JP4232965B2 - トランスファ装置 - Google Patents

トランスファ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4232965B2
JP4232965B2 JP2004019271A JP2004019271A JP4232965B2 JP 4232965 B2 JP4232965 B2 JP 4232965B2 JP 2004019271 A JP2004019271 A JP 2004019271A JP 2004019271 A JP2004019271 A JP 2004019271A JP 4232965 B2 JP4232965 B2 JP 4232965B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
workpiece
pair
slide base
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004019271A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005211910A (ja
Inventor
武也 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2004019271A priority Critical patent/JP4232965B2/ja
Publication of JP2005211910A publication Critical patent/JP2005211910A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4232965B2 publication Critical patent/JP4232965B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Forging (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

本発明は、複数の加工工程にワークを順次搬送するための複数のフィンガーを備えたトランスファ装置に関する。
図13に示した従来のトランスファ装置1は、ワークを把持可能な複数のフィンガー2を横並びに配置して備え、これらフィンガー2が、ワーク搬送方向(水平方向)と上下方向とに所定のストロークでスライド移動する。そして、各フィンガー2は、各加工工程のワークを把持してから、ワーク搬送方向の前方に移動して隣の加工工程にワークを搬送する。次いで、各フィンガー2は、ワークを解放しかつ降下して各加工工程のパンチ(図示せず)から離れる。そして、フィンガー2は、ワーク搬送方向の後方に移動してから上昇し、元の位置に戻る。つまり、各フィンガー2は、図13の右上に示した動作線図Z1のように四角い動作経路に沿って移動する動作を繰り返し、ワークを順次隣の加工工程に搬送する(例えば、特許文献1参照)。
別の従来技術として、図14(A)及び図14(B)に示した従来のトランスファ装置3では、複数のフィンガー4を保持したスライドベース4Aが水平方向に往復動可能に設けられると共に、複数のフィンガー4に対応した複数のピストンロッド5が、トランスファ装置3の本体に対して上下動可能に設けられている。また、各フィンガー4には、昇降ロッド6が連結されており、この昇降ロッド6を上下動することで、フィンガー4が開閉する。そして、昇降ロッド6及びピストンロッド5の端部間には、シーソーアーム7が差し渡され、カム従動レバー8がシーソーアーム7の一端をピストンロッド5の付勢力に抗して押し下げることで、シーソーアーム7の他端が昇降ロッド6と共に上昇し、フィンガー4が開かれる。これにより、ピストンロッド5、カム従動レバー8を水平方向で固定した状態のまま、フィンガー4を開閉しかつワーク搬送方向(水平方向)に往復動させることができ、ワークを順次隣の加工工程に搬送することができる(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−96328号公報(段落[0023]〜[0029]、第3図) 特開昭63−104744号公報(3頁右上欄18行目から左下欄12行目、第1図、第4図)
ところで、上記した一方のトランスファ装置1では、フィンガー2は、ワーク搬送方向に移動する際に、フィンガー開閉機構部2Rから切り離される。これにより、ワーク搬送方向への移動部位を軽量化して、高速化を図っていた。しかしながら、このトランスファ装置1では、フィンガー2と各加工工程のパンチ(図示せず)との干渉を避けるために、フィンガー2を昇降動作させる構成を採っていたので、1サイクル中に4度もフィンガー2の移動方向が変更されることになり(図13の動作線図Z1参照)、高速化を図ることが困難であった。
これに対し、他方のトランスファ装置3では、フィンガー4が支軸の周りで180度回転することで、フィンガー4とパンチとの干渉を避けることが可能な構成になっている。これにより、フィンガー4を水平方向に往復動させる動作だけで、ワークを搬送することができる。しかしながら、フィンガー4と共に昇降ロッド6がワーク搬送方向に移動するので、ワーク搬送方向の移動に係る部位の軽量化に改良の余地があり、高速化を十分に図ることができなかった。また、シーソーアーム7の回動支点を、昇降ロッド6とピストンロッド5との間に設けるための軸受アーム7Aが必要になると共に、スライドベース4Aの移動による昇降ロッド6及びピストンロッド5の間隔の変化を吸収するために、シーソーアーム7と昇降ロッド6との間に摺接機構を設ける必要があった。このため、揺動部分の構造が繁雑になって大型化し、高速化を十分に図ることができなかった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされ、従来のものより高速運転可能なトランスファ装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係るトランスファ装置は、複数の加工工程にワークを順次搬送するための複数のフィンガーと、複数のフィンガーを保持したスライドベースと、スライドベースをワーク搬送方向に往復動可能に支持した固定ベースと、各フィンガーに設けられ、スライドベースに回動可能に軸支された1対のフィンガー部材と、1対のフィンガー部材のそれぞれに形成されて互いに対向し、間にワークを挟んで把持する1対のワーク把持部と、固定ベースに直動可能に支持され、スライドベースの移動方向と直行する方向に往復動して、スライドベースに対して接離する複数のフィンガー駆動部と、各フィンガー駆動部と各フィンガーとに両端部が回動可能に連結され、スライドベースの往復動に伴って揺動する複数の揺動部材とを備え、1対のフィンガー部材は、スライドベースのうちワーク搬送方向に並んだ1対の第1ピンにて別々に回動可能に軸支されると共に、ワーク搬送方向における1対の第1ピンの中間位置で互いに鋏状に交差し、その交差部分を挟んでフィンガー駆動部と反対側に1対のワーク把持部が配置され、各フィンガー駆動部が揺動部材を押したときに1対のワーク把持部が閉じる一方、各フィンガー駆動部が揺動部材を引いたときに1対のワーク把持部が開き、ワーク把持部が開いた状態でスライドベースを往復動させたときにフィンガー部材が、加工工程に備えたパンチから各フィンガー駆動部側に離れた位置を通過するように構成したところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のトランスファ装置において、各フィンガーのうち一方のフィンガー部材には、ワーク搬送方向における1対の第1ピンの中間位置で他方のフィンガー部材との交差部分よりフィンガー駆動部側に張り出した張り出し部が設けられ、その張り出し部に揺動部材が第2ピンにて回動可能に連結され、他方のフィンガー部材のうち一方のフィンガー部材との交差部分に設けた第3ピンと第2ピンとに両端部を回動可能に支持されたリンク部材を設けたところに特徴を有する。

請求項3の発明は、請求項1又は2に記載のトランスファ装置において、固定ベースには、スライドベースを往復動可能に案内するガイド部が設けられ、スライドベースには、ガイド部に往復動可能に係合したレール部材から起立してワーク搬送方向に平行に延びた1対の対向壁が設けられ、1対の対向壁の間で各フィンガー部材に第1ピンが貫通すると共に、第1ピンの両端部が1対の対向壁にて支持され、1対の対向壁の間で重ねられた一方のフィンガー部材と揺動部材とリンク部材とに第2ピンが貫通し、ガイド部及びレール部材には、揺動部材が挿通された挿通孔が貫通形成されたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2又は3に記載のトランスファ装置において、隣り合ったフィンガーのフィンガー部材同士が、共通の第1ピンに軸支されたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載のトランスファ装置において、フィンガー駆動部が一方向に移動するときに弾性変形される弾性部材を備え、フィンガー駆動部が他方向に移動するときの弾性部材の弾発力によって、1対のワーク把持部が閉じられるように構成したところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1のトランスファ装置では、ワーク把持部を開いた状態にすれば、フィンガー部材とパンチとがワーク搬送方向で干渉しなくなり、フィンガーの昇降動作を行わずに、ワーク把持部の開閉動作とスライドベースの往復動作だけで、ワークを順次隣の加工工程に搬送することができる。これにより、フィンガーの昇降動作を行っていた従来のものより、高速運転が可能になる。また、本発明のトランスファ装置では、各フィンガー駆動部がスライドベースに対して接離し、揺動部材がフィンガー駆動部から受けた軸力をフィンガーに伝達することで、フィンガーのワーク把持部を開閉するので、従来のシーソー構造及び摺接機構を備えたものに比べて揺動部分の構造が簡素になって軽量化され、高速運転が可能になる。
[請求項2の発明]
請求項2のトランスファ装置では、摺動用の長孔構造を要さず、回動可能な軸支構造だけで構成したので、がたが少なくなり、安定してワークを把持・搬送することができる。
[請求項3の発明]
請求項3のトランスファ装置では、固定ベースがフィンガー駆動部とスライドベースの両方を案内しているので、各フィンガー駆動部と各フィンガーとの相対位置が安定し、ワークの把持動作を安定させることができる。
[請求項4の発明]
請求項4のトランスファ装置では、隣り合ったフィンガーのフィンガー部材同士が共通の第1ピンに軸支されているので、部品点数の削減及びスライドベースのコンパクト化が図られる。
[請求項5の発明]
請求項5のトランスファ装置では、弾性部材の弾発力によって1対のワーク把持部が閉じられるので、ワークを把持する際の衝撃及びワークの大きさのばらつきを、弾性部材の変形によって吸収することができる。
以下、本発明に係る一実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。
図1に示したプレス機10のダイホルダー11Aには、複数の成形孔19を有するダイ11が横並びに並べて設けられている。また、プレス機10に備えた図示しない可動台のうちダイ11と対向した部位には、成形孔19に対応させて複数のパンチ12が横並びに並べて固定されている。即ち、このプレス機10は、ワークを複数の加工工程に分けてプレス加工するように構成され、そのために、各加工工程毎にパンチ12及びダイ11が備えられている。そして、可動台が直動することで、各パンチ12が各成形孔19にワークWを押し込んで成形を行う。また、成形孔19内で成形されたワークWは、成形孔19の奥部に備えられたノックアウト14によって成形孔19から押し出される。そして、各加工工程でプレス加工したワークWを、それぞれ次の加工工程に順次搬送するためにトランスファ装置20が設けられている。
トランスファ装置20には、図1に示すように、複数のフィンガー21が備えられている。これらフィンガー21は、パンチ12間の間隔と略同じ間隔をあけてワーク搬送方向(パンチ12の横並び方向)に並べられ、スライドベース22に保持されている。詳細には、図2に示すように、各フィンガー21は、1対のフィンガー部材25,26と、それらフィンガー部材25,26の間を連結するリンク部材27とを備えてなり、これら各部材25,26,27が対向壁22T,22Tの間に収められかつ複数のピン31〜33により連結されている。また、各対向壁22T,22Tには、ピン31を支持するための複数のピン支持孔22Aが、ワーク搬送方向に略同じ間隔に並べて貫通形成されている。
一方のフィンガー部材25(以下、適宜「第1のフィンガー部材25」という)は、略直角三角形の板部材25Wの上端部にワーク把持部25Hを備えた構造をなしている。また、板部材25Wの下辺両角部には回転中心孔25Aと、連結孔25Cとが貫通形成されている。
他方のフィンガー部材26(以下、適宜「第2のフィンガー部材26」という)は、上下方向に対して斜めに延びた帯板部材26Wの上端部にワーク把持部26Hを備えた構造をなしている。また、帯板部材26Wは、中間部分がクランク状に屈曲しており、その屈曲部分を挟んで下端側に、回転中心孔26Bが貫通形成される一方、屈曲部分を挟んで上端側に、連結孔26Dが貫通形成されている。
そして、第1のフィンガー部材25の回動中心孔25Aに貫通したピン31が、スライドベース22の対向壁22Tにおける所定のピン支持孔22A内に嵌合され、第2のフィンガー部材26の回動中心孔26Bに貫通したピン31が、スライドベース22の対向壁22Tにおける別のピン支持孔22A内に嵌合されている。これにより、第1及び第2のフィンガー部材25,26が、スライドベース22に対してピン31,31を中心にそれぞれ回動可能となっている。
また、両フィンガー部材25,26は、互いに鋏状に交差されて、その交差部分より先端側のワーク把持部25H,26H同士が対向配置された状態になっている。また、第2のフィンガー部材26の連結孔26Dは、第1のフィンガー部材25の連結孔25Cより上側に位置し、これら連結孔25C,26Dにリンク部材27の両端部がピン結合されている。詳細には、リンク部材27は、上下に延びた帯板状をなし、上下の両端部には連結孔27D,27Cが貫通形成されている。そして、リンク部材27は、第2のフィンガー部材26のうち第1のフィンガー部材25と反対側に配され、第2のフィンガー部材26の連結孔26Dとリンク部材27の上端側の連結孔27Dとがピン32により回動可能に連結される一方、第1のフィンガー部材25の連結孔25Cとリンク部材27の下端側の連結孔27Cとがピン33により回動可能に連結される。これにより、第1及び第2のフィンガー部材25,26が、互いに連動してスライドベース22に対して回動し、ワーク把持部25H,26Hが接近及び離間する。
なお、このように第1及び第2のフィンガー部材25,26及びリンク部材27が組み付けられた状態で、リンク部材27は、第2のフィンガー部材26における帯板部材26Wのうち第1のフィンガー部材25と反対側の段差部分に収まり、帯板部材26Wにおける一方の対向壁22Tと隣接する側の側面とリンク部材27の側面とがほぼ面一になっている。
さて、両ワーク把持部25H,26Hは、図1に示すように、互いに対称状態に対向している。そして、ワーク把持部25H,26Hが最も接近して両ワーク把持部25H,26Hの下端部が接合された全体形状は、上方側が開放した円弧溝を有する溝形部材になる。即ち、ワーク把持部25H,26Hは、そのような溝形部材形を2分割した構成物の一方と他方の形状になっている。また、図2に示すように、一方のワーク把持部26Hは、第2のフィンガー部材26における帯板部材26Wから、パンチ12の直動方向(以下、「プレス方向」という)に張り出し、他方のワーク把持部25Hは、第1のフィンガー部材25における板部材25Wからプレス方向に張り出している。そして、これらフィンガー部材25,26が組み付けられると、前述の如く、両ワーク把持部25H,26Hが互いに対称状態に向き合う。
図7に示すように、フィンガー21と後述するプランジャ50(本発明に係る「フィンガー駆動部」に相当する)との間には、揺動部材28が連結されている。そして、プランジャ50の往復運動が、揺動部材28の軸力として各フィンガー21に伝達され、ワーク把持部25H,26Hが開閉される。具体的には、揺動部材28は、図2に示すように、上下方向に延びた帯板状をなし、上下の両端部に連結孔28B,28Cを備える。また、揺動部材28の上端部は、第1のフィンガー部材25の板部材25Wとリンク部材27との間に挟まれかつ第1のフィンガー部材25における板部材25Wの下方に配置されている。そして、その揺動部材28の上端部の連結孔28Cに、リンク部材27の連結孔27C及び第1のフィンガー部材25の連結孔25Cに嵌合されたピン33が挿通されている。これにより、揺動部材28の軸力を受けて、第1及び第2のフィンガー部材25,26が回動する。
詳細には、図12(A)に示すように、ワーク把持部25H,26Hの下端部が互いに接近した状態(これを、以下、「ワーク把持部25H,26Hが閉じた状態」という)から揺動部材28が下方に引かれると、図12(B)に示すように、第1のフィンガー部材25が同図における反時計回り方向に回動して、一方のワーク把持部25HがワークWの左斜め下方に離間する。このとき、リンク部材27も下方に下げられるので、これにより、第2のフィンガー部材26が同図における時計回り方向に回動し、他方のワーク把持部26Hが、一方のワーク把持部25Hと対称的にワークWの右斜め下方に離間する。これにより、図12(B)に示すように、ワーク把持部25H,26Hが互いに離間した状態(これを、以下、「ワーク把持部25H,26Hが開いた状態」という)になる。ワーク把持部25H,26Hが開いた状態から揺動部材28が上方に移動すると、上記動作とは逆に両フィンガー部材25,26及びリンク部材27が作動して、ワーク把持部25H,26Hが閉じられる。そして、この揺動部材28がプランジャ50の往復動によって上下動される。
即ち、各フィンガー21は、プランジャ50の往復運動を、揺動部材28の軸方向で受け、ワーク把持部25H,26Hの開閉運動に変換する把持動作変換機構29(図2参照)を備えており、その把持動作変換機構29は、上述の如く「1対のフィンガー部材25,26をスライドベース22に回動可能に軸支すると共に鋏状に交差させて、その交差部分より先端側のワーク把持部25H,26H同士を対向配置し、両フィンガー部材25,26に両端部が回動可能に連結されたリンク部材27を設け、さらに、第1のフィンガー部材25に、揺動部材28の一端を回動可能に連結した」構成になっている。
また、フィンガー21は、ワーク把持部25H,26Hが開いた状態になると、図8に示すように各ワーク把持部25H,26Hがパンチ12より下方(図8における基準線L1より下方)に位置した状態になる。そして、この状態でスライドベース22が後述するようにワーク搬送方向にスライド移動しても、ワーク把持部25H,26Hの先端はパンチ12に干渉せずにパンチ12の下方を通過することができる。
このように構成されたフィンガー21は、前述の如く対向壁22T,22Tの間に、複数、等間隔に並べて配置されている。ここで、隣り合ったフィンガー21,21の間では、図3に示すように、一方のフィンガー21に備えた第1のフィンガー部材25の回転中心孔25Aと、その隣のフィンガー21に備えた第2のフィンガー部材26の回動中心孔26Bとが重ねて組み付けられて共通したピン31が通される。即ち、隣り合ったフィンガー21,21の間で、それぞれ各ピン31が兼用されている。これにより、部品点数の削減及びスライドベース22のコンパクト化が図られている。
フィンガー21を保持するスライドベース22は、図4に示すように、H形レール部材40を段形レール部材43の上面に組み付けてなる。詳細には、H形レール部材40は、図5に示すように、軸方向から見た形状が概ね「H」文字形状になったレール構造になっている。そして、H形レール部材40のうちプレス方向で対向した壁部が、前述した対向壁22T,22Tになっている。一方、段形レール部材43は、軸方向から見た形状が、左右対称な雛壇形状となっている。そして、H形レール部材40の下側溝形部に段形レール部材43の上面の突部を嵌合した状態で、それらが図示しないボルトにて固定されている。
また、H形レール部材40において対向壁22T,22Tの間に差し渡された中間壁42には、図7に示すように揺動部材28を挿通するための挿通孔41が貫通形成されると共に、段形レール部材43における挿通孔41との対抗部分にも、揺動部材28を挿通するために挿通孔44が形成されている。
図4に示すように、固定ベース23は、全体として直方体形状をなしており、固定ベース23の上面には、ワーク搬送方向に係合溝45(本発明に係る「ガイド部」に相当する)が延びている。そして、スライドベース22は、この係合溝にスライド可能に係合されている。また、係合溝45は、上面の開口幅が奥側の幅よりも狭くなっており、スライドベース22が係合溝45の上面開口から抜けないように保持されている。さらに、係合溝45の底面のうち幅方向の中央には、次述するプランジャ収容部屋46の上端部分を係合溝45内に連通するための連絡溝47が形成されている。
固定ベース23には、係合溝45の長手方向に沿って複数のプランジャ収容部屋46が横並びに形成されている。各プランジャ収容部屋46は、固定ベース23におけるプレス方向の両面に開放している。また、図7に示すように、プランジャ収容部屋46の上面46Aが連絡溝47の底面47Aに位置し、上述の如くプランジャ収容部屋46の上端部分が係合溝45に連通している。そして、各フィンガー21に連結された揺動部材28が、各プランジャ収容部屋46内に突入している。
プランジャ収容部屋46の下面には、断面矩形のガイド孔48が上下方向に貫通形成されている。プランジャ50は、図6に示すように、L字形に屈曲した角柱部51の上端面から円柱部52を延長した構造をなしている。そして、この角柱部51の垂直部分51Aがガイド孔48を貫通すると共に、角柱部51の水平部分51Bが、固定ベース23よりダイ11側に突出している。また、角柱部51の水平部分51Bには、螺子孔が上下方向に貫通形成され、そこに調整ボルト53が螺合して上方に突出している。そして、その調整ボルト53の上端部に、後述する押下レバー55が当接している。
プランジャ50のうち円柱部52の上端部には、スリット52Aが形成されると共に、そのスリット52Aと直交するようにピン孔34Aが形成されている。そして、揺動部材28の下端部をスリット52A内に配した状態で、前記したピン孔34Aと揺動部材28の連結孔28Bとにピン34が貫通し、さらに、そのピン34が円柱部52の外周面から両側方に突出した状態になっている。
円柱部52の外周面には、ピン34より下方側に圧縮コイルバネ54(本発明に係る「弾性部材」に相当する)が挿入されている。この圧縮コイルバネ54は、図7に示すように、プランジャ収容部屋46の下面のうちガイド孔48の開口縁とピン34との間で突っ張り状態になっている。なお、圧縮コイルバネ54のうちピン34側の端部には、座金54Zが設けられている。そして、プランジャ50は、押下レバー55によって下方に押し下げられる一方、この押し下げがなくなると圧縮コイルバネ54の弾発力によってプランジャ50が上方に戻される。
図4に示すように、押下レバー55は、プランジャ50に対応させて複数設けられている。各押下レバー55は、略水平に延びた角柱状をなし、プランジャ50と反対側の端部を貫通した穴部55Aを貫通する図示しない軸によって回動可能に軸支されている。また、各押下レバー55の長手方向の途中部分には、押下レバー55の側面にカムフォロア55Fが軸支されている。さらに、押下レバー55の上方には、それら全部の押下レバー55を横切るように第1カムシャフト99が延びており、この第1カムシャフト99がプレス機10の駆動源(例えば、電動モータ)に連結されている。この第1カムシャフト99には、複数のカム98が固定され、各カム98が各押下レバー55のカムフォロア55Fに当接している。そして、第1カムシャフト99の回転に伴って、各カム98により各押下レバー55が下方に押し下げられる。
第1カムシャフト99の下方には、第1カムシャフト99と直交する方向に延びた第2カムシャフト96が設けられている。これら第1カムシャフト99と第2カムシャフト96は、図5に示すようにヘリカルギヤ95,97によって互いにギヤ連結されている。また、図4に示すように第2カムシャフト96の側方には、上下方向に延びた揺動レバー60が設けられている。そして、第2カムシャフト96に備えた1対のカム94A,94Bと揺動レバー60に備えた1対のカムフォロア(図示せず)とから、所謂、確動カム(「共役カム」ともいう)が構成され、これにより第2カムシャフト96の回転に連動して揺動レバー60が揺動する。
揺動レバー60の上端部とスライドベース22の一端部との間には、水平リンク62が差し渡され、その水平リンク62の両端部が揺動レバー60及びスライドベース22にピン62Pにて連結されている。そして、プレス機10の動力によって第1カムシャフト99、第2カムシャフト96,揺動レバー60が駆動され、これらにより、トランスファ装置20が、パンチ12(図1参照)のプレス動作に同期して動作し、図7〜図11の各図において、図面右側から左側にワークを搬送する。
以下、このトランスファ装置20の動作を図7〜図11を参照しつつ説明する。
図7に示すように、スライドベース22が、往復動可能なストロークにおけるワーク搬送方向の前端(図7における左側端部)に位置し、各フィンガー21のワーク把持部25H,26Hが閉じられると、それらワーク把持部25H,26Hの内側空間が、各成形孔19に整合した状態となる。この状態で、図1に示した各パンチ12がダイ11の各成形孔19に突入することにより、ワークWにプレス加工(例えば絞り加工)が行われる。
パンチ12がダイ11の成形孔19に突入している間に、フィンガー21のワーク把持部25H,26Hが開かれる。具体的には、プレス機10のプレス動作に連動して図4に示した第1カムシャフト99が回転することで、カム98が押下レバー55を押し下げ、これに伴ってプランジャ50が下方に移動し、揺動部材28が下方に引かれる。
すると、各フィンガー21に備えた把持動作変換機構29(図2参照)が、プランジャ50の動作を、揺動部材28の軸方向で受けて、ワーク把持部25H,26Hの開放動作に変換する。即ち、プランジャ50に伴った揺動部材28の下方への移動により、両フィンガー部材25,26が回動し、図8に示すように、両ワーク把持部25H,26Hがパンチ12に対して斜め下方に離間する。すると、ワーク把持部25H,26Hは、各パンチ12より下方(図8における基準線L1より下方)に位置する。
この状態でスライドベース22が、ワーク搬送方向と逆方向にスライド移動する。具体的には、プレス機10のプレス動作に連動して図4に示した第2カムシャフト96が回転することで、揺動レバー60が揺動し、これによりスライドベース22が往復動可能なストロークにおけるワーク搬送方向の後端(図8における右側端部)に向けて移動する。このとき、ワーク把持部25H,26Hは、各パンチ12より下方(図8及び図9における基準線L1より下方)に位置しているので、パンチ12がワークWをプレス加工している間を利用して、スライドベース22により全フィンガー21を移動することができる。
そして、図10に示すように、スライドベース22が往復動可能なストロークにおけるワーク搬送方向の後端に位置すると、各フィンガー21がパンチ12及び成形孔19の下方に位置する。そこで、押下レバー55によるプランジャ50の押し下げが解除される。すると、プランジャ50に備えた圧縮コイルバネ54の弾発力によってプランジャ50が上昇する。すると、フィンガー21の把持動作変換機構29が、プランジャ50の上昇に対して揺動部材28を介して弾発力を受け、ワーク把持部25H,26Hが閉じられる(図11参照)。そして、パンチ12が成形孔19から退避すると共に、ノックアウト14がワークWを成形孔19から押し出す。これにより、ワークWがワーク把持部25H,26Hの間に押し込まれる。ここで、ワーク把持部25H,26Hは圧縮コイルバネ54の弾発力によってワークWを把持するので、ワークWの大きさのばらつきが、圧縮コイルバネ54によって吸収されワークWの変形が防がれる。また、図11において左端の成形孔19で成形されていたワークWは、ノックアウト14によって押し出され、プレス完成品として例えば図示しないシュートにて所定の回収容器に集められる。
ついで、各フィンガー21がワークWを把持した状態で、スライドベース22が、往復動可能なストロークにおけるワーク搬送方向の前端(図11における左側端部)に向けて移動する。そして、図7に示したように、ワーク把持部25H,26Hが、各成形孔19に整合した状態となる。この状態で、ワーク把持部25H,26Hに把持されたワークWが各パンチ12に押されて、ダイ11の各成形孔19に押し込まれる。
これにより、各ワークWは、次のパンチ12によって再度プレス成形される。以下、この上記した動作が繰り返され、ワークWは、順次、隣の加工工程に搬送されて、ワークWに複数工程のプレス加工が施される。
このように本実施形態のトランスファ装置20では、ワーク把持部25H,26Hを開いた状態にすれば、フィンガー部材25,26とパンチ12とがワーク搬送方向で干渉しなくなり、フィンガー21の昇降動作を行わずに、ワーク把持部25H,26Hの開閉動作とスライドベース22の往復動作だけで、ワークWを搬送することができる。これにより、フィンガー21の昇降動作を行っていた従来のものより、高速運転が可能になる。また、各プランジャ50がスライドベース22に対して接離し、揺動部材28がプランジャ50から受けた軸力をフィンガー21に伝達することで、フィンガー21のワーク把持部25H,26Hを開閉するので、従来のシーソー構造及び摺接機構を備えたものに比べて揺動部分の構造が簡素になって軽量化され、高速運転が可能になる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、押下レバー55の往復回動により、プランジャ50を往復直動させていたが、押下レバー55の回動端部に直に揺動部材28の下端部を連結してもよい。
(2)前記実施形態では、板金を絞り加工するプレス機を例示したが、本発明におけるプレス機には、このようなプレス機に限定されるものではなく、例えば、鍛造機も本発明に係るプレス機に含まれる。
本発明の一実施形態に係るトランスファ装置の斜視図 フィンガーの分解斜視図 複数のフィンガーの分解斜視図 トランスファ装置の斜視図 トランスファ装置の側面図 プランジャの斜視図 フィンガーが閉じた状態のトランスファ装置の正面図 フィンガーが開いた状態のトランスファ装置の正面図 スライドベースが後端側に移動している状態のトランスファ装置の正面図 スライドベースが後端部に位置した状態のトランスファ装置の正面図 フィンガーが閉じた状態のトランスファ装置の正面図 (A)フィンガーが閉じた状態の正面図 (B)フィンガーが開いた状態の正面図 従来のトランスファ装置の平面図 (A)従来のトランスファ装置の平面図 (B)従来のトランスファ装置の断面図
符号の説明
10 プレス機
11 ダイ
12 パンチ
20 トランスファ装置
21 フィンガー
22 スライドベース
23 固定ベース
25,26,80 フィンガー部材
25H,26H,80H ワーク把持部
27 リンク部材
28 揺動部材
29 把持動作変換機構
45 係合溝(ガイド部)
50 プランジャ(フィンガー駆動部)
54 圧縮コイルバネ(弾性部材)
W ワーク

Claims (5)

  1. 複数の加工工程にワークを順次搬送するための複数のフィンガーと、
    前記複数のフィンガーを保持したスライドベースと、
    前記スライドベースをワーク搬送方向に往復動可能に支持した固定ベースと、
    前記各フィンガーに設けられ、前記スライドベースに回動可能に軸支された1対のフィンガー部材と、
    前記1対のフィンガー部材のそれぞれに形成されて互いに対向し、間に前記ワークを挟んで把持する1対のワーク把持部と、
    前記固定ベースに直動可能に支持され、前記スライドベースの移動方向と直行する方向に往復動して、前記スライドベースに対して接離する複数のフィンガー駆動部と、
    前記各フィンガー駆動部と前記各フィンガーとに両端部が回動可能に連結され、前記スライドベースの往復動に伴って揺動する複数の揺動部材とを備え、
    前記1対のフィンガー部材は、前記スライドベースのうち前記ワーク搬送方向に並んだ1対の第1ピンにて別々に回動可能に軸支されると共に、前記ワーク搬送方向における前記1対の第1ピンの中間位置で互いに鋏状に交差し、その交差部分を挟んで前記フィンガー駆動部と反対側に前記1対のワーク把持部が配置され、
    前記各フィンガー駆動部が前記揺動部材を押したときに前記1対のワーク把持部が閉じる一方、前記各フィンガー駆動部が前記揺動部材を引いたときに前記1対のワーク把持部が開き、前記ワーク把持部が開いた状態で前記スライドベースを往復動させたときに前記フィンガー部材が、前記加工工程に備えたパンチから前記各フィンガー駆動部側に離れた位置を通過するように構成したことを特徴とするトランスファ装置。
  2. 前記各フィンガーのうち一方の前記フィンガー部材には、前記ワーク搬送方向における前記1対の第1ピンの中間位置で他方の前記フィンガー部材との交差部分より前記フィンガー駆動部側に張り出した張り出し部が設けられ、その張り出し部に前記揺動部材が第2ピンにて回動可能に連結され、
    前記他方のフィンガー部材のうち前記一方のフィンガー部材との交差部分に設けた第3ピンと前記第2ピンとに両端部を回動可能に支持されたリンク部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のトランスファ装置。
  3. 前記固定ベースには、前記スライドベースを往復動可能に案内するガイド部が設けられ、
    前記スライドベースには、前記ガイド部に往復動可能に係合したレール部材から起立して前記ワーク搬送方向に平行に延びた1対の対向壁が設けられ、
    前記1対の対向壁の間で前記各フィンガー部材に前記第1ピンが貫通すると共に、前記第1ピンの両端部が前記1対の対向壁にて支持され、
    前記1対の対向壁の間で重ねられた前記一方のフィンガー部材と前記揺動部材と前記リンク部材とに前記第2ピンが貫通し、
    前記ガイド部及び前記レール部材には、前記揺動部材が挿通された挿通孔が貫通形成されたことを特徴とする請求項2に記載のトランスファ装置。
  4. 隣り合った前記フィンガーの前記フィンガー部材同士が、共通の前記第1ピンに軸支されたことを特徴とする請求項2又は3に記載のトランスファ装置。
  5. 前記フィンガー駆動部が一方向に移動するときに弾性変形される弾性部材を備え、前記フィンガー駆動部が他方向に移動するときの前記弾性部材の弾発力によって、前記1対のワーク把持部が閉じられるように構成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のトランスファ装置。
JP2004019271A 2004-01-28 2004-01-28 トランスファ装置 Expired - Fee Related JP4232965B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004019271A JP4232965B2 (ja) 2004-01-28 2004-01-28 トランスファ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004019271A JP4232965B2 (ja) 2004-01-28 2004-01-28 トランスファ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005211910A JP2005211910A (ja) 2005-08-11
JP4232965B2 true JP4232965B2 (ja) 2009-03-04

Family

ID=34903531

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004019271A Expired - Fee Related JP4232965B2 (ja) 2004-01-28 2004-01-28 トランスファ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4232965B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016215210A (ja) * 2015-05-15 2016-12-22 旭サナック株式会社 トランスファ装置
CN108311619B (zh) * 2018-01-31 2019-11-19 浙江彪马自动化设备有限公司 一种液压红冲原料的自动送料装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005211910A (ja) 2005-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6676815B1 (ja) プレス装置
CN110883211A (zh) 一种钣金冲压模具
JP5588802B2 (ja) 線材切断装置
KR20140087047A (ko) 전선 포지셔닝 장치
JP4232965B2 (ja) トランスファ装置
CN109079707A (zh) 管与环的扣压装置
US5865057A (en) Work transfer in multi-stage forging apparatus
JP4700382B2 (ja) トランスファ装置
US3683665A (en) Multiple station forming press
EA013444B1 (ru) Приспособление для захвата заготовок транспортирующего устройства формующей машины
JP2002337095A (ja) パンチユニット
CN208945004U (zh) 一种连续冲压模具系统滑块机构
CN116727519A (zh) 一种板件冲压成型装置
JP4093368B2 (ja) トランスファ装置
CN207977275U (zh) 一种铆压装置
JP2003010933A (ja) トランスファプレス機
JP7322079B2 (ja) トランスファプレス機
JP4189579B2 (ja) 平行開閉チャック
CN114226573A (zh) 一种双端子压铆机
KR100509688B1 (ko) 범프 캠
CN2737484Y (zh) 镦锻成型设备的上顶出传动装置
CN221246752U (zh) 一种罐体成型设备
JP2006231369A (ja) トッグルプレス機械
JP4664522B2 (ja) フィンガ開閉機構付きトランスファ装置
JP4351118B2 (ja) フィンガ開閉式トランスファ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050916

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071114

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080423

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111219

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees