JP4227148B2 - 電子機器 - Google Patents

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本発明は、押しボタンを有する電子機器に係り、特に押しボタン回りの防滴構造に関する。
例えばポータブルコンピュータのような電子機器は、電源スイッチボタンやタッチパッドのスイッチボタンのような押しボタンを有している。押しボタンは、筐体の開口部に配置され、手の指先などで押せるようになっている。
例えば、押しボタンを備える電子機器が提供されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の電子機器は、筐体内に実装されたクリックスイッチと、筐体の上壁に取り付けられたフレームとを備える。このフレームには弾性を有するアームが設けられている。スイッチボタンは、このアームにより変位自在に支持され、クリックスイッチとの間に隙間を空ける待機位置とクリックスイッチに接触する操作位置との間で変位可能である。ユーザーは、スイッチボタンを押すことで、間接的にクリックスイッチを操作する。
特開2004−259537号公報
例えば特許文献1に記載の電子機器のフレームは、筐体内に開口する貫通孔を備える。アームおよびスイッチボタンのベースは、この貫通孔内に配置される。上記ベースは、この貫通孔に沿って上下に変位することで、筐体内に実装されるクリックスイッチを操作する。
例えば誤ってコーヒーや飲料水のような液体を電子機器の上にこぼしてしまった場合、
この液体は上記貫通孔を通じて筐体内に浸入するおそれがある。
本発明の目的は、押しボタン回りの防滴性の向上を図った電子機器を得ることにある。
上記目的を達成するために、本発明の一つの形態に係る電子機器は、開口部を有した筐体と、上記筐体内に実装され複数のスイッチと、上記開口部に互いに並べて配置され、それぞれ上記スイッチ対向し複数のボタンと、上記複数のボタンとボタンとの間に形成され隙間の下方において上記隙間対向して配置された吸液部材とを具備する。上記複数のボタンは、それぞれ、当該ボタンを片持ちで弾性支持するアーム部を有している。上記吸液部材は、上記複数のボタンに対して、上記アーム部が設けられた方向とは異なる方向に配置されて、上記複数のボタンのうち上記アーム部を外れた端部の一部を弾性支持する。
この構成によれば、液体が押しボタン回りから筐体内に浸入することが防がれ、押しボタン回りの防滴性が向上する。
以下に本発明の実施の形態を、ポータブルコンピュータに適用した図面に基づいて説明する。
図1ないし図7は、本発明の第1の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。図1に示すように、ポータブルコンピュータ1は、本体2と表示ユニット3とを備えている。
本体2は、筐体カバー4と筐体ベース5とを備える。筐体カバー4が筐体ベース5に対して上方から組み合わされると、両者は協働して筐体6を形成する。筐体6は、上壁6a、側壁6b、および図示しない下壁を備える箱状に形成されている。上壁6aは、キーボード7を支持する。本体2は、その後端部に設けられたヒンジ装置を介して表示ユニット3を支持している。
表示ユニット3は、ディスプレイハウジング8と、このディスプレイハウジング8に収容された液晶表示パネル9とを備える。液晶表示パネル9は、表示画面9aを有する。表示画面9aは、ディスプレイハウジング8の前面の開口部8aを通じてディスプレイハウジング8の外部に露出している。表示ユニット3は、上記ヒンジ装置により、上壁6aを覆うように倒される閉じ位置と、上壁6aを露出させるように起立する開き位置との間で回動可能である。
図2に示すように、筐体6の上壁6aには、キーボード載置部11、第1の開口部12、および第2の開口部13が設けられている。キーボード載置部11は、上壁6a中央のやや後端部寄りに設けられている。キーボード載置部11にはキーボード7が載置される。
第1の開口部12は、キーボード載置部11より手前(すなわちユーザー側)に設けられている。第2の開口部13は、第1の開口部12よりさらに手前に設けられている。第1および第2の開口部12,13は、それぞれ上壁6aを貫通し、筐体6内に開口している。
本体2は、一対の左右押しボタン21a,21bを備える。図3を参照して押しボタン21a,21bを詳しく説明する。押しボタン21a,21bは、それぞれボタン本体22とアーム部23とを有する。ボタン本体22とアーム部23は、例えば樹脂材料で一体に形成され、弾性を有する。
ボタン本体22は、上壁22aと、上壁22aの周縁から下方を向いて延びる側壁22bとを有する。すなわち、ボタン本体22は、裏側に窪みを有する凹状に形成されている。側壁22bは、押しボタン21a,21bの縁部の一例である。図7に示すように、押しボタン21a,21bのボタン本体22は、第2の開口部13の内周面に沿って、第2の開口部13に配置される。
図6および図7に示すように、ボタン本体22の上壁22aは、第2の開口部13を通じて筐体6の外部に露出されている。左押しボタン21aと、右押しボタン21bとは、第2開口部13内で互いに並んで配置される。
図4および図7に示すように、ボタン本体22の上壁22aの内面には、押圧突起22cが設けられている。押圧突起22cは、十字形を形成されるとともに、筐体6の内部を向いて突出している。
図4に示すように、左押しボタン21aの側壁22bのなかで前側壁、左側壁、後側壁の下端には、それぞれ突出部24が設けられている。換言すれば、突出部24は、左押しボタン21aの周端部のなかで右押しボタン21bと隣り合う右端部21aaを外れた端部に設けられている。同様に、右押しボタン21bの側壁のなかで前側壁、右側壁、後側壁の下端には、それぞれ突出部24が設けられている。すなわち突出部24は、右押しボタン21bの周端部のなかで左押しボタン21aと隣り合う左端部21baを外れた端部に設けられている。
図7に示すように、突出部24は、筐体上壁6aの内壁6aaに沿って、左右押しボタン21a,21bの外側を向いて延びている。突出部24は、筐体6の内壁6aaとオーバーラップしている。これにより、突出部24と筐体6の内壁6aaとの間は閉じられている。すなわち、押しボタン21a,21bと開口部13の開口縁13aとの間の隙間は液密に塞がれている。
一方、左右押しボタン21a,21bを互いに近接して配置するとともに両者がそれぞれ独立して上下動作できるように、左右押しボタン21a,21bの互いに隣り合う端部21aa,21baには突出部24が設けられていない。すなわち、左押しボタン21aと右押しボタン21bとの間には、隙間gが形成されることになる。
図3に示すように、アーム部23は、左右押しボタン21a,21bにそれぞれ2つずつ設けられている。アーム部23は、突出部24の前端から押しボタン21a,21bのさらに外側を向いて延びている。アーム部23は、その先端部がL字状若しくはT字状に折れ曲がり、複数のアーム部23同士が連結されている。さらに左押しボタン21aのアーム部23と右押しボタン21bのアーム部23とが連結されている。
折れ曲がったアーム部23の途中には、貫通孔26が設けられている。一方、図4に示すように、筐体6の内壁6aaには、貫通孔26に対応して支持突起27が設けられている。押しボタン21a,21bは、この支持突起27に貫通孔26を挿入することで取り付けられる。押しボタン21a,21bは、アーム部23を支持突起27に溶着することで、筐体6に支持される。
筐体6は、さらにタッチパッドユニット31を収容する。図5に示すように、タッチパッドユニット31は、回路基板32、タッチパッド本体33、一対の左右クリックスイッチ34a,34bを有する。タッチパッド本体33は、ポインティングデバイスの一例である。図2に示すように、タッチパッド本体33は、枠状に形成された両面テープ35により第1の開口部12の周縁部に取り付けられる。両面テープ35は、タッチパッド本体33の全周の縁部と筐体6の内壁6aaとの間を液密にシールする。
左右クリックスイッチ34a,34bは、回路基板32に実装されている。図7に示すように、回路基板32は、例えばねじ36により筐体内壁6aaに設けられたボス37にねじ止めされている。左クリックスイッチ34aは、左押しボタン21aの押圧突起22cの下方に対応して配置される。右クリックスイッチ34bは、右押しボタン21bの押圧突起22cの下方に対応して配置される。
換言すれば、左押しボタン21aは、筐体6に支持され、左クリックスイッチ34aと対向している。右押しボタン21bは、同様に筐体6に支持され、右クリックスイッチ34bと対向している。押しボタン21a,21bは、弾性を有するアーム部23を介して支持され、それぞれクリックスイッチ34a,34bを向いて変位可能である。
具体的には、押しボタン21a,21bは、押圧突起22cがクリックスイッチ34a,34bとの間に隙間を空ける待機位置と、押圧突起22cがクリックスイッチ34a,34bに接触する操作位置との間で上下に変位可能である。押しボタン21a,21bは、クリックスイッチ34a,34bに接触することで、クリックスイッチ34a,34bを操作する。すなわちユーザーは、押しボタン21a,21bを押すことで、間接的にクリックスイッチ34a,34bを操作可能である。
図5に示すように、回路基板32の上面32aにおいて左右クリックスイッチ34a,34bの間には、吸液部材41が設けられる。吸液部材41の一例は、例えば直方体状に形成されたスポンジゴムである。吸液部材41の一例は、弾性を有する。ただし、吸液部材41の材質はこれに限らない。吸液部材41は、例えば不織布であっても良く、液体を吸収できる部材であれば良く、種々の材料を適宜選択することができる。吸液部材41は、必ずしも弾性体である必要はない。吸液部材41は、回路基板32の上面32aに例えば両面テープ42により固定されている。
吸液部材41は、回路基板32に取り付けられ、隙間gの下方において隙間gに対向して配置されている。図6に示すように、吸液部材41の縦幅の一例は、押しボタン21a,21bの縦幅(すなわち奥行方向の幅)より大きく形成されている。また図6および図7に示すように、吸液部材41の横幅の一例は、隙間gより大きく形成されている。吸液部材41は、隙間gの下方に配置され、例えば隙間gの下方の全体を覆っている。
吸液部材41の左端部は、左押しボタン21aの下面21uと回路基板32の上面32aとの間に介在されている。吸液部材41の右端部は、右押しボタン21bの下面21uと回路基板32の上面32aとの間に介在されている。すなわち、吸液部材41は、左押しボタン21aの下方から右押しボタン21bの下方に跨って設けられている。
吸液部材41は、押しボタン21a,21bが押された時、その変位に伴なって押しボタン21a,21bと回路基板32との間で伸縮される。さらに本実施形態では吸液部材41は弾性体であり、押しボタン21a,21bが押された時、押しボタン21a,21bに対して反発力(すなわち押しボタン21a,21bを待機位置に戻そうとする復元力)を付与する。
さらに吸液部材41は、押しボタン21a,21bの下面21uと回路基板32の上面32aとの間の隙間を押しボタン21a,21bの間の隙間gから液密に塞ぐ。吸液部材41の上面は、押しボタン21a,21bの下面21uに常に接触を保ち、押しボタン21a,21bが待機位置にある時も操作位置にある時も含めて常に押しボタン21a,21bと回路基板32との間の隙間をシールする。
次に、ポータブルコンピュータ1の作用について説明する。
例えば誤ってコーヒーや飲料水のような液体をポータブルコンピュータ1の上にこぼしてしまった場合、この液体は筐体上壁6aの第1または第2の開口部12,13を通じて筐体6内に浸入しようとする。しかし、第1の開口部12の周縁においては、タッチパッド本体33と筐体内壁6aaとの間が両面テープ35により液密にシールされている。したがって、上記液体が第1の開口部12を通じて筐体6内に浸入するおそれは無い。
第2の開口部13の周縁においては、まず第2の開口部13の開口縁13aと押しボタン21a,21bとの間の隙間は、突出部24により塞がれている。したがって第2の開口部13の開口縁13aと押しボタン21a,21bとの間の隙間から上記液体が筐体6内に浸入することが防がれる。
さらに左右の押しボタン21a,21bの間に形成される隙間gのすぐ下方には、吸液部材41が設けられている。したがって、この隙間gから筐体6内に浸入しようとする液体は、隙間gを通過した直後にこの吸液部材41に吸収される。これにより、この隙間gを通じて液体が筐体6内に浸入することが防がれる。
このような構成のポータブルコンピュータ1によれば、液体が押しボタン21a,21b回りから筐体6内に浸入することが防がれ、押しボタン21a,21b回りの防滴性が向上する。すなわち上述したように、隙間gから筐体6内に浸入しようとする液体は、隙間gを通過した直後に吸液部材41に吸収される。これにより、液体がクリックスイッチ34a,34bや回路基板32に付着することが防止される。
さらに、吸液部材41として押しボタン21a,21bの変位に伴なって伸縮自在な部材を用いると、可動する押しボタン21a,21bに対して、押しボタン21a,21bと回路基板32との間の隙間を常に塞ぐことができる。
吸液部材41が押しボタン21a,21bと回路基板32との間の隙間を左右押しボタン21a,21bの間の隙間gから液密に塞いでいると、隙間gから侵入しようとする液体が回路基板32に実装されたクリックスイッチ34a,34bに付着するおそれがさらに低くなる。
吸液部材41が押しボタン21a,21bに反発力を与えると、押しボタン21a,21bの待機位置への復元力が向上し、押しボタン21a,21bの操作感が向上する。例えば、吸液部材41は、片持ち梁タイプの押しボタン21a,21bを、アーム23とは異なる方向から支持する。これにより、押しボタン21a、21bの押された時の安定感が増す。例えば、吸液部材41の厚さまたは材質を適宜選択することで、押しボタン21a,21bの操作感(例えばクリック感)を容易に調整することができる。
本実施形態に係る防滴構造は、回路基板32に吸液部材41を取り付けることで構成される。すなわち、意図した寸法・材質の吸液部材41を回路基板32に貼り付けるという簡単な作業で、防水効果を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ51を、図8ないし図10を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るポータブルコンピュータ1と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。ポータブルコンピュータ51は、第1の実施形態に係るポータブルコンピュータ1の構成要素に加えて、第2の吸液部材52を備える。
ポータブルコンピュータ51は、押しボタン21a,21b,タッチパッドユニット31、吸液部材41(以下、区別のため第1の吸液部材41)、および二つの第2の吸液部材52,52を備える。
図8に示すように、一対の第2の吸液部材52,52は、それぞれ左押しボタン21aの左端部の下面21u、または右押しボタン21bの右端部の下面21uに例えば両面テープで取り付けられる。すなわち第2の吸液部材52は、押しボタン21a,21bのなかで第1の吸液部材41に対応する端部(すなわち左押しボタン21aの右端部21aa、右押しボタン21bの左端部21ba)とは反対の端部の下方に設けられる。換言すれば、押しボタン21a,21bは、一つの端部が第1の吸液部材41に支持され、他方の端部が第2の吸液部材52に支持されている。
図9および図10に示すように、第2の吸液部材52は、押しボタン21a,21bの下面21uと回路基板32の上面32aとの間に介在される。第2の吸液部材52は、押しボタン21a,21bの下面21uと回路基板32の上面32aとの間の隙間を開口縁13aと押しボタン21a,21bとの間の隙間から液密に塞ぐ。
第2の吸液部材52は、例えば第1の吸液部材41と同じ材料で形成される。第2の吸液部材52は、押しボタン21a,21bが押された時、押しボタン21a,21bに対して第1の吸液部材41と略同じ大きさの反発力を付与する。
このような構成のポータブルコンピュータ51によれば、液体が押しボタン21a,21b回りから筐体6内に浸入することが防がれ、押しボタン21a,21b回りの防滴性が向上する。すなわち第1の実施形態と同様の理由で、隙間gから筐体6内に浸入しようとする液体は、第1の吸液部材41に吸収される。
押しボタン21a,21bの左右両端部にそれぞれ第1または第2の吸液部材41,52が配置されていると、押しボタン21a,21bの操作感が向上する。例えば第1の吸液部材41のみを配置した場合、押しボタン21a,21bの操作感がその左右の端部で異なることになる。しかし本実施形態に係るポータブルコンピュータ51の構成によると、押しボタン21a,21bの左右の端部が第1または第2の吸液部材41,52に支持されている。これにより、押しボタン21a,21bの上壁22aの全域で例えばクリック感のような操作感が略均一となり、操作感および操作性が向上する。
さらに、例えば少なくない量の液体をポータブルコンピュータ51の上にこぼしてしまった場合、その液体は押しボタン21a,21bの突出部24と筐体内壁6aaとの間を通じて筐体6内に浸入しようとする。しかし第2の吸液部材52がこの浸入しようとする液体を吸収するので、押しボタン21a,21b回りの防滴性がさらに向上する。
なお第2の吸液部材52は、第1の吸液部材41と同様に回路基板32に固定しても良い。ただし本実施形態のように第2の吸液部材52を押しボタン21a,21bの下面21uに固定することで、第2の吸液部材52を容易に押しボタン21a,21bの端部に位置合わせ(すなわち位置出し)ができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ61について、図11を参照して説明する。なお第1および第2の実施形態に係るポータブルコンピュータ1,51と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。
ポータブルコンピュータ61は、一つの押しボタン21、回路基板32、クリックスイッチ34、および吸液部材41を備える。
回路基板32は、筐体6内に収容されている。クリックスイッチ34は、回路基板32に実装されている。押しボタン21は、筐体6の開口部13に配置され、クリックスイッチ34と対向している。押しボタン21は、ボタン本体22とアーム部23とを有する。押しボタン21は、アーム部23により筐体6に支持されている。押しボタン21は、クリックスイッチ34を向いて変位可能であり、クリックスイッチ34を操作する。
押しボタン21と筐体6の開口部13の開口縁13aとの間には隙間gが形成されている。吸液部材41は、隙間gの下方において隙間gと対向して配置されている。吸液部材41の一例は、隙間gの下方に配置され、例えば隙間gの下方を全て覆っている。吸液部材41の端部は、押しボタン21の下面21uと回路基板32の上面32aとの間に介在されている。
吸液部材41は、押しボタン21が押された時、その変位に伴なって押しボタン21と回路基板32との間で伸縮される。さらに本実施形態では吸液部材41は弾性体であり、押しボタン21が押された時、押しボタン21に対して反発力を付与する。
吸液部材41は、押しボタン21の下面21uと回路基板32の上面32aとの間の隙間を開口縁13aと押しボタン21との間の隙間gから液密に塞いでいる。吸液部材41の上面は、押しボタン21の下面21uに常に接触を保ち、押しボタン21が待機位置にある時も操作位置にある時も含めて常に押しボタン21と回路基板32との間の隙間をシールする。
このような構成のポータブルコンピュータ61によれば、液体が押しボタン21回りから筐体6内に浸入することが防がれ、押しボタン21回りの防滴性が向上する。すなわち第1の実施形態と同様の理由で、隙間gから筐体6内に浸入しようとする液体は、吸液部材41に吸収される。
なお、図11中に2点鎖線で示すように、吸液部材41と対応する端部とは反対の押しボタン21の端部の下方に、第2の吸液部材52を設けても良い。
以上、第1ないし第3の実施形態に係るポータブルコンピュータ1,51,61について説明したが、本発明の実施形態はもちろんこれらに限定されない。第1ないし第3の実施形態に係る構成要素は、適宜選択的に組み合わせて適用することができる。
例えば、吸液部材41は、必ずしも押しボタン21,21a,21bの下面21uと接している必要はなく、隙間gの下方において隙間gと対向して配置されていれば良い。吸液部材41が下面21uと接していなくても、隙間gを通った液体はそのまま下方に位置する吸液部材41に吸収されることになる。吸液部材41は、必ずしも隙間gを覆う必要は無く、隙間gの一部に対向して配置されていても良い。
例えば第1または第2の実施形態において、突出部24を設けることなく、第2の開口部13の開口縁13aと押しボタン21a,21bとの間の隙間の下方に他の吸液部材を設けても良い。
本発明の実施形態が適用可能なボタンは、タッチパッドのスイッチボタンに限らず、例えば電源ボタンやAV機器操作用のボタンを含めた種々の押しボタンに適用可能である。本発明の実施形態は、例えば開口部に単独で配置されるボタンや3個以上のボタンが互いに並んで配置されるボタンにも適用可能である。本発明の実施形態が適用可能なボタン構造は、片持ち梁タイプのボタンに限らず、例えば両持ち梁タイプ(すなわち複数の方向からアーム部で支持されたタイプ)を含む種々のボタンに適用可能である。
本発明の実施形態が適用可能な電子機器はポータブルコンピュータに限らず、例えば携帯電話機、デジタルカメラ、ビデオカメラ、またはパーソナルデジタルアシスタントなど幅広く適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータの斜視図。 第1の実施形態に係る本体の一部を分解して示す斜視図。 第1の実施形態に係る押しボタンの斜視図。 第1の実施形態に係る押しボタンを筐体内側から見た平面図。 第1の実施形態に係るタッチパッドユニットおよび吸液部材の斜視図。 第1の実施形態に係るポータブルコンピュータの平面図。 図6中に示されたポータブルコンピュータのF7−F7線に沿う断面図。 本発明の第2の実施形態に係る押しボタンおよび吸液部材を筐体内側から見た平面図。 第2の実施形態に係るポータブルコンピュータの平面図。 図9中に示されたポータブルコンピュータのF10−F10線に沿う断面図。 本発明の第3の実施形態に係るポータブルコンピュータの断面図。
符号の説明
g…隙間、1,51,61…ポータブルコンピュータ、6…筐体、6aa…筐体内壁、13…開口部、13a…開口縁、21a,21b,21…押しボタン、24…突出部、32…回路基板、34a,34b,34…クリックスイッチ、41,52…吸液部材。

Claims (10)

  1. 開口部を有した筐体と、
    上記筐体内に実装され複数のスイッチと、
    上記開口部に互いに並べて配置され、それぞれ上記スイッチ対向し複数のボタンと、
    上記複数のボタンとボタンとの間に形成され隙間の下方において上記隙間対向して配置された吸液部材と、を具備し、
    上記複数のボタンは、それぞれ、当該ボタンを片持ちで弾性支持するアーム部を有し、
    上記吸液部材は、上記複数のボタンに対して、上記アーム部が設けられた方向とは異なる方向に配置されて、上記複数のボタンのうち上記アーム部を外れた端部の一部を弾性支持することを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    上記吸液部材は、上記隙間の長手方向の長さよりも大きな幅を有することを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1に記載の電子機器において、
    上記複数のボタンは、それぞれ、上記開口部を通じて上記筐体の外部に露出されたボタン本体を有し、上記アーム部は、上記ボタン本体から延びており、
    上記吸液部材は、上記ボタン本体のなかで上記アーム部に繋がった端部とは反対側となる端部の一部を弾性支持することを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1に記載の電子機器において、
    上記吸液部材は、上記複数のボタンのうち一つのボタンの下方から他のボタンの下方に跨り、上記隙間の下方の全体を覆っていることを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1に記載の電子機器において、
    上記複数のボタンは、それぞれ、当該ボタンの縁部から上記筐体の内壁に沿って延び、当該ボタンが押されていないときに上記ボタンと上記開口部の開口縁との間の隙間を閉じる突出部を有しており、この突出部は、当該ボタンの周端部のなかで上記複数のボタンの間の隙間を外れた全ての端部の設けられていることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1に記載の電子機器において、
    上記筐体に収容されるとともに、上記複数のスイッチが実装され回路基板を備え、
    上記吸液部材は、その一部が上記ボタンと上記回路基板との間に介在されるとともに、上記ボタンの変位に伴って上記ボタンと上記回路基板との間で伸縮可能であることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項に記載の電子機器において、
    上記吸液部材に対応する端部とは反対の上記ボタンの端部の下方には、上記ボタンと上記回路基板との間に介在される他の吸液部材が設けられことを特徴とする電子機器。
  8. 請求項に記載の電子機器において、
    上記他の吸液部材は、上記吸液部材と同じ材料で形成され、上記ボタンが押された時、上記ボタンに対して反発力を付与することを特徴とする電子機器。
  9. 開口部を有した筐体と、
    上記筐体内に実装されスイッチと、
    上記開口部に配置され、上記スイッチ対向しボタンと、
    上記ボタンと上記開口部の開口縁との間に形成され隙間の下方において上記隙間対向して配置された吸液部材と、を具備し、
    上記ボタンは、当該ボタンを片持ちで弾性支持するアーム部を有し、
    上記吸液部材は、上記ボタンに対して、上記アーム部が設けられた方向とは異なる方向に配置されて、上記ボタンのうち上記アーム部を外れた端部の一部を弾性支持することを特徴とする電子機器。
  10. 請求項に記載の電子機器において、
    上記筐体に収容されるとともに、上記スイッチが実装され回路基板を備え、
    上記吸液部材は、その一部が上記ボタンと上記回路基板との間に介在されるとともに、上記ボタンの変位に伴って上記ボタンと上記回路基板との間で伸縮可能であることを特徴とする電子機器。
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