JP4220137B2 - 携帯電話機、携帯電話機故障判定方法及び故障判定装置 - Google Patents

携帯電話機、携帯電話機故障判定方法及び故障判定装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機及び携帯電話機故障判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機が故障したとき、その携帯電話機が故障しているか否かの故障判定方法としては、故障申告者からのその故障状況を聞き、該当する状況を再現させることにより故障判定を行う方法によって故障を判定するか、又は、携帯電話機の無線部測定用の無線部測定器及び無線部測定を行うために携帯電話機無線部の制御を行う携帯電話機制御器を、別々、又は一体化した測定装置により、携帯電話機の無線部の各種静特性の測定を行い、その結果から故障判定を行う方法によって故障を判定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のものは、申告者が故障と判定するに至った状況を示す携帯電話機の通信履歴情報がないため、無線通信特有の環境の違いにより、申告者の故障状況の再現ができないという問題があった。また、再現できたとしても、その再現に時間を要するという問題点があった。
【0004】
本発明は、このような問題に鑑みなされたものであり、無線部測定器を用いることなく、携帯電話機に格納された申告者が故障と判定するに至った状況を示す通信履歴情報から故障判定を行うことにより、故障申告者の申告内容に基づいて、故障判定を即座に行うことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
【0011】
請求項に記載の発明は、メモリ部と外部インタフェース部とを有する携帯電話機において、前記メモリ部には、通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納し、前記インタフェース部は、前記メモリ部に格納された各履歴を、該インタフェース部に接続された外部端末に出力し、前記正常通信履歴は、下り無線チャネルの受信レベル及び送信電力値を含み、前記発着信失敗履歴は、発着信失敗理由及び下り無線チャネルの受信レベルを含み、前記通信中断履歴は、通信中断理由、下り無線チャネルの受信レベル、及び下り無線チャネルの品質を含み、前記発着信失敗理由は発呼要求信号応答待ちタイムアウトを含み、前記通信中断理由は同期異常を含むことを特徴とする。
【0012】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の携帯電話機において、前記各履歴は無線基地局識別用のコードを含むようにする。
【0016】
請求項に記載された発明は、請求項1又は2に記載の携帯電話機に外部端末を接続し、接続された外部端末は、前記携帯電話機のメモリ部に格納された通信履歴情報を読出し、接続した携帯電話機の故障判定を行う携帯電話機故障判定方法である。
【0017】
請求項に記載された発明は、請求項記載の携帯電話機故障判定方法において、受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行うことを特徴とする。
【0018】
請求項に記載された発明は、請求項記載の携帯電話機故障判定方法において、前記外部端末は、該外部端末に格納された故障を判定する判定パラメータと前記携帯電話機のメモリ部に格納された通信履歴情報との比較を行うことにより、故障判定を行うことを特徴とする。
【0019】
請求項に記載された発明は、請求項ないしいずれか一項記載の携帯電話機故障判定方法において、故障判定時において、通信が正常に行えなかった状況が一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局においても発生したか否かを判定し、一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局においても発生した場合にのみ、携帯電話機は故障していると判定することを特徴とする。これにより、無線基地局の故障であるにもかかわらず携帯電話機の故障であると判定することを防止できる。
【0020】
請求項7に記載の発明は、通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納した携帯電話機に接続された故障判定装置が、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出し、各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行う携帯電話機故障判定方法であって、前記通信中断履歴は通信中断の理由を含み、前記故障判定装置は、該理由として同期異常を有する履歴における下り無線チャネルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以上であり、かつ、該下り無線チャネルの品質の平均が所定の判定パラメータ値以上である場合に前記携帯電話機の受信同期故障と判定することを特徴とする携帯電話機故障判定方法である。
本発明により、受信レベルが高いにもかかわらず同期異常が発生しているので故障の可能性があると判断でき、更に、受信品質が良いにもかかわらず同期異常が発生しているので携帯電話機に受信同期故障があると判断できる。
請求項8に記載の発明は、通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納した携帯電話機に接続された故障判定装置が、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出し、各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行う携帯電話機故障判定方法であって、前記故障判定装置は、前記通信中断履歴における通信中断時の下り無線チャネルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以下である場合に当該通信中断時の送信電力値の平均が所定の判定パラメータ値以下であり、かつ、前記正常通信履歴における待ち受け中の下り無線チャネルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以下である場合に前記携帯電話機の受信感度故障と判定することを特徴とする携帯電話機故障判定方法である。
本発明によれば、送信電力値が判定値以下ということにより携帯電話機が基地局から近いところにあると判断できるにもかかわらず、受信レベルが低い場合には異常の可能性があると判断でき、更に、正常状態で受信レベルが低い場合には受信感度故障があると判定できる。
請求項9に記載の発明は、通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納した携帯電話機に接続された故障判定装置が、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出し、各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行う携帯電話機故障判定方法であって、前記発着信失敗履歴は発着信失敗の理由を含み、前記故障判定装置は、該発着信失敗履歴の中で待ち受け時の下り無線チャネルの受信レベルが所定の判定パラメータ値以上である履歴のうち、該理由として発呼要求信号の応答待ちタイムアウトを有する履歴の件数が所定の判定パラメータ値以上であり、かつ、発着信失敗が発生した無線基地局における正常通信時の送信電力値の平均が所定の判定パラメータ値以上ある場合に前記携帯電話機の送信電力故障と判定することを特徴とする携帯電話機故障判定方法である。
本発明によれば、受信レベルが所定の値以上であるにもかかわらず、応答待ちタイムアウトが生じるのは送信電力に異常がある可能性があると判断でき、更に、正常時の送信電力値が判定値以上である場合には、送信電力が適正に制御されていないことを意味するので、送信電力系に異常があると判定できる。
【0021】
請求項10に記載の発明は、請求項7ないし9いずれか一項記載の携帯電話機故障判定方法において、前記各履歴の件数に応じて受信同期、受信感度及び送信電力のうちのどの故障判定を行うかを決定することを特徴とする。
【0023】
請求項11に記載の発明は、請求項ないし10いずれか一項記載の携帯電話機故障判定方法において、故障判定時において、通信が正常に行えなかった状況が一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局においても発生したか否かを判定し、一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局においても発生した場合にのみ、携帯電話機は故障であると判定することを特徴とする。
【0030】
請求項1216の発明は上記故障判定に用いるのに適した故障判定装置の発明であり、請求項1721の発明は、当該故障判定装置の処理を実行させるのに適したプログラムを記録した記録媒体の発明である。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
【0032】
図1は、本発明における携帯電話機及び外部端末の構成例を示す図である。
【0033】
図1に示す構成のものは、携帯電話機10と該携帯電話機10に接続される外部端末(パソコン)30から構成されている。
【0034】
また、携帯電話機10は、アンテナ11、高周波送受信部(RF部)12、変復調部13、信号処理部14、制御部15、外部インタフェース部(外部I/F)16、スピーカ(SP)17、マイク(MIC)18、表示部19、操作部20及びメモリ21から構成されている。
【0035】
また、外部端末30は、外部インタフェース(外部I/F)31、CPU(Central Processing Unit :中央処理装置)32、表示部33、キーボード34、メモリ35、ハードディスク36及びCD−ROMドライブ37から構成されている。
【0036】
携帯電話機10に設けられたメモリ21には、通信履歴情報を格納する。
【0037】
通信履歴情報には、通信が正常に行えた場合における無線基地局からの報知情報及び電波の状態を示す情報を含み、通信が正常に行えなかった場合における通信が正常に行えなかった理由、無線基地局からの報知情報及び電波の状態を示す情報を含み、更に、通信日時及び携帯電話機の動作状況を含む。
【0038】
また、携帯電話機の動作状況には、通信が正常に行えなかった場合の携帯電話機が位置登録、発呼、着呼、又は通信中のどの動作において正常に行えなかったかの情報を含む。
【0039】
また、携帯電話機10の外部インタフェース16は、メモリ21に格納された通信履歴情報を外部に接続された外部端末から読み出すために必要なインタフェースである。
【0040】
また、外部端末30は、外部端末の外部インタフェース部31と携帯電話機10の外部インタフェース部16を介して、通信履歴情報を取得する。外部端末30のメモリ35には、取得した通信履歴情報と比較して、故障判定を行うために必要な判定パラメータを有している。
【0041】
外部端末30は、外部端末に格納された故障を判定する判定パラメータと携帯電話機10のメモリに格納された通信履歴情報との比較を行うことにより、故障判定を行う。
【0042】
図2は、携帯電話機10に記憶される通信履歴情報及びその用途を示す図である。図2を参照して携帯電話機10に格納される通信履歴情報についてより詳細に説明する。
【0043】
同図に示すように、携帯電話機10には通信履歴情報として、正常通信履歴、発着信等失敗履歴及び通信中断履歴が格納される。これらの履歴は、後述するような状況(図3〜5)に応じてメモリ21内に各履歴毎に整理されて格納される。例えば、メモリ21におけるエリアAには正常通信履歴が格納され、エリアBには発着信等失敗履歴が格納され、エリアCには通信中断履歴が格納される、といったように整理されて格納される。
【0044】
正常通信履歴は最大19件、発着信等失敗履歴は最大15件、通信中断履歴は最大30件格納され、各履歴の1件毎の格納項目は図2の“格納項目”に示す通りである。なお、正常通信履歴は発生の度に格納するのではなく、一定間隔を置いて格納するようにしている。発着信等失敗履歴、通信中断履歴における失敗理由は、特定のカウンターやタイマーの値により判断する。
【0045】
本実施の形態では、受信系の判定を目的とする受信同期判定及び受信感度判定と、送信系の判定を目的とする送信電力判定を行う。
【0046】
受信同期判定ではフレーム同期はずれの発生状況から受信同期の異常による受信系の異常を判定し、受信感度判定では圏外の発生状況、待ち受け/通信時の下りレベル検出状況から受信系の異常を判定する。送信電力判定ではパワー制御の状況から送信電力系の異常を判定する。図2に示す各履歴における格納項目がどの判定に使用されるかは図2の“故障判定項目”に示す通りである。各格納項目を使用してどのようにして故障判定を行うかについては図7〜9を用いて後述する。
【0047】
図3は、発呼による通信が正常に行われた場合の通信履歴情報(正常通信履歴)の格納例のフロー図である。
【0048】
携帯電話機10は、無線基地局からの報知情報を受信して(S1)、待受け状態(S2)となる。このときの報知情報、報知情報を受信した受信レベルをメモリ21に記憶する(S3)。これで、発呼時の受信レベルがメモリ21に記憶された。すなわち、図2に示す通信開始直前の無線基地局識別コードと下り共通無線チャネルレベルが記憶される。
【0049】
次いで、携帯電話機10は、発呼要求信号を送信する(S4)。その後、発呼要求信号に対する応答等を経て、通信中の状態となる(S5)。
【0050】
携帯電話機10は、正常な通信状態において、通信中の受信レベル、品質、送信電力制御後の送信電力値を記憶する(S6)。より詳細には、図2に示す通信開始直後の下り個別無線チャネルレベル、通信開始直後の下り個別無線チャネル品質、通信開始時の初期送信電力値および通信開始直後の送信電力値を記憶する。その後、通信は終了する(S7)。
【0051】
図4は、発呼時における失敗により通信が正常に行われなかった場合の通信履歴情報(発着信等失敗履歴)格納例のフロー図である。
【0052】
携帯電話機10は、無線基地局からの報知情報を受信して(S11)、待受け状態(S12)となる。このときの報知情報、報知情報を受信した受信レベルをメモリ21に記憶する(S13)。すなわち、無線基地局識別コード、下り共通無線チャネルレベルを記憶する。
【0053】
次いで、携帯電話機10は、発呼要求信号を送信する(S14)。この場合、無線基地局で、携帯電話機10からの発呼要求信号が受信でき無かったとする(S15)。
【0054】
携帯電話機10は、発呼要求信号を送信してから発呼要求応答信号待ちタイマーをスタートさせる(S16)。
【0055】
その後、発呼要求応答がないので(S18)、携帯電話機10は、発呼要求応答を受信することができない(S17)。そして、発呼要求応答信号待ちタイマーが切れる(S19)。
【0056】
携帯電話機10は、発呼が失敗したと判定した場合、失敗理由として「発呼応答信号待ちタイムアウト」をメモリ21に記憶する(S20)。また、初期送信電力値を記憶する。
【0057】
図5は、通信中の同期外れによる通信中断が発生したために通信が正常に行われなかった場合の通信履歴情報(通信中断履歴)格納例のフロー図である。
【0058】
携帯電話機10と無線基地局は、通信中状態となっており(S21)、無線基地局から、下り無線チャネルで通信信号を送信している(S22)。
【0059】
一方、携帯電話機10は、下り無線チャネルの同期外れを検出され(S23)、下り無線チャネルの通信信号を受信することができない。
【0060】
携帯電話機10は、下り無線チャネルの同期外れ検出時に、再同期待ちのタイマーをスタートさせる(S23)が、そのタイマーがタイムアウトすると(S25)、待受け又は圏外状態となる(S26)。
【0061】
携帯電話機10は、通信を断とした時の報知情報、受信レベル、品質、送信電力制御状態の送信電力値、及び通信断の理由、この場合では、失敗理由として、同期異常の情報である「再同期待ちタイムアウト」の情報をメモリ21に記憶する(S27)。すなわち、図2に示すような、失敗時の無線基地局識別コード、通信開始直後の送信電力値、通信中断時の送信電力値、下り個別無線チャネルレベル、下り個別無線チャネル品質等を記憶する。
【0062】
図6は、外部端末で故障判定を行う際の全体のフロー図である。
【0063】
まず、携帯電話機10から正常呼通信履歴、発着信等失敗履歴、通信中断履歴を順次読み出し(S30〜S32)、外部端末に格納されている判定パラメータ(判定の中で基準値として用いる判定値)を読み出す(S33)。その後、受信同期判定(S34)、受信感度判定(S35)、送信電力判定(S36)を行う。
【0064】
次に、各故障判定処理について、図7〜9を参照して説明する。
【0065】
図7は、外部端末における受信同期故障判定例のフロー図である。
【0066】
まず、通信中断履歴の件数が所定の判定値以上であるかどうかを調べる(S40)。判定値未満である場合(S40:N)には判定不能であるとして受信同期判定を終了する(S41)。通信中断履歴の件数が所定の判定値以上である場合(S40:Y)には、通信中断履歴から失敗理由が同期異常の履歴情報を抽出する(S42)。次に、その履歴の件数が所定の判定値以上であるかどうか判定する(S43)。判定値未満である場合(S43:N)には受信同期に関しては正常であると判定する(S44)。
【0067】
判定値以上である場合(S43:Y)は、抽出した履歴情報の報知情報(無線基地局識別コード)から同期異常が複数の無線基地局において発生したかどうかを判定し(S45)、全て同じ無線基地局との間で発生していた場合(S45:N)は、その原因が携帯電話機10か無線基地局にあるかの判定ができないため、携帯電話機10は正常として判定を行う(S44)。
【0068】
一方、複数の無線基地局との間で発生していた場合(S45:Y)は、同期異常時の下り個別無線チャネルのレベルの平均値が所定の判定値以上であるかどうかの判定を行い(S46)、判定値未満である場合(S46:N)は、同期異常の原因が携帯電話機10か無線基地局にあるかの判定ができないため、携帯電話機10は正常として判定を行う(S44)。
【0069】
判定値以上である場合(S46:Y)は、同期異常時の下り個別無線チャネルの品質の平均値が所定の判定値以上であるかどうかの判定を行う(S47)。ここで判定値未満である場合(S47:N)は、同期異常の原因が携帯電話機10か無線基地局にあるかの判定ができないため、携帯電話機10は正常として判定を行う(S44)。判定値以上である場合(S47:Y)には、同期異常の原因が携帯電話機10の故障であると判定する(S48)。
【0070】
なお、S46では、受信レベルが高いにもかかわらず同期異常が発生しているので携帯電話機10の故障の可能性があると判断し、S47では、更に、受信品質が良いにもかかわらず同期異常が発生しているので携帯電話機10に故障があると判断している。
【0071】
図8は、外部端末における受信感度故障判定例のフロー図である。
【0072】
まず、通信中断履歴の件数が所定の判定値以上であるかどうかの判定をする(S50)。判定値未満である場合(S50:N)には判定不能であるとして受信感度判定を終了する(S51)。通信中断履歴の件数が所定の判定値以上である場合(S50:Y)には、抽出した履歴情報の報知情報(無線基地局識別コード)から通信中断が複数の無線基地局において発生したかどうかを判定し(S52)、全て同じ無線基地局との間で発生していた場合(S52:N)は、その原因が携帯電話機10か無線基地局にあるかの判定ができないため、携帯電話機10は正常として判定を行う(S53)。
【0073】
複数の無線基地局との間で発生していた場合(S52:Y)は、通信中断時の下り個別無線チャネルレベルが判定値以下の場合における送信電力値の平均値が判定値以下であるかどうかを判定し(S54)、送信電力値の平均値が判定値より大きければ(S54:N)携帯電話機10は正常であると判定する(S53)。
【0074】
送信電力値の平均値が判定値以下である場合(S54:Y)は、当該複数の無線基地局の正常通信履歴の通信開始直前の下り共通無線チャネルレベル(待受け中における受信レベル)の平均値が判定値以下か否かを判定(S55)し、正常時の履歴における待受け中の複数の無線基地局における受信レベルの平均値が判定値以下でない場合(S55:N)は、通信中断の原因が携帯電話機10の故障であると判定できないため、携帯電話機10は正常として判定を行う(S53)。
【0075】
一方、正常時の履歴における待受け中の複数の無線基地局における受信レベルの平均値が判定値以下の場合(S55:Y)は、複数の無線基地局における正常通信履歴の初期送信電力値の平均値と通信開始直後の送信電力値の平均値の差が判定値以上であるかどうかを判定する(S56)。当該平均値の差が判定値未満である場合(S56:N)は、通信中断の原因が携帯電話機10の故障であると判定できないため、携帯電話機10は正常として判定を行う(S53)。
【0076】
当該平均値の差が判定値以上である場合(S56:N)は、携帯電話機10の受信感度異常による故障と判定する(S57)。
【0077】
なお、ステップ54において、送信電力値が判定値以下ということにより携帯電話機10が基地局から近いところにあると判断できるにもかかわらず、受信レベルが低い場合には異常の可能性があると判断している。
【0078】
また、ステップ55においては、正常状態で共通無線チャネルの受信レベルが低い場合には異常の可能性があると判断している。
【0079】
また、ステップ56においては、正常な受信感度であれば、送信電力制御により送信電力が適度に下げられてステップ56における当該差が判定値より小さくなるはずであるが、差が判定値以上となる場合は、受信感度異常により正常に受信できていないと判断している。
【0080】
図9は、外部端末における送信電力故障判定例のフロー図である。
【0081】
まず、発着信等失敗履歴件数が判定値以上であるかどうかの判定を行う(S60)。判定値未満である場合(S60:N)には判定不能であるとして送信電力判定を終了する(S61)。
【0082】
発着信等失敗履歴の件数が所定の判定値以上である場合(S60:Y)には、発着信等失敗履歴における無線基地局識別コードから、発着信等失敗が、複数の無線基地局において発生したかどうかを判定し(S62)、全て同じ無線基地局との間で発生していた場合(S62:N)は、その原因が携帯電話機10か無線基地局にあるかの判定ができないため、携帯電話機10は正常として判定を行う(S63)。
一方、送信電力異常が、複数の無線基地局との間で発生していた場合(S62:Y)は、次いで、発着信等失敗時の下り共通無線チャネルレベルが判定値以上で、発着信等失敗の理由が最初に送信する上り信号の応答待ちタイムアウト(リサイクルアウト)である件数が判定値以上か否かの判定(S64)を行い、判定値以上でない場合(S64:N)は、その原因が携帯電話機10の故障であると判定できないため、携帯電話機10は正常として判定を行う(S63)。
【0083】
上記の場合において判定値以上の場合(S64:Y)は、当該複数の無線基地局における正常通信履歴の通信開始直後の送信電力値の平均値が判定値以上であるかどうかの判定を行い(S65)、判定値以上でない場合(S65:N)は、その原因が携帯電話機10の故障であると判定できないため、携帯電話機10は正常として判定を行う(S63)。
【0084】
一方、正常通信履歴の通信開始直後の送信電力値の平均値が判定値以上であるの場合(S65:Y)は、複数の無線基地局における正常通信履歴の初期送信電力値の平均値と通信開始直後の送信電力値の平均値の差が判定値以上であるか否かを判定(S66)し、判定値以上でない場合(S66:N)は、その原因が携帯電話機10の故障であると判定できないため、携帯電話機10は正常として判定を行う(S63)。
【0085】
上記差が判定値以上である場合(S66:Y)は、複数の基地局における通信中断時の送信電力値の平均値が判定値以上であるか否かを判定(S67)し、判定値以上でない場合(S67:N)は、その原因が携帯電話機10の故障であると判定できないため、携帯電話機10は正常として判定を行う(S63)。通信中断時の送信電力値の平均値が判定値以上である場合(S67:Y)は、送信電力異常による携帯電話機10の故障と判定する(S56)。
【0086】
なお、ステップ64では、発呼時の上り信号の応答待ちタイムアウトは出力電力が小さい場合に生じるので、携帯電話機10の送信電力が小さいための発着信等失敗か否かを判断していることになる。
【0087】
また、ステップ65では、正常時の送信電力制御状態の送信電力値(通信開始直後の送信電力値)が判定値以上かどうかの判定を行い、判定値未満であれば受信レベルに対する送信電力が正常に制御されていると判定するが、判定値以上である場合には、送信電力系に異常がある可能性があると判断する。また、ステップ66は、初期送信電力値と制御後の送信電力値の差を調べることにより、異常を判定する。
【0088】
また、ステップ67では、送信電力制御が正常に行われていれば、通信中断時における出力は、低くなるべきところ、大きな出力で送信している場合には故障であると判断している。また、送信電力の平均値が判定値以上でない場合は、送信電力制御が有効に機能している場合である。すなわち、送信電力系は正常と判断する。
【0089】
なお、図6に示すように判定パラメータの読出し(S33)の後に各判定処理を順次実行することの他、各通信履歴の数に応じてどの判定処理を実行するかを判断し、それに応じた判定処理を行うようにしてもよい。
【0090】
この場合、例えば、図10に示すようなフローで処理を行うことが可能である。判定パラメータ読出しの後、通信中断履歴の件数が所定の判定値以上でなければ(S100:N)受信同期判定を行わない。通信中断履歴の件数が所定の判定値以上(S100:Y)であれば受信同期判定を行う(S101)。次に、正常通信履歴の件数が所定の判定値以上でなければ(S102:N)受信系故障判定不能表示を行い(S103)、受信感度判定を行わない。正常通信履歴の件数が所定の判定値以上(S102:Y)であれば受信感度判定(S104)を行う。そして、発着信等失敗履歴の件数が所定の判定値以上でなければ、(S105:N)送信系故障判定不能表示を行い(S106)、発着信等失敗履歴の件数が所定の判定値以上(S105:Y)であれば送信電力判定を行う(S107)。
【0091】
本発明では、携帯電話機本体において通信が正常に行えなかった事象を検出すると、その事象が発生した理由及び携帯電話機本体で検出した事象に至った状況を示す移動通信特有の項目を通信履歴情報として携帯電話機本体のメモリに格納する。
【0092】
そして、接続された外部端末からの読出しコマンドにより、その通信履歴情報を外部端末に出力する。接続された外部端末では、読み出した通信履歴情報及び外部端末に格納された故障と判定するための判定パラメータにより携帯電話機10の故障判定を行うという作用をする。なお、本発明における故障判定処理は、外部端末にインストールするプログラムにより実行される。当該プログラムは、CD−ROM等の記録媒体からインストールすることが可能である。また、当該プログラムをネットワークを介してダウンロードし、インストールすることも可能である。
【0093】
本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能である。
【0094】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、携帯電話機に通信履歴情報を格納し、その履歴情報を外部の判定パラメータを有する外部端末により読み出すことにより、故障状況の再現及び無線部測定器を用いることよる、再現性や再現に要する時間を気にすることなく、故障申告者の申告内容に基づいた故障判定を即座に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における携帯電話機及び外部端末の構成例を示す図である。
【図2】携帯電話機に記憶される通信履歴情報及びその用途を示す図である。
【図3】発呼による通信が正常に行われた場合の通信履歴情報(正常通信履歴)格納例のフロー図である。
【図4】発呼失敗により通信が正常に行われなかった場合の通信履歴情報(発着信等失敗履歴)格納例のフロー図である。
【図5】通信中の同期外れによる通信中断が発生したために通信が正常に行われなかった場合の通信履歴情報(通信中断履歴)格納例のフロー図である。
【図6】外部端末で故障判定を行う際の全体のフロー図である。
【図7】外部端末における受信同期故障判定例のフロー図である。
【図8】外部端末における受信感度故障判定例のフロー図である。
【図9】外部端末における送信電力故障判定例のフロー図である。
【図10】各通信履歴の数に応じた故障判定処理を行う場合のフローの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 携帯電話機
11 アンテナ
12 高周波部
13 変復調部
14 信号処理部
15 制御部
16 外部端末とのインタフェース部
17 スピーカ
18 マイク
19 携帯電話機の表示部
20 操作部
21 携帯電話機内のメモリ
30 外部端末
31 携帯電話機とのインタフェース部
32 CPU
33 外部端末の表示部
34 キーボード
35 外部端末のメモリ
36 ハードディスク
37 CD−ROMドライブ

Claims (21)

  1. メモリ部と外部インタフェース部とを有する携帯電話機において、
    前記メモリ部には、通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納し、前記インタフェース部は、前記メモリ部に格納された各履歴を、該インタフェース部に接続された外部端末に出力し、
    前記正常通信履歴は、下り無線チャネルの受信レベル及び送信電力値を含み、前記発着信失敗履歴は、発着信失敗理由及び下り無線チャネルの受信レベルを含み、前記通信中断履歴は、通信中断理由、下り無線チャネルの受信レベル、及び下り無線チャネルの品質を含み、前記発着信失敗理由は発呼要求信号応答待ちタイムアウトを含み、前記通信中断理由は同期異常を含むことを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記各履歴は無線基地局識別用のコードを含む請求項に記載の携帯電話機。
  3. 請求項1又は2に記載の携帯電話機に外部端末を接続し、
    接続された外部端末は、前記携帯電話機のメモリ部に格納された通信履歴情報を読出し、接続した携帯電話機の故障判定を行うことを特徴とする携帯電話機故障判定方法。
  4. 請求項記載の携帯電話機故障判定方法において、
    受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行うことを特徴とする携帯電話機故障判定方法。
  5. 請求項記載の携帯電話機故障判定方法において、
    前記外部端末は、該外部端末に格納された故障を判定する判定パラメータと前記携帯電話機のメモリ部に格納された通信履歴情報との比較を行うことにより、故障判定を行うことを特徴とする携帯電話機故障判定方法。
  6. 請求項ないしいずれか一項記載の携帯電話機故障判定方法において、故障判定時において、
    通信が正常に行えなかった状況が一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局においても発生したか否かを判定し、一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局においても発生した場合にのみ、携帯電話機は故障していると判定することを特徴とする携帯電話機故障判定方法。
  7. 通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納した携帯電話機に接続された故障判定装置が、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出し、各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行う携帯電話機故障判定方法であって、
    前記通信中断履歴は通信中断の理由を含み、前記故障判定装置は、該理由として同期異常を有する履歴における下り無線チャネルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以上であり、かつ、該下り無線チャネルの品質の平均が所定の判定パラメータ値以上である場合に前記携帯電話機の受信同期故障と判定することを特徴とする携帯電話機故障判定方法
  8. 通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納した携帯電話機に接続された故障判定装置が、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出し、各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行う携帯電話機故障判定方法であって、
    前記故障判定装置は、前記通信中断履歴における通信中断時の下り無線チャネルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以下である場合に当該通信中断時の送信電力値の平均が所定の判定パラメータ値以下であり、かつ、前記正常通信履歴における待ち受け中の下り無線チャネルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以下である場合に前記携帯電話機の受信感度故障と判定することを特徴とする携帯電話機故障判定方法。
  9. 通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納した携帯電話機に接続された故障判定装置が、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出し、各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行う携帯電話機故障判定方法であって、
    前記発着信失敗履歴は発着信失敗の理由を含み、前記故障判定装置は、該発着信失敗履歴の中で待ち受け時の下り無線チャネルの受信レベルが所定の判定パラメータ値以上である履歴のうち、該理由として発呼要求信号の応答待ちタイムアウトを有する履歴の件数が所定の判定パラメータ値以上であり、かつ、発着信失敗が発生した無線基地局における正常通信時の送信電力値の平均が所定の判定パラメータ値以上ある場合に前記携帯電話機の送信電力故障と判定することを特徴とする携帯電話機故障判定方法
  10. 請求項7ないし9いずれか一項記載の携帯電話機故障判定方法において、前記各履歴の件数に応じて受信同期、受信感度及び送信電力のうちのどの故障判定を行うかを決定することを特徴とする携帯電話機故障判定方法。
  11. 請求項ないし10いずれか一項記載の携帯電話機故障判定方法において、故障判定時において、通信が正常に行えなかった状況が一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局においても発生したか否かを判定し、一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局においても発生した場合にのみ、携帯電話機は故障であると判定することを特徴とする携帯電話機故障判定方法。
  12. 通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納した携帯電話機と接続し、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出す手段と、各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行う手段とを有する故障判定装置であって、
    前記通信中断履歴は通信中断の理由を含み、該理由として同期異常を有する履歴データにおける下り無線チャネルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以上であり、かつ、該下り無線チャネルの品質の平均が所定の判定パラメータ値以上である場合に前記携帯電話機の受信同期故障と判定することを特徴とする故障判定装置
  13. 通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納した携帯電話機と接続し、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出す手段と、各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行う手段とを有する故障判定装置であって
    前記通信中断履歴における通信中断時の下り無線チャネルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以下である場合に当該通信中断時の送信電力値の平均が所定の判定パラメータ値以下であり、かつ、前記正常通信履歴における待ち受け中の下り無線チャネルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以下である場合に前記携帯電話機の受信感度故障と判定することを特徴とする故障判定装置。
  14. 通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納した携帯電話機と接続し、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出す手段と、各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行う手段とを有する故障判定装置であって、
    前記発着信失敗履歴は発着信失敗の理由を含み、該発着信失敗履歴の中で待ち受け時の下り無線チャネルの受信レベルが所定の判定パラメータ値以上である履歴のうち、該理由として発呼要求信号の応答待ちタイムアウトを有する履歴の件数が所定の判定パラメータ値以上であり、かつ、発着信失敗が発生した無線基地局における正常通信時の送信電力値の平均が所定の判定パラメータ値以上ある場合に前記携帯電話機の送信電力故障と判定することを特徴とする故障判定装置。
  15. 請求項12ないし14いずれか一項記載の故障判定装置において、前記各履歴の件数に応じて受信同期、受信感度及び送信電力のうちのどの故障判定を行うかを決定する手段を更に有することを特徴とする故障判定装置。
  16. 請求項12ないし15いずれか一項記載の故障判定装置において、故障判定時において、通信が正常に行えなかった状況が一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局においても発生したか否かを判定し、一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局においても発生した場合にのみ、携帯電話機は故障であると判定することを特徴とする故障判定装置。
  17. 通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納した携帯電話機と接続する手段を有するコンピュータに該携帯電話機の故障を判定させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出す手順と、各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行う手順とをコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記通信中断履歴は通信中断の理由を含み、該理由として同期異常を有する履歴データにおける下り無線チャネルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以上であり、かつ、該下り無線チャネルの品質の平均が所定の判定パラメータ値以上である場合に前記携帯電話機の受信同期故障と判定する手順をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納した携帯電話機と接続する手段を有するコンピュータに該携帯電話機の故障を判定させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出す手順と、各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行う手順とをコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって
    前記通信中断履歴における通信中断時の下り無線チャネルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以下である場合に当該通信中断時の送信電力値の平均が所定の判定パラメータ値以下であり、かつ、前記正常通信履歴における待ち受け中の下り無線チャネルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以下である場合に前記携帯電話機の受信感度故障と判定する手順をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
  19. 通信が正常に行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信中断履歴とを格納した携帯電話機と接続する手段を有するコンピュータに該携帯電話機の故障を判定させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出す手順と、各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を行う手順とをコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記発着信失敗履歴は発着信失敗の理由を含み、該発着信失敗履歴の中で待ち受け時の下り無線チャネルの受信レベルが所定の判定パラメータ値以上である履歴のうち、該理由として発呼要求信号の応答待ちタイムアウトを有する履歴の件数が所定の判定パラメータ値以上であり、かつ、発着信失敗が発生した無線基地局における正常通信時の送信電力値の平均が所定の判定パラメータ値以上ある場合に前記携帯電話機の送信電力故障と判定する手順をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  20. 請求項17ないし19いずれか一項記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、前記各履歴の件数に応じて受信同期、受信感度及び送信電力のうちのどの故障判定を行うかを決定する手順をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  21. 請求項17ないし20いずれか一項記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、故障判定時において、通信が正常に行えなかった状況が一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局においても発生したか否かを判定し、一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局においても発生した場合にのみ、携帯電話機は故障であると判定する手順をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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