JP4229760B2 - 撮像装置の焦点調整装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像装置の焦点調整装置に関し、詳しくはCCDやARセンサなどの撮像素子を備えた撮像装置の焦点調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、配線基板に電気的に接続した撮像素子と、上記配線基板に一端側を固着すると共に上記撮像素子を光学的にカバーするホルダー(マウント)と、上記ホルダーの他端に形成したネジと、上記ネジに螺合すると共に内部にレンズを配置し、上記レンズを介して外光を上記撮像素子に受光するレンズ支持部(レンズバレル)と、上記レンズの焦点調整を行うときの光軸のずれを防止するため、上記レンズ支持部の操作をガイドするガイド部とからなる撮像装置は、後記の特許文献1から従来公知である。
【0003】
【特許文献1】
特開平2000−41167号公報(請求項1、図1〜図6)。
【0004】
しかし、特許文献1において提案された技術では、ネジ調整に伴う遊びによるレンズの光軸ずれは防ぐことができるが、レンズの傾き方向の調整については解消されていない。また、全てのワークに対して、ネジを回すことにより位置合わせしているため、調整に多くの時間を費やし、生産性が悪くなる問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、レンズの焦点方向の距離と上記レンズの傾きの修正が可能な撮像装置の焦点調整装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る撮像装置の焦点調整装置は、撮像素子、上記撮像素子を光学的にカバーすると共にレンズ収納部を有するマウント、内部にレンズを有するレンズ支持体を備え、上記レンズ支持体は、上記レンズ収納部との間で外乱光が回り込んで上記撮像素子に侵入しないように上記レンズ収納部に隙間無く圧入された撮像装置の焦点調整装置であって、圧入された上記レンズ支持体を有するマウントに設けられた1個以上の貫通孔および/または切り込みを介して上記レンズ支持体の側壁に当接されるかまたは上記側壁に設けられた凹部に挿着される1個以上の焦点調整用冶具、上記焦点調整用冶具を駆動して上記レンズ支持体を変位させる駆動機構、およびチャートを備え、上記駆動機構は、上記撮像素子に取り込まれた上記チャートの撮像画像をもとに上記焦点調整用冶具を駆動することによって上記レンズの焦点方向の距離と上記レンズの傾きを修正するように上記レンズ支持体を変位させることを特徴とするものである。
【0007】
本発明の請求項2に係る撮像装置の焦点調整装置は、撮像素子、上記撮像素子を光学的にカバーすると共にレンズ収納部を有するマウント、内部にレンズを有するレンズ支持体を備え、上記レンズ支持体は、上記レンズ収納部との間で外乱光が回り込んで上記撮像素子に侵入しないように上記レンズ収納部に隙間無く圧入された撮像装置の焦点調整装置であって、圧入された上記レンズ支持体の治具当接部の側壁を挟持する第一焦点調整用冶具、上記第一焦点調整用冶具の挟持方向に対して直交方向またはそれに近い方向から上記側壁を挟持する第二焦点調整用冶具、上記第一焦点調整用冶具および上記第二焦点調整用冶具を駆動して上記レンズ支持体を変位させる駆動機構、およびチャートを備え、上記駆動機構は、上記撮像素子に取り込まれた上記チャートの撮像画像をもとに上記第一焦点調整用冶具および上記第二焦点調整用冶具を駆動することによって上記レンズの焦点方向の距離と上記レンズの傾きを修正するように上記レンズ支持体を変位させるものであることを特徴とするものである。
【0008】
本発明の請求項3に係る撮像装置の焦点調整装置は、請求項2において、上記駆動機構は、上記第一焦点調整用冶具を介して上記レンズ支持体を第一規準軸に沿って前後動させる第一駆動部、上記レンズ支持体を上記第一規準軸と直交する第二規準軸を中心に回動させる第二駆動部、および上記第二焦点調整用冶具を介して上記レンズ支持体を上記第二規準軸と直交する第三規準軸を中心に回動させる第三駆動部を備えたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下において、説明が先行する図とそれに後続する図とでは、互いに同じ部位に就いては同じ符号を付して、後続図では符号の説明を省略することがある。
【0010】
実施の形態1.
図1〜図7は、本発明の実施の形態1の撮像装置および撮像装置の焦点調整装置を説明するものであって、図1は偏心ピン7が挿着された状態の、実施の形態1の撮像装置101の平面図、図2〜図4はいずれも図1のA−A’断面図、図5は偏心ピン7の拡大斜視図、図6は焦点調整装置201の一部ブロック図を含む断面図、図7は焦点調整装置201に含まれる焦点確認装置202の説明図である。実施の形態1においては、前記レンズ支持体の一例としてレンズバレル5が、前記焦点調整用冶具の一例として4本の偏心ピン7が、前記上記焦点調整用冶具の先端部が挿着される凹部の一例として上記レンズバレルの側壁に設けられたリング状の溝部5aが、またマウントに設けられた前記貫通孔の一例として4個の断面円形の貫通穴6aが、それぞれ採用されている。
【0011】
図1〜図7において、実施の形態1の撮像装置101は、基板1、撮像素子2、光学フィルタ3、レンズ4、レンズバレル5、およびマウント6を備えている。撮像素子2は、基板1に電気的に接続されると共に固着されており、光学フィルタ3は、撮像素子2の受光面に対向して配置されている。レンズバレル5は、その内部に別体としてのレンズ4を支持するか、あるいはレンズ4と一体成形されている。
【0012】
マウント6は、撮像素子2を光学的にカバーすると共にレンズ収納部61を有し、レンズバレル5は、レンズ収納部61に圧入されている。その際、レンズバレル5は、レンズ収納部61に軽く圧入可能であって、しかも圧入後は安定して保持されるように、レンズ収納部61の内径とレンズバレル5の外径との嵌合量(寸法)は、管理されている。レンズバレル5がマウント6に圧入した状態において、レンズ4を介してマウント6内に取り込まれた光は、光学フィルタ3を透過して撮像素子2に取り込まれ、映像信号として取り出される。
【0013】
レンズバレル5には、その側壁の中央に溝部5aが形成されており、またマウント6には、図1に示すように、90°毎の合計4箇所に貫通穴6aが形成されている。図1〜図7において、実施の形態1の撮像装置の焦点調整装置201は、4個の偏心ピン7、回転ステージ31(θステージ)、駆動機構32、チャート33、画像処理部34、駆動指令部35、および主制御装置36を備えている。焦点確認装置202は、チャート33と画像処理部34とを備え、レンズ4の焦点を調整する際における焦点確認の機能をなす。各偏心ピン7は、図5に示すように大径の円柱状のピン本体71の一端から小径の円柱状の偏心部72が偏心状態で突出した構造を有し、ピン本体71の中心軸と偏心部72の中心軸との間に偏心量eが存在する。回転ステージ31は駆動機構32に接続され、駆動機構32は駆動指令部35からの動作指令により数値制御されて動作する。
【0014】
偏心ピン7は、マウント6の4個の貫通穴6aのそれぞれに挿通され、且つレンズバレル5の溝部5aに押し当てられており、レンズバレル5は、偏心ピン7を回転させることにより動かされる。換言すると、レンズ収納部61内での収納位置が矯正される。各偏心ピン7は、回転ステージ31に接続されて回転ステージ31によりそのピン本体71の中心軸の周りに回転せしめられる。本発明において、回転ステージ31は、手動にて操作されてもよいが、実施の形態1では回転ステージ31は、駆動機構32に接続され、駆動機構32は、上記のように駆動指令部35からの動作指令により数値制御されて動作する。
【0015】
撮像素子2は、画像処理部34に電気的に接続されており、画像処理部34は、撮像素子2に取り込まれたチャート33の撮像画像をもとに位置情報などを算出する。主制御装置36は、画像処理部34が出力する位置情報などに基づき、レンズ4の位置補正量を算出し、そのデータを駆動指令部35に出力する。駆動機構32は、駆動指令部35からの移動指令に基づいて駆動して偏心ピン7を動かし、レンズバレル5の姿勢を制御することでレンズ4の位置決めを行う。その結果、レンズ4の焦点方向および傾き方向の調整が可能となる。
【0016】
ここで、レンズ4の焦点方向の距離の調整可能範囲zは、偏心ピン7の上記偏心量e、
偏心部72の半径r、レンズバレル5の溝部5aのz軸(矢印Z)方向における幅をaとしたとき、下式(1)で表される。
z=(e+r)×2−a・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1)
【0017】
一方、レンズ4の傾き、即ちマウント6の中心軸に対する傾斜方向の調整範囲は、レンズバレル5およびマウント6の形状、双方の寸法(クリアランス)により決定される。すなわち、上記レンズバレル5を傾けることによりマウント6(筒部)を変形させて行われる。
【0018】
つぎに、実施の形態1の撮像装置101の製造方法および焦点調整装置201を用いた撮像装置101に就いての焦点調整方法を説明する。
レンズバレル5のマウント6への圧入:レンズバレル5は、マウント6に圧入装置(図示せず)を用いて圧入される。つぎに図7に示すように、圧入後、レンズバレル5とマウント6が一体となったユニットは、撮像素子2が固着してある基板1上に設置され、チャート33の画像がレンズ4、光学フィルタ3を介して撮像素子2に取り込まれ、光軸に垂直な方向への調整を行った後、上記ユニットの下面と基板1の上面とが接着などによる接合により固定される。ここで、合焦性能が得られている場合は、レンズバレル5とマウント6の当接面(互いの上面もしくは側面)が接着剤などにより、好ましくは遮光性の接着剤により接合される。
【0019】
焦点調整:上記において合焦性能が得られていない場合は、図6に示すように、偏心ピン7がマウント6に設けられた貫通穴6aを通してレンズバレルの溝部5aに当たるように挿入される。ここで、焦点方向において焦点が一致していないことによる焦点ぼけが発生している場合には、図3に示すようにレンズバレル5が偏りなく移動するように、対向する偏心ピン7同士を同じ方向に等しく偏りなく動くようにレンズバレル5を焦点方向(矢印4aの方向)に変位させて焦点調整する。一方、レンズ4あるいはレンズバレル5の傾きによる焦点ぼけが発生している場合には、図4に示すようにレンズ4の中心位置を基準として、対となっている偏心ピン7を互いに反対方向に回転させて、レンズバレル5を傾斜方向(矢印4bの方向)に変位させて焦点調整する。合焦性能が得られた後、レンズバレル5とマウント6の当接面(互いの上面もしくは側面)を接着剤などにより、好ましくは遮光性の接着剤により接合される。
【0020】
このように構成された実施の形態1の撮像装置101は、撮像素子2と撮像素子2を搭載する基板1と撮像素子2と対向して配置される光学フィルタ3とマウント6とレンズバレル5からなり、レンズバレル5とマウント6は、軽く圧入されるよう、その嵌合量(寸法)が管理されており、レンズバレル5の溝部5aに押し当てた複数の偏心ピン7で調整するため、焦点方向のみならず傾斜方向の焦点調整も可能となっている。
【0021】
また、実施の形態1の撮像装置の焦点調整装置201によれば、マウント6にレンズバレル5が圧入された後、合焦性能を満たしていないワークのみを対象とすることが可能であるため、工程全体としての焦点調整に要する時間は大幅に削減することができる。またさらに、マウント6に圧入されたレンズバレル5は、マウント6により、あるいは必要に応じて遮光性の接着剤の使用により隙間なく支持されているため、外乱光が回り込んで撮像素子2に侵入することが防止される。
【0022】
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2の撮像装置において用いられるレンズバレル5の断面図である。レンズバレル5は、その側壁のマウント6(図2など参照)に圧入される端部に曲面部5bが形成されているので、それをマウント6(図2など参照) への圧入が容易で
あって、しかも実施の形態1で用いられたレンズバレルと比較して一層スムーズに傾斜方向の焦点調整を行うことが可能となる。実施の形態2のレンズバレル5は、後続の各実施の形態において用いられる各レンズバレルに代えて用いられて、上記に記載した効果が得られる。
【0023】
実施の形態3.
図9および図10は、本発明の実施の形態3の撮像装置を説明するものであって、図9は偏心ピン7が挿着された状態の、実施の形態3の撮像装置102の平面図、図10は、図9のA−A’断面図である。実施の形態3の撮像装置102は、3個の断面円形の貫通穴6aと各貫通穴6aに挿着された計3本の偏心ピン7が用いられている点において前記実施の形態1あるいは実施の形態2と異なり、その他の構成は同じである。3本の偏心ピン7を操作することにより、焦点方向と傾斜方向の焦点調整を自在に行うことが可能となる。
【0024】
実施の形態4.
図11〜図15は、本発明の実施の形態4の撮像装置および撮像装置の焦点調整装置を説明するものであって、図11は保持ホルダ8が挿着された状態の、実施の形態4の撮像装置103の平面図、図12〜図14はいずれも図11のA−A’断面図、図15は撮像装置の焦点調整装置203の一部ブロック図を含む断面図である。
【0025】
実施の形態4の撮像装置103においては、図11〜図15に示すように、マウント6には90°毎の合計4箇所に断面四角形の貫通穴6bが形成されており、その他の構成は実施の形態1と同様である。実施の形態4の撮像装置の焦点調整装置203は、4個の保持ホルダ8、Z軸ステージ37、駆動機構38、チャート33、画像処理部34、駆動指令部35、および主制御装置36を備えている。
【0026】
保持ホルダ8は、板体であって、図15に示すように上下方向に移動するZ軸ステージ37に接続されている。Z軸ステージ37は駆動機構38に接続され、駆動機構38は駆動指令部35からの動作指令により数値制御されて動作する。撮像装置の焦点調整装置203における焦点調整では、保持ホルダ8は、マウント6の4個の貫通穴6bを通してレンズバレルの溝部5aに挿入され、Z軸ステージ37により上下に動かされる。なお保持ホルダ8の操作、即ちZ軸ステージの操作は、手動にて行ってもよい。
【0027】
撮像素子2は、画像処理部34に電気的に接続されており、画像処理部34は、撮像素子2に取り込まれたチャート33の撮像画像をもとに位置情報などを算出する。主制御装置36は、画像処理部34が出力する位置情報などに基づき、レンズ4の位置補正量を算出し、そのデータを位置合わせの駆動指令部35に出力する。駆動機構38は、駆動指令部35から入力された移動指令に基づいて駆動して保持ホルダ8を動かし、レンズバレル5の姿勢を制御することで、レンズ4の位置決めを行う。
【0028】
ここで焦点方向の調整範囲zは、保持ホルダの移動範囲(ストローク)とレンズバレル5の溝部5aの同方向における幅の差で決定される。
【0029】
一方、傾斜方向の調整範囲は、実施の形態1の場合と同様にレンズバレル5およびマウント6の形状、双方の寸法(クリアランス)により決定される。
【0030】
つぎに実施の形態4の撮像装置103の焦点調整装置203を用いた焦点調整方法を説明する。まず、実施の形態1と同様、レンズバレル5のマウント6への圧入を行う。レンズバレル5は、マウント6に圧入装置(図示せず)を用いて圧入され、圧入後、レンズバレル5とマウント6が一体となったユニットは、撮像素子2が固着してある基板1上に設置され、チャート33の画像がレンズ4、光学フィルタ3を介して撮像素子2に取り込まれ、光軸に垂直な方向への調整を行った後、上記ユニットの下面と基板1の上面とが接着などによる接合により固定される。ここで、合焦性能が得られている場合は、レンズバレル5とマウント6の当接面(互いの上面もしくは側面)が接着剤などにより、好ましくは遮光性の接着剤により接合される。また、ここで、レンズバレル5をマウント6に圧入して合焦性能を満足しない場合は、図15に示すように、保持ホルダ8をマウント6の各貫通穴部6bを通してレンズバレル5の溝部5aに押し当てる。ここで、焦点方向の焦点が一致していないことによる焦点ぼけが発生している場合、図13に示すように、対となる2つの保持ホルダ8が同じ方向に偏りなく動くように調整する。また、傾斜方向のずれが発生している場合、図14に示すように、対になる保持ホルダ8を反対方向に移動させ、レンズ中心位置を基準にレンズバレル5を回転させて焦点調整する。ここで、実施の形態4では、保持ホルダ8を4箇所から挿入する構成としているが、レンズ位置を焦点方向と同時に傾斜方向に調整できれば、保持ホルダの挿入箇所は何箇所であってもよい。
【0031】
このように構成された撮像装置103は、撮像素子2と撮像素子2を搭載する基板1と撮像素子2と対向して配置される光学フィルタ3とマウント6とレンズバレル5からなり、レンズバレル5はマウント6に対し、軽く圧入されるよう、その嵌合量が管理されており、レンズバレル5の溝部5aに押し当てた複数の保持ホルダ8で調整するため、焦点方向のみならず傾斜方向でも焦点調整が可能となる。
【0032】
また保持ホルダ8による焦点調整は、圧入後、合焦性能を満たしていないワークのみを対象とするため、工程全体としての焦点調整に要する時間は大幅に削減することができる。またマウント6に対し、レンズバレル5は、圧入により、あるいは必要に応じて遮光性の接着剤の使用により隙間なく支持されているため、外乱光が回り込んで撮像素子にとりこまれることもない。
【0033】
実施の形態5.
図16〜図20は、本発明の実施の形態5の撮像装置および撮像装置の焦点調整装置を説明するものであって、図16は実施の形態5の撮像装置104の平面図、図17は図16のA−A’断面図、図18は撮像装置の焦点調整装置204の平面図、図19は図18のA方向から見た概略側面図、図20は図18のB方向から見た概略側面図である。実施の形態5の撮像装置104においては、レンズバレル5は、図17に示すように、その下部のみがマウント6のレンズ収納部61内に圧入され、上部には突出部を残した構成となっており、当該突出部が請求項4における治具当接部として機能する。
【0034】
実施の形態5の撮像装置の焦点調整装置204は、クランプ部40、クランプ部41、クランプ機構42、クランプ機構43、θxステージ44、Z軸ステージ45、θyステージ46、駆動機構47〜49、チャート33(図示せず)、画像処理部34、駆動指令部35、および主制御装置36を備えている。クランプ部40とクランプ部41とは、それぞれ請求項8における第一焦点調整用冶具および第二焦点調整用冶具の例であり、Z軸ステージ45と駆動機構48、θxステージ44と駆動機構47、およびθyステージ46と駆動機構49は、それぞれ請求項10における第一駆動部、第二駆動部、および第三駆動部の例である。
【0035】
クランプ部40は、クランプ機構42により保持されおり、またクランプ機構42は、レンズ位置を焦点方向に調整するZ軸ステージ45、およびZ軸(第一基準軸)と直交する第二基準軸であるX軸を中心に回動するθxステージ(あおりステージ)44とに接続されている。一方、クランプ部41は、図18に示す通りクランプ部40とは互いに直交するように設けられ、且つクランプ機構43により保持されおり、またクランプ機構43は、上記第一基準軸と第二基準軸とに直交するY軸(第三基準軸)を中心に回動するθyステージ(あおりステージ)46に接続されている。なおθxステージ44とθyステージ46との設置位置を入れ替えて、クランプ機構42は、Z軸ステージ45とθyステージ46に接続され、クランプ機構43は、θxステージ44に接続されてもよい。いずれにせよ、それらのあおりステージは、レンズ位置を傾斜方向に調整する機能をなし、レンズ中心位置が回転中心となるように各曲率半径が規定されている。それらステージ44、45、46は、それぞれ駆動機構47、48、49に接続され、各駆動機構は、駆動指令部35からの動作指令により数値制御されて動作する。あるいは手動で操作されてもよい。
【0036】
撮像素子2は、画像処理部34に電気的に接続されており、画像処理部34は、撮像素子2に取り込まれたチャート33の撮像画像をもとに位置情報などを算出する。主制御装置36は、画像処理部34が出力する位置情報などに基づいてレンズ4の位置補正量を算出し、そのデータを位置合わせ駆動指令部35に出力する。駆動機構47、48、49は、駆動指令部35によって入力された移動指令に基づいて駆動してレンズバレル5の姿勢を制御することでレンズ4の位置決めを行う。
【0037】
実施の形態5の撮像装置104は、実施の形態1と同様、レンズバレル5のマウント6への圧入;レンズバレル5は、マウント6に圧入装置(図示せず)を用いて圧入され、圧入後、レンズバレル5とマウント6が一体となったユニットは、撮像素子2が固着してある基板1上に設置され、チャート33の画像がレンズ4、光学フィルタ3を介して撮像素子2に取り込まれ、光軸に垂直な方向への調整を行った後、上記ユニットの下面と基板1の上面とが接着などによる接合により固定される。ここで、合焦性能が得られている場合は、レンズバレル5とマウント6の当接面(互いの上面もしくは側面)が接着剤などにより、好ましくは遮光性の接着剤により接合される。
【0038】
ここで、レンズバレル5をマウント6に圧入して合焦性能を満足しない場合は、レンズバレル5の上記突出部をクランプ部40とクランプ部41により把持し、上記の各ステージを動かし、合焦位置となるようにレンズバレル5の位置を焦点方向と傾き方向に就いて調整する。なおレンズバレル5の焦点調整においては、クランプ機構42とクランプ機構43は、片方ずつ操作、調整される。
【0039】
実施の形態6.
図21〜図23は、本発明の実施の形態6の撮像装置を説明するものであって、図21は実施の形態6の撮像装置105の平面図、図22は図21のA−A’断面図、図23は図21のB−B’断面図である。図21〜図23において、撮像装置105のマウント6には、レンズバレル5の側面に達する4個のD形の切り欠き部6c(図21の点線参照)が設けられており、切り欠き部6cを利用して前記実施の形態5において用いられた焦点調整装置204にてレンズバレル5の焦点方向および傾斜方向の焦点調整が可能となる。その際、レンズバレル5の側面は、切り欠き部6cに挿入された当該焦点調整装置のクランプ部40およびクランプ部41により把持される。
【0040】
以上、本発明の撮像装置と焦点調整装置に就いて実施の形態1〜6により説明したが、本発明はそれら実施の形態に制限されるものではなく、本発明の前記した課題と解決手段の基本に沿った種々の他の形態を包含する。例えば実施の形態1〜6では、撮像装置としてレンズが1枚の場合について述べたが、複数のレンズを有する撮像装置であってもよく、複数のレンズを対象として本発明の焦点調整装置により実施の形態1〜6と同様の方法にて焦点調整が可能となる。
【0041】
【発明の効果】
本発明の撮像装置の焦点調整装置は、以上説明したように、撮像素子、上記撮像素子を光学的にカバーすると共にレンズ収納部を有するマウント、内部にレンズを有するレンズ支持体を備え、上記レンズ支持体は、上記レンズ収納部との間で外乱光が回り込んで上記撮像素子に侵入しないように上記レンズ収納部に隙間無く圧入された撮像装置の焦点調整装置であって、圧入された上記レンズ支持体を有するマウントに設けられた1個以上の貫通孔および/または切り込みを介して上記レンズ支持体の側壁に当接されるかまたは上記側壁に設けられた凹部に挿着される1個以上の焦点調整用冶具、上記焦点調整用冶具を駆動して上記レンズ支持体を変位させる駆動機構、およびチャートを備え、上記駆動機構は、上記撮像素子に取り込まれた上記チャートの撮像画像をもとに上記焦点調整用冶具を駆動することによって上記レンズの焦点方向の距離と上記レンズの傾きを修正するように上記レンズ支持体を変位させるものであることを特徴とするもの、あるいは撮像素子、上記撮像素子を光学的にカバーすると共にレンズ収納部を有するマウント、内部にレンズを有するレンズ支持体を備え、上記レンズ支持体は、上記レンズ収納部との間で外乱光が回り込んで上記撮像素子に侵入しないように上記レンズ収納部に隙間無く圧入された撮像装置の焦点調整装置であって、圧入された上記レンズ支持体の治具当接部の側壁を挟持する第一焦点調整用冶具、上記第一焦点調整用冶具の挟持方向に対して直交方向またはそれに近い方向から上記側壁を挟持する第二焦点調整用冶具、上記第一焦点調整用冶具および上記第二焦点調整用冶具を駆動して上記レンズ支持体を変位させる駆動機構、およびチャートを備え、上記駆動機構は、上記撮像素子に取り込まれた上記チャートの撮像画像をもとに上記第一焦点調整用冶具および上記第二焦点調整用冶具を駆動することによって上記レンズの焦点方向の距離と上記レンズの傾きを修正するように上記レンズ支持体を変位させるものであることを特徴とするものであるので、焦点調整にあたっては、複数の方向からレンズ支持体に外力を加えることで、所望の方向にレンズの姿勢を調整可能できる。すなわち、焦点調整時、レンズを焦点方向のみでなく傾斜方向にも調整可能である。またこの焦点調整は、マウントにレンズ支持体を圧入した後、合焦性能を満たしていないもののみを対象とすることが可能なため、工程全体としての焦点調整に要する時間は大幅に削減され、生産性よく行うことができる。さらには、マウントに対してレンズ支持体が隙間なく圧入されているため、撮像素子に外乱光が入る恐れもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の撮像装置の平面図。
【図2】 図1のA−A’断面図。
【図3】 図1の他のA−A’断面図。
【図4】 図1のさらに他のA−A’断面図。
【図5】 偏心ピン7の拡大斜視図。
【図6】 実施の形態1の焦点調整装置の一部ブロック図を含む断面図。
【図7】 図6の焦点調整装置に含まれる焦点確認装置の説明図。
【図8】 実施の形態2の撮像装置において用いられるレンズバレルの断面図。
【図9】 実施の形態3の撮像装置の平面図。
【図10】 図9のA−A’断面図。
【図11】 実施の形態4の撮像装置の平面図。
【図12】 図11のA−A’断面図。
【図13】 図11他のA−A’断面図。
【図14】 図11のさらに他のA−A’断面図。
【図15】 実施の形態4の焦点調整装置の一部ブロック図を含む断面図。
【図16】 実施の形態5の撮像装置の平面図。
【図17】 図16のA−A’断面図。
【図18】 実施の形態5の焦点調整装置の平面図。
【図19】 図18のA方向から見た概略側面図。
【図20】 図18のB方向から見た概略側面図。
【図21】 実施の形態6の撮像装置の平面図。
【図22】 図21のA−A’概略断面図。
【図23】 図21のB−B’概略断面図。
【符号の説明】
101 撮像装置、102 撮像装置、103 撮像装置、
104 撮像装置、105 撮像装置、201 焦点調整装置、
202 焦点確認装置、203 焦点調整装置、204 焦点調整装置、
1 基板、2 撮像素子、3 光学フィルタ、4 レンズ、5 レンズバレル、
5a 溝部、5b 曲面部、6 マウント、61 レンズ収納部、
6a 貫通穴、6b 貫通穴、7 偏心ピン、71 ピン本体、72 偏心部、
31 回転ステージ、32 駆動機構、33 チャート、34 画像処理部、
35 駆動指令部、36 主制御装置、37 Z軸ステージ、38 駆動機構、
40 クランプ部、41 クランプ部、42 クランプ機構、
43 クランプ機構、44 θxステージ、45 Z軸ステージ、
46 θyステージ、47 駆動機構、48 駆動機構、49 駆動機構。
Claims (3)
- 撮像素子、上記撮像素子を光学的にカバーすると共にレンズ収納部を有するマウント、内部にレンズを有するレンズ支持体を備え、上記レンズ支持体は、上記レンズ収納部との間で外乱光が回り込んで上記撮像素子に侵入しないように上記レンズ収納部に隙間無く圧入された撮像装置の焦点調整装置であって、圧入された上記レンズ支持体を有するマウントに設けられた1個以上の貫通孔および/または切り込みを介して上記レンズ支持体の側壁に当接されるかまたは上記側壁に設けられた凹部に挿着される1個以上の焦点調整用冶具、上記焦点調整用冶具を駆動して上記レンズ支持体を変位させる駆動機構、およびチャートを備え、上記駆動機構は、上記撮像素子に取り込まれた上記チャートの撮像画像をもとに上記焦点調整用冶具を駆動することによって上記レンズの焦点方向の距離と上記レンズの傾きを修正するように上記レンズ支持体を変位させるものであることを特徴とする撮像装置の焦点調整装置。
- 撮像素子、上記撮像素子を光学的にカバーすると共にレンズ収納部を有するマウント、内部にレンズを有するレンズ支持体を備え、上記レンズ支持体は、上記レンズ収納部との間で外乱光が回り込んで上記撮像素子に侵入しないように上記レンズ収納部に隙間無く圧入された撮像装置の焦点調整装置であって、圧入された上記レンズ支持体の治具当接部の側壁を挟持する第一焦点調整用冶具、上記第一焦点調整用冶具の挟持方向に対して直交方向またはそれに近い方向から上記側壁を挟持する第二焦点調整用冶具、上記第一焦点調整用冶具および上記第二焦点調整用冶具を駆動して上記レンズ支持体を変位させる駆動機構、およびチャートを備え、上記駆動機構は、上記撮像素子に取り込まれた上記チャートの撮像画像をもとに上記第一焦点調整用冶具および上記第二焦点調整用冶具を駆動することによって上記レンズの焦点方向の距離と上記レンズの傾きを修正するように上記レンズ支持体を変位させるものであることを特徴とする撮像装置の焦点調整装置。
- 上記駆動機構は、上記第一焦点調整用冶具を介して上記レンズ支持体を第一規準軸に沿って前後動させる第一駆動部、上記レンズ支持体を上記第一規準軸と直交する第二規準軸を中心に回動させる第二駆動部、および上記第二焦点調整用冶具を介して上記レンズ支持体を上記第二規準軸と直交する第三規準軸を中心に回動させる第三駆動部を備えたことを特徴とする請求項2記載の撮像装置の焦点調整装置。
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