JP4235055B2 - 直列ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、室内に設置されたテレビ受像器等の受信機器と室外に設置されたテレビアンテナやテレビ放送用の信号線を同軸ケーブルで接続する際に用いる直列ユニットに関し、特に、室内の壁に埋め込んで設置するタイプの直列ユニットに適用して有効な技術に関するものである。
従来、テレビ受像器等の室内に設置した受信機を、室外に設置したアンテナや送信線に接続するために直列ユニットを用いる。
前記直列ユニットは、通常、室内の壁面、もしくは室内の壁面に取り付けた箱状の部材(以下、アウトレットボックスと称する)に取り付けて使用する。そのため、前記直列ユニットには、壁に取り付けたときに室内に突出する同軸ケーブル端子(受信機接続端子)と、壁の内部空間あるいは設置した面の裏面側に位置する同軸ケーブル端子(入力端子及び出力端子)が設けられている。
前記直列ユニットを前記壁に取り付けるときには、例えば、まず、前記直列ユニットに壁面設置用部材や化粧パネルを取り付ける。そして、前記壁の内部空間に敷設された同軸ケーブルを壁から引き出して、前記入力端子及び出力端子に接続する。なお、前記壁面設置用部材等を取り付ける作業と同軸ケーブルを接続する作業は、どちらが先であってもよい。その後、引き出したケーブルを壁の内部空間に戻しながら、前記壁面設置用部材を壁あるいはアウトレットボックスに取り付ける。そして、最後に化粧プレートをかぶせて壁の開口部をふさぐ。
しかしながら、従来の一般的な直列ユニットでは、前記入力端子及び出力端子が本体(シールドケース)に固定されている。また、前記入力端子及び出力端子は、同軸ケーブルを接続して設置した後の同軸ケーブルの引き回しを考慮して、同心軸が壁と平行な方向を向くように設けられている。そのため、同軸ケーブルを接続する際に、隣の端子やシールドケースが邪魔になり、作業性が悪い。
本発明が解決しようとする問題点は、前記背景技術で説明したように、前記直列ユニットを壁に取り付ける作業において、前記入力端子及び出力端子に同軸ケーブルを接続する作業や、壁に設置する際の同軸ケーブルの引き回し作業等の作業性が悪いという点である。
本発明の目的は、直列ユニットを壁に設置するときの作業性を向上させることが可能な技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであろう。
本願において開示される発明の概略を説明すれば、以下の通りである。
(1) 空洞を有する導電性のシールドケースに、中心導体及び前記中心導体と同心的に設けられた外部導体を有する複数個の同軸ケーブル接続端子、及び壁面設置用部材を取り付ける壁面設置用部材取付部を設け、前記シールドケースの空洞にプリント回路板を設けてなり、前記各同軸ケーブル接続端子の中心導体同士は前記プリント回路板により電気的に接続され、前記各同軸ケーブル接続端子の外部導体同士は前記シールドケースにより電気的に接続された直列ユニットであって、前記同軸ケーブル接続端子は、室内の壁に設置したときに室内に突出する受信機接続端子と、壁の内部空間に位置する入力端子及び出力端子からなり、前記シールドケースは、前記受信機接続端子が設けられた第1主面から奥に向かって内部空間を持つ立方体状の第1プリント回路板収納スペースが設けられ、前記第1プリント回路板収納スペースは前記第1主面の短辺方向を向いた第2主面に第1開口部が設けられ、前記第2主面の裏面(以下、第3主面と称する)側の前記第1主面に近い中央部分に、前記第1プリント回路板収納スペースの外側に延びる前記第1プリント回路板収納スペースと連続した第2プリント回路板収納スペースが設けられ、前記第2プリント回路板収納スペースは前記第1主面の裏面側に第2開口部が設けられ、前記第1プリント回路板収納スペースの前記第3主面の、前記第1主面の裏面(以下、第4主面と称する)側に、前記第3主面から前記第4主面まで連続する第3開口部が前記入力端子及び出力端子と同じ数だけ設けられてなり、前記入力端子及び出力端子は、外部導体に一対の回転支点部が設けられ、一方の回転支点部には開口部が設けられ、前記回転支点部の開口部には、前記入力端子及び出力端子の中心導体と電気的に接続され、かつ前記外部導体の外部に突出するコンタクト導体及び前記コンタクト導体を回転軸の近傍に支持する支持部材が設けられており、前記支持部材は、絶縁性の第1部材の表面に、前記コンタクト導体と電気的に絶縁された導体カバーが設けられており、前記入力端子及び前記出力端子は、前記回転支点部が前記シールドケースと前記シールドケースの内部空間に配置された押さえ金具により支持されており、かつ、前記中心導体と前記プリント回路板との接続を維持したまま前記第3主面及び前記第4主面と直交する面内で回転するように前記シールドケースに取り付けられている直列ユニットである。
(2) 前記(1)の手段において、前記押さえ金具は、前記回転支点部を支持する支持部と、前記第3開口部の第3主面側の端部及び前記第4主面側の端部と接触するL字形のシールド部からなる。
(3) 前記(1)の手段において、前記シールドケースと前記押さえ金具のシールド部の接触部に、前記シールドケースから前記押さえ金具のシールド部にかけて連続するシールド板が設けられている。
(4) 前記(1)の手段において、前記プリント回路板は、フィルター回路、信号分配回路、信号分岐回路を有する。
(5) 前記(1)の手段において、前記シールドケースは、前記第1主面の長手方向に沿って、3対の化粧パネル取付部が等間隔で設けられている。
本発明の直列ユニットは、前記シールドケースの第3開口部に挿入した入力端子及び出力端子が90度回転するので、同軸ケーブルを接続するときの作業性が向上する。また、同軸ケーブルを接続した後、前記直列ユニットを壁に設置するときの同軸ケーブルの引き回し作業等の作業性も向上する。
また、前記コンタクト導体を支持する支持部材の表面に導体カバーを設けることで、前記シールドケースと前記入力端子及び出力端子の回転支点部の接触部分のシールド効果が高くなる。
また、前記入力端子及び出力端子の回転支点部を支持する押さえ金具に前記シールド部を設け、前記シールドケースから前記押さえ金具のシールド部にかけて連続するシールド板を設けることで、前記シールドケースと前記押さえ金具のシールド部の接触部分のシールド効果が高くなる。
以下、本発明について、図面を参照して実施の形態(実施例)とともに詳細に説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは、同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の直列ユニットでは、シールドケースの受信機接続端子が設けられた第1主面の裏面方向に設けた立方体状のプリント回路板収納スペースの前記第1主面と平行な主面及び直交する主面が接する部分に開口部を設け、前記開口部から回転支点部を有する入力端子及び出力端子を突出させることで、前記入力端子及び出力端子を90度回転させる。
図1乃至図13は、本発明による一実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は右側面図、図2(a)は上面図、図2(b)は裏面図、図3(a),図3(b),図3(c),図3(d)は入力端子の構成を示す図、図4(a)はコンタクト部材の構成を示す図、図4(b)はコンタクト部材の分解図、図5はコンタクト部材の変形例を示す図、図6はシールドケースの第3開口部周辺の構成を示す図、図7(a)は図6のA−A’線での断面図、図7(b)は図6のB−B’線での断面図、図8(a)及び図8(b)は入力端子の支持方法を説明するための図、図9(a)及び図9(b)は入力端子の動作を説明するための図、図10は入力端子の取り付け方法を示す図、図11(a),図11(b),図11(c)は効果を説明するための図、図12及び図13(a),図13(b)は他の効果を説明するための図である。
図1乃至図13の各図において、1は直列ユニット、101はシールドケース、101aは第1プリント回路板収納スペース、101bは第2プリント回路板収納スペース、101cは軸受け部、101dは押さえ金具取付用スリット、101eはバリアー部、102a,102bは受信機接続端子(同軸ケーブル接続端子)、103は入力端子(同軸ケーブル接続端子)、103aは外部導体、103bは回転支点部、103cは回転支点部の開口部、103dは中心導体、104は出力端子(同軸ケーブル接続端子)、105は壁面設置用部材を取り付ける突起、106はプリント回路板、107はフィルタースイッチ、108a,108b,108cは化粧パネル取付部、1Aはシールドケースの第1主面、1Bはシールドケースの第2主面、1Cはシールドケースの第3主面、1Dはシールドケースの第4主面、1Eは第3開口部、2aは第1の蓋、2bは第2の蓋、3…コンタクト部材、3aはコンタクト導体、3bは第1絶縁体、3cは第2絶縁体、3dはシールドカバー、4は押さえ金具、401は軸受け部、402は第3主面と平行なシールド部、403は第4主面と平行なシールド部、5はシールド板、6は三角バネである。
本実施例1の直列ユニット1は、図1(a),図1(b),図2(a),及び図2(b)に示すように、導電性のシールドケース101に、中心導体及び前記中心導体と同心的に設けられた外部導体を有する4個の同軸ケーブル接続端子102a,102b,103,104、及び壁面設置用部材を取り付ける突起105を設け、前記シールドケース101の内部空間にプリント回路板106を設けてなる。またこのとき、前記各同軸ケーブル接続端子102a,102b,103,104の中心導体同士は前記プリント回路板106により電気的に接続され、前記各同軸ケーブル接続端子102a,102b,103,104の外部導体同士は前記シールドケース101により電気的に接続された直列ユニットである。このとき、前記プリント回路板106は、フィルター回路、分配回路、分岐回路を有する。
また、前記同軸ケーブル接続端子102a,102b,103,104は、室内の壁に設置したときに室内に突出する受信機接続端子102a,102bと、壁の内部空間に位置する入力端子103及び出力端子104からなる。
また、前記シールドケース101は、前記受信機接続端子102a,102bが設けられた第1主面1Aの裏側方向に内部空間を持つ立方体状の第1プリント回路板収納スペース101aが設けられている。また、前記第1プリント回路板収納スペース101aは、図2(a)に示したように、前記第1主面1Aの短辺方向の端部と接する第2主面1Bに第1開口部(図示しない)が設けられており、前記第1開口部は第1の蓋2aで覆われている。また、前記シールドケース101は、前記第2主面1Bの裏面(以下、第3主面と称する)側1Cの前記第1主面1Aに近い中央部分には、前記第1プリント回路板収納スペース101aの外側に延びる前記第1プリント回路板収納スペース101aと連続した第2プリント回路板収納スペース101bが設けられている。また、前記第2プリント回路板収納スペース101bは、図2(b)に示したように、前記第1主面1Aの裏面側に第2開口部(図示しない)が設けられており、前記第2開口部は第2の蓋2bで覆われている。
また、前記シールドケース101は、前記第1プリント回路板収納スペース101aの前記第3主面1Cと前記第1主面1Aの裏面(以下、第4主面と称する)1Dが接する部分に、前記第3主面1Cから前記第4主面1Dまで連続する第3開口部1Eが2カ所設けられており、前記入力端子103及び前記出力端子104は、前記第3開口部1Eから突出するように設けられている。前記入力端子103及び出力端子104の構成については、後で説明する。
また、前記シールドケース101の第1主面1Aには、図1(a)及び図1(b)に示したように、2つの受信機接続端子102a,102bが設けられており、前記2つの受信機接続端子102a,102bの間には、前記プリント回路板106に設けたフィルター回路のオン/オフを切り替えるフィルタースイッチ107が設けられている。
また、前記シールドケース101の第1主面1Aの長辺の端部には、3対の化粧パネル取付部108a,108b,108cが設けられている。またこのとき、前記化粧パネル取付部108a,108b,108cは、前記第1主面1Aの長手方向に沿って、等間隔に設けられているとする。
また、本実施例の直列ユニット1において、前記受信機接続端子102a,102bの構成及び中心導体とプリント回路板106の接続方法等は、従来の直列ユニット1と同じでよいので、詳細な説明を省略する。
本実施例の直列ユニット1において、前記入力端子103は、例えば、図3(a)及び図3(b)に示すように、外部導体103aの表面に一対の回転支点部103bが設けられており、一方の回転支点部には、開口部103cが設けられている。前記回転支点部103bに設けられた開口部103cには、図3(c)及び図3(d)に示すように、外部導体103aと同心的に設けられている中心導体103dとプリント回路板106を電気的に接続するためのコンタクト部材3が取り付けられる。
前記コンタクト部材3は、図4(a)及び図4(b)に示すように、前記入力端子103の中心導体103dと接続されるコンタクト導体3aと、前記コンタクト導体3aを前記入力端子103の回転支点部103bの回転軸付近に支持するための円柱状支持部を有する第1絶縁体3b及び第2絶縁体3cと、前記第1絶縁体3b及び第2絶縁体3cの表面を覆う導電性のシールドカバー3dにより構成されている。このとき、前記シールドカバー3dは、前記コンタクト導体3aと電気的に絶縁されるように設ける。また、前記シールドカバー3dは、図4(a)に示したように、前記第1絶縁体3b及び第2絶縁体3cの2方向の側面を覆うように設けてもよいし、例えば、図5に示すように、前記コンタクト導体が引き出される面を除く三方の面を覆うように設けてもよい。
また、前記シールドケース101の第3開口部1Eの周辺は、例えば、図6,図7(a),及び図7(b)に示すように、前記入力端子103の回転支点部103bを受ける軸受け部101cが設けられている。また、前記入力端子103の回転支点部103bを支持するときには、図8(a)に示すように、前記シールドケース101の軸受け部101cと対になった軸受け部401を有する押さえ金具4を用いる。このとき、前記シールドケースに押さえ金具4を取り付けると、図8(b)に示すように、前記シールドケースの軸受け部101c及び前記押さえ金具4の軸受け部401による円形の空間ができるようになっている。そのため、図9(a)に示すように、前記シールドケース101の軸受け部101cと前記押さえ金具4の軸受け部401で、前記入力端子103の回転支点部103bを支持することにより、前記シールドケース101の第3主面1C及び第4主面1Dと直交する面内で前記入力端子103を回転させることができる。すなわち、本実施例の直列ユニット1では、前記入力端子103を、図9(a)に示すように、前記シールドケース101の第3主面1C上に突出させることもできるし、図9(b)に示すように、前記シールドケース101の第4主面1D上に突出させることもできる。
また、前記押さえ金具4には、前記シールドケース101の第3開口部1Eからの信号の漏れあるいはあるいは外部からのノイズの進入を防ぐシールド部も設けられている。前記押さえ金具4のシールド部は、図8(a)に示したように、前記シールドケース101の第3主面1Cと平行であり、前記第3開口部1Eの第4主面1D側の端部と接触する第1シールド部402と、前記シールドケース101の第4主面1Dと平行であり、前記第3開口部1Eの第3主面1C側の端部と接触する第2シールド部403からなるL字形をしている。このとき、前記第2シールド部403は、例えば、前記シールドケース101に設けたスリット101dに挿入する。またこのとき、前記スリット101dの側面には、図6,図8(b)に示したように、前記シールドケース101と前記押さえ金具4の第2シールド部403の接触部を、前記第1プリント回路板収納スペース101a側で覆うバリアー部101eを設ける。
前記入力端子を前記シールドケースに取り付けるときには、図10に示すように、前記入力端子103の回転支点部103bに設けた開口部に前記コンタクト部材3を取り付け、前記シールドケース101の第2主面1Bの1開口部から前記第3開口部1Eに挿入する。このとき、前記コンタクト部材3は、図11(a)に示すように、円筒状支持部を前記外部導体103aの開口部103c内に挿入して前記コンタクト導体3aが回転軸付近に支持されるような状態で、前記コンタクト導体3aと前記入力端子103の中心導体103dとを電気的に接続する。またこのとき、前記入力端子103の回転支点部103bと前記コンタクト部材3は、接着せずに、前記円筒状支持部を回転軸として回転させることができるようにしておく。
このとき、前記コンタクト部材3は、図4(a)及び図4(b)に示したように、前記円筒状支持部の側面を含む第1絶縁体3b及び第2絶縁体3cの周囲にシールドカバー3dが被せられている。そのため、前記コンタクト部材3を前記入力端子103に取り付けると、図11(b)に示すように、前記入力端子103の外部導体103a(回転支点部103b)と前記シールドカバー3dが電気的に接続される。また、前記シールドカバー3dは、前記円筒状支持部だけでなく、前記第1絶縁体3b及び第2絶縁体3cの周囲を覆うように設けられているので、図11(c)に示すように、前記シールドケース101の軸受け部101cや押さえ金具4の軸受け部401とも電気的に接続される。そのため、例えば、前記入力端子103の外部導体の回転支点部103bと、前記シールドケース101の軸受け部101cの間に隙間ができても、その隙間を前記シールドカバー3dでふさぐことができ、電磁波遮蔽効果を高くすることができる。すなわち、前記入力端子103の回転支点部103bと前記軸受け部101c,401の隙間から信号が漏れたり、外部の電磁波が進入したりして信号が劣化するのを防ぐシールド効果を高くすることができる。
また、前記押さえ金具4を取り付けたときには、前記シールドケース101の第4主面1Dと前記押さえ金具4の第1シールド部402が接触せず、隙間ができることもある。その場合、前記隙間から信号が外部に漏れたり、外部のノイズが進入したりするので信号が劣化しやすい。そのため、前記押さえ金具を取り付ける際に、例えば、図12に示すように、前記押さえ金具の第1シールド部402から前記シールドケース101の第4主面1Dにかけて連続した導体(シールド板)5を前記押さえ金具4に重ねることで、前記第4主面1D側のシールド効果を高くすることができる。
また、前記入力端子103を前記シールドケースの第3開口部1Eに取り付けるときには、例えば、図13(a)及び図13(b)に示すように、前記押さえ金具4の第1シールド部402と第2シールド部403が接するコーナー部に三角バネ6を設けて取り付けることが好ましい。前記三角バネ6を設けた場合、前記三角バネ6の弾性や摩擦により、前記入力端子103が回転しにくくなるので、同軸ケーブルを接続して壁に設置するときなどの取り扱い時に、例えば、同軸ケーブルの張力等で向きが変わってしまうことを防げる。また、前記三角バネ6の材質や形状、サイズを適宜変更することにより、適当な回転力を付けることができ、例えば、前記入力端子及び出力端子に同軸ケーブルを接続する前や接続した後のように、必要なときだけ回転させることができる。
また、前記出力端子104の構成及びシールドケース101の第3開口部1Eへの取り付け方法は、前記入力端子103の構成及び取り付け方法と同じでよいので、詳細な説明は省略する。
また、前記入力端子103及び出力端子104の中心導体を前記プリント回路板106の配線と電気的に接続するときには、前記中心導体と電気的に接続された、前記コンタクト部材3のコンタクト導体3aをプリント回路板の配線に接続すればよい。
以上説明したように、本実施例の直列ユニット1によれば、前記入力端子103及び出力端子104が90度回転するので、前記直列ユニット1を壁に設置するときに、壁の内部空間から引き出した同軸ケーブルを前記入力端子103及び出力端子104に接続する作業や、壁面設置用部材を利用して壁あるいは壁に埋め込んだアウトレットボックスに取り付ける際の同軸ケーブルの引き回し作業の作業性が向上する。
また、前記入力端子103及び出力端子104に取り付けるコンタクト部材3の第1絶縁体3b及び第2絶縁体3cの表面に、前記シールドカバー3dを設けることにより、前記入力端子103及び出力端子104の回転支点部と前記シールドケース101及び押さえ金具4の軸受け部101c,401の周辺のシールド効果を高くすることができる。また、前記シールドケース101のバリアー部101e及び前記シールド板5により、前記押さえ金具4の第1シールド部402及び第2シールド部403と前記シールドケース101の接触部のシールド効果を高くすることができる。
図14乃至図17は、本実施例の直列ユニットの別の効果を説明するための模式図であり、図14は壁への設置方法を説明する図、図15は化粧パネルの取り付け例を説明する図、図16及び図17は効果を説明するための図である。
本実施例の直列ユニット1を壁に設置するときには、例えば、図14に示したように、前記シールドケース101に設けた突起105及び化粧パネル取付部108a,108cを利用して、前記直列ユニット1の第1主面1A側に前記壁面設置用部材7及び化粧パネル8を取り付けた後、前記直列ユニット1の入力端子103及び出力端子104を壁9の開口部9Aから内部空間9Bに埋め込むようにして設置する。なお、図では省略しているが、このとき、前記入力端子103及び前記出力端子104には、前記壁9の内部空間9Bに敷設された同軸ケーブルが接続されている。
このとき、前記化粧パネル8は、前記直列ユニット1の場合、通常、図14に示したように、前記シールドケース101の第1主面1A側全体を覆う一体的な構成の化粧パネルを取り付けている。しかしながら、本実施例の直列ユニット1のように、前記3対の化粧パネル取付部108a,108b,108cが設けられている場合は、図15に示すように、前記第1主面に1A設けられた各受信機接続端子102a,102b上、及び前記各受信機接続端子102a,102bの間に設けたフィルタースイッチ107上のそれぞれに、3つの独立した化粧パネル8a,8b,8cを取り付けることができる。このとき、前記各受信機接続端子102a,102b上、及び前記フィルタースイッチ107上に化粧パネル8a,8b,8cを取り付ければ、従来の一体的な構成の化粧パネル8を取り付けたのと同じ状態になるので、図16に示すように、従来の化粧プレート10aをかぶせることで、前記壁9の開口部から室内の埃や水分が壁の内部空間に進入するのを防ぐことができる。また、前記フィルタースイッチ107上の化粧パネル8bをはずせば、例えば、図17に示すように、ACコンセントを壁に設置したときに用いる2つ穴の化粧プレート10bをかぶせることもできる。前記ACコンセントや、室内の照明スイッチ等を壁に設置するときに用いる壁面設置用部材や化粧プレート等の部材は、デザインやサイズが前記直列ユニットを壁に設置するときの部材とよく似ている。そのため、図17に示したように、2つ穴の化粧プレート10bをかぶせることもできるようにすることで、化粧プレート等の部材の流用性(共用性)が高くなる。
以上、本発明を、前記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であることはもちろんである。
本発明による一実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は右側面図である。 本実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、図2(a)は上面図、図2(b)は裏面図である。 本実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、図3(a),図3(b),図3(c),図3(d)はそれぞれ入力端子の構成を示す図である。 本実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、図4(a)はコンタクト部材の構成を示す図、図4(b)はコンタクト部材の分解図である。 本実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、コンタクト部材の変形例を示す図である。 本実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、シールドケースの第3開口部周辺の構成を示す図である。 本実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、図7(a)は図6のA−A’線での断面図、図7(b)は図6のB−B’線での断面図である。 本実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、図8(a)及び図8(b)は入力端子の支持方法を説明するための図である。 本実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、図9(a)及び図9(b)は入力端子の動作を説明するための図である。 本実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、入力端子の取り付け方法を示す図である。 本実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、図11(a),図11(b),図11(c)は効果を説明するための図である。 本実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、他の効果を説明するための図である。 本実施例の直列ユニットの概略構成を示す模式図であり、図13(a)及び図13(b)は他の効果を説明するための図である。 本実施例の直列ユニットの別の効果を説明するための模式図であり、壁への設置方法を説明する図である。 本実施例の直列ユニットの別の効果を説明するための模式図であり、化粧パネルの取り付け例を説明する図である。 本実施例の直列ユニットの別の効果を説明するための模式図であり、効果を説明するための図である。 本実施例の直列ユニットの別の効果を説明するための模式図であり、効果を説明するための図である。
符号の説明
1…直列ユニット
101…シールドケース
101a…第1プリント回路板収納スペース
101b…第2プリント回路板収納スペース
101c…軸受け部
101d…押さえ金具取付用スリット
101e…バリアー部
102a,102b…受信機接続端子(同軸ケーブル接続端子)
103…入力端子(同軸ケーブル接続端子)
103a…外部導体
103b…回転支点部
103c…回転支点部の開口部
103d…中心導体
104…出力端子(同軸ケーブル接続端子)
105…壁面設置用部材を取り付ける突起
106…プリント回路板
107…フィルタースイッチ
108a,108b,108c…化粧パネル取付部
1A…シールドケースの第1主面
1B…シールドケースの第2主面
1C…シールドケースの第3主面
1D…シールドケースの第4主面
1E…第3開口部
2a…第1の蓋
2b…第2の蓋
3…コンタクト部材
3a…コンタクト導体
3b…第1絶縁体
3c…第2絶縁体
3d…シールドカバー
4…押さえ金具
401…軸受け部
402…第1シールド部
403…第2シールド部
5…シールド板
6…三角バネ
7…壁面設置用部材
8,8a,8b,8c…化粧パネル
9…壁
10a,10b…化粧プレート

Claims (5)

  1. 空洞を有する導電性のシールドケースに、中心導体及び前記中心導体と同心的に設けられた外部導体を有する複数個の同軸ケーブル接続端子、及び壁面設置用部材を取り付ける壁面設置用部材取付部を設け、前記シールドケースの空洞にプリント回路板を設けてなり、前記各同軸ケーブル接続端子の中心導体同士は前記プリント回路板により電気的に接続され、前記各同軸ケーブル接続端子の外部導体同士は前記シールドケースにより電気的に接続された直列ユニットであって、
    前記同軸ケーブル接続端子は、室内の壁に設置したときに室内に突出する受信機接続端子と、壁の内部空間に位置する入力端子及び出力端子からなり、
    前記シールドケースは、前記受信機接続端子が設けられた第1主面から奥に向かって内部空間を持つ立方体状の第1プリント回路板収納スペースが設けられ、
    前記第1プリント回路板収納スペースは前記第1主面の短辺方向を向いた第2主面に第1開口部が設けられ、前記第2主面の裏面(以下、第3主面と称する)側の前記第1主面に近い中央部分に、前記第1プリント回路板収納スペースの外側に延びる前記第1プリント回路板収納スペースと連続した第2プリント回路板収納スペースが設けられ、前記第2プリント回路板収納スペースは前記第1主面の裏面側に第2開口部が設けられ、前記第1プリント回路板収納スペースの前記第3主面の、前記第1主面の裏面(以下、第4主面と称する)側に、前記第3主面から前記第4主面まで連続する第3開口部が前記入力端子及び出力端子と同じ数だけ設けられてなり、
    前記入力端子及び前記出力端子は、外部導体に一対の回転支点部が設けられ、一方の回転支点部には開口部が設けられ、前記回転支点部の開口部には、前記入力端子及び出力端子の中心導体と電気的に接続され、かつ前記外部導体の外部に突出するコンタクト導体及び前記コンタクト導体を回転軸の近傍に支持する支持部材が設けられており、
    前記支持部材は、絶縁性の第1部材の表面に、前記コンタクト導体と電気的に絶縁された導体カバーが設けられており、
    前記入力端子及び前記出力端子は、前記回転支点部が前記シールドケースと前記シールドケースの内部空間に配置された押さえ金具により支持されており、かつ、前記中心導体と前記プリント回路板との接続を維持したまま前記第3主面及び前記第4主面と直交する面内で回転することを特徴とする直列ユニット。
  2. 前記押さえ金具は、前記回転支点部を支持する支持部と、前記第3開口部の第3主面側の端部及び前記第4主面側の端部と接触するL字形のシールド部からなることを特徴とする請求項1に記載の直列ユニット。
  3. 前記シールドケースと前記押さえ金具のシールド部の接触部に、前記シールドケースから前記押さえ金具のシールド部にかけて連続するシールド板が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の直列ユニット。
  4. 前記プリント回路板は、フィルター回路、信号分配回路、信号分岐回路を有することを特徴とする請求項1に記載の直列ユニット。
  5. 前記シールドケースは、前記第1主面の長手方向に沿って、3対の化粧パネル取付部が等間隔で設けられていることを特徴とする請求項1に記載の直列ユニット。
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