JP2002016544A - 携帯電話機、携帯電話機故障判定方法及び故障判定装置 - Google Patents

携帯電話機、携帯電話機故障判定方法及び故障判定装置

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JP2002016544A JP2001128334A JP2001128334A JP2002016544A JP 2002016544 A JP2002016544 A JP 2002016544A JP 2001128334 A JP2001128334 A JP 2001128334A JP 2001128334 A JP2001128334 A JP 2001128334A JP 2002016544 A JP2002016544 A JP 2002016544A
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淳 村瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】故障申告者の申告内容に基づいて、故障判定を
即座に行うことを目的とする。 【解決手段】 通信が正常に行えた場合における正常通
信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発
着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信
中断履歴とを格納した携帯電話機に接続された故障判定
装置が、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中
断履歴とを読出し、各履歴を用いて該携帯電話機の受信
系における受信同期及び受信感度と、送信系における送
信電力とに関する故障判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機及び携
帯電話機故障判定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機が故障したとき、その
携帯電話機が故障しているか否かの故障判定方法として
は、故障申告者からのその故障状況を聞き、該当する状
況を再現させることにより故障判定を行う方法によって
故障を判定するか、又は、携帯電話機の無線部測定用の
無線部測定器及び無線部測定を行うために携帯電話機無
線部の制御を行う携帯電話機制御器を、別々、又は一体
化した測定装置により、携帯電話機の無線部の各種静特
性の測定を行い、その結果から故障判定を行う方法によ
って故障を判定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ものは、申告者が故障と判定するに至った状況を示す携
帯電話機の通信履歴情報がないため、無線通信特有の環
境の違いにより、申告者の故障状況の再現ができないと
いう問題があった。また、再現できたとしても、その再
現に時間を要するという問題点があった。
【0004】本発明は、このような問題に鑑みなされた
ものであり、無線部測定器を用いることなく、携帯電話
機に格納された申告者が故障と判定するに至った状況を
示す通信履歴情報から故障判定を行うことにより、故障
申告者の申告内容に基づいて、故障判定を即座に行うこ
とを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するた
めの手段を採用している。
【0006】請求項1に記載された発明は、メモリ部と
外部インタフェース部とを有する携帯電話機において、
前記メモリ部には、通信が正常に行えた場合における無
線基地局からの報知情報及び電波の状態を示す情報と、
通信が正常に行えなかった場合における通信が正常に行
えなかった理由、無線基地局からの報知情報及び電波の
状態を示す情報とを、通信履歴情報として格納し、前記
インタフェース部は、前記メモリ部に格納された通信履
歴情報を、該インタフェース部に接続された外部端末に
出力する機能を有することを特徴とする。
【0007】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載の携帯電話機において、前記メモリ部には、更に、通
信日時及び携帯電話機の動作状況を、通信履歴情報とし
て格納することを特徴とする。
【0008】請求項3に記載された発明は、請求項1記
載の携帯電話機において、前記通信が正常に行えなかっ
た理由は、前記携帯電話機側が判断した理由であり、前
記無線基地局からの報知情報には、無線基地局識別用の
コードを含み、前記電波の状態を示す情報には、前記携
帯電話機の待受け中の下り無線チャネルの受信レベル及
び前記通信が正常に行えなかった時の送信電力制御状態
の送信電力値、下り無線チャネルの受信レベル、下り無
線チャネルの品質を含むことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載された発明は、請求項2記
載の携帯電話機において、前記通信日時には、通信履歴
情報の格納の日時を含み、前記携帯電話機の動作状況に
は、通信が正常に行えなかった場合の携帯電話機が位置
登録、発呼、着呼、又は通信中のどの動作において正常
に行えなかったかの情報を含むことを特徴とする。
【0010】上記の発明によれば、格納した通信履歴情
報を用いることにより、外部端末にて故障判定を行うこ
とが可能となる。
【0011】請求項5に記載の発明は、メモリ部と外部
インタフェース部とを有する携帯電話機において、前記
メモリ部には、通信が正常に行えた場合における正常通
信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における発
着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通信
中断履歴とを格納し、前記インタフェース部は、前記メ
モリ部に格納された各履歴を、該インタフェース部に接
続された外部端末に出力することを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の携帯電話機において、前記各履歴は無線基地局識別用
のコードを含み、前記発着信失敗履歴と通信中断履歴の
各々は、通信の失敗理由を含むようにする。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項6の記載
において、前記通信中断履歴における失敗理由として、
下りの通信の同期外れが生じた場合における再同期待ち
タイムアウトを含む。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項6の記載
において、前記発着信失敗履歴における失敗理由とし
て、発呼要求信号の応答待ちタイムアウトを含む。
【0015】上記の発明によっても、格納した各履歴情
報を用いることにより、外部端末にて故障判定を行うこ
とが可能となる。
【0016】請求項9に記載された発明は、請求項1な
いし8いずれか一項記載の携帯電話機に外部端末を接続
し、接続された外部端末は、前記携帯電話機のメモリ部
に格納された通信履歴情報を読出し、接続した携帯電話
機の故障判定を行う携帯電話機故障判定方法である。
【0017】請求項10に記載された発明は、請求項9
記載の携帯電話機故障判定方法において、受信系におけ
る受信同期及び受信感度と、送信系における送信電力と
に関する故障判定を行うことを特徴とする。
【0018】請求項11に記載された発明は、請求項9
記載の携帯電話機故障判定方法において、前記外部端末
は、該外部端末に格納された故障を判定する判定パラメ
ータと前記携帯電話機のメモリ部に格納された通信履歴
情報との比較を行うことにより、故障判定を行うことを
特徴とする。
【0019】請求項12に記載された発明は、請求項9
ないし11いずれか一項記載の携帯電話機故障判定方法
において、故障判定時において、通信が正常に行えなか
った状況が一つの無線基地局での発生のみならず異なる
無線基地局においても発生したか否かを判定し、一つの
無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局におい
ても発生した場合にのみ、携帯電話機は故障していると
判定することを特徴とする。これにより、無線基地局の
故障であるにもかかわらず携帯電話機の故障であると判
定することを防止できる。
【0020】請求項13に記載の発明は、通信が正常に
行えた場合における正常通信履歴と、発着信が正常に行
えなかった場合における発着信失敗履歴と、通信の中断
があった場合における通信中断履歴とを格納した携帯電
話機に接続された故障判定装置が、該正常通信履歴と該
発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出し、各履歴を
用いて該携帯電話機の受信系における受信同期及び受信
感度と、送信系における送信電力とに関する故障判定を
行うことを特徴とする携帯電話機故障判定方法である。
【0021】請求項14に記載の発明は、請求項13記
載の携帯電話機故障判定方法において、前記各履歴の件
数に応じて受信同期、受信感度及び送信電力のうちのど
の故障判定を行うかを決定することを特徴とする。
【0022】請求項15に記載の発明は、請求項13記
載の携帯電話機故障判定方法において、前記故障判定装
置が、該故障判定装置に格納された判定パラメータと前
記履歴における所定の情報との比較を行うことにより、
故障判定を行うことを特徴とする。
【0023】請求項16に記載の発明は、請求項13な
いし15いずれか一項記載の携帯電話機故障判定方法に
おいて、故障判定時において、通信が正常に行えなかっ
た状況が一つの無線基地局での発生のみならず異なる無
線基地局においても発生したか否かを判定し、一つの無
線基地局での発生のみならず異なる無線基地局において
も発生した場合にのみ、携帯電話機は故障であると判定
することを特徴とする。
【0024】請求項17に記載の発明は、請求項15記
載の携帯電話機故障判定方法において、前記通信中断履
歴は通信中断の理由を含み、該理由として同期異常を有
する履歴における下り無線チャネルの受信レベルの平均
が所定の判定パラメータ値以上であり、かつ、該下り無
線チャネルの品質の平均が所定の判定パラメータ値以上
である場合に前記携帯電話機の受信同期故障と判定する
ことを特徴とする。
【0025】本発明により、受信レベルが高いにもかか
わらず同期異常が発生しているので故障の可能性がある
と判断でき、更に、受信品質が良いにもかかわらず同期
異常が発生しているので携帯電話機に受信同期故障があ
ると判断できる。
【0026】請求項18に記載の発明は、請求項15記
載の携帯電話機故障判定方法において、前記通信中断履
歴における通信中断時の下り無線チャネルの受信レベル
の平均が所定の判定パラメータ値以下である場合に当該
通信中断時の送信電力値の平均が所定の判定パラメータ
値以下であり、かつ、前記正常通信履歴における待ち受
け中の下り無線チャネルの受信レベルの平均が所定の判
定パラメータ値以下である場合の前記携帯電話機の受信
感度故障と判定することを特徴とする。
【0027】本発明によれば、送信電力値が判定値以下
ということにより携帯電話機が基地局から近いところに
あると判断できるにもかかわらず、受信レベルが低い場
合には異常の可能性があると判断でき、更に、正常状態
で受信レベルが低い場合には受信感度故障があると判定
できる。
【0028】請求項19に記載の発明は、請求項15記
載の携帯電話機故障判定方法において、前記発着信失敗
履歴は発着信失敗の理由を含み、該発着信失敗履歴の中
で待ち受け時の下り無線チャネルの受信レベルが所定の
判定パラメータ値以上である履歴のうち、該理由として
発呼要求信号の応答待ちタイムアウトを有する履歴の件
数が所定の判定パラメータ値以上であり、かつ、発着信
失敗が発生したセクタにおける正常通信時の送信電力値
の平均が所定の判定パラメータ値以上ある場合に前記携
帯電話機の送信電力故障と判定することを特徴とする。
【0029】本発明によれば、受信レベルが所定の値以
上であるにもかかわらず、応答待ちタイムアウトが生じ
るのは送信電力に異常がある可能性があると判断でき、
更に、正常時の送信電力値が判定値以上である場合に
は、送信電力が適正に制御されていないことを意味する
ので、送信電力系に異常があると判定できる。
【0030】請求項20〜26の発明は上記故障判定に
用いるのに適した故障判定装置の発明であり、請求項2
7〜33の発明は、当該故障判定装置の処理を実行させ
るのに適したプログラムを記録した記録媒体の発明であ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0032】図1は、本発明における携帯電話機及び外
部端末の構成例を示す図である。
【0033】図1に示す構成のものは、携帯電話機10
と該携帯電話機10に接続される外部端末(パソコン)
30から構成されている。
【0034】また、携帯電話機10は、アンテナ11、
高周波送受信部(RF部)12、変復調部13、信号処
理部14、制御部15、外部インタフェース部(外部I
/F)16、スピーカ(SP)17、マイク(MIC)
18、表示部19、操作部20及びメモリ21から構成
されている。
【0035】また、外部端末30は、外部インタフェー
ス(外部I/F)31、CPU(Central Processing
Unit :中央処理装置)32、表示部33、キーボード
34、メモリ35、ハードディスク36及びCD−RO
Mドライブ37から構成されている。
【0036】携帯電話機10に設けられたメモリ21に
は、通信履歴情報を格納する。
【0037】通信履歴情報には、通信が正常に行えた場
合における無線基地局からの報知情報及び電波の状態を
示す情報を含み、通信が正常に行えなかった場合におけ
る通信が正常に行えなかった理由、無線基地局からの報
知情報及び電波の状態を示す情報を含み、更に、通信日
時及び携帯電話機の動作状況を含む。
【0038】また、携帯電話機の動作状況には、通信が
正常に行えなかった場合の携帯電話機が位置登録、発
呼、着呼、又は通信中のどの動作において正常に行えな
かったかの情報を含む。
【0039】また、携帯電話機10の外部インタフェー
ス16は、メモリ21に格納された通信履歴情報を外部
に接続された外部端末から読み出すために必要なインタ
フェースである。
【0040】また、外部端末30は、外部端末の外部イ
ンタフェース部31と携帯電話機10の外部インタフェ
ース部16を介して、通信履歴情報を取得する。外部端
末30のメモリ35には、取得した通信履歴情報と比較
して、故障判定を行うために必要な判定パラメータを有
している。
【0041】外部端末30は、外部端末に格納された故
障を判定する判定パラメータと携帯電話機10のメモリ
に格納された通信履歴情報との比較を行うことにより、
故障判定を行う。
【0042】図2は、携帯電話機10に記憶される通信
履歴情報及びその用途を示す図である。図2を参照して
携帯電話機10に格納される通信履歴情報についてより
詳細に説明する。
【0043】同図に示すように、携帯電話機10には通
信履歴情報として、正常通信履歴、発着信等失敗履歴及
び通信中断履歴が格納される。これらの履歴は、後述す
るような状況(図3〜5)に応じてメモリ21内に各履
歴毎に整理されて格納される。例えば、メモリ21にお
けるエリアAには正常通信履歴が格納され、エリアBに
は発着信等失敗履歴が格納され、エリアCには通信中断
履歴が格納される、といったように整理されて格納され
る。
【0044】正常通信履歴は最大19件、発着信等失敗
履歴は最大15件、通信中断履歴は最大30件格納さ
れ、各履歴の1件毎の格納項目は図2の“格納項目”に
示す通りである。なお、正常通信履歴は発生の度に格納
するのではなく、一定間隔を置いて格納するようにして
いる。発着信等失敗履歴、通信中断履歴における失敗理
由は、特定のカウンターやタイマーの値により判断す
る。
【0045】本実施の形態では、受信系の判定を目的と
する受信同期判定及び受信感度判定と、送信系の判定を
目的とする送信電力判定を行う。
【0046】受信同期判定ではフレーム同期はずれの発
生状況から受信同期の異常による受信系の異常を判定
し、受信感度判定では圏外の発生状況、待ち受け/通信
時の下りレベル検出状況から受信系の異常を判定する。
送信電力判定ではパワー制御の状況から送信電力系の異
常を判定する。図2に示す各履歴における格納項目がど
の判定に使用されるかは図2の“故障判定項目”に示す
通りである。各格納項目を使用してどのようにして故障
判定を行うかについては図7〜9を用いて後述する。
【0047】図3は、発呼による通信が正常に行われた
場合の通信履歴情報(正常通信履歴)の格納例のフロー
図である。
【0048】携帯電話機10は、無線基地局からの報知
情報を受信して(S1)、待受け状態(S2)となる。
このときの報知情報、報知情報を受信した受信レベルを
メモリ21に記憶する(S3)。これで、発呼時の受信
レベルがメモリ21に記憶された。すなわち、図2に示
す通信開始直前の無線基地局識別コードと下り共通無線
チャネルレベルが記憶される。
【0049】次いで、携帯電話機10は、発呼要求信号
を送信する(S4)。その後、発呼要求信号に対する応
答等を経て、通信中の状態となる(S5)。
【0050】携帯電話機10は、正常な通信状態におい
て、通信中の受信レベル、品質、送信電力制御後の送信
電力値を記憶する(S6)。より詳細には、図2に示す
通信開始直後の下り個別無線チャネルレベル、通信開始
直後の下り個別無線チャネル品質、通信開始時の初期送
信電力値および通信開始直後の送信電力値を記憶する。
その後、通信は終了する(S7)。
【0051】図4は、発呼時における失敗により通信が
正常に行われなかった場合の通信履歴情報(発着信等失
敗履歴)格納例のフロー図である。
【0052】携帯電話機10は、無線基地局からの報知
情報を受信して(S11)、待受け状態(S12)とな
る。このときの報知情報、報知情報を受信した受信レベ
ルをメモリ21に記憶する(S13)。すなわち、無線
基地局識別コード、下り共通無線チャネルレベルを記憶
する。
【0053】次いで、携帯電話機10は、発呼要求信号
を送信する(S14)。この場合、無線基地局で、携帯
電話機10からの発呼要求信号が受信でき無かったとす
る(S15)。
【0054】携帯電話機10は、発呼要求信号を送信し
てから発呼要求応答信号待ちタイマーをスタートさせる
(S16)。
【0055】その後、発呼要求応答がないので(S1
8)、携帯電話機10は、発呼要求応答を受信すること
ができない(S17)。そして、発呼要求応答信号待ち
タイマーが切れる(S19)。
【0056】携帯電話機10は、発呼が失敗したと判定
した場合、失敗理由として「発呼応答信号待ちタイムア
ウト」をメモリ21に記憶する(S20)。また、初期
送信電力値を記憶する。
【0057】図5は、通信中の同期外れによる通信中断
が発生したために通信が正常に行われなかった場合の通
信履歴情報(通信中断履歴)格納例のフロー図である。
【0058】携帯電話機10と無線基地局は、通信中状
態となっており(S21)、無線基地局から、下り無線
チャネルで通信信号を送信している(S22)。
【0059】一方、携帯電話機10は、下り無線チャネ
ルの同期外れを検出され(S23)、下り無線チャネル
の通信信号を受信することができない。
【0060】携帯電話機10は、下り無線チャネルの同
期外れ検出時に、再同期待ちのタイマーをスタートさせ
る(S23)が、そのタイマーがタイムアウトすると
(S25)、待受け又は圏外状態となる(S26)。
【0061】携帯電話機10は、通信を断とした時の報
知情報、受信レベル、品質、送信電力制御状態の送信電
力値、及び通信断の理由、この場合では、失敗理由とし
て、同期異常の情報である「再同期待ちタイムアウト」
の情報をメモリ21に記憶する(S27)。すなわち、
図2に示すような、失敗時の無線基地局識別コード、通
信開始直後の送信電力値、通信中断時の送信電力値、下
り個別無線チャネルレベル、下り個別無線チャネル品質
等を記憶する。
【0062】図6は、外部端末で故障判定を行う際の全
体のフロー図である。
【0063】まず、携帯電話機10から正常呼通信履
歴、発着信等失敗履歴、通信中断履歴を順次読み出し
(S30〜S32)、外部端末に格納されている判定パ
ラメータ(判定の中で基準値として用いる判定値)を読
み出す(S33)。その後、受信同期判定(S34)、
受信感度判定(S35)、送信電力判定(S36)を行
う。
【0064】次に、各故障判定処理について、図7〜9
を参照して説明する。
【0065】図7は、外部端末における受信同期故障判
定例のフロー図である。
【0066】まず、通信中断履歴の件数が所定の判定値
以上であるかどうかを調べる(S40)。判定値未満で
ある場合(S40:N)には判定不能であるとして受信
同期判定を終了する(S41)。通信中断履歴の件数が
所定の判定値以上である場合(S40:Y)には、通信
中断履歴から失敗理由が同期異常の履歴情報を抽出する
(S42)。次に、その履歴の件数が所定の判定値以上
であるかどうか判定する(S43)。判定値未満である
場合(S43:N)には受信同期に関しては正常である
と判定する(S44)。
【0067】判定値以上である場合(S43:Y)は、
抽出した履歴情報の報知情報(無線基地局識別コード)
から同期異常が複数の無線基地局において発生したかど
うかを判定し(S45)、全て同じ無線基地局との間で
発生していた場合(S45:N)は、その原因が携帯電
話機10か無線基地局にあるかの判定ができないため、
携帯電話機10は正常として判定を行う(S44)。
【0068】一方、複数の無線基地局との間で発生して
いた場合(S45:Y)は、同期異常時の下り個別無線
チャネルのレベルの平均値が所定の判定値以上であるか
どうかの判定を行い(S46)、判定値未満である場合
(S46:N)は、同期異常の原因が携帯電話機10か
無線基地局にあるかの判定ができないため、携帯電話機
10は正常として判定を行う(S44)。
【0069】判定値以上である場合(S46:Y)は、
同期異常時の下り個別無線チャネルの品質の平均値が所
定の判定値以上であるかどうかの判定を行う(S4
7)。ここで判定値未満である場合(S47:N)は、
同期異常の原因が携帯電話機10か無線基地局にあるか
の判定ができないため、携帯電話機10は正常として判
定を行う(S44)。判定値以上である場合(S47:
Y)には、同期異常の原因が携帯電話機10の故障であ
ると判定する(S48)。
【0070】なお、S46では、受信レベルが高いにも
かかわらず同期異常が発生しているので携帯電話機10
の故障の可能性があると判断し、S47では、更に、受
信品質が良いにもかかわらず同期異常が発生しているの
で携帯電話機10に故障があると判断している。
【0071】図8は、外部端末における受信感度故障判
定例のフロー図である。
【0072】まず、通信中断履歴の件数が所定の判定値
以上であるかどうかの判定をする(S50)。判定値未
満である場合(S50:N)には判定不能であるとして
受信感度判定を終了する(S51)。通信中断履歴の件
数が所定の判定値以上である場合(S50:Y)には、
抽出した履歴情報の報知情報(無線基地局識別コード)
から通信中断が複数の無線基地局において発生したかど
うかを判定し(S52)、全て同じ無線基地局との間で
発生していた場合(S52:N)は、その原因が携帯電
話機10か無線基地局にあるかの判定ができないため、
携帯電話機10は正常として判定を行う(S53)。
【0073】複数の無線基地局との間で発生していた場
合(S52:Y)は、通信中断時の下り個別無線チャネ
ルレベルが判定値以下の場合における送信電力値の平均
値が判定値以下であるかどうかを判定し(S54)、送
信電力値の平均値が判定値より大きければ(S54:
N)携帯電話機10は正常であると判定する(S5
3)。
【0074】送信電力値の平均値が判定値以下である場
合(S54:Y)は、当該複数の無線基地局の正常通信
履歴の通信開始直前の下り共通無線チャネルレベル(待
受け中における受信レベル)の平均値が判定値以下か否
かを判定(S55)し、正常時の履歴における待受け中
の複数の無線基地局における受信レベルの平均値が判定
値以下でない場合(S55:N)は、通信中断の原因が
携帯電話機10の故障であると判定できないため、携帯
電話機10は正常として判定を行う(S53)。
【0075】一方、正常時の履歴における待受け中の複
数の無線基地局における受信レベルの平均値が判定値以
下の場合(S55:Y)は、複数の無線基地局における
正常通信履歴の初期送信電力値の平均値と通信開始直後
の送信電力値の平均値の差が判定値以上であるかどうか
を判定する(S56)。当該平均値の差が判定値未満で
ある場合(S56:N)は、通信中断の原因が携帯電話
機10の故障であると判定できないため、携帯電話機1
0は正常として判定を行う(S53)。
【0076】当該平均値の差が判定値以上である場合
(S56:N)は、携帯電話機10の受信感度異常によ
る故障と判定する(S57)。
【0077】なお、ステップ54において、送信電力値
が判定値以下ということにより携帯電話機10が基地局
から近いところにあると判断できるにもかかわらず、受
信レベルが低い場合には異常の可能性があると判断して
いる。
【0078】また、ステップ55においては、正常状態
で共通無線チャネルの受信レベルが低い場合には異常の
可能性があると判断している。
【0079】また、ステップ56においては、正常な受
信感度であれば、送信電力制御により送信電力が適度に
下げられてステップ56における当該差が判定値より小
さくなるはずであるが、差が判定値以上となる場合は、
受信感度異常により正常に受信できていないと判断して
いる。
【0080】図9は、外部端末における送信電力故障判
定例のフロー図である。
【0081】まず、発着信等失敗履歴件数が判定値以上
であるかどうかの判定を行う(S60)。判定値未満で
ある場合(S60:N)には判定不能であるとして送信
電力判定を終了する(S61)。
【0082】発着信等失敗履歴の件数が所定の判定値以
上である場合(S60:Y)には、発着信等失敗履歴に
おける無線基地局識別コードから、発着信等失敗が、複
数の無線基地局において発生したかどうかを判定し(S
62)、全て同じ無線基地局との間で発生していた場合
(S62:N)は、その原因が携帯電話機10か無線基
地局にあるかの判定ができないため、携帯電話機10は
正常として判定を行う(S63)。一方、送信電力異常
が、複数の無線基地局との間で発生していた場合(S6
2:Y)は、次いで、発着信等失敗時の下り共通無線チ
ャネルレベルが判定値以上で、発着信等失敗の理由が最
初に送信する上り信号の応答待ちタイムアウト(リサイ
クルアウト)である件数が判定値以上か否かの判定(S
64)を行い、判定値以上でない場合(S64:N)
は、その原因が携帯電話機10の故障であると判定でき
ないため、携帯電話機10は正常として判定を行う(S
63)。
【0083】上記の場合において判定値以上の場合(S
64:Y)は、当該複数の無線基地局における正常通信
履歴の通信開始直後の送信電力値の平均値が判定値以上
であるかどうかの判定を行い(S65)、判定値以上で
ない場合(S65:N)は、その原因が携帯電話機10
の故障であると判定できないため、携帯電話機10は正
常として判定を行う(S63)。
【0084】一方、正常通信履歴の通信開始直後の送信
電力値の平均値が判定値以上であるの場合(S65:
Y)は、複数の無線基地局における正常通信履歴の初期
送信電力値の平均値と通信開始直後の送信電力値の平均
値の差が判定値以上であるか否かを判定(S66)し、
判定値以上でない場合(S66:N)は、その原因が携
帯電話機10の故障であると判定できないため、携帯電
話機10は正常として判定を行う(S63)。
【0085】上記差が判定値以上である場合(S66:
Y)は、複数の基地局における通信中断時の送信電力値
の平均値が判定値以上であるか否かを判定(S67)
し、判定値以上でない場合(S67:N)は、その原因
が携帯電話機10の故障であると判定できないため、携
帯電話機10は正常として判定を行う(S63)。通信
中断時の送信電力値の平均値が判定値以上である場合
(S67:Y)は、送信電力異常による携帯電話機10
の故障と判定する(S56)。
【0086】なお、ステップ64では、発呼時の上り信
号の応答待ちタイムアウトは出力電力が小さい場合に生
じるので、携帯電話機10の送信電力が小さいための発
着信等失敗か否かを判断していることになる。
【0087】また、ステップ65では、正常時の送信電
力制御状態の送信電力値(通信開始直後の送信電力値)
が判定値以上かどうかの判定を行い、判定値未満であれ
ば受信レベルに対する送信電力が正常に制御されている
と判定するが、判定値以上である場合には、送信電力系
に異常がある可能性があると判断する。また、ステップ
66は、初期送信電力値と制御後の送信電力値の差を調
べることにより、異常を判定する。
【0088】また、ステップ67では、送信電力制御が
正常に行われていれば、通信中断時における出力は、低
くなるべきところ、大きな出力で送信している場合には
故障であると判断している。また、送信電力の平均値が
判定値以上でない場合は、送信電力制御が有効に機能し
ている場合である。すなわち、送信電力系は正常と判断
する。
【0089】なお、図6に示すように判定パラメータの
読出し(S33)の後に各判定処理を順次実行すること
の他、各通信履歴の数に応じてどの判定処理を実行する
かを判断し、それに応じた判定処理を行うようにしても
よい。
【0090】この場合、例えば、図10に示すようなフ
ローで処理を行うことが可能である。判定パラメータ読
出しの後、通信中断履歴の件数が所定の判定値以上でな
ければ(S100:N)受信同期判定を行わない。通信
中断履歴の件数が所定の判定値以上(S100:Y)で
あれば受信同期判定を行う(S101)。次に、正常通
信履歴の件数が所定の判定値以上でなければ(S10
2:N)受信系故障判定不能表示を行い(S103)、
受信感度判定を行わない。正常通信履歴の件数が所定の
判定値以上(S102:Y)であれば受信感度判定(S
104)を行う。そして、発着信等失敗履歴の件数が所
定の判定値以上でなければ、(S105:N)送信系故
障判定不能表示を行い(S106)、発着信等失敗履歴
の件数が所定の判定値以上(S105:Y)であれば送
信電力判定を行う(S107)。
【0091】本発明では、携帯電話機本体において通信
が正常に行えなかった事象を検出すると、その事象が発
生した理由及び携帯電話機本体で検出した事象に至った
状況を示す移動通信特有の項目を通信履歴情報として携
帯電話機本体のメモリに格納する。
【0092】そして、接続された外部端末からの読出し
コマンドにより、その通信履歴情報を外部端末に出力す
る。接続された外部端末では、読み出した通信履歴情報
及び外部端末に格納された故障と判定するための判定パ
ラメータにより携帯電話機10の故障判定を行うという
作用をする。なお、本発明における故障判定処理は、外
部端末にインストールするプログラムにより実行され
る。当該プログラムは、CD−ROM等の記録媒体から
インストールすることが可能である。また、当該プログ
ラムをネットワークを介してダウンロードし、インスト
ールすることも可能である。
【0093】本発明は、上記の実施例に限定されること
なく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能であ
る。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯電話機に通信履歴情報を格納し、その履歴情報を外
部の判定パラメータを有する外部端末により読み出すこ
とにより、故障状況の再現及び無線部測定器を用いるこ
とよる、再現性や再現に要する時間を気にすることな
く、故障申告者の申告内容に基づいた故障判定を即座に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における携帯電話機及び外部端末の構成
例を示す図である。
【図2】携帯電話機に記憶される通信履歴情報及びその
用途を示す図である。
【図3】発呼による通信が正常に行われた場合の通信履
歴情報(正常通信履歴)格納例のフロー図である。
【図4】発呼失敗により通信が正常に行われなかった場
合の通信履歴情報(発着信等失敗履歴)格納例のフロー
図である。
【図5】通信中の同期外れによる通信中断が発生したた
めに通信が正常に行われなかった場合の通信履歴情報
(通信中断履歴)格納例のフロー図である。
【図6】外部端末で故障判定を行う際の全体のフロー図
である。
【図7】外部端末における受信同期故障判定例のフロー
図である。
【図8】外部端末における受信感度故障判定例のフロー
図である。
【図9】外部端末における送信電力故障判定例のフロー
図である。
【図10】各通信履歴の数に応じた故障判定処理を行う
場合のフローの一例を示す図である。
【符号の説明】
10 携帯電話機 11 アンテナ 12 高周波部 13 変復調部 14 信号処理部 15 制御部 16 外部端末とのインタフェース部 17 スピーカ 18 マイク 19 携帯電話機の表示部 20 操作部 21 携帯電話機内のメモリ 30 外部端末 31 携帯電話機とのインタフェース部 32 CPU 33 外部端末の表示部 34 キーボード 35 外部端末のメモリ 36 ハードディスク 37 CD−ROMドライブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橘 修二 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 伊藤 正悟 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 Fターム(参考) 5K027 AA11 LL02 5K067 AA34 BB04 DD19 DD23 DD24 DD30 DD43 DD44 DD45 EE02 EE10 EE23 FF05 FF06 FF16 FF17 FF18 HH22 HH23 KK15 LL14

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリ部と外部インタフェース部とを有
    する携帯電話機において、 前記メモリ部には、通信が正常に行えた場合における無
    線基地局からの報知情報及び電波の状態を示す情報と、
    通信が正常に行えなかった場合における通信が正常に行
    えなかった理由、無線基地局からの報知情報及び電波の
    状態を示す情報とを、通信履歴情報として格納し、 前記インタフェース部は、前記メモリ部に格納された通
    信履歴情報を、該インタフェース部に接続された外部端
    末に出力する機能を有することを特徴とする携帯電話
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の携帯電話機において、 前記メモリ部には、更に、通信日時及び携帯電話機の動
    作状況を、通信履歴情報として格納することを特徴とす
    る携帯電話機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の携帯電話機において、 前記通信が正常に行えなかった理由は、前記携帯電話機
    側が判断した理由であり、 前記無線基地局からの報知情報には、無線基地局識別用
    のコードを含み、 前記電波の状態を示す情報には、前記携帯電話機の待受
    け中の下り無線チャネルの受信レベル及び前記通信が正
    常に行えなかった時の送信電力制御状態の送信電力値、
    下り無線チャネルの受信レベル、下り無線チャネルの品
    質を含むことを特徴とする携帯電話機。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の携帯電話機において、 前記通信日時には、通信履歴情報の格納の日時を含み、 前記携帯電話機の動作状況には、通信が正常に行えなか
    った場合の携帯電話機が位置登録、発呼、着呼、又は通
    信中のどの動作において正常に行えなかったかの情報を
    含むことを特徴とする携帯電話機。
  5. 【請求項5】 メモリ部と外部インタフェース部とを有
    する携帯電話機において、 前記メモリ部には、通信が正常に行えた場合における正
    常通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合におけ
    る発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における
    通信中断履歴とを格納し、 前記インタフェース部は、前記メモリ部に格納された各
    履歴を、該インタフェース部に接続された外部端末に出
    力することを特徴とする携帯電話機。
  6. 【請求項6】 前記各履歴は無線基地局識別用のコード
    を含み、前記発着信失敗履歴と通信中断履歴の各々は、
    通信の失敗理由を含む請求項5に記載の携帯電話機。
  7. 【請求項7】 前記通信中断履歴における失敗理由とし
    て、下りの通信の同期外れが生じた場合における再同期
    待ちタイムアウトを含む請求項6に記載の携帯電話機。
  8. 【請求項8】 前記発着信失敗履歴における失敗理由と
    して、発呼要求信号の応答待ちタイムアウトを含む請求
    項6に記載の携帯電話機。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8いずれか一項記載の携
    帯電話機に外部端末を接続し、 接続された外部端末は、前記携帯電話機のメモリ部に格
    納された通信履歴情報を読出し、接続した携帯電話機の
    故障判定を行うことを特徴とする携帯電話機故障判定方
    法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の携帯電話機故障判定方
    法において、 受信系における受信同期及び受信感度と、送信系におけ
    る送信電力とに関する故障判定を行うことを特徴とする
    携帯電話機故障判定方法。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の携帯電話機故障判定方
    法において、 前記外部端末は、該外部端末に格納された故障を判定す
    る判定パラメータと前記携帯電話機のメモリ部に格納さ
    れた通信履歴情報との比較を行うことにより、故障判定
    を行うことを特徴とする携帯電話機故障判定方法。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし11いずれか一項記載
    の携帯電話機故障判定方法において、 故障判定時において、通信が正常に行えなかった状況が
    一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局
    においても発生したか否かを判定し、一つの無線基地局
    での発生のみならず異なる無線基地局においても発生し
    た場合にのみ、携帯電話機は故障していると判定するこ
    とを特徴とする携帯電話機故障判定方法。
  13. 【請求項13】 通信が正常に行えた場合における正常
    通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における
    発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通
    信中断履歴とを格納した携帯電話機に接続された故障判
    定装置が、該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信
    中断履歴とを読出し、 各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期
    及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故
    障判定を行うことを特徴とする携帯電話機故障判定方
    法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の携帯電話機故障判定
    方法において、 前記各履歴の件数に応じて受信同期、受信感度及び送信
    電力のうちのどの故障判定を行うかを決定することを特
    徴とする携帯電話機故障判定方法。
  15. 【請求項15】 請求項13記載の携帯電話機故障判定
    方法において、 前記故障判定装置が、該故障判定装置に格納された判定
    パラメータと前記履歴における所定の情報との比較を行
    うことにより、故障判定を行うことを特徴とする携帯電
    話機故障判定方法。
  16. 【請求項16】 請求項13ないし15いずれか一項記
    載の携帯電話機故障判定方法において、 故障判定時において、通信が正常に行えなかった状況が
    一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局
    においても発生したか否かを判定し、一つの無線基地局
    での発生のみならず異なる無線基地局においても発生し
    た場合にのみ、携帯電話機は故障であると判定すること
    を特徴とする携帯電話機故障判定方法。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の携帯電話機故障判定
    方法において、 前記通信中断履歴は通信中断の理由を含み、該理由とし
    て同期異常を有する履歴における下り無線チャネルの受
    信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以上であり、
    かつ、該下り無線チャネルの品質の平均が所定の判定パ
    ラメータ値以上である場合に前記携帯電話機の受信同期
    故障と判定することを特徴とする携帯電話機故障判定方
    法。
  18. 【請求項18】 請求項15記載の携帯電話機故障判定
    方法において、 前記通信中断履歴における通信中断時の下り無線チャネ
    ルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以下で
    ある場合に当該通信中断時の送信電力値の平均が所定の
    判定パラメータ値以下であり、かつ、前記正常通信履歴
    における待ち受け中の下り無線チャネルの受信レベルの
    平均が所定の判定パラメータ値以下である場合の前記携
    帯電話機の受信感度故障と判定することを特徴とする携
    帯電話機故障判定方法。
  19. 【請求項19】 請求項15記載の携帯電話機故障判定
    方法において、 前記発着信失敗履歴は発着信失敗の理由を含み、該発着
    信失敗履歴の中で待ち受け時の下り無線チャネルの受信
    レベルが所定の判定パラメータ値以上である履歴のう
    ち、該理由として発呼要求信号の応答待ちタイムアウト
    を有する履歴の件数が所定の判定パラメータ値以上であ
    り、かつ、発着信失敗が発生した無線基地局における正
    常通信時の送信電力値の平均が所定の判定パラメータ値
    以上ある場合に前記携帯電話機の送信電力故障と判定す
    ることを特徴とする携帯電話機故障判定方法。
  20. 【請求項20】 通信が正常に行えた場合における正常
    通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における
    発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通
    信中断履歴とを格納した携帯電話機と接続し、該正常通
    信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴とを読出す
    手段と、 各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期
    及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故
    障判定を行う手段とを有することを特徴とする故障判定
    装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の故障判定装置におい
    て、 前記各履歴の件数に応じて受信同期、受信感度及び送信
    電力のうちのどの故障判定を行うかを決定する手段を更
    に有することを特徴とする故障判定装置。
  22. 【請求項22】 請求項20記載の故障判定装置におい
    て、 該故障判定装置は判定パラメータを保持し、該判定パラ
    メータと前記履歴における所定の情報との比較を行うこ
    とにより、故障判定を行うことを特徴とする故障判定装
    置。
  23. 【請求項23】 請求項20ないし22いずれか一項記
    載の故障判定装置において、 故障判定時において、通信が正常に行えなかった状況が
    一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局
    においても発生したか否かを判定し、一つの無線基地局
    での発生のみならず異なる無線基地局においても発生し
    た場合にのみ、携帯電話機は故障であると判定すること
    を特徴とする故障判定装置。
  24. 【請求項24】 請求項22記載の故障判定装置におい
    て、 前記通信中断履歴は通信中断の理由を含み、該理由とし
    て同期異常を有する履歴データにおける下り無線チャネ
    ルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以上で
    あり、かつ、該下り無線チャネルの品質の平均が所定の
    判定パラメータ値以上である場合に前記携帯電話機の受
    信同期故障と判定することを特徴とする故障判定装置。
  25. 【請求項25】 請求項22記載の故障判定装置におい
    て、 前記通信中断履歴における通信中断時の下り無線チャネ
    ルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以下で
    ある場合に当該通信中断時の送信電力値の平均が所定の
    判定パラメータ値以下であり、かつ、前記正常通信履歴
    における待ち受け中の下り無線チャネルの受信レベルの
    平均が所定の判定パラメータ値以下である場合の前記携
    帯電話機の受信感度故障と判定することを特徴とする故
    障判定装置。
  26. 【請求項26】 請求項22記載の故障判定装置におい
    て、 前記発着信失敗履歴は発着信失敗の理由を含み、該発着
    信失敗履歴の中で待ち受け時の下り無線チャネルの受信
    レベルが所定の判定パラメータ値以上である履歴のう
    ち、該理由として発呼要求信号の応答待ちタイムアウト
    を有する履歴の件数が所定の判定パラメータ値以上であ
    り、かつ、発着信失敗が発生した無線基地局における正
    常通信時の送信電力値の平均が所定の判定パラメータ値
    以上ある場合に前記携帯電話機の送信電力故障と判定す
    ることを特徴とする故障判定装置。
  27. 【請求項27】 通信が正常に行えた場合における正常
    通信履歴と、発着信が正常に行えなかった場合における
    発着信失敗履歴と、通信の中断があった場合における通
    信中断履歴とを格納した携帯電話機と接続する手段を有
    するコンピュータに該携帯電話機の故障を判定させるプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体であって、 該正常通信履歴と該発着信失敗履歴と該通信中断履歴と
    を読出す手順と、 各履歴を用いて該携帯電話機の受信系における受信同期
    及び受信感度と、送信系における送信電力とに関する故
    障判定を行う手順とをコンピュータに実行させるプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  28. 【請求項28】 請求項27記載のコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 前記各履歴の件数に応じて受信同期、受信感度及び送信
    電力のうちのどの故障判定を行うかを決定する手順をコ
    ンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  29. 【請求項29】 請求項27記載のコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 判定パラメータを保持する手順と、 該判定パラメータと前記履歴における所定の情報との比
    較を行うことにより、故障判定を行う手順とをコンピュ
    ータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。。
  30. 【請求項30】 請求項27ないし29いずれか一項記
    載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体において、 故障判定時において、通信が正常に行えなかった状況が
    一つの無線基地局での発生のみならず異なる無線基地局
    においても発生したか否かを判定し、一つの無線基地局
    での発生のみならず異なる無線基地局においても発生し
    た場合にのみ、携帯電話機は故障であると判定する手順
    をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  31. 【請求項31】 請求項29記載のコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 前記通信中断履歴は通信中断の理由を含み、該理由とし
    て同期異常を有する履歴データにおける下り無線チャネ
    ルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以上で
    あり、かつ、該下り無線チャネルの品質の平均が所定の
    判定パラメータ値以上である場合に前記携帯電話機の受
    信同期故障と判定する手順をコンピュータに実行させる
    プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
    媒体。
  32. 【請求項32】 請求項29記載のコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 前記通信中断履歴における通信中断時の下り無線チャネ
    ルの受信レベルの平均が所定の判定パラメータ値以下で
    ある場合に当該通信中断時の送信電力値の平均が所定の
    判定パラメータ値以下であり、かつ、前記正常通信履歴
    における待ち受け中の下り無線チャネルの受信レベルの
    平均が所定の判定パラメータ値以下である場合の前記携
    帯電話機の受信感度故障と判定する手順をコンピュータ
    に実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  33. 【請求項33】 請求項29記載のコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体において、 前記発着信失敗履歴は発着信失敗の理由を含み、該発着
    信失敗履歴の中で待ち受け時の下り無線チャネルの受信
    レベルが所定の判定パラメータ値以上である履歴のう
    ち、該理由として発呼要求信号の応答待ちタイムアウト
    を有する履歴の件数が所定の判定パラメータ値以上であ
    り、かつ、発着信失敗が発生したセクタにおける正常通
    信時の送信電力値の平均が所定の判定パラメータ値以上
    ある場合に前記携帯電話機の送信電力故障と判定する手
    順をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコ
    ンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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