JP4224345B2 - 中間コンテンツ提示装置、中間コンテンツ提示方法、中間コンテンツ提示プログラム、および中間コンテンツ提示プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
中間コンテンツ提示装置、中間コンテンツ提示方法、中間コンテンツ提示プログラム、および中間コンテンツ提示プログラムを記録した記録媒体 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンテンツ等の閲覧頁を遷移させる場合や放送チャンネルを切り替える場合等において、途中の頁やチャンネルの情報を出力する中間コンテンツ提示装置、中間コンテンツ提示方法、中間コンテンツ提示プログラム、および中間コンテンツ提示プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、本型ブラウザ(以下、「ブックメタファ」という。)上に本を模擬して表示されるコンテンツ(以下、「サイバーブック」という。)が知られてきた(例えば、非特許文献1参照。)。ブックメタファ上のサイバーブックの頁をめくる場合、従来は、遷移先の頁をただ単に表示する方法や、途中の頁をアニメーション化して表示する方法が知られている(例えば、非特許文献1、非特許文献2参照。)。
【0003】
このアニメーション化して途中の頁を表示する方法は、途中の頁の表示時間を均等化して一様に表示するものであった。具体的には、途中の頁全部を区別せずに同一時間にわたって、あたかも「ぱらぱら」めくるような方法で表示するものである。
【0004】
【非特許文献1】
インターネット<http://www.cyberbook.ne.jp/CyberBook/>
【0005】
【非特許文献2】
小澤英昭ら著、「ブックメタファによるHTMLデータの高一覧化」、情報処理学会第52回全国大会、52−6,pp.77−378.1996。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来の技術では、単に遷移先頁が表示され、途中の頁が表示されなかったり、途中の頁が一様に表示されたりするため、話題となっている頁、閲覧者に応じた頁、提供者側の希望に応じた頁、その他の特定の頁だけを提示することができないという問題があった。
【0007】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、頁やチャンネル等の遷移の際に現在見ている頁やチャンネルに限定した情報を、所定の基準に基づいて抽出し、表示させることが可能な中間コンテンツ提示装置、中間コンテンツ提示方法、中間コンテンツ提示プログラム、および中間コンテンツ提示プログラムを記録した記録媒体を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の点を考慮して、請求項1に係る発明は、コンテンツおよび前記コンテンツの関連情報が入力される入力手段と、前記コンテンツのうちユーザが指定する部分である指定部分の入力を含む所定の操作情報を入力させるためのMMインタフェースと、前記入力手段を介して入力される、コンテンツおよび前記コンテンツの関連情報を含む情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶するコンテンツにおける、前記指定部分を含む所定部分を出力する指定部分出力手段と、前記コンテンツの各指定部分のうち現在出力している指定部分である現指定部分、前記コンテンツの現指定部分に関連する前記関連情報、および前記MMインタフェースから入力された操作情報に基づいて、前記現指定部分と遷移先指定部分との間の指定部分から前記現指定部分と関連する関連指定部分を関連性の高い順番に所定数以下抽出し、前記指定部分出力手段が出力する指定部分として指定し、前記指定部分出力手段に前記で指定した指定部分を所定時間、順次出力させてから前記遷移先指定部分を出力させる処理制御手段とを備えた構成を有している。
【0009】
この構成により、関連情報に基づいてコンテンツの途中の指定部分うち、出力する部分を限定して抽出するため、頁等の遷移の際に現在見ている頁等に限定した情報を、所定の基準に基づいて抽出し、表示させることが可能な中間コンテンツ提示装置を実現することができる。
【0012】
また、請求項2に係る発明は、請求項1において、前記関連指定部分の抽出においては、前記コンテンツの提供者によって特定された出力優先部分情報に基づいて、関連指定部分が抽出される構成を有している。
【0013】
この構成により、請求項1に係る発明の効果に加え、提供者が提示する指定部分を優先的に出力することが可能な中間コンテンツ提示装置を実現することができる。
【0014】
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、前記指定部分は、本型コンテンツの頁であり、関連指定部分の抽出においては、前記本型コンテンツの現頁と遷移先頁との間の関連頁を抽出する構成を有している。
【0015】
この構成により、関連情報に基づいてコンテンツの途中の指定部分うち、出力する部分を限定して抽出するため、頁等の遷移の際に現在見ている頁等に限定した情報を、所定の基準に基づいて抽出し、表示させることが可能な中間コンテンツ提示装置を実現することができる。
【0016】
また、請求項4に係る発明は、請求項1又は2において、前記指定部分は、HTML形式のコンテンツのタグであり、関連指定部分の抽出においては、HTML形式の前記コンテンツの現タグと遷移先タグとの間の関連タグを抽出する構成を有している。
【0017】
この構成により、関連情報に基づいてコンテンツの途中の指定部分うち、出力する部分を限定して抽出するため、頁等の遷移の際に現在見ている頁等に限定した情報を、所定の基準に基づいて抽出し、表示させることが可能な中間コンテンツ提示装置を実現することができる。
【0018】
また、請求項5に係る発明は、請求項1又は2において、前記コンテンツは、複数チャンネルを介して放送されている番組であり、前記現指定部分は、現在選択しているチャンネルであり、前記関連指定部分は、前記現在のチャンネルの番組と関連する番組のチャンネルである関連番組チャンネルであり、前記遷移先指定部分は、遷移先チャンネルである構成を有している。
【0019】
この構成により、関連情報に基づいて関連番組チャンネルを抽出して映像出力装置に出力するため、チャンネルを切り替える際に現在見ている番組のチャンネルに限定した情報を、所定の基準に基づいて抽出し、表示させることが可能な中間コンテンツ提示装置を実現することができる。
【0020】
また、請求項6に係る発明は、入力手段によりコンテンツおよび前記コンテンツの関連情報が入力されるステップと、MMインタフェースにより前記コンテンツのうちユーザが指定する部分である指定部分の入力を含む所定の操作情報を入力させるステップと、記憶手段により前記入力手段を介して入力される、コンテンツおよび前記コンテンツの関連情報を含む情報を記憶するステップと、
指定部分出力手段により前記記憶手段が記憶するコンテンツにおける、前記指定部分を含む所定部分を出力するステップと、処理制御手段により前記コンテンツの各指定部分のうち現在出力している指定部分である現指定部分、前記コンテンツの現指定部分に関連する前記関連情報、および前記MMインタフェースから入力された操作情報に基づいて、前記現指定部分と遷移先指定部分との間の指定部分から前記現指定部分と関連する関連指定部分を関連性の高い順番に所定数以下抽出し、前記指定部分出力手段が出力する指定部分として指定し、前記指定部分出力手段に前記で指定した指定部分を所定時間、順次出力させてから前記遷移先指定部分を出力させるステップとを備えた構成を有している。
【0021】
この構成により、関連情報に基づいてコンテンツの途中の指定部分うち、出力する部分を限定して抽出するため、頁等の遷移の際に現在見ている頁等に限定した情報を、所定の基準に基づいて抽出し、表示させることが可能な中間コンテンツ提示方法を実現することができる。
【0024】
また、請求項7に係る発明は、請求項6において、前記関連指定部分の抽出においては、前記コンテンツの提供者によって特定された出力優先部分情報に基づいて、関連指定部分が抽出される構成を有している。
【0025】
この構成により、請求項6に係る発明の効果に加え、提供者が提示する指定部分を優先的に出力することが可能な中間コンテンツ提示方法を実現することができる。
【0038】
また、請求項8に係る発明は、前記の請求項1乃至7のいずれかに記載の中間コンテンツ提示装置または中間コンテンツ提示方法を、コンピュータプログラムで記載してそれを実行可能にしたことを特徴とするプログラムである。
【0039】
このプログラムにより前記請求項1乃至7に記載の発明による効果を有するプログラムを実現することができる。
【0040】
また、請求項9に係る発明は、前記の請求項1乃至7のいずれかに記載の中間コンテンツ提示装置または中間コンテンツ提示方法を、コンピュータで実行可能に記載したプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体である。
【0041】
このプログラム記録媒体により前記請求項1乃至7に記載の発明による効果を有するプログラムの記録媒体を実現することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、開いた本のように頁を画面に表示して利用するコンテンツ(以下、単に「本型コンテンツ」という。)を例に取り、図面を用いて説明する。
【0043】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置のブロック構成を示す図である。図1において、中間コンテンツ提示装置100は、所定のデータや操作情報等の入力をユーザに行わせるマンマシーンインタフェース(以下、単に「MMインタフェース」といい、図中、「MMI」と示す。)110、ネットワークを介して外部の装置と通信し、コンテンツおよびコンテンツに関連する情報(以下、単に「関連情報」という。)を受信する通信部120、通信部120が受信した、コンテンツおよびコンテンツの関連情報を記憶する記憶部130、記憶部130が記憶するコンテンツの各頁のうち、MMインタフェース110を介して指定された頁を含む頁を出力する頁出力部160、コンテンツの各頁のうち現在出力している頁である現頁、コンテンツの現頁に関連する関連情報、およびMMインタフェース110を介して入力された操作情報に基づいて、現頁と遷移先頁との間の頁から現頁と関連する関連頁を抽出し、頁出力部が出力する頁として指定し、頁出力部に指定した関連頁を所定時間、順次出力させてから遷移先頁を出力させる処理制御部140、および処理制御部140での処理に必要な所定のパラメータ等を記憶するメモリ150を含むように構成される。
【0044】
ここで、コンテンツの関連情報としては、例えば、コンテンツの各頁の内容に関連する他の頁を特定する情報を含むものとする。関連性の尺度として、現頁に現れるキーワードと、特定された頁に表れるキーワードとの一致性(相関)の程度を用いるのでもよい。また、関連情報としては、現頁から遷移先頁までの間の頁でコンテンツの提供者が出力を希望する頁を特定する情報を含むのでもよい。その際、関連性の尺度としては、コンテンツの提供者がコンテンツの表示に際して支払った金額とするのでもよい。さらに、関連情報の尺度として、各頁に付されるスコアや優先順位等のような情報でもよい。
【0045】
MMインタフェース110は、例えば、キーボード、マウス、CD(Compact Disc)ドライブ等によって構成され、ユーザが希望するコンテンツを指定し、指定したコンテンツのうちの出力したい頁番号のデータおよび操作情報を含む所定の情報を処理制御部140に入力し、処理制御部140に中間頁の頁番号を生成させ、中間頁の頁番号や遷移先の頁の番号を頁出力部160経由で外部に出力させるようになっている。
【0046】
通信部120は、ネットワーク上の装置と通信し、MMインタフェース110を介して指定されたコンテンツおよびこのコンテンツに関連する情報をネットワーク上の装置から受信するようになっている。また、通信部120の通信動作は、処理制御部140の制御の下に行われるのでもよい。また、ネットワークにはLAN、インターネット、公衆回線を介したパソコン通信網、その他任意の有線又は無線を使用したネットワークを利用することができる。
【0047】
記憶部130は、MMインタフェース110を介して入力された情報、通信部120が受信したコンテンツおよびこのコンテンツに関連する情報、その他の情報を記憶しておくようになっている。
【0048】
頁出力部160は、処理制御部140の制御の下、外部の表示装置に表示される頁の情報を出力するようになっており、出力する頁には、現頁と遷移先頁との間の関連頁および遷移先頁が含まれる。
【0049】
メモリ150は、処理制御部140の処理に必要なパラメータやその他の情報を記憶するようになっている。また、メモリ150は処理制御部140内に含めて構成することができる。
【0050】
処理制御部140は、MMインタフェース110からの入力に応じて通信部120を介してコンテンツおよびこのコンテンツの関連情報を受信し、受信したコンテンツ等を記憶部130に記憶させ、MMインタフェース110から入力された情報および記憶部130に記憶された情報に基づいて頁出力部160を介して外部の表示装置に表示させる出力頁を決定するようになっている。
【0051】
頁出力部160を介して出力する頁には、現頁と遷移先頁との間の関連頁(以下、単に「中間頁」という。)が含まれる。
【0052】
以下、頁出力部160を介して出力する中間頁を処理制御部140が抽出する動作について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置100を構成する処理制御部140における処理の流れを示すフローチャートである。
【0053】
まず、MMインタフェース110を介してユーザがネットワーク上のコンテンツを指定するのを待つ(S211)。次に、ステップS211でコンテンツの指定があったら、通信部120を介して指定されたコンテンツおよびこのコンテンツの関連情報を受信する(S212)。ここで、コンテンツが記憶部130に記憶されている場合、記憶部130から読み出すのでもよい。
【0054】
通信部120を介して受信したコンテンツおよびその関連情報を記憶部130に記憶する(S213)。このステップS213は、指定されたコンテンツ等が、記憶部130に記憶されている場合は、省略できるものである。
【0055】
次のステップS221からS250までのステップは、ループを形成する。
【0056】
まず、最初のループでは、閲覧対象のコンテンツの頁のうち、ユーザが閲覧を希望して頁を指定するのを待つ(S221)。ステップS222では、頁遷移に跳びがあるか否かを判断するものであるが、最初のループでは、ステップS222での頁の跳びはないものとして処理をステップS250に進める。
【0057】
次に、最初に指定された頁を遷移先頁として外部の表示装置に出力する(S250)。
【0058】
遷移先頁として頁の出力が完了したら、処理終了の指示が入力されたか否かを判断し(S260)、処理終了の指示がないと判断した場合、ステップS221に戻る。
【0059】
次のループ以降で指定されるぺージが遷移先頁に該当することとなる。次のループで、閲覧対象のコンテンツの頁のうち、ユーザが閲覧を希望して遷移先頁を指定するのを待つ(S221)。
【0060】
遷移先頁が入力されると、1つ前のループで指定された頁である現頁と遷移先頁との間に跳びがあるか否かを判断する(S222)。ステップS222で跳びがあると判断した場合、処理はステップS230に進み、跳びがないと判断した場合、処理はステップS250に移る。ここで、ステップS250以降での処理については、上記で説明したので、その説明を省略する。
【0061】
ステップS222で跳びがあると判断した場合、現頁と遷移先頁との間の頁から、上記コンテンツの関連情報に基づいて、現頁の内容等に関連する頁(以下、単に「関連頁」という。)を抽出する(S230)。
【0062】
現頁の関連頁の抽出が完了したら、抽出した関連頁を外部の表示装置に出力する(S240)。出力の仕方は、例えば、アニメーション的に各頁が「パラパラ」めくられるように表示され、表示対象の頁全体が画面上に所定の時間にわたって表示されるような方法で行うのでも、他の方法で行うのでもよい。
【0063】
ステップS240での関連頁の出力が完了したら、遷移先頁を出力し(S250)、処理終了の指示が入力されたか否かを判断し(S260)、処理終了の指示がないと判断した場合、処理はステップS221に戻り、2回目以降のループを繰り返す。処理終了の指示が入力されたと判断した場合、処理は終了する。
【0064】
上記では、コンテンツ等が通信部120を介して受信される場合について説明したが、本発明は、必ずしもコンテンツ等を通信部120経由で受信する場合に限られるものではなく、図7に示す構成の装置により、DVD(DigitalVersatile Disk)、CD(Compact Disk)その他の記憶媒体に記憶されたものを読み込むものについても適用可能である。
【0065】
図7において、入出力部720は、例えば、DVD、CDその他のパッケージメディアまたはローカルメディアからコンテンツ等を入力できるようになっている。また、入出力部720は、さらに、記憶部730に記憶された所定の情報を出力することができるようになっているのでもよい。ここで、記憶部730は、上記の記憶部130と同様の機能を有するものである。また、処理制御部740に関しては、コンテンツ等の入出力が通信部120を介して行われる代わりに入出力部720を介して行なわれるため、コンテンツ等の入出力の制御が変更されることになるが、このことを除けば処理制御部740は処理制御部140と同様の機能を有するものである。
【0066】
なお、上記では、コンテンツとして本型コンテンツを想定しているが、本型コンテンツ以外であっても、HTML形式のコンテンツのように、タグによって指定される構造のものの現タグから他のタグ(以下、「遷移先タグ」という。)に移る場合も同様に適用できる。現タグからルートを経由し、さらに、遷移先タグのある他のコンテンツのルートを経由し、遷移先タグまでの間が上記の本の場合の現頁と遷移先頁との間に挟まれた頁に該当するものである。
【0067】
以下では、コンテンツの頁やタグを総称して部分識別子といい、この部分識別子に指定される部分を指定部分という。指定部分としては、本型コンテンツの場合は頁が、HTML形式のコンテンツの場合はタグによって指定される部分をいう。本型コンテンツやHTLM形式のコンテンツ以外のコンテンツでも、現在出力対象となっている指定部分である現指定部分と遷移先の指定部分である遷移先指定部分との間に指定部分が含まれる場合は、本発明が上記と同様に適用できる。
【0068】
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置は、関連情報に基づいてコンテンツの途中の指定部分うち、出力する部分を限定して抽出するため、頁等の遷移の際に現在見ている頁等に限定した情報を、所定の基準に基づいて抽出し、表示させることができる。
【0069】
なお、本発明の第1の実施の形態では、中間コンテンツ提示装置を用いて上記のステップS211〜S260の各ステップでの処理を行う中間コンテンツ提示方法について説明したが、これらのステップS211〜S260を含む中間コンテンツ提示動作を実行させるための中間コンテンツ提示プログラムがインストールされた所定のコンピュータを用いて実施するのでも同様の効果を得ることができる。
【0070】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る中間コンテンツ提示方法における処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、本発明の第2の実施の形態に係る中間コンテンツ提示方法は、本発明の第1の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置100の構成と同様の構成の装置を用いて行うことができるものである。そのため、本発明の第2の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置についての説明は省略する。
【0071】
ただし、処理制御部140の動作は、以下に説明するものである。図3は、本発明の第2の実施の形態に係る中間コンテンツ提示方法における処理の流れを示すフローチャートである。図3に示す処理において、ステップS332、S334およびS340を除く他のステップでの処理は、本発明の第1の実施の形態において説明したものと同様であり、その説明を省略する、ここでは、ステップS222で跳びがあると判断し、ステップS230で、現頁と遷移先頁との間の頁から、上記コンテンツの関連情報に基づいて、現頁の関連頁を抽出した後の処理(S332、S334およびS340での処理)について説明する。
【0072】
ステップS230で現頁の関連頁が抽出されたら、出力する頁数の上限を決定する(S332)。以下では、出力する頁数の上限を、上限頁数という。上限頁数は、現頁と遷移先頁との間の頁の枚数に応じて決定するのでも、現頁から遷移先頁に遷移する際の遷移時間に応じて決めるのでも、予め一定値を決めておくのでもよい。
【0073】
上限頁数が決定されたら、現頁の関連頁を上限頁数以下、選択する(S334)。選択の方法は、関連性の高い方から選択するのでも、その他の方法でもよい。ステップS334で関連頁が選択されたら、選択された頁を頁出力部160を介して外部の表示装置に出力する(S340)。選択された頁をステップS340で出力したら、ステップS250以降のステップで本発明の第1の実施の形態に係る中間コンテンツ提示方法におけるステップS250以降のステップでの処理と同様の処理が行われる。
【0074】
なお、図4に示すように、ステップS230での処理とステップS332での処理とを入れ替え、頁の跳びが検出されたら出力する頁の上限頁数を決定し(S332)、その後に現頁と遷移先頁との間の関連頁を抽出する(S230)ようにするのでもよい。
【0075】
なお、本発明の第2の実施の形態では、中間コンテンツ提示装置を用いて上記のステップS211〜S230、S250、S260、およびS332〜S340の各ステップでの処理を行う中間コンテンツ提示方法について説明したが、これらのステップS211〜S230、S250、S260、およびS332〜S340を含む中間コンテンツ提示動作を実行させるための中間コンテンツ提示プログラムがインストールされた所定のコンピュータを用いて実施するのでもよい。
【0076】
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係る中間コンテンツ提示方法は、本発明の第1の実施の形態に係る中間コンテンツ提示方法の効果に加え、出力する指定部分の数を上限の数以下に限定するため、関連性の低い指定部分を省いて抽出し、表示させることができる。
【0077】
(第3の実施の形態)
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る中間コンテンツ提示方法における処理の流れを示すフローチャートである、ここでは、本発明の第3の実施の形態に係る中間コンテンツ提示方法は、本発明の第1の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置100の構成と同様の構成の装置を用いて行うことができるものである。そのため、本発明の第3の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置についての説明は省略する。
【0078】
ただし、処理制御部140の動作は、以下に説明するものである。図5は、本発明の第3の実施の形態に係る中間コンテンツ提示方法における処理の流れを示すフローチャートである。図5に示す処理において、ステップS536およびS540を除く他のステップでの処理は、本発明の第1の実施の形態において説明したものと同様であり、その説明を省略する。ここでは、ステップS222で跳びがあると判断し、ステップS230で、現頁と遷移先頁との間の頁から、上記コンテンツの関連情報に基づいて、現頁の関連頁を抽出した後の処理(S536およびS540での処理)について説明する。
【0079】
ステップS230で現頁の関連頁が抽出されたら、各頁の出力時間を決定する(S536)。各頁の出力時間は、予め決められた時間とするのでも、現頁と関連性が高い頁ほど長くするのでも、現頁と遷移先頁との間の頁の頁数に応じて決定するのでも、上限頁数に応じて決定するのでも、遷移の時間に応じて決定するのでも、その他の方法で決定するのでもよい。
【0080】
テップS536で関連頁の出力時間が決定されたら、ステップS230で抽出された関連頁を出力時間にわたって、頁出力部160を介して外部の表示装置に出力する(S540)。関連頁をステップS540で出力したら、ステップS250以降のステップで本発明の第1の実施の形態に係る中間コンテンツ提示方法におけるステップS250以降のステップでの処理と同様の処理が行われる。
【0081】
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る上限頁数を決定する処理と本発明の第3の実施の形態に係る表示時間を決定する処理とを組み合わせた処理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートである。各ステップでの処理については上記で説明したので、その説明を省略する。
【0082】
なお、本発明の第3の実施の形態では、中間コンテンツ提示装置を用いて上記のステップS211〜S230、S250、S260、S536、およびS340の各ステップでの処理を行う中間コンテンツ提示方法について説明したが、これらのステップS211〜S230,S250、S260、S536、およびS340を含む中間コンテンツ提示動作を実行させるための中間コンテンツ提示プログラムがインストールされた所定のコンピュータを用いて実施するのでもよい。
【0083】
以上説明したように、本発明の第3の実施の形態に係る中間コンテンツ提示方法は、本発明の第1の実施の形態に係る中間コンテンツ提示方法の効果に加え、指定部分の出力時間を決定できることとしたため、より関連性の高い指定部分をより長く出力することができる。
【0084】
(第4の実施の形態)
図8は、本発明の第4の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置のブロック構成を示す図である、本発明の第4の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置の構成部のうち、本発明の第1の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置の構成部と同様の機能を有するものには同一の番号を付し、その説明を省略する。
【0085】
図8において、中間コンテンツ提示装置800は、MMインタフェース110、ネットワークを介して外部の装置と通信し、番組関連情報を受信する通信部120、MMインタフェース110を介して指定されたチャンネルを含むチャンネルを出力するTVインタフェース860、コンテンツの各チャンネルのうち現在出力しているチャンネルである現チャンネル、コンテンツの現チャンネルの番組に関連する関連情報、およびMMインタフェース110を介して入力された操作情報に基づいて、現チャンネルの番組と関連する番組を放送している関連チャンネルを抽出し、TVインタフェース860が出力するチャンネルとして指定し、TVインタフェース860に指定した関連チャンネルを所定時間、順次出力させてから遷移先チャンネルを出力させる処理制御部840、および処理制御部840での処理に必要な所定のパラメータ等を記憶するメモリ150を含むように構成される。
【0086】
ここで、TVインタフェース860は、処理制御部840が出力する関連チャンネルおよび現チャンネルの情報を入力とし、中間コンテンツ提示装置800に接続された映像出力装置に出力するようになっている。図8において、TVインタフェース860からの出力は、CH情報(チャンネル情報)またはCH切替信号(チャンネル切替信号)として記載されている。
【0087】
以下、TVインタフェース860を介して出力する関連チャンネルを処理制御部140が抽出する動作について、図9を用いて説明する。図9は、本発明の第4の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置800を構成する処理制御部840における処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、既にMMインタフェース110を介してチャンネルが指定され、ユーザは何らかの番組を視聴しているものとする。
【0088】
まず、処理制御部840は、現在選択しているチャンネル(以下、単に「現チャンネル」という。)および現チャンネルで放送されている番組(以下、単に「現番組」という。)を検出する(S910)。次に、ユーザがチャンネルを切り替えたら、切替先のチャンネル(以下、「遷移先チャンネル」という。)を検出する(S920)。次に、現番組の関連情報を取得する(S930)。次に、現番組の関連情報に基づいて、現番組に関連する番組を放送している他のチャンネルを関連番組チャンネルとして決定する(S940)。関連番組チャンネルが決まったら、TVインタフェース860を制御して、順次、関連番組チャンネルを外部の装置に出力する(S950)。関連番組チャンネルの出力が終わったら、遷移先チャンネルを出力して(S960)、処理は終了する。
【0089】
以上説明したように、本発明の第4の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置は、関連情報に基づいて関連番組チャンネルを抽出して映像出力装置に出力するため、チャンネルを切り替える際に現在見ている番組のチャンネルに限定した情報を、所定の基準に基づいて抽出し、表示させることができる。
【0090】
なお、本発明の第4の実施の形態では、中間コンテンツ提示装置を用いて上記のステップS910〜S960の各ステップでの処理を行う中間コンテンツ提示方法について説明したが、これらのステップS910〜S960を含む中間コンテンツ提示動作を実行させるための中間コンテンツ提示プログラムがインストールされた所定のコンピュータを用いて実施するのでも同様の効果を得ることができる。
【0091】
なお、本発明は図1、図7、および図8に示した装置の一部又は全部の処理機能をプログラムとして構成してコンピュータを用いて実現すること、あるいは図2〜図6、および図9で示した処理手順をプログラムとして構成してコンピュータに実行させることができる。また、コンピュータでその各部の処理機能を実現するためのプログラム、あるいはコンピュータにその処理手順を実行させるためのプログラムを、そのコンピュータが読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、MO、ROM、メモリカード、CD、DVD、リムーバブルディスクなどに記録して、保存したり、提供したりすることが可能であり、また、インターネットのような通信ネットワークを介して配布したりすることが可能である。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、頁やチャンネル等の遷移の際に現在見ている頁やチャンネルに限定した情報を、所定の基準に基づいて抽出し、表示させることが可能な中間コンテンツ提示装置、中間コンテンツ提示方法、中間コンテンツ提示プログラム、および中間コンテンツ提示プログラムを記録した記録媒体を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置のブロック構成図。
【図2】本発中の第1の実施の形態に係る処理制御部の動作を説明するための図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る処理制御部の動作を説明するための図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る処理制御部の動作を説明するための図。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る処理制御部の動作を説明するための図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る処理制御部の動作を説明するための図。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置の他のブロック構成図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る中間コンテンツ提示装置のブロック構成図。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る処理制御部の動作を説明するための図。
【符号の説明】
100、700、800…中間コンテンツ提示装置
110…MMインタフェース
120…通信部
130、730…記憶部
140、740、840…処理制御部
150…メモリ
160…頁出力部
720…入出力部
860…TVインタフェース
Claims (9)
- コンテンツおよび前記コンテンツの関連情報が入力される入力手段と、
前記コンテンツのうちユーザが指定する部分である指定部分の入力を含む所定の操作情報を入力させるためのマンマシーンインタフェースと、
前記入力手段を介して入力される、コンテンツおよび前記コンテンツの関連情報を含む情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段が記憶するコンテンツにおける、前記指定部分を含む所定部分を出力する指定部分出力手段と、
前記コンテンツの各指定部分のうち現在出力している指定部分である現指定部分、前記コンテンツの現指定部分に関連する前記関連情報、および前記マンマシーンインタフェースから入力された操作情報に基づいて、前記現指定部分と遷移先指定部分との間の指定部分から前記現指定部分と関連する関連指定部分を関連性の高い順番に所定数以下抽出し、前記指定部分出力手段が出力する指定部分として指定し、前記指定部分出力手段に前記で指定した指定部分を所定時間、順次出力させてから前記遷移先指定部分を出力させる処理制御手段とを備えた
ことを特徴とする中間コンテンツ提示装置。 - 前記関連指定部分の抽出においては、
前記コンテンツの提供者によって特定された出力優先部分情報に基づいて、関連指定部分が抽出される
ことを特徴とする請求項1に記載の中間コンテンツ提示装置。 - 前記指定部分は、本型コンテンツの頁であり、
関連指定部分の抽出においては、前記本型コンテンツの現頁と遷移先頁との間の関連頁を抽出する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の中間コンテンツ指示装置。 - 前記指定部分は、HTML形式のコンテンツのタグであり、
関連指定部分の抽出においては、HTML形式の前記コンテンツの現タグと遷移先タグとの間の関連タグを抽出する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の中間コンテンツ提示装置。 - 前記コンテンツは、複数チャンネルを介して放送されている番組であり、
前記現指定部分は、現在選択しているチャンネルであり、
前記関連指定部分は、前記現在のチャンネルの番組と関連する番組のチャンネルである関連番組チャンネルであり、
前記遷移先指定部分は、遷移先チャンネルである
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の中間コンテンツ指示装置。 - 入力手段によりコンテンツおよび前記コンテンツの関連情報が入力されるステップと、
マンマシーンインタフェースにより前記コンテンツのうちユーザが指定する部分である指定部分の入力を含む所定の操作情報を入力させるステップと、
記憶手段により前記入力手段を介して入力される、コンテンツおよび前記コンテンツの関連情報を含む情報を記憶するステップと、
指定部分出力手段により前記記憶手段が記憶するコンテンツにおける、前記指定部分を含む所定部分を出力するステップと、
処理制御手段により前記コンテンツの各指定部分のうち現在出力している指定部分である現指定部分、前記コンテンツの現指定部分に関連する前記関連情報、および前記マンマシーンインタフェースから入力された操作情報に基づいて、前記現指定部分と遷移先指定部分との間の指定部分から前記現指定部分と関連する関連指定部分を関連性の高い順番に所定数以下抽出し、前記指定部分出力手段が出力する指定部分として指定し、前記指定部分出力手段に前記で指定した指定部分を所定時間、順次出力させてから前記遷移先指定部分を出力させるステップとを備えた
ことを特徴とする中間コンテンツ提示方法。 - 前記関連指定部分の抽出においては、
前記コンテンツの提供者によって特定された出力優先部分情報に基づいて、関連指定部分が抽出される
ことを特徴とする請求項6に記載の中間コンテンツ提示方法。 - 前記の請求項1乃至7のいずれかに記載の中間コンテンツ提示装置または中間コンテンツ提示方法を、コンピュータプログラムで記載してそれを実行可能にした
ことを特徴とするプログラム。 - 前記の請求項1乃至7のいずれかに記載の中間コンテンツ提示装置またはコンテンツ提示方法を、コンピュータで実行可能に記載したプログラムを記録した
ことを特徴とする記録媒体。
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