JP4218009B2 - 車両用経路案内情報提示システム、提示方法およびプログラム - Google Patents

車両用経路案内情報提示システム、提示方法およびプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は表示領域の大きさが変更可能な画面を有する車両用案内情報提示システム、提示方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用ナビゲーション装置において、案内画面を1画面表示モードと2画面表示モードとで切り換え可能とし、モード切り換えにより案内項目の異なる情報を複数表示可能とし、例えば1画面表示モードでは案内地図を略図で表示し、2画面表示モードでは略図と地図とをそれぞれ同時に表示できるようにしたものが提案されている(特開平10−96649号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
車両用ナビゲーション装置においては、ユーザが地理を良く知っている場所では、詳細な案内情報を必要とせず、ユーザが地理に不案内な場所では詳細な案内情報を必要とする。
しかし、上記提案のものでは、1 面表示モードと2画面表示モードとで表示領域全体の大きさは同じであるため、案内情報をそれほど必要としない時でもあるいは必要とするときでも、同じ大きさの表示領域に案内情報が表示されるため、ユーザにとって煩わしいと感じる場合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決しようとするもので、画面の表示領域を変更可能とし、表示領域の大きさにより案内項目を決定し、必要に応じた案内項目を適切に提供することを目的とする。
本発明は、車両用経路案内情報提示システムにおいて、経路案内情報を提示する表示領域全体の大きさが変更可能な画面の表示領域全体の大きさを変更する表示領域変更手段と、変更された表示領域の大きさを算出する表示領域算出手段と、算出した表示領域の大きさに基づいて経路案内項目を決定し、決定した経路案内項目を前記表示領域内に提示する制御手段とを備え、前記制御手段は、表示領域が大きいほど経路案内項目を多く提示することを特徴とする。
また、本発明は、車両用経路案内情報の提示方法において、経路案内情報を提示する表示領域全体の大きさが変更可能な画面の表示領域全体の大きさが表示領域変更手段により変更されたとき、変更された表示領域の大きさを表示領域算出手段により算出する段階、表示領域算出手段により算出した表示領域の大きさに基づき制御手段により経路案内項目を決定する段階、決定した経路案内項目を前記制御手段により表示領域内に提示する段階を備え、前記制御手段は表示領域が大きいほど経路案内項目を表示領域内に多く提示することを特徴とする。
また、本発明は、車両用経路案内情報を提示するシステムを制御するプログラムにおいて、経路案内情報を提示する表示領域全体の大きさが変更可能な画面の表示領域全体の大きさが表示領域変更手段により変更されたとき、変更された表示領域の大きさを表示領域算出手段により算出するステップと、表示領域算出手段により算出した表示領域の大きさに基づき制御手段により経路案内項目を決定するステップと、前記制御手段により、表示領域が大きいほど経路案内項目を表示領域内に多く提示するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は車両用ナビゲーション装置の実施の形態の例を説明する図である。
出発地や目的地等の経路案内に関する情報を入力する入力装置1、自車両の現在位置に関する情報を検出する現在位置検出装置2、地図データ、経路の探索に必要なナビゲーション用データ、経路案内に必要な表示/音声の案内データ、さらに地図の表示、経路探索、音声案内等の案内を行うためのプログラム(アプリケーション及び/又はOS)等が記録されている情報記憶装置3、ナビゲータ処理手段として地図の表示処理、経路探索処理、経路案内に必要な表示/音声案内処理、さらにシステム全体の制御を行う中央処理装置4、車両の走行に関する情報である、例えば道路情報、交通情報を送受信したり、車両の現在位置に関する情報を検出したり、さらに現在位置に関する情報を送受信したりする情報送受信装置5、経路案内に関する情報を出力するディスプレイやスピーカその他の出力装置6から構成されている。
【0006】
入力装置1は、地図を選択して目的地を入力したり、運転者の意志によりナビゲーション処理を中央処理装置4に指示する機能を備えている。その機能を実現するための手段として、目的地を電話番号や地図上の座標などにて入力したり、経路案内をリクエストしたりするタッチスイッチやジョグダイアル等のリモートコントローラ等を用いることができる。また、入力装置としては音声入力による対話を行うための装置を備えており、音声入力装置として機能する。また、ICカードや磁気カードに記録されたデータを読み取るための記録カード読み取り装置を付加することもできる。また、ナビゲーションに必要なデータを蓄積し、運転者の要求により通信回線を介して情報提供する情報センターや、地図データや目的地データ、簡易地図、建造物形状地図などのデータを有する携帯型の電子装置等の情報源との間でデータのやりとりを行うためのデータ通信装置を付加することもできる。
【0007】
現在位置検出装置2は、衛星航法システム(GPS)を利用して高さ情報を含む車両の現在位置情報を入手するもの、車両の進行方位を、例えば地磁気を利用することにより絶対方位で検出する絶対方位センサ、車両の進行方位を、例えばステアリングセンサ、ジャイロセンサを利用することにより相対方位で検出する相対方位センサ、例えば車輪の回転数から車両の走行速度及び走行距離を検出する速度・距離センサ、車両の加速度を検出して高さ情報を含む現在位置情報を検出するセンサ等から構成される。
【0008】
情報記憶装置3は、ナビゲーション用のプログラム及びデータを記憶した外部記憶装置で、例えばCD−ROM、DVD−ROM等の光ディスク、フロッピィディスク、ハードディスク等の磁気ディスク、MO等の光磁気ディスク等からなっている。プログラムは、経路探索などの処理を行うためのプログラム、本実施例記載のフローチャートに示されるような処理プログラムや経路案内に必要な表示出力制御、音声入力により対話的に案内を行うためのプログラム及びそれに必要なデータ、音声案内に必要な音声出力制御を行うためのプログラム及びそれに必要なデータが格納されている。記憶されるデータとしては、地図データ、道路データ、行政区画名や地域の名称を含む地名データ、探索データ、探索したルートのデータ、案内データ、マップマッチングデータ、目的地データ、メモリ地点データ、走行履歴データ、施設データ、交差点等分岐点の画像データ、ジャンル別データ、ランドマークデータ等のファイルからなり、ナビゲーション装置に必要なすべてのデータが記憶されている。そして、これらのデータは情報センタからダウンロードして更新可能である。なお、情報記憶装置にはデータのみ格納し、プログラムは中央処理装置に格納するタイプのものとしてもよい。
【0009】
中央処理装置4は、種々の演算処理を実行するCPU、情報記憶装置3からプログラムを読み込んで格納するフラッシュメモリ、フラッシュメモリのプログラムチェック、更新処理を行うプログラム(プログラム読み込み手段)を格納したROM、設定された目的地の地点座標、道路名コードNo.等の探索された経路案内情報や演算処理中のデータを一時的に格納するRAMからなっている。また、この他にもディスプレイ等の出力装置に表示するためのデータを格納するフレームメモリ、入力装置1からの音声入力による対話処理を行ったり、CPUからの音声出力制御信号に基づいて情報記憶装置3から読み出した音声、フレーズ、1つにまとまった文章、音等を合成してアナログ信号に変換してスピーカに出力する音声プロセッサ、通信による入出力データのやり取りを行う通信インタフェースおよび現在位置検出装置2のセンサ信号を取り込むためのセンサ入力インタフェース、内部ダイアグ情報に日付や時間を記入するための時計などを備えている。なお、前記した更新処理を行うプログラムを外部記憶装置に格納しておいてもよい。
【0010】
本実施形態に係るプログラム、その他ナビゲーションを実行するためのプログラムは全て、外部記憶装置に格納されてもよいし、それらプログラムの一部または全てが本体側のROMに格納されていてもよい。この外部記憶装置に記憶されたデータやプログラムが外部信号としてナビゲーション装置本体の中央処理装置に入力されて演算処理されることにより、種々のナビゲーション機能が実現される。
【0011】
また、本実施形態に係るプログラム、その他ナビゲーションを実行するためのプログラム、地図データの一部または全ては情報センター(インターネットサーバー、ナビゲーション用サーバー)から複数の基地局(インターネットのプロバイダー端末や車両と通信で繋がる通信局)に送信され、端末側の中央処理装置4は基地局から送られてくる情報を情報送受信装置によって受信し、中央処理装置4内の読み書き可能なメモリ(例えばRAMやフラッシュメモリやハードディスク)にダウンロードしてプログラムを実行することにより、種々のナビゲーション機能を実現させるようにしてもよい。ここで、プログラムはフラッシュメモリに格納し、地図データはRAMに格納する如くプログラムと地図データを別の読み書き可能なメモリに格納するようにしてもよいし、同じ読み書き可能なメモリに格納するようにしてもよい。あるいは、家庭内のパソコンで情報センターからプログラム、地図データの一部または全てを取り外し可能な記憶媒体(例えばICカード、磁気カードやフロッピーディスク)へダウンロードし、その記憶媒体を中央処理装置4につなげて、記憶媒体内のプログラムを実行することにより、種々のナビゲーション機能を実現させるようにしてもよい。
【0012】
本実施形態のナビゲーション装置は、上記のように外部記憶装置からプログラムを読み込んだり、情報センター等からダウンロードしたプログラムを読み込むための比較的大容量のフラッシュメモリ、CDの立ち上げ処理を行うプログラム(プログラム読み込み手段)を格納した小容量のROMを内蔵する。フラッシュメモリは、電源が切断しても記憶情報が保持される、つまり不揮発性の記憶手段である。そして、CDの立ち上げ処理として、プログラム読み込み手段であるROMのプログラムを起動してフラッシュメモリに格納したプログラムチェックを行い、情報記憶装置3に格納されているディスク管理情報等を読み込む。プログラムのローディング処理(更新処理)は、この情報とフラッシュメモリの状態から判断して行われる。
【0013】
情報送受信装置5は、衛星航法システム(GPS)を利用して情報を入手するGPS受信装置、FM多重放送、電波ビーコン、光ビーコン等を利用して情報を入手するためのVICS(道路交通情報通信システム)受信装置、携帯電話、パソコン等を利用することにより、情報センターや他車両と情報を双方向に通信するためのデータ送受信装置等から構成される。
【0014】
出力装置6は、運転者が必要な時に案内情報を音声および/または画面により出力したり、中央処理装置4でナビゲーション処理されたデータなどをプリント出力する機能を備えている。そのための手段として、中央処理装置4で処理したデータや情報記憶装置3に格納されたデータを画面表示するために展開、描画するメモリ、メモリに描画したイメージデータを表示するディスプレイ、中央処理装置4で処理したデータや情報記憶装置3に格納されたデータをプリント出力するプリンタ、経路案内を音声で出力するスピーカなどを備えている。
【0015】
ディスプレイは、簡易型の液晶表示器等により構成されており、本実施形態ではタッチパネル、リモコン等により画面の表示領域の大きさが変更可能であり、中央処理装置4が処理する地図の表示データや案内データに基づき展開、描画された交差点拡大図画面、目的地名、時刻、距離、進行方向矢印等を表示する。ディスプレイに表示する画像データは、2値画像データ(ビットマップデータ)であり、中央処理装置4が処理する地図の表示データや案内データをシリアル通信等で使用する通信線を使用し、また、他の通信線を兼用して受信し、出力装置6内でメモリに展開、描画した後、指示された表示範囲をディスプレイの画面に表示する。また、エアコン、オーディオ、テレビを同時表示できるマルチウインドウタイプにも適用可能である。
【0016】
このディスプレイは、運転席近傍のインストルメントパネル内に設けられており、運転者はこれを見ることにより自車両の現在地を確認したり、またこれからの経路についての情報を得ることができる。また、このディスプレイの案内画面を自動車のフロントガラスに埋め込んだハーフミラーを通して運転者の目線を下げずに見えるようにするヘッドアップディスプレイを備えるようにしてもよい。また、ディスプレイの表示画面にタッチパネル、タッチスクリーン等を含むタブレットを使用し、画面に触れる、或いは画面をなぞることにより、地点入力、道路入力等を行えるように構成してもよい。
【0017】
図2は上記実施形態のナビゲーション装置において使用される案内画面の例を説明する図である。
表示画面10はタッチパネルからなっていて、上辺表示枠11、下辺表示枠12に直接触れて、或いはリモコンでドラッグすることにより、表示領域の大きさが変更可能である。例えば、上辺表示枠11にタッチして斜線部分を下方にドラッグすることにより、あるいは下辺表示枠12にタッチして上方にドラッグすることにより、表示領域の大きさが変更される。この表示領域の変更はドラッグされた表示枠がどの位置にセットされたかを図1の中央処理装置で判断し、表示領域を変更している。
【0018】
本実施形態は、表示領域の大きさに応じて案内情報の出力形態を変更するものであり、表示領域が大きい場合には多くの案内項目を表示し、表示領域が小さい場合にはユーザがそれほど案内項目を表示することを望んていないと判断し、案内項目を少なくして出力する。
【0019】
図3は本発明に係る案内情報表示処理フローを説明する図である。
ユーザが表示枠を移動させて表示領域の大きさを変更したとき、その表示領域の大きさを計算し(ステップS1)、計算で求めた表示領域の大きさに基づいて案内形態を決定する(ステップS2)。案内形態の決定においては、後述するように、どのような案内項目を出力するかが決定される。次いで、決定された案内情報を出力する(ステップS3)。
【0020】
次に、表示領域の大きさの変更により表示する案内項目を変えるようにした具体例について説明する。
図4は案内画面の表示領域の大きさを上辺表示枠11、あるいは下辺表示枠12の移動により変えられるようにした例を示し、図示の例では下辺表示枠12をドラッグして表示領域の大きさを変えている。
上辺表示枠から下辺表示枠までの長さをLとし、その長さが予め設定した長さS、R、Q、P(S<R<Q<P)に対してどのような大きさの関係にあるかにより、後述するように表示する案内項目を決定する。なお、Pは最大長さでL=Pのとき最大表示領域となる。
【0021】
図5は表示要素テーブルで、表示のランクと案内項目の関係を示している。
表示要素テーブルは、予めナビゲーション装置の情報記憶装置に登録しておく。図示の例では、表示要素テーブルで表示ランクが1〜8まで決められ、ランク1は次案内交差点進行方向矢印、ランク2は次案内交差点までの距離、ランク3は次案内交差点名称、ランク4は次の次の案内交差点進行方向矢印、ランク5は現在地から目的地までの距離、ランク6は目的地到着時刻、ランク7は現在時刻、ランク8は現在地(カーソル位置)基準地図である。
【0022】
図6は図4の画面においてユーザが設定した画面の大きさに対応する表示パターンを選択する処理フローを示す図である。
画面の縦方向移動があるか否か判断し(ステップS11)、なければ処理は終了する。画面の縦方向移動がある場合、Q<L<Pか否か判断し(ステップS12)、この関係を満たす場合には後述するパターン1で案内項目を表示する(ステップS13)。また、R<L<Qか否か判断し(ステップS14)、この関係を満たす場合には後述するパターン2で案内項目を表示する(ステップS15)。また、S<L<Rか否か判断し(ステップS16)、この関係を満たす場合には後述するパターン3で案内項目を表示する(ステップS17)。また、L<Sの場合には、アイコンのみ表示する(ステップS18)。
【0023】
図7はパターン1〜3とアイコンの表示例を示し、画面内の数字1〜8は図5の表示要素テーブルにおける表示ランクを示している。
図7(a)はパターン1の表示例を示し、表示領域が大きいので画面上部にはランク1の次案内交差点進行方向矢印、ランク4の次の次の案内交差点進行方向矢印、ランク3の次案内交差点の名称○○交差点、ランク2の次案内交差点までの距離500mがそれぞれ表示され、画面中央部にはランク8の現在地(カーソル位置)基準地図が表示され、画面下部には、ランク7の現在時刻15:32、ランク5の現在地から目的地までの距離7km、ランク6の目的地到着時刻16:00が表示されている。
【0024】
図7(b)はパターン2の表示例を示し、パターン1の表示画面に比して表示領域が狭く、画面中央部に表示されていたランク8の基準地図が省略され、画面上部のランク1の次案内交差点進行方向矢印、ランク4の次の次の案内交差点進行方向矢印、ランク3の次案内交差点の名称○○交差点、ランク2の次案内交差点までの距離500mと、画面下部のランク7の現在時刻15:32、ランク5の現在地から目的地までの距離7km、ランク6の目的地到着時刻16:00が表示されている。
【0025】
図7(c)のパターン3では、パターン2の表示画面に比してさらに表示領域が狭く、画面下部のランク7の現在時刻15:32、ランク5の現在地から目的地までの距離7km、ランク6の目的地到着時刻16:00が省略され、画面上部のランク1の次案内交差点進行方向矢印、ランク4の次の次の案内交差点進行方向矢印、ランク3の次案内交差点の名称○○交差点、ランク2の次案内交差点までの距離500mのみ表示される。
【0026】
図7(d)のアイコン表示では、単にアイコンのみ表示しており、これに代えて次案内交差点までの距離のみ表示するようにしてもよい。
【0027】
図8は案内画面が上辺表示枠11、下辺表示枠12だけでなく、左右の辺の表示枠13、14によっても可変できる例を示している。
【0028】
図9は図8の案内画面における表示領域の大きさと表示パターンの関係を示しており、表示領域の縦方向の長さおよび横方向の長さに基づいてパターン1〜パターン9の形態で案内項目を表示する。上辺表示枠11、左辺表示枠13を固定とし、可変表示枠12、右変表示枠を移動する場合、縦方向の長さをLY、横方向の長さをLXとし、縦方向の予め設定した長さS、R、Q、P(S<R<Q<P)、横方向の予め設定した長さW、V、U、T(W<V<U<T)との関係で表示する案内項目を決定する。すなわち、
U<LX<Tで、
Q<LY<Pのときパターン1
R<LY<Qのときパターン2
S<LY<Rのときパターン3
V<LX<Uで、
Q<LY<Pのときパターン4
R<LY<Qのときパターン5
S<LY<Rのときパターン6
W<LX<Vで、
Q<LY<Pのときパターン7
R<LY<Qのときパターン8
S<LY<Rのときパターン9
で表示する。パターン1〜3は図7(a)、(b)、(c)で示したパターンである。
【0029】
なお、表示領域の大きさは画面の横方向や縦方向の長さで規定する以外にも、表示領域のドット数、或いは横方向や縦方向のドット数で規定するようにしてもよい。
【0030】
図10は図9におけるパターン4〜9の表示例を示している。
図10(a)のパターン4では、画面上部にランク1の次案内交差点進行方向矢印とランク4の次の次の案内交差点進行方向矢印、ランク2の次案内交差点までの距離500mが表示され、画面中央にランク8の基準地図、画面下部にランク5の現在地から目的地までの距離7km、ランク6の目的地到着時刻16:00が表示されている。
図10(b)のパターン5では、パターン4の表示画面に比して表示領域が狭く、パターン4においてランク8の基準地図が省略され、画面上部にランク1の次案内交差点進行方向矢印とランク4の次の次の案内交差点進行方向矢印、ランク2の次案内交差点までの距離500mが表示され、画面下部にランク5の現在地から目的地までの距離7km、ランク6の目的地到着時刻16:00が表示されている。
図10(c)のパターン6では、パターン5の表示画面に比して表示領域がさらに狭く、パターン5における画面下部のランク5の現在地から目的地までの距離7km、ランク6の目的地到着時刻16:00が省略され、画面上部のランク1の次案内交差点進行方向矢印とランク4の次の次の案内交差点進行方向矢印、ランク2の次案内交差点までの距離500mのみ表示されている。
図10(d)のパターン7では、図10(a)〜図10(c)に比して横方向の幅が狭くなり、画面上部にランク1の次案内交差点進行方向矢印とランク4の次の次の案内交差点進行方向矢印が表示され、画面中央にランク8の基準地図、画面下部にランク2の次案内交差点までの距離500m表示されている。
図10(e)のパターン8では、パターン7の表示画面に比して表示領域がさらに狭く、パターン7における画面中央のランク8の基準地図が省略され、画面上部にランク1の次案内交差点進行方向矢印とランク4の次の次の案内交差点進行方向矢印が表示され、画面下部にランク2の次案内交差点までの距離500m表示されている。
図10(f)のパターン9では、パターン8の表示画面に比して表示領域がさらに狭く、パターン8における画面下部のランク2の次案内交差点までの距離500mが省略され、画面上部にランク1の次案内交差点進行方向矢印とランク4の次の次の案内交差点進行方向矢印が表示されている。
【0031】
なお、上記各表示パターンでは交差点拡大図の表示例について触れてないが、表示領域の大きさに応じて交差点拡大図の案内項目を決定してもよい。すなわち、交差点に接近して交差点拡大図を表示する際に、そのときの表示領域の大きさに応じて交差点拡大図の案内項目を決定し、表示領域が大きい場合には詳細に、表示領域が小さい場合には案内項目を絞って簡易的に表示してもよい。
【0032】
また、上記説明においては、画面表示する案内項目を表示領域の大きさにより変更する例について説明したが、案内項目は音声案内も含み、表示領域の大きさに応じて音声案内する情報を変更するようにしても良い。また、案内交差点における音声案内、踏切やカーブ案内等の注意喚起案内、ルート外れ案内等の音声案内を適宜表示領域の大きさに応じて追加することも可能である。また、表示領域が所定値より小さくなった場合には音声案内を停止するようにしても良い。
【0033】
また上記説明においては、ナビゲーション用の案内情報の表示例について説明したが、ナビゲーション情報とエアコン、オーディオ、テレビの同時表示を行うマルチウインドウ方式に本実施形態を適用することも可能である。この場合、ディスプレイの大きさに応じるのではなく、ナビゲーション装置、エアコン、オーディオ等の各表示領域の大きさに基づいて案内項目を決定し、この案内項目の案内情報を出力する。例えば、ナビゲーションとテレビの2画面表示の場合、ナビゲーションの表示領域に応じてナビゲーションの案内項目を決定し、テレビの表示領域に応じてテレビの案内項目を決定する。また、ナビゲーションの案内表示領域を減少させた場合にはそれに応じてテレビの案内項目を拡大し、あるいはナビゲーション、テレビ双方とも表示領域を減少し案内項目を決定するようにしても良い。またエアコンやオーディオの案内項目もナビゲーションと同様に表示領域に基づいて変更するようにしても良い。
【0034】
また上記の例においては、表示要素テーブルを情報記憶手段に格納しておき、テーブルに基づいて表示領域の大きさに応じて案内項目を決定する例について説明したが、テーブルを用いずに案内項目をプログラムにより決めるようにしても良い。この場合、プログラムにより表示領域を算出して案内項目を決定し、表示位置および表示すべき情報を決定して表示したり、音声案内する。また、表示すべき情報が矩形領域内に文字や記号情報を表示する場合、表示領域の大きさに応じて矩形の表示位置を決定し、矩形内に文字や記号情報を表示する。
【0035】
図11は車載端末装置と情報センタとをネットワークで接続した例を示す図である。
情報センタ20は、経路探索処理、案内処理や通信する端末特定処理等を行う制御装置21、最新の地図データを含む地図データベース22、送受信手段23を有していて、ネットワーク24を介して各車載端末装置15と通信可能であり、車載端末装置からの要求があると、要求に応じて最新の地図データや探索経路、案内処理を提供するサービスを行っている。地図データベース22は更新された道路、新規に開通された道路、最新の有料道路の料金といった道路に関するあらゆる最新情報が格納されており、車載端末装置25からの要求に応じて制御装置21が地図データベース22を検索して経路探索を行って提供している。また、制御装置21は登録された車載端末の識別データを保持していて、この識別データに基づいて端末を特定し、地図データを提供する。
【0036】
車載端末装置15が情報センタに対してデータ要求する際、画面の表示領域の大きさの情報も情報センタ側へ送信すると、情報センタ側では表示領域の大きさに対応した案内項目を算出し、これを車載端末装置側に配信し、車載端末装置15では図7、図10で示したようなパターンで配信された案内項目を表示し、或いは音声案内する。
【0037】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、画面の表示領域を変更可能とし、表示領域の大きさにより案内項目を決定するので、必要に応じた案内項目を適切に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両用ナビゲーション装置の実施の形態の例を説明する図である。
【図2】 案内画面を説明する図である。
【図3】 本発明の案内情報表示処理フローを説明する図である。
【図4】 表示領域の大きさを変える例を示す図である。
【図5】 表示要素テーブルを示す図である。
【図6】 ユーザが設定した画面の大きさに対する表示パターンを変更する処理フローを示す図である。
【図7】 パターンの表示例を示す図である。
【図8】 表示領域の大きさを変える他の例を示す図である。
【図9】 表示領域の大きさと表示パターンの関係を示す図である。
【図10】 上下左右表示枠により表示領域の大きさを変更した場合の表示パターンの例を示す図である。
【図11】 車載端末装置と情報センタとをネットワークで接続した例を示す図である。
【符号の説明】
1…入力装置、2…現在位置検出装置、3…情報記憶装置、4…中央処理装置、5…情報送受信装置、6…出力装置、20…情報センタ、21…制御装置、22…地図データベース、23…送受信手段、24…ネットワーク、25…車載端末装置。

Claims (4)

  1. 車両用経路案内情報提示システムにおいて、
    経路案内情報を提示する表示領域全体の大きさが変更可能な画面の表示領域全体の大きさを変更する表示領域変更手段と、
    変更された表示領域の大きさを算出する表示領域算出手段と、
    算出した表示領域の大きさに基づいて経路案内項目を決定し、決定した経路案内項目を前記表示領域内に提示する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、表示領域が大きいほど経路案内項目を多く提示することを特徴とする車両用経路案内情報提示システム。
  2. 前記制御手段は、最大表示領域の大きさに対する算出した表示領域の大きさの割合に応じて経路案内項目を決定することを特徴とする請求項1記載のシステム。
  3. 車両用経路案内情報の提示方法において、
    経路案内情報を提示する表示領域全体の大きさが変更可能な画面の表示領域全体の大きさが表示領域変更手段により変更されたとき、変更された表示領域の大きさを表示領域算出手段により算出する段階、
    表示領域算出手段により算出した表示領域の大きさに基づき制御手段により経路案内項目を決定する段階、
    決定した経路案内項目を前記制御手段により表示領域内に提示する段階、
    を備え、前記制御手段は表示領域が大きいほど経路案内項目を表示領域内に多く提示することを特徴とする車両用経路案内情報提示方法。
  4. 車両用経路案内情報を提示するシステムを制御するプログラムにおいて、
    経路案内情報を提示する表示領域全体の大きさが変更可能な画面の表示領域全体の大きさが表示領域変更手段により変更されたとき、変更された表示領域の大きさを表示領域算出手段により算出するステップと、
    表示領域算出手段により算出した表示領域の大きさに基づき制御手段により経路案内項目を決定するステップと、
    前記制御手段により、表示領域が大きいほど経路案内項目を表示領域内に多く提示するステップと、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする車両用経路案内情報提示プログラム。
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