JP4232255B2 - 電子機器の外装筐体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯型パーソナルコンピュータなど、開閉式の表示部を有し、外装筐体をネジ等で締結する構造を有する電子機器の外装筐体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯型パーソナルコンピュータなどの液晶表示装置等が収容された開閉式の表示部を有する電子機器では、液晶表示側外装筐体は、反対側筐体とネジ等で締結する構造で構成されている。しかしながら、表示部が開閉式であるため、使用時には液晶表示側の外装筐体も外観となることから、反対側筐体と併せて両筐体が外観となり、このため、2つの外装筐体のどちらかの面にネジ等の締結部品の頭部が目視され、これによって外装筐体の外観が損なわれてしまう。このため、対策がとられている。
【0003】
図3と図4に従来の電子機器におけるネジ等の締結部品をカバーする構造を示す。図3は従来の電子機器の外観図、図4は締結部分の内部構造を示す断面図である。図において、21は電子機器の本体部、22はヒンジ部29で本体部21に開閉可能に取り付けられ、液晶表示装置23が収納される表示部である。表示部22の外装は、液晶表示側外装筐体24と液晶表示裏側外装筐体25で構成されており、液晶表示側外装筐体24には、底面に開孔が設けられた凹部24aが形成され、液晶表示裏側外装筐体25には、ボス25aが形成されている。そして、これらがネジ26で締結されている。ネジ26のネジ頭26aは、液晶表示側外装筐体24より飛び出すと、外観上不体裁であるため、凹部24a内に入り込んだ状態にされている。さらに、凹部24aの入口には、さらに広い面積の段部24bが設けられており、シート27が両面テープ28で段部24bに貼付け固定されている。
【0004】
これにより、ネジ26のネジ頭26aが液晶表示側外装筐体24より出っ張ることがなく、さらにシート27が覆い隠すため、外観を損なうことなく、液晶表示側外装筐体24と液晶表示裏側外装筐体25とを固定することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来の電子機器の外装筐体では、締結部品を覆い隠すシートは、液晶表示側外装筐体の凹部の入口に設けられた段部に、両面テープによって接着し固定されるため、確実な固定を得るために広い面積が必要とされていた。さらに、両面テープによる接着のため、電子機器の分解修理などを行うため締結部品を外す際剥がされたシートの再利用が困難であった。
【0006】
他の方法としては、ゴムなどの弾性体を外装筐体の凹部に圧入装着する方法もあるが、これは凹部の開口や弾性体が見えるため、外観が損なわれる。
【0007】
本発明は、外装筐体を締結し固定するネジの頭部を蓋体により覆い隠して外観上違和感をなくすことができ、かつ蓋体の着脱が容易で再利用が可能な電子機器の外装筐体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、弾性体と弾性体よりも硬質で薄肉のシート状部品を一体にした蓋体を備え、その蓋体の弾性体を変形させてネジが挿入された外装筐体の凹部に挿入することにより、蓋体を外装筐体に装着し、該弾性体と一体のシート状部品で前記ネジの頭部を覆い隠すようにしたものである。
【0009】
これにより、外装筐体の外観表面において、蓋体により締結部品であるネジを覆い隠すことができる。さらに、電子機器の分解修理などを行う際、蓋体を再利用することが可能となる効果が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明は、内部に電子部品等を収容する2つの外装筐体をネジにより締結するようにした電子機器の外装筐体において、前記一方の外装筐体に設けた凹部に前記ネジを挿入して他方の外装筐体に設けたボスに締結し、そして、薄肉のシート状部品と弾性体とを一体化した蓋体を用意し、前記ネジの頭部が挿入された前記凹部に前記蓋体の弾性体を変形させて挿入し、これにより蓋体のシート状部品により前記凹部を覆い前記ネジの頭部を覆い隠すようにした電子機器の外装筐体である。
【0011】
上記によれば、外装筐体の凹部に弾性体は、その弾性体の外周方向への反発力によって保持され、前記外装筐体から蓋体が脱落することがなく、そして、前記保持力に抗して蓋体を抜き取れば容易に取り外すことができ、したがって、電子機器の分解修理などを行う際、何度も再利用が可能なものである。
【0012】
本発明において、シート状部品を外装筐体の表面に張り付けられる外装シートと同じ材質にすることにより、または、外装筐体の表面に張り付けられる外装シートと同じ表面処理を施すことにより、外観上目立ちにくくすることができる。
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、図1と図2を用いて説明する。
【0014】
(実施の形態1)
図1は本発明の一実施の形態における電子機器の外観図、図2は締結部分の内部構造を示す断面図である。図において、1は電子機器の主回路基板(図示せず)を収納する本体部で、2はヒンジ部3により本体部1に回転可能に取り付けられ、液晶表示装置4が収納された表示部である。表示部2の外装は、液晶表示側外装筐体5と液晶表示裏側外装筐体6で構成されている。さらに、液晶表示側外装筐体5には、ネジ7を通すために底に開孔が設けられた凹部5aが形成されている。また、凹部5aの入口には、凹部5aより少しだけ大きい外形の段部5bが設けられている。液晶表示裏側外装筐体6には、ボス6aが形成され、このボス6aには、ネジ7を締結するためのタップ加工(図示せず)が形成されている。そして、液晶表示側外装筐体5の凹部5aから挿入されたネジ7が液晶表示裏側外装筐体6のボス6aに締結されることにより、2つの外装筐体5、6はネジ7で締結され、固定される。なお、ネジ7の頭部7aは凹部5a内に入り込んでいる。また、シート状部品8aと弾性体8bとで構成された蓋体8が設けられ、シート状部品8aと弾性体8bとは接着により一体化されている。シート状部品8aは、表面強度の強い硬質樹脂などの薄肉のシート材料で構成され、弾性体8bは、スポンジやゴムのような反発力のある弾性材料で構成されている。
【0015】
上記蓋体8の弾性体8bは、スポンジやゴムのような反発力のある材料であるため、これを変形させて液晶表示裏側外装筐体6とネジ7で締結され固定された液晶表示側外装筐体5の凹部5aに挿入され、これにより蓋体8は、凹部5aに対する反発力(矢印A方向)によって、凹部5aから脱落しないよう保持され、固定される。前記シート状部品8aは、凹部5aに入り込まないような大きさからなり、蓋体8の凹部5aへの挿入のストッパーの役割を有する。なお、シート状部品8aは硬質であるため、弾性体よりも少しだけ大きい外形であればよい。
【0016】
これにより、ネジ7が液晶表示側外装筐体5の外観表面より飛び出さず、ネジ7を覆い隠すことができる。また、液晶表示側外装筐体の表面に外装シートを張り付ける場合、シート状部品をこの外装シートと同じ材質にすることにより、外観上違和感をなくすることができる。そして、蓋体8は弾性体8bの反発力に抗して取り外すことが可能であり、したがって、蓋体8は、電子機器の分解修理などを行う際、何度も再利用が可能である。
【0017】
また、蓋体は、樹脂材料等のシート状部品とスポンジ等の弾性体を、丸や四角等の単純な形状に加工するだけでよいため、容易に、かつ、安価に作成することができる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明は、弾性体と弾性体よりも硬質で薄肉のシート状部品を一体にした蓋体を備え、その蓋体の弾性体を変形させて外装筐体のネジが挿入された凹部に挿入することにより、蓋体を外装筐体に装着し、弾性体と一体のシート状部品で前記ネジの頭部を覆い隠すようにしたものであり、これによれば、ネジを確実に覆い隠すことができ、また、修理などで外装筐体を分解する場合、蓋体を取り外し、かつ、再度取り付けてもとの状態にすることが可能であり、何度も再利用できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における締結部品のカバー構造を有する電子機器の外観図
【図2】 本発明の一実施の形態における電子機器の締結部分の内部構造を示す断面図
【図3】 従来の電子機器の外観図
【図4】 従来の電子機器の締結部分の内部構造を示す断面図
【符号の説明】
1 本体部
2 表示部
5 液晶表示側外装筐体
6 液晶表示裏側外装筐体
7 ネジ
8 蓋体
8a シート状部品
8b 弾性体
Claims (1)
- 2つの外装筐体をネジにより締結し、内部に液晶表示装置を収納する電子機器の外装筐体であって、前記2つの外装筐体のうち、一方の外装筐体に凹部を設けるとともにその凹部の底に前記ネジが通る孔を設け、他方の外装筐体にボスを形成し、前記一方の外装筐体の凹部に前記ネジを挿入して他方の外装筐体のボスに締結することによりそのネジの頭部が一方の外装筐体の凹部内に挿入された状態で該2つの外装筐体を締結し、かつ、前記一方の外装筐体の凹部に入り込まない大きさの薄肉のシート状部品とこのシート状部品と一体に構成され、弾性変形させた状態で前記一方の外装筐体の凹部に挿入可能な弾性体からなる蓋体を備え、前記蓋体の弾性体を前記ネジにより締結された一方の外装筐体の凹部に弾性変形させた状態で挿入し、該弾性体と一体のシート状部品で前記凹部を覆い前記ネジの頭部を覆い隠すようにしたことを特徴とする電子機器の外装筐体。
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