JP4226697B2 - メダル送り装置 - Google Patents

メダル送り装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4226697B2
JP4226697B2 JP24743298A JP24743298A JP4226697B2 JP 4226697 B2 JP4226697 B2 JP 4226697B2 JP 24743298 A JP24743298 A JP 24743298A JP 24743298 A JP24743298 A JP 24743298A JP 4226697 B2 JP4226697 B2 JP 4226697B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medal
lever
stopper
stop position
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24743298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000076519A (ja
Inventor
與志郎 大前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aruze Corp filed Critical Aruze Corp
Priority to JP24743298A priority Critical patent/JP4226697B2/ja
Publication of JP2000076519A publication Critical patent/JP2000076519A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4226697B2 publication Critical patent/JP4226697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、斜めに傾斜したメダルガイド内を下るメダルや硬貨等の遊戯価値媒体(以下、「メダル等」という。)の下流への移動を制御するメダル送り装置に関し、特に、メダル等を使って遊ぶゲーム機にメダル等を投入するために用いられるメダル送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、メダル等を使用してプレイをする、すなわち、メダル等が遊戯媒体となるゲーム機として、例えば、実公昭56−52951号公報に掲載されたコイン落としゲーム機が知られている。この公報に開示されたゲーム機は、遊戯部(ゲーム盤)と、この遊戯部にメダル(コイン)を送り込むためのメダル送り装置(コイン投入筒)と、を備えている。遊戯部の両側には、メダル送り装置がそれぞれ6個づつ備えられており、プレイヤーは、何れのメダル送り装置を使ってもゲームをすることができる。プレイヤーがメダル送り装置の投入口にメダルを投入すると、当該メダルはメダル送り装置内を下流に向かって下り、排出口より遊戯部に向けて排出される。メダルが遊戯部に到達すると、このメダルが遊戯媒体となってゲームが行われる。遊戯部は、メダル送り装置から送り出されたメダルが溜まっているゲーム盤の上を押動体が摺動し、当該押動体の押圧力によりゲーム盤から落下したメダルをプレイヤーが取得できるように構成されている。このように、メダル送り装置(コイン投入筒)は、メダルを遊戯媒体として使用するタイプのゲームに役立っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のメダル送り装置には、以下のような問題があった。すなわち、従来のメダル送り装置では、メダルを投入口に投入すると、当該メダルは直ぐに排出口から排出される。このため、メダルが遊戯部に到達するタイミングを図るのは、プレイヤーが投入口にメダルを投入する動作時のみということになる。ところが、投入口は、メダルが通過できる程度の大きさしかないため、メダルを速やかに投入するのは困難である。そのため、メダルを遊戯部に送りたいときに直ぐさまメダルを投入口に投入できるとは限らず、プレイヤーに不満感を抱かせる可能性がある。
【0004】
また、メダルを遊戯部に連続して到達させたい場合は、プレイヤーは投入口に連続してメダルを投入する必要がある。しかし、所望のタイミングで複数枚のメダルを遊戯部に到達させようとしても、上述のように投入口にメダルを投入するのは容易ではないため、プレイヤーの思い通りのタイミングでメダルが遊戯部に到達するとは限らない。この連続投入に際しての不便さも、プレイヤーに不満感を抱かせる原因となり得る。
【0005】
さらに、本発明者は、かかるメダル送り装置において、メダル等を所定枚数ずつ送り出す状態(1枚だけ送り出す場合を含む)と、メダル等を連続して送り出せる状態とに切り替え可能なものがあれば便利であることを見出した。すなわち、このような送り出し枚数を切り換えるタイプのメダル送り装置があれば、プレイヤーも投入口へ焦ってメダルを投入するという煩わしい作業をせずに済み、心地よくゲームをすることができる。
【0006】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、メダル等を送り出すタイミングを容易に図ることができ、しかも、メダル等を所定の枚数ずつ送り出す状態とメダル等を連続して送り出す状態とに簡易な操作で切り換えることができるメダル送り装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、斜めに傾斜したメダルガイドを有し、当該メダルガイドのメダル移動空間を上流から下流へ下るメダルや硬貨等の遊戯価値媒体の下流への移動を制御するメダル送り装置であって、メダルガイドに形成された第一の孔を介してメダル移動空間に侵入可能な第一ストッパを一方の側に有すると共に、第一の孔よりもメダルガイドの上流に形成された第二の孔を介してメダル移動空間に侵入可能な第二ストッパを他方の側に有するメダル停止梃子と、メダル停止梃子の支軸が遊挿される挿入穴を有すると共に、メダル停止梃子を間に介してメダルガイドと対向し且つ挿入穴よりも第一ストッパ側に位置する梃子受け部材を有し、固定部材に固定されたベース部と、メダル停止梃子の支軸よりも第一ストッパ側の領域に枢着される連結部を有する梃子移動部材と、を備え、梃子移動部材は、所定の第一停止位置、連結部とメダルガイドとの距離が第一停止位置のときよりも長い第二停止位置、及び連結部とメダルガイドとの距離が第二停止位置のときよりも長い第三停止位置に移動可能であり、梃子移動部材が第一停止位置にあるときに、メダル停止梃子は、第一ストッパがメダル移動空間に侵入し、かつ、第二ストッパがメダル移動空間から脱出した姿勢にあり、梃子移動部材の第一停止位置から第二停止位置への移動に伴って、メダル停止梃子は支軸を中心に一の方向に回動し、当該回動により、第一ストッパがメダル移動空間から脱出するとともに第二ストッパがメダル移動空間に侵入し、梃子移動部材の第二停止位置から第三停止位置への移動に伴って、メダル停止梃子は梃子受け部材に当接し、当接後のメダル停止梃子は、固定部材に固定された梃子受け部材の当接部を支点として一の方向とは逆の方向に回動し、当該回動により、第二ストッパがメダル移動空間から脱出することを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の発明に係るメダル送り装置によれば、梃子移動部材が第一停止位置にあるときにメダルガイドのメダル移動空間に複数枚のメダル等を投入すると、メダル移動空間内に侵入している第一ストッパによって当該メダル等の下流への移動が規制される。次に、プレイヤーが梃子移動部材を当該梃子移動部材の連結部とメダルガイドとの距離が第一停止位置のときよりも長い第二停止位置に移動させると、メダル停止梃子は一の方向に回動して、第一ストッパがメダル移動空間から脱出するとともに、第二ストッパがメダル移動空間に侵入する。これにより、第一ストッパが侵入可能な第一の孔と当該第一の孔よりも上流に位置すると共に第二ストッパが侵入可能な第二の孔との間に位置していたメダル等が下流へ下ると共に、第二の孔よりも上流に位置するメダル等の下流への移動が第二ストッパによって規制される。
【0011】
ここで、梃子移動部材をもとの第一停止位置に戻せば、第二ストッパにより規制されていたメダル等が開放されて、第一ストッパまで下る。先頭のメダル等が第一ストッパに到達した後に梃子移動部材を第二停止位置に移動させれば、再び第一の孔と第二の孔との間に位置していたメダル等が下流へ下る。
【0012】
続いて、プレイヤーが梃子移動部材を当該梃子移動部材の連結部とメダルガイドとの距離が第二停止位置のときよりも長い第三停止位置に向けて移動させると、メダル停止梃子の支軸がベース部に設けられた挿入穴内をメダルガイドと反対の方向に移動し、支軸を中心としたメダル停止梃子の回動動作が終了する。回動動作終了後に、ある程度メダル停止梃子をメダルガイドから遠ざけると、メダル停止梃子はベース部の梃子受け部材に当接する。当接後のメダル停止梃子は、当接部を支点として上記一の方向とは逆の方向に回動し、第一ストッパのみならず第二ストッパもメダル移動空間から脱出して、梃子移動部材が第三停止位置に到達する。これにより、第二ストッパよりも上流に位置していたメダル等が全て下流へ下ることが可能となり、メダル等を連続して送り出すことができる。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のメダル送り装置において、第一ストッパと第二ストッパの間隔が、メダルや硬貨等の遊戯価値媒体の直径にほぼ等しいことを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明に係るメダル送り装置によれば、梃子移動部材が第一停止位置にある状態において、第一ストッパと第二ストッパがそれぞれ侵入可能な第一の孔と第二の孔との間には、メダル等が1枚だけあることになる。そして、梃子移動部材が第二停止位置に移動して、第一ストッパがメダル移動空間から脱出するとともに第二ストッパがメダル移動空間に侵入した際に、第一の孔と第二の孔との間にあった1枚のメダル等が下流に向けて下ることになる。すなわち、請求項2記載の発明によれば、梃子移動部材を第一停止位置から第二停止位置へ移動させることにより、メダルを1枚だけ送り出すことができる。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のメダル送り装置において、メダル停止梃子とベース部との間に介在すると共に、メダル停止梃子をメダルガイド側に付勢する付勢手段を更に備えることを特徴とする。
【0016】
請求項3記載の発明に係るメダル送り装置によれば、メダル停止梃子とベース部との間に例えばバネ等の付勢手段が備えられているため、梃子移動部材が第三停止位置にあるとき、すなわち、メダル停止梃子の第一ストッパ及び第二ストッパがメダル移動空間から脱出しているときに、例えばプレイヤーが梃子移動部材を手放すこと等により梃子移動部材を第三停止位置に維持させる外力を除去すると、上記付勢手段によってメダル停止梃子がメダルガイド側に付勢され、梃子移動部材は、第一停止位置または第二停止位置に瞬時に戻される。
【0017】
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3記載のメダル送り装置において、メダル停止梃子の支軸よりも第二ストッパ側に、第二ストッパをベース部側に付勢する付勢手段を更に備えることを特徴とする。
【0018】
請求項4記載の発明に係るメダル送り装置によれば、メダル停止梃子の支軸よりも第二ストッパ側に例えばバネ等の付勢手段が備えられているため、梃子移動部材が第二停止位置にあるとき、すなわち、第二ストッパがメダル移動空間に侵入しているときに、例えばプレイヤーが梃子移動部材を手放すことにより梃子移動部材を第二停止位置に維持させる外力を除去すると、上記付勢手段によってメダル停止梃子の第二ストッパ側がベース部側に付勢され、梃子移動部材は、第一停止位置に瞬時に戻される。また、付勢手段は、メダル停止梃子の第二ストッパ側をベース側に付勢するため、梃子移動部材の第二停止位置から第三停止位置への移動も助長する。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係るメダル送り装置の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、同一要素には同一符号を用いるものとし、重複する記載は省略する。
【0020】
(構成)
図1は、本実施形態に係るメダル送り装置4を備えたゲーム機1を示す斜視図である。このゲーム機1には、メダル送り装置4が6個備えられており、プレイヤーは、何れのメダル送り装置4を使ってもゲームをすることができる。ゲーム機1は、メダル送り装置4の他、メダルが遊戯媒体となってゲームが行われる遊戯部2を有している。尚、メダル送り装置4は、遊戯部2に対して上下動及び回動可能に取り付けられている。メダル送り装置4の投入口4iに遊戯価値媒体であるメダルを投入した後、プレイヤーが所定の操作をすると、当該メダルはメダル送り装置4内を下流に向かって下り、排出口4oより遊戯部2に向けて排出される。メダルが遊戯部2に到達すると、このメダルが遊戯媒体となってゲームが行われる。遊戯部2は、メダル送り装置4から送り出されたメダルが溜まっているメダル載置板5の上を押動体7が移動し、当該押動体7の押圧力によりメダル載置板5から落下したメダルをプレイヤーが取得できるように構成されている。
【0021】
図2は、メダル送り装置4の側面図である。メダル送り装置4は、略L字状のメダルガイド6と、当該メダルガイド6の底部に装着された操作部8とから成る。メダルガイド6の内部には、投入口4iから垂下する垂下部10a及びこの垂下部10aから排出口4oに向けて下方に傾斜する傾斜部10bから成るメダル移動空間10が形成されている。なお、メダルガイド6は、図2の奥側に位置するガイド本体6aと、図中手前に位置し、ガイド本体6aに取り付けられることによりガイド本体6aと共にメダル移動空間部10を形成するカバー6bと、から構成されている。メダル移動空間部10は、高さHがメダルMの直径よりも多少大きく、幅(図2における奥行き)がメダルMの厚さよりも多少大きな寸法となっている。また、カバー6bには、メダルガイド6の内部のメダルMの状況を把握するためのスリット11が形成されている。投入口4iに投入されたメダルMは、後述する所定の操作によりメダル移動空間10内を転がり落ちて、図1で示した遊戯部2に到達することになる。
【0022】
操作部8には操作レバー12が備えられており、プレイヤーが当該操作レバー12を操作することによりメダルMの下流への移動を制御することができる。操作レバー12は、メダルMが下流へ移動しない第一の停止位置から、第二の停止位置および第三の停止位置へと2段階引くことができ、第一の停止位置から第二の停止位置へ操作レバー12を引くとメダルMが一枚だけ排出口4iに向けて送り出され、さらに、第三の停止位置まで操作レバー12を引くとメダルMが連続して送り出される。
【0023】
以下、図3及び図4を用いて、上述のメダルMの送り出し動作に関与する操作部8及びメダルガイド6の構成を詳述する。図3は、メダルガイド6のカバー6b及び操作部8のカバーを取り外した状態を示す図であり、図4は、操作部8の分解斜視図である。尚、図3は、操作レバー12が操作されていない状態を示しており、この状態にあるときの操作レバー12の位置が第一停止位置となる。操作部8は、プレイヤーが操作レバー12を指で引く際に握るグリップ14と、このグリップ14内に備えられた調整機構16とを備えている。調整機構16は、メダル移動空間10内を下るメダルMの下流への移動を制御するためのものであり、上記操作レバー12と、操作レバー12の操作に伴って変位するメダル停止用の梃子部材(メダル停止梃子)18と、操作レバー12と梃子部材18を繋ぐと共に操作レバー12と相俟って梃子移動部材を構成するリンク部材20と、グリップ14に固着されたベース部材(ベース部)22と、梃子部材18とベース部材22の間に介在するバネ(付勢手段)24と、から構成されている。
【0024】
ベース部材22は、グリップ14に固着された基板26と、この基板26の両端にメダルガイド6の対向するように立設され、先端が尖った梃子受け部材28a,28bと、基板26の中央に基板26に立設されると共に長孔(挿入穴)30が形成された梃子軸挿入板32と、基板26の両端からグリップ14方向に延在すると共に基板26に接続されていない側の端部にネジ穴(不図示)が形成された支持柱34,34と、から構成されている。また、基板26の中央には、バネ載置部26aが形成されており、当該バネ載置部26aのグリップ14と対向する側面にもネジ穴(不図示)が形成されている。そして、グリップ14を介して支持柱34のネジ穴と突部26aのネジ穴とにネジが挿入されて、ベース部材22がグリップ14に対してネジ止めされている。
【0025】
梃子部材18は、支持板36と、この支持板36の上面両端に突設され、支持板36の上方(メダルガイド方向)への過度の移動を規制する上昇規制部材38a,38bと、この上昇規制部材38a,38bよりも内側に突設されたメダル停止用の第一ストッパ40a及び第二ストッパ40bと、支持板36の中心に突設された支軸42と、内側に第二ストッパ40bが挿通された状態で下端が支持板36に固着されたバネ44と、支持板36の支軸42よりも第一ストッパ40a側の所定の位置に垂設されると共にネジ穴46が形成されたリンク受け部材48と、から構成されている。
【0026】
また、上述したように、梃子部材18とベース部材22の間にはバネ24が介在しており、このバネ24の下端はバネ載置部26aに固着され、上端は梃子部材18の支持板36の下面に固着されている。そして、梃子部材18がバネ24を圧縮した状態で梃子部材18の支軸42がベース部材22(の梃子軸挿入板32)に形成された長孔30内に遊嵌配置されており、図3に示す第一の停止位置状態では、支軸42は、バネ24の付勢力によって長孔30の内壁面の上端に押し付けられている。
【0027】
操作レバー12は、グリップ14に固定されたピン50によって、グリップ14に対して回動可能に支持されている。さらに、操作レバー12には、ピン52によってリンク部材20の一端が回動可能に接続されている。また、リンク部材20の他端には貫通穴53が形成されており、ネジ54を貫通穴53に遊貫させ、さらに、当該ネジ54を梃子部材18のリンク受け部材48に形成されたネジ穴46(図4参照)に螺合させることによって、リンク部材20が梃子部材18に対して回動可能に支持されている。このような構成のもと、操作レバー12は、図3の矢印Xの方向に回動する。尚、上昇規制部材38bがメダルガイド6の下面に当接しているため、操作レバー12が図3の第一停止位置から回転できるのは時計方向のみで、反時計方向には回転しない。
【0028】
また、メダルガイド6には、第一ストッパ40aが侵入可能な第一の孔56aと、この第一の孔56aよりもメダル移動空間10の上流に位置し、第二ストッパ40bが侵入可能な第二の孔56bと、が形成されている。これら第一の孔56a及び第二の孔56bの幅(図3における奥行き)は、メダルMの厚さよりも小さく、メダルMがメダル移動空間10の傾斜部10bを下る最中に落ち込まないように形成されている。また、第一の孔56aと第二の孔56bとの間隔は、メダルMの直径と同程度の長さになっている。以上が、メダルMの送り出し動作に関与する操作部8及びメダルガイド6の構成である。
【0029】
(動作)
次に、図3、図5及び図6を用いて、本実施形態に係るメダル送り装置4によるメダル送り出し動作を説明する。図3に示す状態では、上述したように操作レバー12は第一停止位置(図中Iで示される位置)にあり、この第一停止位置では、第一ストッパ40aがメダル移動空間10内に侵入し、かつ、第二ストッパ40bがメダル移動空間10から脱出している。そして、メダル移動空間10に侵入している第一ストッパ40aは、複数のメダルMのうち先頭のメダルM1に当接し、メダルM1及びメダルM1よりも上流に位置するメダルMの下流への移動を規制している。このとき、プレイヤーは、メダル移動空間10に収容可能な枚数だけ、投入口4i(図1参照)よりメダルMを投入することができる。このような状態からプレイヤーが操作レバー12を引くと、リンク部材20を介して当該リンク部材20との連結部であるリンク受け部材48が下方への力を受け、梃子部材18が支軸42を中心に時計方向(一の方向)に回動する。
【0030】
図5は、操作レバー12を第二停止位置(図中IIで示される位置)まで引いた状態を示す図である。この図に示されているように、操作レバー12が第二停止位置にあるときは、第二ストッパ40bが第二の孔56bを介してメダル移動空間10内に侵入し、かつ、第一ストッパ40aがメダル移動空間10から脱出している。そして、第一ストッパ40aがメダル移動空間10から脱出するのに伴って、第一ストッパ40aによるメダルM1の下流への移動規制が解除されて、メダルM1は下方へ向けて転がり始める。また、第一ストッパ40aがメダル移動空間10から脱出すると同時に第二ストッパ40bがメダル移動空間10内に侵入するため、メダルM1の次のメダルM2の下流への移動が規制される。本実施形態では、第一の孔56aと第二の孔56bとの間隔がメダルMの直径と同程度の長さになっているため、操作レバー12を第一停止位置から第二停止位置へ移動させた場合に、メダルが一枚だけ送り出されることになる。第一の孔56aと第二の孔56bとの間隔は適宜設計変更してもよく、例えば、この間隔をメダルMの直径の2倍程度にすれば、操作レバー12を第一停止位置から第二停止位置へ移動させた場合に、メダルが二枚送り出されることになる。
【0031】
操作レバー12が第二停止位置にあるときは、バネ44が支持板36の上面とメダルガイド6の下面との間に挟まれ、当該バネ44に復元力が蓄積されている。また、上昇規制部材38bがメダルガイド6の下面に当接し、第二ストッパ40bのメダル移動空間10への過度の侵入を防止している。ここで、第二停止位置にある操作レバー12は、第一停止位置に戻されるか、さらに第三停止位置まで回動させられることになる。以下、最初に、操作レバー12を第一停止位置に戻す場合について説明し、次に、操作レバー12を第三停止位置まで回動させる場合について説明する。
【0032】
操作レバー12を第二停止位置まで引いた後にプレイヤーが操作レバー12を手放すと、バネ44の復元力によって、支持板36の第二ストッパ40bの近傍が下方へ移動し始める。この際、バネ24によって支持板36の支軸42は長孔30の内壁面の上端へ押し付けられているため、支持板35は支軸42を中心に反時計方向に回動し、操作レバー12は第一停止位置に戻る。操作レバー12が第一停止位置に戻ると、第二ストッパ40bにより下流への移動が規制されていたメダルM2が開放されて、メダル移動空間に侵入している第一ストッパ40aまで転がっていく。メダルM2が第一ストッパ40aに到達した後に、再び操作レバー12を第二停止位置まで引くと、第一の孔56aと第二の孔56bとの間に位置していたメダルM2が下流へ下り始め、次のメダルM3の下方への移動が第二ストッパ40bによって規制されることになる。尚、バネ44を設けない場合は、プレイヤーの操作によって、操作レバーは第二停止位置から第一停止位置に戻されることになる。
【0033】
このように、操作レバー12を第一停止位置から第二停止位置まで引いた後に再び第一停止位置に戻すという動作を繰り返せば、メダルMを一枚ずつゲーム機1の遊戯部2(図1参照)に送り出すことができる。ここで、本実施形態のメダル送り装置4によれば、操作レバー12が第一停止位置にあるときに予め複数枚のメダルMがメダルガイド6内に投入されており、プレイヤーがメダルMを遊戯部2に送りたいときは操作レバー12を第二停止位置まで引くだけで済むため、メダルMを遊戯部2に送り込む度に投入口4iにメダルMを投入するという煩わしい作業が不要となり、プレイヤーは心地よくゲームをすることができる。
【0034】
次に、操作レバー12を第三停止位置まで回動させる場合について説明する。プレイヤーが図5に示す第二停止位置から操作レバー12を更に引くと、リンク部材20を介して当該リンク部材20との連結部であるリンク受け部材48が下方への力を受ける。梃子部材18は支軸42を中心に時計方向に回動しようとするが、上昇規制部材38bがメダルガイド6の下面に当接しているため、梃子部材18は支軸42を中心とする時計方向の回動運動をすることができない。このため、梃子部材18はベース部材22上に設けられたバネ24の付勢力に抗して下方に移動し始め、ある程度梃子部材18が下がると、支持板36の右側下面がベース部材22に立設された梃子受け部材28aに当接する。梃子受け部材28aに当接した後、梃子部材18は当接部を支点として反時計方向(上記一の方向とは逆の方向)に回動し、第一ストッパ40aのみならず、第二ストッパ40bもメダル移動空間10から脱出し始める。この際、バネ44の復元力が、梃子部材18の下方への移動および反時計方向への回動を助長することになる。
【0035】
図6は、操作レバー12を第三停止位置(図中IIIで示される位置)まで引いた状態を示す図である。この図に示されているように、操作レバー12が第三停止位置にあるときは、第一ストッパ40a及び第二ストッパ40bがともにメダル移動空間10から脱出している。このため、第二ストッパ40bによるメダルM2の下方への移動規制が解除されて、メダルM2及びこれよりも後ろのメダルM3,M4,M5が下流に向けて転がり始める。すなわち、プレイヤーは、操作レバー12を第三停止位置まで引くだけでメダルMを連続して送り出すことができ、心地よくゲームをすることができる。このとき、バネ24は支持板36と基板26のバネ載置部26aとによって圧縮され、復元力が蓄積されている。また、梃子受け部材28a,28bによって、支持板36の過度の下降が防止されている。尚、ここでは、操作レバー12を第二停止位置で一旦停止させた後に第三停止位置まで引くことを述べたが、操作レバー12を第二停止位置で停止させずに第一停止位置から第三停止位置まで一気に引いてもよい。
【0036】
また、本実施形態において、操作レバー12が第三停止位置にあるときにプレイヤーが操作レバー12を手放すと、バネ24の復元力によって梃子部材18が上昇すると共に、バネ44の抗力によって梃子部材18の図中左側の部分の上昇が規制されるため、操作レバー12は第一停止位置に戻ることになる。操作レバー12を第一停止位置に戻した後は、上述したように、第二停止位置まで操作レバー12を引けばメダルを一枚ずつ送り出すことができ、第三停止位置まで操作レバー12を引けばメダルを連続して送り出すことができる。しかも、メダルを一枚ずつ送り出す状態とメダルを連続して送り出す状態との切り換えは、操作レバー12の操作だけで済むため、簡単に行うことができる。また、操作レバー12を引くだけでメダルMの送り出しができるため、所望のタイミングでメダルMを遊戯部2(図1参照)に到達させることができる。
【0037】
以上、本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、メダルの代わりに硬貨を用いてもゲームをすることができる。また、本発明のメダル送り装置が適用されるゲーム機の種類は図1で示したものに限定されることはなく、例えば、ゴールを狙ってメダルを送り込むサッカーゲームのように、メダルや硬貨を遊戯媒体として使用するものであれば如何なるタイプのゲーム機でもよい。さらに、操作部は必ずしもメダルガイドの底部に設ける必要はなく、メダルガイドの側部に設けて、ストッパがメダルガイドの側方から侵入するように構成してもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、プレイヤーが操作部を操作することにより、メダルガイドのメダル移動空間に対してストッパが侵入又は脱出状態となる。そして、ストッパのメダル移動空間への侵入/脱出動作に伴って、メダル送り装置は、メダル等を所定枚数だけ下流に送り出す状態、又は、メダル等を連続して前記下流に送り出す状態になる。これにより、メダル等を送り出すタイミングを容易に図ることができ、しかも、メダル等を所定の枚数ずつ送り出す状態とメダル等を連続して送り出す状態とに簡易な操作で切り換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係るメダル送り装置を備えたゲーム機を示す斜視図である。
【図2】本実施形態に係るメダル送り装置の側面図である。
【図3】操作レバーが第一の停止位置にあるときのメダル送り装置を示す図である。
【図4】本実施形態に係るメダル送り装置の操作部の分解斜視図である。
【図5】操作レバーが第二の停止位置にあるときのメダル送り装置を示す図である。
【図6】操作レバーが第三の停止位置にあるときのメダル送り装置を示す図である。
【符号の説明】
1…ゲーム機、2…遊戯部、4…メダル送り装置、4i…投入口、4o…排出口、7…押動体、6…メダルガイド、8…操作部、10…メダル移動空間、12…操作レバー、16…調整機構、18…梃子部材(メダル停止梃子)、20…リンク部材、22…ベース部材(ベース部)、24…バネ(付勢手段)、28a,28b…梃子受け部材、30…長孔(挿入孔)、38a,38b…上昇規制部材、40a…第一ストッパ、40b…第二ストッパ、42…支軸、44…バネ(付勢手段)、56a…第一の孔、56b…第二の孔、M…メダル。

Claims (4)

  1. 斜めに傾斜したメダルガイドを有し、当該メダルガイドのメダル移動空間を上流から下流へ下るメダルや硬貨等の遊戯価値媒体の前記下流への移動を制御するメダル送り装置であって、
    前記メダルガイドに形成された第一の孔を介して前記メダル移動空間に侵入可能な第一ストッパを一方の側に有すると共に、前記第一の孔よりも前記メダルガイドの上流に形成された第二の孔を介して前記メダル移動空間に侵入可能な第二ストッパを他方の側に有するメダル停止梃子と、
    前記メダル停止梃子の支軸が遊挿される挿入穴を有すると共に、前記メダル停止梃子を間に介して前記メダルガイドと対向し且つ前記挿入穴よりも前記第一ストッパ側に位置する梃子受け部材を有し、固定部材に固定されたベース部と、
    前記メダル停止梃子の前記支軸よりも前記第一ストッパ側の領域に枢着される連結部を有する梃子移動部材と、を備え、
    前記梃子移動部材は、所定の第一停止位置、前記連結部と前記メダルガイドとの距離が前記第一停止位置のときよりも長い第二停止位置、及び前記連結部と前記メダルガイドとの距離が前記第二停止位置のときよりも長い第三停止位置に移動可能であり、
    前記梃子移動部材が前記第一停止位置にあるときに、前記メダル停止梃子は、前記第一ストッパが前記メダル移動空間に侵入し、かつ、前記第二ストッパが前記メダル移動空間から脱出した姿勢にあり、
    前記梃子移動部材の前記第一停止位置から前記第二停止位置への移動に伴って、前記メダル停止梃子は前記支軸を中心に一の方向に回動し、当該回動により、前記第一ストッパが前記メダル移動空間から脱出するとともに前記第二ストッパが前記メダル移動空間に侵入し、
    前記梃子移動部材の前記第二停止位置から前記第三停止位置への移動に伴って、前記メダル停止梃子は前記梃子受け部材に当接し、前記当接後の前記メダル停止梃子は、前記固定部材に固定された前記梃子受け部材の当接部を支点として前記一の方向とは逆の方向に回動し、当該回動により、前記第二ストッパが前記メダル移動空間から脱出することを特徴とするメダル送り装置。
  2. 前記第一ストッパと前記第二ストッパの間隔は、前記メダルや硬貨等の遊戯価値媒体の直径にほぼ等しいことを特徴とする請求項1記載のメダル送り装置。
  3. 前記メダル停止梃子と前記ベース部との間に介在すると共に、前記メダル停止梃子を前記メダルガイド側に付勢する付勢手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のメダル送り装置。
  4. 前記メダル停止梃子の前記支軸よりも前記第二ストッパ側に、前記第二ストッパを前記ベース部側に付勢する付勢手段を更に備えることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項記載のメダル送り装置。
JP24743298A 1998-09-01 1998-09-01 メダル送り装置 Expired - Fee Related JP4226697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24743298A JP4226697B2 (ja) 1998-09-01 1998-09-01 メダル送り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24743298A JP4226697B2 (ja) 1998-09-01 1998-09-01 メダル送り装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000076519A JP2000076519A (ja) 2000-03-14
JP4226697B2 true JP4226697B2 (ja) 2009-02-18

Family

ID=17163363

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24743298A Expired - Fee Related JP4226697B2 (ja) 1998-09-01 1998-09-01 メダル送り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4226697B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000076519A (ja) 2000-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4226697B2 (ja) メダル送り装置
JP2830764B2 (ja) メダル装置
KR19980018077A (ko) 디스크 몸체를 푸싱하는 장치
JP2003265804A (ja) 遊技機
JP2002366999A (ja) シャッタを備えたホッパ
CA2330432C (en) Coin counting device
JPH07136327A (ja) パチンコ機の上皿及び予備皿構造
JP4159087B2 (ja) 円盤状物投入装置
JP2003070960A (ja) 遊技機
JP2003265746A (ja) 弾球遊技機
JP3976968B2 (ja) 円板体選別装置
JP3046753B2 (ja) パチンコ機
JPH1015159A (ja) パチンコ機における打球供給皿の球抜き装置
JP3036571B2 (ja) 自動販売機のコイン返却装置
GB2363996A (en) Coin pushing machine with a coin diverter
US6861962B2 (en) Electronic pinball
JP3006571B2 (ja) メダル装置
JPH063648Y2 (ja) パチンコ機
JPH04312481A (ja) パチンコ遊技機
JPH0424072B2 (ja)
JPH09225094A (ja) パチンコ機の球抜機構
JP3263606B2 (ja) パチンコ機における打球供給皿の球抜き装置
JP3026013U (ja) 弾球遊技機の入賞装置
JP3654081B2 (ja) メダル装置
JP2000070450A (ja) パチンコ機における打球供給皿の球抜装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080624

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080820

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081127

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111205

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121205

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131205

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees