JP4224386B2 - 車両用収納ボックス構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車室内に形成された収納ボックスとリッドとを有する車両用収納ボックス構造に関する。
従来から、車室内に形成された収納ボックスと、この収納ボックスの開口に対して開閉可能に設けられるとともに側部にアームが固着されたリッドとを有する車両用収納ボックス構造として、例えば特許文献1に記載のグローブボックス構造が知られている。このグローブボックス構造では、アームに設けられた被係合部(突起部)が収納ボックスに設けられた係合部(爪部)に係合することにより、リッドが開放状態に保持される。
また、図5に示す収納ボックス構造は、収納ボックス1と、この収納ボックス1に対して軸心O1を中心に回動して開閉するリッド2とを備え、リッド2の側面3にはアーム4が固着されている。詳細には、リッド2の側面3には差込孔5とネジ孔6が穿設されたボス部7とが形成され、アーム4の一端側にはピン8とネジ止め部9とがアーム4の延在方向に沿うように並設され、そのピン8が差込孔5に差し込まれ、かつ、ネジ止め部9を貫通したネジ10がネジ孔6に螺着されることにより、アーム4が側面3に取り付けられている。一方、アーム4の他端側には爪部11が形成され、この爪部11が収納ボックス1に設けられたラッチ12に係合することにより、リッド2が閉成状態に保持される。
ところで、車両の左右方向(車幅方向)をX方向、前後方向をY方向、及び高さ方向をZ方向とすると、上記の各ボックス構造ではアームはYZ面内に延在し、リッドの開閉時等にY方向成分又はZ方向成分を含む力がアームに作用したときに、アームがX方向に撓んでリッドの開閉操作感を阻害したり劣化したりするおそれがあった。
特開平9−226463号公報
本発明は、上記の問題に鑑みて為されたもので、アームの撓みを抑制してリッドの開閉操作感向上やアームの劣化防止を図ることができる車両用収納ボックス構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、車室内に形成された収納ボックスと、該収納ボックスに対して開閉可能に設けられるとともに側部にアームが固着されたリッドとを有し、前記アームに設けられた被係合部が前記収納ボックス側に設けられた係合部に係合することにより、前記リッドが開放状態又は閉成状態に保持される車両用収納ボックス構造であって、前記アームが前記リッドに対して同一直線上にない3点で第1取付部、第2取付部および第3取付部により固定され、前記第1取付部は、前記側部に突設されたボス部が相対回転可能に嵌入される軸部と、前記ボス部が有するネジ孔とともに螺着されるネジ止め部とを有し、前記第2取付部は、前記側部に形成された差込孔に差込可能なピンを有し、前記第3取付部は、前記側部に形成された段部に係合する係合片を有していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、アームがリッドに対して同一直線上にない3点で固定されているので、リッドの開閉時等に上記Y方向成分あるいはZ方向成分を含む力がアームに作用したとしても、3つの固定点によりアームのX方向の撓みが有効に抑制され、リッドの開閉操作感の阻害やアームの劣化を防止することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用収納ボックス構造において、前記アームが、前記第1取付部、前記第2取付部および前記第3取付部のうち少なくとも2つの取付部により、前記リッドの側部を外側及び内側から挟持するように固着されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、アームが少なくとも2つの固定点でリッドの側部を狭持するように固着されているので、アームのX方向についての曲げ剛性がリッドの側部に補強されて高められ、アームの撓みをより一層効果的に抑制することができる。
本発明によれば、アームの撓みを抑制してリッドの開閉操作感向上やアームの劣化防止を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本形態に係る車両用収納ボックス構造を示す。この収納ボックス構造は、図示を略す車両のインストルメントパネルに組み込まれ、収納ボックス13と、収納ボックス13に対してX方向に延びる軸心O2を中心に回動可能に取り付けられたリッド14と、収納ボックス13に対して取付固定されたブラケット15とを備える。
収納ボックス13は、法線方向がYZ面内で斜め下向きの開口16を前面に有する箱状を呈する。リッド14は、軸心O2周りの回動により開口16を開閉する長方形状の蓋面17と、蓋面17の左右の側縁に沿って立設された側面18,18とを備える。側面18,18は収納ボックス13の側面19,19の外側に位置し、右側の側面18には後述するようにアーム20が固着されている。
ブラケット15は、開口16の周縁に取り付けられる枠部21と、枠部21の左右上部から後方に延在する延伸部22,23と、延伸部22,23に設けられて上記インストルメントパネルの基体に取り付けられ、インストルメントパネルにおけるブラケット15の固定に供する取付部24,25と、枠部21の右側下部から後方に延在してラッチ26が設けられるラッチ保持部27とを有する。延伸部22,23はリッド14の側面18,18の外側に位置し、延伸部22はリッド14の回動位置にかかわらずアーム20と干渉しないようになっている。
図2乃至図4は、リッド14の側面18へのアーム20の取付けを示す。ここではアーム20は三角形状を呈し、その各頂点位置に3つの取付部28,29,30が設けられている。取付部28は、コイル状のスプリング31が取り付けられる軸部32と、ネジ止め部33とを備え、軸部32には側面18に突設されてネジ孔を有する図示を略すボス部が相対回転可能に嵌入される。取付部29には、側面18に形成された差込孔34に差込可能なピン35が形成され、取付部30には、側面18の後縁に形成された段部36に内側から係合する係合片37が形成されている。
アーム20をリッド14に取り付ける際には、まず軸部32に上記ボス部を嵌入させた後(図2(A))、アーム14を取付部28を支点に矢印A方向に回転させ、ピン35を差込孔34に差し込み係合片37を段部36に係合させる(図2(B)、図3、図4)。このとき、差込孔34の後方周縁に斜面38が形成され、ピン35はその斜面38に案内されながら差込孔34に入り込むので、アーム20を容易に回転させて図2(B)の状態にすることができる。そして、ネジ止め部33と上記ネジ孔とをネジ39により螺着することによって、リッド14に対するアーム20の固着が完了する。
アーム20が取り付けられたリッド14を収納ボックス13及びブラケット15に組み付ける際には、スプリング31の一端40を収納ボックス13の側面19に形成された係止部41に係止させる。ここで、スプリング31の他端42を予めアーム20に形成された係止部43に係止させておくことにより、リッド14にはそれが開く方向(矢印B方向)に付勢力が作用する。使用者がその付勢力に抗して蓋面17に力を加え、リッド14を閉じたときには、アーム20の後部に形成された爪部44がラッチ26に係合してリッド14の閉成状態が保持される。一方、閉成状態にあるリッド14を使用者が開ける場合には、蓋面17を収納ボックス13の奥に向けて軽く押し込めばよく、これによりラッチ26が爪部44を解放し、リッド14がスプリング31の付勢力によってゆっくりと開くようになっている。
この形態に係る車両用収納ボックス構造では、アーム20がリッド14に対して同一直線上にない3つの取付部28,29,30の箇所にて固定されているので、リッド14の開閉時等にY方向成分あるいはZ方向成分を含む力がアーム20に作用したとしても、アーム20のX方向の撓み(ブレ)が有効に抑制され、リッド14の開閉操作感の阻害やアーム20の劣化を防止することができる。
ここでは、特に、取付部29においてアーム20のY方向及びZ方向の動きが規制されるばかりでなく、取付部28,30によりアーム20が側面18を外側及び内側から挟持してアーム20のX方向の動きも規制されるので、アーム20のX方向の曲げ剛性が側面18に補強される形で高められ、アーム20の撓みをより一層効果的に抑制することができる。
また、本形態に係る収納ボックス構造では、図5に示す従来の収納ボックス構造に対してアームの固定点は2点から3点に増えているものの、アームとリッドとの剛結合点は増えていないので、固定点の増加に伴うアームやリッドにおける歪みや残留応力の発生は回避されている。
なお、本発明は上述した形態に限られるものではなく、例えば上記形態ではネジ止めやピン結合、面同士の当接による係合によってアームをリッドの側部に固定したが、アームの撓みを抑制することができれば他の固定方法を採ってもかまわない。また、本発明は同一直線状にない3つの固定点があれば4つ以上の固定点を排除する趣旨ではないが、通常の収納ボックス構造では3つの固定点で撓みを十分に抑制することができ、かつ、容易に製造することができるので、固定点の数は3つであることが好ましい。
発明を実施するための最良の形態に係る車両用収納ボックス構造を示す説明図である。 (A)はリッドにアームの一取付部を嵌めた状態を示す説明図、(B)は(A)の状態からアームを回転させてリッドにアームの他の取付部を嵌めた状態を示す説明図である。 図2(B)のC−C線に沿った位置における断面図である。 図2(B)のD−D線に沿った位置における断面図である。 従来の車両用収納ボックス構造を示す説明図である。
符号の説明
13 収納ボックス
14 リッド
18 側面(側部)
20 アーム
26 ラッチ(係合部)
44 爪部(被係合部)

Claims (2)

  1. 車室内に形成された収納ボックスと、該収納ボックスに対して開閉可能に設けられるとともに側部にアームが固着されたリッドとを有し、前記アームに設けられた被係合部が前記収納ボックス側に設けられた係合部に係合することにより、前記リッドが開放状態又は閉成状態に保持される車両用収納ボックス構造であって、
    前記アームが前記リッドに対して同一直線上にない3点で第1取付部、第2取付部および第3取付部により固定され、
    前記第1取付部は、前記側部に突設されたボス部が相対回転可能に嵌入される軸部と、前記ボス部が有するネジ孔とともに螺着されるネジ止め部とを有し、
    前記第2取付部は、前記側部に形成された差込孔に差込可能なピンを有し、
    前記第3取付部は、前記側部に形成された段部に係合する係合片を有していることを特徴とする車両用収納ボックス構造。
  2. 前記アームが、前記第1取付部、前記第2取付部および前記第3取付部のうち少なくとも2つの取付部により、前記リッドの側部を外側及び内側から挟持するように固着されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用収納ボックス構造。
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