JP2006328800A - 軒樋カバー固定具 - Google Patents

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Kazuhiro Suzuki
和浩 鈴木
Toyoo Hoshi
豊男 星
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Abstract

【課題】解決しようとする課題は、雨水の入水口から雀等が軒樋内に入り込み、巣を作ることがあるので、軒樋カバーの前方下部と軒樋の縁部分との間をさらに狭くすることができる軒樋カバー固定具を提供することが課題である。
【解決手段】軒樋カバー係止辺に工夫を凝らすことにより、課題を解決する。軒樋カバー係止辺は、水上側から水下側に向かって斜め下方に延出する上辺部と、その先端部から内側下方に延出する下辺部とを有している。この下辺部は、先端部から内側下方に傾斜させられている下辺傾斜部を形成している。このように下辺傾斜部を形成することで課題を解決するのである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、軒樋カバーを取り付けるための軒樋カバー固定具に関するものである。
従来の技術について、図20に基づいて説明する(特許文献1参照)。これは、特開2004−183474号公報に示されている軒樋取り付け金具である。鼻隠し等に軒樋取り付け金具を取り付けて、これに軒樋カバーと軒樋を取り付けるものである。
この軒樋取り付け金具の軒樋カバーKを固定している部分についていうと、略垂直の面部3に、軒樋カバーKを取り付けることができる軒樋カバー係止辺2が形成されている。
前記軒樋カバー係止辺2は水上側から水下側に向かって斜め下方に延出する上辺部21と、その先端部212から斜め内側下方に延出する下辺部22とを有している。この上辺部21は水上側から水下側に向かって斜め下方に傾斜して延出しており、先端部212において円弧を形成し、該円弧の延長線上に、下辺部22が斜め内側下方に湾曲状に延出している。
そして、上辺部21には軒樋カバー後端係止部23が、下辺部22には軒樋カバー前端係止部24がそれぞれ形成されている。
このような軒樋カバーを固定する構成が開示されており、言い換えると、略垂直の面部3に、軒樋カバーを取り付けることができる軒樋カバー係止辺2が形成されており、軒樋カバー係止辺2は、水上側から水下側に向かって斜め下方に延出する上辺部21とその先端部212から内側下方に延出する下辺部22とを有している軒樋カバー固定具の構成が開示されている。
特開2004−183474号公報(図11)
図20のように軒樋カバーの前方下部と軒樋の縁部分との間(つまり、軒樋への雨水の入水口)が広いと、雀等が軒樋N内に巣を作ることがある。
そこで、図20の軒樋取り付け金具を、軒樋カバーを固定する部分(以下軒樋カバー固定具1と称する)と軒樋を固定する部分の二部材に分け、軒樋カバーの前方下部と軒樋の縁部分との間をできるだけ狭いものにしようと工夫する例を図21より説明する。図21(イ)(ロ)(ハ)は軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを取り付ける手順を表している。
軒樋カバーKの軒樋カバー水下端部K4は、通常、軒樋N内に雨水が入りやすいように水切りを兼ねているため、下方に突出して形成されている。
そして、下辺部22と軒樋Nの縁部分との間は、少なくとも軒樋カバー水下端部K4が通過できる幅は空いていなくてはならない。
下辺部22が軒樋カバー湾曲部K2に沿う湾曲状になっていると、軒樋カバーKを軒樋カバー固定具に被せる際、下方に突出している軒樋カバー水下端部K4の最下端の軌跡は、下辺部22よりもさらに低いところに円弧状に描かれる(図21(ロ)参照)。下辺部22と軒樋Nの縁部分との間は、軒樋カバー水下端部K4が下辺部22に沿って弧を描いて移動することができる幅に設定される。つまり、図21(ロ)に破線で示した軒樋カバー水下端部K4の最下端の軌跡よりも下に、さらに遊びを見込んで設定される。
図21のように、軒樋カバーを固定する部分(軒樋カバー固定具1)と軒樋を固定する部分を別部材にして、軒樋カバーの前方下部と軒樋の縁部分との間(軒樋への雨水の入水口)をできるだけ狭いものにしようと工夫しても、軒樋カバー水下端部K4が弧を描いて移動することができる幅は必要である。
雀等が軒樋内に入り込み、巣を作ることを防ぐために、軒樋カバーの前方下部と軒樋の縁部分との間(軒樋への雨水の入水口)をさらに狭くすることができる軒樋カバー固定具を提供することが課題である。
前述の軒樋取り付け金具の軒樋カバー係止辺に工夫を凝らすことにより、課題を解決する。
軒樋カバー係止辺は、水上側から水下側に向かって斜め下方に延出する上辺部と、その先端部から内側下方に延出する下辺部とを有している。この下辺部は、先端部から内側下方に傾斜させられている下辺傾斜部を形成している。このように下辺傾斜部を形成することで課題を解決するのである。
本発明にかかる軒樋カバー固定具には、下辺傾斜部が形成されているため、軒樋カバーを軒樋カバー固定具に取り付ける際、下方に突出した軒樋カバー水下端部の最下端は、下辺傾斜部に沿って直線を描いて移動する。
このため、下辺傾斜部と軒樋の縁部分との間は、軒樋カバー水下端部の水切りの長さ分あれば軒樋カバー水下端部が通過できるので、軒樋カバー水下端部の水切りの長さに遊びを加えた分を見込んで設定すればよい。
つまり、下辺傾斜部を設けずに軒樋カバー水下端部が弧を描いて移動するように設定する場合よりも、軒樋カバー固定具の下辺部と軒樋の縁部分との間を、狭い幅にすることができる。その結果、軒樋カバーの前方下部と軒樋の縁部分との間(軒樋への雨水の入水口)をさらに狭くすることができ、雀等が軒樋N内に侵入しにくくなる。
このように、軒樋カバーの前方下部と軒樋の縁部分との間(軒樋への雨水の入水口)をさらに狭くすることができる軒樋カバー固定具を提供するするものである。
さらに本発明は、水下方向から軒樋カバーを軒樋カバー固定具に取り付けることができるという利点もある。
軒樋カバー固定具の下辺傾斜部に軒樋カバーの軒樋カバー水下端部を沿わせながら、軒樋カバー固定具の前部分に軒樋カバーの前部分をはめ込んでいく。その後、軒樋カバー後端を軒樋カバー後端係止部にはめ込むことで、水下方向から軒樋カバーを軒樋カバー固定具に取り付ける。
施工現場や作業者によっては、軒樋カバー固定具に軒樋カバーを取り付ける際、手前から取り付けたいという場合があるが、本発明はその要望にも応えることができるものである。
軒樋カバー固定具はプレスにて成型できる形状にする。
軒樋カバー固定具に軒樋吊り部を形成すれば、鼻隠し等に軒樋カバー固定具を取り付けて、これに軒樋カバーと軒樋を取り付けることができる。
また、軒樋カバー固定具に角度調整固定具を組み合わせるならば、これらの組み合わせ角度を調整することで、鼻隠しの勾配に対応することができる。
本発明第一実施例について、図1〜図5に基づいて説明する。
図1と図2は軒樋カバー固定具1の斜視図であり、図1は左側面側から見たところ、図2は右側面側から見たところである。図3は、鼻隠しHに取り付けられた軒樋カバー固定具1に、軒樋カバーKを取り付けた状態の説明図である。この軒樋カバー固定具1を取り付けた下には軒樋Nが軒樋吊り部5で鼻隠しHに取り付けられる一例を示している。ここに示す軒樋吊り部5の構成は一例にすぎず、当業者であれば状況に応じて設計変更を加えていくことができる。図4と図5は軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを被せていく様子を表す図である。
軒樋カバーKは、軒樋カバー上面K1の後端には、軒樋カバー固定具1の軒樋カバー後端係止部23に係合する軒樋カバー後端K3が形成されている。そして、軒樋カバー上面K1の水下側は円弧を描いた軒樋カバー湾曲部K2となっており、水下端は軒樋N内に雨水が入りやすいように水切りを兼ねて下方に突出形成されている軒樋カバー水下端部K4となっている。
軒樋Nは一例として示しているが、縁部分が軒樋吊り部5に取り付けられて、軒樋吊り部5を介して鼻隠しH等に固定されている。
軒樋カバー固定具1は、図1と図2に見られるように、略垂直の面部3と、面部3から略直角に延出している固定部4とを有している。
この固定部4は軒樋カバー固定具1を釘等の止着具にて鼻隠し等に取り付けるための部位である。
面部3には、軒樋カバーを取り付けることができる軒樋カバー係止辺2が形成されている。
この軒樋カバー係止辺2は、水上側から水下側にかけて斜め下方に延出する上辺部21とその先端部212から内側下方に延出する下辺部22とを有している。図3に示したように、軒樋カバーKを被せたとき、上辺部21は、水上側から先端部212にかけて軒樋カバーKの裏面に沿うよう、形成されている。下辺部22は先端部212から内側下方に傾斜させられている下辺傾斜部221が形成されている。このため、軒樋カバーKを被せたとき、図3に示したように、下辺傾斜部221と軒樋カバー湾曲部K2との間に隙間ができる。
軒樋カバー係止辺2の水上側端部には軒樋カバー後端係止部23が形成されている。
このように構成された軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを取り付ける様子を図4に基づいて説明する。
軒樋カバーKを軒樋カバー固定具1にはめる際、図4(イ)のように軒樋カバー後端K3を軒樋カバー後端係止部23に引っ掛ける。そして、軒樋カバーKを軒樋カバー固定具1にはめるために上から押すと、軒樋カバー水下端部K4は上辺部21に沿って移動し、軒樋カバー水下端部K4が軒樋カバー係止辺2の先端部212に達した(図4(ロ))後、スプリングバックの力で軒樋カバーKは元の状態に戻りながら下辺傾斜部221に沿って斜め下方に滑り(図4(ハ))軒樋カバー係止辺の下辺傾斜部221に被さる(図4(ニ))。
このとき、下辺傾斜部221が形成されているため、軒樋カバー水下端部K4は下辺傾斜部221に沿って斜め下方に滑り、軒樋カバー水下端部K4の最下端は、下辺傾斜部221に沿って直線を描いて移動する(図4(ハ)の破線参照)。このため、下辺傾斜部221と軒樋Nの縁部分との間は、軒樋カバー水下端部K4の水切りの長さ分あれば軒樋カバー水下端部K4が通過できるので、軒樋カバー水下端部K4の水切りの長さに遊びを加えた分を見込んで設定すればよい。このため、軒樋カバー水下端部K4が弧を描いて移動するように設定する場合よりも、狭い幅にすることができる。
前述したとおり、図20のように軒樋カバーの前方下部と軒樋の縁部分との間(軒樋への雨水の入水口)が広いと、雀等が軒樋N内に巣を作ることがあり、それを防ぐために軒樋カバーの前方下部と軒樋の縁部分との間はできるだけ狭くしたい。
本実施例はこの要望に応えるものであり、下辺傾斜部を設けない場合に比べ、軒樋カバーの前方下部と軒樋の縁部分との間を狭くすることができ、軒樋カバーの前方下部と軒樋の縁部分との間を8mm以下に設定することが可能である。
一例として、軒樋カバーの前方下部と軒樋の縁部分との間(軒樋への雨水の入水口)を8mmに設定すると、成熟した雀の侵入を阻みながらも雨水の流入を好適に行うことができる。
さらに本実施例は、水下側方向から軒樋カバーKを軒樋カバー固定具1に取り付けることができるという利点もある。その様子を表しているのが図5である。
図5(イ)のように、軒樋カバー固定具1の下辺傾斜部221に軒樋カバーKの軒樋カバー水下端部K4を沿わせながら(図5(ロ)参照)、はめ込んでいく。その後、図5(ハ)(ニ)のように、軒樋カバー後端K3を軒樋カバー後端係止部23にはめ込み、固定する。
施工現場や作業者によっては、軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを取り付ける際、手前から取り付けたいという場合があるが、本実施例はその要望にも応えることができるものである。
図6と図7は、第一実施例の軒樋カバー係止辺2の他の実施形態を表す図である。
前述の軒樋カバー係止辺2は面を有する形状であったが、図8と図9に示した軒樋カバー係止辺2は面を有していない。
本発明にかかる軒樋カバー固定具の軒樋カバー係止辺は、このように面を有していないものであっても良いことを示す一例である。
本発明第二実施例について、図8〜図12に基づいて説明する。
図8と図9は軒樋カバー固定具1の斜視図であり、図8は左側面側から見たところ、図9は右側面側から見たところである。図10は、軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを取り付けた状態の説明図である。この軒樋カバー固定具1を取り付けた下には軒樋Nが軒樋吊り部5で鼻隠しHに取り付けられる一例を示している。ここに示す軒樋吊り部5の構成は一例にすぎず、当業者であれば状況に応じて設計変更を加えていくことができる。図11と図12は軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを被せていく様子を表す図である。
図8、図9、図10に見られるように、この第二実施例の軒樋カバー固定具1は、第一実施例の軒樋カバー固定具1の下辺傾斜部221を、下辺くぼみ部222としたものであり、その他の構成は第一実施例と同じである。
第一実施例の軒樋カバー係止辺2の下辺部22は、先端部212から内側下方に傾斜している下辺傾斜部221であったが、第二実施例の下辺部22は、先端部212から内側下方に傾斜しながらも凹状に形成されている下辺くぼみ部222となっている。
このように構成された軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを取り付ける様子を図11に基づいて説明する。
軒樋カバーKを軒樋カバー固定具1にはめる際、図11(イ)のように軒樋カバー後端K3を軒樋カバー後端係止部23に引っ掛ける。そして、軒樋カバーKを軒樋カバー固定具1にはめるために上から押すと、軒樋カバー水下端部K4は上辺部21に沿って移動し、軒樋カバー水下端部K4が軒樋カバー係止辺2の先端部212に達した(図11(ロ))後、スプリングバックの力で軒樋カバーKは元の状態に戻りながら下辺くぼみ部222に沿って斜め下方に滑り(図11(ハ))軒樋カバー係止辺の下辺くぼみ部222に被さる(図11(ニ))。
このように構成された第二実施例は、第一実施例に記載した効果を達成する。さらに、本実施例は、第一実施例の下辺傾斜部221を下辺くぼみ部222にしたため、水下方向から軒樋カバーKを軒樋カバー固定具1に取り付ける際、一層作業がしやすいという効果がある。
その様子を図12から説明する。
図12(イ)のように、軒樋カバー固定具1の下辺くぼみ部222に軒樋カバーKの軒樋カバー水下端部K4を沿わせて移動させ、図12(ロ)のように軒樋カバー水下端部K4が下辺くぼみ部222の中央辺りに来たとき、矢印方向へ軒樋カバーKを押し、そのまま軒樋カバーKを軒樋カバー固定具1に押しつけることで、図12(ハ)のように軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを取り付ける。
図12(ロ)に見られるように、軒樋カバー水下端部K4が下辺くぼみ部222の中央辺りに来たとき、軒樋カバー後端K3は下辺くぼみ部222がくぼんでいる分だけ水上側に位置する。このため、矢印方向へ軒樋カバーKを押すことで、軒樋カバー後端K3が軒樋カバー後端係止部23にはまりやすくなる。それで、水下方向から軒樋カバーKを軒樋カバー固定具1に取り付ける際、一層作業がしやすいという効果がある。
本発明第三実施例について、図13〜図19に基づいて説明する。
この実施例は、軒樋カバー固定具1に軒樋吊り部5を形成して軒樋カバーKと軒樋Nとを取り付けることができるようにし、また、軒樋カバー固定具1に角度調整固定具6を組み合わせて、鼻隠しの勾配に対応することができるようにした一実施例である。ここに示す軒樋吊り部5及び角度調整固定具6の構成は一例にすぎず、当業者であれば状況に応じて設計変更を加えていくことができる。
図13は軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKと軒樋Nとを取り付けた状態の説明図、図14は軒樋カバー固定具1の分解斜視図、図15と図16は軒樋カバー固定具1の斜視図であり、図15は右側面側から見たところ、図16は左側面側から見たところである。図17は、軒樋カバー固定具1の説明図で、図18と図19は軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを被せていく様子を表す図である。
本実施例の軒樋カバー固定具1の軒樋カバー係止辺2の構成について説明する。
この軒樋カバー係止辺2は、第一実施例の上辺部21の湾曲している部分を先端部212にかけて、さらに下方に傾斜させて、上辺傾斜部211を形成したものである。他は、第一実施例の軒樋カバー係止辺2と同じ構成で、先端部212から斜め内側下方に傾斜している下辺傾斜部221と水上側端部には軒樋カバー後端係止部23が形成されている。
その軒樋カバー固定具1の下部に軒樋吊り部5を形成することで、軒樋Nを取り付けることができるようにしたもので、軒樋固定部材51が回動自在に取り付けられている(図17参照)。
図13に見られるように、軒樋吊り部5に軒樋Nを吊り、軒樋固定部材51を回動させて、軒樋固定部材51で軒樋Nの縁部分を固定する。このようにして軒樋Nを取り付ける。
また、鼻隠しの勾配に対応することができるように、軒樋カバー固定具1に角度調整固定具6を組み合わせている。この点について図14、図16から説明する。
角度調整固定具6の面板部61は略扇形をしており、鼻隠しHに止めるための固定部4が面板部61から略直角に延出して形成されている。
面板部61には係止長穴62と軸穴Jとが設けられている。係止長穴62は、鼻隠しの勾配に合わせて軒樋カバー固定具1の角度を調整できるように、弧を描くように設けられている。
軒樋カバー固定具1の面部3には係止穴31と軸穴Jとが設けられていて、軒樋カバー固定具1に角度調整固定具6を組み合わせた時に、軒樋カバー固定具1の係止穴31に角度調整固定具6の係止長穴62が、軒樋カバー固定具1の軸穴Jに角度調整固定具6の軸穴Jがそれぞれ対応する位置に設けられている。
このように構成された軒樋カバー固定具1の軸穴Jと角度調整固定具6の軸穴Jとを合わせて、軸ピンJ1を通して組み合わせる。この実施例においては、軸ピンJ1としてリベットが用いられており、リベットをかしめることで回動自在に組み合わせる。リベットの代わりにボルトを用い、ナットを締めることで回動自在に組み合わせてもよい。
そして、軒樋カバー固定具1の係止穴31に角度調整固定具6の係止長穴62を合わせ、係止ピンJ2を通して固定する。この実施例においては、係止ピンJ2としてボルトが用いられており、ナットを締めることで固定する。こうして、軒樋カバー固定具1と角度調整固定具6とが組み合わせられる。
これを鼻隠しHに固定するが、角度調整固定具6の固定部4を鼻隠しHに止着具等で固定する。その後、前述の通り、軒樋Nの縁部分を軒樋吊り部5に引っ掛け、軒樋固定部材51を回動させて、軒樋固定部材51で軒樋Nの縁部分を固定することで、軒樋Nを軒樋カバー固定具1に取り付ける。
このように構成された第三実施例は、第一実施例に記載した効果を達成する。さらに、上辺傾斜部211を設けるタイプの実施例であるため、次のような効果もある。その点について図18から説明する。
軒樋カバーKを軒樋カバー固定具1にはめる際、図18(イ)のように軒樋カバー後端K3を軒樋カバー後端係止部23に引っ掛ける。そして、軒樋カバーKを軒樋カバー固定具1にはめるために上から押すと、軒樋カバー水下端部K4は上辺傾斜部211に沿って斜め下方に滑り(図18(ロ))、軒樋カバー水下端部K4が軒樋カバー係止辺2の先端部212に達した(図18(ハ))後、スプリングバックの力で軒樋カバーKは元の状態に戻りながら、軒樋カバー水下端部K4が軒樋カバー係止辺の下辺傾斜部221を滑り(図18(ニ))、軒樋カバー固定具1に被さる(図18(ホ))。
このように、上辺傾斜部211が形成されているため、軒樋カバーKを上から押すことで、軒樋カバー水下端部K4は上辺傾斜部211に沿って斜め下方に滑りながら軒樋カバー湾曲部K2は徐々に大きく開き、軒樋カバー水下端部K4が先端部212に達した後、スプリングバックの力で軒樋カバーは元の状態に戻りながら軒樋カバー係止辺の下辺部22に被さる。
要望により、軒樋カバー前方に形成されている軒樋カバー湾曲部K2を意匠上小さい湾曲にしたい場合、該湾曲部は、湾曲部が大きく形成されたものよりも開きにくくなる。また、剛性がより高い材質の軒樋カバーを用いた場合も、該湾曲部は、剛性がより低い材質の軒樋カバーよりも開きにくくなる。
要望により軒樋カバー湾曲部K2を小さい湾曲にし、上辺傾斜部211を設けない場合、軒樋カバーKを軒樋取り付け金具にはめる際、軒樋カバー後端K3を軒樋カバー後端係止部23に引っ掛けてから、軒樋カバー水下端部K4を軒樋取り付け金具の前方にはめるとき、単に上から押すと、軒樋カバー前方に形成されている軒樋カバー湾曲部K2が小さい湾曲であるため、開きにくく、水上方向に曲がってしまうことがある。
そこで軒樋カバー水下端部K4をつかんで手前に引っ張って軒樋カバー湾曲部K2を開いた状態にしながら軒樋カバー固定具1にはめる。
しかし、軒樋カバー湾曲部K2がより小さい湾曲であると、軒樋カバー水下端部K4を引っ張るために、より力が必要である。また、手で引っ張るため、作業中に指を挟んでしまうこともある。その上、軒樋カバーKの長さは長いため、一人で施工することは大変な作業となってしまう。
加えて、軒樋カバー水下端部K4を引っ張る際に軒樋カバーKを変形させてしまう可能性もある。
これに対し、第三実施例は、前述の通り、上辺傾斜部211が形成されているため、軒樋カバーKを上から押すことで、軒樋カバー水下端部K4は上辺傾斜部211に沿って斜め下方に滑りながら軒樋カバー湾曲部K2は徐々に大きく開き、軒樋カバー水下端部K4が先端部212に達した後、スプリングバックの力で軒樋カバーは元の状態に戻りながら軒樋カバー係止辺の下辺部22に被さる。
このため、軒樋カバー湾曲部K2をより小さい湾曲にした場合や、剛性がより高い材質の軒樋カバーを用いた場合でも、軒樋カバーを軒樋カバー固定具にはめる作業をより容易に行なえるものである。
また、第一実施例同様、水下側方向から軒樋カバーKを軒樋カバー固定具1に取り付けることができるという利点もある。その様子を表しているのが図19である。
図19(イ)のように、軒樋カバー固定具1の下辺傾斜部221に軒樋カバーKの軒樋カバー水下端部K4を沿わせながら、図19(ロ)のようにはめ込んでいく。その後、図19(ハ)(ニ)のように、軒樋カバー後端K3を軒樋カバー後端係止部23にはめ込み、図19(ホ)のように固定することができる。
施工現場や作業者によっては、軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを取り付ける際、手前から取り付けたいという場合があるが、本実施例もその要望にも応えることができるものである。
本発明第一実施例の軒樋カバー固定具1の斜視図である。 本発明第一実施例の軒樋カバー固定具1の斜視図である。 本発明第一実施例の軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを取り付けた状態の説明図である。 本発明第一実施例の軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを被せていく様子を表す図である。 本発明第一実施例の軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを被せていく様子を表す図である。 本発明第一実施例の軒樋カバー係止辺2の他の実施形態を表す図である。 本発明第一実施例の軒樋カバー係止辺2の他の実施形態を表す図である。 本発明第二実施例の軒樋カバー固定具1の斜視図である。 本発明第二実施例の軒樋カバー固定具1の斜視図である。 本発明第二実施例の軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを取り付けた状態の説明図である。 本発明第二実施例の軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを被せていく様子を表す図である。 本発明第二実施例の軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを被せていく様子を表す図である。 本発明第三実施例の軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKと軒樋Nとを取り付けた状態の説明図である。 本発明第三実施例の軒樋カバー固定具1の分解斜視図である。 本発明第三実施例の軒樋カバー固定具1の斜視図である。 本発明第三実施例の軒樋カバー固定具1の斜視図である。 本発明第三実施例の軒樋カバー固定具1の説明図である。 本発明第三実施例の軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを被せていく様子を表す図である。 本発明第三実施例の軒樋カバー固定具1に軒樋カバーKを被せていく様子を表す図である。 従来の技術を表す図である。 従来の技術の説明図である。
符号の説明
1 軒樋カバー固定具
2 軒樋カバー係止辺
21 上辺部
211 上辺傾斜部
212 先端部
22 下辺部
221 下辺傾斜部
222 下辺くぼみ部
23 軒樋カバー後端係止部
24 軒樋カバー前端係止部
3 面部
31 係止穴
4 固定部
5 軒樋吊り部
51 軒樋固定部材
6 角度調整固定具
61 面板部
62 係止長穴
K 軒樋カバー
K1 軒樋カバー上面
K2 軒樋カバー湾曲部
K3 軒樋カバー後端
K4 軒樋カバー水下端部
H 鼻隠し
J 軸穴
J1 軸ピン
J2 係止ピン
N 軒樋

Claims (1)

  1. 略垂直の面部に、軒樋カバーを取り付けることができる軒樋カバー係止辺が形成されており、
    前記軒樋カバー係止辺は、
    水上側から水下側に向かって斜め下方に延出する上辺部と
    その先端部から内側下方に延出する下辺部とを有している
    軒樋カバー固定具において、
    前記下辺部は、先端部から内側下方に傾斜させられている下辺傾斜部を形成していることを特徴とする
    軒樋カバー固定具。
JP2005153789A 2005-05-26 2005-05-26 軒樋カバー固定具 Pending JP2006328800A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010144367A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Roof System Co Ltd 軒樋カバー固定具

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