JP4231143B2 - 医療検査用安全キャビネット - Google Patents

医療検査用安全キャビネット Download PDF

Info

Publication number
JP4231143B2
JP4231143B2 JP08763899A JP8763899A JP4231143B2 JP 4231143 B2 JP4231143 B2 JP 4231143B2 JP 08763899 A JP08763899 A JP 08763899A JP 8763899 A JP8763899 A JP 8763899A JP 4231143 B2 JP4231143 B2 JP 4231143B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabinet body
medical examination
cabinet
safety cabinet
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP08763899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000279161A (ja
Inventor
雅一 長谷川
輝延 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Dan Co Ltd
Original Assignee
Dai Dan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Dan Co Ltd filed Critical Dai Dan Co Ltd
Priority to JP08763899A priority Critical patent/JP4231143B2/ja
Publication of JP2000279161A publication Critical patent/JP2000279161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4231143B2 publication Critical patent/JP4231143B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は例えば呼吸器系疾患患者の痰を採取する(以下採痰という)等の医療検査のための空間形成に適した医療検査用安全キャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、採痰等の医療検査を行う場合には、他人への感染を防ぐため隔離して行う必要があるが、隔離が十分でないために医療施設内で感染が生じる危険が大きかった。
【0003】
隔離を簡易に行う方法として、安全キャビネットを使用し、開口部から安全キャビネット内に上半身を挿入することが考えられるが、安全キャビネット内に上半身を挿入し採痰等の医療検査を行った場合、気流の乱れにより開口部よりキャビネット外に汚染された空気が漏洩する危険性が大きかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、採痰等の医療検査のために上半身を安全キャビネットに挿入したときに安全キャビネット外に汚染された空気が漏洩しない医療検査用安全キャビネットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の医療検査用安全キャビネットは、前面に開閉手段を有し内部に医療検査のための作業空間を形成するキャビネット本体と、このキャビネット本体の作業空間内の上部に外部からの導入空気が通過する空気整流用の空気通過部が設けられた天井と、前記キャビネット本体の作業空間内に設けられた空気導出口を有する作業台と、前記空気導出口から導出された空気が通過するフィルタと、このフィルタを通過した空気を外部へ排気する排気ファンと、前記キャビネット本体の作業台前面に設けられた人体の胴前面にフィットする前面フィット部材と、前記キャビネット本体の前面の開閉手段を構成する人体の胴背面にフィットする背面フィット部とを具備することを特徴とするものである。
【0006】
また本発明は、前記医療検査用安全キャビネットにおいて、キャビネット本体の作業台にシンクを設けたことを特徴とするものである。
【0007】
また本発明は、前記医療検査用安全キャビネットにおいて、シンクに給排水装置を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
また本発明は、前記医療検査用安全キャビネットにおいて、キャビネット本体の作業空間に殺菌用薬剤を噴霧する噴霧装置を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
また本発明は、前記医療検査用安全キャビネットにおいて、キャビネット本体の作業空間に紫外線を照射する紫外線ランプを設けたことを特徴とするものである。
【0010】
また本発明は、前記医療検査用安全キャビネットにおいて、フィルタとして高効率フィルタを用い、この高効率フィルタを抗菌性としたことを特徴とするものである。
【0011】
また本発明は、前記医療検査用安全キャビネットにおいて、キャビネット本体に移動用のキャスターを設けたことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の第1の実施形態例を示し、(a)は斜視図、(b)は断面側面図、(c)は断面上面図である。すなわち、内部に医療検査のための作業空間を形成するキャビネット本体11の前面開口部には開閉手段として柔軟性材料よりなる透明なアクセスカーテン12が上縁部を取り付けて設けられる。前記キャビネット本体11の作業空間内上部の天井には外部からの導入空気が通過する空気整流用の空気通過部である風向調整ガイドベーン13が設けられる。前記キャビネット本体11の作業空間内には作業台14が設けられ、この作業台14には空気導出口15が設けられると共に前記空気導出口15から作業台14下方へ導出される空気が通過する抗菌性の高効率フィルタ16が設けられる。前記作業台14にはシンク17が設けられると共に前記シンク17に水を供給する給水装置18及び前記シンク17から水を排出する排水装置27が設けられる。排水装置27は、排水管および排水タンク、または、排水管およびキャビネット本体に設けられた排水口より構成される。前記キャビネット本体11の下部には前記高効率フィルタ16を通過した空気を外部へ排気する排気ファン19が設けられる。前記作業台14の前面には切り欠き凹部20が設けられ、この切り欠き凹部20には人体の胴前面にフィットする前面フィット部材21が設けられる。前記アクセスカーテン12は人体の胴背面にフィットする背面フィット部を有するように構成される。前記キャビネット本体11の作業空間内上部の天井には紫外線ランプ22が紫外線をキャビネット本体11の作業空間内に照射するようにして設けられる。また、前記キャビネット本体11の上部には殺菌剤噴霧器26が殺菌用薬剤をキャビネット本体11の作業空間内に噴霧するようにして設けられる。前記キャビネット本体11の下部には移動用の複数のキャスター23が設けられる。前記フィット部材としては、スポンジ、エアクッション(浮輪のようなもの)、ウレタンマット、ゴム等を用いることができる。
【0014】
しかして、このような医療検査用安全キャビネットを用いて、例えば呼吸器系疾患患者の痰を採取する等の医療検査を行なう場合には、他人への感染を防ぐため隔離を簡易に行う方法として、アクセスカーテン12を上げて椅子24に座った患者25が上半身をキャビネット本体11の作業空間内に挿入し、アクセスカーテン12を下げて後、患者25がシンク17内に置いた容器に痰を吐き出して採痰する。この場合、患者25の胴前面は前面フィット部材21にフィットすると共に、患者25の胴背面はアクセスカーテン12の背面フィット部にフィットするため、キャビネット本体11の作業空間内に気流の乱れがあっても、汚染された空気が患者25の上半身挿入部より外部に漏洩することはない。このように、隔離を十分にすることにより、医療施設内で他人に感染することはなくなる。
【0015】
図2は本発明の第2の実施形態例を示し、(a)は斜視図、(b)は断面側面図、(c)は断面上面図である。図中、図1と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。すなわち、図1のアクセスカーテン12の代わりに、透明な剛体よりなるアクセス扉31を設け、このアクセス扉31の人体の胴背面に対応する部分に背面フィット部材32を設ける。前記アクセス扉31を設けることにより、キャビネット本体33は箱型に形成することができ、キャビネット本体33内部の作業空間を広くすることができる。
【0016】
このような医療検査用安全キャビネットの使用方法は図1とほぼ同様であり、アクセス扉31を開けて椅子24に座った患者25が上半身をキャビネット本体33の作業空間内に挿入し、アクセス扉31を閉めて、患者25の胴前面を前面フィット部材21にフィットすると共に患者25の胴背面を背面フィット部材32にフィットした後、患者25がシンク17内に置いた容器に痰を吐き出して採痰する。
【0017】
図3は本発明の第3の実施形態例を示し、(a)は斜視図、(b)は断面側面図、(c)は断面上面図である。図中、図1及び図2と同一部分は同一符号を付してその説明を省略する。すなわち、患者が立った状態で採痰することができる医療検査用安全キャビネットであり、キャビネット本体41は図2のキャビネット本体33の下部部分を高く形成するように構成したものである。
【0018】
このような医療検査用安全キャビネットの使用方法は図1及び図2とほぼ同様であり、アクセス扉31を開けて立った状態の患者25が上半身をキャビネット本体41の作業空間内に挿入し、アクセス扉31を閉めて、患者25の胴前面を前面フィット部材21にフィットすると共に患者25の胴背面を背面フィット部材32にフィットした後、患者25がシンク17内に置いた容器に痰を吐き出して採痰する。
【0019】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、採痰等の医療検査のために上半身を安全キャビネットに挿入したときに安全キャビネット外に汚染された空気が漏洩しない医療検査用安全キャビネットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態例を示し、(a)は斜視図、(b)は断面側面図、(c)は断面上面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態例を示し、(a)は斜視図、(b)は断面側面図、(c)は断面上面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態例を示し、(a)は斜視図、(b)は断面側面図、(c)は断面上面図である。
【符号の説明】
11 キャビネット本体
12 アクセスカーテン
13 風向調整ガイドベーン
14 作業台
15 空気導出口
16 高効率フィルタ
17 シンク
18 給水装置
19 排気ファン
20 切り欠き凹部
21 前面フィット部材
22 紫外線ランプ
23 キャスター

Claims (7)

  1. 前面に開閉手段を有し内部に医療検査のための作業空間を形成するキャビネット本体と、
    このキャビネット本体の作業空間内の上部に外部からの導入空気が通過する空気整流用の空気通過部が設けられた天井と、
    前記キャビネット本体の作業空間内に設けられた空気導出口を有する作業台と、
    前記空気導出口から導出された空気が通過するフィルタと、
    このフィルタを通過した空気を外部へ排気する排気ファンと、
    前記キャビネット本体の作業台前面に設けられた人体の胴前面にフィットする前面フィット部材と、
    前記キャビネット本体の前面の開閉手段を構成する人体の胴背面にフィットする背面フィット部と
    を具備することを特徴とする医療検査用安全キャビネット。
  2. 請求項1記載の医療検査用安全キャビネットにおいて、キャビネット本体の作業台にシンクを設けたことを特徴とする医療検査用安全キャビネット。
  3. 請求項2記載の医療検査用安全キャビネットにおいて、シンクに給排水装置を設けたことを特徴とする医療検査用安全キャビネット。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の医療検査用安全キャビネットにおいて、キャビネット本体の作業空間に殺菌用薬剤を噴霧する噴霧装置を設けたことを特徴とする医療検査用安全キャビネット。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の医療検査用安全キャビネットにおいて、キャビネット本体の作業空間に紫外線を照射する紫外線ランプをを設けたことを特徴とする医療検査用安全キャビネット。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の医療検査用安全キャビネットにおいて、フィルタとして高効率フィルタを用い、この高効率フィルタを抗菌性としたことを特徴とする医療検査用安全キャビネット。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の医療検査用安全キャビネットにおいて、キャビネット本体に移動用のキャスターを設けたことを特徴とする医療検査用安全キャビネット。
JP08763899A 1999-03-30 1999-03-30 医療検査用安全キャビネット Expired - Lifetime JP4231143B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08763899A JP4231143B2 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 医療検査用安全キャビネット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08763899A JP4231143B2 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 医療検査用安全キャビネット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000279161A JP2000279161A (ja) 2000-10-10
JP4231143B2 true JP4231143B2 (ja) 2009-02-25

Family

ID=13920534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08763899A Expired - Lifetime JP4231143B2 (ja) 1999-03-30 1999-03-30 医療検査用安全キャビネット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4231143B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002094416A1 (en) * 2001-05-21 2002-11-28 Council Of Scientific And Industrial Research Sterile laminar airflow device
JP2005334771A (ja) * 2004-05-27 2005-12-08 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 清浄作業台
JP5313612B2 (ja) * 2008-09-30 2013-10-09 日本トーカンパッケージ株式会社 紙粉の除去装置および紙粉の除去方法
KR101437360B1 (ko) * 2014-03-10 2014-09-04 대한민국 생물안전작업대

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000279161A (ja) 2000-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN205393069U (zh) 内镜清洗消毒装置
CN105665332B (zh) 产科用清洗消毒装置
KR20180093679A (ko) 병실 및 이의 제어 방법
CN110141441A (zh) 具备负压换气防疫医疗功能的隔离舱装置
KR102180927B1 (ko) 검체 채취 장치
JP4333831B2 (ja) 無菌病室
JP6753547B1 (ja) 負圧シールド装置
JP2023521879A (ja) 医用撮像手順中の病原体封じ込めのための患者隔離ユニット
JP4231143B2 (ja) 医療検査用安全キャビネット
KR102335224B1 (ko) 전염병 확산 방지를 위해 분리 검진이 가능한 선별진료소
CN213099120U (zh) 一种治疗防护罩及带有治疗防护罩的牙科座椅
CA2462043C (en) Operation unit
US20190159951A1 (en) Patient care room with reduction of spread of pathogens
CN211050362U (zh) 义齿模型消毒柜
CN211272554U (zh) 一种医疗器械杀菌盛放装置
TW202218692A (zh) 人類身體放鬆裝置
CN219125671U (zh) 一种方舱病人用餐设备
JPH0416177B2 (ja)
CN214907007U (zh) 一种防护式传染病血样采集装置
JP3022516B1 (ja) 採痰ブース
CN111449875A (zh) 人工排奶医用防护装置
KR102624384B1 (ko) 방호복 폐기물함이 구비된 방호복 안심 탈의부스
JP6845370B1 (ja) 簡易診察室
JPH06315485A (ja) 解剖施設
KR102378193B1 (ko) 양압 및 음압 일체형 복합장치 특장차

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060315

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080929

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081205

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term