JP4230503B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Description

この発明は、燃料噴射弁に関し、特に自動車のシリンダへ燃料を噴射して供給する燃料噴射弁の噴孔部分の改良に係るものである。
近年、自動車などの排出ガス規制が強化される中、燃料噴射弁から噴射される燃料噴霧噴射方向の自由度および噴霧の微粒化の向上が求められている。特に燃料噴霧の微粒化については各種の検討がなされており、例えば特許第3183156号公報では、弁座シート部下流側の流体の主流方向と噴孔プレートが交差する仮想包絡線より内側に噴孔を配置し、かつ弁体先端部のシート部内側で噴孔に対向する部分が噴孔プレートに対して平行な平坦面とし、噴孔は噴孔プレートに対して所定角度傾斜させている。また噴孔径をd、開弁状態の弁体平坦面と噴孔プレートの垂線距離をhとし、h<1.5dの関係を有する構成としている。それにより弁座シート部から燃料が流出した後、弁体平坦面と噴孔プレートに挟まれたキャビティ内で噴孔プレートに沿った流れに変換され、噴孔に直接向かう流れと、噴孔間を通過して噴孔プレート中心で対向する流れによって、Uターンして噴孔に向かう流れを生じ、均等に噴孔に向かう流れとなっている。これにより噴孔直上での燃料流れ同士の衝突を誘起することができ、微粒化を促進する燃料噴射弁が開示されている。
特許第3183156号公報(0036欄、図11)
しかしながら前記特許文献1に示されたものは、弁座シート部から流出した燃料流れを、弁体平坦面と噴孔プレートに挟まれたキャビティ内で、噴孔プレートに平行な流れに変換することを燃料噴霧の微粒化に利用しているが、噴孔に突入する燃料流速は垂線距離hによって変化し、また垂線距離hは弁体のリフト量の影響を受けるため、特にリフト量大が要求される大流量仕様の場合、垂線距離hの増大によりh<1.5dの関係を維持するためには噴孔径dを大きくする必要があり、噴霧微細化の点で不利な燃料噴射弁となり、さらに垂線距離hは開弁時における弁体の傾きによる影響を受けるため、燃料噴射弁ごとの流量精度や噴霧特性がばらつきやすくなるという問題点がある。
またさらに噴孔プレート中心方向への流れと、噴孔間を通過して噴孔プレート中心で対向する流れによって、Uターンして噴孔に向かう流れを噴孔直上で衝突させているが、流体の持つポテンシャルエネルギの一部を乱れエネルギに使うため、噴孔からの噴射速度が減少し、噴霧と大気の剪断による微粒化効果が減少するため、大きな微粒化効果が期待できないといった問題点がある。
また負圧下での噴射では噴射終了後にキャビティ内の燃料が吸い出されることになるが、前記特許文献1に示されたものでは、流体エネルギの損失が大きいため、噴射速度が最後まで持続せずに、噴孔プレートと平行かつ外向きのUターン流れの影響が強まって、噴射方向よりも外側に粗悪な粒径噴霧を噴射したり、噴孔出口から離脱できずに噴孔プレート出口側端面に燃料が付着し、その付着燃料が次の噴射によって粗悪粒径となって吹き飛ばされるスプラッシング現象が発生する。これによって、吸気ポート壁面に噴霧が付着し、液膜となって燃焼室へ入り込むことで、排ガスの悪化やエンジン出力の制御性の悪化を招くという問題点がある。
この発明は上記課題を解決することにあり、ガソリンエンジン用燃料噴射弁において、流量精度や噴霧特性のばらつきを抑制しつつ、燃料噴霧の微粒化を向上させ、さらに負圧下での噴霧粒径の悪化を抑制することにある。
この発明の燃料噴射弁は、先端部分に配置された弁本体内部に弁体、および開口部を有する弁座が設けられており、弁座の燃料流の下流側には、複数の噴孔を有する噴孔プレートが接合されているとともに、複数の噴孔が弁座の開口部より内側に配置されるよう設けられており、
弁体の先端部が弁座に接離することにより、噴孔から燃料噴射を断続するものであり、弁座の開口部内側の噴孔プレート上には、平面部とその周辺に所定の開き角度を有する円錐台側面部とで形成された皿形状の案内プレートが設けられており、この案内プレートの皿形状部分が弁体の先端部と対向し、かつ案内プレートの円錐台側面部が噴孔プレートの複数の噴孔上をオーバハングして覆うよう配置されているとともに、噴孔の中心点を上部に伸延し、案内プレートの円錐台側面部の所定の開き角度によって決定される案内プレートの円錐台側面部に当るまでの垂線距離をHとし、このHを噴孔径φdに対して、H<dとし、燃料は弁体の先端部が弁座から離れることによって形成される弁体先端部と弁座間の第1の流路と、案内プレートの円錐台側面部と弁座との間に形成される第2の流路を通り、噴孔プレートの複数の噴孔から噴射されるものである。
この発明の燃料噴射弁は、先端部分に配置された弁本体内部に弁体、および開口部を有する弁座が設けられており、弁座の燃料流の下流側には、複数の噴孔を有する噴孔プレートが接合されているとともに、複数の噴孔が弁座の開口部より内側に配置されるよう設けられており、
弁体の先端部が弁座に接離することにより、噴孔から燃料噴射を断続するものであり、弁座の開口部内側の噴孔プレート上には、平面部とその周辺に所定の開き角度を有する円錐台側面部とで形成された皿形状の案内プレートが設けられており、この案内プレートの皿形状部分が弁体の先端部と対向し、かつ案内プレートの円錐台側面部が噴孔プレートの複数の噴孔上をオーバハングして覆うよう配置されているとともに、噴孔の中心点を上部に伸延し、案内プレートの円錐台側面部の所定の開き角度によって決定される案内プレートの円錐台側面部に当るまでの垂線距離をHとし、このHを噴孔径φdに対して、H<dとし、燃料は弁体の先端部が弁座から離れることによって形成される弁体先端部と弁座間の第1の流路と、案内プレートの円錐台側面部と弁座との間に形成される第2の流路を通り、噴孔プレートの複数の噴孔から噴射されるので、第1の流路を経た燃料流は、第2の流路を形成する案内プレートによって制御され、一方向の燃料流が噴孔に流入するため流入力が強化される。そのため噴孔入口部では液膜が形成され、噴孔径内壁に沿った流れとなり、空気との混合を促進して噴孔出口から速い速度で噴射されるため燃料微粒化が促進される。また、燃料がスムースな流れとなるよう制御されるため噴孔プレート出口側端面に燃料が付着しないという効果がある。
実施の形態1.
以下、この実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1は燃料噴射弁1の全体断面を示し、この燃料噴射弁1の下部には図示省略したシリンダがある。電磁力を発生するソレノイド装置2は、磁気回路のヨーク部分をなすハウジング3、固定鉄心部をなすコア4、コイル5、可動鉄心であるアマチュア6で構成される。弁装置7は、主に弁本体9の内部であって、燃料噴射弁1の先端部分に設けられた弁座10と、この弁座10の燃料流下流側に接合された噴孔プレート11と、前記弁体8のロッド8a先端に設けられたボール13と、ロッド8aの後端側に設けられた圧縮バネ14とで構成されている。
弁本体9はコア4の先端外径部に圧入、溶接されている。アマチュア6の内径には弁体8が圧入、溶接されている。弁座10の先端には、噴孔プレート11が溶接、結合された状態で弁本体9の先端部の内径に挿入、溶接結合されている。噴孔プレート11の板厚方向には図2で後述の貫通する複数の噴孔11aが設けられている。
前記ボール13には面取り部13aが設けられている。コイル5への通電が無い状態では、弁体8は弁体8に設けられたロッド8aを介し圧縮バネ14により弁座シート部10aにボール13が押し付けられ後述する第1の燃料の流路が閉じた状態となる。コイル5の通電によりアマチュア6に一体化された弁体8が上方向に移動すると、弁座シート10aとボール13は離れ、後述する燃料の流れる第1の流路が形成される。尚、アマチュア6は上面6aがコア4に当接することで弁体8のストローク量が設定される。
この実施の形態1の特徴とする噴孔プレート11と噴孔11aおよび弁座10、ボール13の詳細な位置、構造の説明を以下に行う。
図2(a)は、弁座10の弁座シート部10a、噴孔プレート11、ボール13および噴孔プレート11上でボール13との間に設置された案内プレート18の各要素部位を拡大した断面図であり、図2(b)は図2(a)のA矢視による案内プレート18の平面図を示す。噴孔プレート11上には、この実施の形態1の1実施例として、燃料噴射弁1の中心線Y−Yに対して所定の角度θで外側に向う直径φdの複数の噴孔11aが所定の円径φPの円周上に設けられている。
案内プレート18は皿形状をなし、弁座10の開口部10bに皿形状部がボール13と対向し、中心線Y−Yと同軸になるよう配置されている。この案内プレート18の皿形状は、平面部18aと、この平面部18aにつながる周辺に所定の開き角度θの円錐台側面部18bとによって形成されており、ステンレス製等の薄板より成形される。
円錐台側面部18bは、噴孔プレート11の所定円径φPの円周上に設けられた複数の噴孔11a上をオーバハングして覆うよう設けられており、この円錐台側面部18bと弁座10との間には、燃料が流れる第2の流路FL2が形成される。図2(a)は弁体8と一体化のアマチュア6がコイル5の通電によりコア4側に吸引されて上方向に移動し、弁座シート部10aからボール13が離れた状態を示している。この状態でボール13と弁座シート部10aとの間に燃料の流れる第1の流路FL1が形成されている。
図2(b)に示すように複数の噴孔11aには第2の流路FL2から燃料が流れ込む。なお、弁体8のロッド8aの先端部にボール13を設けた例を示したが、ボール13に限ることなく、弁座シート部10aで弁閉時に燃料流を遮断するとともに、弁開時に第1の流路FL1を形成する機能を有する弁体先端部であればよい。
なお、また図2(a)に示すように、噴孔プレート11の所定の円径円周上に設けた噴孔11aの中心点Cを上部方向に伸延し、円錐台側面部18bの所定の開き角度θによって決定される案内プレート円錐台側面部18bに当る点までの垂線距離Hは、噴孔11aの径φdに対してH<dの関係を有している。このことにより複数の噴孔11a間を通過して噴孔プレート11の平面部18aからUターンして噴孔11に向う流れ、つまり第2の流路FL2に対向する流れを抑制可能である。
次に動作について説明する。
図示省略したエンジンの制御装置より燃料噴射弁1の駆動回路に動作信号が送られると、燃料噴射弁1のコイル5に電流が通電され、アマュア6、コア4、ハウジング3、弁本体9で構成される磁気回路に磁束が発生し、アマチュア6はコア4側へ吸引され、アマチュア6と一体構造である弁体8のボール(先端部)13が弁座シート部10aから離れて間隙が形成される。すなわち第1の燃料の流路FL1が形成される。燃料は弁体8先端部に溶接されたボール13の面取り部13aから弁座シート部10aと弁体8の隙間、つまり第1の流路FL1を通って、次に案内プレート18と弁座10とによって形成された第2の流路FL2を経由して複数の噴孔11aから図示省略したエンジン吸気管に噴射される。次にエンジンの制御装置1より燃料噴射弁の駆動回路に動作の停止信号が送られると、コイル5の電流の通電が停止し、磁気回路中の磁束が減少して弁体8を閉弁方向に押している圧縮ばね14により弁体8と弁座シート部10a間の隙間は閉じ状態となり、すなわち第1の流路FL1が閉じて燃料噴射が終了する。弁体8は弁本体9の内径に設けた摺動部9a、9bがガイド部をなして摺動し、開弁状態ではアマチュア上面6bがコア4の下面と当接する。前記摺動部9bは弁座面シート部10aに対する弁体8の径方向の非同軸度(振れ)を規制する手段であるのでクリアランスはなるべく小さく設定されるのが好ましい。この実施の形態1では弁体8の耐久磨耗を許容限度以内とするため、10μm以下(片側隙間5μm以下)としている。このような弁体8に摺動部(ガイド部)9a、9bを設けているので弁体8のリフト量が大となっても弁体8の芯振れが発生しにくく、その結果第1の流路FL1の流路断面積にリフト量大による影響は生じない。
このようにこの実施の形態1では図2のように、噴孔11aは弁座10の最内壁10dより内側に配置し、かつ弁体8の先端面と弁座10の内壁および噴孔プレート11で形成されるキャビティ17の中に、燃料流れを制御する皿形状の案内プレート18を上流側に向けて燃料噴射弁1軸心と同軸となるように設置している。これによりキャビティ17内の燃料流れは第1、第2の流路FL1、FL2で制御され、さらに案内プレート18の円錐台側面部18bと噴孔プレート11に挟まれた流路面積は噴孔11aへ向かうに従って縮小するため燃料噴射弁1の軸心方向への流れが強化される。しかも燃料噴射弁1の軸心から噴孔11aへの燃料流れは案内プレート18が抑制し、一方向からの噴孔への流入が強化されるため、図3(b)に示すように噴孔11aの入口での流れ剥離により液膜19を形成し燃料は噴孔壁11bに押付けられる。このことで噴孔11a内の流れは噴孔径dの曲率に沿った流れ16dとなる。ここで図3(a)は図2と同じ図であり、図3(b)は図3(a)のB−B断面、図3(c)はC−C断面を示す。さらに噴孔11a内で空気20との混合を促進しつつ、噴孔11a出口から図3(c)の如く三日月状の液膜19aとして拡散させることで、燃料は薄い液膜となって速い速度で噴射されるため大気との剪断が強化され、微粒化が促進される。
また負圧下で噴射終了後にキャビティ17内の燃料が吸い出される際、案内プレート18により燃料がスムーズに排出されるため、噴孔11aの出口側端面へ燃料が付着し難く、スプラッシングが抑制される効果もある。
また噴孔11aの中心点Cを延長した線が、案内プレート18に到る噴孔プレート11と案内プレート18との垂線方向の距離Hは、弁体8のリフト量の影響を受けないため、リフト量大が要求される大流量仕様の場合でも噴霧粒径の悪化を招くことはなく、また摺動部9bを設けているため開弁時における弁体8の傾きによるキャビティ高さの不均等が発生しないため、燃料噴射弁1ごとの流量精度や噴霧特性のばらつきを抑制できる効果がある。さらに大流量仕様の場合においては、微粒化特性を悪化させずに、開弁時の弁体8先端と弁座シート部10aの隙間、すなわち第1の流路FL1での圧力損失を、噴孔11a部での圧力損失に対して十分に小さくするようにリフト量を大きくすることが可能なため、リフト量変化に対する流量ばらつきを小さくできる効果もある。
実施の形態2.
次に実施の形態2を説明する。
図4(a)の噴孔プレート11と弁座10部分の拡大図、および図4(a)のA矢視図4(b)に示すように噴孔プレート11の複数の噴孔11aは、弁座10の最内壁10dより内側に所定の円径φPの円周上に配置されている。噴孔プレート11上に設けた案内プレート18Nは、実施の形態1と同様の平面部18aとその周辺に所定の開き角度θを有する円錐台側面部18bとで形成された皿形状と、前記円錐台側面部18bより大径でつなぎ部18eを介して一体的につながる外円周部18cを備えている。
この案内プレート18Nは次のようにして作製される。すなわち図4(a)に示す外円周部径φDの噴孔プレート18Nは、円錐台側面部18bの外径に相当する個所に図4(b)の平面図の上、下部位に示すつなぎ部18eを除く円周約160°〜170°にわたり切れ目18dを入れ、所定の開き角θの円錐台側面部18bを形成するよう曲げ起こす。
一方、円錐台側面部18bにつなぎ部18eを介して一体的につながる外径φDの外円周部18cは、弁座10の弁座底部10cに設けられた段付き部10dに当接して、弁座10の弁座底部10cと噴孔プレート11との間に設けられている。このような案内プレート18Nは外円周部18cが弁座10の段付き部10dによって、正確にセンタリングして設置されるとともに、実施の形態1と同様の燃料の微粒化、スプラッシング抑制、リフト量変化に対する流量ばらつきを小さくできる効果がある。
実施の形態3.
実施の形態3を図5に示す。
図5(a)は噴孔プレート11、弁座10、ボール13、案内プレート18の配置関係を示す部分図、図5(b)は図5(a)のA矢視図である。案内プレート18は、バネ材よりなる薄板で作製されたもので円錐台側面部18bをボール13に弁体8の開閉にかかわらず常時接触させる構成を有している。これによりボール13、弁座10、案内プレート18とで囲まれたキャビティ17の容積の低減が可能となり、シリンダ負圧時や高温時にキャビティ17内の燃料がなくなることによって発生する温度負圧特性の悪化を低減することが可能である。
実施の形態4.
なお、前記実施の形態1〜3の噴孔プレート11に設けた複数の噴孔11aは燃料噴射弁1の中心線Y−Yに対して所定の角度θを有し、中心線Y−Yに対し外側に向かうよう設けた例を示したが、これに限らず図6に示すように、中心線Y−Yに対して噴孔11aが平行に、あるいは図7に示すように所定の角度θを有し中心線Y−Yに対し内側に向かうように設けてもよい。さらにまた複数の噴孔11aを中心線Y−Yに対し外向きと平行、外向きと内向き、内向きと平行等を適宜数ずつ設けた組み合わせや、配置や、外向き、内向き、平行を混在した組み合わせ、配置であっても、前記実施の形態1と同じ効果を奏する。
この発明の実施の形態1〜3は、内燃機関のシリンダ内に燃料を噴射する燃料噴射弁に利用可能である。
この発明の実施の形態1の燃料噴射弁の全体断面図である。 この発明の実施の形態1の噴孔プレートと案内プレートを拡大した図である。 この発明の実施の形態1の噴孔部での燃料の流れを示す説明図である。 この発明の実施の形態2の噴孔プレートと案内プレートを拡大した図である。 この発明の実施の形態3の案内プレートを拡大した図である。 この発明の実施の形態4の噴孔プレートを説明する図である。 この発明の実施の形態4の噴孔プレートを説明する図である。
符号の説明
1 燃料噴射弁、8 弁体、9 弁本体、10 弁座、10b 弁座開口部、
10c 弁座底部、11 噴孔プレート、11a 噴孔、
13 ボール(弁体の先端部)、18,18N 案内プレート、18a 平面部、
18b 円錐台側面部、18c 外円周部、FL1 第1の流路、FL2 第2の流路、
θ 噴孔傾斜角、θ 円錐開き角。

Claims (9)

  1. 燃料噴射弁であって、この燃料噴射弁の先端部分に配置された弁本体内部に弁体、および開口部を有する弁座が設けられており、前記弁座の燃料流の下流側には、複数の噴孔を有する噴孔プレートが接合されているとともに、前記複数の噴孔が前記弁座の開口部より内側に配置されるよう設けられており、
    前記弁体の先端部が前記弁座に接離することにより、前記噴孔から燃料噴射を断続するものであり、前記弁座の開口部内側の前記噴孔プレート上には、平面部とその周辺に所定の開き角度を有する円錐台側面部とで形成された皿形状の案内プレートが設けられており、この案内プレートの皿形状部分が前記弁体の先端部と対向し、かつ前記案内プレートの円錐台側面部が前記噴孔プレートの複数の噴孔上をオーバハングして覆うよう配置されているとともに、前記噴孔の中心点を上部に伸延し、前記案内プレートの円錐台側面部の所定の開き角度によって決定される前記案内プレートの円錐台側面部に当るまでの垂線距離をHとし、このHを前記噴孔径φdに対して、H<dとした燃料は、前記弁体の先端部が前記弁座から離れることによって形成される前記弁体先端部と弁座間の第1の流路と、前記案内プレートの円錐台側面部と前記弁座との間に形成される第2の流路を通り、前記噴孔プレートの複数の噴孔から噴射されることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 前記案内プレートは、皿形状をなす円錐台側面部より大径で一体的につながる外円周部を備え、この外円周部が前記弁座の底部と噴孔プレートとの間に挿入されており、
    前記外円周部より内径側において、前記円錐台側面部が扇状に切り起こされて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記案内プレートがバネ性を有するとともに、前記案内プレートの円錐台側面部の先端部分が、前記弁体の先端部に常時接触していることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記弁体の先端部が、面取り部を有するボールであることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記噴孔プレートの噴孔は、弁本体中心線に対して所定の角度で外向きとなるよう設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の燃焼噴射弁。
  6. 前記噴孔プレートの噴孔は、弁本体中心線に対して平行となるよう設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の燃焼噴射弁。
  7. 前記噴孔プレートの噴孔は、弁本体中心線に対して所定の角度で内向きとなるよう設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の燃焼噴射弁。
  8. 前記噴孔プレートの噴孔は、前記請求項5と請求項6に記載による中心線に対する向きを、または請求項5と請求項7、または請求項6と請求項7とを適宜組み合わせた配置でもって設けられているもの、あるいは請求項5〜請求項7を適宜組み合わせ配置して設けられたものであることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の燃料噴射弁。
  9. 前記案内プレートは、皿形状をなす円錐台側面部より大径で一体的につながる外円周部を備え、この外円周部が前記弁座の底部と噴孔プレートとの間に挿入されているとともに、
    前記外円周部より内径側において、前記円錐台側面部が扇状に切り起こされて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
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