JP3829135B2 - 軒樋取り付け金具 - Google Patents
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Description
軒樋吊り金具の面部の上縁は、水下方向に向かって斜め下方に傾斜し、水下部分で湾曲しており、軒樋カバーを取り付けることができる軒樋カバー係止縁となっている。軒樋吊り金具の面部の下には、丸樋載置部が形成されている。そして、軒樋吊り金具の面部には、軸穴と係止穴が設けられている。
固定金具は、面板部と固定面とを有しており、該面板部には、軒樋吊り金具の軸穴に対応する位置に軸穴が、また、軒樋吊り金具の係止穴に対応する位置に係止穴が、それぞれ設けられている。この係止穴は複数設けられている。
そして、軒樋吊り金具の軸穴と固定金具の軸穴とを合わせて軸ピンを通し、軒樋吊り金具と固定金具とを軸ピンを中心にして回動させ、適宜の角度に調整する。そして、軒樋吊り金具の係止穴に固定金具の係止穴を合わせて係止ピンを通し、軒樋吊り金具と固定金具とを組み合わせる。
この軒樋取り付け金具に各種の軒樋用固定具を取り付けたり、あるいは、丸樋載置部の前端に角樋の前端縁を係止する軒樋用前方係止部を設けたり、または、丸樋載置部の後端に角樋の後端縁を係止する係止突起を設けたりすることで、角樋にも丸樋にも対応させる。また、軒樋カバー係止縁に軒樋カバーを取り付ける。
また、軒樋吊り金具と固定金具とを組み合わせ、軸ピンを中心にして軒樋吊り金具を回動させ、適宜の位置で係止ピンによって固定するものであるため、鼻隠しの勾配に対応することができるものである。
そして、この軒樋取り付け金具の軒樋カバー係止縁に軒樋カバーを取り付け、丸樋載置部に軒樋を取り付けることで、軒樋カバーと軒樋とを固定することができるものである。
このように各種の軒樋に対応できるため、軒樋の種類ごとに軒樋取り付け金具を用意しなくてはならないものに比べ、軒樋取り付け金具を作り置きしておくことができる。この点でコストダウンにつながるという効果もある。
また、市販の丸樋や角樋に合わせて、丸樋載置部や各種の軒樋用固定具の寸法や形状を設定しておけば、市販の樋を使用することができるので、一層のコストダウンを図ることができる。
軒樋吊り金具と固定金具とを組み合わせ、これらの組み合わせ角度を調整することで、鼻隠しの勾配に対応できる軒樋取り付け金具とする。
そして、軒樋取り付け金具上部には、軒樋カバーを取り付けることができ、軒樋カバーよりも下に軒樋を取り付けることができる構成とする。
図1は軒樋取り付け金具1の斜視図、図2は図1の分解斜視図、図3・図4は丸樋を取り付けた様子を表す図、図5・図6は角樋を取り付けた様子を表す図、図42と図43は角樋固定具Iの他の実施例を表す図である。
この軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bは、板金をカットし、プレスで成型したものである。
軒樋カバー係止縁18の前端にはカバー前端係止部18cが形成されている。軒樋カバー2は、図4に示したように、カバー面22の前端が円弧状であり、その先端には前端係止部21が形成されており、後端には、カバー後端立ち上がり片24と後端係止部23が形成されている。このカバー面22の前端の円弧状部分がはまるようにカバー前端係止部18cは弧を描いて形成されており、前端係止部21がカバー前端係止部18cの端部に係止する形状となっている。
一方、軒樋カバー係止縁18の後端にはカバー後端係止用凸部18bが形成されている。軒樋カバー2の後端係止部23がカバー後端係止用凸部18bに係止する形状となっている。
また、軒樋吊り金具1Aの下部には、丸樋を載置できるように弧を描いて形成される丸樋載置部19が形成されている。
軒樋吊り金具1Aの面部10には、軸穴11と係止穴13が設けられている。それぞれ、後述する固定金具1Bの軸穴11と係止穴13に対応する位置にあけられている。
面板部10Bには、軒樋吊り金具1Aの軸穴11に対応する位置に軸穴11が、係止穴13に対応する位置に係止穴13がそれぞれ設けられている。係止穴13は、鼻隠しの勾配に合わせて軒樋吊り金具1Aの角度を調整できるように、弧を描くように複数設けられている。
この実施例においては、軸ピン12として中空リベットを用いている。軒樋吊り金具1Aの軸穴11と固定金具1Bの軸穴11とを合わせて、中空リベットを通し、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを回動可能な状態にして中空リベットをかしめることで軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを組み合わせる。
また、軒樋吊り金具1Aの係止穴13に固定金具1Bの係止穴13を合わせ、係止ピン14を通して固定する。この実施例においては、係止ピン14としてボルトが用いられており、ナットを締めることで固定する。
こうして、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとが組み合わせられて、軒樋取り付け金具1を形成するものである。
丸樋を取り付けるために、丸樋の奥側に位置する耳部を固定させるための丸樋固定用金具C1を軒樋取り付け金具1に取り付け、また、丸樋載置部19の前端には丸樋固定具Cを取り付ける。
また、前述の通り、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bをあらかじめ組み合わせておくが、軸ピン12を中心にして回動させ、固定金具1Bの係止穴13を鼻隠しHの角度に合わせて適宜選んで、軒樋吊り金具1Aの係止穴13に合わせることで、鼻隠しHの勾配に合わせて軒樋吊り金具1Aの角度を調整しておくことができる。
このようにして軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bが組み合わせられた軒樋取り付け金具1を、鼻隠しHに固定するが、固定金具1Bの固定面11Bを鼻隠しHに止着具等で固定することで取り付けていく。
その後、丸樋の奥側に位置する耳部を丸樋固定用金具C1にはめながら、丸樋載置部19に丸樋を載せ、手前側の耳部を丸樋固定具Cで固定する(図4参照)。
前記カバー後端立ち上がり片24は、雨水が鼻隠しHと軒樋3との間にまわることを防ぐ手段の一つである。このカバー後端立ち上がり片24を設けたため、後述する第三実施例に比べ、軸ピン12が高い位置に設けられている。およそカバー面22の延長線上に軸ピン12を位置させることで、カバー後端立ち上がり片24を有しながらも鼻隠しHの勾配に対応できる軒樋取り付け金具1が提供できる。
軒樋吊り金具1Aのカバー後端係止用凸部18bに軒樋カバー2の後端係止部23を係止させ、カバー前端係止部18cに前端係止部21を係止させることで、軒樋カバー2を軒樋カバー係止縁18にはめ込んで取り付ける。
角樋である軒樋3には、前端に軒樋前端3Aが、後端に軒樋後端3Bが形成されている。
丸樋載置部19の前端には、軒樋用固定具である軒樋用前方係止部17が取り付けられており、又、後端には角樋固定具Iが取り付けられている。
この軒樋用前方係止部17は、軒樋前端3A内にはまり込んで係止する形状をしている。
角樋固定具Iは、係止突起15とストッパー16とを有しており、係止突起15とストッパー16との間に軒樋後端3Bを差し込んで係止することができる形状に形成されている。
このように構成された軒樋取り付け金具1を、前述と同様に、鼻隠しHの角度に合わせて軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを組み合わせておき、鼻隠しHに取り付ける。
軒樋前端3Aを軒樋取り付け金具1の軒樋用前方係止部17に係止させ、軒樋後端3Bを角樋固定具Iの係止突起15とストッパー16の間に差し込んで、係止突起15に係止させる。ストッパー16があるため、係止突起15から軒樋後端3Bがはずれるのを防止できる。
この角樋固定具Iの他の実施例として、図42と図43から説明する。
図42と図43に示した角樋固定具Iは、上向きの係止片を有する係止突起15とそれに相対するストッパー16を有している。角樋の軒樋後端3Bの形状が、内側下向きに折り曲げられているものの場合、その軒樋後端3Bが係止するように上向きの係止片を有する係止突起15となっている。そして、軒樋後端3Bを角樋固定具Iの係止突起15とストッパー16の間に差し込んで、係止突起15に係止させる。
このように、角樋固定具Iの形状は、軒樋後端3Bの形状に合わせて設計すればよい。
そして、軒樋カバー2を、前述と同様に、軒樋カバー係止縁18にはめ込んで取り付ける。
また、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを組み合わせることで、鼻隠しHの勾配が異なるものに対しても、軒樋をより水平に近い角度で取りつけることができるものである。
そして、この軒樋取り付け金具1に軒樋と軒樋カバー2の双方を取り付けることができ、軒樋用固定具を用いることで、消費者の好みに合わせて丸樋と角樋のいずれにも適応することができるものである。
市販の丸樋や角樋に合わせて、丸樋載置部19や各種の軒樋用固定具(丸樋固定具C、丸樋固定用金具C1、軒樋用前方係止部17、角樋固定具I)の寸法や形状を設定しておけば、市販の樋を使用することができるので、一層のコストダウンを図ることができる。
簡易な形状の軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bを組み合わせたことで、低コストで作製でき、かつ上記のような多機能を備えた軒樋取り付け金具を提供するものである。
加えて、あらかじめ鼻隠しHの角度に合わせて、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを組み合わせておき、それを鼻隠しHに順次取り付け、その後、軒樋3と軒樋カバー2をはめながら固定していくことで施工できるので、特別な熟練を必要とせずに施工できるという利点もある。
図7は軒樋取り付け金具1の斜視図、図8は図7に丸樋固定具Cを取り付けた図、図9は丸樋を取り付けた様子を表す図、図10は図7に角樋固定具Iを取り付けた図、図11は角樋を取り付けた様子を表す図である。
第一実施例の図1と第二実施例の図7とを比較すると、図1の丸樋載置部19の前端に軒樋用前方係止部17を形成し、また、丸樋係止凸部19aを形成したものが図7である。その他の構成は同じである。
この軒樋用前方係止部17は、角樋の前端縁を係止することができる形状である。
また、丸樋係止凸部19aは、軒樋用前方係止部17が形成されている部分と反対側の端部に相対するように形成されている。丸樋係止凸部19aの下に、丸樋の耳部が収まる切り欠きが形成されており、丸樋載置部19に丸樋を載せたとき、この切り欠きに耳部が入り込み、それがはずれないように丸樋係止凸部19aが形成されている。
上記以外は、この第二実施例は前述の第一実施例と同じ構成である。
また、軒樋吊り金具1Aの下部には、丸樋を載置できるように弧を描いて形成される丸樋載置部19が形成されている。
丸樋載置部19の先端には、角樋の前端縁を係止することができる形状の軒樋用前方係止部17が形成されており、軒樋用前方係止部17が形成されている部分と反対側の端部に、面部10から突出している丸樋係止凸部19aが形成されている。丸樋係止凸部19aの下には、丸樋の耳部が収まる切り欠きが形成されている。丸樋載置部19に丸樋を載せたとき、一方の耳部は後述する丸樋固定具Cで固定されるので、もう一方の耳部がはずれないように丸樋係止凸部19aが形成されているのである。
軒樋吊り金具1Aの面部10には、図2と同様に、軸穴11と係止穴13が設けられている。それぞれ、後述する固定金具1Bの軸穴11と係止穴13に対応する位置にあけられている。
面板部10Bには、軒樋吊り金具1Aの軸穴11に対応する位置に軸穴11が、係止穴13に対応する位置に係止穴13がそれぞれ設けられている。係止穴13は、鼻隠しの勾配に合わせて軒樋吊り金具1Aの角度を調整できるように、弧を描くように複数設けられている。
この実施例においても、軸ピン12として中空リベットを用いている。軒樋吊り金具1Aの軸穴11と固定金具1Bの軸穴11とを合わせて、中空リベットを通し、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを回動可能な状態にして中空リベットをかしめることで軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを組み合わせる。
また、軒樋吊り金具1Aの係止穴13に固定金具1Bの係止穴13を合わせ、係止ピン14を通して固定する。この実施例においては、係止ピン14としてボルトが用いられており、ナットを締めることで固定する。
こうして、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとが組み合わせられて、軒樋取り付け金具1を形成するものである。
丸樋を取り付けるために、軒樋用前方係止部17に丸樋固定具Cを取り付ける。
また、前述の通り、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bをあらかじめ組み合わせておくが、軸ピン12を中心にして回動させ、固定金具1Bの係止穴13を鼻隠しHの角度に合わせて適宜選んで、軒樋吊り金具1Aの係止穴13に合わせることで、鼻隠しHの勾配に合わせて軒樋吊り金具1Aの角度を調整しておくことができる。
このようにして軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bが組み合わせられた軒樋取り付け金具1を、鼻隠しHに固定するが、固定金具1Bの固定面11Bを鼻隠しHに止着具等で固定することで取り付けていく。
その後、丸樋である軒樋3の奥側に位置する耳部を、丸樋係止凸部19aの下に形成された切り欠きに差し込みながら、丸樋載置部19に丸樋を載せ、手前側の耳部を丸樋固定具Cで固定する(図9参照)。
軒樋吊り金具1Aのカバー後端係止用凸部18bに軒樋カバー2の後端係止部23を係止させ、カバー前端係止部18cに前端係止部21を係止させることで、軒樋カバー2を軒樋カバー係止縁18にはめ込んで取り付ける。
角樋である軒樋3には、前端に軒樋前端3Aが、後端に軒樋後端3Bが形成されている。
丸樋載置部19の後方には、角樋固定具Iが取り付けられている。この角樋固定具Iは、係止突起15とストッパー16とを有しており、係止突起15とストッパー16との間に軒樋後端3Bを差し込んで係止することができる形状に形成されている。
このように構成された軒樋取り付け金具1を、前述と同様に、鼻隠しHの勾配に合わせて軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを組み合わせておき、鼻隠しHに取り付ける。
軒樋前端3Aを軒樋取り付け金具1の軒樋用前方係止部17に係止させ、軒樋後端3Bを角樋固定具Iの係止突起15とストッパー16の間に差し込んで係止させる。
また、軒樋カバー2を、前述と同様に、軒樋カバー係止縁18にはめ込んで取り付ける。
これらをあらかじめ形成しておくことで、角樋を取り付けるときには、角樋固定具Iを丸樋載置部19の後方に取り付ければよく、また、丸樋を取り付けるときには丸樋固定具Cを軒樋用前方係止部17に取り付ければよい。このように、軒樋3を取り付けるために一つの部品を追加すればよい。
第一実施例の場合は、角樋を取り付ける際には、軒樋用前方係止部17と角樋固定具Iの二つの部品を追加し、丸樋を取り付ける際には丸樋固定具Cと丸樋固定用金具C1の二つの部品を追加しなくてはならなかったが、第二実施例は一つの部品を追加すればよいものである。
後述する第三実施例に比べ、第一実施例・第二実施例は、カバー前端係止部18cの上部において面部10がくり抜かれている。この部分にパイプ状の融雪用ヒーターYを取り付けたものが図12である。
軒樋カバー2を装着した場合、軒樋カバー2の先端部内側に融雪用ヒーターYが位置することになり、この融雪用ヒーターYを発熱させることで、つららや雪庇(せっぴ/雪がせり出して庇のような状態になる)ができるのを防止できる。
この軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bは、板金をカットし、プレスで成型したものである。
また、軒樋吊り金具1Aの下部には、丸樋の形状に沿うように弧を描いて形成される丸樋載置部19が形成されている。
丸樋載置部19の前端には、角樋の前端縁を係止することができる形状の軒樋用前方係止部17が形成されており、後端には角樋の後端縁を係止することができる係止突起15が形成されている。係止突起15と相対するようにストッパー16が設けられている。
また、丸樋載置部19に丸樋を載せたときに、丸樋の耳部を係止する丸樋係止凸部19aが形成されている。丸樋載置部19に丸樋を載せたとき、一方の耳部は後述する丸樋固定具Cで固定されるので、もう一方の耳部を、丸樋係止凸部19aにて係止するのである。それで、丸樋載置部19の、軒樋用前方係止部17が形成されている部分と反対側の端部に相対するように、面部10から突出させて、丸樋係止凸部19aが形成されている。
軒樋吊り金具1Aの面部10には、軸穴11と係止穴13が設けられている。それぞれ、後述する固定金具1Bの軸穴11と係止穴13に対応する位置にあけられている。
また、軒樋吊り金具1Aの係止穴13に固定金具1Bの係止穴13を合わせ、係止ピン14を通して固定する。この実施例においては、係止ピン14としてボルトが用いられており、ナットを締めることで固定する。
こうして、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとが組み合わせられて、軒樋取り付け金具1を形成するものである。
前述の通り、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bをあらかじめ組み合わせておくが、固定金具1Bの係止穴13を鼻隠しHの勾配に合わせて適宜選んで、軒樋吊り金具1Aの係止穴13に合わせることで、軒樋がより水平に近い角度で支持されるように、鼻隠しHの角度に合わせて軒樋吊り金具1Aの角度を調整しておくことができる。
このようにして軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bが組み合わせられた軒樋取り付け金具1を、鼻隠しHに固定するが、固定金具1Bの固定面11Bを鼻隠しHに止着具等で固定することで取り付けていく。
その後、丸樋載置部19に丸樋を載せ固定具で固定する。まず、丸樋の奥側に位置する耳部を丸樋係止凸部19aよりも奥に差し込み、丸樋を丸樋載置部19に載せて、手前側の耳部を固定具で固定する。この実施例では、軒樋用前方係止部17に丸樋固定具Cを取り付けて(図16参照)、丸樋の前端を丸樋固定具Cにて固定している(図17参照)。丸樋を固定する方法は、専用クリップを作製したり、あるいは番線で固定したりと、様々な方法が考え得る。
軒樋吊り金具1Aのカバー後端係止用凸部18bに軒樋カバー2の後端係止部23を係止させ、カバー前端係止用凸部18aに前端係止部21を係止させることで、軒樋カバー2を軒樋カバー係止縁18にはめ込んで取り付ける。
角樋には、前端に軒樋前端3Aが、後端に軒樋後端3Bが形成されている。軒樋吊り金具1Aの軒樋用前方係止部17は、軒樋前端3A内にはまり込んで係止する形状をしており、係止突起15は軒樋後端3Bを係止できる形状をしており、相対するストッパー16は、係止突起15との間に軒樋後端3Bを差し込むことができる形状に形成されている(図21参照)。
市販の角樋の軒樋前端3Aや軒樋後端3Bにあわせて、軒樋吊り金具1Aの軒樋用前方係止部17と係止突起15およびストッパー16を設計しておけば、市販されている角樋を用いることができるので、一層コストダウンを図ることができる。
このように構成された軒樋取り付け金具1を、前述と同様に、鼻隠しHの角度に合わせて軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを組み合わせておき、鼻隠しHに取り付ける。
軒樋前端3Aを軒樋取り付け金具1の軒樋用前方係止部17に係止させ、軒樋後端3Bを軒樋取り付け金具1の係止突起15とストッパー16の間に差し込んで、係止突起15に係止させる。ストッパー16があるため、係止突起15から軒樋後端3Bがはずれるのを防止できる。
また、軒樋カバー2を、前述と同様に、軒樋カバー係止縁18にはめ込んで取り付ける。
また、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを組み合わせることで、鼻隠しHの角度が異なるものに対しても、軒樋をより水平に近い角度で取りつけることができるものである。
そして、この軒樋取り付け金具1に軒樋と軒樋カバー2の双方を取り付けることができ、軒樋も消費者の好みに合わせて丸樋と角樋のいずれにも適応することができるものである。
市販の丸樋や角樋に合わせて、丸樋載置部19や丸樋係止凸部19a、軒樋用前方係止部17、係止突起15、ストッパー16等の寸法や形状を設定しておけば、市販の樋を使用することができるので、一層のコストダウンを図ることができる。
簡易な形状の軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bを組み合わせたことで、低コストで作製でき、かつ上記のような多機能を備えた軒樋取り付け金具を提供するものである。
加えて、あらかじめ鼻隠しHの角度に合わせて、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを組み合わせておき、それを鼻隠しHに順次取り付け、その後、軒樋と軒樋カバー2をはめながら固定していくことで施工できるので、特別な熟練を必要とせずに施工できるという利点もある。
図22は軒樋取り付け金具1の斜視図、図23は軒樋吊り金具1Aの斜視図、図24は固定金具1Bの斜視図、図25〜図29は軒樋取り付け金具1の説明図である。
これらの金具は、前述の第三実施例の軒樋吊り金具1Aと基本的に同じ構成であるが、軸穴11と係止穴13をそれぞれ長穴にしたことで、第三実施例の目的効果を達成するうえ、軒樋の樋勾配にも対応することができるものである。
また、軒樋吊り金具1Aの下部には、丸樋の形状に沿うように弧を描いて形成される丸樋載置部19が形成されている。丸樋載置部19の前端には、角樋の前端縁を係止することができる形状の軒樋用前方係止部17が形成されており、後端には角樋の後端縁を係止することができる係止突起15が形成されている。係止突起15と相対するようにストッパー16が設けられている。
また、丸樋載置部19に丸樋を載せたときに、丸樋の耳部を係止する丸樋係止凸部19aが形成されている。丸樋載置部19に丸樋を載せたとき、一方の耳部は後述する丸樋固定具Cで固定されるので、もう一方の耳部を、丸樋係止凸部19aにて係止するのである。それで、丸樋載置部19の、軒樋用前方係止部17が形成されている部分と反対側の端部に相対するように、面部10から突出させて、丸樋係止凸部19aが形成されている。
軒樋吊り金具1Aの面部10には、軸長穴11Aと係止長穴13Aが設けられている。それぞれ、後述する固定金具1Bの軸穴11と係止穴13に対応する位置にあけられている。
面板部10Bには、軒樋吊り金具1Aの軸長穴11Aに対応する位置に軸穴11が、係止長穴13Aに対応する位置に係止穴13がそれぞれ設けられている。
軸穴11は、第三実施例には1つ形成されているが、第四実施例は左右に並んで複数形成されている。これは、後に詳述するが、鼻隠しHが屋根勾配に垂直に形成されている場合、軸長穴11A、係止長穴13Aを利用して、樋勾配に対応させるよう軒樋吊り金具1Aを移動するときに、軒樋吊り金具1Aが鼻隠しHに阻まれて移動できなくなることを回避するために設けられている。
係止穴13は、鼻隠しHの角度に合わせて軒樋吊り金具1Aの角度を調整できるように、弧を描くように複数設けられている。
また、軒樋吊り金具1Aの係止長穴13Aに固定金具1Bの係止穴13を合わせ、係止ピン14を通して固定する。この実施例においては、係止ピン14としてボルトが用いられており、ナットを締めることで固定する。
こうして、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとが組み合わせられて、軒樋取り付け金具1を形成するものである。
この軒樋取り付け金具1を鼻隠しHに固定した後に樋勾配を調整するので、軒樋吊り金具1Aの係止長穴13Aに固定金具1Bの係止穴13をあわせて、係止ピン14で止めるとき、係止ピン14として用いられているボルトにナットをゆるめに締めておく。
そして、軒樋吊り金具1Aの軸長穴11Aと係止長穴13Aの穴の長さ方向において軸ピン12と係止ピン14を上下にスライドさせることで軒樋吊り金具1Aを移動させ、適宜の位置に固定することで、軒樋の樋勾配を調整するのである。
軒樋吊り金具1Aのカバー後端係止用凸部18bに軒樋カバー2の後端係止部23を係止させ、カバー前端係止用凸部18aに前端係止部21を係止させることで、軒樋カバー2を軒樋カバー係止縁18にはめ込んで取り付ける。
軒樋吊り金具1Aの係止長穴13Aと固定金具1Bの係止穴13を適宜選んで合わせることで、図25と図26のように鉛直に取り付けられた鼻隠しHに対しても、図27と図28のように屋根勾配に対して垂直に取り付けられた鼻隠しHに対しても、軒樋をより水平に近い角度で取り付けることができる。
軸穴11を複数設けて、その中から適切な位置の軸穴11を選んで軒樋吊り金具1Aの軸長穴11Aをあわせる理由は、後述する樋勾配を調整する際に、最も鼻隠しH側に位置する軸穴11に軸ピン12を通して固定すると、図28のように軒樋を高い位置に調整するとき、軒樋吊り金具1Aの上部が鼻隠しHにぶつかってしまい、十分な高さに持ち上げることができないからである。
つまり鼻隠しHから遠い方の軸穴11は、軒樋を高い位置に調整するとき、軒樋吊り金具1Aの上部が鼻隠しHにぶつかって途中までしか持ち上げられないということのない位置に、設ける必要がある。
そして、軒樋がより水平になるよう係止穴13を適宜選んで、軒樋吊り金具1Aの係止長穴13Aにあわせて係止ピン14を通してとめる。
このように鼻隠しHの角度が変わっても、軒樋をより水平に近い角度で取り付けることができる軒樋取り付け金具1である。
まず、鉛直に取り付けられた鼻隠しHに軒樋取り付け金具を取り付ける場合の軒樋の樋勾配を調整する様子を、図25と図26に基づいて説明する。
図25は軒樋吊り金具1Aの軸長穴11Aと係止長穴13Aの一番高いところに軸ピン12と係止ピン14が固定されている。
これに対し、図26は軒樋吊り金具1Aの軸長穴11Aと係止長穴13Aの一番低いところに軸ピン12と係止ピン14が固定されている。
図25と図26を比較すると、図25の軒樋取り付け金具1よりも図26の軒樋取り付け金具1の方が、高い位置に取り付けられていることが示されている。
このように軒樋吊り金具1Aの軸長穴11Aと係止長穴13Aの長穴の長さ方向において軸ピン12と係止ピン14を上下にスライドさせることで軒樋吊り金具1Aを移動させ、適宜の位置に固定し、軒樋の樋勾配を調整することができる。
図27は軒樋吊り金具1Aの軸長穴11Aと係止長穴13Aの一番高いところに軸ピン12と係止ピン14が固定されている。
これに対し、図28は軒樋吊り金具1Aの軸長穴11Aと係止長穴13Aの一番低いところに軸ピン12と係止ピン14が固定されている。
図27と図28を比較すると、図27の軒樋取り付け金具1よりも図28の軒樋取り付け金具1の方が、高い位置に取り付けられていることが示されている。
このように軒樋吊り金具1Aの軸長穴11Aと係止長穴13Aの穴の長さ方向において軸ピン12と係止ピン14を上下にスライドさせることで軒樋吊り金具1Aを移動させ、適宜の位置に固定し、軒樋の樋勾配を調整することができる。
角樋には、前端に軒樋前端3Aが、後端に軒樋後端3Bが形成されている。軒樋吊り金具1Aの軒樋用前方係止部17は、軒樋前端3A内にはまり込んで係止する形状をしており、係止突起15は軒樋後端3Bを係止できる形状をしており、相対するストッパー16は、係止突起15との間に軒樋後端3Bを差し込むことができる形状に形成されている。
市販の角樋の軒樋前端3Aや軒樋後端3Bにあわせて、軒樋吊り金具1Aの軒樋用前方係止部17と係止突起15およびストッパー16を設計しておけば、市販されている角樋を用いることができるので、一層コストダウンを図ることができる。
このように構成された軒樋取り付け金具1を、前述と同様に、鼻隠しHの角度に合わせて軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを組み合わせておき、鼻隠しHに取り付ける。
軒樋前端3Aを軒樋取り付け金具1の軒樋用前方係止部17に係止させ、軒樋後端3Bを軒樋取り付け金具1の係止突起15とストッパー16の間に差し込んで、係止突起15に係止させる。ストッパー16があるため、係止突起15から軒樋後端3Bがはずれるのを防止できる。
また、軒樋カバー2を、前述と同様に、軒樋カバー係止縁18にはめ込んで取り付ける。
また、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを組み合わせることで、鼻隠しHの角度が異なるものに対しても、軒樋をより水平に近い角度に取りつけることができる。
そのうえ、軒樋吊り金具1Aの軸穴11、係止穴13、および、固定金具1Bの軸穴11、係止穴13のいずれかを長穴にしているので、長穴の長さ方向において、軸ピン12と係止ピン14を上下にスライドさせることで軒樋吊り金具1Aを移動させ、適宜の位置に固定し、軒樋の樋勾配を調整することができるものである。
そして、この軒樋取り付け金具1に軒樋と軒樋カバー2の双方を取り付けることができ、軒樋も消費者の好みに合わせて丸樋と角樋のいずれにも適応することができるものである。
市販の丸樋や角樋に合わせて、丸樋載置部19や軒樋用前方係止部17、係止突起15、ストッパー16等の寸法や形状を設定しておけば、市販の樋を使用することができるので、一層のコストダウンを図ることができる。
簡易な形状の軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bを組み合わせたことで、低コストで作製でき、かつ上記のような多機能を備えた軒樋取り付け金具を提供するものである。
加えて、あらかじめ鼻隠しHの角度に合わせて、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとを組み合わせておき、それを鼻隠しHに順次取り付け、その後軒樋と軒樋カバー2をはめながら固定していくことで施工できるので、特別な熟練を必要とせずに施工できるという利点もある。
この第五実施例は、軒樋吊り金具1Aを軒樋固定部Eと軒樋カバー固定部Dに分割して、スライド機構を介して連結したものである。
図30は軒樋取り付け金具1の斜視図、図31は軒樋カバー固定部Dの斜視図、図32は軒樋固定部Eの斜視図、図33は固定金具1Bの斜視図、図34〜図37は軒樋取り付け金具1の説明図である。
この軒樋カバー固定部Dと軒樋固定部Eと固定金具1Bとは、板金をカットし、プレスで成型したものである。
軒樋カバー固定部Dの面部10には、軸穴11と係止穴13が設けられている。
また、軒樋固定部Eと連結させるための連結用面部10Dが、面部10から延びて形成されており、そこにスライド用係止穴13Bが設けられている。
それぞれ、後述する軒樋固定部Eの係止長穴13Aとスライド用係止長穴13Cおよび固定金具1Bの軸穴11と係止穴13に対応する位置にあけられている。
そして、軒樋固定部Eの合わせ面部10Cが重なる部分の左右縁にスライド用ガイドGを形成している。
また、丸樋載置部19に丸樋を載せたときに、丸樋の耳部を係止する丸樋係止凸部19aが形成されている。丸樋載置部19に丸樋を載せたとき、一方の耳部は後述する丸樋固定具Cで固定されるので、もう一方の耳部を、丸樋係止凸部19aにて係止するのである。それで、丸樋載置部19の、軒樋用前方係止部17が形成されている部分と反対側の端部に相対するように、合わせ面部10Cから突出させて、丸樋係止凸部19aが形成されている。
軒樋固定部Eの合わせ面部10Cには、係止長穴13Aとスライド用係止長穴13Cが設けられている。係止長穴13Aは軒樋カバー固定部Dの係止穴13と固定金具1Bの係止穴13に対応する位置に、スライド用係止長穴13Cは軒樋カバー固定部Dのスライド用係止穴13Bに対応する位置に、それぞれあけられている。
そして、それぞれの穴に係止ピン14とスライド用係止ピン14Aを差し込むと、係止長穴13Aとスライド用係止長穴13Cの長さ分だけ、軒樋固定部Eを上下にスライドさせながら移動させることができる。この実施例においては、係止ピン14としてボルトが用いられており、ナットを締めることで固定する。
このようなスライド機構を介して、軒樋カバー固定部Dと軒樋固定部Eとを連結し、軒樋吊り金具1Aとする。
しかし、図示していないが、軒樋カバー固定部Dと軒樋固定部Eとを連結するための他のスライド機構としては、軒樋カバー固定部Dに連結用面部10Dとスライド用係止穴13Bが形成されており、軒樋固定部Eに合わせ面部10Cとスライド用係止長穴13Cが形成されているものでもよい。
連結用面部10Dに合わせ面部10Cを重ね、スライド用係止穴13Bとスライド用係止長穴13Cにスライド用係止ピン14Aを通して固定することで、軒樋カバー固定部Dと軒樋固定部Eをスライド機構を介して連結させることができる。
つまり、合わせ面部10Cを図32に示したものよりも短くして、係止長穴13Aを設けず、スライド用係止長穴13Cを設けるだけにし、軒樋カバー固定部Dに形成されたスライド用係止穴13Bと、軒樋固定部Eに形成されたスライド用係止長穴13Cと、スライド用係止ピン14Aとで、スライド機構を構成することができる。
また、軒樋カバー固定部Dの係止穴13に固定金具1Bの係止穴13と軒樋固定部Eの係止長穴13Aを合わせ、係止ピン14を通して固定する。この実施例においては、係止ピン14としてボルトが用いられており、ナットを締めることで固定する。
そして、スライド用係止穴13Bとスライド用係止長穴13Cをあわせて係止ピン14を通して固定する。
こうして、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bとが組み合わせられて、軒樋取り付け金具1を形成するものである。
前述の通り、軒樋吊り金具1Aと固定金具1Bをあらかじめ組み合わせておくが、固定金具1Bの係止穴13を鼻隠しHの角度に合わせて適宜選んで、軒樋カバー固定部Dの係止穴13と軒樋固定部Eの係止長穴13Aに係止ピン14で止めることで、鼻隠しHの角度に合わせて軒樋吊り金具1Aの角度を調整しておくことができる。
この軒樋取り付け金具1を鼻隠しHに固定した後に樋勾配を調整するので、軒樋吊り金具1Aの係止長穴13Aに固定金具1Bの係止穴13をあわせて、係止ピン14で止めるとき、係止ピン14として用いられているボルトにナットをゆるめに締めておく。
軒樋吊り金具1Aのカバー後端係止用凸部18bに軒樋カバー2の後端係止部23を係止させ、カバー前端係止用凸部18aに前端係止部21を係止させることで、軒樋カバー2を軒樋カバー係止縁18にはめ込んで取り付ける。
軒樋吊り金具1Aの係止穴13と係止長穴13Aに固定金具1Bの係止穴13を適宜選んで合わせることで、図34と図36のように鉛直に取り付けられた鼻隠しHに対しても、図35のように屋根勾配に対して垂直に取り付けられた鼻隠しHに対しても軒樋をより水平に近い角度に取り付けることができる。
図34と図36に基づいて説明すると、図34は軒樋吊り金具1Aの係止長穴13Aとスライド用係止長穴13Cの一番低いところに係止ピン14とスライド用係止ピン14Aが固定されている。
これに対し、図36は軒樋吊り金具1Aの係止長穴13Aとスライド用係止長穴13Cの一番高いところに係止ピン14とスライド用係止ピン14Aが固定されている。
図34と図36を比較すると、図34の軒樋取り付け金具1よりも図36の軒樋取り付け金具1の方が、低い位置に軒樋が取り付けられていることが示されている。
このように、軒樋吊り金具1Aの係止長穴13Aとスライド用係止長穴13Cの長穴の長さ方向において、係止ピン14とスライド用係止ピン14Aを上下にスライドさせることで軒樋固定部Eを移動させ、適宜の位置に固定することで、軒樋の樋勾配を調整することができる。
鼻隠しHが屋根勾配に対して垂直に設けられている場合の軒樋の樋勾配を調整する方法も同様である。
また前述と同様に、軒樋カバー2を軒樋カバー係止縁18にはめ込んで取り付ける。
そして、軒樋固定部Eに長穴を設け、スライド機構を介して、軒樋カバー固定部Dと軒樋固定部Eとを連結したものである。
スライド機構の他の実施形態として、軒樋カバー固定部Dのスライド用係止穴13Bを長穴にして、軒樋固定部Eのスライド用係止長穴13Cを丸穴にする方法や、軒樋カバー固定部Dのスライド用係止穴13Bと、軒樋固定部Eのスライド用係止長穴13Cを両方とも長穴にする方法など、様々設計することができる。
このようなスライド機構によって軒樋固定部Eを上下に移動させることで、軒樋の樋勾配を調整することができ、このため、第一実施例が達成する作用効果を達成し、その上、樋勾配にも対応することができるものである。
1A 軒樋吊り金具
1B 固定金具
10 面部
10B 面板部
10C 合わせ面部
11 軸穴
11A 軸長穴
12 軸ピン
13 係止穴
13A 係止長穴
13B スライド用係止穴
13C スライド用係止長穴
14 係止ピン
14A スライド用係止ピン
15 係止突起
16 ストッパー
17 軒樋用前方係止部
18 軒樋カバー係止縁
18a カバー前端係止用凸部
18b カバー後端係止用凸部
18c カバー前端係止部
19 丸樋載置部
11B 固定面
2 軒樋カバー
21 前端係止部
22 カバー面
23 後端係止部
24 カバー後端立ち上がり片
3 軒樋
3A 軒樋前端
3B 軒樋後端
C 丸樋固定具
C1 丸樋固定用金具
D 軒樋カバー固定部
E 軒樋固定部
G スライド用ガイド
H 鼻隠し
K 屈曲自在帯状体
I 角樋固定具
Y 融雪用ヒーター
Claims (1)
- 軒樋吊り金具は面部と丸樋載置部とを有し、
該面部には、軸穴と係止穴が設けられており、
面部の上縁は、
水下方向に向かって斜め下方に傾斜し、水下部分で湾曲しており、
軒樋カバーを取り付けることができる軒樋カバー係止縁となっており、
丸樋載置部は面部の下に形成されており、
固定金具は、
面板部と、固定面とを有しており、
該面板部には、
軒樋吊り金具の軸穴に対応する位置に軸穴が、
軒樋吊り金具の係止穴に対応する位置に係止穴が、それぞれ設けられており、
該係止穴は複数設けられており、
前記軒樋吊り金具の軸穴と固定金具の軸穴とを合わせて、軸ピンを通し、
軒樋吊り金具の係止穴に固定金具の係止穴を合わせ、係止ピンを通し、
軒樋吊り金具と固定金具とを組み合わせて成る
軒樋取り付け金具。
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