JP2011223403A - 携帯電話機、該携帯電話機に用いられる通話障害解析報知方法及び通話障害解析報知プログラム - Google Patents

携帯電話機、該携帯電話機に用いられる通話障害解析報知方法及び通話障害解析報知プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】通話に障害が発生した場合の原因を解析して報知する機能を有する携帯電話機を提供する。
【解決手段】音声通話時に、通話障害解析報知手段(制御部1、メモリ部3、無線情報部9、通信情報部10、音声情報部11)により、無線部6で受信している電波の電界レベルの測定結果が無線情報として記録されると共に、無線部6により送受信されるデータに基づいて、無線基地局との通信プロトコルのシーケンス情報が記録され、かつ、音声処理部8で復号化された符号化データに基づいて、電波の伝播路で生じた通信エラー情報、及び再生用音声信号のレベルが音声情報として記録される。一方、音声通話の終了時に、無線情報、シーケンス情報又は音声情報に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かが解析され、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨が報知される。
【選択図】図1

Description

この発明は、携帯電話機、該携帯電話機に用いられる通話障害解析報知方法及び通話障害解析報知プログラムに係り、特に、通話に障害が発生した場合、その原因を解析して報知する機能を有する携帯電話機、該携帯電話機に用いられる通話障害解析報知方法及び通話障害解析報知プログラムに関する。
携帯電話機では、音声通話時において、音声不通や無音、片通話などの障害が発生しても、ユーザには音が聞こえないというだけで、その原因を知らせる手段がなく、携帯電話機の故障によるものか、あるいは外的要因によるものかが分からないという問題点がある。上記のような障害は、携帯電話機内部のソフトウェア/ハードウェアの問題以外に、無線電波環境による通信ネットワークの問題で発生する場合があり、ユーザは携帯電話機が故障しているのか否かを判断することが困難である。この場合、携帯電話機の新規購入時などでは、ユーザが初期不良品か否かを保守センターなどで判断してもらったり、携帯電話機の交換をするケースが発生する。このため、ユーザが音声不通の原因を的確に判断できる携帯電話機が要求されている。
この種の関連技術としては、たとえば、特許文献1に記載された携帯端末がある。
この携帯端末では、複数の記憶領域に、所定の動作モニタのデータが所定の時間繰り返し記録される。頻度カウンタにより、所定のデータがカウントされる。あらかじめ設定されたフリーズ条件が発生した場合には、記録中の記録領域に記録されている動作モニタのデータと頻度カウンタのデータとを基に、不具合が携帯端末の不具合によるものかネットワークの不具合によるものかが診断される。
特開2003−051882号公報
しかしながら、上記関連技術では、次のような課題があった。
すなわち、特許文献1に記載された携帯端末では、不具合が同携帯端末自体の不具合によるものか、ネットワークの不具合によるものかが診断されるが、この発明とは構成や処理方法が異なる。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、通話に障害が発生した場合の原因を解析して報知する機能を有する携帯電話機、該携帯電話機に用いられる通話障害解析報知方法及び通話障害解析報知プログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、この発明の第1の構成は、無線基地局と無線接続されてデータの送受信を行う無線部と、該無線部で送信するためのデータの生成、及び受信したデータに対して符号化データの抽出を行う信号処理部と、スピーカと、前記信号処理部により抽出された前記符号化データを復号化して前記スピーカに再生用音声信号として出力する音声処理部とを有する携帯電話機に係り、音声通話時に、前記無線部で受信している電波の電界レベルを測定して測定結果を無線情報として記録すると共に、前記無線部により送受信されるデータに基づいて、前記無線基地局との通信プロトコルのシーケンス情報を記録し、かつ、前記音声処理部で復号化された前記符号化データに基づいて、電波の伝播路で生じた通信エラー情報、及び前記再生用音声信号のレベルを音声情報として記録する一方、音声通話の終了時に、記録されている前記無線情報、シーケンス情報又は音声情報に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かを解析し、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨を報知する通話障害解析報知手段が設けられていることを特徴としている。
この発明の第2の構成は、無線基地局と無線接続されてデータの送受信を行う無線部と、該無線部で送信するためのデータの生成、及び受信したデータに対して符号化データの抽出を行う信号処理部と、スピーカと、前記信号処理部により抽出された前記符号化データを復号化して前記スピーカに再生用音声信号として出力する音声処理部とを有する携帯電話機に用いられる通話障害解析報知方法に係り、音声通話時に、通話障害解析報知手段が、前記無線部で受信している電波の電界レベルを測定して測定結果を無線情報として記録すると共に、前記無線部により送受信されるデータに基づいて、前記無線基地局との通信プロトコルのシーケンス情報を記録し、かつ、前記音声処理部で復号化された前記符号化データに基づいて、電波の伝播路で生じた通信エラー情報、及び前記再生用音声信号のレベルを音声情報として記録する一方、音声通話の終了時に、記録されている前記無線情報、シーケンス情報又は音声情報に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かを解析し、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨を報知する通話障害解析報知処理を行うことを特徴としている。
この発明の構成によれば、通話障害が発生した旨を報知する機能を有する携帯電話機を実現することができる。
この発明の第1の実施形態である携帯電話機の要部の電気的構成を示すブロック図である。 制御部1及び無線情報部9の動作を説明するフローチャートである。 制御部1及び通信情報部10の動作を説明するフローチャートである。 制御部1及び音声情報部11の動作を説明するフローチャートである。 この発明の第2の実施形態である携帯電話機の要部の電気的構成を示すブロック図である。 図5の携帯電話機の動作を説明するフローチャートである。
上記通話障害解析報知手段が、音声通話時に、上記無線部で受信している電波の電界レベルを測定して測定結果を上記無線情報の履歴として記録する無線情報記録手段(無線情報部)と、音声通話時に、上記無線部により送受信されるデータに基づいて、上記シーケンス情報を記録する通信情報記録手段(通信情報部)と、音声通話時に、上記通信エラー情報、及び上記再生用音声信号のレベルを定期的に観測して上記音声情報の履歴として記録する音声情報記録手段(音声情報部)と、音声通話の終了時に、上記無線情報記録手段(無線情報部)、通信情報記録手段(通信情報部)又は音声情報記録手段(音声情報部)で記録されている上記各情報に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かを解析し、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨を報知する制御部とから構成されている携帯電話機を実現する。
また、上記制御部は、上記無線情報記録手段(無線情報部)に記録されている上記無線情報の履歴を参照し、上記電界レベルが所定値を下回った時間が所定時間以上あった場合に上記通話障害が発生した旨を報知する構成とされている。また、上記制御部は、上記通信情報記録手段(通信情報部)に記録されている上記シーケンス情報を参照し、上記シーケンス情報に異常があった場合に上記通話障害が発生した旨を報知する構成とされている。また、上記制御部は、上記音声情報記録手段(音声情報部)に記録されている上記音声情報を参照し、上記音声情報に異常があった場合に上記通話障害が発生した旨を報知する構成とされている。
また、不揮発メモリで構成された記憶手段と、現在時刻情報を出力する計時手段(計時部)とが設けられ、上記通話障害解析報知手段は、記録する上記音声情報をリアルタイムに解析し、上記音声情報に異常があった場合、記録されている上記無線情報、シーケンス情報及び音声情報を、上記現在時刻情報と共に上記記憶手段に記憶させる構成とされている。
実施形態1
図1は、この発明の第1の実施形態である携帯電話機の要部の電気的構成を示すブロック図である。
この形態の携帯電話機は、同図に示すように、制御部1と、データバス2と、メモリ部3と、表示部4と、キー操作部5と、無線部6と、信号処理部7と、音声処理部8と、無線情報部9と、通信情報部10と、音声情報部11とから構成され、上記データバス2を介して、これらの各部が接続されている。制御部1は、通話障害解析報知プログラムに基づいて動作するコンピュータで構成され、この携帯電話機全体を制御する。メモリ部3は、ROM(リード・オンリ・メモリ)3a、及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)3bを有し、同ROM3aには、制御部1が実行するための上記通話障害解析報知プログラム、各種の制御用プログラム、かな文字変換などに使用される辞書などの固定的なデータが格納され、同RAM3bには、CPU1がプログラムを実行する上で一時的に必要とされるデータが格納される他、電話帳データなどが格納されている。
無線部6は、アンテナ6aを有し、同アンテナ6aを介して図示しない無線基地局と無線接続されて所定のデータの送受信を行う。信号処理部7は、無線部6で送信するためのデータの生成、及び同無線部6で受信したデータに対して分析及び符号化データの抽出を行う。音声処理部8は、マイクロホン8a及びスピーカ8bを有し、同マイクロホン8aから入力された送信用音声信号を符号化する一方、信号処理部7により分析及び抽出された上記符号化データを復号化して同スピーカ8bに再生用音声信号として出力する。無線情報部9は、音声通話時に、無線部6で受信している電波の電界レベルを測定して測定結果を定期的に記録し、電波環境の状態を無線情報の履歴として記録する。通信情報部10は、音声通話時に、無線部6により送受信されるデータに基づいて、無線基地局との通信プロトコルのシーケンス情報を記録する。音声情報部11は、音声通話時に、音声処理部8で復号化された上記符号化データに基づいて、電波の伝播路で生じた通信エラー情報、及び上記再生用音声信号のレベルを定期的に観測して音声情報の履歴として記録する。
制御部1は、音声通話の終了時に、無線情報部9、通信情報部10又は音声情報部11で記録されている上記各情報(無線情報の履歴、シーケンス情報、音声情報の履歴)に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かを解析し、解析の結果、通話障害(たとえば、無音、片通話)が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨を報知(たとえば、メッセージ表示や、アラーム音で警告)する。特に、この実施形態では、制御部1は、無線情報部9に記録されている無線情報の履歴を参照し、無線部6で受信している電波の電界レベルが所定値を下回った時間が所定時間以上あった場合に上記通話障害(無音、片通話)が発生した旨を報知する。また、制御部1は、通信情報部10に記録されているシーケンス情報を参照し、同シーケンス情報に異常(たとえば、ハンドオーバが短時間に繰り返し発生したり、伝送路の推定エラーレートが3%を越えた時間が所定の閾値、たとえば1秒を越えた場合など)があった場合に通話障害が発生した旨を報知する。また、制御部1は、音声情報部11に記録されている音声情報を参照し、この音声情報に異常(たとえば、受信データのエラー発生状況の記録から単位時間にエラーが多発した場合や、背景雑音の更新周期がアルゴリズム規定の5倍の時間更新されなかった場合など)があった場合に通話障害が発生した旨を報知する。
表示部4は、白黒やカラーの液晶パネル又は有機EL(電子蛍光)などの表示部品、及び表示を制御する制御回路で構成され、通話相手の電話番号や通話時間、着信番号、電池残量などの情報を表示する。キー操作部5は、各種のキーからのキー入力を受け付ける入力回路であり、ダイヤル入力や着信時の応答入力などがキー入力により操作される。上記制御部1、メモリ部3、無線情報部9、通信情報部10及び音声情報部11により、通話障害解析報知手段が構成されている。
図2は、制御部1及び無線情報部9の動作を説明するフローチャート、図3は、制御部1及び通信情報部10の動作を説明するフローチャート、及び図4が、制御部1及び音声情報部11の動作を説明するフローチャートである。
これらの図を参照して、この形態の携帯電話機に用いられる通話障害解析報知方法の処理内容について説明する。
この携帯電話機では、音声通話時に、通話障害解析報知手段(制御部1、メモリ部3、無線情報部9、通信情報部10、音声情報部11)により、無線部6で受信している電波の電界レベルが測定されて測定結果が無線情報として記録されると共に、同無線部6により送受信されるデータに基づいて、無線基地局との通信プロトコルのシーケンス情報が記録され、かつ、音声処理部8で復号化された符号化データに基づいて、電波の伝播路で生じた通信エラー情報、及び再生用音声信号のレベルが音声情報として記録される。
一方、音声通話の終了時に、通話障害解析報知手段により、上記無線情報、シーケンス情報又は音声情報に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かが解析され、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨が報知される(通話障害解析報知処理)。
この通話障害解析報知処理では、音声通話時に、無線情報部9により、無線部6で受信している電波の電界レベルが測定されて測定結果が定期的に記録され、無線情報の履歴として記録される(無線情報記録処理)。また、音声通話時に、通信情報部10により、無線部6により送受信されるデータに基づいて、無線基地局との通信プロトコルのシーケンス情報が記録される(通信情報記録処理)。また、音声通話時に、音声情報部11により、音声処理部8で復号化された符号化データに基づいて、電波の伝播路で生じた通信エラー情報、及び再生用音声信号のレベルが定期的に観測されて音声情報の履歴として記録される(音声情報記録処理)。一方、音声通話の終了時に、制御部1により、無線情報部9、通信情報部10又は音声情報部11で記録されている各情報(無線情報の履歴、シーケンス情報、音声情報の履歴)に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かが解析され、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨が報知される(報知処理)。
この報知処理では、制御部1により、無線情報部9に記録されている無線情報の履歴が参照され、無線部6で受信している電波の電界レベルが所定値を下回った時間が所定時間以上あった場合に、通話障害が発生した旨が報知される。また、報知処理では、制御部1により、通信情報部10に記録されているシーケンス情報が参照され、同シーケンス情報に異常があった場合に通話障害が発生した旨が報知される。また、報知処理では、制御部1により、音声情報部11に記録されている音声情報が参照され、音声情報に異常があった場合に通話障害が発生した旨が報知される。
すなわち、この携帯電話機では、通話は、キー操作部5にて、相手の電話番号がキー入力されて呼び出しが行われるか、相手からの着信を受けた際にキー入力によりオフフックされて開始される。相手の電話番号は、番号を直接入力する他、メモリ部3に保存された電話帳などの情報を表示部4に表示させ、その中から選択しても良い。通話が開始されると、音声処理部8では、マイク入力された音声信号が、所定の処理単位時間の音声信号に符号化される。この符号化には、たとえば“AMR(Adaptive Multi-Rate )Speech Codec”が使用される。符号化処理されたデータ(符号化データ)は、バス2を介してメモリ部3のRAM3bに一時保存され、この後、信号処理部7へ送出される。信号処理部7では、符号化データを無線電波で送信するために、規定の信号処理(たとえば、CRC符号の付加+畳み込み符号などのFEC;Forward Error Correction)が施され、同FECが施されたデータは無線部6で電波に変調されて無線基地局へ送信される。FECとは、データを伝送する前に誤り検出及び訂正用の冗長データを付加しておき、誤りがあれば、受信側で修正などを行うための順方向の誤り検出及び訂正の方式である。
一方、相手側の音声は、無線基地局から送信された電波が無線部6で検波されて受信データとして復調される。復調された受信データは、信号処理部7により、FECの処理にて伝送路で生じた誤りが検出され、訂正される。FEC処理後のデータは、音声処理部8により復号処理されて音声信号へ復号化され、スピーカ8bへ出力される。無線情報部9では、無線部6の受信電界レベルが定期的に記録される。通信情報部10では、無線基地局との通信プロトコルのシーケンスログが記録される。このシーケンスログには、たとえば、自動車での移動などにより、無線接続される無線基地局が変化する場合のハンドオーバや、伝送路の推定エラーレートの情報などが含まれている。
音声情報部11では、受信データのエラー発生状況や、復号化された音声信号のレベルや、マイクロホン8aから入力される音声信号のレベルが定期的に記録され、また、音声信号の符号化がアルゴリズムに規定されたフレーム時間の通りに定期的に実行されたか否かが記録される。この場合、音声符号化方式によっては、背景雑音の符号化データの更新周期が一定期間となっているアルゴリズムを採用しているため、背景雑音の間隔が不正になっているか否かを表す情報を記録する。また、音声信号は、通常、音声処理部8のアナログのシリアルポートからシリアル信号で取り込まれて内部の所定の処理回路に伝送される。このため、半田付不良や静電気によるハードウェアの破壊などで音声データ転送が途絶える場合があり、シリアルポートではハードの異常の検出回路が備えられ、ハードウェアのエラー情報が音声情報部11に記録される。
無線情報部9では、図2に示すように、音声通話開始と判断した場合に(ステップA1,“Y”)、無線情報が取得されて記録される(ステップA2)。上記ステップA1において、通話が開始されていない待ちうけ状態のときや、音楽再生などのアプリケーションが動作している場合は(ステップA1,“N”)、何も処理をせずに初期状態に戻る(リターン)。ステップA2での無線情報の記録では、受信電界レベルが定期的に記録されることにより情報取得される。この情報取得処理は、音声通話が終了するまで繰り返される(ステップA3,“N”)。音声通話終了時には(ステップA3,“Y”)、制御部1により、故障解析動作として、無線情報の解析が行われる(ステップA4)。
この解析では、たとえば、電界レベルがエラーレート3%を越えるようなレベルを下回った時間が1秒以上有った場合に、異常を示す情報(たとえば、“1”)が出力され、他の場合は、正常を示す情報(たとえば、“0”)が出力される。この解析結果に基づいて正常であるか否かの判定が行われ、正常時は何もせずに戻り(ステップA5,“Y”)、異常時は(ステップA5,“N”)、警告情報が出力される(ステップA6)。警告情報としては、表示部4に、たとえば、“電波環境の影響により音声が途絶えた可能性があります”などのメッセージが表示されたり、アラーム音が発生することで、ユーザに対して警告が行われる。
通信情報部10では、図3に示すように、音声通話開始と判断した場合に(ステップB1,“Y”)、通信情報が取得されて記録される(ステップB2)。上記ステップB1において、通話が開始されていない待ちうけ状態のときや、音楽再生などのアプリケーションが動作している場合は(ステップB1,“N”)、何も処理をせずに初期状態に戻る(リターン)。ステップB2での通信情報の記録では、通信プロトコルのシーケンスログの情報が記録される。この情報取得処理は、音声通話が終了するまで繰り返される(ステップB3,“N”)。音声通話終了時には(ステップB3,“Y”)、制御部1により、故障解析動作として、通信情報の解析が行われる(ステップB4)。
この解析では、たとえば、ハンドオーバが短時間に繰り返し発生したり、伝送路の推定エラーレートが3%を越えた時間が所定の閾値(たとえば、1秒)を越えた場合に、異常を示す情報(たとえば、“1”)が出力され、他の場合は、正常を示す情報(たとえば、“0”)が出力される。この解析結果に基づいて正常であるか否かの判定が行われ、正常時は何もせずに戻り(ステップB5,“Y”)、異常時は(ステップB5,“N”)、警告情報が出力される(ステップB6)。警告情報については、上記無線情報部9の場合と同様である。
音声情報部11では、図4に示すように、音声通話開始と判断した場合に(ステップC1,“Y”)、音声情報が記録される(ステップC2)。上記ステップC1において、通話が開始されていない待ちうけ状態のときや、音楽再生などのアプリケーションが動作している場合は(ステップC1,“N”)、何も処理をせずに初期状態に戻る(リターン)。ステップC2での音声情報の記録では、受信データのエラー発生状況や、復号化された音声信号のレベルや、マイクロホン8aから入力される音声信号のレベルが定期的に記録される(ステップC2)。この情報取得処理は、音声通話が終了するまで繰り返される(ステップC3,“N”)。音声通話終了時には(ステップC3,“Y”)、制御部1により、故障解析動作として、音声情報の解析が行われる(ステップC4)。
この解析では、受信データのエラー発生状況の記録に基づいて、単位時間にエラーが多発した場合や、背景雑音の更新周期がアルゴリズムの規定に対し、たとえば5倍の間更新されなかった場合に、異常を示す情報(たとえば、“1”)が出力され、他の場合は、正常を示す情報(たとえば、“0”)が出力される。この解析結果に基づいて正常であるか否かの判定が行われ、正常時は何もせずに戻り(ステップC5,“Y”)、異常時は(ステップC5,“N”)、警告情報が出力される(ステップC6)。警告情報については、上記無線情報部9の場合と同様である。
また、受信データのエラーが発生していない状態で、音声レベルが単位時間(たとえば、10秒)に、たとえば−45dBmを連続して下回った場合は、無線基地局から送信されてくる音声データが無音である可能性があるため、この場合は、たとえば、“相手からの音声レベルが低下して音が聞こえなかった可能性があります”などのメッセージが表示されたり、アラーム音が発生することで、ユーザに対して警告が行われる。また、音声情報部11でハードウェアのエラー情報が検出された場合は、たとえば、“故障の可能性がありますので、お近くの修理センターへご連絡することを推奨します”などのメッセージが表示されたり、アラーム音が発生することで、ユーザに対して警告が行われる。
以上のように、この第1の実施形態では、音声通話の終了時に、制御部1により、無線情報部9、通信情報部10又は音声情報部11で記録されている各情報(無線情報の履歴、シーケンス情報、音声情報の履歴)に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かが解析され、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨がメッセージ表示やアラーム音により報知されるので、音声が途絶えた原因がユーザにより的確に判断される。
実施形態2
図5は、この発明の第2の実施形態である携帯電話機の要部の電気的構成を示すブロック図である。
この形態の携帯電話機では、図5に示すように、図1中の制御部1に代えて、新たな機能が付加された制御部1Aが設けられ、また、不揮発メモリ12、及び現在時刻情報を出力する計時部13が付加されている。制御部1Aは、音声情報部11に記録される音声情報をリアルタイムに解析し、同音声情報に異常があった場合、無線情報部9、通信情報部10及び音声情報部11で記録されている各情報(無線情報の履歴、シーケンス情報、音声情報の履歴)を、現在時刻情報と共に不揮発メモリ12に記憶させる。他は、図1と同様の構成である。
図6は、図5の携帯電話機の動作を説明するフローチャートである。
この図を参照して、この形態の携帯電話機に用いられる通話障害解析報知方法の処理内容について説明する。
この携帯電話機では、制御部1Aにより、音声情報部11に記録される音声情報がリアルタイムに解析され、同音声情報に異常があった場合、無線情報部9、通信情報部10及び音声情報部11で記録されている各情報(無線情報の履歴、シーケンス情報、音声情報の履歴)が、計時部13から出力される現在時刻情報と共に不揮発メモリ12に記憶される。
すなわち、図6に示すように、音声情報部11により、音声情報(受信データのエラー発生状況、復号音声レベル/マイク入力音声レベル、背景雑音の符号化データの更新周期、シリアルポートのハードウェアのエラー情報など)が取得される(ステップD1)。制御部1Aにより、この音声情報が解析され(ステップD2)、解析結果に基づいて異常であるか否かが判定され(ステップD3)、正常時では音声情報の取得及び解析が繰り返し継続され(ステップD3,“N”)、一方、異常時では、無線情報、通信情報、音声情報及び現在時刻情報が不揮発メモリ12へ保存される(ステップD4)。
以上のように、この第2の実施形態では、音声情報に異常があった場合に、無線情報部9、通信情報部10及び音声情報部11で記録されている各情報が現在時刻情報と共に不揮発メモリ12に記憶されるので、第1の実施形態の利点に加え、不具合の発生した携帯電話機がサービスセンターなどに持ち込まれた場合に、不具合解析が円滑に行われる。すなわち、サービスセンターで不具合が再現しない場合、ユーザの申告内容のみでは不具合の原因の判定が困難であり、ハードウェア及びソフトウェアの調査に時間が必要になる場合があるが、不揮発メモリ12に保存されている上記情報を解析することにより、携帯電話機の内部で故障が発生したか、外部要因による不具合であるかが判別され、不具合の原因の調査時間が低減される。
以上、この発明の実施形態を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、図1中の無線情報部9、通信情報部10及び音声情報部11に記録される各情報をメモリ部3に記録し、その情報から解析するようにしても良い。また、通話障害が発生した旨を報知する場合、アラーム音に限らず、たとえば光の点滅やバイブレータにより振動などでも良い。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限定されない。
(付記1)無線基地局と無線接続されてデータの送受信を行う無線部と、該無線部で送信するためのデータの生成、及び受信したデータに対して符号化データの抽出を行う信号処理部と、スピーカと、前記信号処理部により抽出された前記符号化データを復号化して前記スピーカに再生用音声信号として出力する音声処理部とを有する携帯電話機であって、音声通話時に、前記無線部で受信している電波の電界レベルを測定して測定結果を無線情報として記録すると共に、前記無線部により送受信されるデータに基づいて、前記無線基地局との通信プロトコルのシーケンス情報を記録し、かつ、前記音声処理部で復号化された前記符号化データに基づいて、電波の伝播路で生じた通信エラー情報、及び前記再生用音声信号のレベルを音声情報として記録する一方、音声通話の終了時に、記録されている前記無線情報、シーケンス情報又は音声情報に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かを解析し、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨を報知する通話障害解析報知手段が設けられている携帯電話機。
(付記2)前記通話障害解析報知手段は、音声通話時に、前記無線部で受信している電波の電界レベルを測定して測定結果を前記無線情報の履歴として記録する無線情報記録手段と、音声通話時に、前記無線部により送受信されるデータに基づいて、前記シーケンス情報を記録する通信情報記録手段と、音声通話時に、前記通信エラー情報、及び前記再生用音声信号のレベルを定期的に観測して前記音声情報の履歴として記録する音声情報記録手段と、音声通話の終了時に、前記無線情報記録手段、通信情報記録手段又は音声情報記録手段で記録されている前記各情報に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かを解析し、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨を報知する制御部とから構成されている付記1記載の携帯電話機。
(付記3)前記制御部は、前記無線情報記録手段に記録されている前記無線情報の履歴を参照し、前記電界レベルが所定値を下回った時間が所定時間以上あった場合に前記通話障害が発生した旨を報知する構成とされている付記2記載の携帯電話機。
(付記4)前記制御部は、前記通信情報記録手段に記録されている前記シーケンス情報を参照し、前記シーケンス情報に異常があった場合に前記通話障害が発生した旨を報知する構成とされている付記2記載の携帯電話機。
(付記5)前記制御部は、前記音声情報記録手段に記録されている前記音声情報を参照し、前記音声情報に異常があった場合に前記通話障害が発生した旨を報知する構成とされている付記2記載の携帯電話機。
(付記6)不揮発メモリで構成された記憶手段と、現在時刻情報を出力する計時手段とが設けられ、前記通話障害解析報知手段は、記録する前記音声情報をリアルタイムに解析し、前記音声情報に異常があった場合、記録されている前記無線情報、シーケンス情報及び音声情報を、前記現在時刻情報と共に前記記憶手段に記憶させる構成とされている付記1、2、3、4又は5記載の携帯電話機。
(付記7)無線基地局と無線接続されてデータの送受信を行う無線部と、該無線部で送信するためのデータの生成、及び受信したデータに対して符号化データの抽出を行う信号処理部と、スピーカと、前記信号処理部により抽出された前記符号化データを復号化して前記スピーカに再生用音声信号として出力する音声処理部とを有する携帯電話機に用いられる通話障害解析報知方法であって、音声通話時に、通話障害解析報知手段が、前記無線部で受信している電波の電界レベルを測定して測定結果を無線情報として記録すると共に、前記無線部により送受信されるデータに基づいて、前記無線基地局との通信プロトコルのシーケンス情報を記録し、かつ、前記音声処理部で復号化された前記符号化データに基づいて、電波の伝播路で生じた通信エラー情報、及び前記再生用音声信号のレベルを音声情報として記録する一方、音声通話の終了時に、記録されている前記無線情報、シーケンス情報又は音声情報に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かを解析し、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨を報知する通話障害解析報知処理を行う通話障害解析報知方法。
(付記8)前記通話障害解析報知処理では、音声通話時に、無線情報記録手段が、前記無線部で受信している電波の電界レベルを測定して測定結果を前記無線情報の履歴として記録する無線情報記録処理と、音声通話時に、通信情報記録手段が、前記無線部により送受信されるデータに基づいて、前記シーケンス情報を記録する通信情報記録処理と、音声通話時に、音声情報記録手段が、前記通信エラー情報、及び前記再生用音声信号のレベルを定期的に観測して前記音声情報の履歴として記録する音声情報記録処理と、音声通話の終了時に、制御部が、前記無線情報記録手段、通信情報記録手段又は音声情報記録手段で記録されている前記各情報に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かを解析し、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨を報知する報知処理とを行う付記7記載の通話障害解析報知方法。
(付記9)前記報知処理では、前記制御部が、前記無線情報記録手段に記録されている前記無線情報の履歴を参照し、前記電界レベルが所定値を下回った時間が所定時間以上あった場合に前記通話障害が発生した旨を報知する付記8記載の通話障害解析報知方法。
(付記10)前記報知処理では、前記制御部が、前記通信情報記録手段に記録されている前記シーケンス情報を参照し、前記シーケンス情報に異常があった場合に前記通話障害が発生した旨を報知する付記8記載の通話障害解析報知方法。
(付記11)前記報知処理では、前記制御部が、前記音声情報記録手段に記録されている前記音声情報を参照し、前記音声情報に異常があった場合に前記通話障害が発生した旨を報知する付記8記載の通話障害解析報知方法。
(付記12)不揮発メモリで構成された記憶手段と、現在時刻情報を出力する計時手段とが設けられ、前記通話障害解析報知処理では、前記通話障害解析報知手段が、記録する前記音声情報をリアルタイムに解析し、該音声情報に異常があった場合、記録されている前記無線情報、シーケンス情報及び音声情報を、前記現在時刻情報と共に前記記憶手段に記憶させる付記7、8、9、10又は11記載の通話障害解析報知方法。
(付記13)コンピュータを、付記1乃至6のいずれか一に記載の通話障害解析報知手段として機能させる通話障害解析報知プログラム。
この発明は、携帯電話機の他、たとえばPDA(Personal Digital Assistants、個人向け携帯型情報通信機器)など、音声通話が可能な装置全般に適用できる。
1,1A 制御部(通話障害解析報知手段の一部)
3 メモリ部(通話障害解析報知手段の一部)
6 無線部
7 信号処理部
8 音声処理部
8b スピーカ
9 無線情報部(通話障害解析報知手段の一部、無線情報記録手段)
10 通信情報部(通話障害解析報知手段の一部、通信情報記録手段)
11 音声情報部(通話障害解析報知手段の一部、音声情報記録手段)
12 不揮発メモリ(記憶手段)
13 計時部(計時手段)

Claims (10)

  1. 無線基地局と無線接続されてデータの送受信を行う無線部と、該無線部で送信するためのデータの生成、及び受信したデータに対して符号化データの抽出を行う信号処理部と、スピーカと、前記信号処理部により抽出された前記符号化データを復号化して前記スピーカに再生用音声信号として出力する音声処理部とを有する携帯電話機であって、
    音声通話時に、前記無線部で受信している電波の電界レベルを測定して測定結果を無線情報として記録すると共に、前記無線部により送受信されるデータに基づいて、前記無線基地局との通信プロトコルのシーケンス情報を記録し、かつ、前記音声処理部で復号化された前記符号化データに基づいて、電波の伝播路で生じた通信エラー情報、及び前記再生用音声信号のレベルを音声情報として記録する一方、音声通話の終了時に、記録されている前記無線情報、シーケンス情報又は音声情報に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かを解析し、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨を報知する通話障害解析報知手段が設けられていることを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記通話障害解析報知手段は、
    音声通話時に、前記無線部で受信している電波の電界レベルを測定して測定結果を前記無線情報の履歴として記録する無線情報記録手段と、
    音声通話時に、前記無線部により送受信されるデータに基づいて、前記シーケンス情報を記録する通信情報記録手段と、
    音声通話時に、前記通信エラー情報、及び前記再生用音声信号のレベルを定期的に観測して前記音声情報の履歴として記録する音声情報記録手段と、
    音声通話の終了時に、前記無線情報記録手段、通信情報記録手段又は音声情報記録手段で記録されている前記各情報に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かを解析し、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨を報知する制御部とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  3. 前記制御部は、
    前記無線情報記録手段に記録されている前記無線情報の履歴を参照し、前記電界レベルが所定値を下回った時間が所定時間以上あった場合に前記通話障害が発生した旨を報知する構成とされていることを特徴とする請求項2記載の携帯電話機。
  4. 前記制御部は、
    前記通信情報記録手段に記録されている前記シーケンス情報を参照し、前記シーケンス情報に異常があった場合に前記通話障害が発生した旨を報知する構成とされていることを特徴とする請求項2記載の携帯電話機。
  5. 前記制御部は、
    前記音声情報記録手段に記録されている前記音声情報を参照し、前記音声情報に異常があった場合に前記通話障害が発生した旨を報知する構成とされていることを特徴とする請求項2記載の携帯電話機。
  6. 不揮発メモリで構成された記憶手段と、
    現在時刻情報を出力する計時手段とが設けられ、
    前記通話障害解析報知手段は、
    記録する前記音声情報をリアルタイムに解析し、前記音声情報に異常があった場合、記録されている前記無線情報、シーケンス情報及び音声情報を、前記現在時刻情報と共に前記記憶手段に記憶させる構成とされていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の携帯電話機。
  7. 無線基地局と無線接続されてデータの送受信を行う無線部と、該無線部で送信するためのデータの生成、及び受信したデータに対して符号化データの抽出を行う信号処理部と、スピーカと、前記信号処理部により抽出された前記符号化データを復号化して前記スピーカに再生用音声信号として出力する音声処理部とを有する携帯電話機に用いられる通話障害解析報知方法であって、
    音声通話時に、通話障害解析報知手段が、前記無線部で受信している電波の電界レベルを測定して測定結果を無線情報として記録すると共に、前記無線部により送受信されるデータに基づいて、前記無線基地局との通信プロトコルのシーケンス情報を記録し、かつ、前記音声処理部で復号化された前記符号化データに基づいて、電波の伝播路で生じた通信エラー情報、及び前記再生用音声信号のレベルを音声情報として記録する一方、
    音声通話の終了時に、記録されている前記無線情報、シーケンス情報又は音声情報に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かを解析し、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨を報知する通話障害解析報知処理を行うことを特徴とする通話障害解析報知方法。
  8. 前記通話障害解析報知処理では、
    音声通話時に、無線情報記録手段が、前記無線部で受信している電波の電界レベルを測定して測定結果を前記無線情報の履歴として記録する無線情報記録処理と、
    音声通話時に、通信情報記録手段が、前記無線部により送受信されるデータに基づいて、前記シーケンス情報を記録する通信情報記録処理と、
    音声通話時に、音声情報記録手段が、前記通信エラー情報、及び前記再生用音声信号のレベルを定期的に観測して前記音声情報の履歴として記録する音声情報記録処理と、
    音声通話の終了時に、制御部が、前記無線情報記録手段、通信情報記録手段又は音声情報記録手段で記録されている前記各情報に基づいて、音声通話に障害が発生したか否かを解析し、解析の結果、通話障害が発生した可能性が高い場合は、通話障害が発生した旨を報知する報知処理とを行うことを特徴とする請求項7記載の通話障害解析報知方法。
  9. 前記報知処理では、
    前記制御部が、前記無線情報記録手段に記録されている前記無線情報の履歴を参照し、前記電界レベルが所定値を下回った時間が所定時間以上あった場合に前記通話障害が発生した旨を報知することを特徴とする請求項8記載の通話障害解析報知方法。
  10. 前記報知処理では、
    前記制御部が、前記通信情報記録手段に記録されている前記シーケンス情報を参照し、前記シーケンス情報に異常があった場合に前記通話障害が発生した旨を報知することを特徴とする請求項8記載の通話障害解析報知方法。
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