JP4233740B2 - 船外機のスロットルグリップ開度保持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、船外機の操舵用バーハンドルと、このバーハンドルに回動可能且つ軸方向移動不能に嵌装されて、エンジンのスロットル弁開度を制御するスロットルグリップとの間に設けられ、該スロットルグリップに摩擦抵抗を付与してそれを任意の開度に保持する、船外機のスロットルグリップ開度保持装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
かゝる船外機のスロットルグリップ開度保持装置において、スロットルグリップに付与する摩擦抵抗が過大であれば、スロットルグリップの操作荷重も過大となってスロットル制御の軽快さを損ない、その摩擦抵抗が過小となれば、スロットルグリップに対する保持力も過小となり、エンジン等の振動によりスロットルグリップが所望の開度から動き易くなる。そこで、前記摩擦抵抗を可変にして、スロットルグリップに対する保持力を調整し得るようにしたものが、特開平6−144379号公報に開示されているように、既に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に開示されているものでは、スロットルグリップにリングナットを螺合し、このリングナットと、その端面に対向するバーハンドルの段部との間に摩擦部材を介裝し、リングナットの摩擦部材に対する締め込み量を調整することにより、スロットルグリップに対する保持力を調整するようになっている。
【0004】
ところが、このようなスロットルグリップの開度保持装置では、リングナットを例えば締め込んで摩擦部材を加圧すると、その反作用によりスロットルグリップにはバーハンドル外端側へのスラスト荷重が加わることになり、これに伴いスロットルグリップが軸方向に変位すると、エンジンのスロットル弁開度に変化を生じて好ましくない。
【0005】
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、スロットルグリップに対する保持力の調整時でも、スロットルグリップにスラスト荷重が加わらないようにし、しかも調整後の保持力を安定的に維持し得るようにした、前記船外機のスロットルグリップ開度保持装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、船外機の操舵用バーハンドルと、このバーハンドルに回動可能且つ軸方向移動不能に嵌装されて、エンジンのスロットル弁開度を制御するスロットルグリップとの間に設けられ、該スロットルグリップに摩擦抵抗を付与してそれを任意の開度位置に保持する、船外機のスロットルグリップ開度保持装置において、スロットルグリップに一体的に形成される被保持部と、この被保持部に軸方向で重ねられる摩擦部材と、これら被保持部及び摩擦部材の軸方向一側に配置されて、バーハンドルに軸方向摺動可能且つ回転不能に取り付けられる支持部材と、前記被保持部及び摩擦部材の軸方向他側に配置される押圧部を有して、前記支持部材に螺合する調整部材と、その調整部材の妄動を抑えるべく支持部材及び調整部材間に設けられて、該調整部材を一定角度回転する度にユーザに節度感を付与し得るクリックストップ機構とからなり、前記摩擦部材は、前記被保持部及び支持部材の一方とは相対回転不能に連結するが、それらの他方とは相対回転可能となし、前記クリックストップ機構は、前記支持部材の外周面に周方向等間隔に配列して突設される複数の第1凸部と、これら複数の第1凸部を囲繞する前記調整部材の内周面に周方向等間隔に配列して突設され、該調整部材を一定角度回転する度に該複数の第1凸部と互いに一部を弾性的に係脱することでユーザに前記節度感を与える複数の第2凸部とで構成されたことを第1の特徴とする。
【0007】
尚、前記被保持部及び押圧部は、後述する本発明の実施例中の外向きフランジ31及び内向きフランジ34にそれぞれ対応する。
【0008】
この第1の特徴によれば、調整部材を支持部材に対して締め込むと、支持部材と調整部材とが共に軸方向に変位して、摩擦部材とスロットルグリップの被保持部とを軸方向に挟圧し、支持部材及び調整部材間で被保持部に所望の摩擦抵抗を付与することになり、これによりスロットルグリップにスラスト荷重が加わることを回避しつゝ、スロットルグリップを任意の開度に保持することができる。しかも、調整部材は、支持部材及び調整部材間に設けられて緩み止め手段となるクリックストップ機構により妄動を阻止されるので、スロットルグリップの調整された保持力を安定的に維持することができ、船外機の操縦性の向上に寄与し得る。さらに上記クリックストップ機構が、調整部材を一定角度回転する度にユーザに節度感を与えるので、ユーザは調整部材の回転角度、即ちスロットルグリップの保持力を的確に感知することができる。その上、このクリックストップ機構は、上記各複数の第1及び第2凸部で構成されるので、その構成は極めて簡単であり、安価に提供することができる。
【0009】
さらにまた本発明は、第1の特徴に加えて、前記第1及び第2凸部の数を互いに異ならせると共に、それらの周方向幅をも異ならせ、前記調整部材の如何なる回転位置でも、一部の第1及び第2凸部が弾性係合状態となるようにしたことを第2の特徴とする。
【0010】
この第2の特徴によれば、ユーザに節度感を与える調整部材の一定角度の設定を簡単に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に示す本発明の実施例に基づいて説明する。
【0012】
図1は本発明のスロットルグリップ開度保持装置を備える船外機の側面図、図2は図1における操舵用バーハンドル部の拡大縦断面図、図3は図2におけるスロットルグリップ開度保持装置部の拡大図、図4は図2の4−4線断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6は図3の6−6線断面図である。
【0013】
先ず、図1において、船外機Oは、船体のトランサムTにクランプされるスターンブラケット1と、このスターンブラケット1にスイベル軸2を介して船体の左右方向に揺動可能に連結されて上下方向に延びるケーシング3とを備え、そのケーシング3の上部にエンジンEが搭載され、それを覆うエンジンカバー4がケーシング3に結合される。エンジンEのクランク軸5から出力される動力は、ケーシング3内に配設された駆動軸6及び前後進切換可能なベベルギヤ伝動装置7を介して、ケーシング3の下部に支持されたプロペラ軸8へと伝達し、プロペラ軸8の後端に装着されたプロペラ9を駆動する。
【0014】
エンジンEの後部外側壁にはハンドルホルダ10が固着され、その後端部に操舵用バーハンドル11が水平枢軸12を介して連結される。したがってこのバーハンドル11は、船体側に略水平に延びる使用位置と、上方に起立する格納位置との間を回動することができる。このバーハンドル11の後端部には、エンジンEの吸気量を調節するスロットル弁(図示せず)を開閉制御するスロットルグリップ15が設けられる。
【0015】
図2〜図4に示すように、スロットルグリップ15は、バーハンドル11の端部に形成された中空の支軸11aに回転自在に嵌合される合成樹脂製で有底円筒状のグリップ本体16と、このグリップ本体16の外周面を被覆するグリップラバー17とから構成される。支軸11aには、グリップ本体16の端壁を相対回転可能に貫通する短軸18が端面に突設され、この短軸18に螺着されるボルト19によってグリップ本体16の抜け止めがなされる。
【0016】
支軸11aの中空部にはスライダ20が摺動可能に嵌合され、このスライダ20には、前記エンジンEの吸気系に設けられるスロットル弁(図示せず)に接続される操作ワイヤ21が調節ロッド22を介して連結される。
【0017】
スライダ20は、その一側面から突出する作動ピン23を備える。一方、支軸11aの一側壁には軸方向に延びる長孔24が設けられ、またグリップ本体16の内側壁には螺旋溝25が形成され、前記作動ピン23が長孔24を摺動自在に貫通して、この螺旋溝25に摺動自在に係合する。
【0018】
而して、ユーザがスロットルグリップ15を握って、手前に回動したり反対側へ回動したりすると、グリップ本体16の螺旋溝25が作動ピン23を支軸11aの長孔24に沿って往復摺動させることになり、この作動ピン23と共に支軸11a内を往復摺動するスライダ20が操作ワイヤ21を押したり引いたりして、図示しないスロットル弁を開閉する。
【0019】
このように操作されるスロットルグリップ15を任意の開度位置に保持するためのスロットルグリップ開度保持装置30がバーハンドル11とスロットルグリップ15との間に設けられるもので、この装置30について、図3、図6及び図6を参照しながら説明する。
【0020】
スロットルグリップ開度保持装置30は、グリップ本体16の内端に一体的に形成される外向きフランジ31(被保持部)と、グリップ本体16に嵌装されて外向きフランジ31の軸方向外端面に重ねられる環状の摩擦部材32と、外向きフランジ31の軸方向外端面に当接するように、バーハンドル11に軸方向摺動可能に取り付けられる円筒状の支持部材33と、摩擦部材32の軸方向外端面に当接する内向きフランジ34(押圧部)を有して、支持部材33に螺合する円筒状の調整部材35と、これら支持部材33及び調整部材35間に設けられて、該調整部材35に所定値以上の回転トルクを加えない限り該調整部材35の動きを抑えるクリックストップ機構36(緩み止め手段)とから構成される。支持部材33及び調整部材35は、何れも合成樹脂製である。
【0021】
支持部材33の内周面には、1条もしくは複数条(図示例では直径線上の2条)の軸方向溝37が形成されており、これらに支軸11aの外周面に突設された1条もしくは複数条の突起38が摺動可能に嵌合することにより、支持部材33の支軸11a周りの回転が阻止される。
【0022】
また摩擦部材32はゴム等の弾性材からなるもので、その外周面には1条もしくは複数条(図示例では2条)の軸方向溝39が形成されており、これらに支持部材33の外端面に突設された突起40が嵌合することにより、摩擦部材32の回転が阻止されるが、摩擦部材32とグリップ本体16の外向きフランジ31とは相対回転が可能である。上記突起40の軸方向長さは、これがグリップ本体16の外向きフランジ31と調整部材35の内向きフランジ34とによる摩擦部材32の圧縮変形を妨げないように設定される。
【0023】
前記クリックストップ機構36は、支持部材33の外周面に一体に形成されて周方向等間隔に並ぶ複数の第1凸部41…と、これら複数の第1凸部41…を囲繞する調整部材35の薄肉部35a内周面に一体に形成されて周方向等間隔に並ぶ複数の第2凸部42…とから構成され、これら第1及び第2凸部41…,42…は、調整部材35が一定角度回転される度に、調整部材35の薄肉部35aの弾性変形により互いに弾力的に係脱するようになっている。
【0024】
第1凸部41…の数は、第2凸部42…の数より僅かに多く、図示例の場合、第1凸部41…が6個、第2凸部42…が5個である。しかも、第1凸部41…の周方向幅は、第2凸部42…のそれより大きく設定される。
【0025】
尚、図中、符号43は、支持部材33に設けられた肉抜き部である。
【0026】
次に、この実施例の作用について説明する。
【0027】
ユーザが調整部材35を把持して回転することにより、支持部材33に対して締め込むと、支持部材33と調整部材35とが共に軸方向に変位して、支持部材33の外端面と調整部材35の内向きフランジ34とが協働して摩擦部材32及び外向きフランジ31を軸方向に挟圧し、スロットルグリップ15にスラスト荷重を加えることなく、摩擦部材32に圧縮変形を与えることになり、図示例の場合、相対回転可能なグリップ本体16の外向きフランジ31と摩擦部材32との間の摩擦力が増大する。この摩擦力がスロットルグリップ15の回転抵抗となり、スロットルグリップ15を任意の開度に保持するもので、このスロットルグリップ15の保持力は、調整部材35の支持部材33に対する締め込み量、即ち摩擦部材32の圧縮量に依存する。即ち、調整部材35の支持部材33に対する締め込み量が少ない場合は、スロットルグリップ15の保持力は小さく、その締め込み量が多い場合は、スロットルグリップ15の保持力は大きい。このような保持力の調整によるも、支持部材33が軸方向に僅かに摺動することにより、スロットルグリップ15にスラスト荷重が加わることを回避するので、エンジンのスロットル弁開度に変化を及ぼすことはない。
【0028】
一方、クリックストップ機構36では、常に、一部の第1凸部41と、一部の第2凸部42とが調整部材35の薄肉部35aに弾性変形を与えつゝ係合して、調整部材35の妄動を阻止するので、スロットルグリップ15の調整した保持力を安定的に維持することができ、船外機の操縦性の向上を図ることができる。そして、調整部材35を一定角度回転する度に、一部の第1凸部41が、それまで係合していた第2凸部42から離脱すると共に、別の箇所で第1及び第2凸部41,42が新たに係合し、これによってユーザに節度感を与えるので、ユーザは調整部材35の回転角度、即ち摩擦部材32の圧縮度合を感知することができる。
【0029】
しかも、第1及び第2凸部41…,42…からなるクリックストップ機構36は、構成が極めて簡単で安価に得ることができる。
【0030】
また各複数の第1及び第2凸部41…,42…の数を異ならせると共に、それらの周方向幅をも異ならせることにより、ユーザに節度感を与える調整部材35の一定角度の設定を簡単に行うことができる。
【0031】
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、第2凸部42…の数を第1凸部41…よりも多くすることもでき、また第2凸部42…の周方向幅を第1凸部41…よりも大きく設定することもできる。また第1及び第2凸部41…,42…の係脱時、支持部材33側に弾性変形が生ずるようにすることもできる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば、船外機のスロットルグリップ開度保持装置において、スロットルグリップに一体的に形成される被保持部と、この被保持部に軸方向で重ねられる摩擦部材と、これら被保持部及び摩擦部材の軸方向一側に配置されて、バーハンドルに軸方向摺動可能且つ回転不能に取り付けられる支持部材と、前記被保持部及び摩擦部材の軸方向他側に配置される押圧部を有して、前記支持部材に螺合する調整部材と、その調整部材の妄動を抑えるべく支持部材及び調整部材間に設けられて、該調整部材を一定角度回転する度にユーザに節度感を付与し得るクリックストップ機構とからなり、摩擦部材は、被保持部及び支持部材の一方とは相対回転不能に連結するが、それらの他方とは相対回転可能となしたので、調整部材を支持部材に対して締め込むことにより、支持部材と調整部材とが共に軸方向に変位して、摩擦部材とスロットルグリップの被保持部とを軸方向に挟圧し、支持部材及び調整部材間で被保持部に所望の摩擦抵抗を付与することができ、したがってスロットルグリップにスラスト荷重が加わることを回避しつゝ、スロットルグリップを任意の開度に保持することができ、しかも、調整後の調整部材は緩み止め手段となるクリックストップ機構により妄動を阻止されるので、スロットルグリップの保持力を安定的に維持することができ、船外機の操縦性の向上に寄与し得る。さらに上記クリックストップ機構が、調整部材を一定角度回転する度にユーザに節度感を与えるので、ユーザは調整部材の回転角度、即ちスロットルグリップの保持力を的確に感知することができる。その上、支持部材の外周面に周方向等間隔に配列して突設される複数の第1凸部と、これら複数の第1凸部を囲繞する調整部材の内周面に周方向等間隔に配列して突設され、調整部材を一定角度回転する度に複数の第1凸部と互いに一部を弾性的に係脱する複数の第2凸部とで前記クリックストップ機構を構成したので、クリックストップ機構の構成を簡単にして、これを安価に提供することができる。
【0033】
さらにまた本発明の第2の特徴によれば、前記第1及び第2凸部の数を互いに異ならせると共に、それらの周方向幅をも異ならせ、前記調整部材の如何なる回転位置でも、一部の第1及び第2凸部が弾性係合状態となるようにしたので、ユーザに節度感を与える調整部材の一定角度の設定を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のスロットルグリップ開度保持装置を備える船外機の側面図。
【図2】 図1における操舵用バーハンドル部の拡大縦断面図。
【図3】 図2におけるスロットルグリップ開度保持装置部の拡大図。
【図4】 図2の4−4線断面図。
【図5】 図3の5−5線断面図。
【図6】 図3の6−6線断面図。
【符号の説明】
O・・・・船外機
11・・・バーハンドル
30・・・スロットルグリップ開度保持装置
31・・・被保持部(外向きフランジ)
32・・・摩擦部材
33・・・支持部材
34・・・押圧部(内向きフランジ)
35・・・調整部材
36・・・クリックストップ機構
41・・・第1凸部
42・・・第2凸部
Claims (2)
- 船外機(O)の操舵用バーハンドル(11)と、このバーハンドル(11)に回動可能且つ軸方向移動不能に嵌装されて、エンジンのスロットル弁開度を制御するスロットルグリップ(15)との間に設けられ、該スロットルグリップ(15)に摩擦抵抗を付与してそれを任意の開度位置に保持する、船外機のスロットルグリップ開度保持装置において、
スロットルグリップ(15)に一体的に形成される被保持部(31)と、この被保持部(31)に軸方向で重ねられる摩擦部材(32)と、これら被保持部(31)及び摩擦部材(32)の軸方向一側に配置されて、バーハンドル(11)に軸方向摺動可能且つ回転不能に取り付けられる支持部材(33)と、前記被保持部(31)及び摩擦部材(32)の軸方向他側に配置される押圧部(34)を有して、前記支持部材(33)に螺合する調整部材(35)と、その調整部材(35)の妄動を抑えるべく支持部材(33)及び調整部材(35)間に設けられて、該調整部材(35)を一定角度回転する度にユーザに節度感を付与し得るクリックストップ機構(36)とからなり、
前記摩擦部材(32)は、前記被保持部(31)及び支持部材(33)の一方とは相対回転不能に連結するが、それらの他方とは相対回転可能となし、
前記クリックストップ機構(36)は、前記支持部材(33)の外周面に周方向等間隔に配列して突設される複数の第1凸部(41)と、これら複数の第1凸部(41)を囲繞する前記調整部材(35)の内周面に周方向等間隔に配列して突設され、該調整部材(35)を一定角度回転する度に該複数の第1凸部(41)と互いに一部を弾性的に係脱することでユーザに前記節度感を与える複数の第2凸部(42)とで構成されたことを特徴とする、船外機のスロットルグリップ開度保持装置。 - 請求項1記載の船外機のスロットルグリップ開度保持装置において、 前記第1及び第2凸部(41,42)の数を互いに異ならせると共に、それらの周方向幅をも異ならせ、前記調整部材(35)の如何なる回転位置でも、一部の第1及び第2凸部(41,42)が弾性係合状態となるようにしたことを特徴とする、船外機のスロットルグリップ開度保持装置。
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