JP2002183700A - メモリカード、制御装置、データ処理システム及びデータ処理方法 - Google Patents

メモリカード、制御装置、データ処理システム及びデータ処理方法

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JP2002183700A
JP2002183700A JP2001315812A JP2001315812A JP2002183700A JP 2002183700 A JP2002183700 A JP 2002183700A JP 2001315812 A JP2001315812 A JP 2001315812A JP 2001315812 A JP2001315812 A JP 2001315812A JP 2002183700 A JP2002183700 A JP 2002183700A
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memory card
register
switch
image data
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Takumi Okanoe
拓己 岡上
Yoshio Kondo
嘉男 近藤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリカードを構成する不揮発性メモリに記
憶されたデータの誤消去を防止する。 【解決手段】 電子機器1から送信されるデータを記憶
する不揮発性メモリ22と、不揮発性メモリ22へのデ
ータの書き込み禁止機能の切り換え操作に用いられるス
イッチ23と、不揮発性メモリ22に書き込むデータ及
び制御データを通信するための第1のデータ線、第1の
データ線の切り換え状態を示すステータス信号を通信す
るための第2のデータ線、クロック信号を通信するため
の第3のデータ線を有するシリアルインターフェース手
段33と、スイッチ23の状態を判断する判断手段35
とこの判断手段35の判断結果が設定されるレジスタを
有する制御部35とを備え、制御部35のレジスタの内
容は、電子機器1から送信されるレジスタ読み出し命令
に応じ、シリアルインターフェース手段33を介して電
子機器1に送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ、デ
ィジタルスチルカメラ等の電子機器から送信されるデー
タを記憶するメモリカード、このメモリカードを用いた
データ処理システム及びデータ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ、ディジタルスチル
カメラ等の電子機器からのデータを記憶するために、磁
気テープ、磁気ディスク、光ディスク、メモリカード等
の外部記憶装置が使用されている。特に、メモリカード
は、携帯性に優れ、且つ転送レートが高速であることか
ら広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】メモリカードは、用途
に合わせて特性の異なる様々な種類のものが開発されて
いる。その結果として、メモリカードは、外観は同様で
あっても特性の異なるものが市場に並存している。外観
は同様であっても特性が異なっていると、メモリカード
を電子機器に接続して使用したときに、電子機器によっ
てはそのメモリカードが使えたり使えなかったりする。
【0004】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、特性の異なる様々な種類のメモリカード
を識別できるようにし、メモリカードをその特性に合わ
せて使用できるようにすることを目的とする。さらに、
メモリカードに設けられた不揮発性メモリに記憶された
データの保護を図ることができるデータ処理システム及
びデータ処理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述したような目的を達
成するために提案されるメモリカードは、電子機器から
送信されるデータを記憶する不揮発性メモリと、上記不
揮発性メモリへのデータの書き込み禁止機能の切り換え
操作に用いられるスイッチと、上記不揮発性メモリに書
き込むデータ及び制御データを通信するための第1のデ
ータ線、上記第1のデータ線の切り換え状態を示すステ
ータス信号を通信するための第2のデータ線、クロック
信号を通信するための第3のデータ線を有するシリアル
インターフェース手段と、上記スイッチの状態を判断す
る判断手段とこの判断手段の判断結果が設定されるレジ
スタを有する制御部とを備える。このメモリカードにお
いて、上記制御部のレジスタの内容は、上記電子機器か
ら送信されるレジスタ読み出し命令に応じ、上記シリア
ルインターフェース手段を介して上記電子機器に送信さ
れる。
【0006】また、本発明のメモリカードに設けられる
スイッチは、2方向に移動可能なスライドスイッチであ
り、一方側に位置するときは空隙部が生じ、他方側に位
置するときは空隙部が生じない構成とされている。
【0007】また、本発明は、メモリカードとホスト機
器とを備えるデータ処理システムであり、このシステム
に用いられるメモリカードは、ホスト機器から送信され
るデータを記憶する不揮発性メモリと、上記不揮発性メ
モリへのデータの書き込み禁止機能の切り換え操作に用
いられるスイッチと、上記不揮発性メモリに書き込むデ
ータ及び制御データを通信するための第1のデータ線、
上記第1のデータ線の切り換え状態を示すステータス信
号を通信するための第2のデータ線、クロック信号を通
信するための第3のデータ線を有するシリアルインター
フェース手段と、上記スイッチの状態を判断する判断手
段とこの判断手段の判断結果が設定されるレジスタを有
する制御部とを備え瑠ものであり、上記ホスト機器は、
上記制御部のレジスタの内容を読み出すレジスタ読み出
し命令を送信する手段を備える。上記メモリカードの上
記レジスタの内容は、上記ホスト機器から送信されるレ
ジスタ読み出し命令に応じ、上記シリアルインターフェ
ース手段を介して上記ホスト機器に送信される。
【0008】さらに、本発明は、不揮発性メモリを有す
るメモリカードのデータ処理方法であり、上記メモリカ
ードの不揮発性メモリに書き込むデータ及び制御データ
を通信するための第1のデータ線、上記第1のデータ線
の切り換え状態を示すステータス信号を通信するための
第2のデータ線、クロック信号を通信するための第3の
データ線を有するシリアルインターフェース手段を介し
て、上記メモリカードのレジスタの内容を読み出すレジ
スタ読み出し命令をホスト機器から受信するステップ
と、上記メモリカードにて、上記不揮発性メモリのデー
タの書き込み禁止機能の切り換え操作に用いられるスイ
ッチの状態を判断するステップと、上記スイッチの状態
の判断結果を上記メモリカード内のレジスタに設定する
ステップと、上記レジスタの内容を上記シリアルインタ
ーフェース手段を介して上記ホスト機器に送信するステ
ップとを有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。ここでは、図1に示
すように、電子機器として情報処理装置であるホストコ
ンピュータ1を用い、このホストコンピュータから送信
されるデータを記憶するメモリカード2を例に挙げて説
明する。なお、本例では、ホストコンピュータ1から送
信される画像データをメモリカード2に書き込む場合に
ついて説明するが、オーディオデータや他のデータにつ
いても同様であるのは言うまでもない。
【0010】ホストコンピュータ1は、図1に示すよう
に、静止画の画像データ,オーディオデータ等の様々の
データを記憶するハードディスク11と、ハードディス
ク11からの画像データ等を一旦記憶して読み出すRA
M(Random Access Memory)12と、ディスプレイ・イ
ンターフェース(以下、ディスプレイI/Fという。)
13を介して供給される画像データに基づいて画像を表
示するディスプレイ14と、3本のデータ線を介してメ
モリカード2とのデータの送受信を行うシリアルインタ
ーフェース(以下、シリアルI/Fという。)15と、
バス16と、全体を制御するCPU(Central Processi
ng Unit)17とを備える。
【0011】RAM12は、例えば、バス16を介して
ハードディスク11に記憶されている画像データを一旦
記憶し、必要に応じて画像データをバス16を介してシ
リアルI/F15に供給する。
【0012】ディスプレイ14には、ハードディスク1
1から読み出された画像データがバス16、ディスプレ
イI/F13を介して供給されたり、メモリカード2か
らの画像データが供給されて、これらの画像データに基
づく静止画や動画が表示される。
【0013】シリアルI/F15は、3本のデータ線を
介して、メモリカード2に画像データを送信したり、メ
モリカード2に記憶されている画像データを受信する。
具体的には、シリアルI/F15は、第1のデータ線を
介して、メモリカード2に書き込むための画像データや
制御データを送信したり、メモリカード2から読み出さ
れた画像データを受信する。また、シリアルI/F15
は、第2のデータ線を介して、第1のデータ線での画像
データ又は制御データの切り換えに応じて、その切り換
えた状態を示すステータス信号を出力する。また、シリ
アルI/F15は、第3のデータ線を介して、上記制御
データや画像データの送信の際のシリアルクロックSC
LKを送信する。
【0014】CPU17は、RAM12やハードディス
ク11の画像データを読み出したり、RAM12等に画
像データを書き込んだりするときに、それらの動作を制
御する。また、CPU17は、メモリカード2との画像
データ等の送受信の制御も行う。例えば、CPU17
は、メモリカード2の後述する誤消去防止スイッチのラ
イトプロテクトがオンになっているかを判断するための
レジスタ命令を発行したり、メモリカード2に対してア
ドレスを指定して所定の画像データの書込み命令を発行
したりする。
【0015】一方、メモリカード2は、図2に示すよう
に、ホストコンピュータ1からの画像データや制御デー
タを受信するコントロールIC21と、画像データを記
憶する第1の記憶手段であるフラッシュメモリ22と、
フラッシュメモリ22に記憶されている画像データを誤
って消去することを防止するための誤消去防止スイッチ
23を備える。
【0016】コントロールIC21、フラッシュメモリ
22、誤消去防止スイッチ23は、図3に示すように、
略板状に形成されている板状部材24の中に設けられて
いる。上記誤消去防止スイッチ23は、板状部材24の
長手方向の一端側にあって、且つ装着方向の反対側に設
けられている。誤消去防止スイッチ23は、板状部材2
4の長手方向に直交する方向にスライド自在になってい
る。図3に示すように、誤消去防止スイッチ23が装着
方向に向かって左側に位置しているときは、画像データ
を記録することができる状態、すなわちライトプロテク
トがオフになっている。
【0017】また、図4に示すように、誤消去防止スイ
ッチ23が装着方向に向かって右側に位置しているとき
は、板状部材24に設けた空隙部25が外方に現れる。
このとき、メモリカード2は、画像データを記録するこ
とができない状態、すなわちライトプロテクトがオンに
なっている。従って、利用者は、メモリカード2のみを
例えば衣服のポケット等に入れておいても、板状部材2
4に設けた空隙部25の有無を触覚で判断することがで
き、ライトプロテクトされているかを容易に判断するこ
とができる。
【0018】コントロールIC21は、ホストコンピュ
ータ1から送信されるデータから所定の命令を生成し実
行する制御手段を構成している。このコントロールIC
21は、ホストコンピュータ1から送信された画像デー
タをフラッシュメモリ22に書き込む前に、誤消去防止
スイッチ23のライトプロテクトがオン/オフの何れに
設定されているかを判断して、ライトプロテクトがオン
に設定されているときのみ画像データをフラッシュメモ
リ22に書き込むように制御を行う。
【0019】ここで、コントロールIC21は、具体的
には、シリアル/パラレル・パラレル/シリアル・イン
ターフェース・シーケンサ(以下、S/P&P/Sシー
ケンサという。)31と、S/P&P/Sシーケンサ3
1からの画像データを一時記憶するページバッファ32
と、ページバッファ32からの画像データをフラッシュ
メモリ22に供給するフラッシュ・インターフェース・
シーケンサ(以下、フラッシュI/Fシーケンサとい
う。)33と、誤り訂正の処理を行うECCエンコーダ
/デコーダ34と、所定の制御コマンドを発生するコマ
ンド・ジェネレータ35と、このメモリカード2の特性
に関する情報としてバージョン情報等が記憶されている
第2の記憶手段であるコンフィグレーションROM(Re
ad Only Memory)36と、各回路にクロックを供給する
発振器37とを備える。
【0020】S/P&P/Sシーケンサ31は、上述の
第1乃至第3のデータ線を介して、ホストコンピュータ
1のシリアルI/F15に接続されている。従って、S
/P&P/Sシーケンサ31には、ホストコンピュータ
1からステータス信号やシリアルクロックSCLKや画
像データ及び制御データからなるシリアルデータDIO
が供給される。
【0021】そして、S/P&P/Sシーケンサ31
は、ホストコンピュータ1から供給されるシリアルデー
タDIOを上記シリアルクロックSCLKに同期してパ
ラレルデータに変換する。S/P&P/Sシーケンサ3
1は、このパラレルデータの内、例えば制御データをコ
マンド・ジェネレータ35に供給し、画像データをペー
ジバッファ32に供給する。
【0022】ページバッファ32は、S/P&P/Sシ
ーケンサ31から供給される画像データを1ページ(=
512バイト)毎に記憶するバッファメモリである。ペ
ージバッファ32に記憶された画像データは、ECCエ
ンコーダ/デコーダ34によって誤り訂正符号が付加さ
れる。ページバッファ32は、誤り訂正符号の付けられ
た1ページの画像データを、フラッシュI/Fシーケン
サ33を介して、フラッシュメモリ22a〜22dに供
給する。こうして、フラッシュメモリ22a〜22dに
は、ホストコンピュータ1からの画像データが書き込ま
れるようになっている。
【0023】また、フラッシュメモリ22a〜22dか
ら読み出された画像データは、フラッシュI/Fシーケ
ンサ33を介してページバッファ32に供給される。こ
のページバッファ32は、フラッシュI/Fシーケンサ
33からの画像データを記憶する。このとき、ECCエ
ンコーダ/デコータ34は、ページバッファ32に記憶
されているデータに付加されている誤り訂正符号に基づ
いて誤り訂正処理を施す。そして、ページバッファ32
は、誤り訂正処理済みのデータを1ページ毎に読み出し
て、このデータをS/P&P/Sシーケンサ31に供給
する。そして、S/P&P/Sシーケンサ31は、ペー
ジバッファ32から供給されるパラレルの画像データを
シリアルデータDIOに変換して上述のホストコンピュ
ータ1に送信する。
【0024】コマンド・ジェネレータ35は、S/P&
P/Sシーケンサ31からの制御データに基づいて制御
コマンドを発生する。例えば、コマンド・ジェネレータ
35は、メモリカード2の動作状態をみるためのリード
・ステータス・レジスタ命令を受けると、誤消去防止ス
イッチ23の設定内容を判断し、その設定内容に応じて
画像データの書込みを行うか否かを判断する。
【0025】また、コマンド・ジェネレータ35は、フ
ラッシュメモリ22に画像データを書き込んでいたり又
はフラッシュメモリ22から画像データを読み出してい
る状態を示すビジー(busy)・コマンド(以下、ビジー
信号という。)を発生し、これをS/P&P/Sシーケ
ンサ31を介してホストコンピュータ1に送信する。そ
して、コマンド・ジェネレータ35は、画像データの書
込み又は読出しが終了すると、その終了を示すレディ
(ready)・コマンド(以下、レディー信号という。)
を発生して、これをS/P&P/Sシーケンサ31を介
してホストコンピュータ1に送信する。ホストコンピュ
ータ1は、これらのビジー信号やレディ信号を受信する
ことによって、メモリカード2の動作状態を認識してい
る。
【0026】コンフィグレーションROM36には、メ
モリカード2のバージョン情報や初期設定値の情報が記
憶されている。従って、ホストコンピュータ1とメモリ
カード2が接続されると、コマンド・ジェネレータ35
は、最初にS/P&P/Sシーケンサ31を介してコン
フィグレーションROM36から上記バージョン情報等
を読み出して、この情報に基づいて所定のコマンドを発
生することによってメモリカード2の所定の初期設定を
行うようになっている。
【0027】このような構成のホストコンピュータ1及
びメモリカード2において、ホストコンピュータ1の画
像データをメモリカード2に書き込むときは、図5に示
すように、ホストコンピュータ1はステップS1〜ステ
ップS8までの処理を行い、このときメモリカード2は
ステップS11〜ステップS14の処理を行う。
【0028】ホストコンピュータ1においてメモリカー
ド2への画像データの書込みが設定されると、CPU1
7は、メモリカード2の状態を確認するための状態読み
出し命令であるリード・ステータス・レジスタ命令を発
行して(ステップS1)、このレジスタ命令をシリアル
I/F15を介してメモリカード2に送信する。なお、
このリードステータス・レジスタ命令の発行は、送信す
べきファイル毎に行っている。
【0029】メモリカード2において、コマンド・ジェ
ネレータ35は、S/P&P/Sシーケンサ31を介し
て上記レジスタ命令を受信すると、誤消去防止スイッチ
23の状態をレジスタにセットして、このレジスタの内
容をS/P&P/Sシーケンサ31を介してホストコン
ピュータ1に送信する(ステップS11)。換言する
と、コマンド・ジェネレータ35は、誤消去防止スイッ
チ23がオン、つまりメモリカード2のライトプロテク
ト(書込み禁止)がオンになっているか否かの状態をレ
ジスタにセットして、このレジスタ内容をホストコンピ
ュータ1に送信する。
【0030】ホストコンピュータ1において、CPU1
7は、メモリカード2からのレジスタ内容に基づいて、
ライトプロテクトがオンになっているかを判断し(ステ
ップS2)、ライトプロテクトがオンになっているとき
は書込み禁止の処理を行う(ステップS3)。
【0031】CPU17は、ライトプロテクトがオンに
なっていないと判断したときは、ライト・ページ・バッ
ファ命令を発行するとともに、例えばハードディスク1
1から512バイトの画像データを読み出して、これら
のライト・ページ・バッファ命令と画像データをシリア
ルI/F15を介してメモリカード2に送信する(ステ
ップS4)。
【0032】CPU17は、さらに、セットコマンド命
令を発行して、メモリカード2に上記画像データを書き
込むアドレスを指定して書込み命令を発行する(ステッ
プS5)。CPU17は、これらのコマンド命令をシリ
アルI/F15を介してメモリカード2に送信する。
【0033】メモリカード2において、コマンド・ジェ
ネレータ35は、S/P&P/Sシーケンサ31を介し
てホストコンピュータ1からのセットコマンド命令を受
信すると、動作中であることを示すビジー(busy)状態
をレジスタにセットして、このレジスタ内容を示すビジ
ー信号をS/P&P/Sシーケンサ31を介してホスト
コンピュータ1に送信する(ステップS12)。なお、
このビジー信号は、レジスタにレディ(ready)状態が
セットされるまで、ホストコンピュータ1に送信され続
ける。
【0034】そして、コマンド・ジェネレータ35は、
書き込みを実行するコマンドを発行して、上述の指定さ
れたフラッシュメモリ22のアドレスに1ページ分の画
像データを書き込ませる(ステップS13)。コマンド
・ジェネレータ35は、上記1ページ分の画像データの
書込みが終了すると、レジスタにレディ状態をセットし
て、そのレジスタ内容を示すレディ信号をS/P&P/
Sシーケンサ31を介してホストコンピュータ1に送信
する(ステップS14)。
【0035】一方、ホストコンピュータ1では、CPU
17は、上述のステップS5でセットコマンドの命令を
発行した後、リード・ステータス・レジスタ命令を発行
して、メモリカード2の状態を確認する(ステップS
6)。そして、CPU17は、メモリカード2からシリ
アルI/F15を介して送信される信号がビジー信号で
あるかを判断し、ビジー信号でないときは再びリード・
ステータス・レジスタ命令を発行する(ステップS
6)。すなわち、メモリカード2からビジー信号が送信
されている間は、ステップS6及びステップS7の処理
が繰り返し行われる。CPU17は、メモリカード2か
ら送信された信号がビジー信号でないと判断したとき、
すなわち送信された信号がレディ信号であると判断した
ときは、メモリカード2に送信すべき続きの画像データ
があるかを判断し、続きの画像データがあるときはステ
ップS4に進み、続きの画像データがないときは画像デ
ータの送信を終了する(ステップS8)。すなわち、記
録対象となる画像データのファイルは、ステップS4〜
ステップS8までの処理及びステップS12〜ステップ
S14の処理が繰り返し行われることによって、1ペー
ジ毎にメモリカード2に書き込まれる。
【0036】以上のように、ファイルを記録する毎に、
メモリカード2のライトプロテクトがオンかオフかを判
断しているので、例えばメモリカード2をホストコンピ
ュータ1に装着しているときに誤消去防止スイッチ23
によるライトプロテクトの設定が変わっても、その設定
内容に応じて画像データの書込み禁止の処理を行った
り、または、画像データの記録を行うことができる。
【0037】また、誤消去防止スイッチ23は、メモリ
カード2がホストコンピュータ1に装着されているとき
であってもライトプロテクトの設定変更が可能であるた
め、わざわざメモリカード2をホストコンピュータ1か
ら抜き出して誤消去防止スイッチ23の切換を行う必要
がなくなり、利用者の操作性の向上を図ることができ
る。
【0038】次に、メモリカード2に記憶されている画
像データを消去するときの動作について説明する。メモ
リカード2に記憶されている画像データを消去するとき
は、図6に示すように、ホストコンピュータ1はステッ
プS21〜ステップS27までの処理を行い、このとき
メモリカード2はステップS31〜ステップS34の処
理を行う。
【0039】ホストコンピュータ1においてメモリカー
ド2に記憶されている画像データの消去が設定される
と、CPU17は、メモリカード2の状態を確認するた
めのリード・ステータス・レジスタ命令を発行し(ステ
ップS21)、このレジスタ命令をシリアルI/F15
を介してメモリカード2に送信する。なお、このリード
・ステータス・レジスタ命令の発行は、送信すべきファ
イル毎に行っている。
【0040】メモリカード2において、コマンド・ジェ
ネレータ35は、上記レジスタ命令を受信すると、誤消
去防止スイッチ23の状態をレジスタにセットして、こ
のレジスタの内容をS/P&P/Sシーケンサ31を介
してホストコンピュータ1に送信する(ステップS3
1)。換言すると、コマンド・ジェネレータ35は、メ
モリカード2のライトプロテクトがオンになっているか
否かの状態をレジスタにセットして、このレジスタ内容
をホストコンピュータ1に送信する。
【0041】ホストコンピュータ1において、CPU1
7は、メモリカード2からのレジスタ内容に基づいて、
ライトプロテクトがオンになっているかを判断し(ステ
ップS22)、ライトプロテクトがオンになっていると
きは消去禁止の処理を行う(ステップS23)。
【0042】そして、CPU17は、セットコマンド命
令を発行して、消去の対象となる画像データのアドレス
を指定して消去命令を発行する(ステップS24)。C
PU17は、これらのコマンド命令をシリアルI/F1
5を介してメモリカード2に送信する。
【0043】一方、メモリカード2においては、コマン
ド・ジェネレータ35は、ホストコンピュータ1から上
述のセットコマンド命令を受信すると、ビジー信号をS
/P&P/Sシーケンサ31を介してホストコンピュー
タ1に送信する(ステップS32)。
【0044】そして、コマンド・ジェネレータ35は、
指定されたアドレスの画像データを消去するためのコマ
ンドを発行して、フラッシュメモリ22に記憶されてる
指定された画像データを消去させる(ステップS3
3)。なお、フラッシュメモリ22では、1ページ(5
12バイト)の画像データ及び18バイトの管理情報を
1組とするものが所定数からなるブロック毎に、画像デ
ータが消去される。
【0045】コマンド・ジェネレータ35は、画像デー
タの消去が終了すると、レジスタにレディ状態をセット
し、そのレジスタ内容を示すレディ信号をS/P&P/
Sシーケンサ31を介してホストコンピュータ1に送信
する(ステップS34)。
【0046】一方、ホストコンピュータ1では、CPU
17は、上述のステップS24でセットコマンドの命令
を発行した後、リード・ステータス・レジスタ命令を発
行して、メモリカード2の状態を確認する(ステップS
25)。そして、CPU17は、メモリカード2からシ
リアルI/F15を介して送信される信号がビジー信号
であるかを判断し、ビジー信号でないときは再びリード
・ステータス・レジスタ命令を発行する(ステップS2
6)。従って、メモリカード2からビジー信号が送信さ
れている間は、ステップS25及びステップS26の処
理が繰り返し行われる。
【0047】CPU17は、メモリカード2から送信さ
れた信号がビジー信号でないと判断したとき、すなわち
送信された信号がレディ信号であると判断したときは、
メモリカード2に消去すべき画像データがあるかを判断
し、消去すべき続きの画像データがあるときはステップ
S24に進み、消去すべき続きの画像データがないとき
は画像データの消去を終了する(ステップS27)。す
なわち、消去の対象となる画像データのファイルは、上
述のステップS24〜ステップS27及びステップS3
2〜ステップS34の処理が繰り返し行われることによ
って、上述のブロック毎に消去される。
【0048】以上のように、ファイルを消去する毎に、
メモリカード2のライトプロテクトがオンかオフかを判
断することで、例えばメモリカード2をホストコンピュ
ータ1に装着しているときに誤消去防止スイッチ23に
よるライトプロテクトの設定が変わっても、その設定内
容に応じて画像データの消去禁止の処理を行うことがで
きる。
【0049】なお、本発明は、上述の例に限定されるも
のではなく、種々の設計上の変更が可能である。
【0050】例えば、誤消去防止スイッチ23は、上述
したように、板状部材24の長手方向の一端側であって
装着方向の反対側にあり、かつ、上記長手方向に直交す
る方向にスライド自在であればよい。従って、例えば図
7及び図8に示すように、板状部材24の主面に設けて
もよい。このとき、図7に示すように、誤消去防止スイ
ッチ23が装着方向に対して左側に位置しているとき
は、ライトプロテクトをオフに設定することができる。
また、図8に示すように、誤消去防止スイッチ23が装
着方向に対して右側に位置しているときは、空隙部26
が形成される。このとき、ライトプロテクトをオンに設
定することができる。従って、利用者は、メモリカード
2のみを例えば衣服のポケット等にいれておいても、上
記空隙部26の有無を触覚で判断することができ、ライ
トプロテクトされているかを容易に判断することができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、メモリカードが電子機器に接続されたときに、メ
モリカードに記憶されているバージョン情報等のデータ
を用いてメモリカードの初期設定を行うようにしている
ので、特性の異なる様々な種類のメモリカードを識別し
て、メモリカードをその特性に合わせて使用することが
できる。
【0052】また、上記初期設定を行った後に、電子機
器から送信される状態読み出し命令に応じて、メモリカ
ードの記憶手段へのデータの書き込みを禁止する設定を
行うスイッチの設定状態を電子機器に送信するようにす
ることで、スイッチの設定状態に応じてデータの書込み
禁止の処理を行ったり、又はデータの記録を行ったりす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したホストコンピュータの構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明を適用したメモリカードの構成を示すブ
ロック図である。
【図3】上記メモリカードの外観斜視図である。
【図4】上記メモリカードの外観斜視図である。
【図5】ホストコンピュータとメモリカードの動作を説
明するフローチャートである。
【図6】ホストコンピュータとメモリカードの動作を説
明するフローチャートである。
【図7】上記メモリカードの他の外観斜視図である。
【図8】上記メモリカードの他の外観斜視図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ、 2 メモリカード、 21
コントロールIC、22 フラッシュメモリ、 23
誤消去防止スイッチ、 31 S/P&P/Sシーケ
ンサ、 32 ページバッファ、 33 フラッシュI
/Fシーケンサ、 34 ECCエンコーダ/デコー
ダ、 35 コマンド・ジェネレータ、36 コンフィ
グレーションROM、 37 発振器。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年3月18日(2002.3.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 メモリカード、制御装置、データ処理
システム及びデータ処理方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ、デ
ィジタルスチルカメラ等の電子機器から送信されるデー
タを記憶するメモリカード、このメモリカードの制御装
置、このメモリカードを用いたデータ処理システム及び
データ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータ、ディジタルスチル
カメラ等の電子機器からのデータを記憶するために、磁
気テープ、磁気ディスク、光ディスク、メモリカード等
の外部記憶装置が使用されている。特に、メモリカード
は、携帯性に優れ、且つ転送レートが高速であることか
ら広く使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】メモリカードは、用途
に合わせて特性の異なる様々な種類のものが開発されて
いる。その結果として、メモリカードは、外観は同様で
あっても特性の異なるものが市場に並存している。外観
は同様であっても特性が異なっていると、メモリカード
を電子機器に接続して使用したときに、電子機器によっ
てはそのメモリカードが使えたり使えなかったりする。
【0004】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、特性の異なる様々な種類のメモリカード
を識別できるようにし、メモリカードをその特性に合わ
せて使用できるようにすることを目的とする。また、メ
モリカードに設けられた不揮発性メモリに記憶されたデ
ータの保護を図ることができる制御装置、データ処理シ
ステム及びデータ処理方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述したような目的を達
成するために提案されるメモリカードは、電子機器から
送信されるデータを記憶する不揮発性メモリと、上記不
揮発性メモリへのデータの書き込み禁止機能の切り換え
操作に用いられるスイッチと、上記不揮発性メモリに書
き込むデータ及び制御データを通信するための第1のデ
ータ線、上記第1のデータ線の切り換え状態を示すステ
ータス信号を通信するための第2のデータ線、クロック
信号を通信するための第3のデータ線を有するシリアル
インターフェース手段と、上記スイッチの状態を判断す
る判断手段とこの判断手段の判断結果が設定されるレジ
スタを有する制御部とを備える。このメモリカードにお
いて、上記制御部のレジスタの内容は、上記電子機器か
ら送信されるレジスタ読み出し命令に応じ、上記シリア
ルインターフェース手段を介して上記電子機器に送信さ
れる。
【0006】また、本発明のメモリカードに設けられる
スイッチは、2方向に移動可能なスライドスイッチであ
り、一方側に位置するときは空隙部が生じ、他方側に位
置するときは空隙部が生じない構成とされている。
【0007】また、本発明は、メモリカードとホスト機
器とを備えるデータ処理システムであり、このシステム
に用いられるメモリカードは、ホスト機器から送信され
るデータを記憶する不揮発性メモリと、上記不揮発性メ
モリへのデータの書き込み禁止機能の切り換え操作に用
いられるスイッチと、上記不揮発性メモリに書き込むデ
ータ及び制御データを通信するための第1のデータ線、
上記第1のデータ線の切り換え状態を示すステータス信
号を通信するための第2のデータ線、クロック信号を通
信するための第3のデータ線を有するシリアルインター
フェース手段と、上記スイッチの状態を判断する判断手
段とこの判断手段の判断結果が設定されるレジスタを有
する制御部とを備え瑠ものであり、上記ホスト機器は、
上記制御部のレジスタの内容を読み出すレジスタ読み出
し命令を送信する手段を備える。上記メモリカードの上
記レジスタの内容は、上記ホスト機器から送信されるレ
ジスタ読み出し命令に応じ、上記シリアルインターフェ
ース手段を介して上記ホスト機器に送信される。
【0008】さらに、本発明は、不揮発性メモリを有す
るメモリカードのデータ処理方法であり、上記メモリカ
ードの不揮発性メモリに書き込むデータ及び制御データ
を通信するための第1のデータ線、上記第1のデータ線
の切り換え状態を示すステータス信号を通信するための
第2のデータ線、クロック信号を通信するための第3の
データ線を有するシリアルインターフェース手段を介し
て、上記メモリカードのレジスタの内容を読み出すレジ
スタ読み出し命令をホスト機器から受信するステップ
と、上記メモリカードにて、上記不揮発性メモリのデー
タの書き込み禁止機能の切り換え操作に用いられるスイ
ッチの状態を判断するステップと、上記スイッチの状態
の判断結果を上記メモリカード内のレジスタに設定する
ステップと、上記レジスタの内容を上記シリアルインタ
ーフェース手段を介して上記ホスト機器に送信するステ
ップとを有する。
【0009】さらに、本発明は、制御装置から送信され
るデータを記憶するメモリカードにおいて、略板状に形
成される板状部材と、上記板状部材内に配置され、制御
装置からのデータを記憶する記憶手段と、上記板状部材
内に配置され、制御装置から送信される命令に応じて所
定の制御を行う制御手段とを備え、上記板状部材は、上
面、下面および複数の側面を有し、上記複数の側面の中
で少なくとも一つの側面は上面から下面に亘る切り欠き
を有し、該切り欠き部にメモリカードの上面および下面
に臨む操作可能なスイッチ部が形成される。
【0010】さらに、本発明は、メモリカードを受ける
挿入口を有する制御装置において、上記メモリカード
は、略板状に形成される板状部材と、上記板状部材内に
配置され、制御装置からのデータを記憶する記憶手段
と、上記板状部材内に配置され、制御装置から送信され
る命令に応じて所定の制御を行う制御手段とを備え、上
記板状部材は、上面、下面および複数の側面を有し、上
記複数の側面の中で少なくとも一つの側面は上面から下
面に亘る切り欠きを有し、該切り欠き部にメモリカード
の上面および下面に臨む操作可能なスイッチ部が形成さ
れ、上記スイッチ部は、上記板状部材の上面および下面
に平行な方向にスライド操作可能であり、上記制御装置
は、上記メモリカードのスイッチ部が一方側にスライド
されるときにデータを上記メモリカードの記憶手段に書
き込むことが可能であり、上記メモリカードのスイッチ
部が他方側にスライドされるときにデータを上記メモリ
カードの記憶手段に書き込むことを禁止する。
【0011】さらに、本発明は、メモリカードと該メモ
リカードを受ける制御装置とを有するデータ処理システ
ムにおいて、上記メモリカードは、略板状に形成される
板状部材と、上記板状部材内に配置され、制御装置から
のデータを記憶する記憶手段と、上記板状部材内に配置
され、制御装置から送信される命令に応じて所定の制御
を行う制御手段とを備え、上記板状部材は、上面、下面
および複数の側面を有し、上記複数の側面の中で少なく
とも一つの側面は上面から下面に亘る切り欠きを有し、
該切り欠き部にメモリカードの上面および下面に臨む操
作可能なスイッチ部が形成され、上記スイッチ部は、上
記板状部材の上面および下面に平行な方向にスライド操
作可能であり、上記制御装置は、上記メモリカードのス
イッチ部が一方側にスライドされるときにデータを上記
メモリカードの記憶手段に書き込むことが可能であり、
上記メモリカードのスイッチ部が他方側にスライドされ
るときにデータを上記メモリカードの記憶手段に書き込
むことを禁止する。
【0012】さらに、本発明は、制御装置から送信され
るデータを記憶するメモリカードにおいて、略板状に形
成される板状部材と、上記板状部材内に配置され、制御
装置からのデータを記憶する記憶手段と、上記板状部材
内に配置され、制御装置から送信される命令に応じて所
定の制御を行う制御手段とを備え、上記板状部材は、上
面、下面および複数の側面を有し、上記板状部材の上面
には、角丸四角状の穴が形成され、該角丸四角状の穴部
にスライド操作可能な角丸四角状のスイッチ部が形成さ
れることから、板状部材を成形しやすく、スイッチ部に
衣類などが引っかかりにくくなる。
【0013】さらに、本発明は、メモリカードを受ける
挿入口を有する制御装置において、上記メモリカード
は、略板状に形成される板状部材と、上記板状部材内に
配置され、制御装置からのデータを記憶する記憶手段
と、上記板状部材内に配置され、制御装置から送信され
る命令に応じて所定の制御を行う制御手段とを備え、上
記板状部材は、上面、下面および複数の側面を有し、上
記板状部材の上面には、角丸四角状の穴が形成され、該
角丸四角状の穴部にスライド操作可能な角丸四角状のス
イッチ部が形成され、上記スイッチ部は、上記板状部材
の上面および下面に平行な方向にスライド操作可能であ
り、上記制御装置は、上記メモリカードのスイッチ部が
一方側にスライドされるときにデータを上記メモリカー
ドの記憶手段に書き込むことが可能であり、上記メモリ
カードのスイッチ部が他方側にスライドされるときにデ
ータを上記メモリカードの記憶手段に書き込むことを禁
止する。
【0014】さらに、本発明は、メモリカードと該メモ
リカードを受ける制御装置とを有する情報処理システム
において、上記メモリカードは、略板状に形成される板
状部材と、上記板状部材内に配置され、制御装置からの
データを記憶する記憶手段と、上記板状部材内に配置さ
れ、制御装置から送信される命令に応じて所定の制御を
行う制御手段とを備え、上記板状部材は、上面、下面お
よび複数の側面を有し、上記板状部材の上面には、角丸
四角状の穴が形成され、該角丸四角状の穴部にスライド
操作可能な角丸四角状のスイッチ部が形成され、上記ス
イッチ部は、上記板状部材の上面および下面に平行な方
向にスライド操作可能であり、上記制御装置は、上記メ
モリカードのスイッチ部が一方側にスライドされるとき
にデータを上記メモリカードの記憶手段に書き込むこと
が可能であり、上記メモリカードのスイッチ部が他方側
にスライドされるときにデータを上記メモリカードの記
憶手段に書き込むことを禁止する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。ここでは、図1に示
すように、電子機器として情報処理装置であるホストコ
ンピュータ1を用い、このホストコンピュータから送信
されるデータを記憶するメモリカード2を例に挙げて説
明する。なお、本例では、ホストコンピュータ1から送
信される画像データをメモリカード2に書き込む場合に
ついて説明するが、オーディオデータや他のデータにつ
いても同様であるのは言うまでもない。
【0016】ホストコンピュータ1は、図1に示すよう
に、静止画の画像データ,オーディオデータ等の様々の
データを記憶するハードディスク11と、ハードディス
ク11からの画像データ等を一旦記憶して読み出すRA
M(Random Access Memory)12と、ディスプレイ・イ
ンターフェース(以下、ディスプレイI/Fという。)
13を介して供給される画像データに基づいて画像を表
示するディスプレイ14と、3本のデータ線を介してメ
モリカード2とのデータの送受信を行うシリアルインタ
ーフェース(以下、シリアルI/Fという。)15と、
バス16と、全体を制御するCPU(Central Processi
ng Unit)17とを備える。
【0017】RAM12は、例えば、バス16を介して
ハードディスク11に記憶されている画像データを一旦
記憶し、必要に応じて画像データをバス16を介してシ
リアルI/F15に供給する。
【0018】ディスプレイ14には、ハードディスク1
1から読み出された画像データがバス16、ディスプレ
イI/F13を介して供給されたり、メモリカード2か
らの画像データが供給されて、これらの画像データに基
づく静止画や動画が表示される。
【0019】シリアルI/F15は、3本のデータ線を
介して、メモリカード2に画像データを送信したり、メ
モリカード2に記憶されている画像データを受信する。
具体的には、シリアルI/F15は、第1のデータ線を
介して、メモリカード2に書き込むための画像データや
制御データを送信したり、メモリカード2から読み出さ
れた画像データを受信する。また、シリアルI/F15
は、第2のデータ線を介して、第1のデータ線での画像
データ又は制御データの切り換えに応じて、その切り換
えた状態を示すステータス信号を出力する。また、シリ
アルI/F15は、第3のデータ線を介して、上記制御
データや画像データの送信の際のシリアルクロックSC
LKを送信する。
【0020】CPU17は、RAM12やハードディス
ク11の画像データを読み出したり、RAM12等に画
像データを書き込んだりするときに、それらの動作を制
御する。また、CPU17は、メモリカード2との画像
データ等の送受信の制御も行う。例えば、CPU17
は、メモリカード2の後述する誤消去防止スイッチのラ
イトプロテクトがオンになっているかを判断するための
レジスタ命令を発行したり、メモリカード2に対してア
ドレスを指定して所定の画像データの書込み命令を発行
したりする。
【0021】一方、メモリカード2は、図2に示すよう
に、ホストコンピュータ1からの画像データや制御デー
タを受信するコントロールIC21と、画像データを記
憶する第1の記憶手段であるフラッシュメモリ22と、
フラッシュメモリ22に記憶されている画像データを誤
って消去することを防止するための誤消去防止スイッチ
23を備える。
【0022】コントロールIC21、フラッシュメモリ
22、誤消去防止スイッチ23は、図3に示すように、
略板状に形成されている板状部材24の中に設けられて
いる。上記誤消去防止スイッチ23は、板状部材24の
長手方向の一端側にあって、且つ装着方向の反対側に設
けられている。誤消去防止スイッチ23は、板状部材2
4の長手方向に直交する方向にスライド自在になってい
る。図3に示すように、誤消去防止スイッチ23が装着
方向に向かって左側に位置しているときは、画像データ
を記録することができる状態、すなわちライトプロテク
トがオフになっている。
【0023】また、図4に示すように、誤消去防止スイ
ッチ23が装着方向に向かって右側に位置しているとき
は、板状部材24に設けた空隙部25が外方に現れる。
このとき、メモリカード2は、画像データを記録するこ
とができない状態、すなわちライトプロテクトがオンに
なっている。従って、利用者は、メモリカード2のみを
例えば衣服のポケット等に入れておいても、板状部材2
4に設けた空隙部25の有無を触覚で判断することがで
き、ライトプロテクトされているかを容易に判断するこ
とができる。
【0024】コントロールIC21は、ホストコンピュ
ータ1から送信されるデータから所定の命令を生成し実
行する制御手段を構成している。このコントロールIC
21は、ホストコンピュータ1から送信された画像デー
タをフラッシュメモリ22に書き込む前に、誤消去防止
スイッチ23のライトプロテクトがオン/オフの何れに
設定されているかを判断して、ライトプロテクトがオン
に設定されているときのみ画像データをフラッシュメモ
リ22に書き込むように制御を行う。
【0025】ここで、コントロールIC21は、具体的
には、シリアル/パラレル・パラレル/シリアル・イン
ターフェース・シーケンサ(以下、S/P&P/Sシー
ケンサという。)31と、S/P&P/Sシーケンサ3
1からの画像データを一時記憶するページバッファ32
と、ページバッファ32からの画像データをフラッシュ
メモリ22に供給するフラッシュ・インターフェース・
シーケンサ(以下、フラッシュI/Fシーケンサとい
う。)33と、誤り訂正の処理を行うECCエンコーダ
/デコーダ34と、所定の制御コマンドを発生するコマ
ンド・ジェネレータ35と、このメモリカード2の特性
に関する情報としてバージョン情報等が記憶されている
第2の記憶手段であるコンフィグレーションROM(Re
ad Only Memory)36と、各回路にクロックを供給する
発振器37とを備える。
【0026】S/P&P/Sシーケンサ31は、上述の
第1乃至第3のデータ線を介して、ホストコンピュータ
1のシリアルI/F15に接続されている。従って、S
/P&P/Sシーケンサ31には、ホストコンピュータ
1からステータス信号やシリアルクロックSCLKや画
像データ及び制御データからなるシリアルデータDIO
が供給される。
【0027】そして、S/P&P/Sシーケンサ31
は、ホストコンピュータ1から供給されるシリアルデー
タDIOを上記シリアルクロックSCLKに同期してパ
ラレルデータに変換する。S/P&P/Sシーケンサ3
1は、このパラレルデータの内、例えば制御データをコ
マンド・ジェネレータ35に供給し、画像データをペー
ジバッファ32に供給する。
【0028】ページバッファ32は、S/P&P/Sシ
ーケンサ31から供給される画像データを1ページ(=
512バイト)毎に記憶するバッファメモリである。ペ
ージバッファ32に記憶された画像データは、ECCエ
ンコーダ/デコーダ34によって誤り訂正符号が付加さ
れる。ページバッファ32は、誤り訂正符号の付けられ
た1ページの画像データを、フラッシュI/Fシーケン
サ33を介して、フラッシュメモリ22a〜22dに供
給する。こうして、フラッシュメモリ22a〜22dに
は、ホストコンピュータ1からの画像データが書き込ま
れるようになっている。
【0029】また、フラッシュメモリ22a〜22dか
ら読み出された画像データは、フラッシュI/Fシーケ
ンサ33を介してページバッファ32に供給される。こ
のページバッファ32は、フラッシュI/Fシーケンサ
33からの画像データを記憶する。このとき、ECCエ
ンコーダ/デコータ34は、ページバッファ32に記憶
されているデータに付加されている誤り訂正符号に基づ
いて誤り訂正処理を施す。そして、ページバッファ32
は、誤り訂正処理済みのデータを1ページ毎に読み出し
て、このデータをS/P&P/Sシーケンサ31に供給
する。そして、S/P&P/Sシーケンサ31は、ペー
ジバッファ32から供給されるパラレルの画像データを
シリアルデータDIOに変換して上述のホストコンピュ
ータ1に送信する。
【0030】コマンド・ジェネレータ35は、S/P&
P/Sシーケンサ31からの制御データに基づいて制御
コマンドを発生する。例えば、コマンド・ジェネレータ
35は、メモリカード2の動作状態をみるためのリード
・ステータス・レジスタ命令を受けると、誤消去防止ス
イッチ23の設定内容を判断し、その設定内容に応じて
画像データの書込みを行うか否かを判断する。
【0031】また、コマンド・ジェネレータ35は、フ
ラッシュメモリ22に画像データを書き込んでいたり又
はフラッシュメモリ22から画像データを読み出してい
る状態を示すビジー(busy)・コマンド(以下、ビジー
信号という。)を発生し、これをS/P&P/Sシーケ
ンサ31を介してホストコンピュータ1に送信する。そ
して、コマンド・ジェネレータ35は、画像データの書
込み又は読出しが終了すると、その終了を示すレディ
(ready)・コマンド(以下、レディー信号という。)
を発生して、これをS/P&P/Sシーケンサ31を介
してホストコンピュータ1に送信する。ホストコンピュ
ータ1は、これらのビジー信号やレディ信号を受信する
ことによって、メモリカード2の動作状態を認識してい
る。
【0032】コンフィグレーションROM36には、メ
モリカード2のバージョン情報や初期設定値の情報が記
憶されている。従って、ホストコンピュータ1とメモリ
カード2が接続されると、コマンド・ジェネレータ35
は、最初にS/P&P/Sシーケンサ31を介してコン
フィグレーションROM36から上記バージョン情報等
を読み出して、この情報に基づいて所定のコマンドを発
生することによってメモリカード2の所定の初期設定を
行うようになっている。
【0033】このような構成のホストコンピュータ1及
びメモリカード2において、ホストコンピュータ1の画
像データをメモリカード2に書き込むときは、図5に示
すように、ホストコンピュータ1はステップS1〜ステ
ップS8までの処理を行い、このときメモリカード2は
ステップS11〜ステップS14の処理を行う。
【0034】ホストコンピュータ1においてメモリカー
ド2への画像データの書込みが設定されると、CPU1
7は、メモリカード2の状態を確認するための状態読み
出し命令であるリード・ステータス・レジスタ命令を発
行して(ステップS1)、このレジスタ命令をシリアル
I/F15を介してメモリカード2に送信する。なお、
このリードステータス・レジスタ命令の発行は、送信す
べきファイル毎に行っている。
【0035】メモリカード2において、コマンド・ジェ
ネレータ35は、S/P&P/Sシーケンサ31を介し
て上記レジスタ命令を受信すると、誤消去防止スイッチ
23の状態をレジスタにセットして、このレジスタの内
容をS/P&P/Sシーケンサ31を介してホストコン
ピュータ1に送信する(ステップS11)。換言する
と、コマンド・ジェネレータ35は、誤消去防止スイッ
チ23がオン、つまりメモリカード2のライトプロテク
ト(書込み禁止)がオンになっているか否かの状態をレ
ジスタにセットして、このレジスタ内容をホストコンピ
ュータ1に送信する。
【0036】ホストコンピュータ1において、CPU1
7は、メモリカード2からのレジスタ内容に基づいて、
ライトプロテクトがオンになっているかを判断し(ステ
ップS2)、ライトプロテクトがオンになっているとき
は書込み禁止の処理を行う(ステップS3)。
【0037】CPU17は、ライトプロテクトがオンに
なっていないと判断したときは、ライト・ページ・バッ
ファ命令を発行するとともに、例えばハードディスク1
1から512バイトの画像データを読み出して、これら
のライト・ページ・バッファ命令と画像データをシリア
ルI/F15を介してメモリカード2に送信する(ステ
ップS4)。
【0038】CPU17は、さらに、セットコマンド命
令を発行して、メモリカード2に上記画像データを書き
込むアドレスを指定して書込み命令を発行する(ステッ
プS5)。CPU17は、これらのコマンド命令をシリ
アルI/F15を介してメモリカード2に送信する。
【0039】メモリカード2において、コマンド・ジェ
ネレータ35は、S/P&P/Sシーケンサ31を介し
てホストコンピュータ1からのセットコマンド命令を受
信すると、動作中であることを示すビジー(busy)状態
をレジスタにセットして、このレジスタ内容を示すビジ
ー信号をS/P&P/Sシーケンサ31を介してホスト
コンピュータ1に送信する(ステップS12)。なお、
このビジー信号は、レジスタにレディ(ready)状態が
セットされるまで、ホストコンピュータ1に送信され続
ける。
【0040】そして、コマンド・ジェネレータ35は、
書き込みを実行するコマンドを発行して、上述の指定さ
れたフラッシュメモリ22のアドレスに1ページ分の画
像データを書き込ませる(ステップS13)。コマンド
・ジェネレータ35は、上記1ページ分の画像データの
書込みが終了すると、レジスタにレディ状態をセットし
て、そのレジスタ内容を示すレディ信号をS/P&P/
Sシーケンサ31を介してホストコンピュータ1に送信
する(ステップS14)。
【0041】一方、ホストコンピュータ1では、CPU
17は、上述のステップS5でセットコマンドの命令を
発行した後、リード・ステータス・レジスタ命令を発行
して、メモリカード2の状態を確認する(ステップS
6)。そして、CPU17は、メモリカード2からシリ
アルI/F15を介して送信される信号がビジー信号で
あるかを判断し、ビジー信号でないときは再びリード・
ステータス・レジスタ命令を発行する(ステップS
6)。すなわち、メモリカード2からビジー信号が送信
されている間は、ステップS6及びステップS7の処理
が繰り返し行われる。
【0042】CPU17は、メモリカード2から送信さ
れた信号がビジー信号でないと判断したとき、すなわち
送信された信号がレディ信号であると判断したときは、
メモリカード2に送信すべき続きの画像データがあるか
を判断し、続きの画像データがあるときはステップS4
に進み、続きの画像データがないときは画像データの送
信を終了する(ステップS8)。すなわち、記録対象と
なる画像データのファイルは、ステップS4〜ステップ
S8までの処理及びステップS12〜ステップS14の
処理が繰り返し行われることによって、1ページ毎にメ
モリカード2に書き込まれる。
【0043】以上のように、ファイルを記録する毎に、
メモリカード2のライトプロテクトがオンかオフかを判
断しているので、例えばメモリカード2をホストコンピ
ュータ1に装着しているときに誤消去防止スイッチ23
によるライトプロテクトの設定が変わっても、その設定
内容に応じて画像データの書込み禁止の処理を行った
り、または、画像データの記録を行うことができる。
【0044】また、誤消去防止スイッチ23は、メモリ
カード2がホストコンピュータ1に装着されているとき
であってもライトプロテクトの設定変更が可能であるた
め、わざわざメモリカード2をホストコンピュータ1か
ら抜き出して誤消去防止スイッチ23の切換を行う必要
がなくなり、利用者の操作性の向上を図ることができ
る。
【0045】次に、メモリカード2に記憶されている画
像データを消去するときの動作について説明する。メモ
リカード2に記憶されている画像データを消去するとき
は、図6に示すように、ホストコンピュータ1はステッ
プS21〜ステップS27までの処理を行い、このとき
メモリカード2はステップS31〜ステップS34の処
理を行う。
【0046】ホストコンピュータ1においてメモリカー
ド2に記憶されている画像データの消去が設定される
と、CPU17は、メモリカード2の状態を確認するた
めのリード・ステータス・レジスタ命令を発行し(ステ
ップS21)、このレジスタ命令をシリアルI/F15
を介してメモリカード2に送信する。なお、このリード
・ステータス・レジスタ命令の発行は、送信すべきファ
イル毎に行っている。
【0047】メモリカード2において、コマンド・ジェ
ネレータ35は、上記レジスタ命令を受信すると、誤消
去防止スイッチ23の状態をレジスタにセットして、こ
のレジスタの内容をS/P&P/Sシーケンサ31を介
してホストコンピュータ1に送信する(ステップS3
1)。換言すると、コマンド・ジェネレータ35は、メ
モリカード2のライトプロテクトがオンになっているか
否かの状態をレジスタにセットして、このレジスタ内容
をホストコンピュータ1に送信する。
【0048】ホストコンピュータ1において、CPU1
7は、メモリカード2からのレジスタ内容に基づいて、
ライトプロテクトがオンになっているかを判断し(ステ
ップS22)、ライトプロテクトがオンになっていると
きは消去禁止の処理を行う(ステップS23)。
【0049】そして、CPU17は、セットコマンド命
令を発行して、消去の対象となる画像データのアドレス
を指定して消去命令を発行する(ステップS24)。C
PU17は、これらのコマンド命令をシリアルI/F1
5を介してメモリカード2に送信する。
【0050】一方、メモリカード2においては、コマン
ド・ジェネレータ35は、ホストコンピュータ1から上
述のセットコマンド命令を受信すると、ビジー信号をS
/P&P/Sシーケンサ31を介してホストコンピュー
タ1に送信する(ステップS32)。
【0051】そして、コマンド・ジェネレータ35は、
指定されたアドレスの画像データを消去するためのコマ
ンドを発行して、フラッシュメモリ22に記憶されてる
指定された画像データを消去させる(ステップS3
3)。なお、フラッシュメモリ22では、1ページ(5
12バイト)の画像データ及び18バイトの管理情報を
1組とするものが所定数からなるブロック毎に、画像デ
ータが消去される。
【0052】コマンド・ジェネレータ35は、画像デー
タの消去が終了すると、レジスタにレディ状態をセット
し、そのレジスタ内容を示すレディ信号をS/P&P/
Sシーケンサ31を介してホストコンピュータ1に送信
する(ステップS34)。
【0053】一方、ホストコンピュータ1では、CPU
17は、上述のステップS24でセットコマンドの命令
を発行した後、リード・ステータス・レジスタ命令を発
行して、メモリカード2の状態を確認する(ステップS
25)。そして、CPU17は、メモリカード2からシ
リアルI/F15を介して送信される信号がビジー信号
であるかを判断し、ビジー信号でないときは再びリード
・ステータス・レジスタ命令を発行する(ステップS2
6)。従って、メモリカード2からビジー信号が送信さ
れている間は、ステップS25及びステップS26の処
理が繰り返し行われる。
【0054】CPU17は、メモリカード2から送信さ
れた信号がビジー信号でないと判断したとき、すなわち
送信された信号がレディ信号であると判断したときは、
メモリカード2に消去すべき画像データがあるかを判断
し、消去すべき続きの画像データがあるときはステップ
S24に進み、消去すべき続きの画像データがないとき
は画像データの消去を終了する(ステップS27)。す
なわち、消去の対象となる画像データのファイルは、上
述のステップS24〜ステップS27及びステップS3
2〜ステップS34の処理が繰り返し行われることによ
って、上述のブロック毎に消去される。
【0055】以上のように、ファイルを消去する毎に、
メモリカード2のライトプロテクトがオンかオフかを判
断することで、例えばメモリカード2をホストコンピュ
ータ1に装着しているときに誤消去防止スイッチ23に
よるライトプロテクトの設定が変わっても、その設定内
容に応じて画像データの消去禁止の処理を行うことがで
きる。
【0056】なお、本発明は、上述の例に限定されるも
のではなく、種々の設計上の変更が可能である。
【0057】例えば、誤消去防止スイッチ23は、上述
したように、板状部材24の長手方向の一端側であって
装着方向の反対側にあり、かつ、上記長手方向に直交す
る方向にスライド自在であればよい。従って、例えば図
7及び図8に示すように、板状部材24の主面に設けて
もよい。このとき、図7に示すように、誤消去防止スイ
ッチ23が装着方向に対して左側に位置しているとき
は、ライトプロテクトをオフに設定することができる。
また、図8に示すように、誤消去防止スイッチ23が装
着方向に対して右側に位置しているときは、空隙部26
が形成される。このとき、ライトプロテクトをオンに設
定することができる。従って、利用者は、メモリカード
2のみを例えば衣服のポケット等にいれておいても、上
記空隙部26の有無を触覚で判断することができ、ライ
トプロテクトされているかを容易に判断することができ
る。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、メモリカードが電子機器に接続されたときに、メ
モリカードに記憶されているバージョン情報等のデータ
を用いてメモリカードの初期設定を行うようにしている
ので、特性の異なる様々な種類のメモリカードを識別し
て、メモリカードをその特性に合わせて使用することが
できる。
【0059】また、上記初期設定を行った後に、電子機
器から送信される状態読み出し命令に応じて、メモリカ
ードの記憶手段へのデータの書き込みを禁止する設定を
行うスイッチの設定状態を電子機器に送信するようにす
ることで、スイッチの設定状態に応じてデータの書込み
禁止の処理を行ったり、又はデータの記録を行ったりす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したホストコンピュータの構成を
示すブロック図である。
【図2】本発明を適用したメモリカードの構成を示すブ
ロック図である。
【図3】上記メモリカードの外観斜視図である。
【図4】上記メモリカードの外観斜視図である。
【図5】ホストコンピュータとメモリカードの動作を説
明するフローチャートである。
【図6】ホストコンピュータとメモリカードの動作を説
明するフローチャートである。
【図7】上記メモリカードの他の外観斜視図である。
【図8】上記メモリカードの他の外観斜視図である。
【符号の説明】 1 ホストコンピュータ、 2 メモリカード、 21
コントロールIC、22 フラッシュメモリ、 23
誤消去防止スイッチ、 31 S/P&P/Sシーケ
ンサ、 32 ページバッファ、 33 フラッシュI
/Fシーケンサ、 34 ECCエンコーダ/デコー
ダ、 35 コマンド・ジェネレータ、36 コンフィ
グレーションROM、 37 発振器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器から送信されるデータを記憶す
    る不揮発性メモリと、 上記不揮発性メモリへのデータの書き込み禁止機能の切
    り換え操作に用いられるスイッチと、 上記不揮発性メモリに書き込むデータ及び制御データを
    通信するための第1のデータ線、上記第1のデータ線の
    切り換え状態を示すステータス信号を通信するための第
    2のデータ線、クロック信号を通信するための第3のデ
    ータ線を有するシリアルインターフェース手段と、 上記スイッチの状態を判断する判断手段とこの判断手段
    の判断結果が設定されるレジスタを有する制御部とを備
    え、 上記制御部のレジスタの内容は、上記電子機器から送信
    されるレジスタ読み出し命令に応じ、上記シリアルイン
    ターフェース手段を介して上記電子機器に送信されるこ
    とを特徴とするメモリカード。
  2. 【請求項2】 上記スイッチは、2方向に移動可能なス
    ライドスイッチであり、一方側に位置するときは空隙部
    が生じ、他方側に位置するときは空隙部が生じない構成
    とされたことを特徴とする請求項1記載のメモリカー
    ド。
  3. 【請求項3】 メモリカードとホスト機器とを備えるデ
    ータ処理システムにおいて、 上記メモリカードは、 ホスト機器から送信されるデータを記憶する不揮発性メ
    モリと、 上記不揮発性メモリへのデータの書き込み禁止機能の切
    り換え操作に用いられるスイッチと、 上記不揮発性メモリに書き込むデータ及び制御データを
    通信するための第1のデータ線、上記第1のデータ線の
    切り換え状態を示すステータス信号を通信するための第
    2のデータ線、クロック信号を通信するための第3のデ
    ータ線を有するシリアルインターフェース手段と、 上記スイッチの状態を判断する判断手段とこの判断手段
    の判断結果が設定されるレジスタを有する制御部とを備
    え、 上記ホスト機器は、上記制御部のレジスタの内容を読み
    出すレジスタ読み出し命令を送信する手段を備え、 上記メモリカードの上記レジスタの内容は、上記ホスト
    機器から送信されるレジスタ読み出し命令に応じ、上記
    シリアルインターフェース手段を介して上記ホスト機器
    に送信されることを特徴とするデータ処理システム。
  4. 【請求項4】 不揮発性メモリを有するメモリカードの
    データ処理方法において、 上記メモリカードの不揮発性メモリに書き込むデータ及
    び制御データを通信するための第1のデータ線、上記第
    1のデータ線の切り換え状態を示すステータス信号を通
    信するための第2のデータ線、クロック信号を通信する
    ための第3のデータ線を有するシリアルインターフェー
    ス手段を介して、上記メモリカードのレジスタの内容を
    読み出すレジスタ読み出し命令をホスト機器から受信す
    るステップと、 上記メモリカードにて、上記不揮発性メモリのデータの
    書き込み禁止機能の切り換え操作に用いられるスイッチ
    の状態を判断するステップと、 上記スイッチの状態の判断結果を上記メモリカード内の
    レジスタに設定するステップと、 上記レジスタの内容を上記シリアルインターフェース手
    段を介して上記ホスト機器に送信するステップとを有す
    ることを特徴とするデータ処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7490198B2 (en) 2002-11-15 2009-02-10 Sony Corporation Data storage apparatus that includes a plurality of nonvolatile memories in which no data is erased after the data storage apparatus is removed from a host apparatus
US9490014B2 (en) 2005-09-30 2016-11-08 Conversant Intellectual Property Management Inc. Method and system for accessing a flash memory device
CN118135927A (zh) * 2024-04-16 2024-06-04 惠科股份有限公司 显示驱动模组和显示装置

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