JP4237830B2 - 光触媒担持照明器具 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明を目的とする光源を備えた照明器具であって、脱臭、殺菌、防汚等の効果を有する光触媒を担持した照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紫外線のエネルギーによって、脱臭、殺菌、有機物の分解、水の浄化、排水処理等の各種の化学反応を進行させる光触媒として、n型半導体の酸化チタンが知られている。光触媒をガラス板、管球、ガラス繊維に担持する方法が種々提案されている(特開昭62−66861、特開平5−309267、EP633064、US4888101)。しかし、触媒活性が低下し易かったり、耐久性が不十分であったり、担持した光触媒の光透過性が不十分だったり、製造コストが非常に高い等の問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
光触媒を照明器具上に担持するために解決しなくてはならない課題として、▲1▼光触媒と照明器具表面基体との接着性が良好であること、▲2▼光触媒活性が照明器具容器の基体上へ担持されることにより低下しないこと、▲3▼光触媒を担持することによって光透過率を低下させないこと、▲4▼担持した光触媒によって接着層が劣化せず、長期にわたって強度を維持し耐久性を保っていること、が上げられる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係わる光触媒を担持した照明器具(但し、照射目的とする主たる光成分のほかに紫外光成分を含む光を放射する発光部を有する容器を備えた照明用光源は除く)は光触媒層と照明器具基体表面との間に接着層を設けた構造を有し、接着層は、シリコン含有量2〜60重量%のシリコン変性樹脂、ポリシロキサンを3〜60重量%含有する樹脂、又は、コロイダルシリカを5〜40重量%含有した樹脂であり、光触媒層は、金属酸化物ゲルもしくは金属水酸化物ゲルを25〜95重量%含有する光触媒複合体である事を特徴とするものである。
【0005】
光触媒層と照明器具基体表面との間に設けた接着層は、光触媒層を基体表面に強固に接着させる作用を有しており、また接着層自身が光触媒作用による劣化を受けにくいという特徴を有している。
【0006】
接着層として用いられる樹脂としては、シリコン、ポリシロキサン又はコロイダルシリカを通常実施される方法で導入させたアクリル樹脂、アクリル−シリコン樹脂、シリコン変性樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂等が使用できるが、アクリル−シリコン樹脂やエポキシ−シリコン樹脂を含むシリコン変性樹脂が耐久性の点で最も優れている。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明における接着剤の材質としては、シリコン含有量2〜60重量%のアクリル−シリコン樹脂やエポキシ−シリコン樹脂等のシリコン変性樹脂、ポリシロキサンを3〜60重量%含有する樹脂、もしくはコロイダルシリカを5〜40重量%含有した樹脂が、光触媒を強固に接着し、光触媒による接着層自身の劣化が少ないため適当である。
シリコン含有量が2重量%未満のアクリル−シリコン樹脂やエポキシ−シリコン樹脂等のシリコン変性樹脂、ポリシロキサン含有量が3重量%未満の樹脂、もしくは、コロイダルシリカ含有量が5重量%未満の樹脂では、光触媒層との接着が悪くなり、また、接着層が光触媒により劣化しやすくなり、光触媒層が剥離しやすくなる。シリコン含有量60重量%を超えるアクリル−シリコン樹脂やエポキシ−シリコン樹脂等のシリコン変性樹脂では、接着層と担体との接着が悪く、また、接着層の硬度が小さくなるために耐摩耗性が悪くなる。ポリシロキサン含有量が60重量%を超える樹脂、もしくは、コロイダルシリカ含有量が40重量%を超える樹脂では、接着層が多孔質となったり、担体と接着層との間の接着性が悪くなり、光触媒はガラスより剥離し易くなる。
【0008】
接着層樹脂が、アクリル−シリコン樹脂やエポキシ−シリコン樹脂等のシリコン変性樹脂の場合、シリコンの樹脂への導入方法は、エステル交換反応、シリコンマクロマーや反応性シリコンモノマーを用いたグラフト反応、ヒドロシリル化反応、ブロック共重合法等種々あるが、どのような方法で作られた物でも使用できる。シリコンを導入する樹脂としては、アクリル樹脂やエポキシ樹脂が成膜性、強靭性、担体との密着性の点で最も優れているが、アルキド樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂等どのような物でも使用できる。これらの樹脂は、溶剤に溶けたタイプであってもエマルジョンタイプであってもどちらでも使用できる。架橋剤などの添加物が含まれていても何等問題はない。
【0009】
接着層樹脂がポリシロキサンを含有する場合、そのポリシロキサンが炭素数1〜5のアルコキシ基を持ったシリコンアルコキシドの加水分解物あるいは該加水分解物から生成した物である時に、接着性及び耐久性がより向上した光触媒を担持した照明器具が得られる。シリコンアルコキシドのアルコキシ基の炭素数が6を超えると、高価であり、しかも、加水分解速度が非常に遅いので、樹脂中で硬化させるのが困難になり、接着性や耐久性が悪くなる。部分的に塩素を含んだシリコンアルコキシドを加水分解したポリシロキサンを使用する事もできるが、塩素を多量に含有したポリシロキサンを使用すると、不純物の塩素イオンにより、光触媒活性が低下したり、接着性を悪くする。ポリシロキサンの樹脂への導入方法としては、シリコンアルコキシドモノマーの状態で樹脂溶液へ混合し、接着層形成時に空気中の水分で加水分解させる方法、前もって、シリコンアルコキシドを部分加水分解した物を樹脂と混合し、更に、保護膜形成時に空気中の水分で加水分解する方法等種々あるが、樹脂と均一に混合できる方法なら、どのような方法の物でも良い。また、シリコンアルコキシドの加水分解速度を変えるために、酸や塩基触媒を少量添加しても構わない。ポリシロキサンを導入させる樹脂としては、アクリル樹脂、アクリル−シリコン樹脂、エポキシ−シリコン樹脂、シリコン変性樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂等どのような物でも使用できるが、アクリル−シリコン樹脂やエポキシ−シリコン樹脂を含むシリコン変性樹脂が耐久性の点で最も優れている。
【0010】
接着層が、コロイダルシリカを含有する樹脂の場合、そのコロイダルシリカの粒子径は、10nm以下が好ましい。10nm以上になると、接着層中の樹脂は光触媒により劣化し易くなるばかりか、光触媒層と接着層との接着性も悪くなる。このコロイダルシリカを樹脂に導入する方法としては、樹脂溶液とコロイダルシリカ溶液を混合後、塗布ー乾燥して保護膜を形成する方法が最も簡便であるが、コロイダルシリカを分散した状態で、樹脂を重合し、合成したものを使用しても良い。コロイダルシリカと樹脂との接着性および分散性を良くするために、シランカップリング剤でコロイダルシリカを処理して用いても良い。コロイダルシリカを導入させる樹脂としては、アクリル樹脂、アクリル−シリコン樹脂、エポキシ−シリコン樹脂、シリコン変性樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂等どのような物でも使用できるが、アクリル−シリコン樹脂やエポキシ−シリコン樹脂を含むシリコン変性樹脂が最も耐久性の点で優れている。コロイダルシリカは、珪酸ナトリウム溶液を陽イオン交換する事により作られるシリカゾルであっても、シリコンアルコキシドを加水分解して作られるシリカゾルであっても、どのような物でも使用する事ができる。
【0011】
接着層樹脂に光触媒作用による劣化を抑える目的で、光安定化剤及び/又は紫外線吸収剤等を混合することにより耐久性を向上させることができる。使用できる光安定化剤としては、ヒンダードアミン系が良いが、その他の物でも使用可能である。紫外線吸収剤としてはトリアゾール系などが使用できる。添加量は、樹脂に対して0.005wt%以上10wt%以下、好ましくは0.01wt%以上5wt%以下である。また、接着層上をシラン系若しくはチタン系カップリング剤で処理すると光触媒層との接着性が向上する事がある。
【0012】
接着層をガラスに担持する方法としては、樹脂溶液を印刷法、シート成形法、スプレー吹き付け法、ディップコーティング法、スピンコーティング法等でコート、乾燥する方法が使用できる。乾燥する温度は、溶媒や樹脂の種類によっても異なるが、一般的に150℃以下が良い。接着層の厚さは、0.5μm以上20μm以下とすることにより、光触媒層を強固に接着させ、光触媒による劣化に耐えるという接着層に求められる特性を満足させることができる。
【0013】
光触媒層中の金属酸化物ゲルもしくは金属水酸化物ゲルは、光触媒粉末を固着し、接着層と強固に接着させるだけでなく、ゲルが多孔質である事から吸着性を持っており、光触媒活性を高める効果もある。この金属酸化物ゲルもしくは金属水酸化物ゲルの光触媒層中での含有量は、25〜95重量%が良い。25重量%以下では、接着層との接着が不十分となり、95重量%以上では、光触媒活性が不十分となる。また、金属酸化物ゲルもしくは金属水酸化物ゲルの比表面積が100m2/g以上あると、接着性はより強固になり、触媒活性も向上する。材質としては、ケイ素、アルミニウム、チタニウム、ジルコニウム、マグネシウム、ニオビウム、タンタラム、タングステンの金属の酸化物ゲルもしくは水酸化物ゲルが良い。また、これらを混合したゲルでも、共沈法などの方法で作られる複合酸化物ゲルを使用しても良い。光触媒と混合するためには、ゲルとなる前のゾルの状態で混合するか、もしくは、ゾルを調製する前の原料の段階で混合するのが望ましい。ゲルを調製する方法には、金属塩を加水分解する方法、中和分解する方法、イオン交換する方法、金属アルコキシドを加水分解する方法等があるが、ゲルの中に光触媒粉末が均一に分散された状態で得られるものであればいずれの方法も使用可能である。但し、ゲル中に多量の不純物が存在すると、光触媒の接着性や触媒活性に悪影響を与えるので、不純物の少ないゲルの方が好ましい。特に、ゲルの中に有機物が5%以上存在すると、光触媒活性が低下する。
【0014】
光触媒層中の光触媒としては、TiO2、ZnO、SrTiO3、CdS、GaP、InP、GaAs、BaTiO3、K2NbO3、Fe23、Ta25、WO3、SnO2、Bi23、NiO、Cu2O、SiC、SiO2、MoS2、InPb、RuO2、CeO2、などおよび、これらの光触媒にPt、Rh、RuO2、Nb、Cu、Sn、NiOなどの金属及び金属酸化物を添加した公知のものが全て使用できる。光触媒層中の光触媒の含有量は、多量なほど触媒活性が高くなるが、接着性の点から75重量%以下が好ましい。
【0015】
光触媒層を接着層上へ形成するには、金属酸化物ゾルもしくは金属水酸化物ゾル溶液中に光触媒を分散した懸濁液を接着層を形成するのと同様のコート法でコートする事ができる。金属酸化物ゾルもしくは金属水酸化物ゾルの前駆体溶液の状態で光触媒を分散し、コート時に加水分解や中和分解してゾル化もしくはゲル化させても良い。ゾルを使用する場合には、安定化のために、酸やアルカリの解膠剤等が添加されていても良い。また、ゾル懸濁液中に光触媒に対し、5重量%以下の界面活性剤やシランカップリング剤などを添加して、接着性や操作性を良くする事もできる。光触媒層形成時の乾燥温度としては、担体材質及び接着層中の樹脂材質によっても異なるが、50℃以上200℃以下が好ましい。
【0016】
光触媒層の厚さを0.1μm以上10μm以下にし、しかも、結晶粒子径が40nm以下の光触媒粒子および比表面積100m2/g以上の金属酸化物ゲルもしくは金属水酸化物ゲルを用いると、実用上十分な光触媒活性を有するとともに、光触媒層と接着層の合計の波長550nmの全光線透過率が70%以上になる。
【0017】
照明器具の基体容器表面に接着層と光触媒層を設けた照明器具は、容器表面で有害な紫外線を吸収して外部への放出を防止する事ができる。また、蛍光灯の場合には、従来容器内に塗布する蛍光体に紫外線吸収剤を添加するのが通例であったが、こうした措置が不要となる。
本発明の接着層と光触媒層を設けた担持体は、紫外線強度3mW/cm2のブラックライトの光を温度40℃相対湿度90%のもとで500時間照射した後でも、JIS K 5400の碁盤目テープ法による付着性が、評価点数6点以上を維持するような高耐久性を示す物も出来る。
【0018】
本発明にかかる光触媒担持照明器具は、光触媒作用による抗菌、防汚、消臭効果を発揮させるのに好適なものであり、その内部に少なくとも紫外線を放射する白熱電球、ハロゲンランプ、放電ランプ、蛍光ランプ、HIDランプ等の光源を含むものであり、以下の4種類に大別される。
【0019】
(1)完全密閉型
器具内部の光源の設置箇所と外部の空気が流通しないようパッキン等で完全に密閉したタイプのもので、防雨、防湿型となっているものである。こうした器具では外部表面に本発明にかかる光触媒を担持塗布するのが望ましく、図1に示したような太線部分の外部に本発明にかかる光触媒を担持塗布することが好ましい。図1に示したような透明または拡散透過性の材料で光源を包み込むように覆う天井直付けタイプのみにとどまらず、吊り下げ型(ペンダント)、壁掛け型(ブラケット)、スタンドタイプ等の器具があり、グローブの形状も球状、立方体状などあらゆる形状、あらゆる向きのものに好ましく適用できる。また、同じように透明もしくは拡散透過性の材料で光源の手前を覆うカバー型のものもあり、図2に示したような天井直付けタイプのみにとどまらず、吊り下げ型(ペンダント)、壁掛け型(ブラケット)、埋め込み型、スタンドタイプ等の器具が考えられ、カバーの形状も平面状、立体面状などあらゆる形状、あらゆる向きのものに好ましく適用できる。
【0020】
(2)簡易密閉型
透明または拡散透過性の材料で外観上光源は密閉されているが器具内外の空気の流通がある形状のもので、こうした器具では外部露出面と器具内部面の両方に本発明にかかる光触媒を担持塗布するのが望ましく、図3に示したような太線部分の内側と外側の両方に本発明にかかる光触媒を担持塗布するのが好ましい。図3に示した床設置タイプのスポットライトにとどまらず、吊り下げ型(ペンダント)、壁掛け型(ブラケット)、スタンドタイプ、あるいは携帯用の各種照明機器等の器具が考えられ、前面ガラスの形状も円形、多角形などあらゆる形状、あらゆる向きのものに好ましく適用できる。
【0021】
(3)開放型
光源を設置した箇所と外部との空気の流通があるタイプのもので、透明または拡散透過性の材料で光源を包み込むように覆うタイプのグローブ型(図4)、透明または拡散透過性の材料で光源の手前を覆うタイプのカバー型(図5)、透明または拡散透過性の材料で光源の周囲を覆うタイプのセード型(図6)、反射現象によって配光を制御する反射板(図7)、不透明または拡散透過性の材料によって拡散させ反射または吸収によって配光を制御するバッフル(図8)、などが挙げられる。図に示したもの以外に、吊り下げ型(ペンダント)、壁掛け型(ブラケット)、埋め込み型、スタンドタイプ等の器具が考えられ、その形状や向きもあらゆるものに好ましく適用できる。こうしたタイプでは本発明にかかる光触媒は各図の太線部分で示した部分だけでなく、光源からの光が直接照射される箇所で光触媒作用による抗菌、防汚、消臭効果を発揮させたい箇所全てに担持塗布するのが望ましい。
【0022】
(4)その他
その他の本発明にかかる光触媒の担持塗布に好適な照明器具部品としては、遮光版によって配光を制御するルーパー、シャンデリアなどに使用される装飾パーツであるストラスビーズ、照明光源を内部に含む各種表示パネル、ミラーボール、などの光源からの光が照射される表面および外部からの空気が入り込む部分に本発明にかかる光触媒を担持塗布するのが好ましい。
【0023】
本発明による光触媒担持照明器具では、光源からの光が直接または間接に照射される部位に光触媒が担持されているものであれば良く、照明器具を構成する部品であるソケット、スイッチ操作部、光源を支持するポール、フレーム、アームなどの光源支持部分、光源から照射される光の光路上に設置されたプリズム、レンズ、反射体、ルーパー、バッフルなどの各種制光体、などにも本発明にかかる光触媒の担持は好ましく適用できる。
【0024】
本発明による照明器具は、光触媒層を接着層を介して担持した部位の表面温度が200℃以下であればいずれの部位にでも担持可能であり、その光触媒作用による抗菌、消臭、防汚などの優れた効果が期待できるため、家庭やオフィスなどの室内照明用、輸送体である自転車、自動車、船舶、航空機、電車などの車両用、シャンデリアなどの装飾用、浴室や厨房などの高温多湿環境用、街路灯、道路灯、公園灯、標識灯、信号灯、トンネル灯などの屋外用、舞台やスタジオなどの特殊照明用、冷蔵庫や脱臭機器用、各種保存容器内部に組み込んで装着される機器用、携帯用照明機器用などの非常に広範な用途での使用に適している。
【0025】
【実施例】
以下実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0026】
実施例1 懐中電灯
市販の蛍光ランプを光源とする懐中電灯の前面のプラスチックレンズを取り外しこのレンズの外部表面に、シリコン含有量3重量%のアクリルシリコン樹脂20重量%含有するキシレン溶液にポリシロキサン(コルコート(株)製メチルシリケート51)をアクリルシリコン樹脂に対して25重量%混合し、イソプロパノールで固形分として15重量%になるよう希釈した溶液を、岩田塗装機工業(株)製スプレーガンWIDER88型を使用してスプレー塗布し、100℃で120分乾燥して接着層を形成させた。次に、この接着層を形成させたプラスチックレンズに、アンモニア水で解膠した酸化チタン含有量15重量%の酸化チタンゾルを酸化珪素含有量20重量%のシリカゾルに中に、界面活性剤の存在下分散させ、イオン交換水で酸化物濃度10重量%に希釈した光触媒層用溶液を、接着層と同様の方法により塗布し、100℃で120分乾燥して光触媒担持懐中電灯用レンズとした。(sample 1)
【0027】
実施例2 浴室照明カバー
図1に示したような透明または拡散透過性の材料で光源を包み込むように覆う完全密閉型の天井直付けタイプの浴室照明用の浴室照明器具の太線部の外部表面に、実施例1と同一の材料と方法とにより接着層と光触媒層を塗布して光触媒担持浴室照明カバーとした。(sample 2)
【0028】
実施例3 簡易密閉床置き型
図2に示した床設置タイプのスポットライトの太線部分の内部及び外部表面に実施例1と同一の材料と方法とにより接着層と光触媒層を塗布して光触媒担持スポットライトとした。(sample 3)
【0029】
実施例4 開放グローブタイプ
図3に示した、透明または拡散透過性の材料で光源を包み込むように覆うタイプのグローブ型照明器具の太線部の内部および外部表面に実施例1と同一の材料と方法とにより接着層と光触媒層を塗布して光触媒担持照明グローブとした。(sample 4)
【0030】
実施例5 開放カバータイプ
図4に示した、透明または拡散透過性の材料で光源の手前を覆うタイプのカバー型照明器具の太線部の内部および外部表面に実施例1と同一の材料と方法とにより接着層と光触媒層を塗布して光触媒担持照明カバーとした。(sample
5)
【0031】
実施例6 開放セードタイプ
図5に示した、透明または拡散透過性の材料で光源の周囲を覆うスタンドタイプのセード型照明器具の太線部の内部および外部に実施例1と同一の材料と方法とにより接着層と光触媒層を塗布して光触媒担持セードとした。(sample6)
【0032】
実施例7 反射板
図6に示した、反射現象によって配光を制御する反射板に実施例1と同一の材料と方法とにより接着層と光触媒層を塗布して光触媒担持反射板とした。(sample 7)
【0033】
実施例8 バッフル
図7に示した不透明または拡散透過性の材料によって拡散させ反射または吸収によって配光を制御するバッフル部分に実施例1と同一の材料と方法とにより接着層と光触媒層を塗布して光触媒担持体とした。(sample 8)
【0034】
実施例9 ルーバー
図8に示した、遮光版によって配光を制御するルーバーに実施例1と同一の材料と方法とにより接着層と光触媒層を塗布して光触媒担持ルーバーとした。(sample 9)
【0035】
実施例10 ストラスビーズ
シャンデリアなどに使用される装飾パーツであるストラスビーズに実施例1と同一の材料と方法とにより接着層と光触媒層を塗布して光触媒担持ストラスビーズとした。(sample 10)
【0036】
実施例11 ミラーボール
ミラーボールの表面にに実施例1と同一の材料と方法とにより接着層と光触媒層を塗布して光触媒担持ミラーボールとした。(sample 11)
【0037】
実施例12
以下、本発明の第12の実施例を図9から図12に示す、道路用照明装置を参照して説明する。
図9は道路用照明装置を示す縦断面図で、図10はその斜視図、図11はその一部を切り欠いた背面図で、図12は平面図であり、図13は光触媒を担持した透光性カバーの模式図である。これら図9から図13に示す道路用照明装置1は、ポール2の先端に取り付けられ、例えば高速道路、一般道路に沿って配設されている。
この道路用照明装置1は、平面ほぼ長円形状の器具本体3を有し、この器具本体3の基端には支柱であるポール2に取り付けるためのポール支持部4が形成され、器具本体3の先端側には下面向けに閉口5が形成され、器具本体3の内面にはこの閉口5に対向して、照射された光を閉口5方向に向けて反射する複数の反射板6、7、が取り付けられるとともに、これらの基端側にはランプソケット8がランプソケット取り付け板9をを介して取り付けられており、このランプソケット取り付け板9にも基端側へ照射された光を反射する反射板10が取り付けられている。
なお、ランプソケット8には、300nmないしは400nmの紫外線量を1000lm当たり0.05W以上放射する光源としてのHIDランプである高圧水銀ランプが着脱自在に取り付けられる。
また、閉口5にはほぼ半球状の硬質ガラス製の透光性カバーとしてのグローブ12が枠体13に保持されて閉口5の先端側の器具本体3に設けられた蝶番14により開閉可能に取り付けられ、閉口5の基端側の器具本体3に設けられたラッチ15にて、グローブ12および枠体13が閉口5を閉塞した状態で、枠体13が器具本体3に保持される。さらに、器具本体3には、枠体13を器具本体3に閉塞した状態で水密にシールするパッキング16が取り付けられている。
【0038】
次に、本実施例の作用について説明する。先ず、光源である高圧水銀ランプ11を点灯させ、可視光線および300nmから400nmの光を照射する。高圧水銀ランプ11からの光は、反射板6、7で反射され、あるいは直接グローブ12に達し、グローブ12を介して下方に照射される。グローブ12には、実施例1と同様の材料と方法とにより接着層と光触媒層が形成されており、グローブ12に達した紫外線は図13の光触媒層18にて吸収され、光触媒層18内の酸化チタンにより光触媒作用を起こさせる。そのため光触媒層18に付着した汚れである有機物等をより効率的に酸化、分解し、見かけ上、光触媒層18には汚れが付着しにくくなる。従って、グローブ12の表面に、タバコの脂、油脂成分、などの埃やゴミが堆積しても、これら有機物の付着を効果的に防止して、グローブ12を介して照射される光束の低下を防止でき、グローブ12を拭く掃除が不要になり、メンテナンス費用が削減できる。
【0039】
実施例13
次に、第13の実施例を図14から図16に示すトンネル照明装置を参照して説明する。図14はトンネル照明装置の斜視図で、図15は正面図、図16は一部を切り欠いた側面図であり、これら図14から図16に示すトンネル用照明装置21は、例えばトンネル内に配設されている。
このトンネル照明装置21は、中央の薄箱直方体の器具本体22を有し、この器具本体22の下面に閉口23が形成され、器具本体22の背面には取り付け用の板状の取り付け脚24が形成されている。また、器具本体22の反射板25が取り付けられ、この反射板25の長手方向の一端面にはランプソケット26が取り付けられ、このランプソケット26には、300nmないしは400nmの紫外線量を1000lm当たり0.05W以上放射する光源としての高圧ナトリウムランプ27が着脱自在に取り付けられる。
また、開口23には平板状の強化ガラス製の透光性カバーとしての照明カバー28が枠本体29に保持されて開口23の一端に設けられた蝶番31により開閉可能に取り付けられ、閉口23の他側に設けられたラッチ32にて、照明カバー28および枠体29が閉口23を閉塞した状態で、枠体29が器具本体22に保持される。さらに、器具本体22には、枠体13を器具本体22に閉塞した状態で水密にシールするパッキング33が取り付けられている。
さらに照明カバー28の外表面側には、第12の実施例の図13に示すものと同様の本発明にかかる接着層と光触媒層が形成されている。そして、本実施例も高圧ナトリウムランプ27を点灯させることにより、第一の実施例と同様の作用および効果を示すものとなる。
【0040】
実施例14
第14の実施例を図17から図19に示すトンネル用照明装置である非常駐車帯用照明器具を参照して説明する。
図17は非常駐車帯用照明装置を示す斜視図で、図18は正面図で、図19は一部を切り欠いた側面図であり、これら図17から図19に示すトンネル用照明装置41は、例えばトンネル内の非常駐車帯に配設されている。
これら図17から図19に示す非常駐車帯用照明装置41は、中空の細長直方体の器具本体42を有し、この器具本体42の下面に閉口43が形成され、器具本体42の背面には取り付け用の板状の取り付け脚44が形成されている。
また、器具本体42内には閉口43に対向して照射された光を閉口43方向に向けて反射する板状の反射板45が取り付けられるとともに、この反射板45の長手方向の両端にはそれぞれ対向して対をなすランプソケット46、46間には、光源としての直管型蛍光ランプ47、47が着脱自在に取り付けられている。なお、直管型蛍光ランプに代えて環状型あるいはコンパクト型の蛍光ランプを使用しても、同様の効果を得ることができる。 なお、蛍光ランプ47は、水銀およびアルゴンガスなどの不活性ガスの希ガスが封入されるとともに、図示しない内部に形成された蛍光体層を、水銀から放出された紫外線により励起されて可視光に変換する3波長型蛍光体等で形成されている。
【0041】
上記3波長型蛍光体は、例えば616nm付近にピーク波長を有する赤系蛍光体として(Y,Gd)BO3:Eu、540nm付近にピーク波長を有する緑色蛍光体としてCaPO4、450nm付近にピーク波長を有する青色蛍光体としてBaMgAl14O23:Euが使用されている。一般照明用の蛍光ランプ47は、通常、紫外線の出力を極力防止するように考慮されているが、水銀の輝線である波長365nmの近紫外線が僅かに放出されている。なお、蛍光ランプ47は、3波長型にとどまらず、ハロ燐酸カルシウム蛍光体あるいはその他に使用されている蛍光体を使用しても同様の効果を得ることができる。
また、開口部43には平板状の強化ガラス製の透光性カバーとしての照明カバー48が枠体49に保持されて閉口43の一側に設けられた蝶番51により開閉可能に取り付けられ、開口43の他側に設けられたラッチ52にて、照明カバー48および枠体49が閉口43を閉塞した状態で、枠体49が器具本体42に保持されている。
【0042】
そして、この第14の実施例も、蛍光ランプ47を点灯させることにより、第12の実施例と同じく透光性カバー48に塗布担持された本発明にかかる接着層と光触媒層が設けられており、実施例12と同様の作用および効果を示すものとなっている。
【0043】
実施例1〜11 で得られたsample.1〜11について、JIS K5400に規定された碁盤目テープ法による付着性試験、温度40℃相対湿度90%のもとで各々の照明器具を5000時間点灯使用した後の碁盤目テープ法による付着性を調べ耐久性を評価した。また、光触媒活性の指標となるサラダ油分解活性と抗菌活性を調べ、結果をまとめて表1に示した。
【0044】
<試験法>
1)サラダ油分解活性(防汚特性)
光触媒を担持した照明器具の表面に、市販のサラダ油(日清精油(株)製)をティッシュペーパーを使用して塗布量が0.1mg/cm2になるよう塗布し調製した照明器具を点灯し、点灯中の重量変化を0.1mgまで測定可能な精密天秤で秤量して記録した。48時間後における塗布サラダ油の重量残存率により評価し、評価基準は以下の通りとした。
Figure 0004237830
【0045】
2)抗菌性評価
光触媒を担持した照明器具の光触媒を担持した容器表面部分を切断し2〜3cm角の大きさの試料を調製した。この試料の光触媒担持面を80%エタノールで消毒し150℃で乾燥して滅菌後、予め前培養と希釈を行って菌濃度を105個/mlに調節しておいた大腸菌の菌液を0.2ml試料面に滴下しインキュベーター内にセットする。白色蛍光灯(15W×2本、光源との距離10cm)の光を照射したもの、および光照射を全く行わなかったもの、の2種の光照射条件で各々4個の試料をセットする。所定時間後(1、2、3、4時間後)に試料を取り出し、滅菌生理食塩水に浸した滅菌ガーゼで試料上の菌液を拭き取る。拭き取った滅菌ガーゼを10mlの滅菌生理食塩水に入れ十分撹拌する。この上澄み菌液をオートクレーブ滅菌した95mmφのシャーレ寒天培地に植え付け、36℃24Hr培養後大腸菌のコロニー数を計数する。インキュベーターに入れるまでの操作を全く同一にした基準菌数測定用試料を同一の方法により調製し、滅菌生理食塩水の上澄み液をシャーレ寒天培地に植え付けて24Hr培養後の大腸菌のコロニー数を計数する。その数値を基準にして各試料の所定時間後における大腸菌の生存率を算出する。4時間経過後の蛍光灯の光を照射した試料の大腸菌の残存率により評価し、評価基準は以下の通りとした。
Figure 0004237830
【0046】
3)付着性評価
JIS K 5400に規定する碁盤目テープ法試験により、付着性の評価を行った。切り傷の間隔を2mmとし、ます目の数を25コとした。評価点数は、JIS K 5400に記載の基準で行った。
【0047】
4)耐久性評価
光触媒を担持した照明器具の光触媒を担持した容器表面部分を切断し2〜3cm角の大きさの試料を調製した。この光触媒を担持した試料にブラックライトで紫外線強度3mW/cm2の光を温度40℃相対湿度90%の恒温恒湿槽内で500時間照射後、JIS K 5400に規定の碁盤目テープ法による付着性を測定し、耐久性の評価とした。評価点数は、付着性評価と同じである。
【0048】
【表1】
Figure 0004237830
【0049】
【発明の効果】
高い光触媒活性を有し、光透過性が高く、しかも劣化しにくい耐久性の高い光触媒を担持した照明器具を、抗菌、脱臭、防汚等を目的として病院、オフィス、工場、道路等の照明器具の幅広い利用分野に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例2に係わる照明器具の概略断面図
【図2】 実施例3に係わる照明器具の概略断面図
【図3】 実施例4に係わる照明器具の概略断面図
【図4】 実施例5に係わる照明器具の概略断面図
【図5】 実施例6に係わる照明器具の概略断面図
【図6】 実施例7に係わる照明器具の概略断面図
【図7】 実施例8に係わる照明器具の概略断面図
【図8】 実施例9に係わる照明器具の概略断面図
【図9】 実施例12に係わる道路用照明装置を示す縦断面図
【図10】 同上斜視図
【図11】 同上一部を切り欠いた背面図
【図12】 同上平面図
【図13】 同上光触媒を担持したグローブの断面模式図
【図14】 実施例13に係わるトンネル用照明装置を示す斜視図
【図15】 同上正面図
【図16】 同上一部を切り欠いた側面図
【図17】 実施例14に係わるトンネル用照明装置を示す斜視図
【図18】 同上正面図
【図19】 同上一部を切り欠いた側面図
【符号の説明】
1 道路用照明装置
2 ポール
3、22、42、62 器具本体
11 光源としての高圧水銀ランプ
12 透光性カバーとしてのグローブ
17 接着層
18 光触媒層
21 トンネル用照明装置
27 高圧ナトリウムランプ
28、48 透光性カバーとしての照明カバー
33 パッキング

Claims (25)

  1. 照明を目的とする主たる光成分のほかに紫外光成分を含む光を放射する光源を備えた照明器具において、光源からの光が直接もしくは間接に照射される部位の表面の少なくとも一部に、接着層を介して光触媒層を設けた構造を有し、接着層がシリコン含有量20〜60重量%のシリコン変性樹脂、ポリシロキサンを3〜60重量%含有する樹脂、または、コロイダルシリカを5〜40重量%含有する樹脂であり、光触媒層は、金属酸化物ゲルもしくは金属水酸化物ゲルを25〜95重量%含有する光触媒粒子複合体であることを特徴とする光触媒担持照明器具(但し、照射目的とする主たる光成分のほかに紫外光成分を含む光を放射する発光部を有する容器を備えた照明用光源は除く)
  2. 接着層が、シリコン変性樹脂で、シリコン変性樹脂がアクリル−シリコン樹脂であることを特徴とする請求項1記載の光触媒担持照明器具。
  3. 接着層が、ポリシロキサンを含有する樹脂で、ポリシロキサンが、C〜Cのアルコキシ基を持ったシリコンアルコキシドの加水分解物あるいは該加水分解物から生成されるものであることを特徴とする請求項1記載の光触媒担持照明器具。
  4. 接着層が、コロイダルシリカを含有する樹脂で、コロイダルシリカの粒子径が、10nm以下であることを特徴とする請求項1記載の光触媒担持照明器具。
  5. 接着層が、ポリシロキサンを含有するシリコン変性樹脂であることを特徴とする請求項1〜3記載の光触媒担持照明器具。
  6. 接着層が、コロイダルシリカを含有するシリコン変性樹脂であることを特徴とする請求項1、2または4記載の光触媒担持照明器具。
  7. 光触媒層中の金属酸化物ゲルもしくは金属水酸化物ゲルが、比表面積100m/g以上を有する多孔性の金属酸化物ゲルもしくは金属水酸化物ゲルであり、珪素、アルミニウム、チタニウム、ジルコニウム、マグネシウム、ニオビウム、タンタラム、タングステンの中から選ばれた一種もしくは二種以上の金属酸化物ゲルもしくは金属水酸化物ゲルからなるものであることを特徴とする請求項1〜6記載の光触媒担持照明器具。
  8. 接着層の厚さが、0.5〜20μmであることを特徴とする請求項1〜7記載の光触媒担持照明器具。
  9. 光触媒層の厚さが、0.1〜20μmであることを特徴とする請求項1〜8記載の光触媒担持照明器具。
  10. 接着層と光触媒層を設けた照明器具において、該照明器具を温度40℃相対湿度90%のもとで500時間点灯した後で、JIS K 5400に規定された碁盤目テープ法による付着性が評価点数6点以上であることを特徴とする請求項1〜9記載の光触媒担持照明器具。
  11. 照明器具が室内照明用であることを特徴とする請求項1〜10記載の光触媒担持照明器具。
  12. 照明器具が輸送体である自転車、自動車、船舶、航空機、電車用であることを特徴とする請求項1〜10記載の光触媒担持照明器具。
  13. 照明器具がシャンデリアであることを特徴とする請求項1〜10記載の光触媒担持照明器具。
  14. 照明器具が浴室もしくは厨房用であることを特徴とする請求項1〜10記載の光触媒担持照明器具。
  15. 照明器具が街路灯、道路灯、標識灯、信号灯またはトンネル灯であることを特徴とする請求項1〜10記載の光触媒担持照明器具。
  16. 照明器具が舞台もしくはスタジオ照明用であることを特徴とする請求項1〜10記載の光触媒担持照明器具。
  17. 照明器具が冷蔵庫内部で使用されるものであることを特徴とする請求項1〜10記載の光触媒担持照明器具。
  18. 照明器具が保存容器内部で使用されるものであることを特徴とする請求項1〜10記載の光触媒担持照明器具。
  19. 照明器具が脱臭機器内部で使用されるものであることを特徴とする請求項1〜10記載の光触媒担持照明器具。
  20. 照明器具が携帯用照明機器であることを特徴とする請求項1〜10記載の光触媒担持照明器具。
  21. 照明器具が放電灯を光源として使用するものであることを特徴とする請求項1〜20記載の光触媒担持照明器具。
  22. 照明器具が蛍光ランプを光源として使用するものであることを特徴とする請求項1〜20記載の光触媒担持照明器具。
  23. 照明器具がハロゲンランプを光源として使用するものであることを特徴とする請求項1〜20記載の光触媒担持照明器具。
  24. 照明器具が白熱電球を光源として使用するものであることを特徴とする請求項1〜20記載の光触媒担持照明器具。
  25. 照明器具がHIDランプを光源として使用するものであることを特徴とする請求項1〜20記載の光触媒担持照明器具。
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