JP3011214U - 車載用機器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスク挿通口からの埃の侵入を防止すると
ともに、組み付けを容易にする。 【構成】 フロントパネル３の凹部４に着脱式の操作ユ
ニット５を装着し、該操作ユニット５内のディスク挿入
口１０と前記凹部４内のディスク挿通口６とを介して本
体ユニット２内へディスクを供給するようにした車載用
機器において、前記凹部４のディスク挿通口６の周縁に
ヒンジ結合してなるリッド７を一体成形により設けたこ
とを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自動車の室内に配置する車載用オーディオ機器等に好適な車載用機 器に関し、詳しくは、盗難防止のため操作ユニットを本体ユニットから取り外せ るようにした車載用機器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

例えば、車載用のＣＤプレーヤーは、操作ユニットの取り外し時にディスク挿 通口から本体ユニット内に埃が侵入するのを防ぐため、ディスク挿入口裏面にス ウェード地の布を取り付けるなど、コスト高になっていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、このような事情に鑑みなされたものでありその目的とするところは 、別部品の組み付けることなく、操作ユニットの取り外し時にディスク挿通口が 自動的に閉塞される車載用機器を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するための本考案は、フロントパネルの凹部に着脱式の操作ユ ニットを装着し、該操作ユニット内のディスク挿入口と上記凹部内のディスク挿 通口とを介して本体ユニット内へディスクを供給するようにした車載用機器にお いて、前記凹部のディスク挿通口の周縁にヒンジ結合してなるリッドを一体成形 により設けたことを特徴とする。 また、前記操作ユニットをフロントパネルの凹部に固定した際、前記リッドを 開くリッド開閉手段を設けたことを特徴とする。 また、前記リッド開閉手段は操作ユニットの背面に設けた突起であり、操作ユ ニットをフロントパネルの凹部に固定すると前記突起がリッドを押すように構成 したことを特徴とする。

【０００５】

【作用】

本考案によれば、操作ユニットの装着時には、リッドが操作ユニット背面の突 起によって押し開かれているが、操作ユニットを取り外すと、リッドはその弾性 によって復元しディスク挿通口を閉塞する。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図において、１は車載用機器のＣＤプレーヤーで、この本体ユニット２の前面 には樹脂製のフロントパネル３を取り付けてある。フロントパネル３には凹部４ が設けており、該凹部４に操作ユニット５を着脱できるように構成している。 凹部４の底壁４ａにはディスク挿通口６が形成してあり、このディスク挿通口 ６にリッド７を一体成形により設けてある。

【０００７】 リッド７は、図２に示すように左右一対のヒンジ８，８を介してディスク挿通 口６の下縁に連結してある。又、凹部４の底壁４ａには、ディスク挿通口６の下 方に操作キー挿通孔９を多数設けてある。 操作ユニット５にはディスク挿入口１０と多数の操作キー１１を備えている。 更に、操作ユニット５の背面にはリッド７の開閉手段である突起１２を設けてい る。

【０００８】 操作ユニット５は左右の側面に上下一対の係合孔１３をそれぞれ備え、フロン トパネル３の凹部４に操作ユニット５を押し込むと、該係合孔１３にフロントパ ネル３の突起１４が係合し、操作ユニット５がフロントパネル３の凹部４内に固 定されるようにしてある。このとき、操作ユニット５の各操作キー１１がフロン トパネル３の操作キー挿通孔９を挿通して本体ユニット２内のスイッチ手段と連 結されるようになっている。すなわち、操作ユニット５を取り外しておくと、Ｃ Ｄプレーヤー１の操作が全くできなくなるから、盗難防止に役立つわけである。

【０００９】 本実施例はこのように構成してあるので、操作ユニット５の装着時には、図４ に示すようにリッド７が操作ユニット５の突起１２によって押し開かれ、コンパ クトディスク１５が操作ユニット５内のディスク挿入口１０からディスク挿通口 ６を通して本体ユニット２内へ供給されることになる。操作ユニット５を取り外 すと、リッド７のヒンジ８がその弾性によって復元し、ディスク挿通口６を閉塞 する。

【００１０】 なお、本実施例では、ディスク挿通口６の下縁にリッド７をヒンジ結合してあ るが、ディスク挿通口６の上縁側にヒンジ結合してもよい。

【００１１】

【考案の効果】

本考案によれば、ディスク挿通口の周縁にヒンジ結合してなるリッドを一体成 形によって設けると共に、該リッドを操作ユニットの装着時に押し開く突起を操 作ユニットの背面に設けたので、操作ユニットの着脱によって、リッドが自動的 に開閉するようになる。 このため、操作ユニットの取り外し時にディスク挿通口から埃が侵入しなくな るとともに、組み付けも容易になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の車載用オーディオ機器を示す斜視図で
ある。

【図２】図１のディスク挿通口を示す正面図である。

【図３】図２に示したＡ−Ａ線による断面図である。

【図４】図３のリッドを開いた状態を示す図である。

【符号の説明】

１ ＣＤプレーヤー ２ 本体ユニット ３ フロントパネル ４ 凹部 ４ａ 底壁 ５ 操作ユニット ６，１０ ディスク挿通口 ７ リッド ８ ヒンジ １２ 突起 １５ コンパクトディスク

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 フロントパネルの凹部に着脱式の操作ユ
   ニットを装着し、該操作ユニット内のディスク挿入口と
   上記凹部内のディスク挿通口とを介して本体ユニット内
   へディスクを供給するようにした車載用機器において、
   前記凹部のディスク挿通口の周縁にヒンジ結合してなる
   リッドを一体成形により設けたことを特徴とする車載用
   機器。
2. 【請求項２】 前記操作ユニットをフロントパネルの凹
   部に固定した際、前記リッドを開くリッド開閉手段を設
   けたことを特徴とする請求項１記載の車載用機器。
3. 【請求項３】 前記リッド開閉手段は操作ユニットの背
   面に設けた突起であり、操作ユニットをフロントパネル
   の凹部に固定すると前記突起がリッドを押すように構成
   したことを特徴とする請求項２記載の車載用機器。