データより、動画像データを代表するフレームの画像データであるフレーム画像データが抽出され、抽出されたフレーム画像データの画像サイズが縮小され、サムネイル画像データが生成され、生成されたサムネイル画像データが保持され、現在出力されているサムネイル画像データである出力画像データを含む、次に出力される可能性の高い、出力画像データの数より多くのサムネイル画像データが優先画像データとして優先的に生成され、保持される。
本発明によれば、例えば、ユーザが複数の画像データの中から所望の画像データを容易に選択することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用した画像データ再生制御装置の一実施の形態の構成例を示している。
この画像データ再生制御装置1は、記録媒体2に記録されている画像データを読み出して表示部3に供給し、その画像データに対応する画像を表示させる装置であり、キャッシュ制御部11およびキャッシュメモリ12を有している。
記録媒体2は、CD-ROM(Compact Disc - Read Only Memory)等の光ディスク、MO(Magneto Optical disk)等の光磁気ディスク、ハードディスク等の磁気ディスク、磁気テープ、または、フラッシュメモリ等の半導体メモリ等よりなる大容量で不揮発性の記録媒体である。記録媒体2には、表示部3に表示させる画像に対応する画像データが記録されており、画像データ再生制御装置1によりその画像データが読み出される。
表示部3は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のディスプレイを有しており、画像データ再生制御装置1より供給される画像データに対応する画像の表示をそのディスプレイに表示させる。
キャッシュ制御部11は、キャッシュメモリ12のデータの入出力を制御する処理部であり、記録媒体2に記録されている画像データを読み出してキャッシュメモリ12に保持(キャッシュ)させたり、キャッシュメモリ12に保持されている画像データを表示部3に供給したりする。キャッシュメモリ12は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリにより構成される。キャッシュ制御部11に制御され、記録媒体2より供給された画像データを保持し、それを必要に応じて表示部3に供給する。
すなわち、キャッシュメモリ12は、記録媒体2と比較して、小容量で、アクセス速度が高速な、揮発性の記憶領域を有し、記録媒体2は、キャッシュメモリ12と比較して、大容量で、アクセス速度が低速な、不揮発性の記憶領域を有している。キャッシュ制御部11は、表示部3が画像を表示させる画像データを予め記録媒体より読み出しキャッシュメモリ12にキャッシュさせる。
図2に示されるように、通常、記録媒体2に記録可能な全画像データ21のデータ量は、キャッシュメモリ12に記録可能な全キャッシュ画像データ22のデータ量より多い。つまり、キャッシュメモリ12の記憶領域は全画像データ21のデータ量に対して有限である。従って、キャッシュ制御部11は、キャッシュメモリ12の記憶領域を有効に利用するために、キャッシュメモリ12より表示部3に出力される可能性の高い画像データを優先画像データ23として設定し、その優先画像データ23を優先的に記録媒体2より読み出してキャッシュメモリ12にキャッシュさせる。
つまり、キャッシュ制御部11は、表示部3に供給する出力画像データ24を設定すると、その出力画像データ24を含み、かつ、全キャッシュ画像データ22より少ないデータ量の画像データを優先画像データ23として設定し、その優先画像データ23を優先的にキャッシュメモリ12にキャッシュさせる。すなわち、キャッシュ制御部11は、キャッシュメモリ12の記憶領域に空き領域が十分でない場合であっても、キャッシュメモリ12の画像データを少なくとも必要分だけ消去して空き領域を確保し、優先画像データ23をキャッシュさせる。
このようなキャッシュ制御部11によるキャッシュ制御処理の流れを図3のフローチャートを参照して説明する。表示部3に画像データを供給する場合、キャッシュ制御部11は、キャッシュ制御処理を開始する。
キャッシュ制御処理を開始すると、キャッシュ制御部11は、ステップS1において、表示部3に供給する画像データを特定し、出力画像データ24を設定する。なお、出力画像データ24は、キャッシュメモリ12から表示部12に供給される画像データの出力単位であり、出力画像データ24として設定される画像データの数は複数であってもよい。ステップS2においてキャッシュ制御部11は、その出力画像データ24に基づいて、出力画像データ24を含むように優先画像データ23を設定する。優先画像データ23に設定される画像データは、上述したように、表示部3に出力される可能性の高い画像データであり、そのデータ数は、出力画像データ24を含み、全キャッシュ画像データ22の数より少ない。
優先画像データ23を設定したキャッシュ制御部11は、ステップS3において優先画像データ23が全てキャッシュメモリ12に保持されているか否かを確認する。保持されていない場合、キャッシュ制御部11は、ステップS4に処理を進め、優先画像データ23を記録媒体2より読み出し、ステップS5において、その読み出した優先画像データ23をキャッシュメモリ12に保持させ、ステップS6に処理を進める。
また、ステップS3において、優先画像データ23が全てキャッシュメモリ12に保持されていると判定した場合、キャッシュ制御部11は、ステップS4およびステップS5の処理を省略し、ステップS6に処理を進める。
ステップS6において、キャッシュ制御部11は、ステップS1において設定した出力画像データ24をキャッシュメモリ12から読み出し、それを表示部3に出力し、キャッシュ制御処理を終了する。
このようにすることにより、キャッシュメモリ12には、表示部3に出力される可能性がより高い画像データがキャッシュされるようになる。従って、キャッシュ制御部11が出力画像データ24をキャッシュメモリ12より検索したときにそのヒット率が向上する。すなわち、画像データ再生制御装置1は、表示部3に供給する画像データをキャッシュしている可能性がより高くなるので、表示部3に出力画像データ24を、アクセス速度が記録媒体2より高速なキャッシュメモリ12より読み出して供給させることができる。また、キャッシュ制御部11が優先画像データ23として設定した画像データのみを記録媒体2より読み出してキャッシュメモリ12にキャッシュさせるので、画像データ再生制御装置1は、不要に画像データを記録媒体2から読み出すことを抑制することができる。つまり、画像データ再生制御装置1は、画像データを読み出す処理による負荷を増大させずに、表示部3に画像データをより高速に供給させることができ、出力画像データ24を表示部3に表示させるまでの時間を短くすることができる。従って、表示部3に表示された画像を参照して画像データを選択するユーザは、所望の画像データを容易に選択することができる。
以上のようなキャッシュ制御について、より具体的な実施例について説明する。図4は、本発明を適用した編集装置の構成例を示すブロック図である。
図4において、編集装置31は、映画やテレビジョン番組等のコンテンツの制作作業に用いられる装置であり、画像データや音声データ等よりなるクリップデータを非破壊編集する装置である。
つまり、編集装置31は、例えば、記録媒体に記録されている、撮影作業により得られた画像データや音声データよりなるクリップデータを読み出して再生し、そのクリップデータから編集結果であるエディットリストを作成する装置である。
ここでクリップデータとは、1回の撮影(撮影開始から撮影終了まで)により得られる画像データや音声データ、並びに、それらに付加されるメタデータ等のデータ群のことである。すなわち、通常の場合、テレビジョン番組等のコンテンツは、編集作業によって、このクリップデータが繋ぎ合わせられて作成される。また、エディットリストとは、このクリップデータに対して行われた編集作業の内容を示す情報であり、編集結果と同等である。編集装置31は、クリップデータに対する編集作業の内容から、このエディットリストを作成することにより元のクリップデータを編集せずに編集結果を得ることができる(非破壊編集を行うことができる)。
編集装置31は、記憶部41、保持部42、入力部43、および表示部44を有している。
記憶部41は、編集対象となるクリップデータの記憶に関する処理を行う処理部であり、コントローラ51、ドライブ52、バッファメモリ53、およびデコーダ54を有している。
コントローラ51は、記憶部41全体を制御する制御部であり、保持部42のコントローラ91と制御情報の授受を行ったり、ドライブ52、バッファメモリ53、およびデコーダ54の各部を制御したりする。
ドライブ52は、書き換え可能な記録媒体である光ディスク71を装着可能な情報読み出し書き込み処理部であり、コントローラ51に制御され、装着された光ディスク71より情報を読み出したり、光ディスク71に情報を書き込んだりする。
バッファメモリ53は、ドライブ52が光ディスク71より読み出した情報を保持部42に転送するために一時的に保持する半導体メモリであり、光ディスク71よりアクセス速度の速く小容量の記憶領域である。バッファメモリ53は、バッファメモリインタフェース61およびメモリ領域62を有している。バッファメモリインタフェース61は、メモリ領域62のインタフェース処理を行う処理部であり、コントローラ51に制御され、バッファメモリ53の外部とメモリ領域62との情報の授受を制御する。また、バッファメモリインタフェース61は、PCIバス(Peripheral Components Interconnect bus)81に接続されており、コントローラ51に制御され、PCIバス81を介して保持部42と通信を行う。メモリ領域62は、光ディスク71よりアクセス速度の速く小容量の記憶領域であり、バッファメモリインタフェース61より供給されたデータを保持する。
デコーダ54は、コントローラ51に制御されて、バッファメモリ53に保持されている圧縮データを伸張する等のデコード処理を行う処理部である。
PCIバス81は、汎用のバスであり、記憶部41のバッファメモリ53と保持部42のSDRAM92が接続されている。
保持部42は、光ディスク71より読み出されたデータの保持に関する処理を行う処理部であり、コントローラ91、SDRAM92、および画像処理部93を有している。
コントローラ91は、保持部42全体を制御する制御部であり、記憶部41のコントローラ51と制御情報の授受を行ったり、SDRAM92および画像処理部93を制御したりする。
SDRAM92は、揮発性の半導体メモリであり、光ディスク71よりアクセス速度の速く小容量の記憶領域である。SDRAM92は、SDRAMインタフェース101およびメモリ領域102を有している。SDRAMインタフェース101は、メモリ領域102のインタフェース処理を行う処理部であり、コントローラ91に制御され、SDRAM92の外部とメモリ領域102との情報の授受を制御する。また、SDRAMインタフェース101は、PCIバス81に接続されており、コントローラ91に制御され、PCIバス81を介して記憶部41と通信を行う。メモリ領域102は、光ディスク71よりアクセス速度の速く小容量の記憶領域であり、SDRAMインタフェース101より供給されたデータを保持する。
画像処理部93は、SDRAM92に保持されているクリップデータの画像データを処理し、後述するように画像サイズを変更したりデータ変換処理を行ったりする。
入力部43は、ボタンやスイッチ等よりなるユーザインタフェースであり、ユーザにより入力される情報を受け付け、それをコントローラ91に供給する。
表示部44は、クリップデータの表示(画像データの表示や音声データの出力を含む)に関する処理を行う処理部であり、OSD(On Screen Display)処理部111およびモニタ部112を有している。
OSD処理部111は、保持部42より供給された画像データにGUI画像データを合成する等してモニタ部112に表示される画像を生成し、その画像データ等をモニタ部112に供給する。モニタ部112は、LCDやCRT等のディスプレイを有しており、OSD処理部111より供給された画像データに対応する画像の表示に関する処理を行う。
光ディスク71には、図5乃至図7に示されるような情報が記録されている。
光ディスク71に記録されたデータは、例えばUDF(Universal Disk Format)等のファイルシステムにより管理される。なお、ファイルシステムは、UDFに限らず、例えば、ISO9660(International Organization for Standardization 9660)等、編集装置31が対応できるファイルシステムであればどのようなものであってもよい。また、例えば、光ディスク71の代わりにハードディスク等の磁気ディスクを用いた場合、ファイルシステムとして、FAT(File Allocation Tables)、NTFS(New Technology File System)、HFS(Hierarchical File System)、またはUFS(Unix(登録商標)System)等を用いてもよい。また、専用のファイルシステムを用いるようにしてもよい。
図5において、ルートディレクトリ(ROOT)121には、PROAVディレクトリ122が設けられる。PROAVディレクトリ122には、光ディスク71に記録されている全ての素材データ(画像データや音声データ等のコンテンツデータ)に対するタイトルやコメント、さらに、光ディスク71に記録されている全ての画像データの代表となるフレームである代表画に対応する画像データのパス等の情報を含むファイルであるディスクメタファイル(DISCMETA.XML)123、光ディスク71に記録されている全てのクリップデータおよびエディットリストを管理するための管理情報等を含むインデックスファイル(INDEX.XML)124、およびインデックスファイル(INDEX.BUP)125が設けられている。なお、インデックスファイル125は、インデックスファイル124を複製したものであり、2つのファイルを用意することにより、信頼性の向上が図られている。
PROAVディレクトリ122には、さらに、光ディスク71に記録されているデータ全体に対するメタデータであり、例えば、再生履歴等の情報を含むファイルであるディスクインフォメーションファイル(DISCINFO.XML)126およびディスクインフォメーションファイル(DISKINFO.BUP)127が設けられている。なお、ディスクインフォメーションファイル127は、ディスクインフォメーションファイル126を複製したものであり、2つのファイルを用意することにより、信頼性の向上が図られている。
また、PROAVディレクトリ122には、上述したファイル以外にも、クリップデータが下位のディレクトリに設けられるクリップルートディレクトリ(CLPR)128、および、エディットリストのデータが下位のディレクトリに設けられるエディットリストルートディレクトリ(EDTR)129が設けられる。
クリップルートディレクトリ128には、光ディスク71に記録されているクリップデータが、クリップ毎に異なるディレクトリに分けて管理されており、例えば、図5の場合、3つのクリップのデータが、クリップディレクトリ(C0001)131、クリップディレクトリ(C0002)132、および、クリップディレクトリ(C0003)133の3つのディレクトリに分けられて管理されている。すなわち、光ディスク71に記録された最初のクリップの各データは、クリップディレクトリ131の下位のディレクトリのファイルとして管理され、2番目に光ディスク71に記録されたクリップの各データは、クリップディレクトリ132の下位のディレクトリのファイルとして管理され、3番目に光ディスク71に記録されたクリップの各データは、クリップディレクトリ133の下位のディレクトリのファイルとして管理される。
また、エディットリストルートディレクトリ129には、光ディスク71に記録されているエディットリストが、その編集処理毎に異なるディレクトリに分けて管理されており、例えば、図5の場合、4つのエディットリストが、エディットリストディレクトリ(E0001)134、エディットリストディレクトリ(E0002)135、エディットリストディレクトリ(E0003)136、およびエディットリストディレクトリ(E0004)137の4つのディレクトリに分けて管理されている。すなわち、光ディスク71に記録されたクリップの1回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ134の下位のディレクトリのファイルとして管理され、2回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ135の下位のディレクトリのファイルとして管理され、3回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ136の下位のディレクトリのファイルとして管理され、4回目の編集結果を示すエディットリストは、エディットリストディレクトリ137の下位のディレクトリのファイルとして管理される。
上述したクリップルートディレクトリ128に設けられるクリップディレクトリ131の下位のディレクトリには、最初に光ディスク71に記録されたクリップの各データが、図6に示されるようなファイルとして設けられ、管理される。
図6の場合、クリップディレクトリ131には、このクリップを管理するファイルであるクリップインフォメーションファイル(C0001C01.SMI)141、このクリップの画像データを含むファイルである画像データファイル(C0001V01.MXF)142、それぞれ、このクリップの各チャンネルの音声データを含む8つのファイルである音声データファイル(C0001A01.MXF乃至C0001A08.MXF)143乃至150、このクリップのサブストリームデータ(低解像度のデータ)を含むファイルであるローレゾデータファイル(C0001S01.MXF)151、このクリップの素材データに対応する、リアルタイム性を要求されないノンリアルタイムメタデータであるクリップメタデータを含むファイルであるクリップメタデータファイル(C0001M01.XML)152、このクリップの素材データに対応する、リアルタイム性を要求されるリアルタイムメタデータであるフレームメタデータを含むファイルであるフレームメタデータファイル(C0001R01.BIM)153、並びに、画像データファイル222のフレーム構造(例えば、MPEG等におけるピクチャ毎の圧縮形式に関する情報や、ファイルの先頭からのオフセットアドレス等の情報)が記述されたファイルであるピクチャポインタファイル(C0001I01.PPF)154等のファイルが設けられる。
ローレゾデータファイル151は、画像データファイル142、並びに、音声データファイル143乃至150の低解像度のデータにより構成されており、コンテンツの内容としてはそれらと同じ内容のデータを含む。例えば、画像データファイル142の画像データがMPEG2(Moving Picture Experts Group phase 2)方式で圧縮されているのに対して、ローレゾデータファイル151に含まれる画像データは、MPEG4(Moving Picture Experts Group phase 4)方式によりそれよりも低いビットレートで圧縮されている。また、例えば、画像データファイル142の画像データの画像サイズがVGA(Video Graphics Array)サイズ(640ドット×480ドット)であるのに対して、ローレゾデータファイル151に含まれる画像データの画像サイズは、その約4分の1のCIF(Common Intermediate Format)サイズ(352ドット×288ドット(または240ドット))に縮小されている。
このローレゾデータファイル151のデータは、画像データファイル142、並びに、音声データファイル143乃至150のような本線データではデータ量が大きすぎる場合に、それらの代わりに利用されるデータである。例えば、番組の製作において、撮影現場の装置から編集スタジオの装置に、インターネット等の通信網を介して画像データや音声データ等の素材データを転送する場合、本線データではデータ量が多すぎるので、このローレゾデータファイル151のデータが転送される。このように、先にローレゾデータがインターネット等を介して編集装置に供給され、後から記録媒体を介して本線データが編集装置に供給されるようにすることにより、編集装置は、先に供給されたローレゾデータを用いて編集を行って、エディットリストを作成することができる。従って、編集装置は、記録媒体を介して本線データが供給される前に編集作業を行うことができるので、本線データが供給された後は、そのエディットリストを用いて本線データから編集結果であるカンパケデータを生成するだけでよく、編集作業を迅速に行うことができる。
このように、画像データファイル142のデータが動画像である場合、ローレゾデータファイル151の画像データも動画像のデータである。つまり、ローレゾデータファイル151のデータは、後述するようにクリップのサムネイル画像を生成するために利用されるが、このサムネイル画像を表示するために改めて用意されたデータではない。
図6の場合、再生時にリアルタイム性を要求されるデータである、画像データ、ローレゾデータ、およびフレームメタデータは、それぞれ1つのファイルとして管理され、読み出し時間が増加しないようになされている。
また、音声データも、再生時にリアルタイム性を要求されるが、7.1チャンネル等のような音声の多チャンネル化に対応するために、8チャンネル用意され、それぞれ、異なるファイルとして管理されている。すなわち、音声データは8つのファイルとして管理されるように説明したが、これに限らず、音声データに対応するファイルは、7つ以下であってもよいし、9つ以上であってもよい。
同様に、画像データ、ローレゾデータ、およびフレームメタデータも、場合によって、それぞれ、2つ以上のファイルとして管理されるようにしてもよい。
また、図6において、リアルタイム性を要求されないクリップメタデータは、リアルタイム性を要求されるフレームメタデータと異なるファイルとして管理される。これは、画像データ等の通常の再生中に必要の無いメタデータを読み出さないようにするためであり、このようにすることにより、再生処理の処理時間や、処理に必要な負荷を軽減することができる。
なお、クリップメタデータファイル152は、汎用性を持たせるためにXML(eXtensible Markup Language)形式で記述されているが、フレームメタデータファイル153は、再生処理の処理時間や処理に必要な負荷を軽減させるために、XML形式のファイルをコンパイルしたBIM(BInary format for MPEG-7 data)形式のファイルである。
図6に示されるクリップディレクトリ131のファイルの構成例は、光ディスク71に記録されている各クリップに対応する全てのクリップディレクトリにおいて適用することができる。すなわち、図5に示される、その他のクリップディレクトリ132および133においても、図6に示されるファイルの構成例を適用することができるので、その説明を省略する。
以上において、1つのクリップに対応するクリップディレクトリに含まれる各ファイルについて説明したが、ファイルの構成は上述した例に限らず、各クリップディレクトリの下位のディレクトリに、そのクリップに対応するクリップメタデータファイルが存在すれば、どのような構成であってもよい。
次に、図7のエディットリストルートディレクトリ129の下位のディレクトリにおけるファイルの構成例について説明する。上述したエディットリストルートディレクトリ129に設けられるエディットリストディレクトリ135の下位のディレクトリには、光ディスク71に記録されたクリップの各データの2回目の編集結果に関する情報であるエディットリストのデータが、図7に示されるようなファイルとして設けられ、管理される。
図7の場合、エディットリストディレクトリ135には、この編集結果(エディットリスト)を管理するファイルであるエディットリストファイル(E0002E01.SMI)161、この編集後の素材データ(編集に用いられた全クリップの素材データの内、編集後のデータとして抽出された部分)に対応するクリップメタデータ、または、そのクリップメタデータに基づいて新たに生成されたクリップメタデータを含むファイルであるエディットリスト用クリップメタデータファイル(E0002M01.XML)162が設けられる。
エディットリスト用クリップメタデータファイル162は、編集結果に基づいて、編集に使用されたクリップのクリップメタデータ(クリップルートディレクトリ128の下位のディレクトリに存在するクリップメタデータファイル)に基づいて生成された新たなクリップメタデータを含むファイルである。例えば、編集が行われると、図6のクリップメタデータファイル131に含まれるクリップメタデータから、編集後のエッセンスデータに対応する部分が抽出され、それらを用いて、編集後の素材データを1クリップとする新たなクリップメタデータが再構成され、エディットリスト用クリップメタデータファイルとして管理される。すなわち、編集後の素材データには、編集後のエッセンスデータを1クリップとする新たなクリップメタデータが付加され、そのクリップメタデータが1つのエディットリスト用クリップメタデータファイルとして管理される。従って、このエディットリスト用クリップメタデータファイルは、編集毎に生成される。
なお、このエディットリスト用クリップメタデータファイル132は、汎用性を持たせるために、XML形式で記述される。
図7に示されるエディットリストディレクトリ135のファイルの構成例は、全てのエディットリスト(編集結果)において適用することができる。すなわち、図5に示される、その他のエディットリストディレクトリ134、136、または137においても、図7に示されるファイルの構成例を適用することができるので、その説明を省略する。
以上において、エディットリストディレクトリに含まれる各ファイルについて説明したが、ファイルの構成は上述した例に限らず、各エディットリストディレクトリの下位のディレクトリに、その編集に対応するエディットリスト用クリップメタデータファイルが存在すれば、どのような構成であってもよい。
なお、以上のように、光ディスク71には、クリップとエディットリストが記録されている。このエディットリストは編集結果を示すXML等で記述されたテキスト情報であり、編集に用いられる1つ以上のクリップを指定する。このエディットリストにおける、エディットリストに属するクリップをサブクリップと称する。つまり、図8に示されるように、光ディスク71には、クリップ171−1、クリップ171−2、・・・のように、クリップ171が記録されているとともに、サブクリップ173−1−1乃至サブクリップ173−1−Rが属するエディットリスト172−1、サブクリップ173−2−1乃至サブクリップ173−2−Sが属するエディットリスト172−2、・・・のように、それぞれサブクリップ173を指定するエディットリスト172が記録されている。このサブクリップ173は、クリップ171とは別に、実際にデータを伴うようにしてもよいし、クリップ171の一部として構成される(クリップ171の内、エディットリスト172に属するものをサブクリップ173とする)ようにしてもよい。
図4の編集装置31は、このようなクリップ171、またはエディットリスト172に属するサブクリップ173のサムネイル画像を生成し、そのサムネイル画像の一覧をモニタ部112のディスプレイに表示する。そして、編集装置31は、ユーザがこのディスプレイに表示されたサムネイル画像の一覧を参照して入力するクリップ(サブクリップ)の指定を受け付け、その指定入力に応じて指定されたクリップ171、エディットリスト172、または、サブクリップ173を再生したり、編集したりする。
図9は、このように生成されるサムネイル画像データをキャッシュする、図4の編集装置31に設けられるSDRAM92のメモリ領域102の構成例を示す模式図である。
図9において、メモリ領域102には、光ディスク71のクリップ171やサブクリップ173より生成されたサムネイル画像データをキャッシュ(保持)するための専用領域であるサムネイル画像データキャッシュ領域181が確保される。さらに、そのサムネイル画像データキャッシュ領域181の内部に、クリップ領域182とサブクリップ領域183が設けられる。
サムネイル画像データキャッシュ領域181には、クリップ情報191とサブクリップ情報192が格納される。クリップ情報191は、SDRAM92にキャッシュされているサムネイル画像データを管理するための情報であり、サムネイル画像データとクリップ171とを関連付ける情報である。このクリップ情報191は、例えば、図5のインデックスファイル124や図6のクリップインフォメーションファイル141等より必要な情報が読み出されて生成される。詳細については後述する。
サブクリップ情報192も、クリップ情報191と同様の情報であり、SDRAM92にキャッシュされているサムネイル画像データを管理するための情報である。ただし、サブクリップ情報192は、サムネイル画像データとサブクリップ173とを関連付ける情報である。このサブクリップ情報192は、例えば、図5のインデックスファイル124や図7のエディットリストファイル161等より必要な情報が読み出されて生成される。詳細については後述する。
クリップ領域182は、クリップ171より生成されたサムネイル画像データ193をキャッシュするための専用領域である。このクリップ領域182には、例えば、最大200枚のサムネイル画像データ193が格納される。また、サブクリップ領域183は、サブクリップ173より生成された(エディットリスト172に基づいて生成された)サムネイル画像データ194をキャッシュするための専用領域である。このサブクリップ領域183には、例えば、最大150枚のサムネイル画像データ194が格納される。クリップ領域182は、サブクリップ173より生成された(エディットリスト172に基づいて生成された)サムネイル画像データ194をキャッシュすることはできない。同様に、サブクリップ領域183は、クリップ171より生成されたサムネイル画像データ193をキャッシュすることはできない。
次に、図9のクリップ情報191とサブクリップ情報192について説明する。図10に示されるように、クリップ情報191は、クリップ171毎の情報である個別クリップ情報201により構成される。すなわち、クリップ情報191は、光ディスク71に記録されているクリップ171と同数の個別クリップ情報201により構成される。
個別クリップ情報201は、クリップ番号211、サムネイル画像データ識別情報212、およびメタデータ213を含む。クリップ番号211は、個別クリップ情報201が対応するクリップ171の識別情報である。サムネイル画像データ識別情報212は、クリップ領域182にキャッシュされている、クリップ番号211のクリップ171より生成されたサムネイル画像データ193の識別情報である。つまり、個別クリップ情報201は、このクリップ番号211とサムネイル画像データ識別情報212を関連付けることにより、クリップ領域182にキャッシュされているサムネイル画像データ193をクリップ171と関連付ける情報である。また、メタデータ213は、クリップ番号211のクリップ171に含まれるメタデータ(クリップメタデータファイル152やフレームメタデータファイル153のメタデータ)であり、例えば、タイムコードやクリップ名等の、サムネイル画像とともに表示するためのメタデータである。すなわち、個別クリップ情報201は、さらにメタデータ213を、クリップ番号211(サムネイル画像データ識別情報212)と関連付ける。なお、クリップ情報201は、個別クリップ情報201を行とする(クリップ番号211、サムネイル画像データ識別番号212、およびメタデータ213の各情報をそれぞれ要素として互いに関連付ける)テーブル情報としてもよい。
サブクリップ情報192は、図10に示されるように、エディットリスト毎の情報である個別エディットリスト情報221、および、サブクリップ毎の情報である個別サブクリップ情報222により構成される。すなわち、サブクリップ情報192は、光ディスク71に記録されているエディットリスト172と同数の個別エディットリスト情報221と、そのエディットリスト172に属するサブクリップ173と同数の個別サブクリップ情報222により構成される。
個別エディットリスト情報221には、そのエディットリストに属するサブクリップ173の識別情報であるサブクリップ番号231が含まれる。個別サブクリップ情報222は、サブクリップ番号231、サムネイル画像データ識別情報232、およびメタデータ233により構成され、それらを互いに関連付ける情報である。すなわち、個別サブクリップ情報222は、サブクリップ番号と、そのサブクリップより生成され、サブクリップ領域183にキャッシュされているサムネイル画像データ194と、そのサブクリップのメタデータを関連付ける情報である。サブクリップ情報192も、クリップ情報191の場合と同様にテーブル情報として構成されるようにしてもよい。ただし、その場合、サブクリップ情報192は、個別エディットリスト情報221よりなるテーブルと、個別サブクリップ情報222よりなるテーブルの2つのテーブルにより構成される。
以上のように、クリップ領域182にキャッシュされるサムネイル画像データ193、および、サブクリップ領域183にキャッシュされるサムネイル画像データ194は、それぞれ、クリップ情報191とサブクリップ情報192により管理される。なお、クリップ情報191は、光ディスク71に記録されている全てのクリップ171の個別クリップ情報201を有しており、それには、クリップ領域182にサムネイル画像データ193がキャッシュされていないクリップ171の個別クリップ情報201も含まれる。サブクリップ情報192についても同様である。
次に、メモリ領域102にキャッシュされるサムネイル画像データ193やサムネイル画像データ194を生成する方法について説明する。
図11は、光ディスク71のクリップ171よりサムネイル画像データ193を生成する方法の例を示す模式図である。
図11に示されるように、編集装置31は、クリップ171のサムネイル画像をローレゾデータファイル151のデータを用いて生成する。プロキシデータ241は、そのローレゾデータファイル151のデータである。プロキシデータ241の画像データは、MPEG4方式により圧縮された圧縮データであり、画像サイズは、CIFサイズ(352ドット×288ドット)である。
編集装置31のドライブ51は、コントローラ51に制御され、装着された光ディスク71に記録されているクリップ171のプロキシデータ241より、1GOP(Group of Pictures)分(例えば、10フレーム)の画像データ242を抽出し、バッファメモリ53に供給する。バッファメモリ53のバッファメモリインタフェース61は、供給された1GOP分の画像データ242をメモリ領域62に保持させる。
デコーダ54は、コントローラ51に制御されて、その画像データ242より1フレーム分の画像データであるフレーム画像データ243を抽出する。このフレーム画像データ243は、輝度信号(Y)と、輝度信号と赤色成分の差(U)、輝度信号と青色成分の差(V)の3つの情報で色を表すYUV方式の画像データである。また、このフレーム画像データ243に対応する画像の画像サイズはCIFサイズ(352ドット×288ドット)である。
このフレーム画像データ243のフレーム画像がクリップ171を代表する代表画となる。なお、この代表画とするフレームは、特にメタデータ等により指定されていない限り、通常クリップの先頭フレームが設定される。
フレーム画像データ243が生成されると、バッファメモリインタフェース61は、コントローラ51に制御されて、そのフレーム画像データ243をメモリ領域62より読み出し、PCIバス81を介してSDRAM92に転送する。SDRAM92のSDRAMインタフェース101は、コントローラ91に制御されてそのフレーム画像データ243を取得すると、それをメモリ領域102に保持させる。
画像処理部93は、コントローラ91に制御されて、そのフレーム画像データ243の画像サイズをCIFサイズ(352ドット×288ドット)から118ドット×96ドットのサムネイルサイズ縮小し、さらにデータ方式をYUV方式から、赤(R)・緑(G)・青(B)の3つの情報で色を表すRGB方式に変換し、サムネイル画像データ193を生成する。
編集装置31は、クリップ171からサムネイル画像データ193を生成する際に、以上のような処理を行う。なお、サブクリップ173からサムネイル画像データ194を生成する場合もクリップ171の場合と同様であるので、その説明は省略する。
編集装置31のコントローラ91は、SDRAMインタフェース101を制御し、以上のように生成されたサムネイル画像データ193またはサムネイル画像データ194を表示部44に供給し、サムネイル画像の一覧をディスプレイに表示させる。このとき、SDRAMインタフェース101は、モニタ部112が1画面に表示するサムネイル画像データを出力単位数として1度に供給する。
例えば、図12に示されるように、モニタ部112が表示画面251をディスプレイに表示するとする。この表示画面251は、ユーザがカーソルで指定したサムネイル画像に対応するクリップのタイトルを表示するタイトル表示欄252、12枚のサムネイル画像を一覧として表示するサムネイルリスト表示欄253、および、ユーザがカーソルで指定したサムネイル画像に対応するクリップの開始タイムコードを表示するタイムコード表示欄254により構成される。サムネイルリスト表示欄253には、クリップ番号がNからN+11までのクリップの、12枚のサムネイル画像261が同時に表示される。このとき、コントローラ91は、SDRAMインタフェース101を制御し、サムネイル画像データ193またはサムネイル画像データ194を12個ずつ表示部44に供給する。
つまり、コントローラ91は、表示部44において12枚ずつサムネイル画像261が表示される場合、12個をSDRAM92からのサムネイル画像データの出力単位数とし、その12個のサムネイル画像データを出力画像データとする。
コントローラ91は、さらに、SDRAMインタフェース101を制御して、クリップ番号に従って、この出力画像データ262を中心に最大前後2画面分のサムネイル画像261に対応するサムネイル画像データを優先画像データ263として設定する。
モニタ部112は、図12に示されるように、表示画面251において12枚のサムネイル画像をそのクリップ番号順に整列させて表示する。光ディスク71に記録されているクリップに対応する全てのサムネイル画像261を1つの表示画面251において表示させることができない場合(サムネイル画像261が13枚以上ある場合)、編集装置31は、これらのサムネイル画像261を複数の表示画面251に分けて表示させるようにする。
図13を参照して例を説明する。光ディスク71には、最大300個のクリップが記録可能である。図13の一番上に示されるように、光ディスク71にクリップ番号1からクリップ番号300までの300個のクリップが記録されているとする(全画像データ264)。このとき、全画像データ264のデータ数は括弧内に示されるように300である。
このような光ディスク71に対して、図13の上から2番目に示されるように、SDRAM92は200個のサムネイル画像データ193をキャッシュすることができる。例えば、SDRAM92は、クリップ番号Nからクリップ番号N+200までの200個のクリップに対応するサムネイル画像データ193をキャッシュすることができる。つまり、最大キャッシュ画像データ265のデータ数は括弧内に示されるように200である。
このようなSDRAM92において、クリップ番号Xからクリップ番号X+Mのクリップに対応するM個のサムネイル画像データ193が出力画像データ262として設定されるとする。コントローラ91は、この出力画像データ262に対して最大前後2Mずつのサムネイル画像データ193を含めて合計5Mのサムネイル画像データ193を優先画像データ263に設定し、SDRAM92に優先的に保持させるようにする。
図13の上から2番目の例の場合、優先画像データ263は、クリップ番号(X−2M)からクリップ番号(X+3M)までの5M個のクリップに対応するサムネイル画像データが設定される。
つまり、編集装置31は、図13の一番上のように光ディスク71に記録されている全画像データ264の中から、図13の上から2番目のように優先画像データ263をキャッシュし、その中の優先画像データ263の中から、図13の一番下のように出力画像データ262をモニタ部112に供給し、そのサムネイル画像を1画面に表示させる。
図14を参照して出力画像データ262の出力について説明する。
モニタ部112のディスプレイに表示される表示画面251のサムネイルリスト表示欄253に、図14の中央に示される出力画像データ262−1が表示されているとする。つまり、この場合、クリップ番号Nからクリップ番号N+11までのクリップに対応する12個のサムネイル画像261がサムネイルリスト表示欄253に表示されている。
このとき、カーソル271がユーザに操作されて、例えば、両矢印281に示されるように出力画像データ262−1内(サムネイルリスト表示欄253内)において移動する場合、サムネイルリスト表示欄253の表示は切り替わらない。つまり、カーソル271の位置が移動され、カーソル271が指定するサムネイル画像261が変化するだけで、サムネイルリスト表示欄253には、クリップ番号Nからクリップ番号(N+11)までのクリップに対応する12個のサムネイル画像261(出力画像データ262−1のサムネイル画像261)が表示されたままである。それらのサムネイル画像261の表示位置も変化しない。
これに対して、例えば、図14の両矢印282に示されるように、カーソル271の移動が出力画像データを跨ぐ場合、コントローラ91は、SDRAMインタフェース101を制御して、カーソルの移動先となる出力画像データ262を表示部44に供給し、モニタ部112の表示を図14の両矢印291のように切り替える。
例えば、図14において、カーソル271の指定が、クリップ番号(N+9)のクリップのサムネイル画像261から、クリップ番号(N+13)のクリップのサムネイル画像261に移動した場合、出力画像データ262−2が新たな出力画像データ262としてSDRAM92より読みだされ、表示部44に供給される。そして、サムネイルリスト表示欄253には、クリップ番号(N+12)からクリップ番号(N+23)までのクリップに対応するサムネイル画像261(出力画像データ262−2のサムネイル画像261)が表示される。そして、カーソル271は、クリップ番号(N+13)のサムネイル画像261に位置する。
なお、カーソル271の指定が、両矢印283に示されるように、この出力画像データ262−2のサムネイル画像261内で移動する間は、上述した出力画像データ262−1の場合と同様に、カーソル271の位置が移動するだけでサムネイル画像261の表示(位置)は変化しない。
また、カーソル271の指定が、図14の両矢印284に示されるように移動する場合も同様であり、コントローラ91は、SDRAMインタフェース101を制御して、カーソルの移動先となる出力画像データ262を表示部44に供給し、モニタ部112の表示を図14の両矢印292のように切り替える。
例えば、図14において、カーソル271の指定が、クリップ番号(N+1)のクリップのサムネイル画像261から、クリップ番号(N−3)のクリップのサムネイル画像261に移動した場合、出力画像データ262−3が新たな出力画像データ262としてSDRAM92より読みだされ、表示部44に供給される。そして、サムネイルリスト表示欄253には、クリップ番号(N−12)からクリップ番号(N−1)までのクリップに対応するサムネイル画像261(出力画像データ262−3のサムネイル画像261)が表示される。そして、カーソル271は、クリップ番号(N−3)のサムネイル画像261に位置する。
なお、この場合においても、カーソル271の指定が、両矢印285に示されるように、この出力画像データ262−3のサムネイル画像261内で移動する間は、上述した出力画像データ262−1の場合と同様に、カーソル271の位置が移動するだけでサムネイル画像261の表示(位置)は変化しない。
このように、SDRAM92より出力されるサムネイル画像データが切り替えられる場合、出力画像データ262単位で、クリップ番号順において1つ前または1つ後に切り替えられる。従って、コントローラ91は、現在の出力画像データ262に対して、次に出力される可能性の高い、その出力画像データ262を中心として最大前後2画面分の計5画面分のサムネイル画像データ193またはサムネイル画像データ194を優先画像データ263として設定する。
このようにすることにより、出力画像データ262が切り替えられた場合に次に出力されるサムネイル画像データは、優先画像データ263として設定され、既にSDRAM92にキャッシュされている可能性が高くなる。すなわち、編集装置31は、表示部44に供給するサムネイル画像データをアクセス速度が光ディスク71より高速なSDRAM92より供給させる可能性が高くなり、サムネイル画像をモニタ部112に表示させるまでの時間を短くすることができる。また、編集装置31は、サムネイル画像データをSDRAM92にキャッシュさせる。すなわち、SDRAM92よりサムネイル画像データを表示部44に供給させる時点においてサムネイル画像データの生成処理が完了している。従って、編集装置は、より高速に、サムネイル画像をモニタ部112に表示させることができる。これにより、ユーザは、複数の画像データの中から所望の画像データを容易に選択することができる。なお、編集装置31は、表示を要求されていないクリップのサムネイル画像を適切なタイミングで先回りして生成し、そのサムネイル画像データをSDRAM92にキャッシュさせておくだけであり、光ディスク71にサムネイル画像データを予め記録しておくわけではないので、光ディスク71の記憶容量の使用量は変化しない。したがって、編集装置は、取り扱うデータ量を増大させずに表示までの時間を短縮することができる。
なお、出力画像データ262が切り替えられることにより、優先画像データ263が切り替わり、新たなサムネイル画像データがSDRAM92にキャッシュされる際において、既にSDRAM92に最大キャッシュ画像データ265がキャッシュされており、メモリ領域102の空き容量が不足している場合は、SDRAMインタフェース101は、コントローラ91に制御され、不要なデータを消去して、その優先画像データ263に設定されたサムネイル画像データをキャッシュさせる。
例えば、図15に示されるように、横軸方向にクリップ番号順に並ぶサムネイル画像データに対して、最大キャッシュ画像データ265として両矢印301の範囲のサムネイル画像データがSDRAM92にキャッシュされており、優先画像データ263が両矢印302の範囲に設定されているとする。このとき、ユーザがカーソル271を移動させ、結果的に優先画像データ263の範囲が両矢印303のように変更されると、SDRAMインタフェース101は、最大キャッシュ画像データ265において、優先画像データ263の範囲から遠い方のサムネイル画像データを必要数削除して空き領域を確保する。つまり、SDRAMインタフェース101は、コントローラ91に制御されて、図15の両矢印304の範囲のサムネイル画像データを削除し、両矢印305の範囲のサムネイル画像データを追加する(新たにキャッシュさせる)。これにより、最大キャッシュ画像データ265の範囲は両矢印306のように変更される。
以上のように、SDRAM92には、基本的に、出力画像データ262を中心とする計5画面分のサムネイル画像データ優先画像データ263として設定されるが、出力画像データ262の前または後に2画面分のサムネイル画像データが存在しない場合は、その分優先画像データ263として設定される画像データが減らされる。
例えば、図16に示されるように、出力画像データ262としてクリップ番号13からクリップ番号24のクリップのサムネイル画像データ193が設定されているとすると、その前には、クリップ番号1からクリップ番号12までの1画面分のサムネイル画像データしか存在しない。この様な場合、編集装置31は、図16に示されるように4画面分のサムネイル画像データ193(クリップ番号1からクリップ番号48までのクリップに対応するサムネイル画像データ193)が優先画像データ263に設定される。つまり、この場合、優先画像データ263に設定されるサムネイル画像データ193の数は、5画面分以下(予め設定される最大数以下)であればいくつであってもよい。
以上のようなキャッシュ制御の具体的な処理の流れについて説明する。
最初に、図17のフローチャートを参照して、クリップ領域初期化処理を説明する。例えば、編集装置31に電源が投入された場合、光ディスク71がドライブ52にマウント(装着)された場合、または、ユーザがSDRAM92のクリップ領域182の初期化処理を指示した場合、コントローラ91は、SDRAMインタフェース101を制御して、このクリップ領域初期化処理を実行する。
クリップ領域初期化処理が開始されるとSDRAMインタフェース101は、ステップS21において、コントローラ91に制御され、メモリ領域102のサムネイル画像データキャッシュ領域181に保持されているクリップ情報191を削除する。ステップS22において、SDRAMインタフェース101は、コントローラ91に制御され、クリップ領域182のサムネイル画像データ193を全て削除する。ステップS23において、コントローラ91は、コントローラ51を制御して、光ディスク71からクリップ情報191を読み出す。コントローラ51は、記憶部41の各部を制御し、光ディスク71よりクリップ情報191を読み出すと、それを保持部42のSDRAM92に供給する。SDRAMインタフェース101は、コントローラ91に制御され、そのクリップ情報191を取得すると、ステップS24において、それをメモリ領域102に保持させる。
ステップS25において、コントローラ91は、そのクリップ情報191に基づいて、出力画像データ262を設定し、ステップS26において、その出力画像データ262に基づいて優先画像データ263を設定する。このとき、コントローラ91は、予め定められた設定値、前回の設定情報、またはユーザ指示等に基づいて出力画像データ262や優先画像データ263の設定を行う。ステップS27において、コントローラ91は、各部を制御して、設定した優先画像データ263について画像データキャッシュ処理を行う。画像データキャッシュ処理については後述する。
ステップS27の処理を終了し、優先画像データ263をSDRAM92キャッシュさせたコントローラ91は、SDRAMインタフェース101を制御して、出力画像データ262を表示部44に供給し、モニタ部112に表示させる。出力画像データ262を表示させたコントローラ91は、クリップ領域初期化処理を終了する。
以上のようにクリップ領域初期化処理を行い、クリップ領域を初期化することにより、ユーザは、容易に、SDRAM92のメモリ領域102にクリップ領域182を確保し、出力画像データ262や優先画像データ263の設定を行うことができる。
次に、図18のフローチャートを参照して画像データキャッシュ処理を説明する。この画像データキャッシュ処理は、編集装置31により新たなサムネイル画像データが作成され、SDRAM92にキャッシュされる場合に実行される。例えば、図17のクリップ領域初期化処理のステップS27において、優先画像データについてこの画像データキャッシュ処理が実行される。
画像データキャッシュ処理が開始されると、ドライブ52は、コントローラ51に制御され、処理対処のクリップのプロキシデータ241より代表画を含む1GOP分の画像データ242を抽出して読み出し、それをバッファメモリ53に供給し保持させる。上述したように、この代表画は通常先頭フレーム画像が設定される。
ステップS42において、デコーダ54は、コントローラ51に制御されて、その1GOP分の画像データ242より代表画のフレーム画像データ243を抽出する。ステップS43において、バッファメモリインタフェース61は、コントローラ51に制御されて、その代表画のフレーム画像データ243を、PCIバス81を介してSDRAM92に転送する。SDRAM92は、その転送されたフレーム画像データ243を保持する。
ステップS44において、画像処理部93は、コントローラ91に制御されて、そのSDRAM92に転送されたフレーム画像データ243を画像処理し、データ変換およびサイズ変換を行うことにより、サムネイル画像データ193を生成する。
ステップS45においてSDRAMインタフェース101は、コントローラ91に制御されて、クリップ領域182に、生成したサムネイル画像データ193を保持させるために十分な空き領域が存在するか否かを判定する。そして、空き領域が十分でないと判定した場合、SDRAMインタフェース101は、コントローラ91に制御され、ステップS46において、図15を参照して説明したように、出力画像データ262より遠い側の端のクリップのサムネイル画像データを削除して領域を確保し、ステップS47において、生成したサムネイル画像データ193をクリップ領域182に保持する。
なお、ステップS45において、十分な空き領域が存在すると判定した場合、SDRAMインタフェース101は、コントローラ91に制御され、ステップS46の処理を省略し、ステップS47において、生成したサムネイル画像データ193をクリップ領域182に保持する。
サムネイル画像データ193を保持させたコントローラ91は、ステップS48において目的のクリップに対応するサムネイル画像データを全てキャッシュしたか否かを判定する。まだ全てキャッシュしていないと判定した場合、コントローラ91は、処理をステップS49に進め、処理対象のクリップを未処理のクリップに切り替え、処理をステップS41に戻し、新たなクリップについてそれ以降の処理を繰り返す。
以上のように処理を繰り返し、ステップS48において、目的のクリップのサムネイル画像データを全てキャッシュしたと判定した場合、コントローラ91は、画像データキャッシュ処理を終了する。
以上のように各部が画像データキャッシュ処理を行うことにより、編集装置31は、光ディスク71に記録されているクリップ171よりサムネイル画像データ193を生成し、それを、光ディスク71よりアクセス速度の速いSDRAM92に保持させることができる。これにより、上述したように、編集装置31は、サムネイル画像を高速にディスプレイに表示させることができるので、ユーザは、複数の画像データの中から所望の画像データを容易に選択することができる。
次に、図19のフローチャートを参照してサムネイルリスト表示制御処理について説明する。
コントローラ91は、各部を制御してサムネイルリスト表示制御処理を実行し、上述したように生成されたサムネイル画像データ193のサムネイル画像をサムネイルリストとしてモニタ部112に表示させる。
サムネイルリスト表示制御処理を開始したコントローラ91は、ステップS61において、入力部43を制御してユーザ入力を受け付ける。そして、ステップS62において、コントローラ91は、そのユーザ入力に基づいてサムネイルリストの表示位置を更新するか否かを判定する。図14を参照して説明したように、カーソル271の指定位置が出力画像データ262内で移動する等、サムネイルリストの表示位置を更新しないと判定した場合、表示部44のOSD処理部111およびモニタ部112は、ステップS63に処理を進め、入力に応じて表示制御処理を行い、処理をステップS61に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、ステップS62において、ユーザ入力に基づいて、カーソル271の指定位置の変更によりサムネイルリストの表示位置を更新すると判定した場合、コントローラ91は、処理をステップS64に進め、出力画像データ262の設定を更新し、ステップS65において優先画像データの設定を更新する。
ステップS66において、コントローラ91は、まずSDRAMインタフェース101を制御し、クリップ領域182において、優先画像データ263に設定されたサムネイル画像データ193を検索する。そして、ステップS67において、コントローラ91は、優先画像データ263に設定されたサムネイル画像データ193が全てクリップ領域182に存在するか否かを判定する。全てのサムネイル画像データ193が存在しないと判定した場合、コントローラ91は、処理をステップS68に進め、クリップ領域に存在しない不足画像データを特定し、ステップS69において、編集装置31の各部を制御し、その不足画像データについて画像データキャッシュ処理(図18)を行う。画像データを全てキャッシュさせたコントローラ91は、ステップS70に処理を進め、SDRAMインタフェース101を制御して出力画像データ262を表示部44に供給し、サムネイルリストを表示させる。
なお、ステップS67において、優先画像データ263に設定されたサムネイル画像データ193が全てクリップ領域182に存在すると判定した場合、コントローラ91は、ステップS68およびステップS69の処理を省略し、ステップS70に処理を進め、SDRAMインタフェース101を制御して出力画像データ262を表示部44に供給し、サムネイルリストを表示させる。
ステップS71に処理を進めたコントローラ91は、サムネイルリスト表示制御処理を終了するか否かを判定し、終了しないと判定した場合、処理をステップS61に戻し、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS71においてサムネイルリスト表示制御処理を終了すると判定した場合、コントローラ91は、ステップS72において、サムネイルリストの表示を終了させるなどして、終了処理を行った後、サムネイルリスト表示制御処理を終了する。
以上のようにサムネイルリスト表示制御処理を行うことにより、コントローラ91は、ユーザの指示に基づいてサムネイルリストの表示を制御するとともに、優先画像データ263を設定してSDRAM92にキャッシュさせることができる。これにより編集装置31は、ユーザが所望するサムネイル画像を高速にディスプレイに表示させることができるので、結果的にユーザは、複数の画像データの中から所望の画像データを容易に選択することができる。
次に、光ディスク71のクリップに関する情報が更新された場合の処理の流れについて説明する。
最初に、光ディスク71にクリップが追加される場合の処理を説明する。光ディスク71に新たなクリップ171が追加された場合、編集装置31は、図9に示されるようにSDRAM92のサムネイル画像データキャッシュ領域181に保持されているクリップ情報191を更新する必要がある。つまり、クリップ情報191にその追加したクリップ171に関する情報を追加する必要がある。また、その追加クリップ171が出力画像データ262や優先画像データ263に設定される場合、編集装置31は、その追加クリップ171のサムネイル画像を生成する必要がある。そこで、光ディスク71にクリップ171が追加されると、コントローラ91は、クリップ追加処理を実行する。図20のフローチャートを参照してクリップ追加処理を説明する。
最初に、ステップS91において、コントローラ51は、コントローラ91に制御され、ドライブ52を制御し、光ディスク71より追加したクリップ171の個別クリップ情報201を読み出し、それを、バッファメモリ53を介してSDRAM92に供給する。ステップS92において、その個別クリップ情報201を供給されたSDRAM92のSDRAMインタフェース101は、その個別クリップ情報201を、サムネイル画像データキャッシュ領域181に保持しているクリップ情報191に追加し、クリップ情報191を更新する。
ステップS93において、コントローラ91は、優先画像データ263および出力画像データ262の設定を確認する。そして、コントローラ91は、ステップS94において、クリップ171が追加されたことにより、優先画像データ263が追加されるか否かを判定し、追加されると判定した場合、処理をステップS95に進める。
コントローラ91は、ステップS95において、優先画像データ263の設定を更新し、ステップS96において、追加されたクリップ171に対して画像データキャッシュ処理を行い、追加されたクリップ171のサムネイル画像データ193をSDRAM92にキャッシュさせる。
ステップS97において、コントローラ91は、クリップ171の追加により、出力画像データ262が追加されるか否かを判定し、出力画像データ262が追加されると判定した場合、ステップS98に処理を進める。
コントローラ91は、ステップS98において、出漁画像データ262の設定を更新し、ステップS99において、SDRAMインタフェース101を制御して、更新した出力画像データ262を表示部44に供給し、その出力画像データ262に対応するサムネイルリストを表示させる。
ステップS99の処理を終了すると、コントローラ91は、クリップ追加処理を終了する。また、ステップS94においてクリップ171の追加により優先画像データ263が追加されないと判定した場合、コントローラ91は、クリップ追加処理を終了する。さらに、ステップS97においてクリップ171の追加により出力画像データ262が追加されないと判定した場合も、コントローラ91は、クリップ追加処理を終了する。
このように各部がクリップ追加処理を行うことにより、各種の情報が正しく更新されるので、編集装置31は、光ディスク71に新たなクリップが追加されても、正常にサムネイルリスト表示制御処理、画像データキャッシュ処理、またはクリップ領域初期化処理等の各種の処理を行うことができる。
次に、光ディスク71に記録されているクリップ171が削除される場合の処理を説明する。光ディスク71に記録されているクリップ171が削除された場合、編集装置31は、図9に示されるようにSDRAM92のサムネイル画像データキャッシュ領域181に保持されているクリップ情報191を更新し、クリップ情報191からその削除したクリップ171に関する情報を削除する必要がある。また、その削除したクリップ171が出力画像データ262や優先画像データ263に設定される場合、それらの設定も更新する必要がある。ただし、編集装置31は、光ディスク71に記録されているクリップ171の内、最後のクリップ番号のクリップ171しか削除することができないようになされている。従って、編集装置31のコントローラ91は、光ディスク71からクリップ171が削除されると、図21のフローチャートに示されるように、クリップ削除処理を実行する。
すなわち、SDRAMインタフェース101は、コントローラ91に制御され、ステップS111において、SDRAM92に保持されているクリップ情報191より、削除されたクリップ171に対応する個別クリップ情報201を削除する。つまり、SDRAMインタフェース101は、クリップの削除に対しては、クリップ情報191の全てを更新せずに、削除されたクリップ171に対応する個別クリップ情報201のみを削除する。SDRAMインタフェース101は、この場合、他のクリップ171に対応する個別クリップ情報201については更新しない。
ステップS112において、コントローラ91は、優先画像データ263および出力画像データ262に、削除されたクリップ171が含まれるか否かを確認する。ステップS113において、コントローラ91は、このクリップ171の削除により、優先画像データ263が削除されるか否かを判定する。優先画像データ263が削除されると判定した場合、コントローラ91は、ステップS114に処理を進め、優先画像データ263の設定を更新する。そして、優先画像データ263の設定を更新したコントローラ91は、さらに、ステップS115に処理を進め、今回のクリップ171の削除により、出力画像データ262が削除されるか否かを判定する。出力画像データ262が削除されると判定した場合、コントローラ91は、処理をステップS116に進め、その削除に基づいて出力画像データ262の設定を更新し、ステップS117において、出力画像データ262を表示部44に供給させ、サムネイル画像の一覧をモニタ部112に表示させる。出力画像データを表示したコントローラ91は、クリップ削除処理を終了する。
また、ステップS113において今回のクリップの削除により優先画像データ263が削除されないと判定した場合、または、ステップS115において今回のクリップの削除により出力画像データ262が削除されないと判定した場合、コントローラ91は、クリップ削除処理を終了する。
このように各部がクリップ削除処理を行うことにより、各種の情報が正しく更新されるので、編集装置31は、光ディスク71からクリップ171が削除されても、正常にサムネイルリスト表示制御処理、画像データキャッシュ処理、またはクリップ領域初期化処理等の各種の処理を行うことができる。
次に、光ディスク71に記録されているクリップ171のメタデータが更新される場合の処理を説明する。光ディスク71に記録されているクリップ171のメタデータが更新された場合、編集装置31は、図9に示されるようにSDRAM92のサムネイル画像データキャッシュ領域181に保持されているクリップ情報191を更新する必要がある。従って、編集装置31のコントローラ91は、光ディスク71に記録されているクリップ171のメタデータが更新されると、メタデータ更新処理を実行する。図22のフローチャートを参照して、メタデータ更新処理を説明する。
メタデータ更新処理が開始されるとドライブ52は、ステップS131において、コントローラ51に制御され、メタデータを更新したクリップ171に対応する個別クリップ情報、すなわち、クリップ番号211の情報とメタデータ213を光ディスク71より読み出す。そして、ステップS132において、コントローラ91は、その読み出したこ個別クリップ情報201を用いて、SDRAM92に保持されているクリップ情報を更新し、メタデータ更新処理を終了する。
このように各部がメタデータ更新処理を行うことにより、各種の情報が正しく更新されるので、編集装置31は、光ディスク71に記憶されているクリップ171のメタデータが更新されても、正常にサムネイルリスト表示制御処理、画像データキャッシュ処理、またはクリップ領域初期化処理等の各種の処理を行うことができる。
次に、サブクリップに関する処理について説明する。
最初に、図23のフローチャートを参照して、サブクリップ領域初期化処理を説明する。例えば、編集装置31に電源が投入された場合、光ディスク71がドライブ52にマウント(装着)された場合、または、ユーザがSDRAM92のサブクリップ領域183の初期化処理を指示した場合、コントローラ91は、SDRAMインタフェース101を制御して、このサブクリップ領域初期化処理を実行する。
サブクリップ領域初期化処理が開始されるとSDRAMインタフェース101は、ステップS151において、コントローラ91に制御され、メモリ領域102のサムネイル画像データキャッシュ領域181に保持されているサブクリップ情報192を削除する。ステップS152において、SDRAMインタフェース101は、コントローラ91に制御され、サブクリップ領域183のサムネイル画像データ194を全て削除する。ステップS153において、コントローラ91は、コントローラ51を制御して、光ディスク71からサブクリップ情報192を読み出す。コントローラ51は、記憶部41の各部を制御し、光ディスク71よりサブクリップ情報192を読み出すと、それを保持部42のSDRAM92に供給する。SDRAMインタフェース101は、コントローラ91に制御され、そのサブクリップ情報192を取得すると、ステップS154において、それをメモリ領域102に保持させる。
ステップS155において、コントローラ91は、その更新したサブクリップ情報192に基づいて、エディットリスト選択処理を実行する。エディットリスト選択処理については後述する。ステップS155の処理を終了するとコントローラ91は、サブクリップ領域初期化処理を終了する。
以上のようにサブクリップ領域初期化処理を行い、サブクリップ領域183を初期化することにより、ユーザは、容易に、SDRAM92のメモリ領域102にサブクリップ領域183を確保することができる。
次に、図24のフローチャートを参照してエディットリスト選択処理を説明する。このエディットリスト選択処理は、編集装置31が、表示部44にサムネイル画像を表示させるエディットリスト172を選択する場合に実行される。例えば、図23のサブクリップ領域初期化処理のステップS155において、このエディットリスト選択処理が実行される。
エディットリスト選択処理が開始されると、コントローラ91は、ステップS171において、サブクリップ情報192の個別エディットリスト情報221に基づいて、エディットリスト172の一覧をモニタ部112に表示させる。ステップS172において、コントローラ91は、入力部43を制御してユーザ入力を受け付け、そしてステップS173において、そのユーザ入力に基づいてエディットリストが選択されたか否かを判定する。エディットリスト172が選択されていないと判定した場合、コントローラ91は、処理をステップS172に戻し、それ以降の処理を繰り返す。
また、ステップS173において、エディットリスト172が選択されたと判定した場合、コントローラ91は、処理をステップS174に進め、選択されたエディットリストに属するサブクリップ173より出力画像データを設定する。また、ステップS175において、コントローラ91は、選択されたエディットリスト172に属するサブクリップ173より優先画像データ263を設定する。
ステップS176において、コントローラ91は、サブクリップ領域183において、優先画像データ263に設定されたサムネイル画像データ194を検索し、ステップS177において、優先画像データ263に設定されたサムネイル画像データ194が全てサブクリップ領域192に存在するか否かを判定する。
優先画像データ263に設定されたサムネイル画像データ194が全てサブクリップ領域192に存在しないと判定した場合、コントローラ91は、処理をステップS178に進め、サブクリップ領域183に存在しない不足画像データを特定し、ステップS179において、その特定した不足画像データについて、図18のフローチャートを参照して説明した画像データキャッシュ処理を行う。ただし、この場合、生成したサムネイル画像データ194は、サブクリップ領域183に保持される。
ステップS179の処理を終了すると、コントローラ91は、ステップS180に処理を進め、出力画像データ262を表示部44に供給し、その出力画像データ262に対応するサムネイルリストをモニタ部112に表示させ、エディットリスト選択処理を終了する。
また、ステップS177において、優先画像データ263に設定されたサムネイル画像データ194が全てサブクリップ領域183に存在すると判定した場合、コントローラ91は、不足画像データが無いので、ステップS178およびステップS179の処理を省略し、ステップS180に処理を進め、出力画像データ262を表示部44に供給し、その出力画像データ262に対応するサムネイルリストをモニタ部112に表示させ、エディットリスト選択処理を終了する。
以上のように、編集装置31のコントローラ91が、サブクリップの一覧を表示させるエディットリスト172の選択を受け付けるようにすることにより、編集装置31は、ユーザが所望する任意のエディットリスト172に属するサブクリップ173の一覧を表示させることができる。
このようにして表示されたサブクリップの一覧の表示制御処理は、図19のフローチャートを参照して説明したクリップの一覧の場合と同様であるので、その説明は省略する。
次に、サブクリップのサムネイル画像を用いたエディットリストの編集について説明する。編集装置31は、サブクリップに関する編集の場合、図25に示されるように、新規サブクリップの挿入(矢印331)、既存のサブクリップの削除(矢印332)、または、サブクリップの順番の変更(矢印333)等の編集処理が存在する。
例えば、図25に示されるように、このような編集処理が開始されると、変更前のサムネイルリスト表示欄253Aに表示されているカーソルが「I」型の形状のカーソル321に変化する。
矢印331のように、カーソル321の位置に、クリップ番号「P」のクリップのサムネイル画像341が挿入されると、サムネイルリストの表示は、編集後のサムネイルリスト表示欄253Bに示されるようになる。すなわち、クリップ番号65のクリップのサムネイル画像261と、クリップ番号66のクリップのサムネイル画像261との間に、挿入されたクリップ番号「P」のクリップのサムネイル画像341が表示され、クリップ番号66以降のクリップのサムネイル画像261の表示位置が1つずつ後にずれる。
また、矢印332のように、カーソル321の位置のクリップ番号66のクリップのサムネイル画像341が削除されると、サムネイルリストの表示は、編集後のサムネイルリスト表示欄253Cに示されるようになる。すなわち、クリップ番号66のクリップのサムネイル画像261が削除されると、クリップ番号67以降のクリップのサムネイル画像261の表示位置が1つずつ前にずれる。
さらに、矢印333のように、サムネイル画像261の表示位置(順序)が変更されると、サムネイルリストの表示は、編集後のサムネイルリスト表示欄253Dに示されるようになる。すなわち、クリップ番号71のクリップのサムネイル画像261が、クリップ番号66のクリップのサムネイル画像261の位置に移動されると、クリップ番号66乃至クリップ番号70のクリップのサムネイル画像261の表示位置が1つずつ後ろにずれる。クリップ番号72のクリップのサムネイル画像261の表示位置は変化しない。
このように、サブクリップ173の場合、クリップ171と異なり、クリップ番号順において途中のクリップも更新可能である。
従って、編集装置31は、新たなサブクリップ173がエディットリスト172に追加された場合、図26のフローチャートのようなサブクリップ追加処理を実行する。図26のフローチャートを参照してサブクリップ追加処理を説明する。
サブクリップ追加処理が開始されると、コントローラ91は、SDRAMインタフェース101を制御して、ステップS201において、サブクリップ173の追加更新に基づいて、サムネイル画像データキャッシュ領域181に保持されているサブクリップ情報192に含まれる、その追加されたサブクリップ173の個別サブクリップ情報222を追加更新する。
そして、ステップS202において、コントローラ91は、SDRAMインタフェース101を制御して、追加したサブクリップ173よりクリップ番号順において後のサブクリップ173の個別サブクリップ情報222を更新し、さらに、そのサブクリップ173が属するエディットリスト172の個別エディットリスト情報221を更新する。
そして、ステップS203において、ドライブ52は、コントローラ51に制御され、光ディスク71の情報を更新し、上述した更新内容を光ディスク71に記録されている情報に反映させる。ステップS204において、コントローラ91は、追加されたサブクリップ173に対して図18の画像データキャッシュ処理を行う。ただし、この場合、サムネイル画像データ194は、サブクリップ領域183にキャッシュされる。サムネイル画像データ194のキャッシュが完了すると、コントローラ91は、ステップS205において、出力画像データ262の設定を更新し、ステップS206において、優先画像データ263の設定を更新し、ステップS207において、SDRAMインタフェース101を制御して、更新した出力画像データ262を表示部44に供給して、モニタ部112に表示させる。出力画像データ262の表示が終了すると、コントローラ91は、サブクリップ追加処理を終了する。
次に、サブクリップ173を削除する場合について説明する。編集装置31は、新たなサブクリップ173がエディットリスト172より削除された場合、図27のフローチャートのようなサブクリップ削除処理を実行する。図27のフローチャートを参照してサブクリップ削除処理を説明する。
サブクリップ削除処理が開始されると、コントローラ91は、ステップS221において、削除されたサブクリップ173の個別サブクリップ情報222を削除する。次に、ステップS222において、コントローラ91は、削除されたサブクリップ173よりクリップ番号順において後のサブクリップ173の個別サブクリップ情報222を更新し、さらに、その削除されたサブクリップ173が属するエディットリスト172の個別エディットリスト情報221を更新する。
ステップS223において、ドライブ52は、コントローラ51に制御され、光ディスク71の情報を更新し、上述した更新内容を光ディスク71に記録されている情報に反映させる。ステップS224において、コントローラ91は、出力画像データ262の設定を更新し、ステップS225において、優先画像データ263の設定を更新し、さらに、ステップS226において、SDRAMインタフェース101を制御して、更新した出力画像データ262を表示部44に供給して、モニタ部112に表示させる。出力画像データ262の表示が終了すると、コントローラ91は、サブクリップ削除処理を終了する。
次に、サブクリップ173の位置(順番)を変更する場合について説明する。エディットリスト172において、サブクリップ173の位置(順番)が変更された場合、編集装置31は、図28のフローチャートのようなサブクリップ移動処理を実行する。図28のフローチャートを参照してサブクリップ移動処理を説明する。
サブクリップ移動処理を開始すると、コントローラ91は、ステップS241において、移動したサブクリップ173の移動前後の位置に挟まれるサブクリップ173に関する個別サブクリップ情報222および個別エディットリスト情報221を更新する。
ステップS242において、ドライブ52は、コントローラ51に制御され、光ディスク71に記録されている情報を更新し、それらの情報の更新を光ディスク71に反映させる。ステップS243において、コントローラ91は、優先画像データ263の設定を更新し、ステップS244において、出力画像データ263の設定を更新する。さらに、ステップS245において、ドライブ52は、SDRAMインタフェース101を制御して、更新した出力画像データ262を表示部44に供給して、モニタ部112に表示させる。出力画像データ262の表示が終了すると、コントローラ91は、サブクリップ移動処理を終了する。
このように、サブクリップ173についても更新処理を行うので、編集装置31は、ユーザが所望する任意のエディットリスト172に属するサブクリップ173の一覧を表示させることができる。
以上のように、編集装置31は、光ディスク71に記録されているクリップ171やサブクリップ173のサムネイル画像データを生成し、アクセス速度が光ディスク71より速く、データの読み出し時間が短いSDRAM92に保持させてから、そのサムネイル画像261を表示部44に表示させる。つまり、編集装置31は、表示部44に供給する画像データを光ディスク71からではなく、アクセス速度の速いSDRAM92より供給させる。
このように制御することにより、編集装置31は、表示部44へ供給する画像データが指定されてから表示部44にその画像データの画像が表示されるまでの応答時間を短くすることができる。これにより、この編集装置31のユーザは、ユーザの操作入力に対して十分に速い応答速度で(待機せずに)サムネイルリストを表示させることができるので、ストレスなく、複数の画像データの中から所望の画像データを容易に選択することができる。
また、このとき、編集装置31は、表示部44に次に供給される可能性の高いサムネイル画像データ(例えば、出力画像データの前後2画面分ずつのデータ)を優先的にSDRAM92にキャッシュさせる。つまり、編集装置31は、表示部44に出力する数より多く、SDRAM92が保持することができる数より少ない数のサムネイル画像データを、SDRAM92に保持させる。
このようにすることにより、編集装置31は、表示部44に供給するサムネイル画像データが切り替えられる際に、切り替え後の、表示部44に供給される新しい画像データが、SDRAM92に保持されている可能性を高くすることができる。また、換言すると、可能性の低いサムネイル画像データをSDRAM92に積極的に保持させないことになるので、編集装置31は、無駄な処理の増加による負荷の増大を低減させることができる。これにより上述の応答速度はさらに向上する。また、SDRAM92のメモリ領域102の使用量も不要な増大を抑制することができる。
さらに、編集装置31は、生成したサムネイル画像データをSDRAM92に保持させるので、SDRAM92から表示部44にサムネイル画像データを転送する際に、改めてサムネイル画像データの生成処理を行う必要がなくなる。つまり、表示部44に供給される可能性の高いサムネイル画像データは、事前に適切なタイミングで作成されているので、データ変換処理等の省略が可能になる。これにより上述の応答速度はさらに向上する。
なお、以上において例をあげて説明した具体的な数値、例えば、同時に表示されるサムネイル画像261の枚数(出力画像データ262に含まれるサムネイル画像データの数)、優先画像データ263に含まれるサムネイル画像データの数、画像サイズ、または最大データ数等の値は、上述した以外であってもよい。
また、以上においては、編集装置31は、サムネイルリストをモニタ部112より表示するように説明したが、光ディスク71に記録されているデータを用いて生成された画像を表示するのであればどのような画像をモニタ部112に表示するようにしてもよい。また、記憶部41、保持部42、入力部43、および表示部44の内、一部または全部が、互いに別対として構成されるようにしてももちろんよい。
また、SDRAMにおいてクリップ領域182とサブクリップ領域183の2つの領域を設けることにより、クリップ171のサムネイル画像データ193と、サブクリップ173のサムネイル画像データ194とを互いに異なる領域において管理することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウエアにより実行させることもできる。この場合、例えば、図1の画像データ再生制御装置1または図4の編集装置31は、図29に示されるようなパーソナルコンピュータとして構成されるようにしてもよい。
図29において、パーソナルコンピュータ400のCPU(Central Processing Unit)401は、ROM(Read Only Memory)402に記憶されているプログラム、または記憶部413からRAM(Random Access Memory)403にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM403にはまた、CPU401が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU401、ROM402、およびRAM403は、バス404を介して相互に接続されている。このバス404にはまた、入出力インタフェース410も接続されている。
入出力インタフェース410には、キーボード、マウスなどよりなる入力部411、CRT、LCDなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部412、ハードディスクなどより構成される記憶部413、モデムなどより構成される通信部414が接続されている。通信部414は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース410にはまた、必要に応じてドライブ415が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア416が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部413にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、例えば、図29に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア416により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM402や、記憶部413に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明を適用した画像データ再生制御装置の構成例を示すブロック図である。 図1の画像データ再生制御装置の画像データのキャッシュ制御方法について説明する図である。 図1の画像データ再生制御装置により実行されるキャッシュ制御処理の例を説明するフローチャートである。 本発明を適用した編集装置の構成例を示すブロック図である。 図4の光ディスク内のディレクトリ構造の例を示す図である。 図5に示されるディレクトリ構造のさらに詳細な構成例を示す図である。 図5に示されるディレクトリ構造のさらに詳細な構成例を示す図である。 クリップとサブクリップの関係の例を説明する模式図である。 図4のSDRAMのメモリ領域の内部の構成例を示す模式図である。 図9のクリップ情報とサブクリップ情報の構成例を説明する模式図である。 サムネイル画像データの生成の様子を説明する模式図である。 出力画像データおよび優先画像データと表示画面の関係を説明する模式図である。 出力画像データ、優先画像データ、最大キャッシュ画像データ、および全画像データの関係を説明する模式図である。 出力画像データの切り替えについて説明する模式図である。 キャッシュされた画像データの更新方法の例を説明する模式図である。 優先画像データの例を説明する模式図である。 クリップ領域初期化処理の例を説明するフローチャートである。 画像データキャッシュ処理の例を説明するフローチャートである。 サムネイルリスト表示制御処理の例を説明するフローチャートである。 クリップ追加処理の例を説明するフローチャートである。 クリップ削除処理の例を説明するフローチャートである。 メタデータ更新処理の例を説明するフローチャートである。 サブクリップ領域初期化処理の例を説明するフローチャートである。 エディットリスト選択処理の例を説明するフローチャートである。 サブクリップの更新の様子を説明する模式図である。 サブクリップ追加処理の例を説明するフローチャートである。 サブクリップ削除処理の例を説明するフローチャートである。 サブクリップ移動処理の例を説明するフローチャートである。 本発明を適用したパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 画像データ再生制御装置, 2 記録媒体, 3 表示部, 11 キャッシュ制御部, 12 キャッシュメモリ, 21 全画像データ, 22 全キャッシュ画像データ, 23 優先画像データ, 24 出力画像データ, 31 編集装置, 41 記憶部, 42 保持部, 43 入力部, 44 表示部, 51 コントローラ, 52 ドライブ, 53 バッファメモリ, 54 デコーダ, 61 バッファメモリインタフェース, 62 メモリ領域, 71 光ディスク, 81 PCIバス, 91 コントローラ, 92 SDRAM, 93 画像処理部, 101 SDRAMインタフェース, 102 メモリ領域, 111 OSD処理部, 112 モニタ部, 171 クリップ, 172 エディットリスト, 173 サブクリップ, 181 サムネイル画像データキャッシュ領域, 182 クリップ領域, 183 サブクリップ領域, 191 クリップ情報, 192 サブクリップ情報, 193 サムネイル画像データ, 194 サムネイル画像データ, 201 個別クリップ情報, 221 個別エディットリスト情報, 222 個別サブクリップ情報, 241 プロキシデータ, 242 画像データ, 243 フレーム画像データ, 251 表示画面, 252 タイトル表示欄, 253 サムネイルリスト表示欄, 254 タイムコード表示欄, 261 サムネイル画像, 262 出力画像データ, 263 優先画像データ, 271 カーソル, 400 パーソナルコンピュータ

Claims (10)

  1. 画像データを処理する情報処理装置において、
    前記画像データを記録する記録媒体より前記動画像データを読み出す読み出し手段と、
    前記読み出し手段により読み出された前記動画像データより、前記動画像データを代表するフレームの画像データであるフレーム画像データを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記フレーム画像データの画像サイズを縮小し、サムネイル画像データを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記サムネイル画像データを保持する保持手段と、
    前記読み出し手段、前記抽出手段、前記生成手段、および前記保持手段を制御し、現在前記保持手段より出力されている前記サムネイル画像データである出力画像データを含む、次に前記保持手段より出力される可能性の高い、前記出力画像データの数より多くの前記サムネイル画像データを優先画像データとして優先的に生成し、保持させる制御手段と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記記録媒体は、前記動画像データとして、本線の動画像データとともに、前記本線の動画像データと同じ内容の、低解像度の動画像データを記録し、
    前記読み出し手段は、前記記録媒体より、前記本線の動画像データの代わりに前記低解像度の動画像データを読み出し、
    前記抽出手段は、前記読み出し手段により読み出された前記低解像度の動画像データより、前記フレーム画像データを抽出する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記出力画像データの画像を表示する表示手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記読み出し手段、前記抽出手段、前記生成手段、および前記保持手段を制御し、次に前記表示手段に表示する可能性の高い前記サムネイル画像データを前記優先画像データとして優先的に生成し、保持させる
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示手段により表示される前記画像を切り替える切り替え指示を受け付ける指示受付手段と、
    前記指示受付手段により受け付けられた前記切り替え指示に基づいて、前記出力画像データおよび前記優先画像データを設定する設定手段と
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記読み出し手段、前記抽出手段、前記生成手段、および前記保持手段を制御し、前記設定手段により設定された前記優先画像データ優先的に生成し、保持させる
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記設定手段により設定された前記優先画像データの内、前記保持手段に保持されていない不足画像データの存在を確認する確認手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記確認手段による確認の結果に基づいて、前記不足画像データが存在する場合、前記読み出し手段、前記抽出手段、前記生成手段、および前記保持手段を制御し、前記設定手段により設定された前記優先画像データを優先的に生成し、保持させる
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記フレーム画像データは、クリップ単位の前記動画像データを代表するフレームの画像データである
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記フレーム画像データは、前記クリップ単位の前記動画像データの先頭フレームの画像データであり、
    前記読み出し手段は、前記先頭のフレームを含む、前記クリップ単位の前記動画像データの一部を読み出し、
    前記抽出手段は、前記読み出し手段により読み出された、前記クリップ単位の前記動画像データの一部より、前記先頭のフレームの前記画像データを、前記フレーム画像データとして抽出する
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記保持手段は、前記サムネイル画像データと、前記サムネイル画像データに対応する前記動画像データとを関連付ける情報をさらに保持する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 画像データを処理する情報処理装置の情報処理方法であって、
    前記動画像データを記録する記録媒体より前記動画像データを読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップの処理により読み出された前記動画像データより、前記動画像データを代表するフレームの画像データであるフレーム画像データを抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップの処理により抽出された前記フレーム画像データの画像サイズを縮小し、サムネイル画像データを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理により生成された前記サムネイル画像データを保持部に保持する保持ステップと、
    前記読み出しステップ、前記抽出ステップ、前記生成ステップ、および前記保持ステップの各処理を制御し、現在前記保持部より出力されている前記サムネイル画像データである出力画像データを含む、次に前記保持部より出力される可能性の高い、前記出力画像データの数より多くの前記サムネイル画像データを、優先画像データとして優先的に生成し、保持させる制御ステップと
    を含む情報処理方法。
  10. 画像データを処理するコンピュータに行わせるプログラムにおいて、
    前記動画像データを記録する記録媒体より前記動画像データを読み出す読み出しステップと、
    前記読み出しステップの処理により読み出された前記動画像データより、前記動画像データを代表するフレームの画像データであるフレーム画像データを抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップの処理により抽出された前記フレーム画像データの画像サイズを縮小し、サムネイル画像データを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップの処理により生成された前記サムネイル画像データを保持部に保持する保持ステップと、
    前記読み出しステップ、前記抽出ステップ、前記生成ステップ、および前記保持ステップの各処理を制御し、現在前記保持部より出力されている前記サムネイル画像データである出力画像データを含む、次に前記保持部より出力される可能性の高い、前記出力画像データの数より多くの前記サムネイル画像データを、優先画像データとして優先的に生成し、保持させる制御ステップと
    を含むプログラム。
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