JP4238580B2 - データ記憶装置、データ記録システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホスト機器に対して着脱自在に取り付けられるリムーバブルなデータ記憶装置、及び、データ記録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
NAND型のフラッシュメモリを利用したアプリケーションとして、いわゆるメモリカードと呼ばれる、リムーバブルな小型ICメモリ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。メモリカードは、静止画像データ、動画像データ、音声データ、音楽データ等の各種デジタルデータを格納することができ、例えば、情報携帯端末、デスクトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータ、携帯電話機、オーディオ装置、家電装置等々のホスト機器に、外部記憶メディアとして用いられる。
【0003】
近年、NAND型のフラッシュメモリの開発が進み、急速な勢いで高容量化が進められている。それに合わせて、1つのメモリカードで記憶可能なデータ量も急速に大きくなっている。
【0004】
ところが、メモリカードは、適用されるファイルシステムによって、記録容量の上限が制限されてしまう。高容量化が図られたフラッシュメモリをメモリカードに適用したとしても、従来のファイルシステムと互換をとるには、その記録容量の上限を超えることはできない。従って、もし、メモリカードの容量を従来のファイルシステムの管理容量の上限を超えて用いたいのであれば、そのメモリカードには新たなファイルシステムを適用しなければならない。
【0005】
しかしながら、新たなファイルシステムが適用されたメモリカードを使用する場合、通常、ホスト機器のオペレーションシステムを変更しなければならない。ホスト機器のオペレーションシステムを変更することは、はなはだ面倒な作業であり、負担が大きい。
【0006】
そのため、従来のファイルシステムの管理容量を超えた大容量のメモリカードを提供する場合、ホスト機器にシステム変更をさせずに、そのメモリカードを利用できるようにすることが望ましい。
【0007】
また、メモリカード内に記録したデータの管理を行う場合、1つのメモリカード内の記憶領域を複数に分割し、分割した各領域をそれぞれ独立のデバイスとして認識をさせると便利であることがある。例えば、仕事上のデータとプライベートのデータとを同一のメモリカードに記憶させている場合、1つのメモリカードの記憶領域が複数に分割されており、仕事上のデータとプライベートのデータとをまったく別のデバイスに格納しているように取り扱えると、非常に便利である。
【0008】
以上のようなことが考慮されたメモリカードとして、内部に複数のフラッシュメモリを設け、そのフラッシュメモリを外部の切換スイッチで切り換えて利用できるようにしたスイッチ切換型のメモリカードが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。このスイッチ切換型のメモリカードでは、外部のスイッチの切り換えにより、ホスト機器に対して内部の複数の記録領域をそれぞれ独立のデバイスとして認識させることができる。また、このスイッチ切換型のメモリカードでは、1つのパッケージ内の全体の記録容量を、ファイルシステムの管理容量の上限より大きくすることができる。
【0009】
【特許文献1】
特開平10年第340575号公報
【特許文献2】
特開平5年第233439号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のスイッチ切換型のメモリカードでは、ホスト機器に装着した状態でスイッチを切り換えてしまうと、ホスト側でデバイスの認識ができなくなり、最悪の場合には、記録済みのデータが破壊されてしまう。
【0011】
また、このような従来のスイッチ切換型のメモリカードでは、ホスト機器に装着した状態では、現在どのフラッシュメモリを選択しているのかをユーザが判断できない。つまり、ホスト機器に装着した後にどの記録領域を選択しているのかがわからなくなった場合には、いちいちメモリカードをホスト機器から取り外してスイッチの状態を確認しなければならない。
【0012】
本発明は、以上のような実情を鑑みてなされたものであり、ホスト機器に対して着脱自在に取り付けられるリムーバブルなデータ記憶装置において、内部の複数の記憶領域をスイッチで切り換えることにより、ホスト機器に対してそれぞれの記録領域を独立のデバイスとして認識をさせ、且つ、ホスト機器に装着した状態で上記スイッチを切り換えることができるデータ記憶装置、及び、データ記録システムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るデータ記憶装置は、ホスト機器に対して着脱自在に取り付けられるリムーバブルなデータ記憶装置である。この本発明に係るデータ記憶装置は、複数の不揮発性メモリと、複数の接点が設けられており、ユーザの操作によりその接点が切り換えられ、切り換えられた接点に対応した1つの上記不揮発性メモリを選択する第1のスイッチと、上記第1のスイッチの切り換えの動作と連動して接点を切り換える第2のスイッチと、上記ホスト機器に装着されているときに当該ホスト機器との間でデータの送受信を行うインタフェース部と、上記インタフェース部を介して送信されたデータに基づき動作するとともに、上記第1のスイッチにより選択された1つの不揮発性メモリに対してデータの読み出し及び書き込みを行うコントローラとを備えている。
【0016】
上記インタフェース部には、本装置が装着されているとホスト機器に対して判断させるための検出端子が設けられている。ホスト機器は、この検出端子がグランドに接続されているときに本装置が装着されている判断し、この検出端子が開放されているときに本装置が装着されていないと判断する。
【0017】
さらに、上記第1のスイッチは、任意の不揮発性メモリを選択する接点から他の不揮発性メモリを選択する接点への切り換えの中間位置に、いずれの不揮発性メモリも選択しない接点が設けられており、上記第2のスイッチは、上記第1のスイッチがいずれかの不揮発性メモリを選択する接点に切り換えられているときには上記検出端子をグランドに接続し、上記第1のスイッチがいずれの不揮発性メモリも選択していない接点に切り換えられているときには上記検出端子を開放する。
【0018】
以上のようなデータ記憶装置では、内部の複数の不揮発性メモリを第1のスイッチによって切り換えることにより、ホスト機器に対してそれぞれの記録領域を独立のデバイスとして認識をさせる。さらに、このデータ記憶装置では、第1のスイッチに、任意の不揮発性メモリを選択する接点から他の不揮発性メモリを選択する接点への切り換えの中間位置に、いずれの不揮発性メモリも選択しない接点が設けられており、第2のスイッチが、第1のスイッチがいずれかの不揮発性メモリを選択する接点に切り換えられているときには検出端子をグランドに接続して、ホスト機器に対してデータ記憶装置が装着されたことを検出させ、第1のスイッチがいずれの不揮発性メモリも選択していない接点に切り換えられているときには検出端子を開放して、ホスト機器に対してデータ記憶装置が装着されていないと検出させる。
【0019】
本発明に係るデータ記録システムは、ホスト機器と、ホスト機器に対して着脱自在に取り付けられるリムーバブルなデータ記憶装置とを備える。データ記憶装置は、ホスト機器から取り外された状態であっても記憶しているデータが消去されない複数の不揮発性メモリ手段と、複数の接点が設けられており、ユーザの操作によりその接点が切り換えられて選択され、切り換えられた接点に対応した1つの上記不揮発性メモリ手段を選択する第1のスイッチと、第1のスイッチの切り換えの動作と連動して接点を切り換える第2のスイッチと、ホスト機器に装着されているときに当該ホスト機器との間でデータの送受信を行うインタフェース部と、インタフェース部を介して送信されたデータに基づき動作するとともに、第1のスイッチにより選択された1つの不揮発性メモリ手段に対してデータの読み出し及び書き込みを行うコントローラとを有する。インタフェース部には、データ記憶装置が装着されているとホスト機器に対して判断させるための検出端子が設けられている。第1のスイッチは、当該第1のスイッチの操作部が、ホスト機器にデータ記憶装置が装着されているときでもユーザにより操作可能な位置に設けられ、任意の不揮発性メモリ手段を選択する接点から他の不揮発性メモリ手段を選択する接点への切り換えの中間位置に、いずれの不揮発性メモリ手段も選択しない接点が設けられている。第2のスイッチは、第1のスイッチがいずれかの不揮発性メモリ手段を選択する接点に切り換えられているときには検出端子をグランドに接続して、ホスト機器に対してデータ記憶装置が装着されたことを検出させ、第1のスイッチがいずれの不揮発性メモリ手段も選択していない接点に切り換えられているときには検出端子を開放して、ホスト機器に対してデータ記憶装置が装着されていないと検出させる。ホスト装置は、検出端子がグランドに接続されているときにデータ記憶装置が装着されたことを検出し、検出端子が開放されているときに上記データ記憶装置が装着されていないと検出する。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として、本発明を適用したリムーバルな小型ICメモリ装置について説明する。
【0022】
なお、本発明の実施の形態として説明する小型ICメモリ装置のことを、以下、メモリカードと呼ぶものとする。また、このメモリカードが接続されるデータ処理装置のことを、以下、ホスト機器と呼ぶものとする。
【0023】
第1の実施の形態
まず、第1の実施の形態のメモリカードについて説明をする。
【0024】
図1に、ホスト機器及びメモリカードの外観斜視図を示す。
【0025】
メモリカード1は、不揮発性の半導体メモリ(ICメモリ)を内部に有している。不揮発性の半導体メモリは、当該カードがホスト機器から取り外された場合であってもデータを保持することができる。メモリカード1は、内部の半導体メモリ内に、静止画像データ、動画像データ、音声データ、音楽データ等の各種デジタルデータを格納することができる。メモリカード1は、例えば、情報携帯端末、デスクトップ型コンピュータ、ノート型コンピュータ、携帯電話機、オーディオ装置、家電装置等々のホスト機器2の外部記憶メディアとして機能する。メモリカード1は、ホスト機器2に設けられているスロット3に挿入された状態で使用される。メモリカード1のスロット3に対する挿入及び抜出は、ユーザが手動で自在に行うことができる。そのため、例えば、あるホスト機器に挿入されていたメモリカード1を抜き出して、他のホスト機器に挿入することもできるため、異なるホスト機器間のデータのやり取りに用いることが可能である。
【0026】
図2は、第1の実施の形態のメモリカード1を表面側から見た斜視図であり、図3は、本発明の実施の形態のメモリカード1を裏面側から見た斜視図である。
【0027】
メモリカード1は、主面(表面1a及び裏面1b)が略長方形とされた薄板形状となっている。メモリカード1は、主面の長手方向の長さが約50mm、主面の短辺方向の長さが約21.45mm、厚さが約2.8mmとなっている。また、メモリカード1は、主面が、表面1aと裏面1bとに区別される。裏面1bの長手方向の一端には、10個の平面電極(接続端子群4)が、短辺方向に一列に並んで設けられている。また、電極と電極との各間には、裏面1bから垂直に立ち上がったガード5が設けられ、接続端子への指等の接触防止が図られている。
【0028】
また、メモリカード1には、スライドスイッチ6が設けられている。スライドスイッチ6は、メモリカード1がホスト機器2に挿入された状態であっても、ユーザにより外部から切り換えが可能な位置に設けられている。例えば、図2及び図3に示すように、スライドスイッチ6は、接続端子群4が設けられている長手方向の端部に対して、反対側の端面1cに設けられている。端面1cは、ホスト機器2のスロット3にメモリカード1を挿入している状態であってもスロット3から露出する。このため端面1cに対してスライドスイッチ6を設ければ、メモリカード1がホスト機器2に挿入された状態であっても、ユーザにより外部から切り換えが可能となる。
【0029】
スライドスイッチ6は、スライド可能な可動部6aを有している。可動部6aは、図中X1,X2方向に移動自在となっている。スライドスイッチ6は、可動部6aの可動範囲内において、当該可動部6aが固定されるポイントが設けられている。可動部6aが固定されるポイントは、可動範囲内における一方の端部、可動範囲における他方の端部及び可動範囲内にける中央の3ポイントである。つまり、スライドスイッチ6は、これら3ポイントを順番に切り換えていく方式のスイッチである。なお、メモリカード1では、スライドスイッチ6を切り換えることによって、内部のICメモリを切り換えることができるが、その機能の詳細については後述する。
【0030】
ホスト機器2にはスロット3が形成されている。スロット3は、メモリカード1に対応した凹状の形状となっており、メモリカード1が挿入可能である。さらに、スロット3は、メモリカード1が挿入されたときには、このメモリカード1が脱落しないように保持することができる。また、スロット3には、メモリカード1の10個の平面電極に対応した位置に、10個の接点から構成される接続端子群が設けられている。そのため、メモリカード1が接続端子群4の方向からスロット3の内部に差し込まれることにより(図2のY方向にメモリカード1が差し込まれることにより)、これらのスロット3内の接続端子と、メモリカード1の各接続端子とが電気的に接続されることとなる。
【0031】
図4に、メモリカード1の内部ブロック構成図を示す。
【0032】
メモリカード1の接続端子群4と、ホスト機器2のスロット3内に設けられた接続端子群には、シリアルデータ端子SD、バスステート端子BS、クロック端子CLK及び挿抜検出端子INSとが含まれている。メモリカード1がホスト機器2に接続されると、これらの端子が互いに接続する。シリアルデータ端子SDには、メモリカード1内のICメモリに記録するシリアルデータ又はこのICメモリから読み出されるシリアルデータが伝送されるとともに、各種の制御データも伝送される。バスステート端子BSには、シリアルデータ端子SDを介して伝送されるシリアルデータのステートを示すバスステート信号が伝送される。クロック端子CLKには、シリアルデータ端子SDを介して伝送されるシリアルデータのクロックタイミングを示すクロック信号が伝送される。
【0033】
また、挿抜検出端子INSは、ホスト機器2にメモリカード1が挿入されているか、挿入されていないかをホスト機器2側から判断するために設けられた端子である。ホスト機器2によるメモリカード1の挿抜検出については、後で詳細に説明をする。
【0034】
また、接続端子群4には、図示しない電源端子VCC及びグランド端子VSSが設けられている。電源端子VCCは、内部に電源を有していないメモリカード1に対して、ホスト機器2から電力を供給するための端子である。グランド端子VSSは、メモリカード1がホスト機器2に挿入されているときに、メモリカード1及びホスト機器2のグランドレベルを共通化するための端子である。
【0035】
メモリカード1は、内部に、コントローラ11と、第1のICメモリ12-1と、第2のICメモリ12-2と、第1のスイッチ13と、第2のスイッチ14とを備えている。
【0036】
コントローラ11は、当該メモリカード1がホスト機器2に挿入されている状態のときに、シリアルデータ端子SD、バスステート端子BS及びクロック端子CLKを介して、ホスト機器2との間でシリアルデータ、バスステート信号及びクロック端子の転送を行う。コントローラ11は、ホスト機器2から供給されるシリアルデータ(実データ及び制御データ)に基づき、第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2に対する、データの書込及び読出の制御を行う。また、コントローラ11は、コントロール端子CNTを有しており、このコントロール端子CNTからICメモリに対するデータの書き込み及び読み出しのタイミングを示すメモリコントロール信号を発生する。コントローラ11は、第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2に対する書込及び読出を行うときに当該メモリコントロール信号をLowとし、書込及び読出を行っていないときには当該メモリコントロール信号をHighとする。
【0037】
第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2は、NAND型のフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリである。第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2は、それぞれ独立したデバイス(IC)として構成されている。第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2は、ともにバス(アドレスバス、データバス及び制御バス)14を介してコントローラ11に接続されている。
【0038】
第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2には、チップセレクト端子CSが設けられている。第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2は、チップセレクト端子に供給される信号(チップセレクト信号)が、LOWとなっているときにコントローラ11からのデータの書込及び読出を可能とし、HIGHとなっているときにはコントローラ11からのデータの書込及び読出を受け付けない。
【0039】
第1のスイッチ13は、筐体の外部に設けられたスライドスイッチ6と連動して切り換わるスイッチである。第1のスイッチ13は、1つの固定接点13aと、3つの可動接点(第1の可動接点13b,第2の可動接点13c,第3の可動接点13d)を有している。第1のスイッチ13は、スライドスイッチ6の可動部6aのスライド動作に連動して、固定接点13aと、いずれか1つの可動接点13b〜13dとを接続する。固定接点13aは、コントローラ11のコントロール端子CNTと接続されている。第1の可動接点13bは、第1のICメモリ12-1のチップセレクト端子CSに接続されているとともに、第1のプルアップ抵抗15を介して電源端子Vccに接続されている。第2の可動接点13cは、第2のICメモリ12-2のチップセレクト端子CSに接続されているとともに、第2のプルアップ抵抗16を介して電源端子Vccに接続されている。第3の可動接点13dは、いずれの端子とも接続されずに、開放された状態となっている。
【0040】
このような第1のスイッチ13は、スライドスイッチ6の可動部6aが一方の端部側の固定位置に切り換えられた場合には固定接点13aと第1の可動接点13bとを接続し、スライドスイッチ6の可動部6aが一方の端部側とは反対の他方の端部側の固定位置に切り換えられた場合には固定接点13aと第2の可動接点13cとを接続し、スライドスイッチ6の可動部6aが中心の固定位置に切り換えられた場合には固定接点13aと第3の可動接点13dとを接続する。
【0041】
従って、スライドスイッチ6の可動部6aが一方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、コントローラ11からのメモリコントロール信号が第1のICメモリ12-1のチップセレクト端子CSに供給され、第2のICメモリ12-2のチップセレクト端子CSには常にHighレベルが供給される。つまり、スライドスイッチ6の可動部6aが一方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、第1のICメモリ12-1に対してのみデータの書込及び読出が行われる。
【0042】
また、スライドスイッチ6の可動部6aが他方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、コントローラ11からのメモリコントロール信号が第2のICメモリ12-2のチップセレクト端子CSに供給され、第1のICメモリ12-1のチップセレクト端子CSには常にHighレベルが供給される。つまり、スライドスイッチ6の可動部6aが他方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、第2のICメモリ12-2に対してのみデータの書込及び読出が行われる。
【0043】
また、スライドスイッチ6の可動部6aが中心の固定位置に切り換えられている場合には、第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2のチップセレクト端子CSには常にHighレベルが供給される。つまり、スライドスイッチ6の可動部6aが中央の固定位置に切り換えられている場合には、第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2の両者ともに、データの書込及び読出が行われない。
【0044】
以上のように、第1のスイッチ13は、スライドスイッチ6に連動して動作し、内部の2つのICメモリのうちいずれか1つのICメモリを選択した状態とするか、或いは、2つのICメモリのいずれも選択しない状態とする。
【0045】
第2のスイッチ14は、筐体の外部に設けられたスライドスイッチ6と連動して切り替るスイッチである。第2のスイッチ14の接点構成は、第1のスイッチ13の接点構成と同一となっている。具体的には、第2のスイッチ14は、1つの固定接点14aと、3つの可動接点(第1の可動接点14b,第2の可動接点14c,第3の可動接点14d)とを有している。第2のスイッチ14は、スライドスイッチ6の可動部6aのスライド動作に連動して、固定接点14aと、いずれか1つの可動接点14b〜14dとを接続する。固定接点14aは、挿抜検出端子INSと接続されている。第1の可動接点14bは、グランドに接続されている。第2の可動接点14cは、グランドに接続されている。第3の可動接点14dは、いずれの端子とも接続されておらず、開放されている。
【0046】
このような第2のスイッチ14は、スライドスイッチ6の可動部6aが一方の端部側の固定位置に切り換えられた場合には固定接点14aと第1の可動接点14bとを接続し、スライドスイッチ6の可動部6aが一方の端部側とは反対の他方の端部側の固定位置に切り換えられた場合には固定接点14aと第2の可動接点14cとを接続し、スライドスイッチ6の可動部6aが中心の固定位置に切り換えられた場合には固定接点14aと第3の可動接点14dとを接続する。
【0047】
従って、スライドスイッチ6の可動部6aが一方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、挿抜検出端子INSをグランドに接続する。また、スライドスイッチ6の可動部6aが他方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、挿抜検出端子INSをグランドに接続する。また、スライドスイッチ6の可動部6aが中心の固定位置に切り換えられている場合には、挿抜検出端子INSを開放する。
【0048】
ここで、ホスト機器2が行う挿抜検出判断について説明をする。
【0049】
ホスト機器2のコントローラは、挿抜検出端子INSの電圧レベルをモニタして、ホスト機器2に対してメモリカード1が挿入されておりデータの書込及び読出ができる状態となっているか、或いは、ホスト機器2に対してメモリカード1が挿入されておらずデータの書込及び読出ができない状態となっているかを判断する。
【0050】
ホスト機器2側の挿抜検出端子INSは、図4に示すように、プルアップ抵抗17を介して電源Vccにプルアップされている。そのため、メモリカード1が挿入されていない場合には、ホスト機器2側の挿抜検出端子INSの電圧レベルはHighとなる。また、メモリカード1が挿入され、メモリカード1側の挿抜検出端子INSがグランドに落とされていれば、ホスト機器2側の挿抜検出端子INSの電圧レベルはLowとなる。従って、メモリカード1側の挿抜検出端子INSをグランドに接続した状態でメモリカード1の挿入及び抜出をすれば、ホスト機器2は、挿抜検出端子INSの電圧レベルをモニタすることによって、メモリカード1の挿入及び抜出の判断をすることができる。
【0051】
ホスト機器2のコントローラは、メモリカード1の挿入及び抜出の判断をして、メモリカードのマウント処理及びデマウント処理を行う。具体的には、ホスト機器2のコントローラは、挿抜検出端子INSがHihgからLowに変化した場合、オペレーションシステム上にメモリカード1のファイルシステムを組み込む処理(マウント処理)を行う。このことによって、メモリカード1は、ホスト機器2の外部記憶デバイスとして認識されることとなる。また、ホスト機器2のホストコントローラは、挿抜検出端子INSがLowからHighに変化した場合、オペレーションシステム上に組み込んでいるメモリカード1のファイルシステムを取り外す処理(デマウント)を行う。このとき、例えば、データの書き込み中等にメモリカード1が取り外されてしまった場合には、ホスト機器2は、書き込み中のデータのバックアップ処理等を行う。
【0052】
以上のように、ホスト機器2では、挿抜検出端子INSの電圧レベルをモニタして、メモリカード1の挿入及び抜出に対する処理を行う。
【0053】
ところで、第2のスイッチ14は、スライドスイッチ6の可動部6aの移動位置の切り換えに応じて、挿抜検出端子INSの接続状態を切り換えている。
【0054】
第2のスイッチ14は、スライドスイッチ6の可動部6aが一方の端部側の固定位置に切り換えられている場合、つまり、第1のスイッチ13によって第1のICメモリ12-1が選択されている場合には、挿抜検出端子INSをグランドに接続している。従って、スライドスイッチ6が一方の端部に切り換えられている状態のメモリカード1をホスト機器2に挿入したときには、当該ホスト機器2に対して、メモリカード1が挿入されたと検出させることができ、さらに、第1のICメモリ12-1に対してデータの書込及び読出を行わせることができる。
【0055】
同様に、第2のスイッチ14は、スライドスイッチ6の可動部6aが他方の端部側の固定位置に切り換えられている場合、つまり、第1のスイッチ13によって第2のICメモリ12-2が選択されている場合、挿抜検出端子INSをグランドに接続している。従って、スライドスイッチ6が他方の端部に切り換えられている状態のメモリカード1をホスト機器2に挿入したときには、当該ホスト機器2に対して、メモリカード1が挿入されたと検出させることができ、さらに、第2のICメモリ12-2に対してデータの書込及び読出を行わせることができる。
【0056】
一方、第2のスイッチ14は、スライドスイッチ6の可動部6aが中央の固定位置に切り換えられている場合、つまり、第1のスイッチ13によっていずれのICメモリも選択されていない場合、挿抜検出端子INSを開放している。従って、スライドスイッチ6が中央の固定位置に切り換えられている状態のメモリカード1をホスト機器2に挿入したときには、当該ホスト機器2に対して、メモリカード1は挿入されていないと、検出させることができる。
【0057】
また、さらに、スライドスイッチ6は、ホスト機器2に挿入されている状態で、ユーザにより操作が可能となっている。従って、ホスト機器2に挿入されている状態のまま、スライドスイッチ6の可動部6aを、一方の端部側の固定位置から、他方の端部側の固定位置へ移動させるができる。また、同様に、他方の端部側の固定位置から、一方の端部側の固定位置へ移動させることもできる。つまり、メモリカード1は、ホスト機器2に挿入されている状態のまま、スライドスイッチ6が切り換えられれば、データの書込及び読出を行うICメモリを、第1のICメモリ12-1から第2のICメモリ12-2へ、或いはその反対方向へ、切り換えることができる。
【0058】
さらに、スライドスイッチ6の可動部6aは、一方の端部側の固定位置から他方の端部側の固定位置へ移動させた場合、或いは、その逆方向への移動をさせた場合、必ず、中央の固定位置を通過することとなり、第2のスイッチ14により挿抜検出端子INSが一旦開放される。つまり、スライドスイッチ6の可動部6aは、一方の端部側の固定位置から他方の端部側の固定位置へ移動させた場合、或いは、その逆方向への移動をさせた場合、挿抜検出端子INSは、グランドに接続されている状態から、開放され、そののちに再度グランドに接続されることとなる。
【0059】
従って、このようなメモリカード1では、ホスト機器2にメモリカード1が挿入されている状態のまま、スライドスイッチ6を操作して、選択するICメモリを他のICメモリに切り換えた場合、ホスト機器2に対して一旦メモリカード1のデマウント処理をさせた後、再度マウント処理をさせることができる。
【0060】
このことにより第1の実施の形態のメモリカード1では、ホスト機器2に挿入された状態でスライドスイッチ6を操作してICメモリを切り換えたとしても、ホスト機器2に対しては、一旦、抜き出しがされたものと判断させることができる。そのため、本メモリカード1では、記録中のデータを破壊等することなく、安全にICメモリの切り換えをすることができる。
【0061】
なお、第1の実施の形態のメモリカード1では、内部のICメモリの数が2つであるが、本発明では、内部のICメモリの数は、2つに限らず、複数であればいくつでもよい。もっとも、ICメモリの数が増加した場合、ICメモリを選択するスイッチをスライドスイッチとすると、ユーザによる操作が面倒となることがある。このような場合には、ICメモリを選択するスイッチに、例えば、図5に示すようなロータリースイッチ21を用いるのが望ましい。ただし、この場合も、第1のスイッチ13及び第2のスイッチ14は、ロータリースイッチ21に連動して動作し、図6に示すように、第1のスイッチ13が任意のいずれかのICメモリを選択しているときには、第2のスイッチ14は挿抜検出端子INSをグランドに落とすようにする。そして、さらに、任意のICメモリから、他のICメモリへ切り換え操作がされた場合には、第2のスイッチ14によって、必ず、挿抜検出端子INSを開放するように構成する。
【0062】
また、第1の実施の形態のメモリカード1に、選択しているICメモリをユーザに通知するための表示部を設けても良い。表示部は、本メモリカード1をホスト機器2に挿入した時にでも、ユーザがその表示が見える位置に設けられる。例えば、図7に示すように、表示部を第1の発光ダイオード22と第2の発光ダイオード23とで構成し、これらを接続端子群4が設けられている長手方向の端部に対して、反対側の端部に設ける。そして、図8に示すように、第1の発光ダイオード22を第1のプルアップ抵抗15に対して直列に接続し、第2の発光ダイオード23を第2のプルアップ抵抗16に対して直列に接続する。このようにすることで、第1のICメモリ12-1が選択されているときには第1の発光ダイオード22が発光し、第2のICメモリ12-2が選択されているときには第2の発光ダイオード23が発光することとなる。
【0063】
このように選択しているICメモリをユーザに通知するための表示部を設けることによって、第1の実施の形態のメモリカード1では、内部の複数のICメモリをスイッチで切り換えることにより、ホスト機器2に対してそれぞれのICメモリを独立のデバイスとして認識をさせ、且つ、ホスト機器2に装着した状態で選択されているICメモリをユーザに対して認識させることができる。
【0064】
また、第1の実施の形態のメモリカード1に、誤消去防止用のスイッチを設けても良い。誤消去防止スイッチは、第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2に対するデータの書き込みを禁止した状態と、書き込みを許可した状態とを切り換えるスイッチである。誤消去防止スイッチの選択信号は、コントローラ11に与えられる。コントローラ11は、誤消去防止スイッチの選択信号に応じて、第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2に対するデータの書き込みの禁止及び許可の制御を行う。この誤消去防止スイッチは、その操作部25が、例えば、図9に示すように、筐体の裏面1bの接続端子群4の近傍に設けられる。このように操作部25が、筐体の裏面1bに設けられることによって、メモリカード1がホスト機器2に挿入されている場合には、ユーザによる操作を不可能とすることができる。
【0065】
第2の実施の形態
つぎに、第2の実施の形態のメモリカードについて説明をする。
【0066】
なお、第2の実施の形態のメモリカードの説明をするにあたり、上述した第1の実施の形態のメモリカード1と同一の構成要素については、同一の符号をつけてその詳細な説明を省略する。
【0067】
図10に、第2の実施の形態のメモリカード30を裏面側からみた斜視図を示す。
【0068】
メモリカード30は、第1の実施の形態と同様に、不揮発性の半導体メモリ(ICメモリ)を内部に有しており、各種デジタルデータを格納することができる。メモリカード30は、ホスト機器2の外部記憶メディアとして機能する。メモリカード30は、ホスト機器2に設けられているスロット3に挿入された状態で使用される。メモリカード30のスロット3に対する挿入及び抜出は、ユーザが手動で自在に行うことができる。そのため、例えば、あるホスト機器2に挿入されていたメモリカード30を抜き出して、他のホスト機器2に挿入することもできるため、異なるホスト機器間のデータのやり取りに用いることが可能である。
【0069】
メモリカード30は、主面(表面1a及び裏面1b)が略長方形とされた薄板形状となっており、筐体の構成は、上記第1の実施の形態のメモリカード1と同一である。
【0070】
ただし、第2の実施の形態のメモリカード30は、内部のICメモリの切り換え用のスライドスイッチ6の取り付け位置が、第1の実施の形態とは異なっている。第2の実施の形態のメモリカード30は、裏面1bに設けられている。このようにスライドスイッチ6が裏面1bに設けられることによって、メモリカード30がホスト機器2に挿入された状態のときに、ユーザにより外部から切り換えが不可能となる。
【0071】
また、メモリカード30の内部には、コントローラ11用のICと、メモリICが設けられていが、スライドスイッチ6は、図11に示すように、そのコントローラ11用のICの配設位置と、ICメモリの配設位置との間の位置に設けられている。このようにスライドスイッチ6を設けることによって、カード内部の切り換えスイッチとの距離を短くすることができ、製造が容易になる。
【0072】
図12に、メモリカード30の内部ブロック構成図を示す。
【0073】
メモリカード30の挿抜検出端子INSは、ホスト機器2にメモリカード30が挿入されているか、挿入されていないかをホスト機器2側から判断するために設けられた端子である。第2の実施の形態のメモリカード30では、挿抜検出端子INSがグランドに接続されている。
【0074】
メモリカード30は、内部に、コントローラ11と、第1のICメモリ31-1と、第2のICメモリ31-2と、第3のICメモリ33-3と、メモリ切換スイッチ32とを備えている。
【0075】
コントローラ11は、当該メモリカード30がホスト機器2に挿入されている状態のときに、シリアルデータ端子SD、バスステート端子BS及びクロック端子CLKを介して、ホスト機器2との間でシリアルデータ、バスステート信号及びクロック端子の転送を行う。コントローラ11は、ホスト機器2から供給されるシリアルデータ(実データ及び制御データ)に基づき、第1のICメモリ31-1、第2のICメモリ31-2及び第3のICメモリ31-3に対する、データの書込及び読出の制御を行う。また、コントローラ11は、コントロール端子CNTを有しており、このコントロール端子CNTからICメモリに対するデータの書き込み及び読み出しのタイミングを示すメモリコントロール信号を発生する。コントローラ11は、第1のICメモリ31-1、第2のICメモリ31-2及び第3のICメモリ31-3に対する書込及び読出を行うときに当該メモリコントロール信号をLowとし、書込及び読出を行っていないときには当該メモリコントロール信号をHighとする。
【0076】
第1のICメモリ31-1、第2のICメモリ31-2及び第3のICメモリ31-3は、NAND型のフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリである。第1のICメモリ31-1、第2のICメモリ31-2及び第3のICメモリ31-3は、それぞれ独立したデバイス(IC)として構成されている。第1のICメモリ31-1、第2のICメモリ31-2及び第3のICメモリ31-3は、ともにバス(アドレスバス、データバス及び制御バス)14を介してコントローラ11に接続されている。
【0077】
第1のICメモリ31-1、第2のICメモリ31-2及び第3のICメモリ31-3には、チップセレクト端子CSが設けられている。第1のICメモリ31-1、第2のICメモリ31-2及び第3のICメモリ31-3は、チップセレクト端子に供給される信号(チップセレクト信号)が、LOWとなっているときにコントローラ11からのデータの書込及び読出を可能とし、HIGHとなっているときにはコントローラ11からのデータの書込及び読出を受け付けない。
【0078】
メモリ切換スイッチ32は、筐体の外部に設けられたスライドスイッチ6と連動して切り換わるスイッチである。メモリ切換スイッチ32は、1つの固定接点32aと、3つの可動接点(第1の可動接点32b,第2の可動接点32c,第3の可動接点32d)を有している。メモリ切換スイッチ32は、スライドスイッチ6の可動部6aのスライド動作に連動して、固定接点32aと、いずれか1つの可動接点32b〜32dとを接続する。固定接点32aは、コントローラ11のコントロール端子CNTと接続されている。第1の可動接点32bは、第1のICメモリ31-1のチップセレクト端子CSに接続されているとともに、第1のプルアップ抵抗33を介して電源端子Vccに接続されている。第2の可動接点32cは、第2のICメモリ31-2のチップセレクト端子CSに接続されているとともに、第2のプルアップ抵抗34を介して電源端子Vccに接続されている。第3の可動接点32dは、第3のICメモリ31-3のチップセレクト端子CSに接続されているとともに、第3のプルアップ抵抗35を介して電源端子Vccに接続されている。
【0079】
このようなメモリ切換スイッチ32は、スライドスイッチ6の可動部6aが一方の端部側の固定位置に切り換えられた場合には固定接点32aと第1の可動接点32bとを接続し、スライドスイッチ6の可動部6aが一方の端部側とは反対の他方の端部側の固定位置に切り換えられた場合には固定接点32aと第3の可動接点32dとを接続し、スライドスイッチ6の可動部6aが中心の固定位置に切り換えられた場合には固定接点32aと第2の可動接点32cとを接続する。
【0080】
従って、スライドスイッチ6の可動部6aが一方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、コントローラ11からのメモリコントロール信号が第1のICメモリ31-1のチップセレクト端子CSに供給され、第2のICメモリ31-2及び第3のICメモリ31-3のチップセレクト端子CSには常にHighレベルが供給される。つまり、スライドスイッチ6の可動部6aが一方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、第1のICメモリ31-1に対してのみデータの書込及び読出が行われる。
【0081】
また、スライドスイッチ6の可動部6aが中央の固定位置に切り換えられている場合には、コントローラ11からのメモリコントロール信号が第2のICメモリ31-2のチップセレクト端子CSに供給され、第1のICメモリ31-1及び第3のICメモリ31-3のチップセレクト端子CSには常にHighレベルが供給される。つまり、スライドスイッチ6の可動部6aが中央の固定位置に切り換えられている場合には、第2のICメモリ31-2に対してのみデータの書込及び読出が行われる。
【0082】
また、スライドスイッチ6の可動部6aが他方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、コントローラ11からのメモリコントロール信号が第3のICメモリ31-3のチップセレクト端子CSに供給され、第1のICメモリ31-1及び第2のICメモリ31-2のチップセレクト端子CSには常にHighレベルが供給される。つまり、スライドスイッチ6の可動部6aが他方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、第3のICメモリ31-3に対してのみデータの書込及び読出が行われる。
【0083】
以上のように、メモリ切換スイッチ32は、スライドスイッチ6に連動して動作し、内部の3つのICメモリのうちいずれか1つのICメモリを選択した状態とする。
【0084】
以上のように第2の実施の形態のメモリカード30では、内部のICメモリの切り換え用のスライドスイッチ6の取り付け位置が、裏面1bに設けられている。このようにスライドスイッチ6が裏面1bに設けられることによって、メモリカード30がホスト機器2に挿入された状態のときに、ユーザによる外部から切り換えが不可能となる。従って、第2の実施の形態のメモリカード30では、内部に複数のフラッシュメモリを設け、そのフラッシュメモリを外部の切換スイッチで切り換えて利用できるようにしたとともに、データをホスト機器2に挿入している最中にはユーザによる切り換えを防止して、記録済みデータの破壊等を発生させない。
【0085】
また、第2の実施の形態のメモリカード30に、誤消去防止用のスイッチを設けても良い。誤消去防止スイッチは、第1のICメモリ31-1、第2のICメモリ31-2及び第3のICメモリ31-3に対するデータの書き込みを禁止した状態と、書き込みを許可した状態とを切り換えるスイッチである。誤消去防止スイッチの選択信号は、コントローラ11に与えられる。コントローラ11は、誤消去防止スイッチの選択信号に応じて、第1のICメモリ31-1、第2のICメモリ31-2及び第3のICメモリ31-3に対するデータの書き込みの禁止及び許可の制御を行う。この誤消去防止スイッチは、例えば、その操作部25が、例えば、図13に示すように、筐体の裏面1bの接続端子群4の近傍に設ける。このように操作部25が、筐体の裏面1bに設けられることによって、メモリカード30がホスト機器2に挿入されている場合には、ユーザによる操作を不可能とすることができる。
【0086】
また、誤消去防止スイッチは、例えば、その操作部25が、例えば、図14に示すように、接続端子群4が設けられている長手方向の端部に対して、反対側の端面1cに設けられていてもよい。端面1cは、ホスト機器2のスロット3にメモリカード1を挿入している状態であってもスロット3から露出する。このため端面1cに対して誤消去防止スイッチの操作部25を設ければ、メモリカード1がホスト機器2に挿入された状態であっても、ユーザにより外部から切り換えが可能となる。
【0087】
また、第2の実施の形態のメモリカード30では、スライドスイッチ6の配設位置を、図15に示すように、筐体の裏面1bの接続端子群4の近傍に設けてもよい。第2の実施の形態のメモリカード30と、外観形状が略同一のメモ リスティ ック(商標)と呼ばれる従来のメモリカードが提案されている。この従来のメモリカードでは、裏面1bの筐体の裏面の接続端子群の近傍に、誤消去防止スイッチの操作部が設けられている。図15に示したメモリカード30のスライドスイッチ6は、この従来のメモリカードに設けられている誤消去防止スイッチと、同一位置に配設され、同一の部材で構成されている。そのため、この図15に示したメモリカード30は、従来のメモリカードの外観形状やスイッチ形状を変更する必要なく、メモリ選択用のスイッチを実現することができる。従って、従来のメモリカードと製造ラインを共用化することができ、設計変更によるコストを抑えることができる。
【0088】
また、メモリカード30内に設けられているICメモリは、NAND型のフラッシュメモリを一例に説明しているが、本発明では、ホスト機器からメモリカードを取り外したのちにもデータを保持することができれば、どのようなメモリ手段であってもよい。また、メモリカード30内には、複数のメモリ手段が備えられるが、複数の種類のICメモリが混在していてもよい。例えば、フラッシュメモリとROMとが混在していてもよいし、また、メモリカード30内に電池が備えられていれば、メモリ手段としてRAMが含まれていても良い。
【0089】
第3の実施の形態
つぎに、第3の実施の形態のメモリカードについて説明をする。
【0090】
なお、第3の実施の形態のメモリカードの説明をするにあたり、上述した第1の実施の形態のメモリカード1と同一の構成要素については、同一の符号をつけてその詳細な説明を省略する。
【0091】
図16に、第3の実施の形態のメモリカード40を表面側からみた斜視図を示し、図17に第3の実施の形態のメモリカード40を裏面側からみた斜視図を示す。
【0092】
メモリカード40は、第1の実施の形態と同様に、不揮発性の半導体メモリ(ICメモリ)を内部に有しており、各種デジタルデータを格納することができる。メモリカード40は、ホスト機器2の外部記憶メディアとして機能する。メモリカード40は、ホスト機器2に設けられているスロット3に挿入された状態で使用される。メモリカード40のスロット3に対する挿入及び抜出は、ユーザが手動で自在に行うことができる。そのため、例えば、あるホスト機器2に挿入されていたメモリカード40を抜き出して、他のホスト機器2に挿入することもできるため、異なるホスト機器間のデータのやり取りに用いることが可能である。
【0093】
メモリカード40は、主面(表面1a及び裏面1b)が略長方形とされた薄板形状となっており、筐体の構成は、上記第1の実施の形態のメモリカード1と同一である。
【0094】
メモリカード40内には、第1のICメモリ12-1と第2のICメモリ12-2の2つのICメモリが設けられている。メモリカード40では、2つのICメモリのうち、一方のICメモリ(例えば、第1のICメモリ12-1)の名称が“メモリA”と定義されており、他方のICメモリ(例えば、第2のICメモリ12-2)の名称が“メモリB”と定義されている。
【0095】
メモリカード40の主面1aには、メモリAとメモリBとの合計の容量を示した第1のマーク41と、メモリAの容量を示した第2のマーク42と、メモリBの容量を示した第3のマーク43とが記載されている。メモリカード40には、このように個々のICメモリのデータ容量が筐体の外部に記載されているため、ユーザが個々のICメモリのデータ容量を認識することができる。なお、このような個々のICメモリのデータ容量を示したマークを、上記第1の実施の形態のメモリカード1及び第2の実施の形態のメモリカード30に記載してもよい。
【0096】
また、メモリカード40の裏面1bには、2接点切り換え式の第1のスライドスイッチ44が設けられている。第1のスライドスイッチ44は、メモリ選択用のスイッチとして機能する。第1のスライドスイッチ44は、ユーザにより操作がされる可動部44aが、裏面1bの長手方向に移動可能とされている。また、第1のスライドスイッチ44は、裏面1bの長手方向の略中央に配置され、裏面1bの短辺方向の一方の端部側に近接した位置に配置されている。
【0097】
このような第1のスライドスイッチ44では、可動部44aが一方の端部側(例えば、接続端子群4が設けられていない側の端部)に移動されている場合にはメモリAを選択し、可動部44aが他方の端部側(例えば、接続端子群4が設けられている側の端部)に移動されている場合にはメモリBを選択する。
【0098】
また、メモリカード40の裏面1bの第1のスライドスイッチ44の近傍には、第1のスライドスイッチ44の操作部44aをどちらの方向に移動させれば、メモリAが選択されるか、或いは、メモリBが選択されるかをユーザに認識させるメモリの選択方向マーク45が記載されている。具体的には、選択方向マーク45は、可動部44aの各移動位置の近傍付近に、対応するメモリ名称(“A”又は“B”)を示した記載がされている。なお、このような選択方向マークを、上記第1の実施の形態のメモリカード1及び第2の実施の形態のメモリカード30に記載してもよい。
【0099】
また、メモリカード40の裏面1bには、2接点切り換え式の第2のスライドスイッチ46が設けられている。第2のスライドスイッチ46は、ICメモリに対するデータの書き込みの禁止状態と、書き込みの許可状態とを切り換えるスイッチとして機能する。
【0100】
第2のスライドスイッチ46は、第1のスライドスイッチ44と同一の大きさ及び形状となっている。第2のスライドスイッチ46は、ユーザにより操作がされる可動部46aが、裏面1bの長手方向に移動可能とされている。第2のスライドスイッチ46は、裏面1bの長手方向の配置が、接続端子群4と第1のスライドスイッチ44との間とされており、裏面1bの短辺方向の配置が第1のスライドスイッチ44と同一の位置とされている。
【0101】
第2のスライドスイッチ46は、可動部46aが一方の端部側(例えば、接続端子群4が設けられていない側の端部)に移動されている場合には書き込みを可能とし、可動部46aが他方の端部側(例えば、接続端子群4が設けられている側の端部)に移動されている場合には書き込みを禁止する。
【0102】
図18に、第3の実施の形態のメモリカード40の内部ブロック構成図を示す。
【0103】
メモリカード40は、内部に、コントローラ11と、第1のICメモリ(メモリA)12-1と、第2のICメモリ(メモリB)12-2と、メモリ切換スイッチ47と、誤消去防止スイッチ48とを備えている。
【0104】
メモリカード40では、挿抜検出端子INSがグランドに接続されている。
【0105】
コントローラ11は、当該メモリカード40がホスト機器2に挿入されている状態のときに、シリアルデータ端子SD、バスステート端子BS及びクロック端子CLKを介して、ホスト機器2との間でシリアルデータ、バスステート信号及びクロック端子の転送を行う。コントローラ11は、ホスト機器2から供給されるシリアルデータ(実データ及び制御データ)に基づき、第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2に対する、データの書込及び読出の制御を行う。また、コントローラ11は、コントロール端子CNTを有しており、このコントロール端子CNTからICメモリに対するデータの書き込み及び読み出しのタイミングを示すメモリコントロール信号を発生する。コントローラ11は、第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2に対する書込及び読出を行うときに当該メモリコントロール信号をLowとし、書込及び読出を行っていないときには当該メモリコントロール信号をHighとする。
【0106】
第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2は、NAND型のフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリである。第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2は、それぞれ独立したデバイス(IC)として構成されている。第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2は、ともにバス(アドレスバス、データバス及び制御バス)14を介してコントローラ11に接続されている。
【0107】
第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2には、チップセレクト端子CSが設けられている。第1のICメモリ12-1及び第2のICメモリ12-2は、チップセレクト端子に供給される信号(チップセレクト信号)が、LOWとなっているときにコントローラ11からのデータの書込及び読出を可能とし、HIGHとなっているときにはコントローラ11からのデータの書込及び読出を受け付けない。
【0108】
メモリ切換スイッチ47は、筐体の外部に設けられた第1のスライドスイッチ44と連動して切り換わるスイッチである。メモリ切換スイッチ47は、1つの固定接点47aと、2つの可動接点(第1の可動接点47b及び第2の可動接点47c)を有している。メモリ切換スイッチ47は、第1のスライドスイッチ44の可動部44aのスライド動作に連動して、固定接点47aと、いずれか1つの可動接点47b〜47cとを接続する。固定接点47aは、コントローラ11のコントロール端子CNTと接続されている。第1の可動接点47bは、第1のICメモリ12-1のチップセレクト端子CSに接続されているとともに、第1のプルアップ抵抗15を介して電源端子Vccに接続されている。第2の可動接点47cは、第2のICメモリ12-2のチップセレクト端子CSに接続されているとともに、第2のプルアップ抵抗16を介して電源端子Vccに接続されている。
【0109】
このようなメモリ切換スイッチ47は、第1のスライドスイッチ44の可動部44aが一方の端部側の固定位置に切り換えられた場合には固定接点47aと第1の可動接点47bとを接続し、第1のスライドスイッチ44の可動部44aが一方の端部側とは反対の他方の端部側の固定位置に切り換えられた場合には固定接点47aと第2の可動接点47cとを接続する。
【0110】
従って、第1のスライドスイッチ44の可動部44aが一方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、コントローラ11からのメモリコントロール信号が第1のICメモリ12-1のチップセレクト端子CSに供給され、第2のICメモリ12-2のチップセレクト端子CSには常にHighレベルが供給される。つまり、第1のスライドスイッチ44の可動部44aが一方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、第1のICメモリ12-1に対してのみデータの書込及び読出が行われる。
【0111】
また、第1のスライドスイッチ44の可動部44aが他方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、コントローラ11からのメモリコントロール信号が第2のICメモリ12-2のチップセレクト端子CSに供給され、第1のICメモリ12-1のチップセレクト端子CSには常にHighレベルが供給される。つまり、第1のスライドスイッチ44の可動部44aが他方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、第2のICメモリ12-2に対してのみデータの書込及び読出が行われる。
【0112】
以上のように、メモリ切換スイッチ47は、第1のスライドスイッチ44に連動して動作し、内部の2つのICメモリのうちいずれか1つのICメモリを選択した状態とする。
【0113】
誤消去防止スイッチ48は、筐体の外部に設けられた第2のスライドスイッチ46と連動して切り換わるスイッチである。誤消去防止スイッチ48は、1つの固定接点48aと、2つの可動接点(第1の可動接点48b及び第2の可動接点48c)を有している。誤消去防止スイッチ48は、第2のスライドスイッチ46の可動部46aのスライド動作に連動して、固定接点48aと、いずれか1つの可動接点48b〜48cとを接続する。固定接点48aは、コントローラ11と接続されている。第1の可動接点48bは、第3のプルアップ抵抗49を介して電源端子Vccに接続されている。第2の可動接点48cは、グランドに接続されている。
【0114】
このような誤消去防止スイッチ48は、第2のスライドスイッチ46の可動部46aが一方の端部側の固定位置に切り換えられた場合には固定接点48aと第1の可動接点48bとを接続し、第2のスライドスイッチ46の可動部46aが一方の端部側とは反対の他方の端部側の固定位置に切り換えられた場合には固定接点48aと第2の可動接点48cとを接続する。
【0115】
従って、誤消去防止スイッチ48は、第2のスライドスイッチ46の可動部46aが一方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、コントローラ11に対してHighを与えることができ、可動部46aが他方の端部側の固定位置に切り換えられている場合には、コントローラ11に対してLowを与えることができる。コントローラ11は、ホスト機器2からメモリカード40の状態を確認するためのレジスタ読み出し命令を受信すると、誤消去防止スイッチ48の状態を内部レジスタに書き込み、このレジスタの内容をシリアルデータ線を介してホスト機器2に返送する。ホスト機器2は、この内容に基づいて書き込み禁止状態から書き込み許可状態かを判断する。
【0116】
以上のように第3の実施の形態のメモリカード40では、内部のICメモリの切り換え用の第1のスライドスイッチ44の取り付け位置が、裏面1bに設けられている。このように第1のスライドスイッチ44が裏面1bに設けられることによって、メモリカード40がホスト機器2に挿入された状態のときに、ユーザによる外部から切り換えが不可能となる。従って、第3の実施の形態のメモリカード40では、内部に複数のフラッシュメモリを設け、そのフラッシュメモリを外部の切換スイッチで切り換えて利用できるようにしたとともに、データをホスト機器2に挿入している最中にはユーザによる切り換えを防止して、記録済みデータの破壊等を発生させない。
【0117】
なお、以上のような第1〜第3のメモリカードの使用方法として、一方のICメモリに対して書き込み及び読み出しを行う場合には、パスワードにより認証を行い、他方のICメモリに対して書き込み及び読み出しを行う場合には、パスワードによる認証を行わないといったように、セキュリティの有無によって使用するICメモリを区別するようにしてもよい。また、一方のICメモリには、個人データを記録しておき、他方のICメモリには、業務用のデータを記録するといったように、プライベートデータかパブリックデータかによって使用するICメモリを区別するようにしてもよい。また、ホスト機器2がデジタルスチルカメラである場合には一方のICメモリにデータを記録し、ホスト機器2がパーソナルコンピュータである場合には他方のICメモリにデータを記録するといったように、ホスト機器2の種類に応じて使用するICメモリを区別するようにしてもよい。
【0118】
【発明の効果】
本発明では、内部の複数の不揮発性メモリを第1のスイッチによって切り換えることにより、ホスト機器に対してそれぞれの記録領域を独立のデバイスとして認識をさせる。さらに、この本発明では、任意の不揮発性メモリを選択する接点から他の不揮発性メモリを選択する接点への切り換えの中間位置に、いずれの不揮発性メモリも選択しない接点が第1のスイッチに設けられており、第2のスイッチが、第1のスイッチがいずれかの不揮発性メモリを選択する接点に切り換えられているときには検出端子をグランドに接続して、ホスト機器に対してデータ記憶装置が装着されたことを検出させ、第1のスイッチがいずれの不揮発性メモリも選択していない接点に切り換えられているときには検出端子を開放して、ホスト機器に対してデータ記憶装置が装着されていないと検出させる。
【0119】
このため本発明では、ホスト機器に対してデータ記憶装置が装着された状態で第1のスイッチを操作して不揮発性メモリ手段を切り換えたとしても、ホスト機器に対しては、一旦、着脱がされたものと検出させることができるため、安全に不揮発性メモリ手段の切り換えをすることができる。したがって、本発明では、ホスト機器に対してデータ記憶装置が装着された状態で、内部の複数の記憶領域をスイッチで切り換えることができることにより、ホスト機器に対してそれぞれの記録領域を独立のデバイスとして認識をさせ、且つ、ホスト機器に装着した状態で第1のスイッチを切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のメモリカード及びそのホスト機器の外観斜視図である。
【図2】第1の実施の形態のメモリカードを表面側から見た斜視図である。
【図3】第1の実施の形態のメモリカードを裏面側から見た斜視図である。
【図4】第1の実施の形態のメモリカードの内部のブロック図である。
【図5】ロータリースイッチを設けたメモリカードの斜視図である。
【図6】ロータリースイッチを設けたメモリカード内のスイッチ構成を示す図である。
【図7】表示部を設けたメモリカードの斜視図である。
【図8】表示部を設けたメモリカードの内部のブロック図である。
【図9】誤消去防止スイッチが設けられた第1の実施の形態のメモリカードを裏面側からみた斜視図である。
【図10】第2の実施の形態のメモリカードを裏面側から見た斜視図である。
【図11】第2の実施の形態のメモリカードのスライドスイッチ6の取り付け位置を説明するための図である。
【図12】第2の実施の形態のメモリカードの内部のブロック図である。
【図13】誤消去防止スイッチが設けられた第2の実施の形態のメモリカードを裏面側からみた斜視図である。
【図14】誤消去防止スイッチが側面部に設けられた第2の実施の形態のメモリカードを裏面側からみた斜視図である。
【図15】スライドスイッチの取り付け位置を変更した第2の実施の形態のメモリカードを裏面側からみた斜視図である。
【図16】第3の実施の形態のメモリカードを表側からみた斜視図である。
【図17】第3の実施の形態のメモリカードを裏面側からみた斜視図である。
【図18】第3の実施の携帯のメモリカードの内部のブロック図である。
【符号の説明】
1,30,40 メモリカード、2 ホスト機器、6 スライドスイッチ、11 コントローラ、12-1,31-1 第1のICメモリ、12-2,31-2 第2のICメモリ、31-3 第3のICメモリ、13 第1のスイッチ、14第2のスイッチ、21 ロータリースイッチ、22 第1の発光ダイオード、23 第2の発光ダイオード、32 メモリ切換スイッチ
Claims (11)
- ホスト機器に対して着脱自在に取り付けられるリムーバブルなデータ記憶装置において、
上記ホスト機器から取り外された状態であっても記憶しているデータが消去されない複数の不揮発性メモリ手段と、
複数の接点が設けられており、ユーザの操作によりその接点が切り換えられて選択され、切り換えられた接点に対応した1つの上記不揮発性メモリ手段を選択する第1のスイッチと、
上記第1のスイッチの切り換えの動作と連動して接点を切り換える第2のスイッチと、
上記ホスト機器に装着されているときに当該ホスト機器との間でデータの送受信を行うインタフェース部と、
上記インタフェース部を介して送信されたデータに基づき動作するとともに、上記第1のスイッチにより選択された1つの不揮発性メモリ手段に対してデータの読み出し及び書き込みを行うコントローラとを備え、
上記インタフェース部には、本装置が装着されているとホスト機器に対して判断させるための検出端子が設けられており、
上記第1のスイッチは、当該第1のスイッチの操作部が、ホスト機器に本装置が装着されているときでもユーザにより操作可能な位置に設けられ、任意の上記不揮発性メモリ手段を選択する接点から他の上記不揮発性メモリ手段を選択する接点への切り換えの中間位置に、いずれの上記不揮発性メモリ手段も選択しない接点が設けられており、
上記第2のスイッチは、上記第1のスイッチがいずれかの上記不揮発性メモリ手段を選択する接点に切り換えられているときには上記検出端子をグランドに接続して、上記ホスト機器に対して本装置が装着されたことを検出させ、上記第1のスイッチがいずれの上記不揮発性メモリ手段も選択していない接点に切り換えられているときには上記検出端子を開放して、上記ホスト機器に対して本装置が装着されていないと検出させるデータ記憶装置。 - 上記不揮発性メモリ手段は、選択信号が入力される選択信号入力部を有し、当該選択信号入力部に与えられた選択信号に応じてデータの読み出し及び書き込みを可能とし、
上記コントローラと上記複数の不揮発性メモリ手段とは共通のバスで接続されており、
上記第1のスイッチは、上記不揮発性メモリ手段を選択する接点に切り換えられているときにはその接点に対応した1つの上記不揮発性メモリ手段に対して上記選択信号を供給し、いずれの上記不揮発性メモリ手段も選択していない接点に切り換えられているときにはいずれの上記不揮発性メモリ手段に対しても上記選択信号を供給しない請求項1記載のデータ記憶装置。 - 上記第1のスイッチにより選択されている不揮発性メモリ手段をユーザに対して表示する表示部を更に備える請求項1記載のデータ記憶装置。
- 上記不揮発性メモリ手段に対する書き込み禁止状態と書き込み可能状態とを切り換える誤消去防止スイッチを更に備え、
上記コントローラは、上記誤消去防止スイッチが書き込み禁止状態に切り換えられているときには、上記ホスト機器から与えられる上記不揮発性メモリ手段に対する書き込み命令に応じた書き込み動作を行わず、上記誤消去防止スイッチが書き込み可能状態に切り換えられているときには、上記ホスト機器から与えられる上記不揮発性メモリ手段に対する書き込み命令に応じた書き込み動作を行う請求項1記載のデータ記憶装置。 - 上記誤消去防止スイッチの操作部は、本装置が上記ホスト機器に装着されているときに、ユーザにより操作不可能となる位置に設けられている請求項4記載のデータ記憶装置。
- 内部に上記複数の不揮発性メモリ手段及び上記コントローラが配設された薄板状の筐体を備え、
上記メモリ切換スイッチの操作部は、上記薄板状の筐体の主面に設けられている請求項1記載のデータ記憶装置。 - 上記各不揮発性メモリ手段のデータ容量が、上記筐体の外部に記載されている請求項6記載のデータ記憶装置。
- 上記各不揮発性メモリ手段には、他の上記不揮発性メモリ手段と識別するための名称が定義されており、
上記筐体の外部における上記第1のメモリ選択スイッチの操作部の各移動位置近傍には、その移動位置で選択される上記不揮発性メモリ手段の名称が表記されている請求項6記載のデータ記憶装置。 - 3つ以上の上記不揮発性メモリ手段を備え、
上記メモリ切換スイッチの操作部は、ロータリースイッチである請求項1記載のデータ記憶装置。 - 上記複数の不揮発性メモリ手段は、異なる種類のメモリデバイスを含んで構成されている請求項1記載のデータ記憶装置。
- ホスト機器と、
上記ホスト機器に対して着脱自在に取り付けられるリムーバブルなデータ記憶装置とを備え、
上記データ記憶装置は、上記ホスト機器から取り外された状態であっても記憶しているデータが消去されない複数の不揮発性メモリ手段と、複数の接点が設けられており、ユーザの操作によりその接点が切り換えられて選択され、切り換えられた接点に対応した1つの上記不揮発性メモリ手段を選択する第1のスイッチと、上記第1のスイッチの切り換えの動作と連動して接点を切り換える第2のスイッチと、上記ホスト機器に装着されているときに当該ホスト機器との間でデータの送受信を行うインタフェース部と、上記インタフェース部を介して送信されたデータに基づき動作するとともに、上記第1のスイッチにより選択された1つの上記不揮発性メモリ手段に対してデータの読み出し及び書き込みを行うコントローラとを有し、
上記インタフェース部には、上記データ記憶装置が装着されていると上記ホスト機器に対して判断させるための検出端子が設けられており、
上記第1のスイッチは、当該第1のスイッチの操作部が、上記ホスト機器に上記データ記憶装置が装着されているときでもユーザにより操作可能な位置に設けられ、任意の上記不揮発性メモリ手段を選択する接点から他の上記不揮発性メモリ手段を選択する接点への切り換えの中間位置に、いずれの不揮発性メモリ手段も選択しない接点が設けられており、
上記第2のスイッチは、上記第1のスイッチがいずれかの上記不揮発性メモリ手段を選択する接点に切り換えられているときには上記検出端子をグランドに接続して、上記ホスト機器に対して上記データ記憶装置が装着されたことを検出させ、上記第1のスイッチがいずれの不揮発性メモリ手段も選択していない接点に切り換えられているときには上記検出端子を開放して、上記ホスト機器に対して上記データ記憶装置が装着されていないと検出させ、
上記ホスト装置は、上記検出端子がグランドに接続されているときに上記データ記憶装置が装着されたことを検出し、上記検出端子が開放されているときに上記データ記憶装置が装着されていないと検出するデータ記録システム。
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