JP2007235763A - 携帯電話装置 - Google Patents

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一之 及川
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Abstract

【課題】 携帯電話装置において、キーボタンの故障を検知し、その代替となるキーボタンを設定することにより、部品の交換や修理を行うことなく、また、利用中のサービスを止めることなく、継続的に利用可能とする。
【解決手段】 オンフックボタン、オフフックボタン、その他のキーボタン201からなる携帯電話装置1であって、1又は2以上のキーボタン201の故障を検知する故障検知手段と、故障したキーボタンに設定されている機能を検出する機能検出手段と、検出された機能を他のキーボタンに設定する代替キー設定手段と、からなる構成としてある。
【選択図】 図3

Description

本発明は、オフフックボタン、オンフックボタン、その他のキーボタンを有する携帯電話装置に関し、より詳しくは、キーボタンの故障時に当該キーボタンに設定されていた機能を他のキーボタンに設定することにより、その機能を継続的に利用することができる携帯電話装置に関する。
通信技術の発展に伴い、様々な通信サービスが開発・整備されており、特に、携帯電話システムは急速にその提供エリアを広げ、現在では多くのユーザが、携帯電話端末を所持し、利用している。
また、携帯電話システムは、インターネットやデジタル映像技術、その他の先進技術との融合により、様々な情報を扱う複合ネットワークとしても発展を続けている。メール機能がその代表的な例である。
このように、携帯電話システムを利用することにより、そのユーザは、いつでも、どこにいても、他の人とコミュニケーションをできるようになった。
一方、このような携帯電話システムの発展に伴い、端末である携帯電話装置は、その使用頻度が極端に増える一方で、利用者の利便性を図るため小型化や軽量化がすすみ、キーボタンの疲労故障が懸念されるようになった。
例えば、電話サービスにおいて発着信を行うオフフックボタン、終話を行うオンフックボタンについては、おおよそ使用頻度が高く、故障する傾向が高くなっている。
ところで、キーボタンが故障した場合には、通常、そのキーボタンを良品と交換することによって正常な状態に戻すことができるが、手続きに係る手間や相当の修理時間を要するため、利用者には非常に不便が伴う。
また、このような故障発生の予測は難しく、特に緊急時に故障が発生した場合等、その影響は大きく、利用者に与える不利益も計り知れない。
このため、キーボードが故障した時でも代わりに同一キーをタッチパネルから入力できるようにした故障キー代替機能付きポータブル端末装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、チャタリングによるキー故障が発生した場合に、代替キーでキー入力を可能とするデータ処理装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平05−119904号公報(第1−3頁、第1図) 特開平06−111137号公報(第1−3頁、第3図)
しかしながら、上述の特許文献1に提案されているにポータブル端末装置においては、故障したキーボードの代わりにタッチパネルから入力できるようにするもので、キーボードの他にタッチパネル機能を備えた大型の情報処理端末にしか適用できず、携帯電話装置のキーボタンの故障には対応できなかった。
また、この特許文献1の提案では、ユーザ自身がキーボードを押下するなどして、キー故障の診断を行わなければならないため、その処理・判断等が不便であり、しかも、故障診断のための方法等について具体的な開示はなく、携帯電話装置に対して直ちに採用することは困難であった。
また、特許文献2に記載されているデータ処理装置においては、チャタリング以外の理由で発生するキー故障については対応できず、特に携帯電話装置のキーボタンに発生し易い全くの配線断のような故障に対応することは不可能であった。
しかも、この特許文献2では、代替キーの設定を他の装置(ホストコンピュータ)によって制御するようになっているため、システムが大がかりになり、コスト増を招いたり、利便性に欠けるという問題があった。
本発明は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、複雑な構成や他の装置等を必要とすることなく、オフフックボタンやオンフックボタン等の携帯電話装置に特有のキーボタンの故障を確実に検知し、その代替となるキーボタンを設定することにより、部品の交換や修理を行うことなく、また、利用中のサービスを止めることなく、継続的な使用が可能となる携帯電話装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の携帯電話装置は、請求項1に記載するように、オンフックボタン、オフフックボタンを含む複数のキーボタンを備える携帯電話装置であって、1又は2以上のキーボタンの故障を検知する故障検知手段と、故障検知手段で故障が検知されたキーボタンに設定されている機能を検出する機能検出手段と、機能検出手段で検出された故障したキーボタンの機能を、他のキーボタンに設定する代替キー設定手段と、を有する構成としてある。
具体的には、本発明の携帯電話装置は、請求項2に記載するように、着信時に応答しなかった未応答呼数を計数する未応答呼数計数手段を備え、前記故障検知手段は、前記未応答呼数計数手段で計数された未応答呼数が所定回数に達した場合に、オフフックボタンの故障と判断する構成としてある。
また、本発明の携帯電話装置は、請求項3に記載するように、通話の相手側の携帯電話装置の通話の終了処理を検知する通話終了検知手段と、前記通話終了認識手段で検知された通話終了後の時間を測定する通話終了後時間測定手段と、前記通話終了後時間測定手段で測定される通話終了後の一定時間内に、オンフックボタンが押下されなかった終話未処理回数を計数する終話未処理回数計数手段と、を備え、前記故障検知手段は、前記終話未処理回数計数手段で計数された終話未処理回数が所定回数に達した場合に、オンフックボタンの故障と判断する構成としてある。
このような構成からなる本発明の携帯電話装置によれば、キーボタンの故障を検知し、故障したキーボタンに設定されていた機能を他のキーボタンに代替して設定するようにしてある。
このため、キーボタンの故障が発生しても、その代替となるキーボタンを自動的に設定することで、利用中のサービスを止めることなく、継続的に利用できるようになる。
具体的には、応答ボタン(オフフックボタン)が故障して着信応答ができない場合には、代替された他のキーボタンを押下することによって着信応答することができる。
また、オンフックボタンが故障して、終話処理ができないような状況でも、同様に、代替キーによる操作によって終話処理を行うことができる。
このように、キーボタンの故障を検知し、代替キーボタンを設定することにより、信頼性が高く、かつ、利便性の優れた携帯電話装置を実現し、提供することが可能となる。
特に、本発明の携帯電話装置によれば、故障の蓋然性が高い特定事象の発生を、故障判定のための要素とし、これら特定事象の発生回数が一定数に達した場合に故障と判断するようにしている。
このため、キーボタンの検査をあらためて実施することなく、その故障を効果的に検知・予測することが可能となっている。
また、故障判定の条件となる不具合の発生回数を任意の回数に設定することで、ユーザの操作ミスや不可抗力等による偶発的な不具合を排除できるようにしている。
このため、精度の高い故障判定・故障予測が可能となり、信頼性の高い携帯電話装置を提供できる。
また、本発明の携帯電話装置は、請求項4に記載するように、前記代替キー設定手段が、前記機能検出手段によって検出された機能を2以上のキーボタン操作に対して設定する構成としてある。
このような構成からなる本発明の携帯電話装置によれば、代替キーとして、機能検出手段によって検出された機能を複数のキーボタンの操作自体に設定することが可能である。
例えば、オンフックボタンの機能を、デジットキーの「1」と「2」を同時に押下する操作に設定することよって、当該操作で着信応答や発信等を行うことが可能となる。
したがって、限られたキーボタンを有効に活用することができるだけでなく、ユーザにとって操作しやすい代替キーや代替となるキーボタンの押下パターンを任意で選択することも可能となり、操作性等に優れた携帯電話装置を提供できるようになる。
また、本発明の携帯電話装置は、請求項5に記載するように、故障したキーボタン、代替キーボタン及び代替されたキーボタンの機能を通知する通知手段を備えた構成としてある。
このような構成からなる本発明の携帯電話装置によれば、キーボタンの故障の発生を知らせるとともに、その代替となるキーボタンと、その代替キーボタンで代替された機能をユーザに通知するようにしている。
このため、ユーザは、キーボタンの故障を早期に認識できるだけでなく、現在利用中のサービスを止めることなく、継続して利用することが可能となる。
また、本発明の代替キープログラムは、請求項6に記載するように、オンフックボタン、オフフックボタンを含む複数のキーボタンを備える携帯電話装置を構成するコンピュータを、1又は2以上のキーボタンの故障を検知する故障検知手段、故障検知手段で故障が検知されたキーボタンに設定されている機能を検出する機能検出手段、機能検出手段で検出された故障したキーボタンの機能を、他のキーボタンに設定する代替キー設定手段、として機能させるためのプログラムとしてある。
このように本発明はプログラムとしても実現化することができる。
これにより、本発明をプログラムとして生産、使用等することができるとともに、既存の携帯電話装置にプログラムをインストールすることによって本発明を直ちに実現することができ、汎用性,拡張性に優れた携帯電話装置の故障キーボタンの代替機能を提供することができる。
本発明によれば、複雑な構成や他の装置等を必要とすることなく、携帯電話装置に特有なキーボタンの故障を確実に検知し、故障したキーボタンの機能を他のキーボタン等に代替・設定することができる。
このため、部品の交換や修理を行うことなく、また、利用中のサービスを止めることなく継続的に利用しうる信頼性の高い携帯電話装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の携帯電話装置の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
ここで、以下に示す本発明の一実施形態に係る携帯電話装置は、プログラム(ソフトウェア)の命令によりコンピュータで実行される処理,手段,機能によって実現される。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、以下に示すような所定の処理・機能を行わせる。すなわち、本発明の携帯電話装置における各処理・手段は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段によって実現される。
なお、プログラムの全部又は一部は、例えば、磁気ディスク,光ディスク,半導体メモリ,その他任意のコンピュータで読取り可能な記録媒体により提供され、記録媒体から読み出されたプログラムがコンピュータにインストールされて実行される。また、プログラムは、記録媒体を介さず、通信回線を通じて直接にコンピュータにロードし実行することもできる。
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯電話装置の外観を示す外観図であり、図2は、図1に示す携帯電話装置の基本構成を示すブロック図である。
これらの図に示すとおり、本実施形態の携帯電話装置1は、携帯電話機やPHS端末等からなる携帯型の情報処理端末であって、0〜9、*、#のデジットキー、オンフックボタン、オフフックボタン、その他ファンクションキー等からなるキーボタン201を備えている。
そして、制御部10が、キーボタン201から入力された情報に基づいて各機能を複合的に制御するようになっている。例えば、発着信、終話、ダイヤル番号指定等の操作を各キーボタンが押下されることによって、当該処理が制御部10の制御によって実行される。
図2に示すように、制御部10は、CPUで構成され、ROM60に格納された制御プログラムにしたがってバス90配下にある各部制御を行う。
具体的には、故障診断部30による故障検知に応じて、キー入力部20に対し代替キーの設定命令を送ったり、表示部に故障情報や代替キー情報を送る処理などを行う。
キー入力部20は、オフフックボタン、オンフックボタン、デジットキー、ファンクションキー等、各種機能が割り当てられたキーボタン201で構成されている。
具体的には、オフフックボタン(図1に示す「Off」ボタン)は、発着信の際に押下するボタンであり、オンフックボタン(図1に示す「On」ボタン)は通話を終了する際に押下する終話ボタンである。
故障診断部30は、キーボタン201の故障を診断するものであり、本発明に係る故障検知手段として機能する。
具体的には、故障診断部30は、オフフックボタンの故障診断として、着信呼に対して応答しなかった数を計数し(未応答呼数計数手段)、その数が一定値に達した場合には、オフフックボタンの故障と判定する。
すなわち、着呼があったのに、オフフックボタンを押下した応答がなされず、それが一定回数連続する場合には、オフフックボタンに故障が発生したと予測するものである。
なお、未応答呼数の計数はカウンタ(後述する故障判定カウンタ参照)等により行う。
また、通話中の呼が相手側の携帯電話装置から切断されたことを検知すると(通話終了検知手段)、相手側の通話切断による通話終了後の時間を測定する(通話終了後時間測定手段)とともに、通話切断から一定時間内にオンフックボタンが押下されなかった回数を計数し(終話未処理回数計数手段)、その回数が一定値に達したときにはオンフックボタンの故障と診断する。
すなわち、相手側が通話を終了したのに、オンフックボタンを押下した通話終了操作が行われず、それが一定回数連続する場合には、オンフックボタンに故障が発生したと予測するものである。
なお、終話未処理回数の計数はカウンタ(後述する故障判定カウンタ参照)等により行う。
タイマ40は、時間を測定する手段であり、例えば、上述した相手側の通話切断による通話終了後の時間を測定する場合に用いられる。
通信部80は、図示しない携帯電話基地局との間でアンテナ81を介して無線信号を送受し、送受話処理部50を介し、受話スピーカ51、送話マイク52によって通話を行う機能を有する。
ROM60は、各種制御プログラムを格納しており、CPUはこれら制御プログラムにしたがって様々な命令を行うものである。
制御プログラムとしては、例えば、故障したキーボタンの機能を検出(機能検出手段)したうえで、検出されたその機能を他のキーボタン等に設定(代替キー設定手段)したり、故障の内容等を表示部に通知(通知手段)する制御手段を備えたものである。
RAM61は、半導体素子を利用した記憶媒体であり、作業用のデータを一時的に保管しておく領域を確保し、提供するものである。具体的には、故障診断の際に必要な特定事象発生の計数(例えば、未応答呼数の計数)に用いられる
表示部70は、液晶パネル等で構成され、ユーザに対し、操作や利用に関する情報を表示することによって通知を行うものである。
本実施形態においては、前述の通り、キーボタン201の故障発生やその内容、代替キー情報(代替キーの種類及び設定された機能)等が表示部を通してユーザに通知される。
例えば、表示部70には、「オンフックボタンキー故障。代替キーを使用しますか?」といったメッセージが表示される。
次に、図3及び図4を用いて、本発明の携帯電話装置の動作を説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る携帯電話のキーボタンの故障診断手順の一例を示したフローチャートである。
まず、携帯電話装置1は呼の着信の存在を常に監視し(ステップA1)、着信がない場合にはステップA2に進み(YES)、着信がある場合にはステップA3に進む(NO)。
ステップA2では、さらに通話中か否かを判定し、通話中であればステップA6へ進み(YES)、通話中でなければステップA1に戻る(NO)。
ステップA3では、着信呼に応答したか否か、すなわち、正しく着信応答できたか否かを判断する。
通常どおり着信に応答した場合には、故障判定カウンタのカウンタ値をクリアし、ステップA1に戻る(ステップA5)。
一方、着信に応答しなかった場合にはオフフックボタンの故障判定カウンタに1を加え(ステップA4)、ステップA9へ進む。
ステップA6では、正常な終話処理を行ったかどうかを判断する。
具体的には、正常な終話処理を行わなかった場合、すなわち、通話の相手側の携帯電話装置が終話処理を行ったにも係わらず一定時間内にオンフックボタンを押下して終話処理を行わず強制終了が行われた場合には、オンフックボタンの故障判定カウンタに1を加える(ステップA7)。
一方、自ら終話処理を行った場合、または、通話相手が終話処理を行った場合でその後一定時間内に自らがオンフックボタンを押下した場合には、故障判定カウンタのカウンタ値をクリアしたうえで、ステップA1に戻る(ステップA8)。
ステップA9では、オフフックボタン及びオンフックボタンの故障判定カウンタがそれぞれ所定値に達しているか否かを判断する。
各故障判定カウンタが所定値に達していない場合には、ステップA1に戻る(NO)。
一方、いずれかの故障判定カウンタが所定値に達している場合(YES)には、対象となるキーボタン201が故障していると判断し、ステップA10に進む。
ステップA10では、表示部70を介して故障表示を行うとともに、代替キーを使用するか否かをユーザに選択させる。
例えば、「オンフックボタンキー故障。代替キーを使用しますか?」といったメッセージを表示させる。
次に、ユーザは代替キーを使用するか否かを選択する(ステップA11)。
ここで、代替キー使用を選択しない場合には、係る故障判定カウンタをクリアし、ステップA1に戻る(ステップA13)。
一方、代替キー使用を選択した場合には、所定のプログラムを稼働させ、代替キーを有効化する(ステップA12)。
次に、図4を参照して、本実施形態の携帯電話装置におけるキー押下処理について説明する。
図4は、本実施形態に係る携帯電話装置のキーボタンの押下処理手順を示したフローチャートである。
まず、携帯電話装置1はキー入力部20を介してキーボタン201が押下されたか否かを常に監視している(ステップB1)。
そして、何らかのキーボタン201の押下を検知するとステップB2に進み(YES)、何もキーボタン201が押下されていなければ引き続きキーボタン201の状態監視をつづける(NO)。
ステップB2では、押下されたキーボタン201に代替キー機能が設定されているか否かを確認する。
そして、代替キー機能が設定されていない場合には、ステップB5に進み、通常のキー押下処理を行う(NO)。
一方、代替キー機能が設定されている場合には、ステップB3に進む。
この場合は、例えば、オンフックボタンの故障に伴い、デジットキーの「7」にオンフックボタンの機能が代替設定されている場合において、ユーザがデジットキーの「7」のボタンを押下したような場合である。
ステップB3では、このキー押下によって代替キーに割り当てた機能を実行するか否かをユーザに確認する。
この結果、代替キー処理を行わないのであれば、ステップB5に進み、通常のキー押下処理を行う。
一方、代替キー処理を行うのであれば、押下したキーボタンの機能を故障したキーボタンの機能に設定する(ステップB4)。
なお、ステップB3におけるユーザへの確認作業によって、ユーザによる機能選択の余地を残しておくことができるだけでなく、ユーザによる操作ミス等を効果的に防ぐことができる。
そして、最終的にはキーボタンに設定された機能にしたがってキー押下処理を行う(ステップB5)。
このように、故障したキーボタンに代わる他のキーボタンを自動的に設定することで、ユーザは当該他のキーボタンを代替キーとして使用することができ、また、そのキーボタンに初期設定されている機能としても使用することができるようになる。
以上説明したように、本実施形態の携帯電話装置1によれば、キーボタン201の故障検知に基づき、代替キーを設定するようにしている。
このため、キーボタン201が故障した場合でも、他のキー操作等によって代替処理することができるため、利用中のサービスを止めることなく、継続して利用することが可能となる。
また、代替キーの代わりに、キー操作自体に代替させる機能を設定することができるため、限りあるキーボタン201を有効に利用することが可能となる。
また、故障検知の手段としては、キーボタン201に設定されている機能に応じた蓋然性の高い特定事象の発生を要素として、その発生回数が一定数に達した場合には、自動的に当該キーボタン201の故障と判断するようにしている。
このため、キーボタン201の検査をあらためて実施することなく、その故障を効果的に、かつ、正確に検知することが可能となっている。
さらに、故障の内容等については予めユーザに通知されるため、ユーザは確実に操作を行うことが可能となる。
したがって、本発明の携帯電話装置1によれば、キーボタン201の故障を正確かつ効果的に検知したうえで、その代替となるキーボタン等を設定することとしており、部品の交換や修理を行うことなく、また、利用中のサービスを止めることなく、継続してそのサービスを利用できるため、信頼性が高く、利便性に優れた携帯電話装置1を実現し、提供することができるようになる。
以上、本発明の携帯電話装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明にかかる携帯電話装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、本発明の携帯電話装置は、オンフックボタンやオフフックボタンの故障に限らず、他のキーボタン、例えばデジットキーやファンクションキーの故障に対応する形態であってもよい。
また、故障検知に応ずる形態としてではなく、本発明を、各種機能を任意のキーボタンに固定せず自由に設定可能とするフリーレイアウトに利用することも可能である。これにより利便性が向上するだけでなく、特定キーボタンへの負担が分散され信頼性の向上も図ることができる。
本発明は、オンフックボタン、オフフックボタン、その他のキーボタンを備えた携帯電話装置に好適に利用することができる。
本発明の一実施形態に係る携帯電話装置の外観図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話装置の基本構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る携帯電話のキーボタンの故障診断手順の一例を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る携帯電話装置のキーボタンの押下処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1 携帯電話装置
10 CPU
20 キー入力部
201 キーボタン
30 故障診断部

Claims (6)

  1. オンフックボタン、オフフックボタンを含む複数のキーボタンを備える携帯電話装置であって、
    1又は2以上のキーボタンの故障を検知する故障検知手段と、
    故障検知手段で故障が検知されたキーボタンに設定されている機能を検出する機能検出手段と、
    機能検出手段で検出された故障したキーボタンの機能を、他のキーボタンに設定する代替キー設定手段と、
    を有することを特徴とする携帯電話装置。
  2. 着信時に応答しなかった未応答呼数を計数する未応答呼数計数手段を備え、
    前記故障検知手段は、前記未応答呼数計数手段で計数された未応答呼数が所定回数に達した場合に、オフフックボタンの故障と判断する請求項1に記載の携帯電話装置。
  3. 通話の相手側の携帯電話装置の通話の終了処理を検知する通話終了検知手段と、
    前記通話終了認識手段で検知された通話終了後の時間を測定する通話終了後時間測定手段と、
    前記通話終了後時間測定手段で測定される通話終了後の一定時間内に、オンフックボタンが押下されなかった終話未処理回数を計数する終話未処理回数計数手段と、を備え、
    前記故障検知手段は、前記終話未処理回数計数手段で計数された終話未処理回数が所定回数に達した場合に、オンフックボタンの故障と判断する請求項1又は2に記載の携帯電話装置。
  4. 前記代替キー設定手段は、前記機能検出手段によって検出された機能を2以上のキーボタン操作に対して設定する請求項1乃至4のいずれかに記載の携帯電話装置。
  5. 故障したキーボタン、代替キーボタン、及び代替されたキーボタンの機能を通知する通知手段を有する請求項1、2又は3に記載の携帯電話装置。
  6. オンフックボタン、オフフックボタンを含む複数のキーボタンを備える携帯電話装置を構成するコンピュータを、
    1又は2以上のキーボタンの故障を検知する故障検知手段、
    故障検知手段で故障が検知されたキーボタンに設定されている機能を検出する機能検出手段、
    機能検出手段で検出された故障したキーボタンの機能を、他のキーボタンに設定する代替キー設定手段、
    として機能させるための故障キーボタンの代替プログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171597A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Denso Corp 車両用操作入力装置および車両用操作入力システム
JP2014076327A (ja) * 2013-09-20 2014-05-01 Kyoraku Sangyo Co Ltd 遊技機
JP2015106746A (ja) * 2013-11-28 2015-06-08 京セラ株式会社 機器、並びに機器の制御プログラム及び制御方法

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