JP4223907B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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本発明は、ファクシミリ装置に関し、さらに詳しくは、電源遮断後の送信側の端末識別情報TTIが設定されていない受信画像データのバックアップ方法に関するものである。
近年、ファクシミリ装置は大量の記憶容量を備えたメモリを持ち、即時出力を必要としない受信画像データをそのメモリに蓄積して受信する、所謂、メモリ受信機能つきのファクシミリ装置が多くなってきた。この機能を有するファクシミリ装置は、例えば、複合機のようにプロッタ部分が使用中にファクシミリ受信を有効とするために、メモリに受信画像データを一旦記憶しておき、プロッタが使用可能になったときに、メモリから受信画像データを読み出して印刷する方法がとられる。しかし、メモリ受信機能の場合、画像データをメモリに蓄積後に電源が遮断された場合、メモリの内容が消失してしまうため、そのデータをバックアップすることが重要となる。
その従来技術として特開平8−129511号公報には、通信データの蓄積メモリのバックアップ方法について開示されている。それによると、蓄積メモリに有効データがあるとき、バックアップ電流を供給したり、DRAMのリフレッシュ動作を実行させ、有効データがないときはこれらをoffするものである。これにより、蓄積メモリが複数ある場合には、有効データのあるメモリを選択して、上記の制御を行う。また、有効データが複数のメモリに分散している場合には、データの再配置を行い、制御されるメモリデバイスを最小限にするというものである。
また特開平10−285313号公報には、蓄積メモリに有効データを判別するためのヘッダー領域を設け、ヘッダーが有効でないデータになった場合、初期化を行い、蓄積データへの読み書きを禁止するものである。また、初期化においては、蓄積データをプリントアウトしてから行うものもある。このプリント操作はオペレータに初期化が必要なことを知らせ、オペレータ選択できるというものである。
また特開平11−239254号公報には、ファクシミリ送受信に必要な画像蓄積用のDRAMと、同容量のFROMを装備し、一旦DRAMに蓄積した画像データファイルを、通信完了から印刷までの待ち時間にFROMにコピーを行うというものである。また、印刷が実行されると、FROMにコピーした蓄積データを伸長して出力し、空き時間にFROMを消去する技術について開示されている。
特開平8−129511号公報 特開平10−285313号公報 特開平11−239254号公報
特許文献1に開示されている従来技術は、蓄積メモリに有効データがあるとき、バックアップ電流を供給したり、DRAMのリフレッシュ動作を実行したり、有効データがないときはこれらをoffするものである。しかし、一時的なバックアップには2次電池が使われるのが一般的であり、充放電の回数が製品寿命とは別に保証値が決められ、頻度が多いとすぐにバックアップが不能になってしまうといった問題がある。
また特許文献2に開示されている従来技術は、蓄積メモリに、有効データか判別するためのヘッダー領域を設け、ヘッダーが有効でないデータになった場合、初期化を行い、蓄積データへの読み書きを禁止するというものであり、電池消耗やデータ破壊について判別したら初期化して消してしまうもので、蓄積データの保護には役に立たない。
また特許文献3に開示されている従来技術は、ファクシミリ送受信に必要な画像蓄積用のDRAMと、同容量のFROMを装備し、一旦DRAMに蓄積した画像データファイルを、通信完了から印刷までの待ち時間にFROMにコピーを行うというものであり、蓄積メモリデバイスを複数もちコピーをするものであるが、受信画保持に足りる容量は数MBになり、それだけのメモリデバイスを別に準備するためコストが大幅にアップするといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑み、本来装置として必要なメモリデバイスのみを使用し、新たに特別なメモリデバイスを準備することなく、TTIのない相手先が不明なメモリ受信ファイルを確実に保護蓄積するファクシミリ装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、メモリ受信可能なファクシミリ装置であって、即時出力を必要としない受信画像データを蓄積する画像蓄積手段と、通信時刻及び前記受信画像データの蓄積領域情報を記憶する蓄積領域記憶手段と、異なる閾値により複数のリセット信号を生成するリセット生成手段と、前記画像蓄積手段と異なる記憶装置間でデータコピーを行う画像データ処理手段と、を備え、即時出力を必要としない受信画像データを前記画像蓄積手段に蓄積中に前記電源が遮断された場合、前記画像データ処理手段は、前記リセット生成手段が生成する複数のリセット信号がアクティブになる時間差を利用して、送信側の端末識別情報が設定されていない受信画像データの蓄積領域を前記蓄積領域記憶手段により検出し、該蓄積領域の受信画像データを前記画像蓄積手段より読み出して前記記憶装置にコピーすることを特徴とする。
本発明のファクシミリ装置の特徴は、ロジック電圧と蓄積領域記憶手段の電源電圧を個別に検出して各電圧に応じてリセット信号が発生するリセット生成手段を設け、この信号の時間差を利用してハード的に回路を動作させて画像蓄積手段から蓄積領域記憶手段に画像データのコピーを行う点である。即ち、画像蓄積手段の電源は2次電池によりバックアップされ、電源が遮断されても画像データを所定の時間保持している。そして、リセット生成手段により発生した時間差を利用して画像データ処理手段をハード的に動作させて蓄積領域の受信画像データを画像蓄積手段より読み出して別の記憶装置にコピーするものである。
かかる発明によれば、リセット生成手段により発生した時間差を利用して画像データ処理手段をハード的に動作させて蓄積領域の受信画像データを画像蓄積手段より読み出して別の記憶装置にコピーするので、プリントアウトしてみないと相手先などが分からない文書を一時的なバックアップでなく蓄積しておくことができる。
請求項2は、前記蓄積領域記憶手段に該蓄積領域記憶手段の空き容量と前記画像蓄積手段の空き容量を記憶するレジスタを更に備え、即時出力を必要としない受信画像データを前記画像蓄積手段に蓄積しながら前記レジスタの空き容量を更新中に前記電源が遮断された場合、前記画像データ処理手段は、前記リセット生成手段が生成する複数のリセット信号がアクティブになる時間差を利用して、送信側の端末識別情報が設定されていない受信画像データの蓄積領域を前記蓄積領域記憶手段により検出すると共に、前記レジスタに記憶された空き容量を比較し、該空き容量が大きい方に前記蓄積領域記憶手段により検出された蓄積領域の受信画像データをコピーすることを特徴とする。
本発明は、請求項1の発明において、データ量に応じて記憶装置を選択するものである。即ち、蓄積領域記憶手段に自らの空き容量と画像蓄積手段の空き容量を記憶するレジスタを更に備え、電源が遮断された場合に、このレジスタの値を比較して空き容量が大きい方に受信データをコピーするものである。
かかる発明によれば、レジスタの値を比較して空き容量が大きい方に受信データをコピーするので、確実に受信データのバックアップを行うことができる。
請求項3は、前記蓄積領域記憶手段に前記受信画像データの1ページ目のデータ容量を記憶するページ容量記憶手段を更に備え、即時出力を必要としない受信画像データを前記画像蓄積手段に蓄積しながら前記両レジスタの空き容量を更新中に前記電源が遮断された場合、前記画像データ処理手段は、前記リセット生成手段が生成する複数のリセット信号がアクティブになる時間差を利用して、送信側の端末識別情報が設定されていない受信画像データの蓄積領域を前記蓄積領域記憶手段により検出すると共に、前記レジスタに記憶された空き容量を比較した結果、前記蓄積領域記憶手段の空き容量が前記画像蓄積手段の空き容量より小さく、且つ前記ページ容量記憶手段により記憶された容量より大きい場合、前記蓄積領域記憶手段により検出された蓄積領域の受信画像データの1ページ目を該蓄積領域記憶手段に記憶し、残りの受信画像データを前記画像蓄積手段にコピーすることを特徴とする。
本発明は、蓄積領域記憶手段に受信画像データの1ページ目のデータ容量を記憶するページ容量記憶手段を更に備え、まずレジスタの値を比較して、蓄積領域記憶手段の空き容量が画像蓄積手段の空き容量より小さく、且つページ容量記憶手段により記憶された容量より大きい場合、全ての画像データを画像蓄積手段に記憶することは不可能であるが、1ページ分の画像データを蓄積領域記憶手段に記憶すれば全ての画像データをバックアップすることが可能となる。従って、前記の条件の場合は1ページ目を蓄積領域記憶手段に記憶し、残りを画像蓄積手段に記憶するものである。
かかる発明によれば、蓄積領域記憶手段の空き容量が画像蓄積手段の空き容量より小さく、且つページ容量記憶手段により記憶された容量より大きい場合、1ページ目を蓄積領域記憶手段に記憶し、残りを画像蓄積手段に記憶するので、受信ファイル数が多いユーザにおいても、多くのファイルを保護蓄積することができる。
請求項4は、前記受信画像データを所定のアルゴリズムに従って間引きする間引き手段を更に備え、即時出力を必要としない受信画像データを前記間引き手段により間引きして前記画像蓄積手段に蓄積することを特徴とする。
本発明は、より多くのファイルの記憶する発明である。即ち、各回路がアクティブの期間の空き時間において、画像データ処理手段はフラグの立っているデータファイルについて1ページ目を伸長して画像を展開する。そして画像処理手段にある間引き回路を使用してページの間引きデータを作成し、マーカーの後に蓄積しておき、データの第2マーカーを付加しておく。そして電源遮断時に、第1マーカーから第2マーカーまでを転送する。
かかる発明によれば、受信画像データを間引きして記憶するので、受信ファイル数がさらに多いユーザにおいても、多くのファイルを保護蓄積することができる。
請求項1の発明によれば、リセット生成手段により発生した時間差を利用して画像データ処理手段をハード的に動作させて蓄積領域の受信画像データを画像蓄積手段より読み出して別の記憶装置にコピーするので、プリントアウトしてみないと相手先などが分からない文書を一時的なバックアップでなく蓄積しておくことができる。
また請求項2では、レジスタの値を比較して空き容量が大きい方に受信データをコピーするので、確実に受信データのバックアップを行うことができる。
また請求項3では、蓄積領域記憶手段の空き容量が画像蓄積手段の空き容量より小さく、且つページ容量記憶手段により記憶された容量より大きい場合、1ページ目を蓄積領域記憶手段に記憶し、残りを画像蓄積手段に記憶するので、受信ファイル数が多いユーザにおいても、多くのファイルを保護蓄積することができる。
また請求項4では、受信画像データを間引きして記憶するので、受信ファイル数がさらに多いユーザにおいても、多くのファイルを保護蓄積することができる。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明のファクシミリ装置のブロック図である。このファクシミリ装置は大きく分けてコピー制御部1、通信制御部2を備えて構成される。コピー制御部1は、複合装置の操作パネルの制御、スキャナ読み込み、プリント出力を行い、通信制御部2は、各種通信の制御部を介してデータ送受信全般を担当する。
コピー制御部1にはコピー機能及びファクシミリ装置全般を制御するCPU3があり、通信制御部2には通信制御を行い、コピー制御部1とのデータのやり取りを行う通信制御コントローラ4が、ブリッジ5により接続されている。コピー制御部1はプログラムを格納したROM6aと、情報蓄積用のRAM7aと、データ処理に用いるworkRAM8aと、操作パネル9aと、それを制御する操作パネル制御部9bと、原稿を読み取るスキャナ10aと、それを制御するスキャナ制御部10bと、画像を印刷するプロッタ11aと、それを制御するプロッタ制御部11bと、各種IO12aと、それを制御するIO制御部12bと、画像データを圧縮、伸長する圧縮伸長部13aと、大容量メモリ13bと、外部のLANと接続するLANI/F14bと、それを制御するLAN制御部14aとを備えて構成される。
通信制御部2はプログラムを格納したROM6bと、情報蓄積用のRAM7bと、データ処理に用いるworkRAM8bと、アナログ電話、アナログ電話網、及び内線網と接続するアナログ回線I/F15aと、G4回線網と接続するデジタル回線I/F16aと、アナログ回線I/F15aからのデータを変復調するG3FAXモデム15bと、デジタル回線I/F16aからのデータを制御するG4FAX制御部16bと、FAX画像データを各メモリに記憶したりメモリ間のコピー動作を行うFAX画像データ処理部17と、受信画像データを蓄積するFAX画像蓄積メモリ13cと、外部蓄積デバイス13dとを備えて構成される。またRAM7a、7bは1次電池等でバックアップされ、電源OFF時にも内容が保持される。またROM6bの一部または別チップとして、ROM6cがある。
ファクシミリ全般で使用する操作パネル9aとその制御部9bがあり、主にCPU3から制御される。通信制御部2からの制御は直接またはCPU3を仲介して行われる。コピー制御部1のI/Oとしてスキャナ10aとその制御部10b、プロッタ11aとその制御部11bを備え、その他のI/O制御として、各種IO12aとIO制御部12bがある。その他のI/Oとしては、用紙、ドア、ヒーター温度などのセンサーやモーター類などがある。コピー画像の圧縮伸長を行う、圧縮伸長制御部13aを有しており、HDDなどの大容量メモリ13bを有している。またコピー制御部1と通信制御部2との間では、ブリッジ5を介してコマンド通信する。画像データは、workRAM8a、8b間で、ページごと、ブロックごとまたはラインごとに行われる。通信制御部2にも蓄積用として、FAX画像蓄積メモリ13cやSDカードなどの外部蓄積デバイス13dを有している。通信ポートとしては、コピー制御部1に、LANと接続するためのLAN制御部14aとLANI/F14bがある。通信制御部2には、FAX通信ポートとして、アナログ回線I/F15aとG3FAXモデム15b、デジタル回線I/F16aとG4FAX制御部16bがある。これらを介して各種通信網と接続し、通信が行われる。FAX通信の送受信データは、FAX画像処理部17にてFAX圧縮伸長や本発明の動作が行われ、FAX画像蓄積メモリ13cやSDカードなどの外部蓄積デバイス13dを有している。
図2は本発明のファクシミリ装置の電源系のブロック図である。装置へのAC電源入力は、電源コード18、電源SW19を介して、PSU(Power Supply Unit)20a内部の、AC電圧制御回路20bと直流電源供給部20cに入力される。AC電圧制御回路20bで制御されたAC電圧は、コピーの定着ヒーター21に入力される。また直流電源供給部20cでは、装置IOで使用される直流電圧V1と、ロジック回路の直流電圧V2が生成される。
図3は本発明のファクシミリ装置の通信制御部2の電源系のブロック図である。通信制御部2には、直流電圧V2が供給される。実施例では、V1=±12V、24V、V2=5Vである。通信制御部2では、REG22によって、通信制御コントローラ4と周辺回路で使用される直流電圧V3(V2>V3、例として3.3V)が生成される。電圧V2、V3ともに電圧検知回路23により電圧感知され、規定以下の電圧に降下するとリセット発生回路24により、それぞれのリセット信号RES1、RES2が生成される。また直流電圧V2から、バックアップ電圧発生回路25aにより、直流電圧V4が生成され、FAX画像蓄積メモリ13cへ電源供給される。バックアップ電圧発生回路25aは、2次電池25bを持っている。
次に第1の実施形態について説明する。まずメモリ構成について説明する。蓄積用メモリとして、SDRAM素子の、FAX画像蓄積メモリ13cを装備する。このメモリは、比較的容量が大きく16Mバイトを有し、A4サイズで約1280ページ分の容量である。そして電源電圧として、バックアップ電圧V4により駆動される。またFROM素子のROM6は、内部がプログラム領域ROM6bとデータ領域ROM6cの構成としてもいいし、素子として別々としてもいい。ROM6cの容量としては、1Mバイトで、電話帳など一般的なデータを除き、512kバイトを有し、A4サイズで40ページ分の容量である。そして電源電圧として、ロジック直流電圧V3により駆動される。またSRAM素子のRAM7bは設定データなどの記憶を行う。全容量は126kバイトで、蓄積領域としては、32kバイト。A4サイズで2.5ページ分の容量である。そして電源電圧として、ロジック直流電圧V3、電源off時には、1次電池でバックアップする。
ファクシミリ通信のヘッダーには、端末識別IDであるTTIが含まれている。このTTIには、自局の情報として、社名、人名、自局番の電話番号などを登録されており、受信側で相手先が分かるようになっている。ただし、TTIを登録していなかったり、オペレータによってOFF設定されている場合がある。そこで、即時出力しないファクシミリ受信が、G3FAXモデム15bやG4FAX制御部16bからあると、通信制御コントローラ4はworkRAM8bを使用して、最も圧縮率の高い圧縮形式によりFAX画像蓄積メモリ13cに蓄積する。受信が正常に終了すると、通信時刻等の情報とともに、蓄積領域情報を、RAM7bに書き込む。本実施形態では蓄積領域のヘッダー部には予め決められた場所にTTIがない受信である旨のフラグを立てておく。
図4は直流電圧V2、V3の電圧推移を表すは図である。AC電源ONで、電圧V2、V3が立ち上がるが、低い電圧のV3は先に立ち上がる。電圧検知信号は時刻t1(P点)でDET−V3信号がアクティブになり、時刻t2(Q点)でDET−V2信号がアクティブになる。従来技術の制御では、V2、V3ともに立ち上がっている期間t2〜t3以外はロジックのリセットを掛けておき、すべてのデバイスに一斉にリセットをしておく必要がある。本実施例形態では、上記のt2〜t3期間以外は通信制御コントローラ4に、RES1信号をアクティブにしておき、t2〜t4期間以外はFAX画像処理部17にRES2信号をアクティブにする。そして画像データを受信後、電源SWがoffされたり、停電が起こると電圧は下がりはじめ、時刻t3(R点)で通信制御コントローラ4のプログラムがストップする。FAX画像データ処理部にはRES2信号が接続されており、RES2信号はアクティブになっていないので、ハードウェアのみで、ROM6cとFAX画像蓄積メモリ13cのマスタデバイスになり、上記フラグのあるデータをFAX画像蓄積メモリ13cからROM6cの予め決められた領域へコピーを行う。そして期間(t3〜t4)ファイルエンドにマーカーを書き込み、フラグからマーカーまでのデータを転送すればいい。そしてRAM7bにはROM6cに記憶するアドレス情報を記憶する。
第2の実施形態は、第1の実施形態を実行する場合、データ容量に応じてメモリデバイスを選択する形態である。即ち、画像データの受信があると、FAX画像データ処理部17はG3FAXモデム15bまたはG4FAX制御部16bのFIFOからCPU転送でFAX画像蓄積メモリ13cに圧縮データが転送蓄積される。ページの終わり及びファイルの終わりには予め決められた、End Of Pageデータが付加されている。本実施形態では、RAM7bにRAM7bの空き容量とファイルデータの空き容量を記憶するレジスタを設けておき、受信時に通信制御コントローラ4がファイルデータの空き容量を記憶するレジスタを更新し、電源off転送時にFAX画像データ処理部17がRAM7bの空き容量レジスタを更新する。そして電源offした場合、両レジスタを比較し、RAM7bの空き容量レジスタの方が大きい場合、RAM7bに画像データを転送するようにする。
第3の実施形態は、第2の実施形態を実行する場合、記憶容量が足りなくなるのを防ぐ形態である。そこで、本実施形態では上記レジスタのほかに、1ページ容量レジスタを設けておき、1ページ目の容量を記憶させておく。即ち、容量判定時に空き容量のレジスタよりファイルデータ容量のレジスタの方が大きい場合、次に1ページ容量レジスタと空き容量のレジスタを比較し、空き容量の方が大きい場合、1ページ目をRAM7bに転送するようにし、残りのページをROM6cへ転送するようにする。これにより、ROM6cへの書き込み時間が、t4までに終わらないハードウェアパフォーマンスの場合、転送が容易なRAM7bへの書き込みにより確実性が高くなる。
第4の実施形態は、第1〜3の実施形態を実行する場合、より多くのファイルの記憶する形態である。即ち、t2〜t3の期間の空き時間において、FAX画像データ処理部17はフラグの立っているデータファイルについて、1ページ目を(ページごとでもいい)伸長してworkRAM8bのページメモリに画像を展開する。そしてFAX画像データ処理部17にある間引き回路を使用して、数ラインに1本ずつ圧縮回路に取り込み、圧縮処理を行いページの間引きデータを作成して上述のマーカーの後に蓄積しておき、データの第2マーカーを付加しておく。そして電源off時に第1マーカーから第2マーカーまでを転送するものである。
図5は他の実施形態に係るファクシミリ装置のブロック図である。同じ構成要素には同じ参照番号が付されているので、重複する説明は省略する。図5が図1と異なる点は、コピー制御部1から画像データを圧縮、伸長する圧縮伸長部13aと、大容量メモリ13bと、外部のLANと接続するLANI/F14bと、それを制御するLAN制御部14aを省略し、通信制御部からworkRAM8b、デジタル回線I/F16aとG4FAX制御部16b、及び外部蓄積デバイス13dを省略した点である。これにより、廉価版ファクシミリ装置が実現できる。即ち、HDDなど大容量不揮発メモリを持つ、高価な装置でなくても本発明を実現することができる。また、ソフトウェアの介在をせずに、少ない構成のハードウェア追加だけで本発明を達成できるメリットもある。
本発明のファクシミリ装置のブロック図。 本発明のファクシミリ装置の電源系のブロック図。 本発明のファクシミリ装置の通信制御部2の電源系のブロック図。 本発明の直流電圧V2、V3の電圧推移を表す図。 本発明の他の実施形態に係るファクシミリ装置のブロック図。
符号の説明
1 コピー制御部、2 通信制御部、3 CPU、4 通信制御コントローラ、6a、6b、6c ROM、7a、7b RAM、13a 圧縮伸長部、13b 大容量メモリ、8a、8b workRAM、13c FAX画像蓄積メモリ、13d 外部蓄積デバイス、17 FAX画像データ処理部

Claims (4)

  1. メモリ受信可能なファクシミリ装置であって、即時出力を必要としない受信画像データを蓄積する画像蓄積手段と、通信時刻及び前記受信画像データの蓄積領域情報を記憶する蓄積領域記憶手段と、異なる閾値により複数のリセット信号を生成するリセット生成手段と、前記画像蓄積手段と異なる記憶装置間でデータコピーを行う画像データ処理手段と、を備え、
    即時出力を必要としない受信画像データを前記画像蓄積手段に蓄積中に前記電源が遮断された場合、前記画像データ処理手段は、前記リセット生成手段が生成する複数のリセット信号がアクティブになる時間差を利用して、送信側の端末識別情報が設定されていない受信画像データの蓄積領域を前記蓄積領域記憶手段により検出し、該蓄積領域の受信画像データを前記画像蓄積手段より読み出して前記記憶装置にコピーすることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記蓄積領域記憶手段に該蓄積領域記憶手段の空き容量と前記画像蓄積手段の空き容量を記憶するレジスタを更に備え、
    即時出力を必要としない受信画像データを前記画像蓄積手段に蓄積しながら前記レジスタの空き容量を更新中に前記電源が遮断された場合、前記画像データ処理手段は、前記リセット生成手段が生成する複数のリセット信号がアクティブになる時間差を利用して、送信側の端末識別情報が設定されていない受信画像データの蓄積領域を前記蓄積領域記憶手段により検出すると共に、前記レジスタに記憶された空き容量を比較し、該空き容量が大きい方に前記蓄積領域記憶手段により検出された蓄積領域の受信画像データをコピーすることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記蓄積領域記憶手段に前記受信画像データの1ページ目のデータ容量を記憶するページ容量記憶手段を更に備え、
    即時出力を必要としない受信画像データを前記画像蓄積手段に蓄積しながら前記両レジスタの空き容量を更新中に前記電源が遮断された場合、前記画像データ処理手段は、前記リセット生成手段が生成する複数のリセット信号がアクティブになる時間差を利用して、送信側の端末識別情報TTIが設定されていない受信画像データの蓄積領域を前記蓄積領域記憶手段により検出すると共に、前記レジスタに記憶された空き容量を比較した結果、前記蓄積領域記憶手段の空き容量が前記画像蓄積手段の空き容量より小さく、且つ前記ページ容量記憶手段により記憶された容量より大きい場合、前記蓄積領域記憶手段により検出された蓄積領域の受信画像データの1ページ目を該蓄積領域記憶手段に記憶し、残りの受信画像データを前記画像蓄積手段にコピーすることを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記受信画像データを所定のアルゴリズムに従って間引きする間引き手段を更に備え、
    即時出力を必要としない受信画像データを前記間引き手段により間引きして前記画像蓄積手段に蓄積することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のファクシミリ装置。
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