JP4217429B2 - 半導体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体装置に関し、高周波で用いられるヘテロ接合バイポーラトランジスタ(以下、HBTという)および電界効果トランジスタ(以下、FETという) の半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、HBT(Heterojunction Bipolar Transistor)やFET(Field Effect Transistor)といったデバイスは、マイクロ波帯からミリ波帯にかけて応用するため高速化を目指して開発が進められている。これらのデバイスの高速性を表わす指標として最大発振周波数fmaxがあり、この最大発振周波数fmaxが高ければ高いほど高周波で用いるのに有利であると言われている。HBTの最大発振周波数fmaxは近似的に次の式で表わされる。
fmax = {ft/(8π・Cbc・Rb)}1/2
ここで、ft :電流利得遮断周波数
Cbc:ベース−コレクタ間容量
Rb :ベース抵抗
上記式から、最大発振周波数fmaxを高くするためには、ベース−コレクタ間容量Cbcを低減することが重要であることがわかる。同様にFETの場合でも最大発振周波数fmaxを高くするためには、ゲート−ドレイン間容量Cgdを低減することが重要である。
【0003】
従来は、HBTのベース−コレクタ間容量Cbcを低減させるために、HBTの微細化、すなわちベース−コレクタ間の接合面積を小さくすることによって、ベース−コレクタ間容量Cbcを低減し、最大発振周波数fmaxを高くしてきた。しかし、HBTの微細化には限界がある。また、ある程度まで微細化すると、ベース−コレクタ間容量Cbcのうちベース−コレクタ間接合以外による容量の割合が増加するので、それ以上の微細化を行ってもベース−コレクタ間容量Cbc低減の効果は小さくなる。
【0004】
そこで、さらなるベース−コレクタ間容量Cbcを低減するために対策が取られた半導体装置が提案されている(特開平11−168099号公報)。この半導体装置は、図3に示すように、n+型GaAs基板301上に、n型GaAsコレクタ層302とp型GaAsベース層313とn型AlGaAsエミッタ層314を順に積層し、エミッタ層314上にエミッタ電極312、ベース層313上にベース電極307,308、コレクタ層302上にコレクタ電極305,306を形成している。また、コレクタ層302内に拡散層303,304を形成し、拡散層303,304とコレクタ電極305,306を夫々接続している。そして、この基板全面を覆うように絶縁膜311を形成して、その絶縁膜311上に、コレクタ電極305,306のほとんど真上にコレクタ電極305,306とほぼ同じ幅のシールド電極309,310を形成している。上記シールド電極309,310とエミッタ電極312を接地電位に夫々接続している。これにより、上記ベース電極307,308またはコレクタ電極305,306から発生した電気力線は、シールド電極309,310で終端されるため、ベース−コレクタ間容量Cbcを低減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図3に示す半導体装置では、ベース−コレクタ間容量Cbcの低減は十分でないという問題がある。すなわち、HBTのベース電極から半導体動作領域外へ引き出された入力配線とHBTのサブコレクタ領域との間に電気力線が発生しており、この部分にもベース−コレクタ間容量Cbcが存在していることが新たに分かった。同様に、FETのゲート電極から半導体動作領域外へ引き出された入力配線とドレイン領域の間にもゲート−ドレイン間容量Cgdが存在していることが新たに分かった。
【0006】
そこで、この発明の目的は、簡単な構成で入出力間の容量を低減でき、最大発振周波数を高くして高周波特性を向上できる半導体装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明の半導体装置は、
半導体基板上に複数の半導体層が積層されたヘテロ接合バイポーラトランジスタまたは電界効果トランジスタの半導体動作領域と、
上記半導体動作領域上に形成された入力側のベース電極またはゲート電極となる第1の電極と、
上記半導体動作領域上に形成された出力側のコレクタ電極またはドレイン電極となる第2の電極と、
上記半導体動作領域上に形成され、接地電位に接続されるエミッタ電極またはソース電極となる第3の電極と、
上記半導体動作領域外の上記半導体基板上に形成された入力配線と、
上記入力側の第1の電極と上記入力配線とを接続する引き出し電極と、
上記半導体基板上かつ上記半導体動作領域と上記入力配線との間に形成され、上記接地電位に接続されるシールド電極を備え、
上記入力配線と上記半導体動作領域との間に発生する電気力線を上記シールド電極で終端することを特徴とする。
【0008】
上記構成の半導体装置によれば、上記半導体動作領域外に形成された入力配線と半導体動作領域との間に発生する電気力線はシールド電極で終端されるので、入力配線と半導体動作領域との間の容量を低減して最大発振周波数を高くでき、高周波特性を向上することができる。さらに、入出力間の容量が低減されることによって、入出力間のアイソレーションを改善できるので、素子の安定性も増すことができる。また、高周波特性の良好なヘテロ接合バイポーラトランジスタや電界効果トランジスタを実現できる。
【0009】
また、一実施形態は、上記引き出し電極は、上記入力側の第1の電極と上記入力配線との間の上記シールド電極の上部を乗り越えるように形成される。
【0010】
上記実施形態の半導体装置によれば、上記引き出し電極の下部においても、シールド電極により入力配線と半導体動作領域との間の容量も低減できる。
【0011】
また、一実施形態は、上記シールド電極の幅を入力配線の幅と半導体動作領域の幅との少なくとも一方よりも大きくする。
【0012】
上記実施形態の半導体装置によれば、入力配線と半導体動作領域との間の容量をほぼゼロにできる。
【0013】
一実施形態は、上記第入力配線または半導体動作領域の少なくとも一方のシールド電極に対向する面よりも、その面に対向するシールド電極の面を大きくする。
【0014】
上記実施形態の半導体装置によれば、入力配線と半導体動作領域との間の容量をほぼゼロにできる。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の半導体装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0022】
(第1実施形態)
図1(A),(B)はこの発明の第1実施形態の半導体装置の一例としてのHBTの構造を示す断面図および平面図であり、図1(A)は図1(B)のI−I線から見た断面図である。
【0023】
図1(A)に示すように、半絶縁性GaAs基板101上に、n+型GaAsサブコレクタ層102、n型GaAsコレクタ層103、p+型GaAsベース層104、n型InGaPエミッタ層105、n+型GaAsエミッタキャップ層106、n+型InGaAsエミッタキャップ層107をMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition;有機金属気相成長)法を用いて順次積層する。なお、MOCVDの代わりにMBE(分子線エピタキシャル)法等を用いても同様に積層することができる。
【0024】
次に、フォトリソグラフィーにより、エミッタとなる部分にマスクをし、マスクされた領域以外をクエン酸と過酸化水素水の混合液でエッチングする。この混合液は、InGaPをエッチングしないので、InGaPエミッタ層105が表面に露出するとそこでエッチングは停止する。
【0025】
続いて、フォトリソグラフィーにより、エミッタ,ベースとなる部分にマスクをし、そのマスクされた領域以外をエッチングする。InGaPは塩酸で、GaAsはクエン酸と過酸化水素水の混合液でエッチングし、GaAsサブコレクタ層102の表面を露出させる。さらに、サブコレクタとなる領域にマスクをし同様にエッチングを行い、半絶縁性GaAs基板101の表面を露出させて素子分離をする。
【0026】
続いて、電極形成を行う。すなわち、InGaAsキャップ層107、InGaPエミッタ層105、GaAsサブコレクタ層102上にそれぞれ、第3の電極としてのエミッタ電極108、第1の電極としてのベース電極109、第2の電極としてのコレクタ電極110をリフトオフ法により形成する。電極材料としては、Pt/Ti/Pt/Au、AuGe/Ni/Au等を用いる。
【0027】
次に、アロイ(合金化)を行って、ベース電極109、コレクタ電極110をそれぞれベース層104、サブコレクタ層102とオーミック接触させる。このとき表面に露出しているInGaPエミッタ層105は完全に空乏化しており、ガードリング層として働くので、エミッタ−ベース間にリーク電流が生じることはない。
【0028】
この第1実施形態では、半導体動作領域とは、図1(B)の平面図においてサブコレクタ層102が形成されている領域であり、その半導体動作領域の幅を約30μmとした。ここで、図1(B)の平面図のI−I線に対して略直角かつ紙面に沿って平行な方向で規定されるものを幅、平面図のI−I線で示される破線に対して平行な方向で規定されるものを長さと呼ぶことにしている。
【0029】
次に、半絶縁性GaAs基板101上の半導体動作領域以外の領域に、入力配線111、出力配線112、シールド電極113をTi/Au等の通常の電極や配線の材料を用いてリフトオフ法により形成する。そのとき、シールド電極113は、入力配線111と半導体動作領域(サブコレクタ層102)との間に形成する。この第1実施形態ではシールド電極の長さは約3μm、幅は50μm、膜厚は約1μmとした。
【0030】
続いて、入力配線111とベース電極109を接続し、出力配線112とコレクタ電極110を接続し、シールド電極113とエミッタ電極108を接続するために、ベース引き出し電極114、コレクタ引き出し電極115、エミッタ引き出し電極116をめっきにより形成する。
【0031】
最後に、エミッタ引き出し電極116をVIAHOLE(ビアホール)等を介して接地電位に接続する。
【0032】
この第1実施形態のHBTにおいては、図1(A),(B)に示される通り、入力配線111と半導体動作領域との間にシールド電極113が形成されている。このため、入力配線111とサブコレクタ層102との間に発生する電気力線はシールド電極113で終端されるので、入力配線111と半導体動作領域との間の容量、すなわちベース−コレクタ間の容量Cbcが低減される。したがって、最大発振周波数の高くでき、高周波特性を向上することができる。さらに、入出力間の容量が低減されることによって、入出力間のアイソレーションを改善することができるので、素子の安定性も増すことができる。
【0033】
また、ベース引き出し電極114とシールド電極113が立体的に交差するときは、エアブリッジ等を用いてベース引出し電極114がシールド電極113の上部になるようにする方が望ましい。その場合には、ベース引き出し電極114の下部においても、シールド電極113によりベース−コレクタ間容量Cbcが低減される。
【0034】
また、シールド電極113の幅は小さくても構わないが、入力配線111の幅と半導体動作領域の幅との少なくとも一方より大きくしておくことが好ましい。その場合には、入力配線と半導体動作領域との間の容量はほぼ0まで低減することができる。なお、上記入力配線または半導体動作領域の少なくとも一方のシールド電極に対向する面よりも、その面に対向するシールド電極の面を大きくするのがより好ましい。
【0035】
この第1実施形態においては、npn型のInGaP/GaAs系HBTについて説明したが、これに限定されるものでなく、pnp型でもよく、材料はInP/InGaAs系やSi/SiGe系等でもよい。
【0036】
また、この第1実施形態においては、素子分離をエッチングによって行ったが、半導体動作領域外のサブコレクタ層にイオン注入を行って高抵抗層を形成し、その上に入力配線やシールド電極等を形成してもよいし、半絶縁性基板の上にポリイミド膜やSiN膜等の絶縁膜を形成し、その上に入力配線やシールド電極等を形成しても構わない。
【0037】
また、シールド電極とベース引き出し電極の間は、空気層でもよいし、ポリイミド膜や、SiN膜等の絶縁膜が形成されていてもよい。
【0038】
また、この第1実施形態においては、入力配線、出力配線、シールド電極とベース引き出し電極、コレクタ引き出し電極、エミッタ引き出し電極を別々に形成したが、同時に形成しても何ら構わない。
【0039】
(第2実施形態)
図2(A),(B)はこの発明の第2実施形態の半導体装置の一例としてのFETの構造を示す断面図および平面図であり、図2(A)は図2(B)のII−II線から見た断面図である。
【0040】
図2に示すように、半絶縁性InP基板201上に、InAlAsバッファ層202、InGaAsチャネル層203、InAlAsスペーサー層204、不純物としてSiがドープされたInAlAsキャリア供給層205、およびInAlAsショットキー接合形成層206を順次積層している。このショットキー接合形成層206上にWSi等を用いて第1の電極としてのゲート電極207を形成している。このゲート電極207を挟むように第3の電極としてのソース電極208、第2の電極としてのドレイン電極209をAuGe等を用いて形成している。このソース電極208およびドレイン電極209は、アニールを行ってショットキー接合形成層206とオーミック接合が形成されている。
【0041】
この第2実施形態では、半導体動作領域は、図2(B)の平面図においてショットキー接合形成層206が形成されている領域になる。この第2実施形態では、半導体動作領域の幅は約20μmとし、シールド電極212の幅は約15μm、長さは約2μm、膜厚は約0.5μmとした。
【0042】
上記半導体動作領域以外の領域は、半絶縁性InP基板201表面までエッチングされて素子分離されている。上記半絶縁性InP基板201表面には、入力配線210、出力配線211、シールド電極212をTi/Au等の通常の配線材料を用いて形成しており、シールド電極212を入力配線210と半導体動作領域の間に形成している。
【0043】
上記入力配線210とゲート電極207をゲート引き出し電極213によって接続すると共に、出力配線211とドレイン電極209をドレイン引き出し電極214によって接続している。さらに、上記シールド電極212とソース電極208をソース引き出し電極215によって接続し、ソース引き出し電極215を接地電位に接続している。
【0044】
この第2実施形態のFETにおいても、図2(A),(B)に示される通り、入力配線210と半導体動作領域との間にシールド電極212が形成されている。特に、入力配線210とドレイン領域(FETのゲート電極207よりドレイン電極209側の領域)の間にシールド電極212が形成されている方が好ましい。この場合、入力配線210とドレイン領域との間に発生する電気力線はシールド電極212で終端されるので、入力配線210とドレイン領域との間の容量、すなわちゲート−ドレイン間の容量Cgdが低減される。したがって、最大発振周波数の高くでき、高周波特性を向上することができる。さらに、入出力間の容量が低減されることによって、入出力間のアイソレーションを改善することができるので、素子の安定性も増すことができる。
【0045】
また、ゲート引き出し電極213とシールド電極212が立体的に交差するときは、ゲート引き出し電極213がシールド電極212の上部になるようにする方が望ましい。その場合には、ゲート引き出し電極213の下部においてもシールド電極212によりゲート−ドレイン間容量Cgdが低減される。
【0046】
また、シールド電極212の幅は、入力配線210の幅とドレイン領域の幅との少なくとも一方より大きくしておくことが好ましい。その場合には、入力配線とドレイン領域との間の容量はほぼ0まで低減することができる。なお、上記入力配線または半導体動作領域(ドレイン領域)の少なくとも一方のシールド電極に対向する面よりも、その面に対向するシールド電極の面を大きくするのがより好ましい。
【0047】
この第2実施形態においてもFETはInP系だけに限定されるものでない。また、半絶縁性基板の上にポリイミド膜やSiN膜等の絶縁膜、または高抵抗化層を形成し、その上に入力配線やシールド電極等を形成しても構わない。また、シールド電極とゲート引き出し電極との間は、空気層でもよいし、ポリイミド膜やSiN膜等の絶縁膜が形成されていてもよい。
【0048】
上記第1,第2実施形態では、半導体装置としてHBT,FETについて説明したが、他の構成の半導体装置にこの発明を適用してもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上より明らかなように、この発明の半導体装置によれば、半導体領域外に形成され、入力側の第1の電極と引き出し電極を介して接続される入力配線と、半導体動作領域との間にシールド電極が形成されているので、入出力間の容量が低減することができる。このため、最大発振周波数の高い高周波特性の良好な半導体装置を提供することができる。さらに、入出力間のアイソレーションを改善することができるので、素子の安定性も増すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1はこの発明の第1実施形態の半導体装置の一例としてのHBTの構造を示す断面図および平面図である。
【図2】 図2はこの発明の第2実施形態の半導体装置の一例としてのFETの構造を示す断面図および平面図である。
【図3】 図3は従来のHBTの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
101…半絶縁性GaAs基板、
102…n+型GaAsサブコレクタ層、
103…n型GaAsコレクタ層、
104…p+型GaAsベース層、
105…n型InGaPエミッタ層、
106…n+型GaAsエミッタキャップ層、
107…n+型InGaAsエミッタキャップ層、
108…エミッタ電極、
109…ベース電極、
110…コレクタ電極、
111,210…入力配線、
112,211…出力配線、
113,212…シールド電極、
114…ベース引き出し電極、
115…コレクタ引き出し電極、
116…エミッタ引き出し電極、
201…半絶縁性InP基板、
202…InAlAsバッファ層、
203…InGaAsチャネル層、
204…InAlAsスペーサー層、
205…InAlAsキャリア供給層、
206…InAlAsショットキー接合形成層、
207…ゲート電極、
208…ソース電極、
209…ドレイン電極、
213…ゲート引き出し電極、
214…ドレイン引き出し電極、
215…ソース引き出し電極、
301…n+型GaAs基板、
302…n型GaAsコレクタ層、
303,304…拡散層、
305,306…コレクタ電極、
307,308…ベース電極、
309,310…シールド電極、
311…絶縁膜、
312…エミッタ電極、
313…p型GaAsベース層、
314…n型AlGaAsエミッタ層。
Claims (4)
- 半導体基板上に複数の半導体層が積層されたヘテロ接合バイポーラトランジスタまたは電界効果トランジスタの半導体動作領域と、
上記半導体動作領域上に形成された入力側のベース電極またはゲート電極となる第1の電極と、
上記半導体動作領域上に形成された出力側のコレクタ電極またはドレイン電極となる第2の電極と、
上記半導体動作領域上に形成され、接地電位に接続されるエミッタ電極またはソース電極となる第3の電極と、
上記半導体動作領域外の上記半導体基板上に形成された入力配線と、
上記入力側の第1の電極と上記入力配線とを接続する引き出し電極と、
上記半導体基板上かつ上記半導体動作領域と上記入力配線との間に形成され、上記接地電位に接続されるシールド電極を備え、
上記入力配線と上記半導体動作領域との間に発生する電気力線を上記シールド電極で終端することを特徴とする半導体装置。 - 請求項1に記載の半導体装置において、
上記引き出し電極は、上記入力側の第1の電極と上記入力配線との間の上記シールド電極の上部を乗り越えるように形成されていることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1または2に記載の半導体装置において、
上記シールド電極の幅が上記入力配線の幅と上記半導体動作領域の幅との少なくとも一方よりも大きいことを特徴とする半導体装置。 - 請求項1から3までのいずれか1つに記載の半導体装置において、
上記入力配線または上記半導体動作領域の少なくとも一方の上記シールド電極に対向する面よりも、その面に対向する上記シールド電極の面が大きいことを特徴とする半導体装置。
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