JP4012451B2 - セル選択方法、移動機及び移動機制御プログラム - Google Patents

セル選択方法、移動機及び移動機制御プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動機の通信中に切断が生じた場合に当該移動機が再接続すべきセルを選択する際のセル選択方法、当該移動機、及び当該移動機を制御するための移動機制御プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
移動通信では通信中に切断した場合に、再接続動作をすることが可能であるが、再接続に許容される時間およびユーザの利便性の観点より、より速く適切な再接続先のセルを選択する必要がある。
【0003】
このとき、より速く適切な再接続先のセルを選択するために、直前まで使用していたセル(コード)やネットワークから通知された周辺セル(コード)、又は直前まで使用していた周波数やネットワークから通知された周波数を再接続先候補の絞りこみ方法として、再接続動作を行っていた(下記の非特許文献1参照)。
【0004】
【非特許文献1】
Third generation partnership project (3GPP) Technical specification 25.304 V3.10.0 第17頁
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、全候補からの絞りこみは、より速く適切な再接続先を選択する手段としては一般的であるものの、使用される頻度の高いものを優先する方法では、結果的に適正な候補に絞り込むことができない場合がある。また、再接続先として、直前まで使用していたものが第一候補となることが多い選択方法(例えば、単純な比較により品質が最も良いものを選択する方法や、直前まで使用していたものを他の候補よりも優先させて選択する方法等)を採用した場合、当該直前まで使用していたものは何らかの理由により切断を発生させたことから、再接続してもすぐに切断されるといった事態が繰り返し発生するおそれがある。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、再接続してもすぐに切断されるといった事態を防止し、移動機による再接続先のセルの選択を適切に行うことができるセル選択方法、移動機及び移動機制御プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るセル選択方法は、請求項1に記載したように、移動機の通信中に切断が生じた場合に、当該移動機が再接続すべきセルを選択する際のセル選択方法であって、複数のセルのそれぞれに対応するコードのうち、切断直前まで使用していたコードを除いて再接続後に使用すべきコードの候補を設定する候補設定ステップと、候補として設定された各コードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定ステップと、測定で得られた通信品質が最も良いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択するセル選択ステップとを有することを特徴とする。
【0008】
上記セル選択方法では、候補設定ステップにて、切断直前まで使用していたコードを除いて再接続後に使用すべきコードの候補を設定し、品質測定ステップにて、候補として設定された各コードを使用した場合の通信品質を測定する。そして、セル選択ステップにて、測定で得られた通信品質が最も良いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択する。このように、直前に切れてしまったコードを対象外とすることで、再接続してもすぐに切断されるといった事態を防止し、移動機による再接続先のセルの選択を適切に行うことができる。
【0009】
また、再接続先の絞込み方法として、直前に切れてしまったコードを対象外とすることで、通信そのものに使用しないチャネルで品質測定する場合、その品質測定では問題が発生しないが通信チャネルそのもののでは品質が悪くなるようなときにその該当コードを外すことにより効果的に高速で再接続できる。
【0010】
本発明に係るセル選択方法は、請求項2に記載したように、移動機の通信中に切断が生じた場合に、当該移動機が再接続すべきセルを選択する際のセル選択方法であって、切断直前まで使用していた周波数を除いて再接続後に使用すべき周波数の候補を設定する候補設定ステップと、複数のセルのそれぞれに対応するコードは周波数に属し、候補として設定された各周波数に属する最も受信電力の強いコードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定ステップと、測定で得られた通信品質が最も良いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択するセル選択ステップとを有することを特徴とする。
【0011】
このように周波数のうち、切断直前まで使用していた周波数を対象外とすることで、再接続してもすぐに切断されるといった事態を防止し、移動機による再接続先のセルの選択を適切に行うことができる。
【0012】
また、再接続先の絞込み方法として、直前に切れてしまったコードの周波数を対象外とすることで、通信そのものに使用しないチャネルで品質測定する場合、その品質測定では問題が発生しないが通信チャネルそのもののでは品質が悪くなるようなときにその該当コードの周波数を外すことにより効果的に高速で再接続できる。
【0013】
ところで、セル選択ステップで選択されたセルへの再接続が失敗する場合もある。かかる場合も考慮し、請求項3に記載したように、本発明に係るセル選択方法は、セル選択ステップで選択されたセルへの再接続が失敗した場合、切断直前まで使用していたコード又は周波数も含めて再接続先のコード又は周波数の候補を再設定する候補再設定ステップをさらに有することが望ましい。かかる候補再設定ステップにて、切断直前まで使用していたコード又は周波数も含めて再接続先のコード又は周波数の候補を再設定することで、セル選択ステップで選択されたセルへの再接続が失敗した場合、即ち、選択されたセルが適切でなかった場合のリカバリー処理を迅速に行うことができる。
【0014】
このとき、請求項4に記載したように、候補再設定ステップでは、再接続が失敗したセルのコード又は周波数を除いて再接続先のコード又は周波数の候補を再設定することが望ましい。このように再接続が失敗したセルのコード又は周波数、即ち、直前に切れてしまったコード又は周波数を対象外とすることで、再接続してもすぐに切断されるといった事態を防止し、リカバリー処理を適切に行うことができる。
【0015】
また、本発明に係るセル選択方法として、切断直前まで使用していたコードも候補に含めるが、切断直前まで使用していたコードよりも、その他のコードが優先的に選択されるように、両コード間で選択条件に差異を設ける方法を採用することができる。
【0016】
即ち、本発明に係るセル選択方法は、請求項5に記載したように、移動機の通信中に切断が生じた場合に、当該移動機が再接続すべきセルを選択する際のセル選択方法であって、複数のセルのそれぞれに対応するコードのうち、切断直前まで使用していたコードも含めて再接続後に使用すべきコードの候補を設定する候補設定ステップと、候補として設定された各コードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定ステップと、切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高いか否かを判定する判定ステップと、切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高い場合に、切断直前まで使用していたコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択し、切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高くない場合に、通信品質が当該最良値であるコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択するセル選択ステップとを有することを特徴とする。
【0017】
上記セル選択方法では、候補設定ステップにて、切断直前まで使用していたコードも含めて再接続後に使用すべきコードの候補を設定し、品質測定ステップにて、候補として設定された各コードを使用した場合の通信品質を測定し、そして、判定ステップにて、切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高いか否かを判定する。ここで、セル選択ステップにおいて、切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高い場合は、切断直前まで使用していたコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択し、一方、上記でない場合は、他のコードのうち通信品質が最良値であるコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択する。
【0018】
このように、切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高い場合にのみ、当該切断直前まで使用していたコードに対応するセルを選択し、それ以外の場合は、他のコードのうち通信品質が最良値であるコードに対応するセルを選択するため、切断直前まで使用していたコードよりも、その他のコードを優先的に選択しつつ、切断直前まで使用していたコードの通信品質が他のコードの通信品質に比べて飛び抜けて高ければ、当該切断直前まで使用していたコードに対応するセルを選択することとなる。このため、切断直前まで使用していたコードも候補に含めて、幅広い候補の中から適正なコードを選択することで、適正なセルを選択し再接続の成功率を上げることができる。
【0019】
本発明に係るセル選択方法は、請求項6に記載したように、移動機の通信中に切断が生じた場合に、当該移動機が再接続すべきセルを選択する際のセル選択方法であって、切断直前まで使用していた周波数も含めて再接続後に使用すべき周波数の候補を設定する候補設定ステップと、複数のセルのそれぞれに対応するコードは周波数に属し、候補設定ステップにおいて候補として設定された各周波数に属する最も受信電力の強いコードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定ステップと、切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードの通信品質が、切断直前まで使用していた周波数以外の周波数に属する最も受信電力の強いコードにおける通信品質のうち最良値に対して所定値以上高いか否かを判定する判定ステップと、切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードの通信品質が、切断直前まで使用していた周波数以外の周波数に属する最も受信電力の強いコードにおける通信品質のうち最良値に対して所定値以上高い場合に、切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択し、切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードの通信品質が、切断直前まで使用していた周波数以外の周波数に属する最も受信電力の強いコードにおける通信品質のうち最良値に対して所定値以上高くない場合に、通信品質が当該最良値であるコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択するセル選択ステップとを有することを特徴とする。
【0020】
このように、切断直前まで使用していた周波数のコードも候補に含めて、幅広い候補の中から適正なコードを選択することで、適正なセルを選択し再接続の成功率を上げることができる。
【0021】
本発明は、上記のようにセル選択方法の発明として記述できる他に、以下のように、移動機の発明及び移動機制御プログラムの発明としても記述することができる。これらはカテゴリーが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用・効果を奏する。
【0022】
即ち、請求項7に記載したように、本発明に係る移動機は、通信中に切断が生じた場合に、複数のセルのそれぞれに対応するコードのうち、切断直前まで使用していたコードを除いて再接続後に使用すべきコードの候補を設定する候補設定手段と、候補として設定された各コードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定手段と、測定で得られた通信品質が最も良いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択するセル選択手段とを有することを特徴とする。
【0023】
また、請求項8に記載したように、本発明に係る移動機は、通信中に切断が生じた場合に、切断直前まで使用していた周波数を除いて再接続後に使用すべき周波数の候補を設定する候補設定手段と、複数のセルのそれぞれに対応するコードは周波数に属し、候補として設定された各周波数に属する最も受信電力の強いコードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定手段と、測定で得られた通信品質が最も良いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択するセル選択手段とを有することを特徴とする。
【0024】
なお、請求項9に記載したように、本発明に係る移動機は、セル選択手段により選択されたセルへの再接続が失敗した場合、切断直前まで使用していたコード又は周波数も含めて再接続先のコード又は周波数の候補を再設定する候補再設定手段をさらに有する構成とすることが望ましい。
【0025】
このとき、請求項10に記載したように、候補再設定手段は、再接続が失敗したセルのコード又は周波数を除いて再接続先のコード又は周波数の候補を再設定することが望ましい。
【0026】
また、請求項11に記載したように、本発明に係る移動機は、通信中に切断が生じた場合に、複数のセルのそれぞれに対応するコードのうち、切断直前まで使用していたコードも含めて再接続後に使用すべきコードの候補を設定する候補設定手段と、候補として設定された各コードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定手段と、切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高いか否かを判定する判定手段と、切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高い場合に、切断直前まで使用していたコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択し、切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高くない場合に、通信品質が当該最良値であるコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択するセル選択手段とを有することを特徴とする。
【0027】
また、請求項12に記載したように、本発明に係る移動機は、通信中に切断が生じた場合に、切断直前まで使用していた周波数も含めて再接続後に使用すべき周波数の候補を設定する候補設定手段と、周波数には複数のセルのそれぞれに対応するコードが属し、候補設定手段によって候補として設定された各周波数に属する最も受信電力の強いコードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定手段と、切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードの通信品質が、切断直前まで使用していた周波数以外の周波数に属する最も受信電力の強いコードにおける通信品質のうち最良値に対して所定値以上高いか否かを判定する判定手段と、切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードの通信品質が、切断直前まで使用していた周波数以外の周波数に属する最も受信電力の強いコードにおける通信品質のうち最良値に対して所定値以上高い場合に、切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択し、切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードの通信品質が、切断直前まで使用していた周波数以外の周波数に属する最も受信電力の強いコードにおける通信品質のうち最良値に対して所定値以上高くない場合に、通信品質が当該最良値であるコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択するセル選択手段とを有することを特徴とする。
【0028】
更に、請求項13に記載したように、本発明に係る移動機制御プログラムは、移動機に内蔵されたコンピュータに、請求項1〜6の何れか1つに記載したセル選択方法の各ステップを実行させることを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に関する各種の実施形態について説明する。
【0030】
まず、下記の各実施形態で共通する図1の移動通信システム1の構成及び図2の移動機10の構成を説明する。
【0031】
図1に示すように、下記の各実施形態における移動通信システム1はセルA、B、Cを含んだエリア構成とされており、セルA、B、Cはそれぞれ基地局20a、20b、20cから送信される電波により形成される。
【0032】
図2に示すように、移動機10は、アンテナ11を備え無線送受信を行うとともに通信品質の測定を行う送受信部12と、集音用のマイク16と、スピーカ17と、マイク16からの音声入力及びスピーカ17への音声出力を司る音声処理部15と、通信品質の測定結果等のデータを記憶するための記憶部14と、移動機10の各構成部の動作を制御・監視するとともに後述の再接続動作を制御する制御部13とを含んで構成されている。
【0033】
移動機10は、待ち受け中又は通信中に移動通信ネットワークからの報知情報又は個別メッセ−ジにより、周辺セル(コード)情報を通知され当該周辺セル(コード)情報を記憶部14に記憶している。
【0034】
各実施形態では、図1の移動通信システム1におけるセルA、B、Cのいずれにも在圏するP点に移動機10が位置するものとし、このP点の移動機10において通信品質劣化等により通信が切断された場合の移動機10の動作を説明する。
【0035】
[第1実施形態]
第1実施形態では、移動機10の通信中に切断が生じた場合、図4の処理が制御部13の制御の下で実行される。
【0036】
まず、図4のS11にて切断直前まで使用していたコードを除いて再接続後に使用すべきコードの候補を設定し、次のS12では、候補として設定された各コードを使用した場合の通信品質を送受信部12により測定する。そして、次のS13では、測定で得られた通信品質が最も良いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択する。
【0037】
なお、図3には、移動機10での通信切断時のセルA〜Cの各コードの状態及び測定で得られた通信品質値の一例を示す。この表で「Active」とは切断直前まで使用していたことを、「Monitor」とは切断直前には使用しておらず監視状態であったことを、それぞれ示す。後述の図6、9、10、12、13の表でも同様である。
【0038】
上記図4の処理により、図3の例では、切断直前まで使用していたコードAが候補から除外され、候補として設定されたコードB、Cのうち通信品質が最も良いコードBに対応するセルBが、再接続すべきセルとして選択されることとなる。
【0039】
このように、直前に切れてしまったコードを対象外とすることで、再接続してもすぐに切断されるといった事態を防止し、移動機による再接続先のセルの選択を適切に行うことができる。
【0040】
また、再接続先の絞込み方法として、直前に切れてしまったコードを対象外とすることで、通信そのものに使用しないチャネルで品質測定する場合、その品質測定では問題が発生しないが通信チャネルそのもののでは品質が悪くなるようなときにその該当コードを外すことにより効果的に高速で再接続できる(なお、個別チャネルで通信する場合、個別チャネルは通常ネットワークから指定されるものであるため、予め個別チャネルの品質を測定することはできず、共通チャネルの品質を使用される)。
【0041】
[第2実施形態]
第2実施形態では、移動通信システムのセル構成が図5のような構成とされている。即ち、図5に示すように、基地局Aからは周波数f2、スクランブルコードAを使用して(f2、A)というセルを形成している。同様に、基地局Bでは(f2、B)、基地局Cでは(f3、C)、基地局Dでは(f3、D)、基地局Eでは(f4、E)、基地局F(f1、F)というセルを、それぞれ形成している。なお、基地局BとC、AとE、DとFなど地理的に同一の場所でも以下の議論は同様に可能である。移動機10は、同一の場所もしくは装置によってそのエリアが構成されているか否かは認知しえないためである。
【0042】
本実施形態では、移動機10の通信中に切断が生じた場合、図7の処理が制御部13の制御の下で実行される。
【0043】
まず、図7のS21にて切断直前まで使用していた周波数を除いて再接続後に使用すべき周波数の候補を設定し、次のS22では、候補として設定された各周波数の最も受信電力(以下「パワー」という)の強いコードを使用した場合の通信品質を送受信部12により測定する。そして、次のS23では、測定で得られた通信品質が最も良いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択する。
【0044】
上記図7の処理により、図6の例では、切断直前まで使用していた周波数f2(図5のセルA、B)が候補から除外され、候補として周波数f1、f3、f4が設定される。図5に示すように、周波数f1にはコードFのみが属し、周波数f4にはコードEのみが属するが、周波数f3には2つのコードC、Dが属する。ここで、周波数f3については、コードC、Dのうちパワーの強いコードCが選出され、周波数f1のコードF、周波数f4のコードE、周波数f3のコードCのそれぞれの通信品質が測定され、これらのうち通信品質が最も良いコードCに対応するセルCが、再接続すべきセルとして選択されることとなる。
【0045】
このように周波数のうち、切断直前まで使用していた周波数を対象外とすることで、再接続してもすぐに切断されるといった事態を防止し、移動機による再接続先のセルの選択を適切に行うことができる。
【0046】
また、再接続先の絞込み方法として、直前に切れてしまったコードの周波数を対象外とすることで、通信そのものに使用しないチャネルで品質測定する場合、その品質測定では問題が発生しないが通信チャネルそのもののでは品質が悪くなるようなときにその該当コードの周波数を外すことにより効果的に高速で再接続できる(なお、個別チャネルで通信する場合、個別チャネルは通常ネットワークから指定されるものであるため、予め個別チャネルの品質を測定することはできず、共通チャネルの品質を使用される)。
【0047】
[第3実施形態]
第3実施形態では、移動機10の通信中に切断が生じた場合、図8の処理が制御部13の制御の下で実行される。
【0048】
まず、図8のS31にて切断直前まで使用していたコードを除いて再接続後に使用すべきコードの候補を設定し、次のS32では、候補として設定された各コードを使用した場合の通信品質を送受信部12により測定する。そして、次のS33では、測定で得られた通信品質が最も良いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択する。
【0049】
次のS34にて、選択したセルへの再接続動作を行い、再接続に成功すれば、そのまま処理を終了する。一方、再接続に失敗した場合、S36へ進み、失敗したコードを除き、切断直前まで使用していたコードを加えて、再接続後に使用すべきコードの候補を再設定する。その後、S32へ戻り、S32以降の処理を繰り返す。
【0050】
上記図8の処理により、図3の例では、最初は、切断直前まで使用していたコードAが候補から除外され、候補として設定されたコードB、Cのうち通信品質が最も良いコードBに対応するセルBが、再接続すべきセルとして選択される。そして、セルBへの再接続に失敗すると、失敗したコードBを除き切断直前まで使用していたコードAを加えて、再接続後に使用すべきコードの候補が再設定されることとなる。
【0051】
かかる図8の処理により、切断直前まで使用していたコード(図3でのコードA)も含めて再接続先のコードの候補を再設定することで、選択されたセルへの再接続が失敗した場合、即ち、選択されたセルが適切でなかった場合のリカバリー処理を迅速に行うことができる。また、再接続が失敗したセルのコード(図3でのコードB)を対象外とすることで、再接続してもすぐに切断されるといった事態を防止し、リカバリー処理を適切に行うことができる。
【0052】
なお、図8ではコード毎にセルを比較したが、周波数毎にセルを比較する処理態様についても同様に処理を実行でき、同様の効果を得ることができる。
【0053】
[第4実施形態]
第4実施形態では、移動機10の通信中に切断が生じた場合、図11の処理が制御部13の制御の下で実行される。なお、本実施形態と次の第5実施形態では、切断直前まで使用していたコード又は周波数よりも、その他のコード又は周波数が優先的に選択されるように、両コード又は両周波数間で選択条件に差異を設ける方法を説明する。
【0054】
まず、図11のS41にて切断直前まで使用していたコードも含めて再接続後に使用すべきコードの候補を設定し、次のS42では、候補として設定された各コードを使用した場合の通信品質を送受信部12により測定する。そして、次のS43では、切断直前まで使用していたコードに関する通信品質の測定値から所定値(XdBm)だけ減じて、減じた後の値を、切断直前まで使用していたコードに関する通信品質とする。さらに、次のS44では通信品質が最も良いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択する。
【0055】
上記処理について図9、10の具体例を用いて説明する。今、図11のS43の所定値X(dBm)を5(dBm)とし、図9の例を見ると、S42での測定結果は、コードA〜Cについて、それぞれ「−63dBm」、「−65dBm」、「−70dBm」となったが、S43でコードAの通信品質値が5dBmだけ減じられ「−68dBm」とされる。このため、S44では3つのうち通信品質が最も良いコードBに対応するセルBが、再接続すべきセルとして選択されることとなる。なお、図9におけるコードAの(−63)は5dBm減じられる前の値を示す。
【0056】
一方、図10の例を見ると、S42での測定結果は、コードA〜Cについて、それぞれ「−60dBm」、「−67dBm」、「−70dBm」となったが、S43でコードAの通信品質値が5dBmだけ減じられ「−65dBm」とされる。このため、S44では3つのうち通信品質が最も良いコードAに対応するセルAが、再接続すべきセルとして選択されることとなる。なお、図10におけるコードAの(−60)は5dBm減じられる前の値を示す。
【0057】
このような処理により、図9の例のように切断直前まで使用していたコードよりも、その他のコードを優先的に選択しつつ、図10の例のように切断直前まで使用していたコードの通信品質が他のコードの通信品質に比べて飛び抜けて高ければ、当該切断直前まで使用していたコードに対応するセルを選択することとなる。このため、切断直前まで使用していたコードも候補に含めて、幅広い候補の中から適正なコードを選択することで、適正なセルを選択し再接続の成功率を上げることができる。
【0058】
[第5実施形態]
第5実施形態では、移動機10の通信中に切断が生じた場合、図14の処理が制御部13の制御の下で実行される。なお、本実施形態と前述の第4実施形態は共に、切断直前まで使用していたコード又は周波数よりも、その他のコード又は周波数が優先的に選択されるように、両コード又は両周波数間で選択条件に差異を設ける方法であるが、図14の処理手順は前述の図11の処理手順と異なっている。
【0059】
まず、図14のS51にて切断直前まで使用していた周波数も含めて再接続後に使用すべき周波数の候補を設定し、次のS52では、候補として設定された各周波数の最もパワーの強いコードの通信品質を送受信部12により測定する。そして、次のS53では、切断直前まで使用していた周波数の最もパワーの強いコードの通信品質測定値をPdBmとし、切断直前まで使用していた周波数以外の各周波数の最もパワーの強いコードにおける最高の通信品質測定値をQdBmとする。
【0060】
次のS54では、P−Qが5以上である(即ち、切断直前まで使用していた周波数の最もパワーの強いコードの通信品質測定値が、その他の周波数の最もパワーの強いコードにおける最高の通信品質測定値よりも5dBm以上飛び抜けている)か否かを判定する。
【0061】
ここで、P−Qが5以上でなければ、S55へ進み、切断直前まで使用していた周波数以外の周波数の最もパワーの強いコードにおける最高通信品質のコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択する。
【0062】
一方、P−Qが5以上であれば、S56へ進み、切断直前まで使用していた周波数の最もパワーの強いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択する。
【0063】
上記処理について図12、13の具体例を用いて説明する。図12の例を見ると、S52での測定結果は、周波数f2、f3、f1、f4について、それぞれ「−63dBm」、「−65dBm」、「−80dBm」、「−90dBm」となったものとする。即ち、周波数f3には2つのコードC、Dが属するが、これらのコードC、Dのうちパワーの強いコードCが選出され、このコードCの通信品質測定結果として「−65dBm」が得られたものとする。また、周波数f2には2つのコードA、Bが属するが、これらのコードA、Bのうちパワーの強いコードBが選出され、このコードBの通信品質測定結果として「−63dBm」が得られたものとする。
【0064】
このため、S53ではP=−63、Q=−65とされる。従って、P−Q=2となり、S54では、否定判定される。そして、S55にて、切断直前まで使用していた周波数f2以外の周波数の最もパワーの強いコードにおける最高通信品質のコードCに対応するセルCが、再接続すべきセルとして選択されることとなる。
【0065】
図13の例を見ると、S52での測定結果は、周波数f2、f3、f1、f4について、それぞれ「−60dBm」、「−67dBm」、「−80dBm」、「−90dBm」となったものとする。即ち、周波数f3には2つのコードC、Dが属するが、これらのコードC、Dのうちパワーの強いコードCが選出され、このコードCの通信品質測定結果として「−67dBm」が得られたものとする。また、周波数f2には2つのコードA、Bが属するが、これらのコードA、Bのうちパワーの強いコードBが選出され、このコードBの通信品質測定結果として「−60dBm」が得られたものとする。
【0066】
このため、S53ではP=−60、Q=−67とされる。従って、P−Q=7となり、S54では、肯定判定される。そして、S56にて、切断直前まで使用していた周波数f2の最もパワーの強いコードBに対応するセルBが、再接続すべきセルとして選択されることとなる。
【0067】
このような処理により、図12の例のように切断直前まで使用していた周波数よりも、その他の周波数を優先的に選択しつつ、図13の例のように切断直前まで使用していた周波数の最もパワーの強いコードの通信品質が、他の周波数の最もパワーの強いコードの最良の通信品質に比べて飛び抜けて高ければ、当該切断直前まで使用していた周波数の最もパワーの強いコードに対応するセルを選択することとなる。このため、切断直前まで使用していた周波数も候補に含めて、幅広い候補の中から適正な周波数を選択することで、適正なセルを選択し再接続の成功率を上げることができる。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、直前に切れてしまったコード又は周波数を対象外としてセル選択を行うことで、再接続してもすぐに切断されるといった事態を防止し、移動機による再接続先のセルの選択を適切に行うことができる。
【0069】
また、再接続先の絞込み方法として、直前に切れてしまったコード(もしくはそのコードの周波数)を対象外とすることで、通信そのものに使用しないチャネルで品質測定する場合、その品質測定では問題が発生しないが通信チャネルそのもののでは品質が悪くなるようなときにその該当コード(もしくはそのコードの周波数)を外すことにより効果的に高速で再接続できる。
【0070】
また、切断直前まで使用していたコード又は周波数よりも、その他のコード又は周波数が優先的に選択されるように、両コード又は両周波数間で選択条件に差異を設ける方法によれば、切断直前まで使用していたコード又は周波数よりも、その他のコード又は周波数を優先的に選択しつつ、切断直前まで使用していたコード又は周波数の通信品質が他のコード又は周波数の通信品質に比べて飛び抜けて高ければ、当該切断直前まで使用していたコードに対応するセル又は当該切断直前まで使用していた周波数の最も受信電力の強いコードに対応するセルを選択することとなる。このため、切断直前まで使用していたコード又は周波数も候補に含めて、幅広い候補の中から適正なコード又は周波数を選択することで、適正なセルを選択し再接続の成功率を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動通信システムの構成図である。
【図2】移動機の構成図である。
【図3】第1、第3実施形態における通信切断時の各コードの状態及び通信品質の測定値に関する一例を示す表である。
【図4】第1実施形態の処理内容を示す流れ図である。
【図5】第2、第5実施形態におけるエリアの構成を示す図である。
【図6】第2実施形態における通信切断時の各コードの状態及び通信品質の測定値に関する一例を示す表である。
【図7】第2実施形態の処理内容を示す流れ図である。
【図8】第3実施形態の処理内容を示す流れ図である。
【図9】第4実施形態における通信切断時の各コードの状態及び通信品質の測定値に関する第1の例を示す表である。
【図10】第4実施形態における通信切断時の各コードの状態及び通信品質の測定値に関する第2の例を示す表である。
【図11】第4実施形態の処理内容を示す流れ図である。
【図12】第5実施形態における通信切断時の各コードの状態及び通信品質の測定値に関する第1の例を示す表である。
【図13】第5実施形態における通信切断時の各コードの状態及び通信品質の測定値に関する第2の例を示す表である。
【図14】第5実施形態の処理内容を示す流れ図である。
【符号の説明】
1…移動通信システム、10…移動機、11…アンテナ、12…送受信部、13…制御部、14…記憶部、15…音声処理部、16…マイク、17…スピーカ、20a、20b、20c…基地局。

Claims (13)

  1. 移動機の通信中に切断が生じた場合に、当該移動機が再接続すべきセルを選択する際のセル選択方法であって、
    複数のセルのそれぞれに対応するコードのうち、切断直前まで使用していたコードを除いて再接続後に使用すべきコードの候補を設定する候補設定ステップと、
    候補として設定された各コードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定ステップと、
    測定で得られた通信品質が最も良いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択するセル選択ステップと、
    を有するセル選択方法。
  2. 移動機の通信中に切断が生じた場合に、当該移動機が再接続すべきセルを選択する際のセル選択方法であって、
    切断直前まで使用していた周波数を除いて再接続後に使用すべき周波数の候補を設定する候補設定ステップと、
    複数のセルのそれぞれに対応するコードは前記周波数に属し、候補として設定された各周波数に属する最も受信電力の強いコードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定ステップと、
    測定で得られた通信品質が最も良いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択するセル選択ステップと、
    を有するセル選択方法。
  3. 前記セル選択ステップで選択されたセルへの再接続が失敗した場合、切断直前まで使用していたコード又は周波数も含めて再接続先のコード又は周波数の候補を再設定する候補再設定ステップをさらに有する請求項1又は2に記載のセル選択方法。
  4. 前記候補再設定ステップでは、再接続が失敗したセルのコード又は周波数を除いて再接続先のコード又は周波数の候補を再設定することを特徴とする請求項3に記載のセル選択方法。
  5. 移動機の通信中に切断が生じた場合に、当該移動機が再接続すべきセルを選択する際のセル選択方法であって、
    複数のセルのそれぞれに対応するコードのうち、切断直前まで使用していたコードも含めて再接続後に使用すべきコードの候補を設定する候補設定ステップと、
    候補として設定された各コードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定ステップと、
    切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高いか否かを判定する判定ステップと、
    切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高い場合に、切断直前まで使用していたコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択し、切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高くない場合に、通信品質が当該最良値であるコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択するセル選択ステップと、
    を有するセル選択方法。
  6. 移動機の通信中に切断が生じた場合に、当該移動機が再接続すべきセルを選択する際のセル選択方法であって、
    切断直前まで使用していた周波数も含めて再接続後に使用すべき周波数の候補を設定する候補設定ステップと、
    複数のセルのそれぞれに対応するコードは前記周波数に属し、前記候補設定ステップにおいて候補として設定された各周波数に属する最も受信電力の強いコードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定ステップと、
    切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードの通信品質が、切断直前まで使用していた周波数以外の周波数に属する最も受信電力の強いコードにおける通信品質のうち最良値に対して所定値以上高いか否かを判定する判定ステップと、
    切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードの通信品質が、切断直前まで使用していた周波数以外の周波数に属する最も受信電力の強いコードにおける通信品質のうち最良値に対して所定値以上高い場合に、切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択し、切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードの通信品質が、切断直前まで使用していた周波数以外の周波数に属する最も受信電力の強いコードにおける通信品質のうち最良値に対して所定値以上高くない場合に、通信品質が当該最良値であるコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択するセル選択ステップと、
    を有するセル選択方法。
  7. 通信中に切断が生じた場合に、複数のセルのそれぞれに対応するコードのうち、切断直前まで使用していたコードを除いて再接続後に使用すべきコードの候補を設定する候補設定手段と、
    候補として設定された各コードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定手段と、
    測定で得られた通信品質が最も良いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択するセル選択手段と、
    を有する移動機。
  8. 通信中に切断が生じた場合に、切断直前まで使用していた周波数を除いて再接続後に使用すべき周波数の候補を設定する候補設定手段と、
    複数のセルのそれぞれに対応するコードは前記周波数に属し、候補として設定された各周波数に属する最も受信電力の強いコードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定手段と、
    測定で得られた通信品質が最も良いコードに対応するセルを、再接続すべきセルとして選択するセル選択手段と、
    を有する移動機。
  9. 前記セル選択手段により選択されたセルへの再接続が失敗した場合、切断直前まで使用していたコード又は周波数も含めて再接続先のコード又は周波数の候補を再設定する候補再設定手段をさらに有する請求項7又は8に記載の移動機。
  10. 前記候補再設定手段は、再接続が失敗したセルのコード又は周波数を除いて再接続先のコード又は周波数の候補を再設定することを特徴とする請求項9に記載の移動機。
  11. 通信中に切断が生じた場合に、複数のセルのそれぞれに対応するコードのうち、切断直前まで使用していたコードも含めて再接続後に使用すべきコードの候補を設定する候補設定手段と、
    候補として設定された各コードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定手段と、
    切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高いか否かを判定する判定手段と、
    切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高い場合に、切断直前まで使用していたコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択し、切断直前まで使用していたコードの通信品質が、切断直前まで使用していたコード以外のコードの通信品質のうち最良値に対して所定値以上高くない場合に、通信品質が当該最良値であるコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択するセル選択手段と、
    を有する移動機。
  12. 通信中に切断が生じた場合に、切断直前まで使用していた周波数も含めて再接続後に使用すべき周波数の候補を設定する候補設定手段と、
    前記周波数には複数のセルのそれぞれに対応するコードが属し、前記候補設定手段によって候補として設定された各周波数に属する最も受信電力の強いコードを使用した場合の通信品質を測定する品質測定手段と、
    切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードの通信品質が、切断直前まで使用していた周波数以外の周波数に属する最も受信電力の強いコードにおける通信品質のうち最良値に対して所定値以上高いか否かを判定する判定手段と、
    切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードの通信品質が、切断直前まで使用していた周波数以外の周波数に属する最も受信電力の強いコードにおける通信品質のうち最良値に対して所定値以上高い場合に、切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択し、切断直前まで使用していた周波数に属する最も受信電力の強いコードの通信品質が、切断直前まで使用していた周波数以外の周波数に属する最も受信電力の強いコードにおける通信品質のうち最良値に対して所定値以上高くない場合に、通信品質が当該最良値であるコードに対応するセルを再接続すべきセルとして選択するセル選択手段と、
    を有する移動機。
  13. 移動機に内蔵されたコンピュータに、請求項1〜6の何れか1つに記載したセル選択方法の各ステップを実行させるための移動機制御プログラム。
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