JP4237191B2 - プローブカード - Google Patents

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Description

本発明は、半導体基板または半導体ウエハに形成された電極やパッド等の導電領域にプローブを接触するプローブカードに関し、特に、プローブカードに取り付けられるプローブ組立体に関する。
ウエハ上に形成された半導体集積回路等をウエハレベルで試験するためにプローブカードが利用されている。プローブカードは、例えば特許文献1に示すように、垂直タイプの複数のプローブピンとMLC/MLO等の多層配線中継用基板とを備えている。
図16は、従来のカンチレバー型プローブカードの概略を示す断面図である。同図に示すように、プローブカードは、プローブカード基板10と、複数のプローブ12を取り付けた樹脂14とを含み、樹脂14がプローブカード基板10に固定されている。プローブを樹脂等で固定することを針組みと言い、複数の針組を行うことで複数のプローブを2次元状に配列させている。通常、1段ないし3段の針組みが行われる。図17(a)は、3段の針組の概略を示しており、1段目のプローブ12−1、2段目のプローブ12−2、3段目のプローブ12−3が配列されている。
特開2006−041333号
従来より、プローブとバンプ電極との電気的抵抗を少なくするため、プローブ先端部がバンプ電極上を滑り、これによりバンプ電極表面にある自然酸化膜等の抵抗成分を排除し、充分な接触面積を確保できるように、プローブがオーバードライブされる。カンチレバー型のプローブは、始めに図17(a)に示すように、ウエハ16のバンプ電極18に対して位置決めされ、次いで、図17(b)に示すように3段針組されたプローブ12−1、12−2、12−3がバンプ電極18に接触した状態からさらに一定距離だけ押し込むようにオーバードライブされる。
図18は、カンチレバー型のプローブをオーバードライブしたときのプローブの変位を説明する図である。オーバードライブされたプローブは、支点20を中心にその先端が変位する。図中、δは、オーバードライブ量(たわみ量)、Fは針圧(接触圧力)、Scは、スクラブ量(すべり量)、Dは、線材径(プローブピン材料径)、Lは自由端長(取り付け長さ)、lは、先端長、θは、入射角度(取り付け角度)を示している。
プローブの材質をReW、針径を200μm、ビーム長を3500μm、先端径を80μm、オーバードライブを60μmとするとき、各段組における曲げ部分から先端までの長さ(先端長)、針圧F、滑り量Scの関係を表1に示す。
Figure 0004237191
ここで注目すべき点は、オーバードライブをかけた時の各段のプローブの滑り量Scである。各段において、プローブの先端長が異なるため、各段の滑り量Scが大きく異なる。
接触対象がボンディングパッド、金バンプ、および鉛ソルダーバンプ等の硬度が高くない材質であれば、プローブの針圧Fがそれほど高くなくても充分に接触抵抗を低く抑えることができる。しかし、鉛フリーバンプ電極のように硬度が高い接触対象の場合には、高い針圧Fが要求される。すべてのプローブが一定の針圧Fを満足するようにオーバードライブをかけると、上記したように各段における滑り量Scが異なるため、あるプローブ(例えば、3段目のプローブ)には必要以上の滑り量Scが生じてしまう。滑り量Scは、バンプ電極へのプローブ痕となるため、許容範囲を超えるプローブ痕は、各バンプ電極の平坦度を劣化させ、バンプ電極の外観不良を引き起こす。また、プローブによる滑り量Scが大きくなると、プローブ先端により削り取られるバンプの金属量が増大し、プローブ先端に堆積するバンプ滓が増え、プローブのクリーニング頻度が増加し、その結果、プローブの寿命が短くなってしまう。従って、各段における滑り量の差が小さくなるようにする必要がある。
この1つの解決策は、比較的硬度が低いBeCu(ベリリウム銅)をプローブの材質に用い、各段における滑り量、すなわちプローブ痕の差を小さくすることである。しかし、この方法は、プローブ自身が磨耗するため、プローブの寿命が短くなってしまうという問題がある。
もう1つの解決策は、図19に示すようなコプラ型に代表されるバーティカル型のプローブカードを用いることである。コプラ型バーティカルプローブカードは、プローブ先端が整列されるようにプローブ30の端部を樹脂32で固定する。プローブ先端をバンプ金属18に接触させ、図19(b)に示すようにオーバードライブをかけると、プローブ30の中央の湾曲部34が弾性変形する。各プローブは、同一形状であるため、プローブにオーバードライブを掛けても、各プローブ間の針圧および滑り量は等しく、そのため、バンプ電極18へのプローブ痕を一定の範囲内に抑えることができる。
従って、コプラ型バーティカルプローブカードは、鉛フリーのバンプ電極に対してカンチレバー型プローブカードが持っているような弊害はない。しかし、少数のプローブ(例えば54ピン程度)を作製する場合には、表2に示すように、カンチレバー型と比べて、イニシャルコストが非常に高くなってしまう。このため、コプラ型バーティカルプローブカードは、少量・多品種の生産には不適である。
Figure 0004237191
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、寿命が長く、かつ少量・多品種であってもコストを抑えたプローブ組立体およびこれを用いたプローブカードを提供することを目的とする。
さらに本発明は、鉛フリーバンプ電極のように比較的硬度の高い接触対象であっても、バンプ電極に外観不良を生じさせず、確実に電気的接触することができるプローブ組立体およびこれを用いたプローブカードを提供することを目的とする。
本発明に係る、プローブカードに取り付けられるプローブ組立体は、複数のプローブを予め決められた位置に保持する保持ブロックと、前記保持ブロックを取り付ける弾性機構部とを有し、弾性機構部は、プローブカードに接続される第1の接続部材と、弾性部材を含み、かつ前記保持ブロックを取り付ける第2の接続部材とを含み、第2の接続部材は、前記弾性部材を介して第1の接続部材に対して接近もしくは離間する方向に移動可能である。
好ましくは、第2の接続部材は、第1の面側に前記保持ブロックを取り付け、第1の面と対向する第2の面側に弾性部材を取り付け、前記弾性部材が第1の接続部材に設けられた突起に接触し、当該突起を支点に弾性変形可能である。
好ましくは、弾性部材は、金属部材からなる板ばねである。板ばねは、基部と、基部から延在する複数のばね部とを有し、前記基部が第2の接続部材に固定され、前記複数のばね部が第1の接続部材の前記突起に接触し弾性変形する。複数のばね部は、前記基部を中心に線対称または回転対称であることが望ましい。
さらに板ばねは、基部に隣接して形成された複数の脱落防止ひれ部を含み、前記複数の脱落防止ひれ部によって第2の接続部剤が第1の接続部材に懸架されるようにすることができる。また、第1の接続部材には、第2の接続部材の第1の接続部材へ向かう移動量を規制する規制部材を取り付けることができる。さらに、保持ブロックは、第2の接続部剤に着脱自在に取り付けられる。これにより、接触対象であるウエハ上のバンプ電極の数や配置に応じて保持ブロックを交換することができる。
本発明のプローブ組立体によれば、プローブにばね機能を持たせる代わりに、プローブを保持する保持ブロックを弾性機構部(板ばね機構部)により弾性的に支持するようにしたので、プローブ形状を簡素化し、かつプローブの材質に耐摩耗性のある材料から選択することができ、これにより、低コスト化を図り、長寿命のプローブ組立体を得ることができる。さらに、保持ブロックを接触対象に向けて移動させるに際し、その移動量を規制することで、バンプ電極等への滑り量を一定以下にし、バンプ電極等へのプローブ痕による外観不良を低減し、さらにプローブ先端に堆積するバンプ金属の量を減らし、プローブのクリーニング頻度を軽減することができる。
以下、本発明の最良の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明は、鉛フリーバンプで小数ピン対応の安価なプローブカードを製作する必要があるので、次のような背景の下でどのようなカードが製作可能かを考察した。
1.鉛フリーのバンプ高さバラつきは、ウエハ面内で5μm以内に入っているため、プローブによる一度のコンタクトでバンプの高さのバラつきをほぼ無視することができる。
2.バンプ自体に塑性がある。
これら2つの理由から、これまでプローブ毎にばね機能を持たせていたが、これを1つに集約してしまえば、より安価なプローブカードを作成することが可能となる。そこで、図1に示すようなプローブ組立体を作成し、これをプローブカードに装着することとした。
プローブ組立体100は、複数のプローブQを予め決められた位置に保持するプローブホルダー200と、プローブホルダー200を取り付ける板ばね機構部300とを有している。プローブホルダー200に保持されたプローブQ自身は、ばね機能を持たないが、板ばね機構部300がばね機能を有し、プローブホルダー200を弾性的に支持している。
図2は、本実施例のプローブ組立体の動作を模式的に説明する図である。図2(a)に示すように、プローブQをウエハ上に形成されたバンプ電極110に対して位置決めする。プローブQは、オーバードライブされる前の状態であり、板ばね機構部300に含まれる薄板ばね330には荷重が与えられず、薄板ばね330は未だ弾性変形していない。次に、図2(b)に示すように、プローブ組立体100をウエハに接近させ、プローブQの先端をバンプ電極110に接触させ、さらにプローブ組立体100が下降するようにプローブQをオーバードライブする。プローブQを介してバンプ電極110からの荷重が板ばね機構部300に与えられ、これにより薄板ばね330が凸状に弾性変形し、プローブQとバンプ電極110とが一定の接圧で接触される。
上記した図1に示すプローブ組立体は、好ましくはプローブカードに装着して使用される。図3は、プローブ組立体をプローブカードに組み込んだときの平面図である。プローブカード400は、円形状のプローブカード基板410を含み、基板410の中央に形成された開口内に、プローブ組立体100が取り付けられる。基板410の表面には、プローブ試験等に必要な電子部品や外部装置のインターフェースするためのコンタクトパッド等が形成されている。
次に、本実施例のプローブ組立体の詳細について説明する。図4は、プローブ組立体の平面図、図5は、図4のプローブ組立体の板ばね機構部のA−A線断面図、図6は、図4のプローブ組立体の板ばね機構部のB−B線断面図である。
プローブ組立体100の板ばね機構部300は、矩形状の針組基板310と、針組基板310上に取り付けられる板ばね受け320と、板ばね受け320によって支持される薄板ばね330と、薄板ばね330上に取り付けられる板ばねスペーサ340と、針組基板310に板ばね330を固定する皿ネジ350と、板ばねカバー360、および板ばねカバー360上に取り付けられるキャップ370とを有している。これらの各部を、図7(a)ないし図7(f)に示す板ばね機構部の組立工程を参照しながら説明する。
図7(a)は、針組基板に皿ネジを通すステップである。金属からなる針組基板310の表面の中央部には、矩形状の突出部312が形成され、突出部312には、皿ネジ350を通すための貫通孔314が形成されている。突出部312を中心に、そこから90度の間隔で縦横方向に延在する4つのリブ316が形成されている。リブ316の一部には、突出部312と同じ高さの肉厚部318が形成されている。針組基板310の裏面から皿ネジ350が貫通孔314内に挿入され、皿ネジ350の先端は、突出部312から飛び出ている。
図7(b)は、針組基板上に板ばね受けを搭載するステップである。板ばね受け320は、絶縁性樹脂からなり、図8に示すように、針組基板310と同一の外形を有している。板ばね受け部320の中央に円形状の大きな開口322が形成され、さらに、開口322に連通しそこから縦横方向に延びる矩形状の4つの開口324が形成されている。また、4つの開口324の間には等間隔で4つのネジ穴326が形成されている。板ばね受け320の外形が針組基板310の外形と一致するように、板ばね受け320が針組基板310の表面に搭載される。開口322は、突出部312および肉厚部318を露出させ、4つの開口324がそれぞれ4つのリブ316を露出させている。
図7(c)は、薄板ばねを搭載するステップである。薄板ばね330は、厚さ0.3mmのステンレススチールから打ち抜かれたものであり、図9に示すように、中央に皿ネジ用の開口334が形成された基部332と、基部332を中心に90度の間隔で縦横方向に直線状に延在する矩形状の4つのばね部336と、4つのばね部336の間にあって基部332から僅かに突出した4つの脱落防止ひれ部338とを有している。薄板ばね330は、中央の開口334が突出部312の開口314に一致し、4つのばね部336が4つのリブ316に一致するように板ばね受け320上に搭載される。このとき、基部332から突出する4つの脱落防止ひれ部338が板ばね受け320の開口322より外側に突出し、脱落防止ひれ部338によって薄板ばね330が板ばね受け320に支持される。
図7(d)は、板ばねスペーサを搭載するステップである。板ばねスペーサ340は、一定の厚さを有する環状の金属部材であり、中央に開口342が形成されている。板ばねスペーサ340は、開口342が薄板ばね330の開口334に一致するように薄板ばね330上に搭載される。板ばねスペーサ340の開口342から突出した皿ネジ350がナット344に締結され、これにより、板ばねスペーサ340、薄板ばね330、および針組基板310が固定される。
図7(e)は、板ばねカバーを搭載するステップである。板ばねカバー360は、金属から構成され、その中央に板ばねスペーサ340の外径よりも僅かに大きな開口362が形成されている。開口362の周囲に4つの皿ネジ用の開口364が形成されている。この開口364は、板ばね受け320の開口322にそれぞれ対応するものである。板ばねカバー360の両端部には、さらに一対の皿ネジ用開口366が形成されている。また、板ばねカバー360の裏面には、4つの突起368が形成されている。
板ばねカバー360は、薄板ばね330を覆うように針組基板310上に搭載され、このとき、中央の開口362が板ばねスペーサ340に整合し、4つの皿ネジ用開口364が板ばね受け320の対応する4つの開口322に整合される。4つの開口364のうち、対向する2つの開口364から開口322に向けて皿ネジ369が通され、これにより、板ばねカバー360と板ばね受け320とが固定される。さらに、板ばねカバー360の裏面の突起368が薄板ばね330の4つのばね部336の端部に当接する。この突起368は、薄板ばね330が弾性変形するときの支点として働く。
図7(f)は、キャップを取り付けるステップである。キャップ370は、金属部材からなり、その裏面には環状の脚部372が形成されている。また、キャップ370の両端部には、皿ネジ用開口374が形成されている(図6を参照)。脚部372が板ばねカバーの開口362の内縁に接するように挿入され、かつ、皿ネジ用開口374が板ばねカバーの開口364に整合される。開口374から開口364に向けて皿ネジ376が通され、キャップ370が板ばねカバー360に固定される。キャップ370は、防塵機能を有するとともに、後述するように薄板ばね330の弾性変形移動を制限する機能を備えている。
こうして組立てられた板ばね機構部300は、図5および図6に示すように、プローブカードに取り付けられる。板ばねカバー360の端部に形成された開口366が、プローブカード基板410に形成された開口412に整合され、そこを通された皿ネジ420がナット430に締結される。これにより、板ばねカバー360がプローブカード基板410に固定され、図5または図6に示す構成となる。
次に、プローブホルダー200について図10を参照して説明する。プローブホルダー200は、複数のプローブQを保持するホルダー本体210と、ホルダー本体210を固定する配線基板220とを有する。配線基板220の表面には金属配線に接続された複数の半田付け用パッド222が形成されている。半田付け用パッド222は、被服配線224によりプローブカード基板410の電極パッドに電気的に接続される。配線基板220の裏面は、平坦加工が施され、この面が針組基板310の裏面に接着材やネジ等によって固定される。なお、プローブホルダーは、板ばね機構部300に対して着脱可能とし、ウエハのバンプ電極の数や配置等に応じて交換することができる。
次に、プローブホルダーの組立構成を図11を参照して説明する。同図(a)に示すように、位置決め治具500上にホルダー本体210が載置される。ホルダー本体210の各コーナーには、4つの貫通孔230が形成され、各辺の中央に4つのネジ穴240が形成されている。さらに、ホルダー本体210の中央の領域214には、図示しないプローブ挿入用の貫通孔が2次元状に形成されている。位置決め治具500の各コーナーには、4つの突出したピン510が形成され、このピン510がホルダー本体210のコーナーの各貫通孔230内に挿入される。
次に、ホルダー本体210に形成された貫通孔(図示省略)内にプローブQが挿入される。図12にプローブの外観形状を示す。プローブQは、径の細い小径部290と、径の太い大径部292とを有する。プローブの材質には、好ましくは、硬度の高い材料、例えば、超硬度鋼などが選択される。小径部290は、直径が0、10mm、長さLが95.0mmであり、大径部292は、直径が0.12mm、長さlが5.00mmである。
プローブQは、ほぼ直線状であるため、それ自身がばね機能を持たない。このため、従来のコプラ型バーティカルプローブカードに用いられるばね性(湾曲部)を持ったプローブ30(図19を参照)と比較して、製造が容易であり、低コスト化を図ることができる。さらに、プローブQは、加工が比較的容易であるため、使用される材質に大きな制約がなく、硬度の高い材料を適宜選択することができる。
各プローブQは、ホルダー本体210の貫通孔内に挿入され、大径部292の一部がホルダー本体210の表面から僅かに突出するように、大径部292が貫通孔内に嵌合される。これらのプローブQは、バンプ電極の配列およびピッチに対応するように取り付けられる。
次に、図11(b)に示すように、ホルダー本体210上に、配線基板220が搭載される。配線基板220に形成された4つの貫通孔250内に、位置決め治具500のピン510が挿入される。ホルダー本体210の表面から突出したプローブの端部は、配線基板220の所望の電極パッドに接続される。また、配線基板220には、ホルダー本体210の4つのネジ穴240に対応する4つのネジ穴260が形成されている。配線基板220の電極パッドとプローブとの電気的接続に関し、それらの間に導電性シートを介在させて両者間の電気的接続を図ることもできる。
次に、図10に示すように、配線基板220のネジ穴260とホルダー本体210の4つのネジ穴240が整合され、これらのネジ穴260、240がネジ270によって締結され、ホルダー本体210と配線基板220とが固定される。そして、位置決め治具500が取り外される。こうして、図10に示すようなプローブホルダー200が得られる。
次に、本実施例のプローブカードの動作について図13を参照して説明する。先ず、プローブカードは、ウエハに対向するように位置決めされ、次いで、プローブカードがウエハに接近するように移動される。プローブ先端がバンプ電極に接触した状態のとき、薄板ばね330は、未だ弾性変形を開始せず、図13(a)に示す状態にある。
さらに、プローブカードを移動させ、プローブをオーバードライブさせると、図13(b)に示すように、プローブホルダー200からの荷重Pにより、針組基板310が上方に押され、針組基板310と板ばねスペーサ340によって挟持された薄板ばね330が弾性変形を開始する。薄板ばね330の4つのばね部336の端部が、板ばねカバー360の突起368を支点に撓み、針組基板310が板ばねカバー360に接近するように移動する。薄板ばね330の撓みは、プローブ先端とバンプ電極間に一定の接圧を与える。
ここで注意すべきことは、薄板ばねの弾性変形量は、板ばねスペーサ340の上面とキャップ370の脚部372との間隔によって規制されている。つまり、薄板ばね330の弾性変形により板ばねスペーサ340が垂直方向に変位し、板ばねスペーサ340が脚部372に当接するまで薄板ばね330は弾性変形をすることができる。板ばねスペーサ340と脚部372の間隔は、約300μmである。
次に、薄板ばねの変位について説明する。本実施例に使用される薄板ばねは、4枚のばね部336を持つ単純な片持ちばね構造となり、荷重が与えられたときの変位δは、図14の数式によって計算できる。
また、図14に示すように、板厚t、板幅b、支点から荷重点までの距離l、縦弾性係数E、断面2次モーメントIのパラメータを与えたとき、総プローブ数に対するオーバードライブと1プローブ当りの針圧は、図15に示す関係となる。縦軸は、オーバードライブの大きさ[μm]、横軸は、針圧[g/Pin]である。M1は50ピン、M2は60ピン、M3は70ピン、M4は80ピン、M5は90ピン、M6は100ピンである。好ましくは、硬度の大きい鉛フリーのバンプ電極への針圧は、6〜10[g/Pin]である。
このように本実施例に係るプローブ組立体を装着したプローブカードによれば、プローブそのものにばね機能を持たせるのではなく、プローブを保持したプローブホルダーを弾性的に支持するようにしたので、プローブの構造が簡易となり、その製造コストを低減するとともに、耐摩耗性に優れた材質によりプローブを構成することができる。さらに、プローブ自身の弾性変形がないため、各プローブの滑り量や針圧を均一化させることができ、硬度の高い鉛フリーバンプ電極のような接触対象であっても、バンプ電極の変形を一定以下に抑制しつつバンプ電極への確実な接触を行うことができる。さらに、プローブにより滑り量を一定以下に抑えることで、プローブのクリーニング頻度も軽減され、従来のプローブと比較してプローブ寿命も長くなる。例えば、図15に示すような使用範囲であれば、500万コンタクトが可能となる。これにより、プローブ試験等に要するコストを大幅に削減することができる。
本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明に係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。例えば、上記実施例では、薄板ばねに4つのばね部を持たせる形状としたが、勿論、これ以外の形状であってもよい。さらに、針組基板、板ばね受け部、板ばねカバーの形状は例示であって、これ以外の形状も設計に応じて適宜変更することができる。さらに、接触対象として、バンプ電極を例示したが、バンプ以外の電極パッド、コンタクトバッド等であってもよい。
本発明は、半導体ウエハに形成された集積回路等を試験するプローブカード等において利用される。
本発明の好ましい実施形態に係るプローブ組立体の構成を示す概略断面図である。 図1のプローブ組立体のプローブがオーバードライブされた状態を説明する図である。 本発明に係るプローブ組立体を取り付けたプローブカードを示す平面図である。 図4は、プローブ組立体の平面図である。 図5は、図4のプローブ組立体の板ばね機構部のA−A線断面図である。 図6は、図4のプローブ組立体の板ばね機構部のB−B線断面図である。 図7(a)ないし(f)は、板ばね機構部の組立工程を示す平面図とその断面図である。 板ばね受けの平面図である。 薄板ばねの平面図である。 プローブホルダーの構成を示す図である。 プローブホルダーの組立工程を説明する図である。 プローブの外観形状を示す図である。 プローブ組立体の動作を説明する断面図であり、同図(a)は位置決めされた状態を示し、同図(b)はオーバードライブされた状態を示す。 プローブ組立体のプローブの変位を説明する図である。 プローブへのオーバードライブと針圧の関係を示すグラフである。 従来のカンチレバー型プローブカードの概略構成を示す断面図である。 従来のカンチレバー型プローブカードの段組およびオーバードライブを説明する図である。 従来のカンチレバー型プローブカードの変位を説明する図である。 従来のコプラ型バーティカルプローブカードを説明する図である。
符号の説明
100:プローブ組立体 110:バンプ電極
200:プローブホルダー 210:ホルダー本体
220:配線基板 222:半田付け用パッド
224:被覆樹脂 230:貫通孔
240:ネジ穴 250:貫通孔
260:ネジ穴 270:ネジ
290:小径部 292:大径部
300:板ばね機構部 310:針組基板
312:突出部 314:貫通孔
316:リブ 318:肉厚部
320:板ばね受け 322:開口
324:開口 326:ネジ穴
330:薄板ばね 332:基部
334:開口 336:ばね部
338:脱落防止ひれ部 340:板ばねスペーサ
342:開口 344:ナット
350:皿ネジ 360:板ばねカバー
362:開口 364:開口
366:皿ネジ用開口 368:突起
370:キャップ 372:脚部
374:皿ネジ用開口 376:皿ネジ
400:プローブカード 410:プローブカード基板
412:開口 420:皿ネジ
430:ナット 500:位置決め治具
510:ピン Q:プローブ

Claims (5)

  1. プローブカードに取り付けられるプローブ組立体であって、
    複数のプローブを予め決められた位置に保持する保持ブロックと、
    前記保持ブロックを取り付ける弾性機構部とを有し、
    弾性機構部は、プローブカードに接続される第1の接続部材と、金属部材からなる板ばね部材を含み、かつ前記保持ブロックを取り付ける第2の接続部材とを含み、
    第2の接続部材は、第1の面と当該第1の面に対向する第2の面を有し、第2の面には突出部が形成され、当該突出部には第1の面から第2の面へ通じる貫通孔が形成され、当該貫通孔の第2の面から第1の面へ向けてネジ部材が挿入され、第1の面側に前記保持ブロックが取り付けられ、
    前記板ばね部材は、開口が形成された基部と、基部から延在する複数のばね部と、環状のスペーサ部材とを有し、前記基部が第2の接続部材の第2の面の突出部に整合しかつ前記基部の開口内に前記ネジ部材が挿入されるように、前記板ばね部材が第2の接続部材の第2の面上に搭載され、前記スペーサ部材は前記基部上に搭載され、前記スペーサ部材から突出した前記ネジ部材を締結することにより前記板ばね部材が第2の接続部材に固定され、
    第1の接続部材には、前記スペーサ部材の外径よりも大きな開口が形成され、かつ裏面に複数の突起が形成され、第1の接続部材の開口が前記スペーサ部材と整合しかつ前記複数の突起の各々が前記複数のばね部の各々に当接するように、第1の接続部材が第2の接続部材上に固定され、
    第1の接続部材はさらに、第1の接続部材の開口の内縁に接するように挿入されるキャップ部材を含んでおり、
    第2の接続部材は、前記板ばね部材を介して第1の接続部材に対して接近もしくは離間する方向に移動可能であり、前記板ばね部材は、前記複数の突起を支点に弾性変形可能であり、前記スペーサ部材が前記キャップ部材に当接することで第2の接続部材の第1の接続部材へ向かう移動量が規制される、
    プローブ組立体。
  2. 前記複数のばね部は、前記基部に関し線対称または回転対称である、請求項1に記載のプローブ組立体。
  3. 前記複数のばね部は、前記基部を中心にそこから等間隔で4方向に延在し、延在した端部が第1の接続部材の前記複数の突起にそれぞれ当接する、請求項1に記載のプローブ組立体。
  4. 前記板ばね部材は、前記基部に形成された複数の脱落防止ひれ部を含み、前記複数の脱落防止ひれ部は、第2の接続部材の突出部に支持されている、請求項1に記載のプローブ組立体。
  5. 前記保持ブロックは、第2の接続部材に着脱自在に取り付けられる、請求項1に記載のプローブ組立体。
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