JP4229636B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置に関し、より特定的には内部電源発生回路を搭載する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体装置の低電圧動作化が進められていく中で、半導体装置外部から印加される電源電圧に対して、より低い電源電圧で半導体装置内部のトランジスタを駆動することが強く求められるようになってきている。この原因は、半導体装置の消費電力の削減およびトランジスタの信頼性確保の要求によるところが大きい。
【0003】
また、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)においては、メモリセルにおいて電荷を保持するキャパシタの誘電体膜の信頼性確保も重要な課題となる。
【0004】
以上の要求からくる半導体装置における内部電源電圧の上限は、世代を追うにつれより低下しており、システムで用いられる電源電圧との差が一層大きくなってきている。そこで、システムで用いられる電源電圧を降下させ安定した内部電源電圧を発生させる回路が電圧降下回路(Voltage Down Converter)である。電圧降下回路は、システムで用いられる電源電圧と半導体装置内部で使用される内部電源電圧との間のギャップを埋め、半導体装置内部で上記信頼性を確保するための役割を果たす。
【0005】
一般的な従来における電圧降下回路の構成を簡単に説明する。
電圧降下回路は、チップ内部で発生する内部電源電位の目安となる参照電位Vrefを発生する参照電位発生回路と、参照電位Vrefを受けて内部電源電位int.Vccを発生する電圧変換部とを含む。
【0006】
電圧変換部は、参照電位Vrefと内部電源電位int.Vccとのレベルを差動アンプ回路で比較する。内部電源電位int.Vccとのレベルが参照電位Vrefよりも低い場合は、スイッチトランジスタを導通させて、外部電源から内部電源電位int.Vccを出力するノードに電流の供給を行なう。
【0007】
参照電位発生回路は、直列に接続される定電流源と抵抗回路とを含む。抵抗回路の抵抗値はヒューズによって変更することができる。たとえば、4つのヒューズによって16段階に変更可能である。定電流源の電流値や抵抗回路の抵抗値は製造時にばらつきが生じるので、選択的にヒューズを切断することによって参照電位Vrefのチューニングを行なう。
【0008】
しかし、いきなりヒューズを切断することはできないので、ヒューズを切断した場合に発生される参照電位Vrefの値をヒューズ切断前に確認する必要がある。このようなヒューズ切断前の確認動作を擬似チューニングという。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
擬似チューニング時においては、制御信号を与えることによりヒューズを切断した状態と等価な状態を作り出し、そのときの内部電源電位を観測することにより、ヒューズ素子の切断について最適な組合せが求められる。その後、ヒューズ素子は、専用のテスト装置を用いてレーザ光線により切断される。
【0010】
擬似チューニング試験では、制御信号をたとえば16段階(16チューニングコード)連続して変化させ、出力電圧を半導体テスタでモニタしながら、正規の出力電圧が得られるコードを検索していく。
【0011】
しかし、テスタに入力される内部発生電圧は、テスト用のプローブや配線などが介在するので外部の測定系のノイズを拾ってしまう。このため、テスタでの測定値は精度が良くない。この対策として、多数回の測定を繰り返し行なって平均値を算出する手法が良く用いられている。
【0012】
また、テスタ側での電圧値モニタ時間や比較のための判定時間も必要となるため、現状ではウエハ状態で実施する16コード分の擬似チューニング試験には、内部電源一つあたり数秒以上のテスト時間がかかってしまうのが一般的である。この時間は、ウエハ状態での合計テスト時間の数十パーセントに相当する。
【0013】
チップ内部での電圧比較などのノイズ対策に関する先行技術は、たとえば特開2001-229697、特開平5-19025、特開平7-140208号公報等に開示されているが、チューニング時間に対する抜本的な時間短縮の対策はなされていないのが実情である。
【0014】
たとえば、上記先行技術の中には、内部電圧値をモニタするために外部から印加する基準電圧をテスタ装置から与え、この基準電圧を変化させる場合が示されている。しかし、テスタ装置から与える基準電圧を変化させる場合はテスタ装置の制約により一回変化させるために非常に時間がかかる。安価なテスタ装置だと、安定化するまでの時間も含めると、一回の変化あたり数百ミリ秒程度が必要とされる。高価なテスタ装置を用いれば、その時間はマイクロ秒オーダで済むが、大量に評価するには多大な設備投資が必要となり、半導体装置のテストのためのコストを増大させることになる。したがって、装置コストの点から安価なテスタが使用される場合が多い現状では、安価なテスタで高速にチューニングすることができることが望ましい.
この発明の目的は、安価なテスタ装置でも高速にチューニング試験が可能な半導体装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の主たる局面における半導体装置は、外部から与えられる比較電位を受ける第1の端子と、外部から与えられる複数ビットの制御信号を入力するための複数の第2の端子と、設定値を不揮発的に保持し、設定値が未設定である初期状態において制御信号に応じた内部電位を出力する内部電位発生回路と、内部電位が比較電位に対して適切か否かの判定を行なうレベル判定回路と、内部電位を受けて動作する内部回路とを備える。
【0016】
えて、内部電位発生回路は、複数のチューニング回路を含み、各複数のチューニング回路は、設定値を不揮発的に保持するヒューズ素子と、複数のヒューズ素子が初期状態であるときに、ヒューズ素子に設定値が既設定である状態を制御信号に応じて擬似的に発生する回路とを含む。
【0017】
えて、内部電位発生回路は、複数のチューニング回路の状態に応じて抵抗が変化する抵抗回路と、抵抗回路に一定の電流を供給する電流源とをさらに含む。
【0018】
好ましくは、半導体装置は、レベル判定回路の出力結果を外部に出力する第3の端子をさらに備える。
【0019】
好ましくは、半導体装置は、内部電位を出力するノードに接続されるキャパシタと、ノードの電位を所定の固定電位に初期化するイニシャライズ回路とをさらに備える。
【0020】
好ましくは、内部電位は、外部から与えられる電源電位と接地電位との中間の電位である。
【0021】
好ましくは、内部電位は、外部から与えられる電源電位よりも高い昇圧電位であり、内部電位発生回路は、出力ノードを昇圧電位に駆動する駆動回路を含み、昇圧電位を電源電位より低い観測用の電位に変換してレベル判定回路に出力する第1の電圧変換回路をさらに備える。
【0022】
より好ましくは、駆動回路は、活性化時に出力ノードを昇圧電位に向けて昇圧し、内部電位発生回路は、第1の電圧変換回路の出力と設定値に応じた参照電位とを比較して駆動回路の活性化制御を行なう比較回路をさらに含む。
【0023】
より好ましくは、駆動回路は、活性化時に出力ノードを昇圧電位に向けて昇圧し、内部電位発生回路は、昇圧電位を受けて電源電位より低い電位を出力する第2の電圧変換回路と、第2の電圧変換回路の出力と設定値に応じた参照電位とを比較して駆動回路の活性化制御を行なう比較回路とをさらに含む。
【0024】
好ましくは、内部電位は、接地電位よりも低い負の電位であり、レベル判定回路の入力レンジは、接地電位から電源電位までの範囲以内であり、内部電位と比較電位とを受けて、レベル判定回路に対して入力レンジに電位が収まる判定用の信号を出力する負電位比較回路をさらに備える。
【0025】
好ましくは、半導体装置は、動作モードとして通常モードとテストモードとを有し、通常モードにおいて複数の第2の端子に与えられるアドレス信号に応じて記憶動作を行なうメモリアレイと、テストモードにおいて複数の第2の端子と内部電位発生回路とを接続し、通常モードにおいては複数の第2の端子と内部電位発生回路とを切り離すスイッチ回路とをさらに備える。
【0026】
より好ましくは、内部回路は、内部電位に応じて内部電源電位を発生し、メモリアレイに供給する電源回路を含む。
【0027】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1の半導体装置401の構成を示したブロック図である。
【0028】
図1を参照して、半導体装置401は、制御信号ext./RAS、ext./CAS、ext./WEをそれぞれ受ける制御信号入力端子2〜6と、アドレス入力端子群8と、データ信号Dinが入力される入力端子群14と、データ信号Doutを出力する出力端子群16と、接地電位Vssが与えられる接地端子12と、電源電位Ext.Vccが与えられる電源端子10と、テスト用制御クロック信号TCLKが入力される入力端子13とを備える。
【0029】
半導体装置401は、さらに、クロック発生回路22と、行および列アドレスバッファ24と、行デコーダ26と、列デコーダ28と、センスアンプ+入出力制御回路30と、メモリセルアレイ32と、ゲート回路18と、データ入力バッファ20およびデータ出力バッファ34とを備える。
【0030】
クロック発生回路22は、制御信号入力端子2、4を介して外部から与えられる外部行アドレスストローブ信号ext./RASと外部列アドレスストローブ信号ext./CASとに基づいた所定の動作モードに相当する制御クロックを発生し、半導体装置全体の動作を制御する。
【0031】
行および列アドレスバッファ24は、外部から与えられるアドレス信号A0〜Ai(iは自然数)に基づいて生成したアドレス信号を行デコーダ26および列デコーダ28に与える。
【0032】
行デコーダ26と列デコーダ28とによって指定されたメモリセルアレイ32中のメモリセルは、センスアンプ+入出力制御回路30とデータ入力バッファ20またはデータ出力バッファ34とを介して入出力端子Dinまたは出力端子Doutを通じて外部とデータをやり取りする。
【0033】
半導体装置401は、さらに、外部電源電位Ext.Vccを昇圧して内部昇圧電位Vppを発生する昇圧電源回路36と、外部電源電位Ext.Vccを受けて制御クロック信号TCLKの設定に応じた電圧に降圧して内部電源電位int.Vccを発生する電圧降下回路438と、外部から比較電位CMPを受ける端子402と、外部へテスト出力信号TOUTを出力する端子404とを含む。
【0034】
電圧降下回路438は、信号TCLKに応じて内部の参照電位を徐々に変化させ、発生した参照電位と外部から与えられた比較電位CMPとの大小関係をテスト出力信号TOUTとして出力する。
【0035】
昇圧電源電位Vppは行デコーダ26が駆動するワード線の駆動電位となる。内部電源電位int.Vccはメモリセルアレイ32をはじめとする内部回路に与えられる。
【0036】
また、半導体装置401は、クロック発生回路22によって制御されリフレッシュモードにおいて一定周期でリフレッシュアドレスを発生し行デコーダ26に与えるリフレッシュアドレスカウンタ25を含む。
【0037】
図1に示した半導体装置401は、代表的な一例であり、たとえば同期型半導体記憶装置(SDRAM)にも本発明は適用可能である。他にも、電圧降下回路を内蔵する半導体装置であれば種々のものに適用可能である。
【0038】
図2は、図1における電圧降下回路438の構成を示した回路図である。
図2を参照して、電圧降下回路438は、信号TCLKに応じて参照電位Vref0を出力する参照電位発生回路52と、参照電位Vref0を受けて参照電位Vrefを出力するバッファ回路442と、バッファ回路442の出力と接地ノードとの間に接続されるキャパシタ444と、信号VTUNEがHレベルのときに活性化され、参照電位Vrefと外部から与えられる比較電位CMPとを受けて、受けた2つの電位の大小を判定し結果をテスト出力信号TOUTとして出力するレベル判定回路446と、参照電位Vrefを受けて電源電位int.Vccを出力する電圧変換部54と、電圧変換部54の出力と接地ノードとの間に接続されるキャパシタ445とを含む。
【0039】
バッファ回路442は、入力される電位と等しい電位で、かつ、低いインピーダンスの出力電位を出力する回路である。バッファ回路442は、たとえば、カレントミラー回路を用いて実現することができる。
【0040】
参照電位発生回路52は、制御クロック信号TCLKに従ってチューニング信号TIG1〜TIG4を出力するカウンタ62と、外部電源電位Ext.Vccが与えられる電源ノードとノードN1との間に接続される定電流源72と、ノードN1と接地ノードとの間に接続される抵抗回路73と、ノードN1と接地ノードとの間に接続される電位安定化用のキャパシタ84とを含む。ノードN1からは参照電位Vref0が出力される。
【0041】
参照電位発生回路52は、さらに、チューニング信号TSIG1に応じてチューニング時にノードN1とN2との間を導通させるチューニング回路64と、チューニング信号TSIG2に応じてチューニング時にノードN2とN3との間を接続するチューニング回路66と、チューニング信号TSIG3に応じてチューニング時にノードN3とN4との間を接続するチューニング回路68と、チューニング信号TSIG4に応じてチューニング時にノードN4とN5との間を接続するチューニング回路70とを含む。
【0042】
抵抗回路73は、ノードN1とノードN2との間に接続されゲートが接地ノードに接続されるPチャネルMOSトランジスタ74と、ノードN2とノードN3との間に接続されゲートが接地ノードに接続されるPチャネルMOSトランジスタ76と、ノードN3とノードN4との間に接続されゲートが接地ノードに接続されるPチャネルMOSトランジスタ78と、ノードN4とノードN5との間に接続されゲートが接地ノードに接続されるPチャネルMOSトランジスタ80と、ノードN5にソースが接続されドレインおよびゲートが接地ノードに接続されるPチャネルMOSトランジスタ82とを含む。
【0043】
電圧変換部54は、参照電位Vrefをマイナス入力ノードに受け、内部電源電位int.Vccをプラス入力ノードに受けて両者を比較する差動アンプ回路56と、差動アンプ回路56の出力をゲートに受け、外部電源電位Ext.Vccを受ける電源ノードと内部電源電位int.Vccを出力する電源ノードとの間に接続されるPチャネルMOSトランジスタ58とを含む。
【0044】
レベル判定回路446は、比較電位CMPをマイナス入力ノードに受け、参照電位Vrefをプラス入力ノードに受け、テスト出力信号TOUTを出力するコンパレータ448と、コンパレータ448と接地ノードとの間に接続されゲートに信号VTUNEを受けるNチャネルMOSトランジスタ450とを含む。NチャネルMOSトランジスタ450は、チューニングモード時に導通し、外部電源電位Ext.Vccからコンパレータ448を通って接地ノードに向けて流れる動作電流を通す。チューニングモードでないときには、NチャネルMOSトランジスタ450は非導通状態となり、コンパレータ448の動作電源電圧を遮断する。
【0045】
参照電位発生回路52は、チューニングモード時すなわち信号VTUNEがHレベルのときに、信号TCLKに応じて信号TSIG1〜TSIG4を変化させて参照電位Vref0を16段階にチューニング可能である。参照電位発生回路52から出力される参照電位Vref0は、バッファ回路442に入力される。バッファ回路442は、たとえばカレントミラー回路などを利用して入力ノードと出力ノードが分離されるような構成となっている。バッファ回路442から出力される参照電位Vrefは、レベル判定回路446と電圧変換部54とに与えられる。
【0046】
レベル判定回路446は、信号VTUNEがHレベルのときのみにコンパレータ448が活性化される回路である。コンパレータ448は活性化されると、デバイス外部から入力された比較電位CMPと内部で発生された参照電位Vrefを比較する。比較した結果、Vref<CMPのときにはテスト出力信号TOUTはLレベルとなり、Vref>CMPのときにはテスト出力信号TOUTはHレベルとなる。
【0047】
レベル判定回路446は、参照電位Vrefを受ける差動アンプ回路56とは独立して別途コンパレータ448を含んでいる。これにより、参照電位Vrefを通常時において使用している電圧変換部54の動作に影響を与えずに参照電位Vrefと比較電位CMPとの比較動作を行なうことができる。電圧変換部54を動作状態にしながらテスト時にコンパレータ448で比較を行なうので、通常動作時のノイズマージンとテスト時のノイズマージンの間に差を生じることも無く、安定して信頼性の高い測定が可能である。
【0048】
図3は、図2におけるチューニング回路70の構成を示す回路図である。
図3を参照して、チューニング回路70は、チューニング信号TSIGnを受けて反転するインバータ92と、ノードNAnとノードNBnとの間に直列に接続されるNチャネルMOSトランジスタ96およびヒューズ素子98と、NチャネルMOSトランジスタ96と並列に接続されゲートにチューニング信号TSIGnが接続されるPチャネルMOSトランジスタ94とを含む。NチャネルMOSトランジスタ96のゲートにはインバータ92の出力が与えられる。
【0049】
図3のチューニング信号TSIGnは、図2のチューニング信号TSIG4に対応する。また、図3のノードNAnは図2のノードN4に対応し、図3のノードNBnは図2のノードN5に対応する。
【0050】
このチューニング回路70は、ヒューズをブローする前であってチューニング信号がLレベルの状態においてはノードNAnとノードNBnが導通状態となる。すなわちデフォルトで導通状態となる回路である。
【0051】
図4は、図2におけるチューニング回路64の構成を示す回路図である。
図4を参照して、チューニング回路64は、ゲートが接地ノードに接続されソースが外部電源電位Ext.Vccに結合されるPチャネルMOSトランジスタ102と、PチャネルMOSトランジスタ102のドレインとノードN6との間に接続されるヒューズ素子104と、ゲートおよびソースが接地ノードに接続されドレインがノードN6に接続されるNチャネルMOSトランジスタ106と、ノードN6と接地ノードとの間に並列に接続されるNチャネルMOSトランジスタ120、122と、ノードN6が入力ノードに接続されるインバータ110とを含む。NチャネルMOSトランジスタ120のゲートには信号BIASが与えられ、NチャネルMOSトランジスタ122のゲートにはインバータ110の出力が与えられる。
【0052】
チューニング回路64は、さらに、チューニング信号TSIGnとインバータ110の出力とを受けるOR回路112と、OR回路112の出力を受けて反転するインバータ114と、ノードNAnとノードNBnとの間に並列に接続されるNチャネルMOSトランジスタ116、PチャネルMOSトランジスタ118とを含む。NチャネルMOSトランジスタ116のゲートにはOR回路112の出力が与えられ、PチャネルMOSトランジスタ118のゲートにはインバータ114の出力が与えられる。
【0053】
図4におけるチューニング信号TSIGnは図2におけるチューニング信号TSIG1に対応し、ノードNAn、ノードNBnはそれぞれ図2のノードN1、ノードN2に対応する。
【0054】
図2に示したチューニング回路66、68もチューニング回路64と同様な構成を有するため説明は繰返さない。ただし、チューニング回路66の場合は、図4のチューニング信号TSIGnがチューニング信号TSIG2に対応し、ノードNAnはノードN2に対応し、ノードNBnはノードN3に対応する。
【0055】
また、図2のチューニング回路68の場合には、図4のチューニング信号TSIGn、ノードNBnは、それぞれチューニング信号TSIG3、ノードN3、ノードN4に対応する。
【0056】
チューニング回路64〜68は、チューニング信号TSIG1〜TSIG3がLレベルにおいて、すなわちデフォルト状態においてノードNAnとノードNBnとの間が非導通状態となる回路である。
【0057】
チューニング回路64、66、68をデフォルトで非導通状態の回路にし、チューニング回路70をデフォルトで導通状態の回路とすることにより、レーザトリミング前のチャネル抵抗値をチューニングレンジの中心の値に設定できる。これは、PチャネルMOSトランジスタ74、76、78、80のチャネル抵抗値が(1:2:4:8)の比率となっているからである。そして、チューニング信号TSIG1〜TSIG4を変化させるチューニング動作により、チャネル抵抗値の総和を上下させることができ、参照電位Vrefの電位を所望の電位にすることができる。
【0058】
また、図2では、信号TSIG1〜TSIG4は、テスト入力端子を少なくするため信号TCLKに同期して切換えられていた。他の方法として、チューニングモード時において、外部入力信号を用いて与えてもよい。
【0059】
図5は、外部入力信号を用いて信号TSIG1〜TSIG4を与える構成例を示した図である。
【0060】
図5を参照して、アドレス信号A0〜A3は、通常は、図1に示した行およびアドレスバッファ24に信号を与えるためのものであるが、スイッチ回路452を設ければ、信号VTUNEがHレベルのときにのみアドレス信号A0〜A3を与える4つの端子から直接信号TSIG1〜TSIG4を入力することもできる。
【0061】
外部からテスタによって直接的に信号TSIG1〜TSIG4を与えることができるので、制御が容易である。また、内部電圧を切換えてから最小限の安定時間後に直ちに判定し、次の内部電圧に切換えて次の判定を行なうようにして、時間短縮を行なう場合に、内部電圧の切換えと判定タイミングの同期をとることも容易となる。さらには、図2のカウンタ62は不要となるので、チップ面積を小さくすることができる。
【0062】
図6は、図2に示した電圧降下回路438の動作を説明するための動作波形図である。
【0063】
図2、図6を参照して、時刻t0において信号VTUNEがLレベルからHレベルに設定され、半導体装置はチューニングモードとなる。参照電位Vrefの目標となる電位として外部から比較電位CMPが与えられる。図6には、一例として比較電位CMPが1.5Vである場合が示されている。
【0064】
そして、信号TSIG[4:1]を0から順にインクリメントすることにより内部で発生される参照電位Vrefの値を変化させ、テスト出力信号TOUTを観測する。この観測は、たとえば半導体装置用のテスタで行なわれる。
【0065】
時刻t1において信号TSIG[4:1]の値が7から8へ変化すると、今まで比較電位CMPよりも小さかった参照電位Vrefの値が比較電位CMPよりも大きくなる。そして、比較結果を示すテスト出力信号TOUTはLレベルからHレベルに変化する。このように、TOUTがLレベルからHレベルに切換わったチューニングコードが最適コードである。
【0066】
従来のように、テスタに備えられているコンパレータを用いてチップ内部で発生される出力インピーダンスが高い参照電位Vrefを比較しようとすると、半導体装置とテスタとを接続するためのテスト治具や、半導体のパッケージを介してコンパレータ入力にノイズを受けやすい。このため、何回か測定を行ない平均値で判定する必要がある。
【0067】
これに対して、実施の形態1で示した発明では、デバイス内部にコンパレータを持つので、外的ノイズによる影響を受けずに、参照電位Vrefの大小の判定を安定して行なうことができる。これにより、テスト時間を短縮できる。また、参照電位Vrefをデバイス外部に出力する必要がないので、参照電位Vrefに生じるノイズを軽減することもできる。
【0068】
また、デバイス内部に備えるコンパレータ448に対し外部からテスタで与える比較電位CMPは、擬似チューニングを行なう間は一定値でよく、擬似チューニング中は変化させる必要がない。外部から複数ビットのデジタル値で与えられる信号TSIG1〜4により、内部で参照電位Vref0を変化させる。テスタでアナログ値の電圧を与えるには、安定時間も含めると数百ミリ秒必要であるが、デジタル値の信号TSIG1〜4を変化させる場合は短時間で済む。信号TSIG1〜4の変化に応じて変化する内部電圧は安定に要する時間が数百マイクロ秒であり、テスタでアナログ値の電圧を与える場合と比べると大幅なテスト時間の短縮が可能となる。
【0069】
具体的には、従来数百ミリ秒かかっていたテスト時間が、規格に記載されるような通常の電源投入時間(たとえば200マイクロ秒)に16コード分を掛けた時間すなわち3.2ミリ秒となる。これにより、短時間にテストを終えることができ、チップの大量生産時のテストコストの大幅な削減が可能となる。
【0070】
さらに好ましくは、外部からテスタによって直接的に信号TSIG1〜TSIG4を与えることにより、制御が容易となる。そうすれば、内部電圧を切換えてから最小限の安定時間後に直ちに判定し、次の内部電圧に切換えて次の判定を行なうようにして、時間短縮を行なう場合に、内部電圧の切換えと判定タイミングの同期をとることも容易となる。この場合、カウンタ62は不要となるので、チップ面積を小さくすることができる。
【0071】
[実施の形態2]
実施の形態2の発明は、実施の形態1の発明に参照電位Vrefをイニシャライズする回路を付加したものである。
【0072】
図7は、Vrefイニシャライズ回路の構成を示した回路図である。
図7を参照して、このVrefイニシャライズ回路は、ワンショットパルス発生回路460と、図2のバッファ回路442から参照電位Vrefが与えられるノードと接地ノードとの間に接続され、ワンショットパルス発生回路460の出力をゲートに受けるNチャネルMOSトランジスタ462とを含む。
【0073】
ワンショットパルス発生回路460は、信号VTUNEを受けるインバータ464と、インバータ464の出力を受けて反転するインバータ466と、インバータ466の出力を受けて反転するインバータ468とを含む。
【0074】
ワンショットパルス発生回路460は、さらに、外部電源電位Ext.Vccが与えられるノードとノードN42との間に接続され、インバータ466の出力をゲートに受けるPチャネルMOSトランジスタ470と、外部電源電位Ext.Vccが与えられるノードとノードN42との間に接続されるキャパシタ472と、ノードN42とノードN41との間に接続されゲートにインバータ466の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタ474と、ノードN42とノードN41との間に接続されゲートにインバータ468の出力を受けるPチャネルMOSトランジスタ476とを含む。
【0075】
ワンショットパルス発生回路460は、さらに、ノードN41と接地ノードとの間に接続され定電流I1を流す定電流源478と、ノードN41に入力が接続されるインバータ480と、インバータ480,インバータ464の出力を受けるNOR回路482とを含む。NOR回路482の出力は、NチャネルMOSトランジスタ462のゲートに接続される。
【0076】
図7に示したVrefイニシャライズ回路は、図2の電圧降下回路438で発生される参照電位Vrefが与えられるノードを一定期間接地ノードと接続しキャパシタ444の電荷を抜くための回路である。
【0077】
信号VTUNEがLレベルであるとき、トランジスタ470は導通状態、トランジスタ474,476は非導通状態であり、ノードN42はHレベルとなり、ノードN41はLレベルとなる。このとき、NOR回路482はLレベルの信号を出力し、トランジスタ462は非導通状態となっている。
【0078】
信号VTUNEがLレベルからHレベルに変化すると、トランジスタ470は非導通状態、トランジスタ474,476は導通状態となる。そしてノードN42の電位がノードN41に伝わってノードN41は一時的にHレベルとなる。すると、NOR回路482はHレベルの信号を出力するので、トランジスタ462は導通状態となる。すると参照電位Vrefが与えられるノードは接地ノードに接続される。
【0079】
ノードN41と接地ノードとの間には定電流源478があり微小電流I1を流している。キャパシタ472の電荷がトランジスタ474,476を介して電流源478によって引抜かれる。そして一定時間が経過するとノードN41はLレベルとなり、NOR回路482の出力はLレベルの信号に戻る。トランジスタ462は非導通状態となり、参照電位Vrefのイニシャライズは解除される。
【0080】
参照電位Vrefを出力するノードには、隣接する配線等からのノイズによる影響を軽減するため、通常、キャパシタ444で示されるような安定化キャパシタを設ける。このため、チューニングを開始するためにチューニングコードを変化させて参照電位Vref0を低く設定しても、参照電位Vrefはすぐには下がらない。
【0081】
参照電位Vrefに接続されている安定化キャパシタ444と並列に図7で示したトランジスタ462を接続することにより、チューニングモード設定時に一定期間参照電位Vrefを接地電位にすることができる。これにより、参照電位Vrefを出力するノードに接続される安定化キャパシタ444の電荷を速やかに引抜くことができる。よって、参照電位Vrefを高いレベルから低いレベルに変化させるのに必要な時間を短縮することができる。
【0082】
図8は、信号TSIGの変化ごとに信号VTUNEをLレベルからHレベルに変化する制御を行なった動作波形図である。
【0083】
図8を参照して、チューニングモードに設定すると、時刻t0において、速やかに電位VrefはLレベルに設定されるので、チューニング動作開始を迅速に行なうことができる。また、信号TSIGの変化ごとに信号VTUNEをLレベルからHレベルに変化させれば、たとえばバイナリサーチなどの方法を用いてチューニング値を求めることもでき、テスト時間をさらに短縮することができる。
【0084】
[実施の形態3]
実施の形態1、実施の形態2では、参照電位Vrefを外部から与える比較電位CMPと比較していた。しかし、電圧降下回路で発生される電源電位int.Vccを比較電位CMPと直接比較することもできる。
【0085】
図9は、実施の形態3で用いられる電圧降下回路438aの構成を示した回路図である。
【0086】
図9を参照して、電圧降下回路438aは、図2で示した電圧降下回路438の構成において、レベル判定回路446が参照電位Vrefを受ける代わりに、内部電源電位int.Vccを受ける点が異なる。他の構成は、図2の電圧降下回路438と同様であるため、説明は繰返さない。
【0087】
内部電源電位int.Vccは、参照電位Vrefを基準として電圧変換部54で生成され、周辺回路やメモリアレイなどで使われる内部電源電位である。レベル判定回路446は電源電位int.Vccと外部から与えられる比較電位CMPとの比較を行なう。
【0088】
また、実施の形態2で示したようなイニシャライズ回路を電源電位int.Vccの出力ノードにも接続することにより、テスト時間の短縮が可能である。特に、電圧変換部54は、図2に示したように出力ノードをLレベルに引き下げる駆動トランジスタを持たないので、イニシャライズ回路を付加する効果が大きい。バイナリサーチなどのように、Vrefを高い電位に設定してから低い電位にする必要がある場合は、一回の比較動作ごとにint.Vccを出力するノードをイニシャライズするとよい。
【0089】
図10は、イニシャライズ回路を電源電位int.Vccを出力するノードにも適用した一例を示す図である。
【0090】
図10を参照して、このイニシャライズ回路は、図7で説明したイニシャライズ回路の構成に加えて、内部電源電位int.Vccを出力するノードと接地ノードとの間に接続されゲートにNOR回路482の出力を受けるNチャネルMOSトランジスタ490を含む。このトランジスタ490を導通させることにより、安定化キャパシタ445の電荷を引抜くことができる。
【0091】
また、外部電源電位Ext.Vccを半導体装置に投入する際に、不安定な期間が生じる場合がある。
【0092】
図11は、外部電源電位Ext.Vccの投入時の各内部電位を示した図である。
【0093】
図11を参照して、時刻t0において、一時的に電流源72の電流I2が多くなると、参照電位Vref0が高くなり、それに応じて参照電位Vrefや電源電位int.Vccもレベルが上がる。通常、安定化キャパシタの容量値の大きさはC(Vref0)<<C(Vref)<<C(int.Vcc)である。C(Vref0)は図9のキャパシタ84に対応し、C(Vref)はキャパシタ444に対応し、C(int.Vcc)はキャパシタ445に対応する。キャパシタ445の容量値は大きいので、一旦上昇した電源電位int.Vccのレベルが下がるのには時間を要する。このため、チューニングを速やかに開始することができない。したがって、参照電位Vrefが安定するには図11の時刻t1まで待つ必要があり、電源電位int.Vccが安定するには時刻t2まで待つ必要がある。
【0094】
図10に示したようなイニシャライズ回路を用いれば、この電源投入時の待ち時間を短縮することができ、実施の形態2で説明した効果に加えて一層効果が得られる。
【0095】
さらに好ましくは、図5に示した構成にして外部からテスタによって直接的に信号TSIG1〜TSIG4を与えることにより、制御が容易となる。そうすれば、内部電圧を切換えてから最小限の安定時間後に直ちに判定し、次の内部電圧に切換えて次の判定を行なうようにして、時間短縮を行なう場合に、内部電圧の切換えと判定タイミングの同期をとることも容易となる。この場合、カウンタ62は不要となるので、チップ面積を小さくすることができる。
【0096】
[実施の形態4]
実施の形態1のレベル判定回路は、半導体装置内部で発生する昇圧電源電位Vppに適用することもできる。
【0097】
図12は、レベル判定回路を備える昇圧電源回路500の構成を示した図である。
【0098】
昇圧電源回路500は、信号TCLKに応じて参照電位VrefDを発生する参照電位発生回路504と、参照電位発生回路504の出力に応じて昇圧電位Vppを出力する昇圧電位発生部502と、昇圧電位発生部502から電位VppDを受けて外部から与えられる比較電位CMPと比較し、比較結果をテスト出力信号TOUTとして出力するレベル判定回路506とを含む。
【0099】
レベル判定回路506の構成は図2で示したレベル判定回路446と同様であり説明は繰返さない。
【0100】
昇圧電位発生部502は、昇圧電位Vppを分圧する分圧回路508と、分圧回路508が出力する電位VppDと参照電位VrefDを比較する比較回路510と、比較回路510が出力するイネーブル信号EOに応じてクロック信号EPを出力する発振器512と、クロック信号EPの活性化に応じて昇圧電位Vppを出力するノードに電荷を送り込むチャージポンプ514とを含む。発振器512とチャージポンプ514は、比較回路510の出力に応じて活性化しVppを出力するノードを目標電位にまで昇圧する。
【0101】
昇圧電位Vppは、外部電源電位Ext.Vccよりも高い電位である。昇圧電位Vppは、たとえばダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)では、ワード線ドライバ、データ線分離回路、データ出力回路などで用いられる。チャージポンプ514で昇圧された昇圧電位Vppは、分圧回路508に与えられる。分圧回路508では、昇圧電位Vppが与えられるノードから接地ノードに向けて直列にダイオード接続されたPチャネルMOSトランジスタ516,518によって昇圧電位Vppが分圧される。
【0102】
比較回路510は、電位VppDと電位VrefDとを比較して、VppD<VrefDのときに、活性化信号EOをHレベルに活性化する。そして、発振器から出力されるクロック信号EPでチャージポンプ回路を駆動する。
【0103】
図13は、図12に示した参照電位発生回路504の構成を示した回路図である。
【0104】
図13を参照して、参照電位発生回路504は、信号TCLKに応じて参照電位VrefD0を出力する参照電位発生回路52と、参照電位VrefD0を受けてより低いインピーダンスで参照電位VrefDを出力するバッファ回路520と、バッファ回路520の出力と接地ノードとの間に接続される安定化のためのキャパシタ522とを含む。参照電位発生回路52の構成は、図2で示した構成と同様であり説明は繰返さない。
【0105】
図14は、図12に示した昇圧電源回路500の動作を説明するための波形図である。
【0106】
図12、図14を参照して、昇圧電位Vppが負荷回路による電流の消費により電位がゆっくり下がって時刻t1において電位VppDが参照電位VrefDより低くなると、時刻t2において比較回路510が反応して信号EOがHレベルとなる。このとき、比較器が反応するのに応答時間dT1が必要である。そして、チャージポンプ514が動作し、素早く電荷を供給することによって昇圧電位Vppが上昇する。
【0107】
昇圧電位Vppが時刻t3において参照電位VrefDより高くなると、その応答時間dT2後である時刻t4において信号EOがLレベルとなり、チャージポンプが停止する。昇圧電位が下降する速度と上昇する速度が異なるため、比較器が反応するのに必要な応答時間dT1,dT2が等しい場合でも、それぞれの間の電位の変化dV1,dV2は異なる。このため、電位Vppの平均値と参照電位VrefDは一致しない。
【0108】
したがって、昇圧電位Vppの平均値を所定レベルに正確に設定するためには、レベル判定回路506に参照電位VrefDを入力するよりも電位VppDを入力するほうがよい。参照電位VrefDを外部から与える比較電位CMPと比較して判定するよりも、電位VppDを外部から与える比較電位CMPと比較して判定して参照電位VrefDを与えるコード値を調整する方が精度がよく設定を行なえる。電位Vppの平均値と参照電位VrefDのずれを比較電位CMPを与える際に考慮しなくてよいからである。
【0109】
そして、チューニングモード時すなわち信号VTUNEがHレベルのときに、外部から入力される比較電位CMPとの比較を行なう。その結果をテスト出力信号TOUTとして出力し、実施の形態1の場合と同様にしてチューニングの最適値を求める。また、実施の形態2のように、一定期間昇圧電位Vppを接地電位にする回路を搭載すると、さらにテスト時間の短縮の効果が得られる。
【0110】
さらに好ましくは、図5に示した構成にして外部からテスタによって直接的に信号TSIG1〜TSIG4を与えることにより、制御が容易となる。そうすれば、内部電圧を切換えてから最小限の安定時間後に直ちに判定し、次の内部電圧に切換えて次の判定を行なうようにして、時間短縮を行なう場合に、内部電圧の切換えと判定タイミングの同期をとることも容易となる。この場合、カウンタ62は不要となるので、チップ面積を小さくすることができる。
【0111】
[実施の形態5]
実施の形態4では、分圧回路508の出力する電位VppDをレベル判定回路に入力していたが、分圧回路を独立させることもできる。
【0112】
図15は、昇圧電源回路500を変形した昇圧電源回路500aの構成を示す回路図である。
【0113】
図15を参照して、昇圧電源回路500aは、図12で示した昇圧電源回路500の構成に加えて、分圧回路508aをさらに備える。分圧回路508aは、昇圧電位Vppを分圧して電位VppDcmを出力する。レベル判定回路506は、分圧回路508の出力に代えて分圧回路508aが出力する電位VppDcmを受ける。他の部分の昇圧電源回路500aの構成は、図12で示した昇圧電源回路500と同様であり説明は繰返さない。また、分圧回路508aの構成は、分圧回路508と同様であるので説明は繰返さない。
【0114】
電位発生部502の一部である分圧回路508は、回路レイアウト制限などにより、レベル判定回路506の近くに配置することができるとは限らない。そこで、レベル判定回路506の近くにレベル判定回路506にチューニング時のモニタ専用の分圧回路508aを配置することにより、実施の形態4で説明した効果に加えて、信号配線の抵抗成分や容量成分による影響を軽減することができる。
【0115】
さらに好ましくは、図5に示した構成にして外部からテスタによって直接的に信号TSIG1〜TSIG4を与えることにより、制御が容易となる。そうすれば、内部電圧を切換えてから最小限の安定時間後に直ちに判定し、次の内部電圧に切換えて次の判定を行なうようにして、時間短縮を行なう場合に、内部電圧の切換えと判定タイミングの同期をとることも容易となる。この場合、カウンタ62は不要となるので、チップ面積を小さくすることができる。
【0116】
[実施の形態6]
図16は、レベル判定回路を用いて基板電位Vbbのチューニングを行なう回路構成を示した図である。
【0117】
図16を参照して、Vbb発生回路602は、DRAMなどに通常搭載されている回路であり、NチャネルMOSトランジスタが形成されているPウェルに印加するための負電位を内部で発生するための回路である。Vbb発生回路602からノードN63に出力される電位Vbbは、チューニング信号TSIG[4:1]により16段階に変化できる。そして電位Vbbと外部から入力される比較電位CMPとをVbb比較回路604に与える。Vbb比較回路604の出力はレベル判定回路606に与えられ、レベル判定回路606はテスト出力信号TOUTを出力する。
【0118】
Vbb比較回路604は、電源ノードとノードN61との間に接続されゲートがノードN61に接続されるPチャネルMOSトランジスタ608と、ノードN61とノードN63との間に直列に接続されるNチャネルMOSトランジスタ612,614とを含む。NチャネルMOSトランジスタ612のゲートは電位CMPを受ける。NチャネルMOSトランジスタ614のゲートは接地ノードに接続される。Vbb比較回路604は、さらに、電源ノードとノードN62との間に接続されゲートがノードN61に接続されるPチャネルMOSトランジスタ610と、ノードN62と接地ノードとの間に接続されゲートに比較電位CMPを受けるNチャネルMOSトランジスタ616とを含む。ノードN62からは信号CMPCが出力され、ノードN61からは信号VbbCが出力される。
【0119】
レベル判定回路606は、外部電源電位Ext.Vccを動作電源電位として受け、信号CMPCと信号VbbCとを比較してテスト出力信号TOUTを出力する比較回路618と、比較回路618と接地ノードとの間に接続され信号VTUNEに応じて動作電流をオンオフさせるNチャネルMOSトランジスタ620を含む。
【0120】
Vbb比較回路604では以下の関係が成立する。すなわち、CMP=−VbbのときにCMPC=VbbC、CMP>−VbbのときCMPC>VbbC、CMP<−VbbのときCMPC<VbbCが成立する。また、CMPC、VbbCの信号レベルは、レベル判定回路606の入力レンジに収まるように正の電位に変換されている。レベル判定回路606の入力レンジは、外部電源電位Ext.Vccから接地電位までの範囲以内の所定の範囲である。
【0121】
そして、Vbb比較回路604の出力信号CMPC,VbbCをレベル判定回路606へ入力することにより、実施の形態1と同様にして、チューニング最適値を求めることができる。また、実施の形態2のように、一定期間電位Vbbの出力ノードの電荷を抜く回路を設けることにより、さらにチューニング時間の短縮が可能となる。
【0122】
負電圧である電位Vbbと外部から与える比較電位CMPを比較する場合に、Vbb比較回路604を介して行なうと、比較電位CMPの値を正の値にすることができる。また、レベル判定回路606への入力も正の値となるので、レベル判定回路606として通常の回路構成を採用することができる。
【0123】
さらに好ましくは、図5に示した構成にして外部からテスタによって直接的に信号TSIG1〜TSIG4を与えることにより、制御が容易となる。そうすれば、内部電圧を切換えてから最小限の安定時間後に直ちに判定し、次の内部電圧に切換えて次の判定を行なうようにして、時間短縮を行なう場合に、内部電圧の切換えと判定タイミングの同期をとることも容易となる。この場合、カウンタ62は不要となるので、チップ面積を小さくすることができる。
【0124】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0125】
【発明の効果】
本発明の半導体装置は、制御信号に応じて、擬似的にチューニングを行なうので、予め確実な設定値を確認することができる。また、制御信号は端子から与えられるので制御が容易であり、テスト時間の短縮のために制御信号を変化させるタイミングと内部電位の判定のタイミングの同期を取るのが容易である。
【0126】
また、上記半導体装置の奏する効果に加えて、判定結果が端子から出力され、テスタが直接モニタできるので、さらにテストが容易となる場合がある
【0127】
また、上記半導体装置の奏する効果に加えて、内部電位が出力されるノードを迅速に初期化できるので、擬似的なチューニングを繰り返し行なうテストの時間を短縮することができる場合がある
【0128】
また、上記半導体装置の奏する効果に加えて、外部電源電位を降下させて内部電位を発生する構成において、予め確実な設定値を確認することができる場合がある
【0129】
また、上記半導体装置の奏する効果に加えて、外部電源電位を昇圧させて内部電位を発生する構成において、予め確実な設定値を確認することができる場合がある
【0130】
また、上記半導体装置の奏する効果に加えて、レベル判定回路の近くにチューニング時のモニタ専用の分圧をする電圧変換回路を配置することにより、レイアウト制限が厳しい場合でも信号配線の抵抗成分や容量成分による影響を軽減することができる場合がある
【0131】
また、上記半導体装置の奏する効果に加えて、外部電源電位から負の内部電位を発生する構成において、予め確実な設定値を確認することができる場合がある
【0132】
また、上記半導体装置の奏する効果に加えて、制御信号を入力する端子をアドレス信号を入力する端子と兼用するので、端子数の増加を抑えつつ擬似チューニングテストを行なうことができる場合がある
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の半導体装置401の構成を示したブロック図である。
【図2】 図1における電圧降下回路438の構成を示した回路図である。
【図3】 図2におけるチューニング回路70の構成を示す回路図である。
【図4】 図2におけるチューニング回路64の構成を示す回路図である。
【図5】 外部入力信号を用いて信号TSIG1〜TSIG4を与える構成例を示した図である。
【図6】 図2に示した電圧降下回路438の動作を説明するための動作波形図である。
【図7】 Vrefイニシャライズ回路の構成を示した回路図である。
【図8】 信号TSIGの変化ごとに信号VTUNEをLレベルからHレベルに変化する制御を行なった動作波形図である。
【図9】 実施の形態3で用いられる電圧降下回路438aの構成を示した回路図である。
【図10】 イニシャライズ回路を電源電位int.Vccを出力するノードにも適用した一例を示す図である。
【図11】 外部電源電位Ext.Vccの投入時の各内部電位を示した図である。
【図12】 レベル判定回路を備える昇圧電源回路500の構成を示した図である。
【図13】 図12に示した参照電位発生回路504の構成を示した回路図である。
【図14】 図12に示した昇圧電源回路500の動作を説明するための波形図である。
【図15】 昇圧電源回路500を変形した昇圧電源回路500aの構成を示す回路図である。
【図16】 レベル判定回路を用いて基板電位Vbbのチューニングを行なう回路構成を示した図である。
【符号の説明】
401 半導体装置、2 制御信号入力端子、8 アドレス入力端子群、10電源端子、12 接地端子、13 入力端子、14 入力端子群、16 出力端子群、18 ゲート回路、20 データ入力バッファ、22 クロック発生回路、24 アドレスバッファ、24 列アドレスバッファ、25 リフレッシュアドレスカウンタ、26 行デコーダ、28 列デコーダ、30 入出力制御回路、32 メモリセルアレイ、34 データ出力バッファ、36,500,500a 昇圧電源回路、52,504 参照電位発生回路、54 電圧変換部、56 差動アンプ回路、62 カウンタ、64〜70 チューニング回路、72,478 電流源、73 抵抗回路、84,444,445,472,522 キャパシタ、98,104 ヒューズ素子、402,404 端子、438,438a 電圧降下回路、442,520 バッファ回路、446,506,606レベル判定回路、448 コンパレータ、452 スイッチ回路、460 ワンショットパルス発生回路、502 昇圧電位発生部、508,508a 分圧回路、510,604,618 比較回路、512 発振器、514 チャージポンプ、602 Vbb発生回路。

Claims (10)

  1. 外部から与えられる比較電位を受ける第1の端子と、
    外部から与えられる複数ビットの制御信号を入力するための複数の第2の端子と、
    設定値を不揮発的に保持し、前記設定値が未設定である初期状態において前記制御信号に応じた内部電位を出力する内部電位発生回路と、
    前記内部電位が前記比較電位に対して適切か否かの判定を行なうレベル判定回路と、
    前記内部電位を受けて動作する内部回路とを備え、
    前記内部電位発生回路は、
    複数のチューニング回路を含み、
    各前記複数のチューニング回路は、
    前記設定値を不揮発的に保持するヒューズ素子と、
    記ヒューズ素子が初期状態であるときに、前記ヒューズ素子に前記設定値が既設定である状態を前記制御信号に応じて擬似的に発生する回路とを含み、
    前記内部電位発生回路は、
    前記複数のチューニング回路の状態に応じて抵抗が変化する抵抗回路と、
    前記抵抗回路に一定の電流を供給する電流源とをさらに含む、半導体装置。
  2. 前記レベル判定回路の出力結果を外部に出力する第3の端子をさらに備える、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記内部電位を出力するノードに接続されるキャパシタと、
    前記ノードの電位を所定の固定電位に初期化するイニシャライズ回路とをさらに備える、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記内部電位は、外部から与えられる電源電位と接地電位との中間の電位である、請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記内部電位は、外部から与えられる電源電位よりも高い昇圧電位であり、
    前記内部電位発生回路は、
    出力ノードを前記昇圧電位に駆動する駆動回路を含み、
    前記昇圧電位を前記電源電位より低い観測用の電位に変換して前記レベル判定回路に出力する第1の電圧変換回路をさらに備える、請求項1に記載の半導体装置。
  6. 前記駆動回路は、活性化時に前記出力ノードを前記昇圧電位に向けて昇圧し、
    前記内部電位発生回路は、
    前記第1の電圧変換回路の出力と前記設定値に応じた参照電位とを比較して前記駆動回路の活性化制御を行なう比較回路をさらに含む、請求項に記載の半導体装置。
  7. 前記駆動回路は、活性化時に前記出力ノードを前記昇圧電位に向けて昇圧し、
    前記内部電位発生回路は、
    前記昇圧電位を受けて前記電源電位より低い電位を出力する第2の電圧変換回路と、
    前記第2の電圧変換回路の出力と前記設定値に応じた参照電位とを比較して前記駆動回路の活性化制御を行なう比較回路とをさらに含む、請求項に記載の半導体装置。
  8. 前記内部電位は、接地電位よりも低い負の電位であり、
    前記レベル判定回路の入力レンジは、前記接地電位から電源電位までの範囲以内であり、
    前記内部電位と前記比較電位とを受けて、前記レベル判定回路に対して前記入力レンジに電位が収まる判定用の信号を出力する負電位比較回路をさらに備える請求項1に記載の半導体装置。
  9. 前記半導体装置は、動作モードとして通常モードとテストモードとを有し、
    前記通常モードにおいて前記複数の第2の端子に与えられるアドレス信号に応じて記憶動作を行なうメモリアレイと、
    前記テストモードにおいて前記複数の第2の端子と前記内部電位発生回路とを接続し、前記通常モードにおいては前記複数の第2の端子と前記内部電位発生回路とを切り離すスイッチ回路とをさらに備える、請求項1に記載の半導体装置。
  10. 前記内部回路は、
    前記内部電位に応じて内部電源電位を発生し、前記メモリアレイに供給する電源回路を含む、請求項に記載の半導体装置。
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