JP4238232B2 - モータの制御装置 - Google Patents

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本発明は、トルクセンサで検出したトルクに基づいてモータの目標電流を算出するための二つの制御手段を備えたモータの制御装置に関する。
電動パワーステアリング装置の操舵トルクセンサの異常を検出するために、第1、第2センサリングの相対変位と、第2、第3センサリングの相対変位とに基づいて2つのトルクを検出し、それぞれの検出値を第3、第4センサリングにより検出した温度補償値で補正し、温度補正したメイン出力およびサブ出力を比較することで断線や短絡のような異常を検出するものが、下記特許文献1により公知である。
特開平10−142082号公報
ところで、断線や短絡のような異常が発生しても検出したトルクに基づくモータの制御を継続できるように、メインおよびサブの二つの制御手段を設けることが考えられるが、異常の発生により一方の制御手段から他方の制御手段に交代するときに、両制御手段の性能や特性の差によってモータの制御が一時的に乱れることがある。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、一方が他方をバックアップする第1、第2制御手段を備えたモータの制御装置において、異常が発生しても制御手段の交代をできるだけ回避しながら制御を継続できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、トルクセンサに励磁信号を入力する第1、第2励磁信号ラインと、トルクセンサからトルク信号を出力する第1、第2トルク信号ラインと、第1励磁信号ラインを介してトルクセンサに励磁信号を入力するとともに第1トルク信号ラインから入力されたトルク信号に基づいてモータの目標電流を算出する第1制御手段と、第2励磁信号ラインを介してトルクセンサに励磁信号を入力するとともに第2トルク信号ラインから入力されたトルク信号に基づいてモータの目標電流を算出する第2制御手段と、第1励磁信号ラインの異常を検出する常検出手段とを備え、第1制御手段がモータの目標電流を算出している状態で、異常検出手段が第1励磁信号ラインの異常を検出したとき、第2制御手段が第2励磁信号ラインを介してトルクセンサに励磁信号を入力することで、第1制御手段によるモータの目標電流の算出を継続することを特徴とするモータの制御装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、第1制御手段は第2制御手段よりも目標電流の算出精度が高いことを特徴とするモータの制御装置が提案される。
尚、実施例のアシストモータ20は本発明のモータに対応し、操舵トルクセンサ41は本発明のトルクセンサに対応し、実施例の第1異常検出手段65aは本発明の異常検出手段に対応する。
請求項1の構成によれば、第1制御手段が第1励磁信号ラインを介してトルクセンサに励磁信号を入力すると、トルクセンサが出力するトルク信号が第1制御手段に入力され、そのトルクに基づいて第1制御手段がモータの目標電流を算出する。また第2制御手段が第2励磁信号ラインを介してトルクセンサに励磁信号を入力すると、トルクセンサが出力するトルク信号が第2制御手段に入力され、そのトルクに基づいて第2制御手段がモータの目標電流を算出する。従って、第1、第2制御手段の一方がモータの目標電流を算出できなくなっても、他方でモータの目標電流を算出してバックアップすることができる。
第1制御手段がモータの目標電流を算出している状態で、異常検出手段が第1励磁信号ラインの異常を検出したとき、第2制御手段が第2励磁信号ラインを介してトルクセンサに励磁信号を入力することで、第1制御手段によるモータの目標電流の算出を継続するので、第1制御手段によるモータの目標電流の算出をできるだけ継続し、制御手段の交代によるモータの制御精度の低下を回避することができる。
請求項2の構成によれば、第1制御手段は第2制御手段よりも目標電流の算出精度が高いので、目標電流の算出精度が高い方の第1制御手段をできるだけ使用することで、モータを最大限に精度良く制御することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図7は本発明の一実施例を示すもので、図1はケーブル式ステアリング装置の全体斜視図、図2は図1の2−2線拡大断面図、図3は図2の3−3線断面図、図4は操舵トルクセンサの斜視図、図5は操舵トルクの検出回路の回路図、図6は操舵トルクセンサの作用説明図、図7は異常検出の作用を説明するフローチャートである。
図1に示すように、自動車のステアリングハンドル11の前方に設けた駆動プーリケーシング12と、ステアリングギヤボックス13の上方に設けた従動プーリケーシング14とが、ボーデンケーブルよりなる2本の操作ケーブル15,16によって接続される。ステアリングギヤボックス13の両端部から車体左右方向に延びるタイロッド17L,17Rが、左右の車輪WL,WRを支持するナックル(図示せず)に接続される。駆動プーリケ−シング12の内部にはステアリングハンドル11に入力される操舵トルクを検出する操舵トルクセンサが内蔵されており、検出した操舵トルクが入力される制御装置18からの司令で従動プーリケーシング14と一体のギヤケーシング19に設けたアシストモータ20が作動し、ドライバーのステアリング操作をアシストする。
図2に示すように、駆動プーリケーシング12は、リヤハウジング21、センターハウジング22およびフロントハウジング23をボルト24…で結合してなり、フロントハウジング23の前面に図示せぬボルトでフロントカバー25が結合される。駆動プーリケーシング12は、リヤハウジング21に設けたブラケット21aが取付ステー26にピン27で固定され、フロントハウジング23に設けたブラケット23aが取付ステー26にボルト28で固定される。
ステアリングハンドル11に接続される中空のステアリングシャフト29は、2個のボールベアリング30,31でリヤハウジング21に回転自在に支持される。ステアリングハンドル11と同軸に配置される中空のプーリシャフト32の外周に金属製のプーリボス33が固定されており、このプーリボス33の外周に形成したセレーション部33aを覆うように合成樹脂製の駆動プーリ本体34が一体にモールドされる。プーリボス33の両端部が2個のボールベアリング35,36でそれぞれフロントハウジング23およびフロントカバー25に回転自在に支持されるとともに、プーリシャフト32がボールベアリング37でセンターハウジング22に回転自在に支持される。プーリボス33および駆動プーリ本体34は本発明の駆動プーリ59を構成する。
プーリシャフト32の後端部外周にステアリングシャフト29の前端部内周が相対回転自在に嵌合しており、ステアリングシャフト29の中空部とプーリシャフト32の中空部とに、トーションバー38の両端部が嵌合して各々ピン39,40で結合される。従って、ステアリングシャフト29に入力された操舵トルクは、ステアリングシャフト29からトーションバー38を介してプーリシャフト32に伝達されることになり、センターハウジング22の内部に設けられた操舵トルクセンサ41がトーションバー38の捩れ量に基づいて操舵トルクを検出する。
図2および図4から明らかなように、操舵トルクセンサ41は、プーリシャフト32の外周に相対回転不能、かつ軸方向スライド可能に支持された円筒状のスライダ42と、ステアリングシャフト29に固定されてスライダ42に形成した傾斜溝42aに嵌合するガイドピン43と、合成樹脂製のスライダ42の外周に固定した磁性体リング44と、センターハウジング22の内周に固定されて磁性体リング44に対向する差動トランス45と、ガイドピン43および傾斜溝42a間のガタを防止すべくスライダ42を前方に付勢するコイルばね46とを備える。
図5に示すように、操舵トルクセンサ41の差動トランス45は、第1コイル49と第2コイル50とを備えており、磁性体リング44は第1、第2コイル49,50間に配置された可動鉄心を構成する。
アシストモータ20の作動を制御する制御装置18は、メインの第1制御手段Uaおよびサブの第2制御手段Ubにより構成される。第1制御手段Uaは通常時に使用されるもので、アシストモータ20を精度良く制御可能な高性能のものである。一方第2制御手段Ubは第1制御手段Uaが使用不能になった場合にバックアップとして使用されるもので、その性能は第1制御手段Uaに比べて低くなっている。
第1コイル49および第2コイル50の一端は、第1、第2励磁信号ライン61a,61bをおよび第1、第2トランジスタ62a,62bを介して接地されており、第1、第2トランジスタ62a,62bのオン・オフが第1制御手段Uaおよび第2制御手段Ubによりそれぞれ制御される。また第1コイル49および第2コイル50の他端は、2本の第1トルク信号ライン63aを介して第1制御手段Uaに接続され、かつ2本の第2トルク信号ライン63bを介して第2制御手段Ubに接続される。これらの第1、第2トルク信号ライン63a,63bの電位は、それぞれプルアップ電源64a,64bにより所定の電位(例えば2.5V)に引き上げられる。
第1、第2トランジスタ62a,62bを周期的にオン・オフすることにより、第1、第2励磁信号ライン61a,61bを経て第1、第2コイル49,50にパルス状の励磁電流が流れたとき、磁性体リング44の位置、つまり操舵トルクの大きさに応じて第1、第2トルク信号ライン63a,63bの電位が変化する。第1制御手段Uaに連なる第1励磁信号ライン61aおよび第1トルク信号ライン63aの電位は第1異常検出手段65aにより監視され、第2制御手段Ubに連なる第2励磁信号ライン61bおよび第2トルク信号ライン63bの電位は第2異常検出手段65bにより監視される。
図2から明らかなように、プーリシャフト32の前端部とプーリボス33とはセレーション結合部51において結合されるとともに、プーリシャフト32の前端部に向かって先細になったテーパー結合部52を介して結合される。プーリシャフト32の前端にナット53がねじ込まれており、ナット53からの荷重でプーリボス33をプーリシャフト32に沿って後方に付勢することにより、テーパー結合部52を充分な面圧で密着させてプーリシャフト32およびプーリボス33を強固に一体化することができる。これにより、セレーション結合部51に存在する微小なガタの影響を解消し、騒音の発生を抑制することができるだけでなく操舵フィーリングを向上させることができる。ナット53を締め付けるとき、駆動プーリ59が軸方向に移動可能であるため、駆動プーリケーシング12に無理な荷重が加わることが防止される。
図2および図3から明らかなように、2本の操作ケーブル15,16は、断面略矩形のコイルばねをモールドした合成樹脂製のアウターチューブ15o,16oと、その内部にスライド自在に収納される金属縒り線よりなるインナーケーブル15i,16iとから構成される。2本のインナーケーブル15i,16iの端部に固定した短円柱状のピン54,54が駆動プーリ本体34の両端面に形成したピン孔34a,34aに嵌合し、ピン54,54から延びる2本のインナーケーブル15i,16iは駆動プーリ本体34の外周に形成した1本の螺旋溝34bに沿って相互に接近する方向に巻き付けられた後、プーリシャフト32の軸線に直交する方向に引き出される。
合成樹脂製の駆動プーリ本体34のピン孔34a,34aの底部はプーリボス33のセレーション部33aと駆動プーリ本体34との境界部に達しており、ピン54,54を外した状態では、前記境界部を容易に目視することができる。従って、プーリボス33にセレーション部33aが形成されていない不適切な状態で駆動プーリ本体34がモールドされたような加工ミスを確実に発見することができる。
フロントハウジング23には円筒状をなす2個の接続部23b,23bが形成されており、それらの内部にアウターチューブ結合部材56,56のボス部56a,56aが固定される。ボス部56a,56aから接続部23b,23bの外部に延びるパイプ部56b,56bがアウターチューブ15o,16oの外周に嵌合し、かしめ部56c,56cをかしめることでアウターチューブ15o,16oの端部がフロントハウジング23に固定される。アウターチューブ結合部材56,56のボス部56a,56aの内周には、インナーケーブル15i,16iとボス部56a,56aとが直接擦れるのを防止すべく、滑りの良い合成樹脂製のガイドブッシュ57,57が保持される。
フロントハウジング23の接続部23b,23bの外周から操作ケーブル15,16のアウターチューブ15o,16oの所定位置まで(例えば、アウターチューブ結合部材56,56のパイプ部56b,56bから露出する部分まで)がゴム製カバー58,58で覆われる。弾性を有するゴム製カバー58,58はフロントハウジング23の接続部23b,23bの外周と、アウターチューブ15o,16oの外周とに密着してシールするため、アウターチューブ15o,16oをフロントハウジング23に結合するアウターチューブ結合部材56,56のかしめ部56c,56cや、アウターチューブ結合部材56,56のボス部56a,56aと接続部23b,23bとの隙間から水分が浸入するのを防止することができる。
次に、上記構成を備えた本発明の実施例の作用について説明する。
操舵トルクセンサ41で検出した操舵トルクは制御装置18に入力され、制御装置18は操舵トルクに基づいてアシストモータ20の作動を制御する。即ち、車両を旋回させるべくステアリングハンドル11を操作すると、図2に示すように、操舵トルクがステアリングシャフト29およびトーションバー38を介してプーリシャフト32に伝達され、駆動プーリ本体34に巻き付けられた操作ケーブル15,16の一方のインナーケーブル15i,16iが引かれ、他方のインナーケーブル15i,16iが弛められることにより、駆動プーリ59の回転が従動プーリケーシング14内の図示せぬ従動プーリに伝達される。その結果、ステアリングギヤボックス13内の図示せぬラックバーが左右に移動して車輪WL,WRに操舵トルクが伝達される。
ステアリングハンドル11に操舵トルクが入力されていないとき、トーションバー38は捩れ変形せずにステアリングシャフト29およびプーリシャフト32は同位相に保持され、図6(B)に示すように、ステアリングシャフト29のガイドピン43は傾斜溝42aの中央にあってスライダ42は上下方向中央位置に保持される。このとき、図5に示すように、スライダ42に設けた磁性体リング44は第1コイル49および第2コイル50の中間位置にあり、第1、第2コイル49,50の出力電圧が等しくなって操舵トルクがゼロであることが検出される。
またステアリングハンドル11が右方向に操作されてステアリングシャフト29に図6(A)の矢印a方向の操舵トルクが入力されると、トーションバー38が捩じれ変形してステアリングシャフト29とプーリシャフト32(即ち、プーリシャフト32に対して相対回転不能なスライダ42)との間に相対角度差が発生するため、ステアリングシャフト29のガイドピン43に傾斜溝42aを押されたスライダ42が上方にスライドする。その結果、上側の第1コイル49の出力電圧が増加するとともに下側の第2コイル50の出力電圧が減少し、その電圧差に基づいて右転舵方向の操舵トルクが検出される。同様に、ステアリングハンドル11が左方向に操作されてステアリングシャフト29に図6(C)の矢印b方向に操舵トルクが入力されると、トーションバー38が捩じれ変形してステアリングシャフト29とプーリシャフト32(即ち、スライダ42)との間に逆の相対角度差が発生するため、ステアリングシャフト29のガイドピン43に傾斜溝42aを押されたスライダ42が下方にスライドする。その結果、上側の第1コイル49の出力電圧が減少するとともに下側の第2コイル50の出力電圧が増加し、その電圧差に基づいて左転舵方向の操舵トルクが検出される。
このように、操舵トルクセンサ41で操舵トルクが検出されると、制御装置18は操舵トルクセンサ41で検出した操舵トルクが予め設定した所定値に保持されるように、アシストモータ20が駆動されてドライバーによるハンドル操作がアシストされる。差動トランス45を有する操舵トルクセンサ41とアシストモータ20とを組み合わせたことにより、電気的な制御だけでアシストモータ20を作動させることが可能となり、制御系の構造が簡素化される。
次に、図7のフローチャートを参照して制御装置18の異常検出の作用を説明する。
先ずステップS1でメインの第1制御手段Uaに操舵トルクセンサ41のトルク信号を入力する第1トルク信号ライン63aの電位を第1異常検出手段65aにより監視し、その電位が通常ではあり得ない値を示しているか否かを判定する。前記電位が正常であって第1トルク信号ライン63aが断線していないと判断されれば、ステップS2で第1制御手段Uaにより制御される第1励磁信号ライン61aの電位を第1異常検出手段65aにより監視し、その電位が通常ではあり得ない値を示しているか否かを判定する。前記電位が正常であって第1励磁信号ライン61aが断線していないと判断されれば、ステップS3で第1制御手段Uaによるアシストモータ20の通常の制御が行われる。このとき、第2制御手段Ubは作動せずに休止状態にある。
一方、前記ステップS1で第1トルク信号ライン63aの電位が異常であれば、ステップS4で第1トルク信号ライン63aの断線を判定して警報を発した後、ステップS5でメインの第1制御手段Uaによる制御を中止してサブの第2制御手段Ubでアシストモータ20の目標アシスト電流を算出する。第2制御手段Ubによる目標アシスト電流を算出精度は第1制御手段Uaによるものよりも低くなるが、第1制御手段Uaが使用不能になった緊急時には充分に対応することができる。
また前記ステップS2で第1励磁信号ライン61aの電位が異常であれば、ステップS6で第1励磁信号ライン61aの断線を判定して警報を発し、ステップS7で使用不能になった第1励磁信号ライン61aに代えて第2制御手段Ubにより第2励磁信号ライン61bから励磁信号を入力する。その結果、ステップS8で第1制御手段Uaに連なる第1トルク信号ライン63aの電位が正常であれば、ステップS9で第1制御手段Uaによるアシストモータ20の制御を再開する。尚、何らかの原因で前記ステップS8で第1トルク信号ライン63aの電位が正常でなければ、前記ステップS5でサブの第2制御手段Ubによるアシストモータ20の制御を行う。
以上のように、第1トルク信号ライン63aの断線によって第1制御手段Uaが作動不能になっても、第2制御手段Ubによりアシストモータ20の目標電流の算出を継続できるので、アシストモータ20が制御不能になる事態を回避することができる。この場合、第2制御手段Ubによる目標アシスト電流の算出精度は第1制御手段Uaによる目標アシスト電流の算出精度よりも低くなるが、第1制御手段Uaが作動不能になった緊急時には充分に対応することができる。
また第1トルク信号ライン63aが断線した場合には第1制御手段Uaが作動不能になるのはやむを得ないが、第1励磁信号ライン61aが断線した場合には、第2制御手段Ubから第2励磁信号ライン61bを介して励磁信号を入力して第1制御手段Uaを作動させるので、目標電流の算出精度が高い方の第1制御手段Uaをできるだけ使用してアシストモータ20を最大限に精度良く制御することができるだけでなく、制御手段の交代による目標電流の精度低下や、目標電流の急変による操舵フィーリングの低下を回避することができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例では操舵トルクセンサ41の出力に基づいて操舵装置のアシストモータ20の作動を制御しているが、本発明は任意のトルクセンサの出力に基づいて任意のモータの作動を制御する場合に適用することができる。
また実施例では第1、第2トルク信号ライン63a,63bおよび第1、第2励磁信号ライン61a,61aの異常として断線を挙げたが、その異常には短絡も含むことができる。
ケーブル式ステアリング装置の全体斜視図 図1の2−2線拡大断面図 図2の3−3線断面図 操舵トルクセンサの斜視図 操舵トルクセンサの差動トランスの回路図 操舵トルクセンサの作用説明図 異常検出の作用を説明するフローチャート
符号の説明
20 アシストモータ(モータ)
41 操舵トルクセンサ(トルクセンサ)
61a 第1励磁信号ライン
61b 第2励磁信号ライン
63a 第1トルク信号ライン
63b 第2トルク信号ライン
65a 第1異常検出手段(異常検出手段)
Ua 第1制御手段
Ub 第2制御手段

Claims (2)

  1. トルクセンサ(41)に励磁信号を入力する第1、第2励磁信号ライン(61a,61b)と、
    トルクセンサ(41)からトルク信号を出力する第1、第2トルク信号ライン(63a,63b)と、
    第1励磁信号ライン(61a)を介してトルクセンサ(41)に励磁信号を入力するとともに第1トルク信号ライン(63a)から入力されたトルク信号に基づいてモータ(20)の目標電流を算出する第1制御手段(Ua)と、
    第2励磁信号ライン(61b)を介してトルクセンサ(41)に励磁信号を入力するとともに第2トルク信号ライン(63b)から入力されたトルク信号に基づいてモータ(20)の目標電流を算出する第2制御手段(Ub)と、
    第1励磁信号ライン(61a)の異常を検出する異常検出手段(65a)と、
    を備え、
    第1制御手段(Ua)がモータ(20)の目標電流を算出している状態で、異常検出手段(65a)が第1励磁信号ライン(61a)の異常を検出したとき、第2制御手段(Ub)が第2励磁信号ライン(61b)を介してトルクセンサ(41)に励磁信号を入力することで、第1制御手段(Ua)によるモータ(20)の目標電流の算出を継続することを特徴とするモータの制御装置。
  2. 第1制御手段(Ua)は第2制御手段(Ub)よりも目標電流の算出精度が高いことを特徴とする、請求項1に記載のモータの制御装置。
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