JPH09182286A - 給電ダクト用ノイズ吸収器 - Google Patents

給電ダクト用ノイズ吸収器

Info

Publication number
JPH09182286A
JPH09182286A JP34355395A JP34355395A JPH09182286A JP H09182286 A JPH09182286 A JP H09182286A JP 34355395 A JP34355395 A JP 34355395A JP 34355395 A JP34355395 A JP 34355395A JP H09182286 A JPH09182286 A JP H09182286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
supply duct
conductive portion
noise
earth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34355395A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Hagiwara
正宏 萩原
Kazuhisa Yoshida
和久 吉田
Taiji Urakawa
泰至 浦川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP34355395A priority Critical patent/JPH09182286A/ja
Publication of JPH09182286A publication Critical patent/JPH09182286A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermistors And Varistors (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 給電ダクトシステム側によりノイズを吸収し
て電気機器を保護する給電ダクト用ノイズ吸収器を提供
すること。 【解決手段】 内方に空洞を有する筐体2と、給電ダク
トの導体を連結して導電する連結導電部3と、前記給電
ダクトのケースアースを連結して導電するアース連結導
電部と、前記連結導電部3間及び連結導電部とアース連
結導電部間を接続するサージ吸収素子とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はノイズ吸収器に関
し、特に、給電ダクトの電源線接続器の内部にノイズ吸
収回路を収納した給電ダクト用ノイズ吸収器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、工場などにおいて、将来に機械の
配置変更などが多く予測される場合、容易にこの変更に
対処できる配線システムとして給電ダクトシステムが用
いられる。この給電ダクトシステムは図5乃至図7に示
すもので、給電ダクト11と、ターミナルプラグ14と
を有して構成される。図5は、給電ダクトシステムを示
す斜視図、図6は、給電ダクト11の断面図、図7は、
ターミナルプラグの斜視図である。
【0003】給電ダクト11は、ケース12と、ケース
12の内方に3つの導体13を有して形成される。ケー
ス12は、鋼板材料を芯材として表面が合成樹脂材料に
より被覆された複合材料により、例えば六角状の断面を
有し、下方に開口部12aを有して筒状に長く延び、開
口部12aの両側長手方向に複合材料の芯材の鋼板が表
面の合成樹脂材料の被覆から突出して露出したケースア
ース導電部12b、12bと、内方に空洞とを有し、所
定の長さの板材を折曲し形成される。また、導体13
は、銅材料などの導電材料により、円形の断面を有して
筒状に長く延び、ケース12と略同一の長さに押し出し
加工により形成される。そしてこの導体13の所定の数
のものが、長く延びる開口部12bを所定の位置に有し
て長く延びる導体保持部13aにより、ケース12の内
方にて所定間隔を有するように保持されて配設される。
また、この給電ダクト10は、所定の長さを有する複数
のものが、一方の給電ダクト11の導体13と他方の給
電ダクト11の導体13との端部13aの円形の筒状断
面に、大略同一寸法の円形の断面を有し所定長さを有す
る連結片にて連結され、ハンガーにて天井より架設され
て設置される。
【0004】ターミナルプラグ14は、給電ダクト11
のケース12の長手方向に延びる開口部12aに挿入し
て使用されるもので、導体保持部13aの開口部13b
により導体13と接触して導電するための接触導電部1
4aを有する。そして、このターミナルプラグ14は、
ケース12の開口部12aに挿入して水平方向に90度
回転し、接触導電部14aが所定の押圧により各導体1
3と接触し、コード14bにて機械などに電源を供給す
る。
【0005】ところで、電子機器において、電源線を介
して入る雷サージや電源重畳ノイズから内部の電子回路
を保護するために、電源の入力部にサージ吸収回路やノ
イズフィルタ回路を挿入することが一般に行われる。ま
た、雷などにより屋外の配電線に誘起されるサージ電圧
は、まず分電盤に設けられた漏電遮断器に内蔵されてい
るバリスタなどにより吸収される。しかし、屋内の分岐
回路の配線にも雷によるサージ電圧や、あるいは、屋内
で使用されるスイッチング電源を使用した機器などから
電磁ノイズが誘起される。従って、これらのサージ電圧
や電磁ノイズに対し、機器側でも内部の電子回路を保護
するためサージ吸収回路やノイズフィルタ回路が電源の
入力部に挿入される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
給電ダクトは、鋼板材料の一面に開口部を有するケース
に配設された導体を介して機械などに電源を供給するも
のであり、また、このケースも、ハンガーにて架設され
て設置されるものであることから、鋼製の電線管に配設
され埋設配線される一般の分岐配線に比べ、空中を伝搬
する電磁ノイズの影響を受け易い。また最近、特に工場
などにおいては、工業用ロボットあるいは計測装置等の
マイクロコンピュータを使用した機械が増加している
が、それらの機械はサージ電圧や電磁ノイズに対する保
護対策もまちまちである。従って、給電ダクトシステム
においても、接続される機械に対して電磁ノイズの影響
を与えないための配慮が要望されつつある。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、給電ダクトシステム側に
よりノイズを吸収して電気機器を保護する給電ダクト用
ノイズ吸収器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の給電ダクト用ノイズ吸収器は、内方
に空洞を有する筐体と、給電ダクトの導体を連結して導
電する連結導電部と、前記連結導電部と電源線とを接続
する少なくとも2個の電源接続端子と、接続端子を有し
て前記給電ダクトのケースアースと連結して導電するア
ース連結導電部と、前記連結導電部間及び連結導電部と
アース連結導電部間を接続するサージ吸収素子と、を有
することとしている。これにより、給電ダクトを伝搬す
るサージノイズ電圧は、このサージ吸収素子に印加され
る。
【0009】また、請求項2記載の給電ダクト用ノイズ
吸収器は、請求項1記載のサージ吸収素子を、バリスタ
素子とすることとしている。これにより、給電ダクトを
伝搬するサージノイズ電圧がこのバリスタ素子に印加さ
れる。
【0010】また、請求項3記載の給電ダクト用ノイズ
吸収器は、内方に空洞を有する筐体と、給電ダクトの導
体を連結して導電する連結導電部と、前記連結導電部と
電源線とを接続する少なくとも2個の電源接続端子と、
接続端子を有して前記給電ダクトのケースアースと連結
し導電するアース連結導電部と、前記連結導電部とアー
ス連結導電部間を接続するコンデンサと、前記連結導電
部にて貫通される円環状または円筒状のフェライトコア
と、を有することとしている。これにより、コンデンサ
の容量とフェライトコアによるインダクタンスにより決
まる共振周波数に基づいてノイズがアースされる。
【0011】また、請求項4記載の給電ダクト用ノイズ
吸収器は、請求項1乃至3記載のアース連結導電部を、
板材としている。これにより、連結導電部から板材を介
してノイズがアースされる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の給電ダクト用ノイ
ズ吸収器の第1の実施形態を図1乃至図3に基づいて説
明する。この給電ダクト用ノイズ吸収器1は、例えば3
相の電源と給電ダクト11とを連結して給電するための
受電器を形成し、受電器の内部にノイズ吸収回路を具備
したもので、筐体2と、連結導電部3と、アース連結導
電部4と、支持体5と、電源接続端子6と、サージ吸収
素子7とを主要構成部材とする。
【0013】筐体2は、給電ダクト用ノイズ吸収器1の
構成部材を大略被包する外郭で、例えば、導電性と磁性
を有する鋼板材料を芯材とし外面を合成樹脂材料にて被
覆されて成る複合板材料を折曲して形成される。また、
筐体2は、従来の技術の項で述べた給電ダクト11のケ
ース12と大略同一の六角状の断面を有する筒体で、そ
の一端と側方所定位置に開口を有し、後述するアース連
結導電部4を固着するための透孔2aと、筐体カバー2
dを固着するための透孔2bとを所定の位置に有し、電
源線16を挿入するための電源線挿入孔2cを所定の位
置に有する。透孔2aは、アース連結導電部4と支持体
5を同時に固着するための透孔で、その内壁の鋼板部分
に雌ねじが刻設され、鋼製の固着用のネジ10により筐
体2とアース連結導電部4とが固着されて電気的に導通
される。電源線挿入孔2cは、電源線16が挿通された
電線管15を係止する挿入孔で、一般にノックアウトと
呼ばれるものである。この電源挿入孔2cは、電線管1
5と略同一の外径に適宜設定される円形形状を有するよ
う、鋼板に切り込みを入れることにより形成され、ドラ
イバの取っ手などの工具により衝打し打ち抜いて使用さ
れる。この電源線挿入孔2cは、筐体2に電線管15を
固着するために、適宜、打ち抜かれて、外周におねじが
螺刻された電線管15が挿通され、別途用意される内周
にめねじが螺刻されたブッシングがその電線管15に螺
着される。
【0014】筐体カバー2dは、後述する電源線接続端
子6に電源線16を配線するための側方の開口をカバー
するもので、導電性と磁性を有する鋼板材料を芯材とす
る外面を合成樹脂材料にて被覆されて成る複合板材料に
より、筐体2と同一の六角状の断面の3辺を有する形状
に、筐体2に固着するためのねじの透孔2eを所定の位
置に有して形成される。
【0015】連結導電部3は、給電ダクト11の導体1
3を接続して導電するための部分で、例えば銅材料など
の導電材料により、一端に半球状の端面3aと、他端に
端子ネジにて固着される端子部3bとを有し、所定の外
形寸法の円状の断面とを有して所定長さに形成される。
この連結導電部3は、半球状の端面3aが従来の技術の
項で述べた給電ダクト11の導体13の円筒状端部13
aに挿入され、給電ダクト11を連結して電源を給電す
る。
【0016】アース連結導電部4は、給電ダクト11の
ケースアース12bを連結して導電する部分で、例えば
導電性と磁性を有する鋼板材料により、所定の幅と長さ
寸法を有し、長手方向の一端に給電ダクト11のケース
アース導電部12bと接触するための段部4aを有し、
筐体2と支持体5を同時に固着するための透孔4bと、
後述するサージ吸収素子6の一端を例えば半田付けによ
り固着し導電するための透孔4cと、後述する電源接続
端子6を固着する透孔4dとを所定の位置に有して形成
される。また、このアース連結導電部4は、電源線と同
じく配線されるアース線を接続するための端子ねじ4e
が所定の位置に雌ねじが刻設されて固着されている。段
部4aは、筐体2のアース連結導電部4との対向部2c
により給電ダクト11のケース12を狭持するための部
分で、アース連結導電部4の一端の所定の位置に、長手
方向と直交する方向に、給電ダクト11のケース12を
形成する複合材料の厚さと略同一の寸法を有して折曲し
段部が形成される。透孔4bは、鋼製の固着用のネジ1
0を螺着するための雌ねじが刻設され、筐体2の透孔2
aと対向する所定の位置に所定の数が形成される。透孔
4dは、鋼製の固着用のネジ10の雄ねじの外径より僅
かに大きい内径寸法を有し、電源接続端子6の固着用ね
じと対向する所定の位置に形成される。
【0017】支持体5は、連結導電部3を所定間隔を有
するように保持して配設する部分で、合成樹脂により型
造され、筐体2の六角状の断面の内径より僅かに小さい
外径寸法を有する六角状をなし、その平面上に3つの連
結導電部3を所定間隔を有するように筐体2の内方に保
持して配設するための保持孔5aを有する。この支持体
5は、筐体2とアース連結導電部4との固着用のネジ1
0により固着するための所定の深さの雌ねじが所定の位
置に刻設され、筐体2の内側にネジ10により固着され
る。また、保持孔5aは、連結導電部3を圧入し固着し
うる様、連結導電部3の円状の外径と略同一の内径寸法
を有し、半球状の端面3aが筐体2の端面と略同一とな
るよう圧入固着され、周縁5bにて、連結された給電ダ
クト11の位置決めを行う。
【0018】電源接続端子6は、電源線16と連結導電
部3との接続を中継するための部分で、例えば銅材料な
どの導電材料により形成された板材に2つの端子ネジを
有する端子部6aが、合成樹脂製の端子ボディ6bの段
差をもって所定の離隔距離を有して配設される。この端
子部6aの一方の端子ネジに連結導電部3の端子部3b
が固着され、他方の端子ネジに接続された電源線から給
電ダクト11に給電される。
【0019】サージ吸収素子7は、図3(b)の構成の
サージ吸収回路を形成するための素子で、例えばバリス
タ素子で、上記の給電ダクト用ノイズ吸収器1の内部に
具備される。バリスタ素子は、電圧非直線素子で、一般
の電子機器装置の電源回路のサージ吸収回路に使用され
るもので、特に高速応答性に優れるという特徴を有して
いるサージ吸収素子である。そして、このサージ吸収素
子7は、上記3つの連結導電部3の交互の間、及び上記
の3つの連結導電部3とアース連結導電部4との間にそ
れぞれ接続されてサージ吸収回路を形成する。また、サ
ージ吸収素子7と3つの連結導電部3とを接続する部分
には、接続を容易にするため、例えば、リン青銅材料な
どのばね性を有する導電性金属材料の板体を湾曲して形
成した接続体7bをリード線の先端に固着することと
し、この接続体7bが連結導電部3にばね性により係止
される。サージ吸収素子7とアース連結導電部4との接
続は、リード線の先端が直接半田付けにより固着する。
【0020】給電ダクト用ノイズ吸収器1は、以上の部
材で構成され、その組み立ては、まず、支持体5に3個
の連結導電部3の一端をそれぞれ所定の位置まで挿入
し、次いで、他端を電源線接続端子6の端子の一方に螺
着し、次いで、接続体7bを所定の位置に固着した6個
のサージ吸収素子7をそれぞれ固着する。次いで、筐体
2を所定の位置に配設し、筐体2の透孔2aにネジ10
をネジ締めにより固着し、筐体カバー2dをネジ10を
ネジ締めにより固着する。なお、電源線接続端子6と電
源線16との接続は、この受電器の設置時に行われる。
【0021】上記のように構成される給電ダクト用ノイ
ズ吸収器1は、給電ダクト11の、導体13の端部13
aを連結導電部3aに挿入するのと同時にケースアース
導電部12bをアース連結導電部4の段部4aに挿入し
て連結し、導体とケースアースを導通する。そして、電
源が供給され、給電ダクト11の導体13に定格電圧よ
り大きいサージノイズ電圧が印加されると、その一部の
エネルギは給電ダクト用ノイズ吸収器1の連結導電部3
の間のバリスタ素子を介して電源側に還流されアースさ
れ、さらに、それ以外のエネルギは連結導電部3とアー
ス連結導電部4のバリスタ素子を介してアースされる。
【0022】従って、給電ダクトから給電される機械ご
とにまちまちなサージノイズ電圧に対する対策がとられ
ていても、給電ダクトの受電器において、これらの機械
に対して均一なサージノイズ対策が実現できるものとな
る。このバリスタ素子の高速応答性により、特に工場内
にて発生する電気溶接等のアーク放電による比較的低い
サージ電圧に対して、より効果的に吸収ができる。ま
た、このバリスタ素子は、一般の電子機器において最も
多く使用されており、より安いコストにてサージノイズ
対策が達成されるものとなる。また、アース連結導電部
4を板材とすることにより、サージノイズ電圧がより低
いインピーダンスにてアースされるものとなり、より確
実なサージノイズ対策が達成されるものとなる。
【0023】次に、本発明の給電ダクト用ノイズ吸収器
の第2の実施形態を図4に基づいて説明する。この、給
電ダクト用ノイズ吸収器1は、内方に空洞を有する筐体
2と、給電ダクト11の導体13を連結して導電する連
結導電部3と、前記連結導電部3と電源線とを接続する
少なくとも2個の電源接続端子6と、接続端子4eを有
して前記給電ダクト11のケースアース12bと連結し
導電するアース連結導電部4と、前記連結導電部3とア
ース連結導電部4間を接続するコンデンサ8と、前記連
結導電部4にて貫通される円環状または円筒状のフェラ
イトコア9と、を有するものである。このものの回路構
成は、図4(b)に示すもので、給電ダクト用ノイズ吸
収器1の内部に具備される。また、このものの筐体2、
連結導電部3、アース連結導電部4、支持体5及び接続
体7bは、第1の実施形態のものと同様のものを使用す
る。
【0024】コンデンサ8は、例えばセラミックコンデ
ンサで、特に大略100MHz以上の高周波帯域のノイ
ズ吸収特性にすぐれるものを使用する。給電ダクト11
の導体13にて給電される電源電圧に重畳された電磁ノ
イズは、電源接続端子6を通過しこのコンデンサ8によ
り、アース連結導電部4を介してアースされる。
【0025】フェライトコア9は、コンデンサ8と共に
共振回路を形成するため連結導電部3にインダクタンス
特性を有するようにするもので、所定の透磁率を有する
フェライト材料製の円筒状コアである。このフェライト
コア9は、連結導電部3の円状の外形より僅かに大きい
内径寸法の所定の長さを有する円筒状で、連結導電部3
が挿入され、例えば接着剤などにより所定の位置に固着
される。
【0026】上記のように構成される給電ダクト用ノイ
ズ吸収器1において、前記の回路により、コンデンサ8
の容量とフェライトコア9によるインダクタンスにより
決まる共振周波数に基づいてノイズがアース連結導電部
4にアースされ、ターミナルプラグ14への伝搬が軽減
される。そして、このノイズ吸収回路のインダクタンス
として円環状または円筒状のフェライトコアを使用する
ことにより、容易にインダクタンス特性が得られるもの
となる。また、アース連結導電部4を板材とすることに
より、電磁ノイズも前述のサージノイズ電圧と同様、よ
り低いインピーダンスにてアースされるものとなり、よ
り確実な電磁ノイズ対策が達成されるものとなる。
【0027】なお、上記の説明において、第1の実施の
形態においてサージ吸収素子をバリスタとして説明した
が、このサージ吸収素子はバリスタ素子に限定するもの
でなく、例えばギャップ式サージ吸収素子など他のサー
ジ吸収素子としても良い。こん、ギャップ式サージアブ
ソーバは、エアーギャップを介してサージノイズ電圧が
放電されて吸収されるもので耐電圧特性に優れる。ま
た、給電ダクトの導体の数も3つに限定するものでな
い。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の給電ダクト用ノイズ吸収
器は、給電ダクトを伝搬するサージノイズ電圧がサージ
吸収素子に印加されるものとなるので、ターミナルプラ
グから接続される機械の近傍にてサージ電圧が吸収され
ることにより、確実なサージ対策ができるものとなる。
【0029】また、請求項2記載の給電ダクト用ノイズ
吸収器は、請求項1記載のものの効果に加え、給電ダク
トを伝搬するサージノイズ電圧がバリスタ素子に印加さ
れるものとなるので、より安いコストにてサージノイズ
対策が達成されるものとなる。
【0030】また、請求項3記載の給電ダクト用ノイズ
吸収器は、コンデンサの容量とフェライトコアによるイ
ンダクタンスにより決まる共振周波数に基づいてノイズ
がアースされるので、より確実な電磁ノイズ対策ができ
るものとなる。
【0031】また、請求項4記載の給電ダクト用ノイズ
吸収器は、請求項1乃至3記載のものの効果に加え、連
結導電部から板材を介してノイズがアースされるものと
なるので、より低いインピーダンスにてアースされるも
のとなり、より確実なサージノイズ対策や電磁ノイズ対
策が達成されるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給電ダクト用ノイズ吸収器の第1の実
施形態を示す斜視図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】その(a)は断面図、(b)は回路図である。
【図4】本発明の給電ダクト用ノイズ吸収器の第2の実
施形態を示す説明図であり、(a)は断面図、(b)は
回路図である。
【図5】本発明の給電ダクト用ノイズ吸収器を使用す
る、給電ダクトシステムを示す斜視図である。
【図6】その要部である給電ダクトの断面図である。
【図7】その要部であるターミナルプラグの斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 筐体 3 連結導電部 4 アース連結導電部 5 支持体 6 電源接続端子 7 サージ吸収素子 8 コンデンサ 9 フェライトコア 11 給電ダクト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内方に空洞を有する筐体と、給電ダクト
    の導体を連結して導電する連結導電部と、前記連結導電
    部と電源線とを接続する少なくとも2個の電源接続端子
    と、接続端子を有して前記給電ダクトのケースアースと
    連結して導電するアース連結導電部と、前記連結導電部
    間及び連結導電部とアース連結導電部間を接続するサー
    ジ吸収素子と、を有することを特徴とする給電ダクト用
    ノイズ吸収器。
  2. 【請求項2】 前記サージ吸収素子を、バリスタ素子と
    することを特徴とする請求項1記載の給電ダクト用ノイ
    ズ吸収器。
  3. 【請求項3】 内方に空洞を有する筐体と、給電ダクト
    の導体を連結して導電する連結導電部と、前記連結導電
    部と電源線とを接続する少なくとも2個の電源接続端子
    と、接続端子を有して前記給電ダクトのケースアースと
    連結し導電するアース連結導電部と、前記連結導電部と
    アース連結導電部間を接続するコンデンサと、前記連結
    導電部にて貫通される円環状または円筒状のフェライト
    コアと、を有することを特徴とする給電ダクト用ノイズ
    吸収器。
  4. 【請求項4】 前記アース連結導電部を、板材とするこ
    とを特徴とする請求項1乃至3記載の給電ダクト用ノイ
    ズ吸収器。
JP34355395A 1995-12-28 1995-12-28 給電ダクト用ノイズ吸収器 Pending JPH09182286A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34355395A JPH09182286A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 給電ダクト用ノイズ吸収器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34355395A JPH09182286A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 給電ダクト用ノイズ吸収器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09182286A true JPH09182286A (ja) 1997-07-11

Family

ID=18362418

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34355395A Pending JPH09182286A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 給電ダクト用ノイズ吸収器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09182286A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100679354B1 (ko) * 2005-09-13 2007-02-20 충북대학교 산학협력단 정현파 추종 회로를 구비하는 대용량 서지 보호 시스템
JP2009240028A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Hitoshi Kijima 雷保護装置、雷保護機能付分電盤
JP2009272963A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力線通信システム
JP2014041763A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Kawamura Electric Inc 接地線配線用器具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100679354B1 (ko) * 2005-09-13 2007-02-20 충북대학교 산학협력단 정현파 추종 회로를 구비하는 대용량 서지 보호 시스템
JP2009240028A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Hitoshi Kijima 雷保護装置、雷保護機能付分電盤
JP2009272963A (ja) * 2008-05-08 2009-11-19 Panasonic Electric Works Co Ltd 電力線通信システム
JP2014041763A (ja) * 2012-08-22 2014-03-06 Kawamura Electric Inc 接地線配線用器具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7089350B2 (ja) 回路基板と導電レールとを有するフィルタ
US5899755A (en) Integrated circuit test socket with enhanced noise imminity
US5577935A (en) Coaxial, angular connector for installation on a printed circuit board
US6950294B2 (en) Surge protection filter and lightning conductor system
KR101034491B1 (ko) 방해 전자파 차폐용 컨택트 구조
JP2002305480A (ja) 雑音除去装置及びその装着方法
JPH10106861A (ja) ノイズフィルタ
WO2020246028A1 (ja) ノイズフィルタ及び電源装置
JPH09182286A (ja) 給電ダクト用ノイズ吸収器
US5505636A (en) CATV power tapping device
JP2009248635A (ja) 車載電子装置
KR20080086709A (ko) 매입형 전자파 차단 필터
US20200403357A1 (en) Connector
JPH09182259A (ja) 給電ダクト用ノイズ吸収器
TWI769682B (zh) 具有電磁屏蔽功能的電連接器
JP7486891B2 (ja) 電子機器筐体、電子機器及び電子装置
JP2009049939A (ja) 分電盤とその改修工法、及び、電力線通信システムの構築方法
JP5712405B2 (ja) ノイズ抑制装置
JP2011009010A (ja) 同軸コネクタを備えた高周波装置
GB2349515A (en) Isolator for filtering electromagnetic radiation
JP4272211B2 (ja) 接地板およびその製造方法
US11258335B2 (en) Motor stator anti-interferences structure
CN221354585U (zh) 一种印制电路板及音视频编解码设备
JP7531763B1 (ja) 電気機器
JP7118317B1 (ja) 電気電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040217

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040224

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040622