JP4232032B2 - 音響装置および音響装置を用いた監視方法 - Google Patents

音響装置および音響装置を用いた監視方法 Download PDF

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Description

この発明は、例えば、ステレオオーディオ装置、テレビ受像機、パーソナルコンピュータなどの少なくともスピーカを備えて音声信号の再生が可能な音響装置、および、この音響装置を利用して行う監視方法に関する。
防犯や防災への関心が高まり、個人住宅を対象とする種々のホームセキュリティシステムが開発されて提案されている。例えば、後に記す特許文献1には、不在時に来訪者があった場合であって、その来訪者が予め登録された来訪者である場合にのみ、来訪者があることをインターネットなどの広域ネットワークを通じて、ユーザーの携帯電話端末に通知するシステムが提案されている。また、後に記す特許文献2には、広域ネットワークの1つであるCATV伝送ネットワークを利用し、広域の複数の住戸の状態を監視できるようにするホームセキュリティシステムが提案されている。
特開2003−023441号公報 特開2002−373384号公報
ところで、ホームセキュリティシステムは、例えば、侵入者を検知するためのいわゆる人感センサー、火災を検出するための温度センサーや煙センサ、ガス漏れを検出するためのガスセンサーなどの種々のセンサーやビデオカメラなどの種々の機器を随所に設けたり、また、カメラ、マイクロフォン、スピーカ、呼び鈴釦などを備えたドアフォンを設けたりしなければならない。
このため、ホームセキュリティシステムは、高価なものとなり、また、ホームセキュリティシステムを構築するための工事も大掛りなものとなる場合がある。そこで、一般の家庭において、多大なコストを掛けることなく、大掛りな工事も必要なく、かつ、信頼性の高いホームセキュリティシステムを構築できるようにすることが望まれている。
以上のことにかんがみ、この発明は、安価に、しかも信頼性の高いセキュリティシステムを構築することが可能な音響装置およびこの音響装置を用いて行う監視方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、この発明は、一般の家庭において、各部屋には何らかの音響装置が設置され、不在時においては、これらの音響装置はまったく使用されないものであることに着目してなされたものである。すなわち、一般の家庭においては、テレビ受像機、パーソナルコンピュータ、CDプレーヤなどといったスピーカを備えたなんらかの音響装置が各部屋に存在する場合がほとんどであり、最近では、キッチン、浴室、トイレと言った場所にもテレビ受像機や音楽を流すためのスピーカなどが設置されることも多くなってきている。そして、これらの音響装置はユーザーが不在時においてはまったく使用されていないという事実に着目してなされたものである。
そして、請求項1に記載の発明の音響装置は、
音声信号を音響出力に変換する拡声機能と音響信号を音声出力に変換する集音機能とを備える拡声集音手段と、
上記拡声集音手段が集音手段として動作するとき、上記拡声集音手段からの音声出力を所定の通信ネットワークを介して所定のサーバ装置に送信する送信手段と、
上記所定の通信ネットワークを介して上記所定のサーバ装置から送信されてくる放音要求を受信する受信手段と、
上記拡声集音手段を、拡声手段として動作させるか、集音手段として動作させるかを切り替える制御手段であって、上記拡声集音手段を集音手段として動作させた後、上記受信手段を通じて上記放音要求を受信したときには、上記拡声集音手段を拡声手段として動作させて所定の音声を放音させ、その後に上記拡声集音手段を集音手段として動作させるように制御する制御手段と
を備え、屋内の各部屋に設置される複数の端末装置と、
上記端末装置の上記拡声集音手段が集音手段として動作するとき、上記送信手段を通じて送信され、上記所定の通信ネットワークを通じて送信されてくる上記拡声集音手段からの音声出力を受信する受信手段と、
上記受信手段を通じて受信した上記音声出力を解析する解析手段と、
上記解析手段からの解析結果に基づいて、異常音の発生を検出した場合に、放音要求を形成する放音要求形成手段と、
上記放音要求形成手段で形成された前記放音要求を、予め決められた端末装置に対して、あるいは、異常音を一番高く集音した端末装置とは異なる端末装置に対して、送信する送信手段と、
上記解析手段からの解析結果に基づいて、所定の通報先に通報を行う通報手段と
を備えたサーバ装置とが、
上記所定の通信ネットワークを通じて接続されて構成されたものである
請求項2に記載の発明の音響装置は、請求項1に記載の音響装置であって、
上記端末装置は、ユーザーが不在となることの登録入力を受け付ける登録受付手段を備え、
上記端末装置の上記制御手段は、上記登録受付手段により上記登録入力を受け付けたとき、所定の時間後に上記拡声集音手段を集音手段として動作させる。
登録受付手段を通じて不在になることの登録入力がなされると、拡声集音手段が集音手段として動作するように、制御手段によって切り替えられる。そして、集音手段として動作するようにされた拡声集音手段により集音された集音音声が解析手段により解析される
これにより、不在時においては、拡声集音手段を集音手段として用いて、この拡声集音手段によって集音された集音音声が解析手段で解析されることにより、異常音の発生などが検出され、これを通知するなどのことができるようにされる。また、在宅時においては、拡声集音手段は、拡声手段、すなわちスピーカとして用いられ、音響装置(音声再生装置)として従来どおり用いることができるようにされる。
また、請求項3に記載の発明の音響装置は、請求項1に記載の音響装置であって、
請求項1に記載の音響装置であって、
上記端末装置は、人の不在を検出する不在検出手段を備え、
上記端末装置の上記制御手段は、上記不在検出手段により、人の不在が検出されたとき、上記拡声集音手段を集音手段として動作させる
この請求項3に記載の発明の音響装置によれば、不在検出手段により、ユーザーが不在になったことが検出された場合に、拡声集音手段が集音手段として動作するように、制御手段によって切り替えられる。そして、集音手段として動作するようにされた拡声集音手段により集音された集音音声が解析手段により解析される
これにより、自動的に不在になったことが検出され、不在となったことが検出された後においては、拡声集音手段を集音手段として用いて、拡声集音手段によって集音された集音音声が解析手段で解析されることにより、異常音の発生などが検出され、これを通知するなどのことができるようにされる。また、在宅時においては、拡声集音手段は、拡声手段、すなわちスピーカとして用いられ、音響装置(音声再生装置)として従来どおり用いることができるようにされる。
また、請求項4に記載の発明の音響装置は、請求項1に記載の音響装置であって、
上記端末装置は、
ユーザーが不在となることの登録入力を受け付ける登録受付手段と、
人の不在を検出する不在検出手段と
を備え、
上記端末装置の上記制御手段は、上記不在検出手段により、人の不在が検出されたとき、あるいは、上記登録受付手段により上記登録入力を受け付けたとき、上記拡声集音手段を集音手段として動作させる
この請求項4に記載の発明の音響装置によれば、登録受付手段を通じて不在になることの登録入力がなされた場合、または、不在検出手段により、ユーザーが不在になったことが検出された場合に、拡声集音手段が集音手段として動作するように、制御手段によって切り替えられる。そして、集音手段として動作するようにされた拡声集音手段により集音された集音音声が解析手段により解析される
これにより、ユーザーは登録受付手段を通じて不在登録を行った場合と、不在検出手段により、ユーザーが不在になったことが検出された場合とのいずれの場合においても、拡声集音手段を集音手段として用い、拡声集音手段によって集音された集音音声が解析手段で解析することにより、異常音の発生などを検出し、これを通知するなどのことができるようにされる。また、在宅時においては、拡声集音手段は、拡声手段、すなわちスピーカとして用いられ、音響装置(音声再生装置)として従来どおり用いることができるようにされる。
また、請求項5に記載の発明の音響装置は、請求項1に記載の音響装置であって、
上記端末装置は、
上記制御手段により、上記拡声集音手段が集音手段として動作するとき、上記拡声集音手段が集音手段として動作していることを通知する通知手段を備える
この請求項5に記載の発明の音響装置によれば、ユーザーが不在となり、拡声集音手段が集音手段となった場合には、これが通知手段を通じてユーザーに対して通知するようにされる。
これにより、例えば、帰宅時において、音響装置の拡声集音手段が集音手段として用いられている状態(監視動作状態)をユーザーに確実に通知し、その状態を解除して、通常の動作状態(音声再生状態)に戻すことができるようにされる。これにより、ユーザーのプライバシーが不当に害される場合が発生することを防止することができるようにされる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の音響装置であって、
上記サーバ装置は、
上記解析手段からの解析結果に基づいて、異常音の発生を検出した場合に、上記受信手段を通じて受信した上記音声出力を、所定の記録媒体に記録する音声記録手段を備える。
この請求項6に記載の発明の音響装置によれば、解析手段からの解析結果に基づいて、異常音の発生を検出した場合には、受信手段を通じて受信した音声信号が所定の記録媒体に記録するようにされる。これにより、異常発生時において集音した集音音声を後で聴取し、状況を知るなどことに役立てることができるようにされる。
また、請求項7に記載の音響装置は、請求項1に記載の音響装置であって、
請求項1に記載の音響装置であって、
上記サーバ装置の上記解析手段は、これに供給された集音音声のレベルの検出、当該集音音声のレベルの変化の検出、当該集音音声と予め登録された所定の音声とのパターンマッチング、当該集音音声の移動の検出のうちの少なくとも1つ以上を行う
この請求項7に記載の発明の音響装置によれば、解析手段においては、集音音声のレベルの検出、当該集音音声のレベルの変化の検出、当該集音音声と予め登録された所定の音声とのパターンマッチング、当該集音音声の移動の有無の検出の1つ以上が用いられて集音音声の解析が行われる。これにより、集音音声の解析を適切に行って、異常の検出を行うことができるようにされる。
また、請求項8に記載の音響装置は、請求項1に記載の音響装置であって、
請求項1に記載の音響装置であって、
上記端末装置は上記拡声集音手段を複数備え、
上記端末装置の上記制御手段は、上記複数の拡声集音手段のうち、少なくとも1つの拡声集音手段が拡声手段として動作するように切り替え、残りの拡声集音手段が集音手段として動作するように切り替え、
拡声手段として動作する拡声集音手段から音声信号を音響出力させ、集音手段として動作する拡声集音手段により音声出力を得て、当該音響装置の機能チェックを行う
この請求項8に記載の音響装置によれば、音響装置の拡声集音手段は、例えば、ステレオ2チャンネル(左チャンネル、右チャンネル)のように、複数のチャンネルに対応して複数存在するようにされており、制御手段により、1つの拡声集音手段を拡声手段とし、その他を集音手段として、放音と集音とが適正に行われているか否かの自己チェックを行うことができるようにされる。
これにより、音響装置の拡声機能と集音機能とが正常に動作しているか否かを他の機器を用いることなく、自己完結的に行うことができるようにされ、拡声機能や集音機能に不具合が生じた場合には、これを確実かつ迅速に検出してユーザーに通知するなどし、適切な対応をとることができるようにされる。したがって、信頼性の高い音響装置を実現することができる。
この発明によれば、不在時においては、音響装置の拡声集音手段を集音手段として用い、拡声集音手段によって集音された集音音声が解析手段で解析することにより、異常音の発生などを検出し、これを通知するなどのことができるようにされる。すなわち、発生する音を利用するセキュリティシステムを実現することができる。しかも、在宅時においては、音響装置を従来どおりの音声再生装置として用いることができ、本来の音声再生装置としての機能を損なうこともない。
また、不在時の音声による異常検出を行うために、集音手段を別途追加するなどのこともなく、集音した音声によって異常の検出を行うことが可能な装置を安価に構成することができる。
また、ネットワークを通じて接続される端末装置とサーバ装置とにより音響装置を構成する場合には、複数の部屋を一元的に管理することができ、各端末装置の負荷を増大させることなく、集音した音声によって異常の検出を行うことが可能な装置を構成することができる。
また、集音音声の解析は、レベル、レベルの変化の状態、予め登録された音声とのパターンマッチング、集音音声の移動の状態などに基づいて、きめ細かく行うことが可能であり、集音した音声による異常の検出を信頼性高く行うことができる。
また、放音機能と集音機能との自己チェック機能を備えているので、放音機能や集音機能に故障などの障害が発生しても、これを確実に検出して、適正に対処することができる。
以下、図を参照しながらこの発明の装置、方法の一実施の形態について説明する。以下に説明する実施の形態においては、家庭内において、各部屋に設置されるクライアント装置と、所定の部屋に設置されるサーバ装置とがネットワークを通じて接続されて構成されるホームネットワークシステムに、この発明による装置、方法を適用した場合を例にして説明する。
[ホームネットワークシステムについて]
図1は、この実施の形態のホームネットワークシステムを説明するための図である。家屋内の所定の場所に設置されるサーバ装置1と、家屋内の各部屋に設置されるクライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)のそれぞれは、ハブ(図1においてはHUBと記載。)3を通じて接続され、LAN(Local Area Network)を形成している。ハブ3には、ルータ4が接続され、このルータ4を通じて、このホームネットワークシステムを構成する機器、例えばサーバ装置1が電話網やインターネット網などの広域ネットワークにも接続することができるようにしている。
サーバ装置1は、詳しくは後述もするが、音楽データ(楽曲データ)を保持する大容量のハードディスクドライブ115を備え、各クライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)からの要求に応じて、要求された音楽データを要求元のクライアント装置に提供することができるものである。
クライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)のそれぞれは、同様の構成のものであり、詳しくは後述もするように、ユーザーからの指示に応じた音楽データの提供要求を形成してサーバ装置1に送信し、当該提供要求に応じた音楽データの提供をサーバ装置1から受けて、これを再生処理して、当該音楽データに応じた音楽を自機が備えるスピーカから放音することができるものである。
このため、各クライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)のぞれぞれは、図1にも示したように、少なくとも左チャンネルと右チャンネルの2チャンネルのスピーカを備えたものである。すなわち、図1に示したように、クライアント装置2(1)は、左チャンネルスピーカL(1)、右チャンネルスピーカR(1)を備え、クライアント装置2(2)は、左チャンネルスピーカL(2)、右チャンネルスピーカR(2)を備え、クライアント装置2(3)は、左チャンネルスピーカL(3)、右チャンネルスピーカR(3)を備え、クライアント装置2(4)は、左チャンネルスピーカL(4)、右チャンネルスピーカR(4)を備えている。
このように、この実施の形態のホームネットワークシステム(LANシステム)においては、各クライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)のそれぞれと、サーバ装置1とによって音響装置(音楽再生装置)を構成している。そして、サーバ装置1のハードディスクドライブ115には、例えば、インターネットを通じて提供された音楽データや自己のCD(Compact Disc)などから取り込んだ音楽データなどが多数蓄積されており、どの部屋のクライアント装置を用いても、サーバ装置1が蓄積している音楽データの内から目的とする音楽データの提供を受けて、これを再生して聴取することができるようにしている。
さらに、この実施の形態のホームネットワークシステムにおいては、ユーザーの不在時においては、各クライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)のそれぞれと、サーバ装置1とが協動することにより、監視システム(ホームセキュリティシステム)として機能するようにしている。
すなわち、ユーザーの不在時においては、各クライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)のそれぞれのスピーカL(1)、R(1)、L(2)、R(2)、L(3)、R(3)、L(4)、R(4)を、スピーカ本来の機能である拡声手段として用いるのではなく、逆の機能、すなわち集音手段として機能させるようにする。
そして、集音手段とされたスピーカによって集音された集音音声を解析し、この解析結果に基づいて、異常の発生を検出することができるようにしている。ここで異常の発生は、例えば、不審者の侵入、窓ガラスの破壊、火事や地震の発生などさ、誰もいない家屋内において、通常では発生しない音が発生し、これを検出した場合に、異常が発生したと判断して、外出しているユーザーの携帯電話端末や予め登録された通報先に、広域ネットワークを通じて通報することができるようにしている。
つまり、この実施の形態のホームネットワークシステムは、ユーザーが不在で音声データの再生機能が用いられることがない場合には、スピーカを集音手段として用いて周囲の音声を集音し、この集音音声を解析することにより異常を検出する監視システムと機能するようにしている。
[サーバ装置の構成例について]
次に、この実施の形態のホームネットワークシステムで用いられるサーバ装置1の構成例について説明する。図2は、この実施の形態のホームネットワークシステムで用いられるサーバ装置1の構成例を説明するためのブロック図である。
図2に示すように、この実施の形態のサーバ装置1は、制御部100、キーインターフェース(以下、キーI/Fと略称する。)111、キー操作部112、通信インターフェース(以下、通信I/Fと略称する。)113、ハードディスクドライブ(以下、HDD略称する。)114、115を備えたものである。
制御部100は、図2に示したように、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)104が、CPUバス105を通じて接続されて形成されたマイクロコンピュータであり、サーバ装置1の各部を制御するものである。
ここで、ROM102は、処理プログラムや必要なデータなどが記録されたものであり、RAM103は、主に作業領域として用いられるものである。EEPROM104は、いわゆる不揮発性メモリーであり、サーバ装置1の電源が落とされても保持しておくべきデータ、例えば、各種の設定情報やパラメータなどを記憶保持するものである。また、CPU101は、いうまでもなく、プログラムを実行し、データを受け取り、演算し、加工し、メモリーに記録したり、また各部を制御したりするなど、制御部100の制御処理の中心となるものである。
キーI/F111、キー操作部112は、ユーザーからの操作入力を受け付けるものである。キー操作部112は、アルファベットキー、数字キー、各種ファンクションキーを備え、これら種々の操作キーを通じてユーザーからの操作入力を受け付け、受け付けた操作入力に応じた電気信号をキーI/F111に供給する。
キーI/F111は、キー操作部112からの電気信号から制御部100に供給する形式の入力信号を形成し、これを制御部100に供給する。これにより、制御部100は、キー操作部112を通じて受け付けたユーザーからの操作入力に応じて、各部を制御することができるようにされる。
通信I/F113は、ホームネットワークを通じて通信を行うための部分であり、ホームネットワークを通じて送信されてくる自機宛のデータを受信して、これを自機が処理可能な形式のデータに変換し、変換後のデータを制御部100に供給する。また、通信I/F113は、制御部100を通じて供給されるデータであって、同じホームネットワークに接続されているクライアント装置やハブなどに対して送信する制御データや各種の要求、あるいは、音楽データなどを、このホームネットワークに送出する形式の信号に変換して、これをホームネットワーク通じて、目的とする機器に送信する。
HDD114は、この実施の形態のサーバ装置114を機能させるために必要になる各種の処理プログラムやデータを記憶保持しているものである。HDD114に記憶保持されているプログラムやデータは、必要に応じて制御部100により読み出され利用することができるようにされる。また、HDD115は、上述もしたように、種々の楽曲の音楽データを記憶保持するものである。
この実施の形態においては、サーバ装置1を機能させるための種々のプログラムやデータなどが記憶保持されたHDD114と、種々の音楽データが記憶保持されたHDD115とを設けるようにしたが、これに限るものではなく、1つのHDDの記憶領域をシステム格納領域とコンテンツ格納領域とに分けて用いるようにしてもよいし、2つ以上の異なるHDDを用いるようにすることも可能である。
なお、図示しないが、サーバ装置1には、例えば、比較的に大きな表示画面を有するLCDが接続することができるようにされ、制御部100の制御によって、ガイダンス情報やエラー情報などをユーザーに対して表示情報として提供することができるものである。また、図示しないが、サーバ装置1には、外部入出力端子が設けられ、外部機器からの情報、例えば、音楽データの供給を受けて、HDD115に格納するなどのこともできるようにされる。
また、サーバ装置1は、上述もしたように、ルータ4、ハブ3を通じてインターネットに接続し、インターネット上の各種のサーバ装置から有料あるいは無料で音楽データをダウンロードしてきてHDD115に格納したり、図示しない外部入出力端子を通じて供給される外部機器からの音楽データをHDD115に格納したりすることができるものである。
そして、通信I/F113を通じて、いずれかのクライアント装置から音楽データの提供要求を受信した場合には、制御部100は、要求された音楽データをHDD115から読み出し、これを通信I/F113に供給して、目的とするクライアント装置に送信する形式の音楽データ(送信信号)を形成し、これをホームネットワークを通じて、目的とするクライアント装置に対して送信することができるようにしている。
また、通信I/F113を通じて、クライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)からの集音音声(デジタルデータ)を受信したときには、制御部100は、これを解析し、異常音が発生したか否かに応じて、異常の発生を検知することができるようにしている。そして、異常の発生を検知したときには、通信I/F113、および、ハブ3、ルータ4を通じて、広域通信網に接続し、予め登録されたユーザーの携帯電話端末などの所定の通報先に異常の発生を通報することができるようにしている。
このように、この実施の形態のサーバ装置1は、音楽データの提供を受けて、これをHDD115に書き込んで蓄積することができるとともに、同じホームネットワークシステムに接続されたクライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)からの要求に応じて、要求元のクライアント装置に対して、音楽データを送信(提供)することもできるものである。
したがって、サーバ装置1は、例えば、ホームネットワークを通じて電話網やインターネットに接続して各種のデータをダウンロードしたり、クライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)からの要求に応じて、自機が蓄積している音楽データを配信したりすることができるものである。
さらに、サーバ装置1は、図1に示したように、セキュリティ機能を備えており、上述したように、各クライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)から送信されてくる音声データ(集音音声)を解析し、この解析結果に基づいて、異常が発生しているか否かを検出し、異常が発生していることを検出した場合には、これを予め登録されているユーザーの携帯電話端末などの通報先に異常の発生を通報することができるようにしている。
[クライアント装置の構成例について]
次に、この実施の形態のホームネットワークシステムで用いられるクライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)の構成例について説明する。なお、この実施の形態のホームネットワークシステムで用いられるクライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)のそれぞれは、同様の構成を有するものである。このため、ここでは、クライアント装置2(1)、2(2)、2(3)、2(4)のそれぞれを、クライアント装置2として説明することとする。
図3は、この実施の形態のホームネットワークシステムで用いられるクライアント装置2の構成例を説明するためのブロック図である。図3に示すように、この実施の形態のクライアント装置2は、制御部200、キーI/F211、キー操作部212、センサーインターフェース213、人感センサー214、不在切り替えボタンスイッチ(以下、不在ボタンという。)215、LED(Light Emitting Diode)ドライバ216、LED217、通信I/F221、DSP(Digital Signal Processor)222、D/A(Digital/Analog)変換器223(L)、223(R)、A/D(Analog/Digital)変換器224(L)、224(R)、スイッチ回路SWL、SWR、左チャンネルスピーカL、右チャンネルスピーカRを備えたものである。
制御部200は、図3に示したように、CPU201、ROM202、RAM203、EEPROM204が、CPUバス205を通じて接続されて形成されたマイクロコンピュータであり、クライアント装置2の各部を制御するものである。
ここで、ROM202は、処理プログラムや必要なデータなどが記録されたものであり、RAM203は、主に作業領域として用いられるものである。EEPROM204は、いわゆる不揮発性メモリーであり、クライアント装置2の電源が落とされても保持しておくべきデータ、例えば、各種の設定情報やパラメータなどを記憶保持するものである。また、CPU201は、いうまでもなく、プログラムを実行し、データを受け取り、演算し、加工し、メモリーに記録したり、また各部を制御したりするなど、制御部200の制御処理の中心となるものである。
キーI/F211、キー操作部212は、ユーザーからの操作入力を受け付けるものである。キー操作部212は、例えば、数字キー、各種ファンクションキーを備え、これら種々の操作キーを通じてユーザーからの操作入力を受け付け、受け付けた操作入力に応じた電気信号をキーI/F211に供給する。
キーI/F211は、キー操作部212からの電気信号から制御部200に供給する形式の入力信号を形成し、これを制御部200に供給する。これにより、制御部200は、キー操作部212を通じて受け付けたユーザーからの操作入力に応じて、各部を制御することができるようにされる。
人感センサー214は、ユーザーの在/不在を検出し、少なくとも不在になったことを検出した場合に、これをセンサーI/F213を通じて制御部200に通知する。センサーI/F213は、人感センサー214と制御部200とを結びつけるものであり、人感センサーからの検出結果を制御部200が処理可能な形式の信号に変換し、これを上述のように制御部200に供給するものである。
なお、この実施の形態において、人感センサー214は、人体が放射する赤外線を検出することにより、クライアント装置2が設置された部屋に人間(ユーザー)がいるかいないかを検出することが可能なものである。
不在ボタン215は、ユーザー自身の操作により、在/不在を切り替えるものであり、いわゆるトグル動作で操作するごとに在宅モードと不在モードとを切り替えることができるものである。この実施の形態のクライアント装置2においては、不在ボタン215がオン状態にあるときには「不在モード」となり、不在ボタン215がオフ状態にあるときには「在宅モード」となるようにされる。すなわち、不在ボタン215は、ユーザーから不在となることの登録を受け付ける登録受付手段としての機能を有するものである。
LED217は、制御部200によって制御されるLEDドライバ216により、点灯、消灯が制御されるものであり、この実施の形態のクライアント装置2においては、クライアント装置2が不在モードとなっている場合に、これを通知するため点灯するようにされる。
通信I/F221は、ホームネットワークを通じて通信を行うための部分であり、ホームネットワークを通じて送信されてくる自機宛のデータを受信して、これを自機が処理可能な形式のデータに変換し、変換したデータが音楽データである場合には、これをDSP222に供給し、変換したデータがクライアント装置2に対する制御データなどである場合には、これを制御部200に供給する。
また、通信I/F221は、制御部200から供給される、例えばサーバ装置1に対する音楽データの送信要求(リクエスト)や、詳しくは後述するが、クライアント装置2が集音し、サーバ装置1に送信する集音音声などを、ホームネットワークを通じて送信可能な送信用のデータに変換し、これをホームネットワークに送出して、目的とする相手先に送信する。このように、通信I/F221は、ホームネットワークを通じて通信を行うためのものである。
DSP222は、いわゆる音声信号処理部であり、通信I/F221を通じて受信したサーバ装置1からの自機宛の音楽データの供給を受け、これを例えば圧縮解凍するなどのいわゆるデコード処理を行うとともに、ヘッダに付加された種々の情報に応じて、左右2チャンネルの音声データに分離し、種々の音声信号処理を行って、再生用の左チャンネル用の音声データと右チャンネル用の音声データとを形成し、左チャンネル用の音声データをD/A変換器223(L)に、右チャンネル用の音声データをD/A変換器223(R)に供給する。
また、DSP222は、後述もするように、A/D変換器224(L)、224(R)からの音声データ(デジタルデータ)の供給を受け、所定の圧縮方式に従って、データ圧縮するなどのいわゆるエンコード処理を行い、エンコードした音声データを通信I/F221に供給する。
そして、図3に示すように、この実施の形態のクライアント装置2は、左右2チャンネルのスピーカL、Rを備えている。スピーカL、Rのそれぞれは、単に拡声手段として用いられるだけでなく、集音手段としても用いられるものである。すなわち、この実施の形態のクライアント装置2が備えるスピーカL、Rは、拡声集音手段としての機能を有し、ユーザーの在宅時と不在時とで、その機能が切り替えられる。
この拡声集音手段としてのスピーカL、Rの機能の切り替えのために、スイッチ回路SWL、SWRが設けられている。すなわち、スピーカL、Rを拡声手段として用いる場合には、スイッチ回路SWL、SWRを接続端a側に切り替え、スピーカL、Rを集音手段として用いる場合には、スイッチ回路SWL、SWRを接続端b側に切り替える。
このスイッチ回路SWL、SWRの切り替え制御は、制御部200によって行われる。具体的には、不在ボタンがオン状態ではなく、かつ、人感センサー214によってユーザーの不在が検出されていない場合、すなわち、ユーザーが在宅である場合には、スイッチ回路SWL、SWRは、接続端a側に切り替えられた状態とされる。
この場合には、上述したように、通信I/F221を通じて受け付けたサーバ装置1からの音楽データであって、DSP222で処理されて形成された左チャンネル用の音声データがD/A変換器223(L)に供給され、右チャンネル用の音声データがD/A変換器223(R)に供給される。D/A変換器223(L)、223(R)のそれぞれにおいては、これらに供給されたデジタルデータである音声データをアナログ音声信号に変換して、これを出力する。
そして、D/A変換器223(L)からのアナログ音声信号は、スイッチ回路SWLを通じてスピーカLに供給され、左チャンネル用の音声データに応じた音声が、スピーカLから放音される。同様に、D/A変換器223(R)からのアナログ音声信号は、スイッチ回路SWRを通じてスピーカRに供給され、右チャンネル用の音声データに応じた音声が、スピーカRから放音される。
また、不在ボタンがオン状態とされた場合、または、人感センサー214によってユーザーの不在が検出された場合、すなわち、ユーザーが不在である場合には、スイッチ回路SWL、SWRは、接続端b側に切り替えられた状態とされる。この場合には、スピーカL、Rは、集音手段として用いられるようにされる。
そして、集音手段とされたスピーカLは、音声を集音して電気信号に変換し、これをA/D変換器234(L)に供給し、同様に、集音手段とされたスピーカRは、音声を集音して電気信号に変換し、これをA/D変換器234(R)に供給する。A/D変換器234(L)、234(R)のそれぞれは、供給されたアナログ音声信号をデジタル音声データに変換し、これをDSP222に供給する。上述もしたように、DSP222は、A/D変換器234(L)、234(R)からの音声データをデータ圧縮するなどし、通信I/F211を通じてサーバ装置1に送信する。
そして、上述もしたように、サーバ装置1においては、クライアント装置2からの集音音声(デジタルデータ)を受信して解析し、異常の発生を検知するようにし、異常の発生を検知した場合には、予め登録されているユーザーの携帯電話端末などの通報先に異常の発生を通報することができるようにしている。
なお、この実施の形態のクライアント装置2において、不在ボタン215がオン状態にされている場合、あるいは、人感センサー214を通じてユーザーの不在が検出された場合には、上述もしたように、スイッチ回路SWL、SWRは、接続端b側に切り替えられることにより、不在モードとなった場合には、これを通知するため、制御部200は、LEDドライバ216を制御し、LED217を点灯させる。これにより、スピーカL、Rが集音手段すなわちマイクロフォン状態となっていることをユーザーがわかるようにしておき、集音によりプライバシーが害されることを防止することができるようにしている。
また、スイッチ回路SWL、SWRは、通常は在宅モードされ、接続端a側に切り替えられている。ただし、クライアント装置2への電源投入時や切断時においては、スピーカL、Rからのクリックノイズを防ぐ意味で、在宅モード時においても、ごく短時間、接続端b側に切り替えるようにしている。
このように、この実施の形態のクライアント装置2は、ユーザーの在宅時においては、サーバ装置1からの音声データに応じた音声を放音する音声再生装置として機能し、ユーザーの不在時においては、音声を集音してこの集音音声をサーバ装置1に送信することにより、異常の検出を行うようにする監視装置としての機能をも有するものである。
[ホームネットワークシステムの動作]
次に、図2に示した構成を有するサーバ装置1と、図3に示した構成を有するクライアント装置2とにより、図1に示したように構成されるこの実施の形態のホームネットワークシステムの動作について、サーバ装置1とクライアント装置2との動作に分けて説明する。
[クライアント装置2の動作について]
図4は、この実施の形態のクライアント装置2の動作を説明するためのフローチャートである。クライアント装置2の制御部200は、電源が投入されると、図4に示す処理を実行する。通常、電源が入れられた直後においては、ユーザーが不在であることはないので、クライアント装置2は在宅モードの状態となり、クライアント装置2のスイッチ回路SWL、SWRは、接続端a側に切り替えられた状態となり、制御部200の制御により人感センサー214を通じてのユーザーの在/不在の検出を開始する(ステップS101)。
そして、制御部200は、人感センサー214を通じて、ユーザーの不在を検出したか否かを判断する(ステップS102)。具体的には、制御部200は、人感センサー214を通じて、ユーザーが不在となり、所定時間経過してもユーザーが戻ってこない場合(ユーザーが不在である時間が所定時間以上継続した場合)に、ユーザーが不在であると判断する。
ステップS102の判断処理において、ユーザーは不在でないと判断したときには、制御部200は、不在ボタン215がオン状態となるように操作されたか否かを判断する(ステップS103)。ステップS103の判断処理において、不在ボタン215がオン状態となるように操作されていないと判断したときには、制御部200は、キー操作部212を通じて、音楽データ(コンテンツ)の再生を要求するキー入力(操作入力)を受け付けたか否かを判断する(ステップS104)。
ステップS104の判断処理において、音楽データの再生を要求するキー入力を受け付けていないと判断したときには、制御部200は、ステップS101からの処理を繰り返す。ステップS104の判断処理において、音楽データの再生を要求するキー入力を受け付けたと判断したときには、制御部200は、ユーザーによって指示された音楽データの提供要求を形成し、これを通信I/F211を通じてサーバ装置1に送信する(ステップS105)。
そして、ステップS105において送信した音楽データの提供要求に応じて、サーバ装置1から送信されてくる音楽データを、上述もしたように通信インターフェース211を通じて受け付け、これをDSP222、D/A変換器223(L)、223(R)、スイッチ回路SWL、SWRを通じてスピーカL、Rに供給するようにして、サーバ装置1からの音楽データに応じた音楽(音声)が、スピーカL、Rを通じて放音するようにする(ステップS106)。この後、ステップS101からの処理が繰り返す。
なお、ここでは説明を簡単にするため、図4においては省略したが、ステップS104において受け付けられたユーザーからのキー操作が、音楽データの再生の停止や音量調整などの指示である場合には、上述したステップS105、106の処理に変えて、ユーザーからのキー入力に応じた処理が行われる。
そして、ステップS102の判断処理において、人感センサー214を通じて所定時間以上ユーザーの不在が継続していると判断した場合、あるいは、ステップS103の判断処理において、不在ボタンがオン状態となるように操作されたと判断した場合には、制御部200は、通信I/F211およびホームネットワークを通じて、ユーザーが不在になったことをサーバ装置1に通知する(ステップS107)。この通知により、サーバ装置1は、クライアント装置2が不在モードに遷移することを知り、集音音声の解析処理の準備を行うことが可能になる。
このように、この実施の形態のクライアント装置2においては、在宅モードで動作するようにされた後、ユーザー(リスナー)が部屋から出ていく時に不在ボタン215を押下操作し不在ボタン215をオン状態にするか、設定された時間後もユーザーが部屋に戻らないことを人感センサー214を通じて自動検出した場合に、不在モードとなるようにしている。
そして、制御部200は、不在をサーバに通知してからN秒後、サーバ装置1から提供を受けている音楽データを再生している場合にはこれを停止し、スイッチ回路SWL、SWRを接続端b側に切り替え、LED217を点灯させる一連の処理を行うことにより、不在モードとなり、サーバ装置1に対して集音音声の解析処理(解析ソフト)を実行するように要求を送出する(ステップS108)。
このステップS108の処理において、不在をサーバ装置1に通知した後、N秒経過するのを待つのは、例えば、不在ボタンをオン状態にした後に、ユーザーがその部屋から出て行くまでにある程度の時間を要する場合があることを考慮したものであり、例えば、5秒程度から数分程度の時間とされる。もちろん、この時間はユーザーが適宜設定可能である。
このステップS108の処理により、クライアント装置2は、不在モードとなり、スピーカL、Rを通じて集音した音声をサーバ装置1に送信し、音声による監視処理が開始される。そして、ステップS108の処理の後においては、仮にユーザーが所定時間後に戻ってきてもこの集音の動作を行う不在モードは解除されることはなく、音楽を聞くには、以下に説明するように、手動で不在ボタン215をオフ状態にし、スイッチ回路SWL、SWRを接続端a側に切り替え、再びキー入力からのリクエストを行うようにすることになる。もちろん、例えば人感センサー214の検出出力などに基づいて、ユーザーが帰宅したことを判断できるようにすることによって、不在モードから在宅モードに自動復帰させるようにすることも可能である。
そして、クライアント装置2の制御部200は、ユーザーが帰宅し、不在ボタンを押下操作して不在ボタンをオフ状態にするまで不在モードを継続し(ステップS109)、音声による監視処理が行われる。ステップS109の判断処理において、不在ボタンがオフ状態にされたと判断したときには、制御部200は、解析ソフトの停止要求を形成してサーバ装置1に送信するとともに、スイッチ回路SWL、SWRを接続端a側に切り替えて在宅モードに遷移し(ステップS110)、ステップS101からの処理を繰り返す。
なお、この実施の形態のクライアント装置2においては、上述もしたように、電源オン時においては、クリックノイズがスピーカL、Rから放音されることを防止するため、一旦、スイッチ回路SWL、SWRが接続端b側に切り替えられ、1秒後に接続端a側に切り替えられる。また、LED217は、消灯された状態、すなわち、在宅モードの状態とされる。
[サーバ装置1の動作について]
次に、クライアント装置2からの要求を受け付けるサーバ装置1の動作について説明する。図5は、サーバ装置1の動作を説明するためのフローチャートである。サーバ装置1に電源が投入されると、制御部100は、図5に示す処理を実行する。サーバ装置1の制御部100は、クライアント装置2からの要求を受信するまで待ち状態となる(ステップS201)。
ステップS201の判断処理において、クライアント装置2からの要求を受信したと判断したときには、その受信した要求は、集音音声の解析実行要求か否かを判断する(ステップS202)。ステップS202の判断処理において、受信したクライアント装置2からの要求は、集音音声の解析要求ではないと判断したときには、その受信した要求に応じた処理、例えば、音楽データの配信や配信の停止などの他の処理が行われる(ステップS203)。
ステップS203の判断処理において、受信したクライアント装置2からの要求は、集音音声の解析要求であると判断したときには、制御部100は、クライアント装置2からの解析停止要求を受信するようにし、解析停止要求を受信したか否かを判断する(ステップS204)。ステップS204の判断処理において、解析停止要求を受信していないと判断したときには、クライアント装置2から順次に送信されてくる集音音声データを受信して、集音音声レベルが予め決められた平均レベル以上か否かを判断する(ステップS205)。
ステップS205の判断処理において、集音音声レベルが平均レベル以上であると判断したときには、集音音声パターンは、予め登録された異常音のパターンと同じか否かを判断する(ステップS206)。このステップS206の判断処理においては、完全に一致する場合だけでなく、ある程度、音声のパターンが似ている(類似している)場合にも、同じであると判断することができるようにしている。また、予め登録された異常音としては、ガラスの割れる音、人が歩く音、ドアが開く音など、不在時に発生するはずのない音についての音声パターン(周波数、レベルなどのパターン)である。
ステップS206の判断処理において、集音音声パターンは、予め登録された異常音のパターンと同じであると判断した場合には、音の移動があるか否かを判断する(ステップS207)。上述もしたように、この実施の形態のクライアント装置2は、左右2チャンネルのスピーカを備えており、音声パターンの同じ集音音声のレベルが、例えば、右チャンネルでは低下しているのに、左チャンネルでは増加している場合には、集音音声が左から右に移動していると判断すること可能である。このように集音音声の移動の有無は、多チャンネルの音声処理系を利用するころにより、比較的に簡単に実現することができる。
そして、ステップS207の判断処理において、集音音声の移動を検出した場合には、制御部100は、送信されてくる集音音声を例えばHDD114などに記録するようにし、アラーム、例えば、アラーム音の放音やLEDの点灯を行うようにするとともに、予め登録された通報先に異常が発生していることを通知する(ステップS208)。ここでアラームの発生は、サーバ装置1において行うようにしてもよいし、サーバ装置1から各クライアント装置を制御して、各クライアント装置において行うようにすることももちろんできる。
また、ステップS207において集音音声の移動はないと判断したときには、スピーカL、Rの集音感度や集音フィルタの設定値が低い可能性があるので、集音感度を上げたり、集音フィルタの値を変えたりするなどの処理を行い(ステップS209)、ステップS207からの処理を繰り返す。
また、ステップS206の判断処理において、集音音声パターンは、予め登録された異常音のパターンと同じではないと判断した場合には、制御部100は、異常音ではない登録された音声パターンと同じか否かを判断する(ステップS210)。例えば、外を走る車の音、玄関チャイムの音など、通常の状態において発生する可能性のある音声のパターンと同じか否かを判断する。
このステップS210の判断処理において、異常音ではない登録された音声パターンと同じであると判断した場合には、制御部100は異常は発生していないと判断し、ステップS204からの処理がくりかえされることになる。また、ステップS210において、異常音ではない登録された音声パターンと同じではないと判断したときには、制御部100は、その直後のステップS207からの処理を繰り返す。
また、ステップS205の判断処理において、集音音声レベルが平均レベルよりも大きくないと判断したときには、制御部100は、集音感度を1レベル上げるようにする制御情報を形成し、これをクライアント装置2に送信し、集音感度を上げるようにする(ステップS211)。そして、集音感度が上限を超えたか否かを判断し(ステップS212)、上限を超えていないと判断した時には、そのままステップS204からの処理を繰り返し、ステップS212の判断処理において、集音感度が上限を超えたと判断したときには、週恩感度を1レベル下げて(ステップS213)、ステップS204からの処理を繰り返すようにする。
そして、ステップS204の判断処理において、クライアント装置2からの解析停止要求を受信したと判断したときには、制御部100は、集音音声の解析処理を停止するように終了処理を行って(ステップS214)、この後、ステップS201からの処理を繰り返す。
このように、クライアント装置2とサーバ装置1とが協動することにより、ユーザーが不在時における監視システムを実現することができる。すなわち、家屋内の各部屋に音楽を流す目的に作られたクライアント機器2で、不在ボタンや人感センサーを通じてユーザーの不在を検出した場合に、スピーカL、Rの機能を拡声から集音に切り替えて、集音した音声をサーバ装置1に送信して解析するようにすることにより、監視システム、あるいは、ホームセキュリティシステムと呼ばれるシステムを構築することができる。
この場合、ハードウエアが追加されることはなく、主にサーバ装置1における集音音声の解析プログラムや異常検出時の対処プログラムなどを追加するだけで、音に着目したセキュリティシステムを構築することができる。また、上述した実施の形態の場合のように、スピーカは、通常2つ以上設けられ、それらを用いて別々に音を集音できるため、音の移動方向などを測定できるメリットがある。しかも、コストが増大することもない。
なお、上述した実施の形態においては、異常音のパターンなどを予め登録しておくものとして説明したが、これに限るものではない。集音により異常音の検出ために、装置が設置されると年間を通して留守宅時の平常音を蓄積し、これを複数のパターンに分類することにより、異常音のみならず、平常音をも集音してパターン化することが可能である。そして、年間を通じて、音の種類やレベル等を学習するようにする。
そして、昼間と夜間の差、夏と冬の騒音差等が蓄積されていく。異常音の検出誤差は設置時間が長いほど減る傾向にある。また、各部屋により集められる音の種類やレベルの差、各部屋間の相関等のデータが常に更新するようにしておくことにより、音の移動検出はこれをベースに行うようにすることができる。
また、家の内外をより区別するため家の外にも集音器を複数セットできればよいが、通常は玄関先などに設けられるインターホンで代用するようにすればよい。また、在宅時に積極的に家族の声を登録しておくと、帰宅直後、「ただいま」等の発声で即、家族かそれ以外の人物かも検出可能でありこれにより、セキュリティモードの自動解除も可能である。
このように、スピーカの構造からスピーカを集音手段としても用いることができることに着目し、ユーザーが不在時には、スピーカを集音手段として用いることにより、安価にしかも信頼性の高いホームセキュリティシステムを構築することができる。
[変形例]
なお、上述した実施の形態においては、クライアント装置2からの集音音声を解析することにより異常の発生を検知した場合には、集音音声を例えばHDD114に記録するとともに、アラームを発生させ、また、所定の通報先に通報する場合を説明したが、これに限るものではない。
異常の発生を検出した場合に、集音音声の記録のみを行い、アラームの発生や所定の通報先への通報は行わないようにすることもできるし、また、異常の発生を検出した場合に、所定の通報先への通報を行い、ユーザーからの要求がある場合に、集音音声をも所定の通報先に送信して、クライアント装置2で集音される集音音声のモニタを行うようにすることもできる。
また、異常の発生を検出した場合に、他のクライアント装置から警報音などを放音し、その警報音に反応して異常音の発生位置が移動したか否かを検出するようにすることもできる。この場合には、例えば、異常音の発生が侵入者によるものである場合には、警報音の発生により、侵入者が何らかの動きを起こし、これに伴って音を発生させることも考えられるので、より確実に異常が発生している場合を検出することもできる。
すなわち、サーバ装置1の制御部100は、通信I/F113を通じて受信した集音音声を解析することにより、異常音の発生を検出した場合に、サーバ装置1の制御部100は、放音要求を形成し、これを例えば、リビングに設置されたクライアント装置に対して、あるいは、異常音を一番レベル高く集音したクライアント装置の隣の部屋のクライアント装置などの所定のクライアント装置に対して送信する。
放音要求を受信したクライアント装置2は、制御部200の制御により、スイッチ回路SWL、SWRを接続端a側に切り替え、サーバ装置1から提供される音声データ、あるいは、EEPROM204などに記憶保持されている音声データに応じた音声を、DSP222、スイッチ回路SWL、SWR、D/A変換器223(L)、223(R)を通じてスピーカL、Rに供給し、音声を放音する。
この場合、放音される音声は、例えば、種々の警報音や「誰だ」などの人の声などである。放音要求を受信したクライアント装置以外のクライアント装置は、不在モードのままとされ、音声を集音してサーバ装置1に送信する処理を続行しているので、放音された警報音に反応して、異常音が移動した場合には、侵入者が存在する可能性が高くなり、警備会社や警察などに連絡を取るなどの適切な対応を取ることが可能になる。
なお、放音要求を受信したクライアント装置は、音声を放音した後、例えば、数秒後にスイッチ回路SWL、SWRが接続端b側に切り替えられるようにされる。
このように、ホームネットワークシステムの場合には、異常の発生を検出した場合に、いずれかのクライアント装置のスピーカを拡声手段として用い、その他のクライアント装置のスピーカを集音手段として用いることにより、異常の発生の検出精度を向上させることが可能である。
また、図示しないが、クライアント装置2は時計回路を備えており、異常の発生を検出した場合に、その検出時刻を集音音声とともに、記録することもできるようにされる。
また、上述の実施の形態においては、集音音声のレベルの値、集音音声と予め登録されている音声のパターンマッチング、集音音声の移動の有無に基づいて、異常の発生を検出するようにしたが、これに限るものではない。これらのいずれか1つ以上を用いればよいし、さらに他の情報を用いて解析を行うようにしてももちろんよい。
[ホームネットワークシステムの自己チェックについて]
上述もしたように、クライアント装置2は、左右チャンネルの音声チャンネルを備えており、それらを別個に制御することができれば、正常に動作しているか否かの自己チェックを行うことができる。
図6は、音声の放音と集音についての自己チェックの方式を説明するための図である。図3を用いて説明したように、クライアント装置2の制御部200は、スイッチ回路SWL、SWRのそれぞれを別々に制御することが可能である。そこで、図6に示したように、例えば、クライアント装置2(1)の左スピーカL(1)に対応するスイッチ回路SWLを接続端a側に切り替えて、クライアント装置1の左スピーカL(1)だけから所定の音声を放音し、それ以外のスピーカを集音手段として用いてスピーカL(1)からの音声を集音する。
クライアント装置1の左スピーカL(1)以外のスピーカを通じて、左スピーカL(1)から放音された音声が、所定のレベルで集音されれば、当該ネットワークシステムは正常であると判断することができる。また、集音できなかったスピーカが存在した場合には、そのスピーカを有するチャンネルに異常があることが分かるし、いずれのスピーカも左スピーカLからの音声を集音できなかった場合には、放音手段としてのスピーカL(1)の系の異常、あるいは、スピーカL(1)以外のすべてのスピーカの系の異常が発生していることが検知することができる。
なお、図6に示した例は、設置される部屋が異なるクライアント装置をも含めてシステムチェックを行う場合を示したが、以下においては説明を簡単にするための、例えば、クライアント装置単位に自己チェックを行う場合を例にして説明する。
[自己チェック時のクライアント装置とサーバ装置の動作について]
図7、図8は、クライアント装置単位にスピーカの自己チェックを行う場合の処理を説明するためのフローチャートである。この内、図7は、クライアント装置2において実行される自己チェックを行う場合の処理を説明するためのものであり、図8は、サーバ装置1において行われる自己チェックのための処理を説明するためのフローチャートである。
[自己チェック時のクライアント装置の動作]
まず、自己チェック時のクライアント装置の動作について説明する。クライアント装置2のキー操作部212を通じて、自己チェック処理の実行が指示されると、クライアント装置2の制御部200は、図7に示す処理を実行する。まず、制御部200は、Lチャンネル側のスイッチ回路SWLを接続端a側に切り替えるとともに、Rチャンネル側のスイッチSWRを接続端b側に切り替え、自己チェック中であることを示すために、LEDドライブ216を制御してLED217を点灯させるようにする(ステップS301)。このステップS301の処理は、スピーカLを放音用に、スピーカRを集音用にするための処理である。
次に、制御部200は、サーバ装置1に対して自己チェックを行うようにするためのチェック要求を形成し、これを通信I/F221を通じてサーバ装置1に送信する(ステップS302)。このチェック要求に応じてサーバ装置1は要求元のクライアント装置2に対してテスト音データを送信してくるので、当該クライアント装置2は、サーバ装置1からのテスト音データを通信I/F221を通じて受信し、DSP222、D/A変換器223(L)、スイッチ回路SWLを通じてテスト音信号をスピーカLに供給して、スピーカLからテスト音を放音し、これをスピーカRが集音する(ステップS303)。
スピーカRが集音したテスト音声は、スイッチ回路SWR、A/D変換器224(R)、DSP222、通信I/F221を通じて、デジタルデータとしてサーバ装置1に送信する(ステップS304)。
この後、当該クライアント装置2の制御部200は、Lチャンネル側のスイッチ回路SWLを接続端b側に切り替えるとともに、Rチャンネル側のスイッチSWRを接続端a側に切り替える(ステップS305)。このステップS305の処理は、スピーカLを集音用に、スピーカRを放音用にするための処理である。
そして、制御部200は、サーバ装置1に対して自己チェックを行うようにするためのチェック要求を形成し、これを通信I/F221を通じてサーバ装置1に送信する(ステップS306)。このチェック要求に応じてサーバ装置1は要求元のクライアント装置2に対してテスト音データを送信してくるので、当該クライアント装置2は、サーバ装置1からのテスト音データを通信I/F221を通じて受信し、DSP222、D/A変換器223(R)、スイッチ回路SWRを通じてテスト音信号をスピーカRに供給して、スピーカRからテスト音を放音し、これをスピーカLが集音する(ステップS307)。
スピーカLが集音したテスト音声は、スイッチ回路SWL、A/D変換器224(L)、DSP222、通信I/F221を通じて、デジタルデータとしてサーバ装置1に送信する(ステップS308)。
左右両チャンネルの集音音声を受信したサーバ装置1は、それらの集音音声を解析することにより得た解析結果を受信し(ステップS309)、その解析結果に基づいてテスト音声の放音と集音とが正常に行われたか否かを判断する(ステップS310)。ステップS310の判断処理において、解析結果が正常であると判断したときには、LEDドライブ216を制御してLED217を消灯し(ステップS311)、この図7に示す処理を終了する。
また、ステップS310の判断処理において、解析結果が正常でない、すなわち、集音したテスト音のレベルが極端に低いとか、全く集音されていないなどの不具合が生じている場合には、警告を出力し(ステップS312)、この図7に示す処理を終了する。このステップS312の処理は、例えば、LED217を点滅させるようにしたり、図示しないLCDにエラーメッセージを表示するようにしたり、あるいは図示しないが、ブザーなどを備えている場合には、警告音を放音するなどのことを行うものである。
[クライアント装置の自己チェック時におけるサーバ装置の動作]
次に、クライアント装置2の自己チェック時におけるサーバ装置1の具体的な動作について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。
サーバ装置1は、電源投入後においては、常時、クライアント装置2からの要求待ち状態となっている(ステップS401)。ステップS401の判断処理において、クライアント装置2からの要求を受信したと判断すると、その受信したクライアント装置2からの要求は、自己チェック要求か否かを判断する(ステップS402)。
ステップS402の判断処理において、自己チェック要求ではないと判断したときには、その要求に応じた他の処理を行う(ステップS403)。すなわち、ステップS403においては、受信した要求が例えば音声データの送信要求であれば要求された音声データをHDD115から読み出して送信するなど、要求に応じた種々の処理がおこなわれる。
ステップS402の判断処理において、受信した要求が自己チェック要求であると判断したときには、サーバ装置1の制御部100は、要求元のクライアント装置2に対してテスト音データを送信する(ステップS404)。そして、要求元のクライアント装置2から送信されてくるテスト音の集音音声を受信し(ステップS405)、その集音音声を解析する(ステップS406)。
そして、サーバ装置1の制御部2は、左右2チャンネルの相互の自己チェックを終了したか否かを判断する(ステップS407)。ステップS407の判断処理において、左右2チャンネルの相互の自己チェックを終了していないと判断したときには、制御部100は、ステップS401からの処理を繰り返し、他方のチャンネルについての自己チェック要求が送信されてくるのを待ち、当該他方のチャンネルについても同様の処理を行う。
ステップS407の判断処理において、左右2チャンネルの相互の自己チェックが終了したと判断したときには、左右2チャンネルについての解析結果を要求元のクライアント装置2に送信し(ステップS408)、この図8に示す処理を終了する。
これら図7、図8を用いて説明した処理により、クライアント装置2のユーザーは、自己チェックの結果の通知(出力)を受けて、当該クライアント装置の放音機能あるいは集音機能に不具合が生じている場合にはこれを認識し、ケーブルの接続や故障の有無などを確認し、適切な対応を取ることができるようにされる。
なお、図7、図8に示す処理は、クライアント装置2のユーザーからの自己チェック実行開始操作に応じて、適宜のタイミングで実行することができる。しかし、これに限るものではない。例えば、不在ボタンがオン状態にされた場合など、不在を検出した場合に、自動的にクライアント装置が自己チェックをするようにすることができる。
図9は、ユーザーが不在になったことを検出し、不在モードに移行する場合において、自動的に自己チェックを行うようにする場合のクライアント装置2の動作を説明するためのフローチャートである。図9に示すフローチャートは、図4に示したフローチャートと同様に、クライアント2に電源が投入された場合に実行される基本的な処理(基本動作)を説明するためのものである。
そして、図9に示す処理において、図4に示した処理と同様に行われる部分には同じ参照符号(ステップ番号)を付し、その部分についての説明は省略することとする。そして、図9に示すフローチャートと、図4に示したフローチャートとを比較すると分かるように、ステップS107の処理とステップS109の判断処理との間に、ステップS501〜ステップS503の処理を設けている。この内、ステップS501、ステップS503の処理は、図4におけるステップS108の処理を分離するようにしたものである。
すなわち、ステップS102の判断処理において、人感センサー214を通じてユーザーの不在を検出したと判断した場合、あるいは、ステップS103の判断処理において、不在ボタン215がオン状態とされたと判断した場合には、クライアント装置2の制御部200は、ステップS107において、サーバ装置1に対してユーザーが不在になったことを通知し、不在時の処理の準備をするようにした後において、音楽データの再生を行っている場合には、これを停止する(ステップS501)。
そして、図7を用いて説明した自己チェック処理(システムチェック処理)を実行する(ステップS502)。このステップS502で実行される自己チェック処理に対応して、サーバ装置1においては、図8を用いて説明した処理が行われ、クライアント装置2における放音機能と集音機能との自己チェックが行われ、不具合が生じている場合には、これがユーザーに通知される。
この後、制御部200は、スイッチ回路SWL、SWRを接続端b側に切り替え、集音音声の解析処理の実行をサーバ装置に要求することにより、不在モードとなり、スピーカL、Rを通じて集音する集音音声をサーバ装置1に送信して(ステップS503)、音声に基づいて、異常の発生を監視することになる。
このように、不在モードとなる場合に、必ず自己チェックを行うようにした場合には、不在モードになる前に、不具合が生じているか否かを確実にチェックすることができるので、システムの信頼性を向上させることができる。
このように、クライアント装置2に複数の拡声集音手段としてのスピーカが存在することにより、拡声機能と集音機能とを分離して、システムチェックを適宜のタイミングで行うことができる。
[その他]
今後、電気のコンセントのように、ホームネットワークが屋内に配線され、各部屋に接続端が設けられ、サーバ装置からは各部屋(トイレ、キッチン、バスルーム等をも含む)のクライアント装置に対してニュースや音楽等のオーディオ情報を流すようなアプリケーションが一般に用いられることも十分に考えられる。
このような用途では小音量のオーディオ情報が絶えず各部屋に流れ音楽やニュース等を楽しめるるわけだが、部屋に人がいない時はオーディオ情報を流す必要はまったくない。そこで、上述もしたように、基本的に人がいないことを示す不在ボタンを有したり、これを自動で検出したりして、今まで流していた音楽拡音機能(拡声機能)を停止させ、集音機能に切り替えて、切り替えにより得た音データ(集音音声)をサーバ装置に転送して解析し、その部屋で起きている現象の分析を音のみで行い家屋内のセキュリティ機能の一部を担うことができる。
そして、従来から行われている監視カメラなどの映像を利用した監視システムとは異なり、集音音声により異常の発生を検知するようにする場合、光が必要なく真っ暗な場所でも監視機能を正常に機能させることが可能で、かつ(指向性)死角が少なく、コストも低いという特徴がある。
そして、ユーザーが不在時においては、まったく使われることのない音響装置を、不在時においては、監視装置として用いることができるので、音響装置の有効活用を図ることができるとともに、不在時の安全性を高めることができる。
なお、上述の実施の形態においては、サーバ装置1は1台の場合の例を説明しているが、サーバ装置は1台に限るものではなく、サーバ装置を複数台設けて、これを使い分けるようにしてもよい。すなわち、サーバ装置の処理を分散するようにしてもよいし、1台のサーバ装置をメインサーバ、他のサーバ装置をサブサーバ装置として用いるようにすることもできる。
また、サーバ装置は、家庭内に設ける場合に限るものではなく、例えば、インターネットなどの広域ネットワークに接続された外部のサーバ装置を用いるようにすることももちろんできる。また、家庭内の内部と外部に複数のサーバ装置を設けこれらを使い分けるようにしてもよい。
また、家屋の内部と外部との一方または両方に複数のサーバ装置を設けるようにした場合には、それら複数のサーバ装置を共用するようにすることもできる。したがって、例えば、複数のサーバ装置に対して、集音音声を送信し、2重、3重にデータを保護するようにしてもよい。
また、上述の実施の形態の場合には、ホームネットワークシステムにこの発明を適用した場合を例にして説明したが、例えば、パーソナルコンピュータのように、サーバ装置1とクライアント装置2とが一体となった機器にもこの発明を適用することができることはいうまでもない。
この場合には、図4、図5、図7、図8、図9に示した処理の全部が、サーバ装置1としての機能とクライアント装置2としての機能とを併せ持つ機器において行われることになる。そして、このように、サーバ装置1としての機能とクライアント装置2としての機能とを併せ持つ機器は、例えば、1ルームマンションやアパートなどの部屋数の少ない集合住宅に居住する単身者などに利用されることにより、それらの場合にも不在時の安全性を高めることができる。
また、上述した実施の形態においては、クライアント装置2は、音声信号のみを処理するものとして説明したが、これに限るものではない。テレビ受像機などの音声と映像との両方を処理する機器にもこの発明を適用することができる。すなわち、少なくとも、音声信号を処理する装置にこの発明を適用することができる。
また、上述の実施の形態においては、拡声集音手段として左右2チャンネルを有するクライアント装置を例にして説明したが、これに限るものではない。1チャンネルだけでももちろんよいし、3チャンネル、4チャンネル、5.1チャンネルなどのチャンネルの音声系を有する機器にもこの発明を適用することができる。
この発明の一実施の形態が適用されたホームネットワークシステムを説明するための図である。 図1に示したホームネットワークシステムのサーバ装置1の構成例を説明するためのブロック図である。 図1に示したホームネットワークシステムのクライアント装置2の構成例を説明するためのブロック図である。 クライアント装置2の動作を説明するためのフローチャートである。 サーバ装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 システムチェックを行う場合の例を説明するための図である。 システムチェック(自己チェック)を行う場合のクライアント装置2の動作を説明するためのフローチャートである。 クライアント装置が自己チェックを行う場合のサーバ装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 不在モードの切り替え時において、クライアント装置が自己チェックを行うようにした場合のクライアント装置2の動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…サーバ装置、100…制御部、101…CPU、102…ROM、103…RAM、104…EEPROM、105…CPUバス、111…キーI/F、112…キー操作部、113…通信I/F、114、115…ハードディスクドライブ、2…クライアント装置、200…制御部、キーI/F211、212…キー操作部、213…センサーI/F、214…人感センサー、215…不在ボタン、216…LEDドライバ、LED、221…通信I/F、222…DSP、223(L)、223(R)…D/A変換器、224(L)、224(R)…A/D変換器、SWL、SWR…スイッチ回路、L…左チャンネルスピーカ、R…右チャンネルスピーカ

Claims (16)

  1. 音声信号を音響出力に変換する拡声機能と音響信号を音声出力に変換する集音機能とを備える拡声集音手段と、
    上記拡声集音手段が集音手段として動作するとき、上記拡声集音手段からの音声出力を所定の通信ネットワークを介して所定のサーバ装置に送信する送信手段と、
    上記所定の通信ネットワークを介して上記所定のサーバ装置から送信されてくる放音要求を受信する受信手段と、
    上記拡声集音手段を、拡声手段として動作させるか、集音手段として動作させるかを切り替える制御手段であって、上記拡声集音手段を集音手段として動作させた後、上記受信手段を通じて上記放音要求を受信したときには、上記拡声集音手段を拡声手段として動作させて所定の音声を放音させ、その後に上記拡声集音手段を集音手段として動作させるように制御する制御手段と
    を備え、屋内の各部屋に設置される複数の端末装置と、
    上記端末装置の上記拡声集音手段が集音手段として動作するとき、上記送信手段を通じて送信され、上記所定の通信ネットワークを通じて送信されてくる上記拡声集音手段からの音声出力を受信する受信手段と、
    上記受信手段を通じて受信した上記音声出力を解析する解析手段と、
    上記解析手段からの解析結果に基づいて、異常音の発生を検出した場合に、放音要求を形成する放音要求形成手段と、
    上記放音要求形成手段で形成された前記放音要求を、予め決められた端末装置に対して、あるいは、異常音を一番高く集音した端末装置とは異なる端末装置に対して、送信する送信手段と、
    上記解析手段からの解析結果に基づいて、異常音の発生を所定の通知先に通知する通知手段と
    を備えたサーバ装置とが、
    上記所定の通信ネットワークを通じて接続されて構成された音響装置。
  2. 請求項1に記載の音響装置であって、
    上記端末装置は、ユーザーが不在となることの登録入力を受け付ける登録受付手段を備え、
    上記端末装置の上記制御手段は、上記登録受付手段により上記登録入力を受け付けたとき、所定の時間後に上記拡声集音手段を集音手段として動作させる音響装置。
  3. 請求項1に記載の音響装置であって、
    上記端末装置は、人の不在を検出する不在検出手段を備え、
    上記端末装置の上記制御手段は、上記不在検出手段により、人の不在が検出されたとき、上記拡声集音手段を集音手段として動作させる音響装置。
  4. 請求項1に記載の音響装置であって、
    上記端末装置は、
    ユーザーが不在となることの登録入力を受け付ける登録受付手段と、
    人の不在を検出する不在検出手段と
    を備え、
    上記端末装置の上記制御手段は、上記不在検出手段により、人の不在が検出されたとき、あるいは、上記登録受付手段により上記登録入力を受け付けたとき、上記拡声集音手段を集音手段として動作させる音響装置。
  5. 請求項1に記載の音響装置であって、
    上記端末装置は、
    上記制御手段により、上記拡声集音手段が集音手段として動作するとき、上記拡声集音手段が集音手段として動作していることを通知する通知手段を備える音響装置。
  6. 請求項1に記載の音響装置であって、
    上記サーバ装置は、
    上記解析手段からの解析結果に基づいて、異常音の発生を検出した場合に、上記受信手段を通じて受信した上記音声出力を、所定の記録媒体に記録する音声記録手段を備える音響装置。
  7. 請求項1に記載の音響装置であって、
    上記サーバ装置の上記解析手段は、これに供給された集音音声のレベルの検出、当該集音音声のレベルの変化の検出、当該集音音声と予め登録された所定の音声とのパターンマッチング、当該集音音声の移動の検出のうちの少なくとも1つ以上を行う音響装置。
  8. 請求項1に記載の音響装置であって、
    上記端末装置は上記拡声集音手段を複数備え、
    上記端末装置の上記制御手段は、上記複数の拡声集音手段のうち、少なくとも1つの拡声集音手段が拡声手段として動作するように切り替え、残りの拡声集音手段が集音手段として動作するように切り替え、
    拡声手段として動作する拡声集音手段から音声信号を音響出力させ、集音手段として動作する拡声集音手段により音声出力を得て、当該音響装置の機能チェックを行う音響装置。
  9. 音声信号を音響出力に変換する拡声機能と音響信号を音声出力に変換する集音機能とを備える拡声集音手段を集音手段として動作させる第1の切換ステップと、
    集音手段として動作するようにした上記拡声集音手段からの音声出力を、送信手段が所定の通信ネットワークを介して所定のサーバ装置に送信する送信ステップと、
    上記所定の通信ネットワークを介して上記所定のサーバ装置から送信されてくる放音要求を受信手段が受信する受信ステップと、
    上記受信ステップにおいて、上記放音要求を受信したときには、上記拡声集音手段を拡声手段として動作させて所定の音声を放音させ、その後に上記拡声集音手段を集音手段として動作させるように制御する制御ステップと
    を、上記所定の通信ネットワークに接続され屋内の各部屋に設置される複数の端末装置において実行させ、
    上記端末装置の上記送信手段を通じて送信され、上記所定の通信ネットワークを通じて送信されてくる上記拡声集音手段からの音声出力を受信手段が受信する受信ステップと、
    上記受信ステップにおいて受信した上記音声出力を解析手段が解析する解析ステップと、
    上記解析手段からの解析結果に基づいて、異常音の発生を検出した場合に、放音要求形成手段が放音要求を形成する放音要求形成ステップと、
    上記放音要求形成ステップで形成した前記放音要求を、予め決められた端末装置に対して、あるいは、異常音を一番高く集音した端末装置とは異なる端末装置に対して、送信手段が送信する送信ステップと、
    上記解析ステップにおいての解析結果に基づいて、異常音の発生を所定の通知先に通知する通知ステップと
    を、上記所定の通信ネットワークに接続された上記所定のサーバ装置において実行させる監視方法。
  10. 請求項9に記載の監視方法であって、
    上記端末装置において、ユーザーが不在となることの登録入力を登録受付手段が受け付ける登録受付ステップを備え、
    上記登録受付ステップで上記登録入力を受け付けたとき、所定の時間後に上記第1の切換ステップにおいて上記拡声集音手段を集音手段として動作させるように切り換える監視方法。
  11. 請求項9に記載の監視方法であって、
    上記端末装置において、不在検出手段が人の不在を検出する検出ステップを備え、
    上記検出ステップで人の不在が検出されたとき、上記第1の切換ステップにおいて上記拡声集音手段を集音手段として動作させるように切り換える監視方法。
  12. 請求項9に記載の監視方法であって、
    上記端末装置において、
    ユーザーが不在となることの登録入力を登録受付手段が受け付ける登録受付ステップと、
    不在検出手段が人の不在を検出する検出ステップと
    を備え、
    上記登録受付ステップで上記登録入力を受け付けたとき、あるいは、上記検出ステップで人の不在が検出されたとき、上記第1の切換ステップにおいて上記拡声集音手段を集音手段として動作させるように切り換える監視方法。
  13. 請求項9に記載の監視方法であって、
    上記端末装置においては、
    上記第1の切換ステップにより、上記拡声集音手段が集音手段として動作するとき、上記拡声集音手段が集音手段として動作していることを、通知手段を通じて通知する通知ステップを備える監視方法。
  14. 請求項9に記載の監視方法であって、
    上記サーバ装置においては、
    上記解析手段からの解析結果に基づいて、異常音の発生を検出した場合に、上記受信ステップにおいて受信した上記音声出力を、音声記録手段が所定の記録媒体に記録する記録ステップを備える監視方法。
  15. 請求項9に記載の監視方法であって、
    上記サーバ装置の上記解析ステップにおいては、上記拡声集音手段が出力する集音音声のレベルの検出、当該集音音声のレベルの変化の検出、当該集音音声と予め登録された所定の音声とのパターンマッチング、当該集音音声の移動の検出のうちの少なくとも1つ以上を行うことを特徴とする監視方法。
  16. 請求項9に記載の監視方法であって、
    上記端末装置は上記拡声集音手段を複数備え、
    上記端末装置においては、
    上記複数の拡声集音手段のうち、少なくとも1つの拡声集音手段を拡声手段として動作させる第2の切換ステップを備え、
    残りの拡声集音手段を、上記第1の切換ステップで集音手段として動作させ、
    拡声手段として動作する拡声集音手段から音声信号を音響出力させ、集音手段として動作する拡声集音手段により音声出力を得て、当該音響装置の機能チェックを行うことを特徴とする監視方法。
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