JP4223598B2 - 吊りボルト直付け設置用配管吊りバンド - Google Patents

吊りボルト直付け設置用配管吊りバンド Download PDF

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    • F16L3/14Hangers in the form of bands or chains

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は建物に配管を行なうに用いる配管吊りバンドに関し,特に吊りバンドに直付け設置するようにした吊りボルト直付け設置用配管吊りバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種吊りボルト直付け設置用配管吊りバンドとして,本発明者による特開平10−61653号が知られており,これによれば,吊りボルト螺装用の回転ナット及び対向する一対の垂下片を有する吊り持ち部と,該吊り持ち部の片側一方の垂下片に一方を一体に連結することによって片吊り状開閉自在にして湾曲方向中間位置でヒンジ連結した一対の湾曲バンド片と,該一対のうち非連結側の湾曲バンド片に形成した上記非連結側他方の垂下片に対して対面自在の立上り片と,該立上り片と上記一対の垂下片との間で一対の湾曲バンド片を閉成状態に固定する固定手段とを備え,該固定手段を,上記立上り片と一対の垂下片間のボルトナットの締着によるものとしたものとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この場合固定手段をボルトナットの締着によるものとするから,配管工事において,ボルトの挿通とボルト又はナットの回転による締着の作業を必要として煩雑であるし,このとき上記本発明者の提案にあっては,ボルトとナットを上記立上り片と上記片側一方の垂下片に予め設置するものとされるから,ボルトやナットを別部品としたものに比して,大きく作業性を向上するものとなるが,なお締着の作業があるので,配管工事の作業性向上に改良する余地が残されている。
【0004】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであって,その解決課題とするところは,ボルトナットを使用することなく,配管工事における締着作業を解消し,その作業性を可及的に向上するとともに確実な固定をなし得るようにした吊りボルト直付け設置用配管吊りバンドを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題に添って請求項1に記載の発明を,吊りボルト螺装用の回転ナット及び対向する一対の垂下片を有する吊り持ち部と,該吊り持ち部の片側一方の垂下片に一方を一体に連結することによって片吊り状開閉自在にして湾曲方向中間位置でヒンジ連結した一対の湾曲バンド片と,該一対のうち非連結側の湾曲バンド片に形成した上記非連結側他方の垂下片に対して対面自在の立上り片と,該立上り片と上記一対の垂下片との間で一対の湾曲バンド片を閉成状態に固定する固定手段とを備え,該固定手段を,上記非連結側の湾曲バンド片の立上り片上端から幅狭の連結頸部を介して下向き傾斜して突出し上記一対の垂下片を貫通するとともに先端部に係止孔を形成した傾斜係止舌片と,該傾斜係止舌片の回動軌跡より僅かに径大の同心円上の位置に上記一対の垂下片に透設するとともに上記片側一方の垂下片において上記係止孔に挿入係止自在の係止突部を,上記非連結側他方の垂下片において上記連結頸部を受入係止する係止段部をそれぞれ具備した舌片受入孔とを備え,上記傾斜係止舌片の係止孔及び連結頸部と舌片受入孔の係止突部及び係止段部に対する係止を上記舌片受入孔を挿通した傾斜係止舌片の弾発係止によって行なってなることを特徴とする吊りボルト直付け設置用配管吊りバンドとし,請求項2に記載の発明は,上記に加えて,配管吊りバンドの設置状態で,該配管吊りバンドに配管パイプを仮置き載置を可能とし,配管工事の作業性を更に向上するように,これを,上記一対の湾曲バンド片を,一方を1/2円以上の湾曲方向長さを有して配管パイプを仮置き載置自在とした配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片,他方を残余の湾曲方向長さを有する配管パイプ押え用の湾曲バンド片とし,上記ヒンジ連結位置を湾曲方向配管パイプ押え用の湾曲バンド片側に偏位してなることを特徴とする請求項1に記載の吊りボルト直付け設置用配管吊りバンドとし,これらをそれぞれ発明の要旨として,上記課題解決の手段としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下図面に示した例によって本発明を更に具体的に説明すれば,1は配管吊りバンドであり,該配管吊りバンド1は,吊りボルト17螺装用の回転ナット3及び対向する一対の垂下片5を有する吊り持ち部2と,該吊り持ち部2の片側一方の垂下片5aに一方を一体に連結することによって片吊り状開閉自在にして湾曲方向中間位置でヒンジ8連結した一対の湾曲バンド片6と,該一対のうち非連結側の湾曲バンド片6bに形成した上記非連結側他方の垂下片5bに対して対面自在の立上り片9と,該立上り片9と上記一対の垂下片5との間で一対の湾曲バンド片6を閉成状態に固定する固定手段とを備えたものとしてあり,このとき本例にあって上記一対の湾曲バンド片6は,これを,一方を1/2円以上の湾曲方向長さを有して配管パイプを仮置き載置自在とした配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片6a,他方を残余の湾曲方向長さを有する配管パイプ押え用の湾曲バンド片6bとし,上記ヒンジ8連結位置を湾曲方向配管パイプ押え用の湾曲バンド片6b側に偏位したものとしてある。
【0007】
即ち配管吊りバンド1は,従前の別体のタンバックルを使用することなく,これを吊り持ち部2として一体化したタンバックル一体のものとして構成し,タンバックルに相当する吊り持ち部2の回転ナット3を天井スラブに吊り固定した吊りボルト17に螺装することによって該吊りボルト17に吊り支持して配管パイプ18を吊り保持するものとしてあり,このとき吊り持ち部2の,本例にあって離隔して対向するように配置した一対の垂下片5の一方に対して一対の湾曲バンド片6の一方を一体に連続形成することによって一体に連結し,該連結した一方の湾曲バンド片6aに,例えばヒンジ軸を介することによりヒンジ8で連結して,他方の湾曲バンド片6bを開閉自在に連結したものとし,また該連結した他方の湾曲バンド片6bに,上記一対のうち非連結側の垂下片5bに対接重合して,これを固定する立上り片9を同じく一体に折曲形成することによって一体に設置したものとし,後述の固定手段により,一対の湾曲バンド片6を閉成し,これら一対の湾曲バンド片6が形成する円内に配管パイプ18を抱持状に吊り保持するものとしてある。
【0008】
本例にあって上記一対の湾曲バンド片6は,これを配管パイプ仮置き用と配管パイプ押え用の異長の湾曲バンド片6a,6bによって構成するものとしてあり,このとき前者,即ち配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片6aは,その湾曲方向長さを,上記配管パイプ18を吊り保持する円(本例にあっては上記一対の垂下片5を離隔配置したことにより一対の湾曲バンド片6が形成する円を完全な円としていないので,中心点を通る垂線を基準にした円)の1/2以上をなすものとする一方,配管パイプ押え用の湾曲バンド片6bは,上記円の残余の湾曲方向長さ(上記本例の離隔配置した円の欠けた円弧部分を除く長さ)をなすものとしてある。
【0009】
配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片6aは,本例にあって上記中心点を通る垂線を基準にして,円の1/2以上,例えば200乃至225°,好ましくは210乃至222°,特に好ましくは216乃至220°の湾曲角度をなす長さを有するものとしてあり,本例の配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片6aは,これを218°の長さのものとし,一方その残余の湾曲方向長さの配管パイプ押え用の湾曲バンド片6bは,これを142°としてあり,これによって配管工事において配管長手方向に複数の配管吊りバンド1の配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片6aに配管パイプ18を架設状に仮置き載置して,各配管パイプ押え用の湾曲バンド片6bを閉成し,順次の固定をなし得るように,その配管工事の作業性を良好に確保するものとしてある。
【0010】
配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片6aの上記長さは,200°を下回ると仮置き載置した配管パイプ18の落下の可能性が大きくなり,225°を上回ると配管パイプ18受け入れ用の受入開口が狭くなってスプリング力が強過ぎるようになり,一方210°を下回ると落下の可能性を残して載置の安定性を欠き,222°を上回るとスプリング力が強くなる傾向を生じることから,それぞれ上記の範囲とするのがよく,一方上記載置の安定性及びスプリング力による作業性から,上記216乃至220°とするのが特に好ましい。
【0011】
このように異長とした一対の湾曲バンド片6のヒンジ8連結は,一対の湾曲バンド片6の連結側端部において上記円の中央位置から配管パイプ押え用の湾曲バンド片6b側に偏位した湾曲方向中間位置においてこれを行なうものとしてある。
【0012】
固定手段は,これを上記非連結側の湾曲バンド片6bの立上り片9上端から幅狭の連結頸部10を介して下向き傾斜して突出し上記一対の垂下片5を貫通するとともに先端部に係止孔12を形成した傾斜係止舌片11と,該傾斜係止舌片11の回動軌跡より僅かに径大の同心円上の位置に上記一対の垂下片5に透設するとともに上記片側一方の垂下片5aにおいて上記係止孔12に挿入係止自在の係止突部15を,上記非連結側他方の垂下片5bにおいて上記連結頸部10を受入係止する係止段部16をそれぞれ具備した舌片受入孔14とを備え,上記傾斜係止舌片11の係止孔12及び連結頸部10と舌片受入孔14の係止突部15及び係止段部16に対する係止を上記舌片受入孔14を挿通した傾斜係止舌片11の弾発係止によって行なってなるものとしてある。
【0013】
即ち固定手段は,吊りボルト17に配管吊りバンド1を吊り支持した状態で,一対のうち非連結側の湾曲バンド片,本例にあって配管パイプ押え用の湾曲バンド片6bを閉成することにより,これと同時に自ずと該一対の湾曲バンド片6を閉成状態に固定するものとしてあり,従って本例の配管吊りバンド1にあっては,上記異長の湾曲バンド片6a,6bを用いることにより,配管パイプ18をその配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片6aに仮置き載置した状態で,上記配管パイプ押え用の湾曲バンド片6bを閉成すれば,配管工事を完了し,その作業性を極めて良好に確保し得るようにしてある。
【0014】
非連結側の湾曲バンド片,本例にあって配管パイプ押え用の湾曲バンド片6bに形成した傾斜係止舌片11は,配管吊りバンド1の幅,即ち該湾曲バンド片6bの幅より細幅にして,更に細幅の連結頸部10を介して一対の垂下片5側に,これを貫通する長さにして,例えば水平位置より下方向に向けて15乃至25°下向き傾斜して突出したものとしてあり,本例にあって該傾斜係止舌片11は,例えば湾曲バンド片6の幅25mmに対して15mmの細幅とし,突出長さを23乃至24mm,突出の下向き傾斜を20°としたものとする一方,その湾曲バンド片6b側の連結頸部10は,これを例えば上記15mmの傾斜係止舌片11の幅に対して両側を均等に細くした10mmの細幅にして,その突出方向長さを3乃至4mm程度としたものとしてある。
【0015】
このとき上記傾斜係止舌片11は,本例においてその先端に上記傾斜角度を緩やかにし,水平にし,或いは上向きに折返した挿入ガイド13を備えたものとし,上記一対の垂下片5の舌片受入孔14への挿入を容易化するとともに,傾斜係止舌片11の挿入による自動的な上記弾発係止を得られるようにしてあり,本例の挿入ガイド13は,これを上記下向き傾斜を矯正するように先端数mm又はこれ以下の突出方向小幅部分が水平の水平部をなすものとし,且つ上記挿入の容易化のために更に先端を幅方向に湾曲した丸味を付したものとしてある。
【0016】
この傾斜係止舌片11の先端部には係止孔12を形成してあり,該係止孔12は,本例にあって,上記傾斜面と数mmの先端水平部との折曲部分乃至その近傍に透設した幅方向(湾曲バンド片6交差方向)に長い細溝によるものとし,本例の係止孔12は,これを上記連結頸部10と同じ10mm幅にして突出方向に,傾斜係止舌片11の肉厚,例えば1乃至1.5mmよりやや大きい,例えば2mmとしたものとしてある。
【0017】
一対の垂下片5には,上記非連結側の湾曲バンド片6bの閉成に伴って回動する傾斜係止舌片11を受け入れ,その係止孔12,連結頸部10に係止する係止突部15,係止段部16をそれぞれ備えた上記舌片受入孔14を透設してあり,該舌片受入孔14は,上記傾斜係止舌片11の幅より僅かに大きな幅,例えば16mmの幅にして高さを上記肉厚と同等又はやや高い,例えば2mmとした幅方向(交差方向)に長い細溝とし,一対の垂下片5において該傾斜係止舌片11の上記偏位したヒンジ8連結部分を中心とする回動軌跡にほぼ合わせて,これより僅かに径大の同心円上の位置に透設したものとしてあり,本例にあっては離隔して対向する一対の垂下片5の間隔幅,即ち本例の10mm分の回動軌跡の位置ずれを吸収するように該一対の垂下片5間で,上記非連結側の垂下片5b側を上位とし,上記湾曲バンド片6aを連結した片側一方の垂下片5a側を下位として上下方向に段差をなすように位置したものとしてある。
【0018】
このとき上記係止突部15を,上記片側一方の垂下片5aにおける舌片受入孔14と倒コ字形の透孔をなすように,該舌片受入孔14をその中央部を残して両端で下向きに切り欠くことによって,係止孔12の幅より僅かに小さな幅,例えば8mm幅とし,突出高さを,例えば2mmとして上向きの低突片状に形成するとともに,本例にあって該係止突部15は,その係止孔12の係止を確実に行なうように,これを外側,即ち非連結側の垂下片5bの非対向側に向けて傾斜乃至逆L字状に突出するものとして折曲形成したものとしてあり,一方係止段部16は,上記非連結側の垂下片5bにおける舌片受入孔14とT字形の透孔をなすように,該舌片受入孔14を,その両端を残して幅方向中央部で同じく下向きに切り欠くことによって,上記連結頸部10の幅より僅かに大きな幅,例えば11mmの幅とし,切り欠き深さを,同じく例えば2mmとして下向きの低段差切り欠き状に形成したものとしてある。
【0019】
このように構成した固定手段においては,一対の湾曲バンド片6を閉成,即ちヒンジ8連結した湾曲バンド片,本例にあっては配管パイプ押え用の湾曲バンド片6bを閉成することによって,上記傾斜係止舌片11が,その先端の挿入ガイド13を案内として,該傾斜係止舌片11の回動軌跡より僅かに径大化した上記同心円上に位置するようにした上記舌片受入孔14に挿通し,傾斜係止舌片11に持ち上げ状のスプリング力を作用させ,これら垂下片5を貫通する一方,該挿入ガイド13が一対の垂下片5を貫通した時点で,該挿入ガイド13に対する舌片受入孔14,特にその係止突部15による支持が失われ,上記持ち上げ状のスプリング力によって,傾斜係止舌片11が上記下向き傾斜の角度に復帰し,その係止孔12と連結頸部10が,舌片受入孔14の係止突部15と係止段部16に弾発係止することによって,上記閉成に伴い自動的にその係止による固定をなし得るようにしてある。
【0020】
本例の配管吊りバンド1を用いた配管工事は,上記天井スラブからの吊りボルト17に上記吊り持ち部2を常法に従って螺装固定し,配管長手方向に複数の配管吊りバンド1を片吊り状に吊り支持し,配管パイプ18を,その配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片6aに仮置き載置した後,配管パイプ押え用の湾曲バンド片6bを,強制的に閉成すれば,固定手段による上記自動的な弾発係止が自ずと得られ,その閉成状態の固定がなされて,その配管工事を完了する一方,下向き傾斜の傾斜係止舌片11の係止孔12が,上記外側に向けて突出した係止突部15に対して,また連結頸部10が係止段部16に対してそれぞれ弾発係止することにより,上記閉成状態の固定は,強固にして耐久性を備えた確実のものとなり,配管パイプを長期に亘って安定して吊り保持するものとなる。
【0021】
図中4は吊り持ち部の回転ナット3抜け止め用の切り起し支持片,7は湾曲バンド片6の補強リブを示す。
【0022】
図示した例は以上のとおりとしたが,一対の湾曲バンド片を同長のものとし,ヒンジ連結を湾曲方向中央の中間位置で行なうものとすること,ヒンジ連結を一対の湾曲バンド片の連結部分を適宜に加工することにより組合せ使用して回動自在の連結を可能とし,ヒンジ金物やヒンジピンを使用しないものとして構成すること,上記水平部による挿入ガイドの設置を省略し,傾斜係止舌片の挿入を手で上方に持ち上げ状にして行なうことによって,上記弾発係止を行なうようにすること,傾斜係止舌片の上記下向き傾斜をやや湾曲した状態の下向き傾斜とすること等を含めて,本発明の実施に当って,吊り持ち部,一対の湾曲バンド片,ヒンジ,傾斜係止舌片,係止孔,連結頸部,舌片受入孔,係止突部,係止段部等の各具体的材質,形状,構造,数値,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は以上のとおりに構成したので,請求項1に記載の発明は,ボルトナットを使用することなく,配管工事における締着作業を解消し,その作業性を可及的に向上するとともに確実な固定をなし得るようにした吊りボルト直付け設置用配管吊りバンドを提供することができ,請求項2に記載の発明は,上記に加えて,配管吊りバンドの設置状態で,該配管吊りバンドに配管パイプの仮置き載置を可能とし,配管工事の作業性を更に向上し得るものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】配管吊りバンドの使用形態を示す斜視図である。
【図2】配管吊りバンドの正面図である。
【図3】配管吊りバンドの右側面図である。
【図4】配管吊りバンドの左側面図である。
【図5】傾斜係止舌片部分の拡大斜視図である。
【図6】吊り持ち部の拡大斜視図である。
【図7】傾斜係止舌片の弾発係止の状態を示す吊り持ち部の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 配管吊りバンド
2 吊り持ち部
3 回転ナット
5 垂下片
6 湾曲バンド片
9 立上り片
10 連結頸部
11 傾斜係止舌片
12 係止孔
14 舌片受入孔
15 係止突部
16 係止段部
17 吊りボルト

Claims (2)

  1. 吊りボルト螺装用の回転ナット及び対向する一対の垂下片を有する吊り持ち部と,該吊り持ち部の片側一方の垂下片に一方を一体に連結することによって片吊り状開閉自在にして湾曲方向中間位置でヒンジ連結した一対の湾曲バンド片と,該一対のうち非連結側の湾曲バンド片に形成した上記非連結側他方の垂下片に対して対面自在の立上り片と,該立上り片と上記一対の垂下片との間で一対の湾曲バンド片を閉成状態に固定する固定手段とを備え,該固定手段を,上記非連結側の湾曲バンド片の立上り片上端から幅狭の連結頸部を介して下向き傾斜して突出し上記一対の垂下片を貫通するとともに先端部に係止孔を形成した傾斜係止舌片と,該傾斜係止舌片の回動軌跡より僅かに径大の同心円上の位置に上記一対の垂下片に透設するとともに上記片側一方の垂下片において上記係止孔に挿入係止自在の係止突部を,上記非連結側他方の垂下片において上記連結頸部を受入係止する係止段部をそれぞれ具備した舌片受入孔とを備え,上記傾斜係止舌片の係止孔及び連結頸部と舌片受入孔の係止突部及び係止段部に対する係止を上記舌片受入孔を挿通した傾斜係止舌片の弾発係止によって行なってなることを特徴とする吊りボルト直付け設置用配管吊りバンド。
  2. 上記一対の湾曲バンド片を,一方を1/2円以上の湾曲方向長さを有して配管パイプを仮置き載置自在とした配管パイプ仮置き用の湾曲バンド片,他方を残余の湾曲方向長さを有する配管パイプ押え用の湾曲バンド片とし,上記ヒンジ連結位置を湾曲方向配管パイプ押え用の湾曲バンド片側に偏位してなることを特徴とする請求項1に記載の吊りボルト直付け設置用配管吊りバンド。
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