JP4238630B2 - 電極の製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電極の製造方法に関し、詳しくは、合剤層が形成された塗布部と未塗布部とを有する電極の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話や携帯ビデオカメラ等の電気機器の電源として、高い重量エネルギー密度を持つことから、リチウム電池の搭載が主流となりつつある。このリチウム電池は、リチウムを含む正極活物質をもち充電時にはリチウムをリチウムイオンとして放出し放電時にはリチウムイオンを吸蔵することができる正極と、負極活物質をもち充電時にはリチウムイオンを吸蔵し放電時にはリチウムイオンを放出することができる負極と、有機溶媒にリチウムが含まれる支持塩よりなる電解質が溶解されてなる非水電解液と、から構成される。
【0003】
また、このようなリチウム電池は、重量エネルギー密度を向上させるために、正極および負極がシート状に形成され、同じくシート状に形成されたセパレータを介して、シート状の正極および負極が巻回あるいは積層された状態で、ケース内に納められている。シート状の正極および負極は、集電体となる金属箔の表面に、活物質を含む合剤層を形成した構造をしている。
【0004】
このようなシート状の電極は、正極あるいは負極の活物質が分散した活物質ペーストを調製し、この活物質ペーストを集電体の表面に塗布し、塗布された活物質ペーストを乾燥させて合剤層を形成し、合剤層をプレスして合剤層の密度を高めることで製造されている。
【0005】
通常、シート状の電極には、合剤層が形成されていない集電体が露出した未塗布部がもうけられており、この未塗布部が電池の外部端子と電気的に接続されている。未塗布部は、電極板から合剤層を掻き取ることで製造することができるが、製造工程数の増加等の問題から、合剤層の形成時に未塗布部となる部分に活物質ペーストを塗布しないことで形成される。
【0006】
しかしながら、合剤層の密度を高めるために、シート状の集電体をプレスすると、シート状の電極の表面に波打ちが生じたり、湾曲したり、あるいは歪みが生じたりすることがあった。このような現象が生じると、正極シートと負極シートとをセパレータシートを介して渦巻き状に巻回して電極体を製造したときに、巻きずれの発生により十分な電池出力が得られなかったり、リチウム二次電池の場合には充放電を繰り返すうちに活物質が塗布された塗布部のずれの部分に電流が集中することによる金属リチウムのデンドライト析出が起こり内部ショートを引き起こす等の問題が生じていた。
【0007】
このため、一般的な歪み取りの処理として、加熱炉とテンション装置を使った処理が行われている。
【0008】
しかしながら、加熱炉を用いる処理は、集電体の昇温に時間がかかることから、熱効率も低くかつ炉長が長くなっていた。これにより、装置全体の体格が大きくなるとともに、コストも多大にかかるという問題があった。
【0009】
このような問題に対して、集電体自身に加工を施しておくことが考案されている。(特許文献1参照。)
特許文献1には、プレス成形前にあらかじめ集電体シート面に不連続な線状の切れ込みを多数もうけておき、プレス時に集電体シートが活物質層ののびに追従するようにしたことで、歪みの少ないフラットなシート状の電極を製造できることが開示されている。
【0010】
しかしながら、このような方法では、切れ込みをもうけることで、集電体自身にダメージを与えている。この結果、集電体の機械的強度が低下し、電極耐久性を低下させるという問題があった。さらに、無数の切れ込みにより、電池としての充放電特性の均一性が低下するという問題があった。
【0011】
【特許文献1】
特開平7−192726号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、電池特性を低下させることなく低コストに集電体の歪み取りを行うことができる電極の製造方法を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明者らは検討を重ねた結果、誘導加熱により集電体の未塗布部自身を発熱させることで、上記課題を解決できることを見出した。
【0014】
すなわち、本発明の電極の製造方法は、少なくとも電極活物質が溶剤に分散した活物質ペーストを集電体の表面の一部に塗布して、活物質ペーストが塗布された塗布部と、活物質ペーストが塗布されない未塗布部とを形成した後に、活物質ペーストを乾燥させて合剤層を形成する合剤層形成工程と、合剤層を集電体とともに押圧する押圧工程と、未塗布部の歪みを矯正する矯正工程と、を有する電極の製造方法であって、矯正工程は、未塗布部に磁束を集中させて未塗布部を誘導加熱により加熱する工程であることを特徴とする。
【0015】
本発明の電極の製造方法は、未塗布部に磁束を集中させることで、未塗布部を誘導加熱により加熱する。誘導加熱は、集電体自身を発熱させる加熱方法であるため、集電体がすぐに所定の温度まで昇温する。このため、本発明の電極の製造方法は、従来の加熱炉のように大きな装置を必要としない。
【0016】
また、本発明の電極の製造方法は、集電体に切れ込みを入れないため、集電体にダメージが付与されない。このため、本発明の製造方法により製造された電極は、電池性能が抑えられている。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の電極の製造方法は、合剤層形成工程、押圧工程および矯正工程を有する。合剤層形成工程において合剤層を形成し、押圧工程において合剤層を高密度化する。そして、矯正工程において押圧工程を施すことにより生じた未塗布部の歪みを矯正する。これらの工程によりフラットな電極を製造することができる。
【0018】
矯正工程は、未塗布部を誘導加熱により加熱する工程である。誘導加熱は、局部加熱が可能な加熱方法である。誘導加熱は、集電体の未塗布部を局部加熱することができる。未塗布部のみを昇温させることで、合剤層中の活物質に熱損傷を与えることを抑えることができる。
【0019】
誘導加熱は、集電体を発熱させる加熱方法であり、集電体を短時間で所定の温度に到達させることができる。すなわち、加熱時間を短くすることができ、製造に要する時間を短縮できる。
【0020】
本発明の製造方法は、誘導加熱で未塗布部を加熱することで未塗布部の歪みを矯正する。このため、未塗布部に切れ込みを入れる必要がない。この結果、本発明の製造方法は、電池特性の低下が抑えられた電極を製造することができる。
【0021】
集電体の加熱温度は、未塗布部の歪みを矯正できる温度であれば、特に限定されない。集電体の材質等の条件により異なるため、一概に決定できるものではない。
【0022】
本発明の製造方法において、誘導加熱を行う加熱装置は特に限定されるものではない。すなわち、集電体の未塗布部に対向した状態で配された誘導コイルを有する加熱装置を用いることができる。
【0023】
誘導コイルは、未塗布部の背向した一対の表面のそれぞれに対向した状態で、2個配すことが好ましい。未塗布部の背向した一対の表面のそれぞれに対向して誘導コイルが配されることで、未塗布部の両面から磁束を透過させることができ、発熱ムラの発生を抑えることができる。発熱ムラが生じると、未塗布部の歪みが解消されにくくなる。
【0024】
矯正工程は、未塗布部に張力を付与した状態で加熱する工程であることが好ましい。矯正工程において未塗布部に張力を付与した状態で加熱することで、未塗布部の歪みの解消が促進される。矯正工程において未塗布部に張力を付与する方法は特に限定されるものではない。未塗布部のみに張力を付与したり、塗布部を介して未塗布部に張力を付与してもよい。
【0025】
誘導加熱は、未塗布部に磁束を集中させることが好ましい。未塗布部に磁束を集中させることで、塗布部を発熱させることなく未塗布部のみを発熱させることができる。この結果、塗布部の発熱による合剤層の損傷が抑えられ、電極の電池性能の低下が抑えられる。未塗布部に磁束を集中させる方法としては、特に限定されるものではない。たとえば、誘導コイルを未塗布部に接近させる方法や、誘導コイルに軟磁性体よりなるコアを配設する方法をあげることができる。
【0026】
集電体は、金属箔よりなることが好ましい。集電体が金属箔よりなることで、集電体自身の体格を小さくすることができ、電極に占める電池反応を生じる合剤層の割合が増加し、高い性能の電極となる。
【0027】
少なくとも電極活物質が溶剤に分散した活物質ペーストを調製し、活物質ペーストを略帯状の集電体の両面に幅方向の両端縁部が未塗布部となるように塗布した後に、活物質ペーストを乾燥させて合剤層を形成する合剤層形成工程と、合剤層を集電体とともに押圧する押圧工程と、未塗布部を誘導加熱により加熱して未塗布部の歪みを矯正する矯正工程と、を有することが好ましい。また、これらの工程が略帯状の集電体の流れ方向に沿って配された装置により、連続的になされることが好ましい。略帯状の集電体から電極を製造することで、高密度な巻回型電極体を製造することができる。
【0028】
略帯状の集電体を用いたときには、矯正工程において未塗布部付与される張力は、略帯状の長さ方向であることが好ましい。略帯状の集電体の長さ方向に張力を付与する方法としては、流れている集電体にたるみが生じないように張力を付与するテンション印加装置を用いることができる。
【0029】
本発明の電極の製造方法は、シート状の電極がセパレータを介した状態で巻回されてなる巻回型電極体に用いられる電極の製造に特に効果を発揮する。
【0030】
本発明の電極の製造方法において製造される電極は、集電体の表面に合剤層が形成された構造を有するものであれば特に限定されない。本発明の製造方法は、リチウム電池用電極の製造方法であることが好ましい。
【0031】
リチウム電池の正極は、リチウムイオンを充電時には放出し、かつ放電時には吸蔵することができれば、その材料構成で特に限定されるものではなく、公知の材料構成のものを用いることができる。特に、正極活物質、導電材および結着剤を混合して得られた活物質ペーストが集電体に塗布、乾燥されてなるものを用いることが好ましい。
【0032】
正極活物質には、その活物質の種類で特に限定されるものではなく、公知の活物質を用いることができる。たとえば、TiS2、TiS3、MoS3、FeS2、Li(1-x)MnO2、Li(1-x)Mn2O4、Li(1-x)CoO2、Li(1-x)NiO2、V2O5等の化合物をあげることができる。ここで、xは0〜1を示す。また、これらの化合物の混合物を正極活物質として用いてもよい。さらに、Li1-xMn2+xO4、LiNi1-xCoxO2などのようにLiMn2O4、LiNiO2の遷移金属元素の一部を少なくとも1種類以上の他の遷移金属元素あるいはLiで置き換えたものを正極活物質としてもよい。
【0033】
正極活物質としては、LiMn2O4、LiCoO2、LiNiO2等のリチウムおよび遷移金属の複合酸化物がより好ましい。すなわち、電子とリチウムイオンの拡散性能に優れるなど活物質としての性能に優れているため、高い充放電効率と良好なサイクル特性とを有する電池が得られる。さらに、正極活物質としては、材料コストの低さから、LiMn2O4を用いることが好ましい。
【0034】
結着剤は、活物質粒子をつなぎ止める作用を有する。結着剤としては、有機系結着剤や、無機系結着剤を用いることができ、たとえば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリ塩化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の化合物をあげることができる。
【0035】
導電剤は、正極の電気伝導性を確保する作用を有する。導電剤としては、たとえば、カーボンブラック、アセチレンブラック、黒鉛等の炭素物質の1種または2種以上の混合したものをあげることができる。
【0036】
また、正極の集電体としては、たとえば、アルミニウム、ステンレスなどの金属を網、パンチドメタル、フォームメタルや板状に加工した箔などを用いることができる。
【0037】
リチウム電池の正極の製造においては、活物質ペーストは、正極活物質、導電材および結着剤を水あるいは有機溶媒等の溶媒に混合して得られる。
【0038】
リチウム電池の負極は、リチウムイオンを充電時には吸蔵し、かつ放電時には放出することができれば、その材料構成で特に限定されるものではなく、公知の材料構成のものを用いることができる。特に、負極活物質および結着剤を混合して得られた活物質ペーストが集電体に塗布されてなるものを用いることが好ましい。
【0039】
負極活物質としては、特に限定されるものではなく、公知の活物質を用いることができる。たとえば、結晶性の高い天然黒鉛や人造黒鉛などの炭素材料、金属リチウムやリチウム合金、スズ化合物などの金属材料、導電性ポリマーなどをあげることができる。
【0040】
結着剤は、活物質粒子をつなぎ止める作用を有する。結着剤としては、有機系結着剤や、無機系結着剤を用いることができ、たとえば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリ塩化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等の化合物をあげることができる。
【0041】
リチウム電池の負極の製造においては、活物質ペーストは、負極活物質および結着剤を水あるいは有機溶媒等の溶媒に混合して得られる。
【0042】
負極の集電体としては、たとえば、銅、ニッケルなどを網、パンチドメタル、フォームメタルや板状に加工した箔などを用いることができる。
【0043】
【実施例】
以下、実施例を用いて本発明を説明する。
【0044】
本発明の実施例として、リチウム電池のシート状の正極を製造した。
【0045】
(シート状の正極の製造)
まず、正極活物質のニッケル酸リチウム85重量部と、導電材のアセチレンブラック10重量部と、結着剤のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)3重量部、カルボキシメチルセルロース(CMC)2重量部と、を水100重量部中に均一に分散させて活物質ペーストを調製した。
【0046】
幅が180mm、厚さ15μmの硬質アルミニウム箔(AlN30−H18)よりなる集電体の両面に活物質ペーストを82mmの塗工幅(少なくとも帯状の集電体の幅方向の端部から20mm離れた状態で未塗布部の合計が40mm以上)で塗布した。このとき、活物質ペーストが塗布された塗布部41と、塗布部41の両側に活物質ペーストが塗布されずに集電体表面が露出した未塗布部42と、が形成された。なお、活物質ペーストは、乾燥後の片側あたりの目付量が14.9mg/cm2となるように塗布される。また、乾燥後の塗布部の活物質ペーストの厚さは82.5μmとなった。
【0047】
つづいて、活物質ペーストが塗布された集電体を乾燥炉内に導入して、活物質ペーストを乾燥させた。本実施例においては、熱風乾燥炉内に導入することで乾燥が行われた。
【0048】
その後、未塗布部42をカットして100mmの幅とした。このとき、塗布部41の両側の未塗布部42の幅が2mmと16mmとなるように切断した。詳しくは、幅方向に2mmの未塗布部42b、82mmの塗布部41、16mmの未塗布部42aが配列している。切断されて成形された集電体を総厚さが76μmとなうようにロールプレスにより圧縮した後に、5.5mの長さに切断した。
【0049】
切り出されたシート状の正極4は、16mm幅の未塗布部42aの長さが、幅2mmの未塗布部42bの長さより大幅に短くなった湾曲形状となっていた。具体的には、未塗布部42aは、長さ方向の中央部が、両端部を結んだ線から30mm以上(塗布部41方向に)離れた位置になるように湾曲していた。本実施例においては、未塗布部42aの湾曲の頂点がシート状の電極4の中央部であるが、中央部からずれていても本実施例の電極の製造方法を適用して電極を製造できる。切り出されたシート状の正極4を図1に示した。
【0050】
このシート状の正極4の湾曲は、塗布部41の両側の未塗布部42a,42bの幅が異なることにより生じた。詳しくは、塗布部41を構成する乾燥した活物質ペーストよりなる合剤層を集電体とともに圧縮すると、合剤層とともに集電体がプレスされる。このとき、合剤層は高密度化されるが、集電体は塑性変形を生じる。塑性変形により集電体の厚さが薄くなり、集電体自身の強度や剛性が低下する。
【0051】
切り出されたシート状の正極4は、図2にその構成を示した湾曲矯正装置を用いて未塗布部の歪みを矯正した。
【0052】
(湾曲矯正装置)
実施例において切り出されたシート状の正極の歪みを矯正する湾曲矯正装置1は、誘導加熱装置2と、テンション印加装置3と、を有する。
【0053】
誘導加熱装置2は、電力を供給する電源21と、電源21からの電流を交流に変換して誘導電流とする共振周波数自動調整器22と、誘導電流の調整を行うトランス23と、誘導加熱を行う誘導コイル24と、から構成される。この誘導加熱装置2の主な回路構成を図3に示した。
【0054】
電源21は、AC200Vの交流電流の入力を、最大でDC300V、50Aの直流電流として出力する装置である。
【0055】
共振周波数自動調整器22は、電源21から供給された電力を交流電流に変換するIHインバータ部と、IHインバータ部から供給される交流電流の周波数を10kHz以上の値となるようにIHインバータ部を制御する制御部と、を有し、加熱部の加熱コイルに供給される誘導電流を調整する。また、制御部は、電流値が最小になるように制御を行う。
【0056】
トランス23は、誘導電流の電圧の低下や電圧の増加を行うことで、誘導電流を所定の範囲内とする。
【0057】
誘導コイル24は、導線より形成された。誘導コイル24を構成する導線は、図4に示したように、集電体の未塗布部を挟み込むように配設されている。誘導コイル24は、集電体の未塗布部に対向して配置された一対の直線部241,241と、一対の直線部をつなぐ一対の接続部242,242と、から構成されている。誘導加熱装置2は、誘導コイル24に誘導電流を流すことで、磁束を発生させ、誘導コイル24に対向した集電体の未塗布部を発熱させる。誘導加熱装置2は、誘導コイル24の直線部241の長さおよび未塗布部からの距離を任意に設定できる。
【0058】
誘導コイル24は、発生した磁束を集中させるフェライトよりなるコア25を直線部241に配設することができる。コア25は、断面略凹字状を有し、表面から陥没した陥合部251に直線部241を収容する。また、本実施例においては、コア25は、陥合部251の開口面25aが未塗布部に対向した状態で配されたが、開口面25aに背向した表面25bが未塗布部に対向した状態で配してもよい。コア25を配設することで、誘導コイル24において発生した磁束を対向した集電体の未塗布部に集中させることができ、エネルギーロスを抑えることができる。誘導コイル24がコア25を配設したときの構成を、加熱される正極4とともに図5に示した。
【0059】
テンション印加装置3は、シート状の正極4が巻回されてなる正極ロール4’を保持するとともにシート状の正極4を供給する巻き出しユニット31と、未塗布部42の歪みが矯正されたシート状の正極4を巻き取る巻き取りユニット32と、巻き出しユニット31からシート状の正極4を引き出す駆動ロール33と、駆動ロール33によって引き出されたシート状の正極4にブレーキをかけるパウダーブレーキ34と、から構成される。テンション印加装置3は、シート状の正極4を誘導加熱装置2に連続的に供給する。テンション印加装置3においては、駆動ロール33によって引っ張られた正極をパウダーブレーキ34でブレーキをかけることで、シート状の正極4に張力を付与する。
【0060】
パウダーブレーキ34は、電流制御でブレーキをかけることができ、電流値を変化させることでシート状の正極4にかかる張力を設定できる。本実施例においては、90Nの張力を付与した。この値は、従来の加熱炉による歪みの矯正時に付与されている張力(50N以上)より高い値である。
【0061】
テンション印加装置3において、シート状の正極4は、水平精度が±10μm以内で各ユニット間を流れる。本実施例においては、シート状の正極4は、10m/minの流速で流れた。この値は、従来の加熱炉による歪みの矯正時に流れる流速(1m/min以上)より速い値である。
【0062】
本実施例においては、テンション印加装置3のパウダーブレーキ34と駆動ロール33との間において、誘導加熱装置2が配置されている。すなわち、パウダーブレーキ34と駆動ロール33との間で、シート状の正極4に長さ方向の張力を付与し、張力が付与された状態で未塗布部42aを加熱することで、未塗布部42aの歪みを矯正する。
【0063】
本発明の実施例として、表1に示した条件で誘導加熱装置2を稼働して、実施例1〜5のシート状の正極を製造した。
【0064】
【表1】
【0065】
(実施例1)
誘導加熱装置2は、誘導コイル24の直線部241の長さが4mであり、かつ集電体から30mmの位置に直線部241が配設されている。また、誘導コイル24の直線部241には、コア25が設置されている。コア25の開口面25aと集電体表面との距離は、15mmであった。
【0066】
駆動ロール33により10m/minの流速で流れかつ90Nの張力が付与された状態で、誘導コイル24に200V、30A、33KHzの電力を供給して未塗布部を加熱した。
【0067】
本実施例においては、誘導加熱により未塗布部が122℃まで昇温した。また、製造された正極の歪み量を測定し、未塗布部の矯正量を求めたところ35mmであった。
【0068】
(実施例2)
誘導加熱装置2は、誘導コイル24の直線部241の長さが4mであり、かつ集電体から40mmの位置に直線部241が配設されている。また、誘導コイル24の直線部241には、コア25が設置されている。コア25の開口面25aと集電体表面との距離は、25mmであった。
【0069】
駆動ロール33により10m/minの流速で流れかつ90Nの張力が付与された状態で、誘導コイル24に200V、30A、33KHzの電力を供給して未塗布部を加熱した。
【0070】
本実施例においては、誘導加熱により未塗布部が101℃まで昇温した。また、製造された正極の歪み量を測定し、未塗布部の矯正量を求めたところ25mmであった。
【0071】
(実施例3)
誘導加熱装置2は、誘導コイル24の直線部241の長さが4mであり、かつ集電体から30mmの位置に直線部241が配設されている。
【0072】
駆動ロール33により10m/minの流速で流れかつ90Nの張力が付与された状態で、誘導コイル24に200V、30A、33KHzの電力を供給して未塗布部を加熱した。
【0073】
本実施例においては、誘導加熱により未塗布部が95℃まで昇温した。また、製造された正極の歪み量を測定し、未塗布部の矯正量を求めたところ21mmであった。
【0074】
(実施例4)
誘導加熱装置2は、誘導コイル24の直線部241の長さが2mであり、かつ集電体から30mmの位置に直線部241が配設されている。また、誘導コイル24の直線部241には、コア25が設置されている。コア25の開口面25aと集電体表面との距離は、15mmであった。
【0075】
駆動ロール33により10m/minの流速で流れかつ90Nの張力が付与された状態で、誘導コイル24に200V、30A、33KHzの電力を供給して未塗布部を加熱した。
【0076】
本実施例においては、誘導加熱により未塗布部が97℃まで昇温した。また、製造された正極の歪み量を測定し、未塗布部の矯正量を求めたところ23mmであった。
【0077】
(実施例5)
誘導加熱装置2は、誘導コイル24の直線部241の長さが4mであり、かつ集電体から30mmの位置に直線部241が配設されている。また、誘導コイル24の直線部241には、コア25が設置されている。コア25の開口面25aと集電体表面との距離は、15mmであった。
【0078】
駆動ロール33により10m/minの流速で流れかつ90Nの張力が付与された状態で、誘導コイル24に200V、30A、7KHzの電力を供給して未塗布部を加熱した。
【0079】
本実施例においては、誘導加熱により未塗布部が80℃まで昇温した。また、製造された正極の歪み量を測定し、未塗布部の矯正量を求めたところ20mmであった。
【0080】
(比較例1)
本比較例は、湾曲矯正装置1において誘導加熱装置2にかえて熱風発生器を設置した以外は、実施例1と同様に正極の製造を行った。すなわち、未塗布部の加熱を熱風を吹き付けることにより行った。
【0081】
熱風発生器は、集電体の未塗布部に対向した位置に開口する送風口から120±5℃の熱風を未塗布部に吹きつけることで未塗布部を昇温させる。
【0082】
なお、本比較例においては、正極の流速は5m/minであり、駆動ロール33とパウダーブレーキ34とにより付与される張力は110Nであった。
【0083】
本比較例において、熱風を吹き付けることで未塗布部が121℃に昇温するまでに48分を要した。また、製造された正極の歪み量を測定し、未塗布部の矯正量を求めたところ10mmであった。
【0084】
(比較例2)
本比較例は、湾曲矯正装置1において誘導加熱装置2にかえて赤外線照射器を設置した以外は、比較例1と同様に正極の製造を行った。すなわち、未塗布部の加熱を赤外線の照射により行った。
【0085】
なお、本比較例においては、正極の流速は5m/minであり、駆動ロール33とパウダーブレーキ34とにより付与される張力は110Nであった。
【0086】
本比較例において、赤外線の照射により未塗布部が123℃に昇温するまでに52分を要した。また、製造された正極の歪み量を測定し、未塗布部の矯正量を求めたところ8mmであった。
【0087】
上記実施例1〜5および比較例から、誘導加熱により未塗布部の加熱を行うことで、未塗布部を素早く昇温させているため、より多量の矯正量で歪みを矯正できる。
【0088】
各実施例は、比較例と比較して、加熱時に付与される張力が小さくなっており、集電体および合剤層にかかる負荷が小さくなっている。すなわち、歪みを矯正する工程における正極へのダメージが低減されているとともに、損傷が生じにくくなっている。
【0089】
各実施例は、比較例と比較して、速い流速で正極が流れている。すなわち、未塗布部の歪みの矯正に誘導加熱を用いることで、短時間でより多量の正極を処理できる。すなわち、製造に要するコストを低減できる。また、短時間で歪みの矯正をできることは、湾曲矯正装置全体の体格を小型化できる効果を有する。
【0090】
上記実施例においては、シート状の正極を製造したが、同様にシート状の負極も製造することができる。
【0091】
(シート状の負極の製造)
まず、負極活物質のカーボン92.5重量部と、結着剤のポリフッ化ビニリデン7.5重量部と、を水100重量部中に均一に分散させて活物質ペーストを調製した。
【0092】
幅が180mm、厚さ10μmの銅箔よりなる集電体の両面に活物質ペーストを82mmの塗工幅(少なくとも帯状の集電体の幅方向の端部から20mm離れた状態で未塗布部の合計が40mm以上)で塗布した。このとき、集電体には、活物質ペーストが塗布された塗布部と、塗布部の両側に活物質ペーストが塗布されずに集電体表面が露出した未塗布部と、が形成された。なお、活物質ペーストは、乾燥後の片側あたりの目付量が14.9mg/cm2となるように塗布される。また、乾燥後の塗布部の活物質ペーストの厚さは82.5μmとなった。
【0093】
以後、上記した正極と同様に未塗布部のカットし、ロールプレスにより圧縮した後に、5.5mの長さに切断した。
【0094】
切り出されたシート状の負極は、16mm幅の未塗布部の長さが、幅2mmの未塗布部の長さより大幅に短くなった湾曲形状となっていた。具体的には、16mm幅の未塗布部は、長さ方向の中央部は、両端部を結んだ線から40mm以上離れた位置になるように湾曲していた。
【0095】
その後、上記した正極の場合と同様に湾曲矯正装置1を用いて歪みを矯正することで、フラットで歪みのないシート状の負極が製造された。
【0096】
すなわち、上記湾曲矯正装置1は、シート状の負極の製造においてもシート状の正極のときと同様な効果を発揮した。
【0097】
(リチウム二次電池の製造)
上記実施例において製造された電極は、リチウム二次電池の製造に用いることができる。リチウム二次電池を図6に示した。
【0098】
シート状の正極4とシート状の負極5との間に、正極4および負極5が直接接しないように幅広に裁断された厚さ25μmのセパレータ6を介在して、渦巻状に巻回し、巻回型電極体を作製した。
【0099】
続いて、シート状の正極4およびシート状の負極5のそれぞれの未塗布部42,52に取り付けられたリード43,53を収束処理し、それぞれ正極端子部7、負極端子部8に超音波溶接法により接合した後、電池ケース9のケース本体91に収納し、正極端子部7と蓋板92および負極端子部8とケース本体91とをレーザ溶接法により気密・液密性が保たれる溶接条件にて接合した。
【0100】
その後、蓋板92に開口した注液口93から内部に電解液を注入し、封止蓋94で封止した。
【0101】
以上の手順で、リチウム二次電池を製造できた。
【0102】
【発明の効果】
本発明の電極の製造方法は、未塗布部に磁束を集中させることで、未塗布部を誘導加熱により加熱する。誘導加熱は、集電体自身を発熱させる加熱方法であるため、集電体がすぐに所定の温度まで昇温する。このため、本発明の電極の製造方法は、従来の加熱炉のように大きな装置を必要としない。
【0103】
また、本発明の電極の製造方法は、集電体に切れ込みを入れないため、集電体にダメージが付与されない。このため、本発明の製造方法により製造された電極は、電池性能が抑えられている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例において、歪みの矯正が行われる前のシート状の正極を示した図である。
【図2】 湾曲矯正装置の構成を示した図である。
【図3】 誘導加熱装置の回路の構成を示した図である。
【図4】 誘導加熱装置の誘導コイルを示した図である。
【図5】 コアを有する誘導加熱装置の誘導コイルを示した図である。
【図6】 リチウム二次電池の構成を示した図である。
【符号の説明】
1…湾曲矯正装置
2…誘導加熱装置 21…電源
22…共振周波数自動調整器 23…トランス
24…誘導コイル 25…コア
3…テンション印加装置 31…巻き出しユニット
32…巻き取りユニット 33…駆動ロール
34…パウダーブレーキ
4…正極 41…塗布部
42…未塗布部 43…リード
5…負極 51…塗布部
52…未塗布部 53…リード
6…セパレータ
7…正極端子部
8…負極端子部
9…ケース 91…ケース本体
92…蓋体 93…注液口
94…封止蓋
Claims (3)
- 少なくとも電極活物質が溶剤に分散した活物質ペーストを集電体の表面の一部に塗布して、該活物質ペーストが塗布された塗布部と、該活物質ペーストが塗布されない未塗布部とを形成した後に、該活物質ペーストを乾燥させて合剤層を形成する合剤層形成工程と、
該合剤層を該集電体とともに押圧する押圧工程と、
該未塗布部の歪みを矯正する矯正工程と、
を有する電極の製造方法であって、
該矯正工程は、該未塗布部に磁束を集中させて該未塗布部を誘導加熱により加熱する工程であることを特徴とする電極の製造方法。 - 前記矯正工程は、前記未塗布部に張力を付与した状態で加熱する工程である請求項1記載の電極の製造方法。
- 前記集電体は、金属箔よりなる請求項1記載の電極の製造方法。
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