JP4226940B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空なヘッド本体にウエイトを装着したゴルフクラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ウッドと称されるゴルフクラブは、ヘッド本体をチタン合金やステンレス,カーボン繊維等の材料で中空に形成したゴルフクラブヘッド(以下、「ヘッド」という)が広く使用されている。
そして、従来、この種のヘッドは、ヘッド本体内にウエイトを装着してウエイトバランスの調整を図っており、通常、ウエイトはヘッドの低重心化を図る目的でソール部に取り付き、例えば下記の特許文献1には、ヘッド本体より比重の大きい材料でソールプレートを成形して、その一部にウエイトを一体成形したヘッドが開示されている。
【0003】
また、特許文献2には、ソールプレートに上面側を拡径させた二段形状の貫通孔を設けて、当該貫通孔に、その形状に対応した二段の円柱形状のウエイトを嵌合させたヘッドが開示されており、ウエイトは、その上部に成形された複数の凹部とソール部との間に肉盛り溶接部を設けて抜止めが図られている。
【0004】
一方、特許文献3には、図7に示すようにヘッド本体1のソール部3の底部に外方に開口する凹部5を設けて、当該凹部5内にウエイト7を嵌合したヘッド9が開示されている。
【特許文献1】
特開平9−201432号公報(段落番号「0027」〜「0029」、図5)
【特許文献2】
特開平10−201887号公報(段落番号「0016」〜「0017」、図1)
【特許文献3】
特開2001−212272号公報(段落番号「0006」、図8)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし乍ら、特許文献1に開示されたヘッドは、ウエイト以外の薄肉なソールプレートもヘッド本体より比重の大きい材料で成形されているため、この薄肉部によってウエイトによる重量の中央部への集中が図れず、また、ソールプレートのトゥ,ヒール側及びバック側が上方に湾曲して延設された構造上、重心位置が上がって低重心化を図ることが難しい欠点があった。
【0006】
そして、特許文献2に開示されたヘッドにあっては、ソールプレートに設けた貫通孔にウエイトを嵌合させたことでヘッドの低重心化が図れる反面、ウエイトは底面視円形形状に成形されているため、スイング時に当該ウエイトを回転中心としてヘッドがブレ易く、安定して打球を捉えることができない不具合があった。
一方、図7に示すヘッド9は、ソール部3に凹部5を設けた構造上、ソール部の形状が複雑となって製造時の金型成形が面倒であると共に、当該凹部5によってウエイト7の形状や大きさが制約されてしまうため、ヘッド本体の設計の自由度がないといった欠点が指摘されている。
【0007】
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、ウエイトを取り付けてウエイトバランスの調整を図るこの種のヘッドに改良を加え、低重心化を図り、併せてスイング時のブレをなくして打球の方向性を向上させると共に、ウエイトの形状や大きさを変更可能として、設計の自由度を向上させたヘッドを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成するため、請求項1に係るヘッドは、中空なヘッド本体のソール部に、当該ヘッド本体のフェース側のフェース部中央近傍から後方に向かって幅広に開口する開口部を設け、当該開口部に、ヘッド本体より比重の大きい材料で当該開口部に嵌合可能な平面視同一形状に形成されると共に、フェース側に厚肉部が上方に向かって突設され、当該厚肉部からヘッド本体の後方に向かって上面が緩やかに傾斜するウエイトを、ソール部から露出させて固着したことを特徴とする。
【0009】
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のヘッドに於て、前記開口部をソール部の最下部に形成すると共に、当該開口部に、タングステン合金からなるウエイトを嵌合させて、当該ウエイトでソール部の最下面を形成したことを特徴とする。
【0010】
(作用)
請求項1に係る発明によれば、ソール部に開口部を設けて、当該開口部にウエイトをソール部から露出させて取り付けたことで、ヘッドの低重心化が図られる。
【0011】
また、ウエイトを、ヘッド本体のフェース側のフェース部中央近傍から後方に向けて配置することでウエイトによる重量の中央部への集中が図れ、而も、斯様にウエイトを配置したことで、スイング時にウエイトがヘッドのブレを抑制して良好な打球の方向性を確保する。
そして、ウエイトの形状(厚さ方向)や厚肉部の位置等を適宜変更することで、ウエイトバランスやスイートスポットが変化して打ち出し角度の調整等が可能となる。
更に、ウエイトの厚肉部をフェース側に配置したことでヘッドのスイートスポットが下がるため、打球の打ち出し角度が高くなってボールの飛距離が伸び、また、ウエイトの上面が、前記厚肉部からヘッド本体の後方に向かって緩やかに傾斜するため、厚肉部による重量集中部からスイング方向へと滑らかに重量集中が図れてスイングの安定性が確保される。
そして、ウエイトは後端側が幅広く成形されているため、ソール部への重量集中によって低重心化が図れると共に、重心深さ及び重心アングルが大きくなって慣性モーメントが大きくなる。
【0012】
また、請求項2に係る発明によれば、ウエイトでソール部の最下面を形成したことで、更なるヘッドの低重心化が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0014】
図1乃至図4は請求項1及び請求項2に係るヘッド第一実施形態を示し、図1に於て、11はトップ部(クラウン部)13,ソール部15及びサイド部17が、チタン合金やマレージング鋼,ステンレス鋼等の金属材料で一体に鋳造された中空なヘッド本体で、当該ヘッド本体11は比重が2.5以上8.0以下に設定されている。
【0015】
そして、図2に示すようにヘッド本体11のフェース側に設けた開口部19に、チタン合金等からなる圧延や鍛造またはプレス成形等の塑性加工されたフェースプレート21が溶接されており、当該フェースプレート21はヘッド本体11のフェース部を構成する。
また、図3及び図4に示すようにヘッド本体11のヒール側には、トップ部13からソール部15に亘ってシャフト止着孔23が貫通する筒状のシャフト止着部25が、ヒール壁27,フェースプレート21との間に夫々間隙を開けてヘッド本体11と一体に設けられており、シャフト止着部25はヘッド本体11の上方へ突設されてホーゼル部29を形成している。そして、シャフト止着孔23にシャフト31がトップ部13側からソール部15に亘って挿着され、シャフト31の挿入側端部にプラグ33がソール部15と面一に止着されている。
【0016】
そして、本実施形態に係るヘッド35は、大きなラウンド(トゥ,ヒール方向のR)を持って成形されたソール部15の最下部に開口部37を設けて、当該開口部37にウエイト39をソール部15から露出するように取り付けたことを特徴とする。
図4に示すように開口部37は、ヘッド本体11のフェース側のフェース部中央から後方に向かって、フェース部の中心線P(ヘッド本体11の中心)に対し左右対称に開口し、且つヘッド本体11の後方側が幅広く円形形状に開口する縦長な平面視略鍵穴形状をなしており、ヒール側に形成された凹状部41近傍に、既述したシャフト止着部25が配置されている。
【0017】
一方、図3及び図4に示すようにウエイト39は、上記開口部37に嵌合可能な平面視同一形状に鋳造されており、その材料として、タングステン15〜70重量%,鉄15〜70重量%,ニッケル9〜65重量%を少なくとも含む比重9以上のタングステン合金が用いられている。
このタングステン合金は、タングステンにニッケルと鉄を加えたことで溶融温度が下がり、また、鉄を加えたことで湯流れが向上しており、タングステンの鋳造が容易で溶接も容易である。
【0018】
そして、図2乃至図4に示すようにウエイト39には、ヘッド本体11のフェース側(中心線P方向のウエイト長さ半分よりフェース側)に厚肉部43が上方に向かって突設されており、当該厚肉部43が最大厚肉部となっている。そして、ウエイト39は、当該厚肉部43からヘッド本体11の後方に向かって上面が緩やかに傾斜し、且つその後端部45がソール部15より肉厚に成形されて、既述した中心線Pに対し左右対称に成形されている。
【0019】
尚、ウエイトは、既述した中心線Pにズレた線、例えばヘッド本体のトゥ,ヒール方向幅の中心線に沿って、或いはスイートスポットを通ってバック側に至る線に沿ってヘッド本体のフェース側から後方に向かって配置し、これらの線に沿ってウエイトを左右対称に成形してもよい。
【0020】
而して、上述の如く厚肉部43からヘッド本体11の後方に向かってウエイト39の上面を緩やかに傾斜させた目的は、厚肉部43による重量集中部から長さ方向(スイング方向)に対して滑らかに重量集中を行い、スイングの安定性を確保するためであり、また、ウエイト39の後端部45をソール部15より肉厚に成形した目的は重量集中を図るためで、図2及び図3に示すように上記後端部45を除くウエイト39の周縁部は、ソール部15と同一の肉厚とされている。
【0021】
更にまた、ヘッド本体11の後方側が幅広く円形形状に開口する開口部37に合わせて、ウエイト39は図4に示すように後端側が幅広く平面視円形形状に成形されており、斯様にウエイト39の後端側を幅広く成形した目的は、重量を集中させ乍ら低重心化を図ると共に、重心深さ(フェースから重心までの距離)及び重心アングル(シャフト軸芯方向視のフェースに対するシャフト軸芯と重心とを結んだ線との角度)を大きくするためである。また、これにより、フェース中心を外して打球した際のヘッドのブレが少なくできる。
【0022】
そして、ウエイト39は、その周縁部がソール部15に溶接されて底部が開口部37から外部に露出し、ウエイト39はソール部15の最下部に装着されている。
尚、図2に示すようにフェース側の開口部19の最下縁19aとソール部15の開口部37の最前縁37aとの間には、フェースプレート21とウエイト39の互いの溶接熱の影響を受けることがないように所定の距離M(例えば、4mm程度)が確保されている。
【0023】
また、ウエイトの成形材料としては、既述したタングステン合金の他、例えば黄銅等の銅合金,鉛,亜鉛,錫,金,銀,タルタン及びその合金といった比重6.0以上20.0以下の金属材料も使用可能である。
本実施形態はこのように構成されており、ヘッド35を装着したゴルフクラブで打球してボールが打ち出されるが、ラウンドするソール部15の最下部に開口部37を開口し、当該開口部37にウエイト39をソール部15から露出させて取り付けたことで、ソール部内面にウエイトを止着した構造に比しヘッド35の低重心化が図られる。
【0024】
また、中心線Pに対し左右対称なウエイト39が、ヘッド本体11のフェース側のフェース部中央近傍から後方に向かって縦長に配置されているため、ウエイト39による重量の中央部への集中が図れ、而も、斯様にウエイト39を配置したことで、スイング時にウエイト39がヘッド35のブレを抑制して良好な打球の方向性を確保する。そして、ウエイト39の厚肉部43がフェース側に配置されているため、重心がフェース側に近づきヘッド35のスイートスポットが下がり、この結果、打球の打ち出し角度が高くなってボールの飛距離が伸びることとなる。
【0025】
そして、ウエイト39の形状(厚さ方向)や厚肉部43の位置等を適宜変更することで、ウエイトバランスやスイートスポットが変化して打ち出し角度の調整等が可能となる。
このように本実施形態は、ソール部15の最下部に設けた開口部37にウエイト39をソール部15から露出するように取り付けたので、ヘッド35の低重心化が図れると共に、中空なヘッド本体11内に突出するウエイト39の形状や厚肉部43の位置等を任意に変更することが可能となって設計の自由度が向上する利点を有する。
【0026】
また、既述したように中心線Pに対し左右対称に成形したウエイト39を、ヘッド本体11のフェース側のフェース部中央近傍から後方に向かって縦長に配置したことで、ウエイト39による重量の中央部への集中が容易に図れ、スイング時にヘッド35がブレることがなくなり、ボールを安定して捉えることが可能となった。
【0027】
更に、ウエイト39の厚肉部43をフェース側に配置したことで、ヘッド35のスイートスポットが下がるため、打球時の打ち出し角度が高くなってボールの飛距離が伸び、そして、ウエイト39の上面が、前記厚肉部43からヘッド本体11の後方に向かって緩やかに傾斜するため、厚肉部43による重量集中部からスイング方向へと滑らかに重量集中が図れてスイングの安定性を確保することができる。
そして、ウエイト39は後端側が幅広く成形されているため、ソール部15への重量集中によって低重心化が図れると共に、重心深さ及び重心アングルが大きくなって慣性モーメントが大きくなり、フェース中心を外して打球した際のヘッド35のブレが少なくできる。
加えて、本実施形態は、図4に示すようにシャフト止着部25を避けるように開口部37に凹状部41を設けたため、仕様に応じシャフト止着部25の位置が自由に調整できる利点を有する。
【0028】
尚、上記実施形態では、ヘッド本体11を鋳造によって成形したが、鍛造により成形された複数のパーツ(トップ部,ソール部,サイド部)を接合してヘッド本体を成形したものにも本発明は適用可能である。
図5及び図6は請求項1及び請求項2に係るヘッドの第二実施形態を示し、本実施形態は、ソール部47のラウンドが小さく、図6に示すように当該ソール部47を、トゥ,ヒール側及びバック側の3面49,51,53と突出部55とで成形したヘッド本体57に本発明を適用したもので、突出部55は打球時の振り抜きをよくするためにヘッド本体57の中心に沿ってフェース側から後方に突設され、ソール部47の最下部に位置する。そして、図5中、ソール部47のA部近傍はR100〜150で成形され、図中、点Qは夫々トゥ側とヒール側のソール立上がり部を示す。
【0029】
而して、ヘッド本体57は、既述したヘッド本体11と同一材料を用いて、トップ部61,ソール部47,サイド部63が一体に鋳造された中空な外殻体からなり、そのフェース側に設けた図示しない開口部にフェースプレートが溶接されている。
また、ヘッド本体57のヒール側には、トップ部61からソール部47に亘ってシャフト止着孔65が貫通する筒状のシャフト止着部67が、ヒール壁69,フェースプレートとの間に間隙を開けてヘッド本体57と一体に設けられており、シャフト止着部67はヘッド本体57の上方へ突設されてホーゼル部71を形成している。そして、シャフト止着孔65にシャフト31がトップ部61側からソール部47に亘って挿着され、シャフト31の挿入側端部にプラグ33がソール部47と面一に止着されている。
【0030】
そして、本実施形態に係るヘッド73は、ソール部47の最下部に開口部37-1を設けて、当該開口部37-1にウエイト39-1を溶接したものである。
図示するように開口部37-1は、ヘッド本体57のフェース側のフェース部中央から後方へ前記開口部37と平面視同一形状に形成され、ヒール側の凹状部41-1近傍にシャフト止着部67が配置されている。そして、この開口部37-1に嵌合可能にウエイト39-1が当該開口部37-1と平面視同一形状に鋳造されて、開口部37-1に溶接されている。
【0031】
尚、ウエイト39-1の材料は既述したウエイト39と同一であり、また、前記開口部37,ウエイト39と同様、開口部37-1,ウエイト39-1は左右対称に成形されている。
そして、ウエイト39-1には、ヘッド本体57のフェース側に厚肉部43-1が上方に向かって突設されると共に、開口部37-1から露出するその底部は、前記3面49,51,53及び突出部55と面一に成形されており、その底部に突設された突出部55-1は、ヘッド本体57の突出部55を構成してソール部47の最下面を形成している。
尚、突出部55,55-1はR20〜80に設定されている。そして、図5に示すように前記厚肉部43-1は、その突出端が、既述したトゥ,ヒール側のソール立上がり部Qを結ぶ直線Tより下方に位置するように設けられており、斯かる構造により重心の上昇を抑えてヘッド73の低重心化が図られている。
【0032】
本実施形態はこのように構成されており、本実施形態も、ラウンドするソール部47の最下部に開口部37-1を開口して、当該開口部37-1にウエイト39-1をソール部47から露出させて取り付けたことで、ソール部内面にウエイトを止着した構造に比しヘッド73の低重心化が確保される。
また、左右対称なウエイト39-1が、ヘッド本体47のフェース側のフェース部中央近傍から後方に向かって縦長に配置されているため、ウエイト39-1による重量の中央部への集中が図れ、而も、斯様にウエイト39-1をフェース側のフェース部中央近傍から後方に向かって縦長に配置したことで、スイング時にウエイト39-1がヘッド73のブレを抑制して良好な打球の方向性を確保する。そして、本実施形態にあっても、ウエイト39-1の厚肉部43-1がフェース側に配置され、而も、その突出端がソール立上がり部Qを結ぶ直線Tより下方に位置するように設けられていることも相俟ってヘッド73のスイートスポットが下がり、この結果、打球の打ち出し角度が高くなってボールの飛距離が伸びることとなる。
【0033】
そして、ウエイト39-1の形状(厚さ方向)や厚肉部43-1の位置等を適宜変更することで、ウエイトバランスやスイートスポットが変化して打ち出し角度の調整等が可能となる。
従って、本実施形態によっても、既述した第一実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上述べたように、請求項1に係る発明によれば、ヘッドの低重心化が図れると共に、中空なヘッド本体内に突出するウエイトの形状や厚肉部の位置等を任意に変更することが可能となって設計の自由度が向上する利点を有する。
また、ウエイトをヘッド本体のフェース側のフェース部中央近傍から後方に向かって縦長に配置したことで、ウエイトによる重量の中央部への集中が容易に図れ、この結果、スイング時にヘッドがブレずボールを安定して捉えることが可能となった。
そして、ウエイトの形状(厚さ方向)や厚肉部の位置等を適宜変更することで、ウエイトバランスやスイートスポットが変化して打ち出し角度の調整等が可能となる。
更に、ウエイトの厚肉部をフェース側に配置したことでヘッドのスイートスポットが下がるため、打球の打ち出し角度が高くなってボールの飛距離が伸び、また、ウエイトの上面が、前記厚肉部からヘッド本体の後方に向かって緩やかに傾斜するため、厚肉部による重量集中部からスイング方向へと滑らかに重量集中が図れてスイングの安定性を確保することができる。
そして、ウエイトは後端側が幅広く成形されているため、ソール部への重量集中によって低重心化が図れると共に、重心深さ及び重心アングルが大きくなって慣性モーメントが大きくなり、フェース中心を外して打球した際のヘッドのブレが少なくできる利点を有する。
【0035】
そして、請求項2に係る発明によれば、ウエイトでソール部の最下面を形成したことで、更なるヘッドの低重心化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1及び請求項2の第一実施形態に係るヘッドの正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】図6のV−V線断面図である。
【図6】 請求項1及び請求項2の第二実施形態に係るヘッドの底面図である。
【図7】従来のヘッドの断面図である。
【符号の説明】
11,57 ヘッド本体
15,47 ソール部
37,37-1 開口部
33,73 ヘッド
39,39-1 ウエイト
43,43-1 厚肉部
Claims (2)
- 中空なヘッド本体のソール部に、当該ヘッド本体のフェース側のフェース部中央近傍から後方に向かって幅広に開口する開口部を設け、当該開口部に、ヘッド本体より比重の大きい材料で当該開口部に嵌合可能な平面視同一形状に形成されると共に、フェース側に厚肉部が上方に向かって突設され、当該厚肉部からヘッド本体の後方に向かって上面が緩やかに傾斜するウエイトを、ソール部から露出させて固着したことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
- 前記開口部をソール部の最下部に形成すると共に、当該開口部に、タングステン合金からなるウエイトを嵌合させて、当該ウエイトでソール部の最下面を形成したことを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
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