JP4221668B2 - 研削盤に於ける研削砥石の径測定に関連する方法並びに、該方法を実施するための研削盤、及び、該研削盤に使用されるレーザ光位置確認具 - Google Patents
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Description
したがって測定された砥石径が正確でなければ、研削中の研削砥石の前後移動距離が不正確となり、研削砥石で研削されるワーク(カム、ピン)の形状に誤差が生じるのである。
このような技術では、砥石検出装置から発出されるレーザー光の位置が正確に特定されていないと、研削砥石の径を正確に測定することができないのである。
即ち、請求項1、2又は3に記載のものによれば、大径基準円盤及び小径基準円盤を着脱する作業と、各部を作動させるための手指による作動指令付与操作とを除けば、専ら機械的にそれぞれのレーザ光の位置を特定することが可能となるのであり、また大径基準円盤及び小径基準円盤のそれぞれを砥石回転軸に固定して回転させた状態の下で、これら基準円盤を介して、それぞれのレーザ光の位置が特定されるので、研削作業中の回転中の研削砥石に対するそれぞれのレーザ光の位置が正確に確認されるものとなるのであり、したがって研削砥石の径が省力的に且つ正確に確認され、ひいては能率的で高精度な研削を行わせることができるのである。
図1は本発明に係るコンピュータ研削盤の平面図、図2は上記研削盤のm1−m1部を示す図、図3は上記研削盤のレーザ光式砥石検出装置などを示す平面図、図4は上記研削盤の砥石回転軸にレーザ光位置確認具を固定した状態を示す平面図、図5は上記研削盤の砥石回転軸にレーザ光位置確認具を固定した状態を示す断面図、図6は上記レーザ光式砥石検出装置とレーザ光位置確認具との関係を示す平面図、図7は上記レーザ光式砥石検出装置とレーザ光位置確認具との関係を示す側面図、図8は上記レーザ光とレーザ光位置確認具との関係をxy座標上に表示した図、図9は上記レーザ光と研削砥石との関係をxy座標上に表示した図である。
主軸台センタ8aと心押センタ10との間にワークとしての多連カムwを固定させ、研削砥石14を回転作動させた状態の下で砥石送り軸による研削砥石14のx軸方向送りと主軸8の回転送りをコンピュータ数値制御手段19により同期制御させる。これにより、多連カムwは主軸8と同体状に回転送りされ、研削砥石14は回転状態の下で初期位置から前方f1へ進出されx軸方向へ送り変位されて多連カムwの1つのカムに当接してこれを研削する。
コンピュータ数値制御手段19は該1つのカムの研削終了後、砥石台3を後方f2へ退避させ、次に必要に応じて図示しないテーブル送り用サーボモータを作動させる。この後、研削砥石14はz軸方向へ送り移動され、別の一つのカムの研削を実施する。
先ず図4に示すように砥石回転軸13にレーザ光位置確認具22を固定する。
該レーザ光位置確認具22は、図5に示すように、砥石回転軸13の研削砥石固定個所(テーパ雄面部13a)に外嵌固定されるハブ部材23を備えると共に、該ハブ部材23の半径面にボルトを介して固定され形状中心が砥石回転軸13の回転中心線13bに合致され外周面24aが回転中心線13bを中心とする円筒面となされた大径基準円盤24と、ハブ部材23の半径面にボルトを介して固定され形状中心が砥石回転軸13の回転中心線13bに合致され外周面25aが回転中心線13bを中心とする円筒面となされた小径基準円盤25とを回転中心線13b方向へ並設してなるものである。
即ち、レーザ光位置確認具22の回転中、ワークテーブル2をz軸方向へ移動させ、図6に示すように、レーザ光式砥石検出装置17A、17Bの検出領域kとレーザ光位置確認具22とのz軸方向位置を合致させる。次にレーザ光位置確認具22をx軸方向上の初期位置からx軸方向の前側f1へ送り移動させる。この移動中、図7に示すように、大径基準円盤24の周縁が上側のレーザ光式砥石検出装置17Aのレーザ光BL1の位置、即ち符号j1で示す位置に達したとき、上側のレーザ光式砥石検出装置17Aの投光器18aから発出されたレーザ光BL1を大径基準円盤24の周縁が遮断し、受光器18bによるレーザ光BL1の検出が行われなくなり、これによりレーザ光式砥石検出装置17Aは大径基準円盤24がレーザ光式砥石検出装置17Aのレーザ光BL1の位置に達したことを検出する。これにより、図8に示すように該検出時点の大径基準円盤24の回転中心O1を原点としたxy座標が第1演算装置20により設定される。
次に作業者はハブ部材23の環状張出部23dの外周面g1の雄ネジ部からナット体29を取り外し、代わりに環状支持部材27の環状張出部27cの内周面g3の雌ネジに図示しない円筒形雄ネジ抜き出し部材を螺入し、該円筒形雄ネジ抜き出し部材の先端をハブ部材23の環状半径面部h10に押し当て、大径基準円盤24の固定された状態の環状支持部材27をハブ部材23から抜き出す。
ここで、上側のレーザ光式砥石検出装置17Aのレーザ光BL1の位置のxy座標に於ける座標値を(x1、y1)とし、また下側のレーザ光式砥石検出装置17Bのレーザ光BL2の位置の座標値を(x1+a、y1+b)とすると、座標値x1、y1や座標上の数値a、bは次のような数式で算出される。
座標値x1は次の数式1により算出される。
x1=(R2−r2+E2)/2・E ・・・・数式1
また座標値y1は次の数式2により算出される。
y1=−(R2−x12)1/2 ・・・・数式2
また数値aは次の数式3により算出される。
a=a1−a2・x1 ・・・・数式3
a1=(2・e2・E−e12+e22)/2・(E−e1+e2)
a2=(e2−e1)/(E−e1+e2)
である。
b=(R2−x12)1/2
−(R2−(x1+a−e1)2)1/2 ・・・・数式4
以上により、図8中のxy座標上での各レーザ光BL1、BL2の位置が特定されるのであり、この後はナット体30を取り外して環状張出部23dの内周面g2の雌ネジに円筒形雄ネジ抜き出し部材を螺入しこれの先端を砥石回転軸13の環状半径面部に押し当てるなどしてハブ部材23を砥石回転軸13から取り外し、代わりに研削用の研削砥石14を固定する。
研削作業中におけるコンピュータ数値制御手段19の自動的な作動指令により、或いは数値制御手段19への手操作による測定開始指令により、次のような測定作動が自動的に行われる。
Rt=(x32+y12) ・・・・数式5
但し、x3=((a−e3)2+2・b・y1+b2)/2・(e3−a)
14 研削砥石
20 演算手段(第1演算手段)
23 ハブ部材
24 大径基準円盤
25 小径基準円盤
BL1 レーザ光
BL2 レーザ光
O3 研削砥石の回転中心
Rt 研削砥石の径
Claims (4)
- 研削砥石の径を特定するために砥石送り軸の送り方向上の異なる2つの特定位置のそれぞれにレーザ光を発出するものとなされた研削盤において前記レーザ光の位置を確認する際、前記研削砥石の回転中心をなす砥石回転軸に固定される大径基準円盤と小径基準円盤とを形成し、前記大径基準円盤がそれぞれの前記レーザ光を遮断するときの該大径基準円盤の前記送り方向上の座標値と、前記小径基準円盤がそれぞれの前記レーザ光を遮断するときの該小径基準円盤の前記送り方向上の座標値とを特定し、これら座標値に基づいて前記レーザ光のそれぞれの位置を算出するように実施することを特徴とする研削盤に於けるレーザ光位置確認方法。
- 研削砥石の径を特定するために砥石送り軸の送り方向上の異なる2つの特定位置のそれぞれにレーザ光を発出するものとなされた研削盤において前記レーザ光の位置を確認する際、前記研削砥石の回転中心をなす砥石回転軸に固定される大径基準円盤と小径基準円盤とを形成し、前記大径基準円盤がそれぞれの前記レーザ光を遮断するときの該大径基準円盤の回転中心の前記送り方向上の座標値と、前記小径基準円盤がそれぞれの前記レーザ光を遮断するときの該小径基準円盤の回転中心の前記送り方向上の座標値とを特定し、これら座標値に基づいて前記レーザ光のそれぞれの位置を算出し、次に前記砥石回転軸に研削砥石を固定し、該研削砥石が前記レーザ光のそれぞれを遮断するときの該研削砥石の回転中心の前記送り方向上の座標値と、前記レーザ光の位置とに基づいて該研削砥石の径を算出するように実施することを特徴とする研削盤に於ける研削砥石の径測定方法。
- 砥石送り軸の送り方向上の異なる2つの特定位置のそれぞれに研削砥石の径を測定するためのレーザ光を発出する砥石検出装置を具備した研削盤において、前記研削砥石の回転中心をなす砥石回転軸に固定されるところの、大径基準円盤と小径基準円盤とを付属させると共に、前記砥石回転軸に固定された前記大径基準円盤がそれぞれの前記レーザ光を遮断するときの該大径基準円盤の回転中心の前記送り方向上の座標値と、前記砥石回転軸に固定された小径基準円盤がそれぞれの前記レーザ光を遮断するときの該小径基準円盤の回転中心の前記送り方向上の座標値とを砥石検出装置の検出情報に基づいて特定すると共にこれら座標値に基づいて前記レーザ光のそれぞれの位置を算出するように作動する演算手段を設けたことを特徴とする研削盤。
- 研削砥石の径を特定するために砥石送り軸の送り方向上の異なる2つの特定位置のそれぞれにレーザ光を発出するものとなされた研削盤において前記レーザ光のそれぞれの位置を特定するときに使用されるものであって、前記研削砥石の回転中心をなす砥石回転軸に固定されるハブ部材を備え、該ハブ部材に大径基準円盤と小径基準円盤とを固設し、この際、前記ハブ部材が前記砥石回転軸に固定された状態の下で、前記大径基準円盤のみが取外しが可能となされていることを特徴とする研削盤用レーザ光位置確認具。
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