JP4217172B2 - 防水性及び透湿性を有する加工布帛及びその製造方法 - Google Patents
防水性及び透湿性を有する加工布帛及びその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4217172B2 JP4217172B2 JP2004027736A JP2004027736A JP4217172B2 JP 4217172 B2 JP4217172 B2 JP 4217172B2 JP 2004027736 A JP2004027736 A JP 2004027736A JP 2004027736 A JP2004027736 A JP 2004027736A JP 4217172 B2 JP4217172 B2 JP 4217172B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- composition
- polyurethane
- soluble
- producing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Description
そして、本発明の加工布帛は、前記微多孔の孔径が2.0〜6.0ミクロンの範囲に80%以上が存在していることを特徴とするものでもある。
前記水溶性ポリウレタン(B)として、2個の活性水素基を有する化合物にエチレンオキサイドを含むアルキレンオキサイドを付加した水溶性ポリオキシアルキレン化合物とポリイソシネートから誘導された化合物で、当該化合物の重量平均分子量が1万〜50万であり、オキシエチレン単位の含有重量%が70%以上のものを使用すること、及び、
前記ポリウレタン系エマルジョン(A)と水溶性ポリウレタン(B)の配合割合が、固形分重量比率として(A):(B)=100:1〜1:4の範囲であることを特徴とする。
又、本発明は、上記の特徴を有した製造方法において、前記の2個の活性水素基を有する化合物が、水、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリキール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、N−メチルジエタノールアミン、モノアルキルアミン、ハイドロキノン及びビスフェノールAから選ばれたものであることを特徴とするものである。
更に本発明は、上記の特徴を有した製造方法において、前記加工液として、前記組成物(I)に無機系もしくは有機系の微粒子(C)を添加した組成物(II)を使用することを特徴とするものでもある。
又、本発明は、上記の特徴を有した製造方法において、前記加工液として、前記組成物(I)又は(II)に、ポリウレタン以外の水溶性有機高分子化合物(D)を添加した組成物(III)を使用することを特徴とするものでもある。
又、本発明は、上記の特徴を有した製造方法において、前記加工液として、前記組成物(I)〜(III)のいずれかに、架橋剤(E)を添加した組成物(IV)を使用することを特徴とするものでもある。
又、本発明は、上記の特徴を有した製造方法において、前記加工液として、前記組成物(I)〜(IV)のいずれかにフッ素系の撥水剤(F)を添加した組成物(V)を使用することを特徴とするものでもある。
又、本発明は、上記の特徴を有した製造方法において、前記水溶性ポリウレタン(B)の一部もしくは全部を溶出させてから乾燥を行った後、フッ素系の撥水剤(F)単独もしくはフッ素系の撥水剤(F)と架橋剤(E)併用を含浸させ、乾燥・熱処理をすることを特徴とするものでもある。
本発明におけるポリウレタン系エマルジョン(A)は特に限定されるものではないが、乳化剤を使用しない自己乳化型のポリウレタンが望ましい。自己乳化型のポリウレタンエマルジョンは、アニオン性およびカチオン性を示す物質をウレタン骨格中に導入する通常公知の方法による。
アニオン性を付与するものとしては、例えば、2,2−ジメチロールプロピオン酸、2,2−ジメチロールブタン酸などを挙げる事が出来る。またこれらは単独もしくは、2種以上の併用使用して用いられる。これらは、アンモニア、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミンなどのアミン類、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどで中和して使用される。
カチオン性を付与するものとしては、例えば、N−メチルジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどを挙げる事が出来る。またこれらは単独もしくは、2種以上の併用使用して用いられる。これらは塩酸、硝酸、酢酸、などの有機酸や無機酸などで中和されたり、ジメチル硫酸、ジエチル硫酸、エピクロルヒドリンなどで4級化して使用される。
2個の活性水素を有する化合物とは、通常のものが利用でき、例えば水、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリキール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、N−メチルジエタノールアミン、モノアルキルアミン、ハイドロキノン、ビスフェノールA、などが挙げられる。これらのうち、水、エチレングリコール,プロピレングリコール、ポリプロピレングリコールが好ましい。
この付加様式は単独、ブロック、ランダムのいずれでも可能である。
また、必要に応じて水溶性ポリウレタンの水溶性を阻害しない程度であれば非水溶性ジオールを水溶性ポリアルキレンオキサイドに混合してウレタン化反応を行っても良い。その非水溶性ジオールとしてはポリプロピレングリコールやポリテトラメチレングリコールなどが使用でき、その使用量は通常の場合15%以下である。
つまり、例としてキシリレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ノルボランジイソシアネートなどのポリイソシアネートがあげられる。特に好ましいポリイソシアネートとしては、キシリレンジイソシアネート、1,3−ビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン、ヘキサメチレンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートである。
反応後の重量平均分子量は通常1万〜50万、好ましくは2万〜30万である。
本発明に使用する水溶性ポリウレタンは、通常水溶液を用いる。その固形分は10〜70重量%で水溶液粘度は1000〜300000mPa・sであり、好ましくは15〜60重量%、2000〜200000mPa・sである。
また、無機系もしくは有機系の微粒子(C)の粒径は、40μm以下が好ましく、特に好ましいのは0.1〜20μmの範囲であり、40μm以上の場合には連続的なウレタン皮膜が形成されず脆くなる傾向にある。
この際、組成物(IV)は、組成物(I)〜(III)のポリウレタン系エマルジョン(A)に架橋剤(E)を固形分重量比率で200:1以上含有することが好ましく、特に好ましい固形分重量比率は100:1〜10:1である。上記の重量比率がこれ以下である場合は、家庭洗濯およびドライクリーニングにより多孔質層が剥離、もしくは溶解する傾向にある。
尚、本発明における組成物(V)は、組成物(I)〜(IV)のポリウレタン系エマルジョン(A)とフッ素系の撥水剤(F)の固形分重量比率が100:1〜1:2の範囲が好ましく、10:1〜5:1が特に好ましい。上記のフッ素系撥水剤(F)がこれ以下の配合割合の場合には、望ましい撥水性が発揮されず、耐水性の向上を期待できない傾向にあり、これ以上の場合は、連続的なウレタン皮膜が形成されず、脆くなる傾向にある。
本発明の製造方法においては、前記組成物(I)〜(V)のいずれかを繊維布帛に含浸もしくはコーティング後、乾燥・熱処理を施し、次いで水溶性ポリウレタン(B)ならびに水溶性有機高分子化合物(D)の一部もしくは全部を溶出せしめ、乾燥を行うが、水溶性ポリウレタン(B)ならびに水溶性有機高分子化合物(D)の一部もしくは全部を溶出させてから乾燥を行った後、フッ素系の撥水剤(F)単独もしくはフッ素系の撥水剤(F)と架橋剤(E)併用を含浸させ、乾燥・熱処理をすることにより、得られる繊維布帛の耐水性及び撥水性の向上を図ることができる。
これに対し、非水系の加工液を用いる本発明の製造方法の場合には、水溶性のポリウレタンを添加しておいて、後でこの水溶性ポリウレタンを抜く(溶出させる)関係上、微多孔径は0.3〜15.0ミクロンの範囲、特に0.3〜10.0ミクロンの範囲にほぼ存在し、孔径2.0〜6.0ミクロンの範囲に80%以上が存在している。本発明の加工布帛の場合、溶剤系の加工液を用いて製造されたものに比べ、多少、微多孔径の範囲が振れていることが着用時の蒸れに伴う結露現象を軽減させるという好ましい結果が得られる。この点が本発明の大きな特徴の一つと言える。
以下、実施例により、本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
攪拌機、還流冷却管、温度計および窒素吹き込み管を備えた4つ口フラスコにポリテトラメチレングリコール(重量平均分子量1000)152部、ポリオキシエチレングリコール(重量平均分子量1000)8部、ジメチロールブタン酸4.8部、トリメチロールプロパン3.2部、を仕込み、均一に混合後、イソホロンジイソシアネート37.4部を加え85℃にて120分反応後、遊離イソシアネート基含有量1.8%のウレタンプレポリマーを得た、このプレポリマーを35℃以下に冷却後、トリエチルアミン3.2部を添加し、均一に混合後、水522.7部を徐々に加えて乳化、分散させ、これにイソホロンジアミン8.3部を25部の水で希釈溶解した水溶液を添加後、120分攪拌した。不揮発分30%、粘度400mPa・s、100%モジュラス0.8MPa、破断伸度1000%以上の安定なウレタンエマルジョンが得られた。
攪拌機、還流冷却管および温度計を備えた3つ口フラスコに、ポリエチレングリコール#6000(重量平均分子量8770)87.7部とトルエン200部および粉末苛性カリウム0.1部を採り、脱水してトルエン還流下で30分撹拌した後、イソホロンジイソシアネート2.0部を滴下し、110℃で1時間撹拌した。その後トルエンを除去しながら水と置換して、固形分50%で溶液粘度100000mPa・sの粘稠な水溶液を得た。
この水溶性ポリウレタンの重量平均分子量は75000であった。
攪拌機、還流冷却管および温度計を備えた3つ口フラスコにポリエチレングリコール#4000(重量平均分子量3100)310部とポリテトラメチレングリコール(重量平均分子量2000)25部およびヘキサメチレンジイソシアネート18.9部を170℃で3時間反応させた後、水中に投下して水溶液を得た。この水溶液は固形分35%で60000mPa・sの粘度で重量平均分子量は40000であった。
合成例1にて得られたポリウレタンエマルジョン70部、合成例2にて得られた水溶性ウレタン液40部を均一に混合後、フッ素系撥水剤「パラガードEC−400」(大原パラヂウム化学(株)製)の1%水溶液に含浸させ、マングルで絞り、100℃×4分にて乾燥した後、160℃×3分の熱処理をした撥水性5級(JIS L-1092)のナイロンタフタ上に厚さ0.3mmにてコーティングし、直ちにピンテンター乾燥機にて100℃×4分の乾燥をした。次に50℃の温水層にて10分洗い処理をし、マングルで絞り、100℃×4分にて乾燥した。
合成例1にて得られたポリウレタンエマルジョン70部、合成例2にて得られた水溶性ウレタン液40部を均一に混合する、さらにシリカ「ミズカシルP−78F(粒径:18μm)」(水澤化学工業(株)製)4部を加え均一に混合後、実施例1同様のナイロンタフタ上に厚さ0.3mmにてコーティングし、直ちにピンテンター乾燥機にて100℃×4分の乾燥をした。次に50℃の温水層にて10分洗い処理をし、マングルで絞り、100℃×4分の乾燥をした。
合成例1にて得られたポリウレタンエマルジョン70部、合成例2にて得られた水溶性ウレタン液30部、カルボキシメチルセルロース「セロゲン5A」(第一工業製薬(株)製)の30%水溶液10部を均一に混合する、さらにシリカ「ミズカシルP−78F(粒径:18μm)」(水澤化学工業(株)製)4部を加え均一に混合後、実施例1同様のナイロンタフタ上に厚さ0.3mmにてコーティングし、直ちにピンテンター乾燥機にて100℃×4分の乾燥をした。次に50℃の温水層にて10分洗い処理をし、マングルで絞り、100℃×4分にて乾燥した。
合成例1にて得られたポリウレタンエマルジョン70部、合成例2にて得られた水溶性ウレタン液40部、ポリイソシアネート系架橋剤「パラキャットPGE」(大原パラヂウム化学(株)製)4部を均一に混合する、さらにシリカ「ミズカシルP−78F(粒径:18μm)」(水澤化学工業(株)製)4部を加え均一に混合後、実施例1同様のナイロンタフタ上に厚さ0.3mmにてコーティングし、直ちにピンテンター乾燥機にて100℃×4分乾燥した後、160℃×3分の熱処理をした。次に50℃の温水層にて10分洗い処理をし、マングルで絞り、100℃×4分にて乾燥した。
合成例1にて得られたポリウレタンエマルジョン70部、合成例2にて得られた水溶性ウレタン液40部、フッ素系撥水剤「パラガードEC−400」(大原パラヂウム化学(株)製)10部、ポリイソシアネート系架橋剤「パラキャットPGE」(大原パラヂウム化学(株)製)4部を均一に混合する、さらにシリカ「ミズカシルP−78F(粒径:18μm)」(水澤化学工業(株)製)4部を加え均一に混合後、実施例1同様のナイロンタフタ上に厚さ0.3mmにてコーティングし、直ちにピンテンター乾燥機にて100℃×4分乾燥した後、160℃×3分の熱処理をした。次に50℃の温水層にて10分洗い処理をし、マングルで絞り、100℃×4分にて乾燥した。
合成例1にて得られたポリウレタンエマルジョン70部、合成例3にて得られた水溶性ウレタン液50部、ポリイソシアネート系架橋剤「パラキャットPGE」(大原パラヂウム化学(株)製)4部を均一に混合する、さらにシリカ「ミズカシルP−78F(粒径:18μm)」(水澤化学工業(株)製)4部を加え均一に混合後、実施例1同様のナイロンタフタ上に厚さ0.3mmにてコーティングし、直ちにピンテンター乾燥機にて100℃×4分乾燥した後、160℃×3分の熱処理をした。次に50℃の温水層にて10分洗い処理をし、マングルで絞り、100℃×4分にて乾燥した。
実施例4にて得られたコーティング布をフッ素系撥水剤「パラガードEC−400」(大原パラヂウム化学(株)製)の5%水溶液に含浸させ、マングルで絞り、100℃×4分にて乾燥した後、160℃×3分の熱処理をした。
合成例1にて得られたポリウレタンエマルジョン100部、ポリイソシアネート系架橋剤「パラキャットPGE」(大原パラヂウム化学(株)製)4部、増粘剤「パラゾールV−10」(大原パラヂウム化学(株)製)5部を均一に混合する、さらにシリカ「ミズカシルP−78F(粒径:18μm)」(水澤化学工業(株)製)4部を加え均一に混合後、実施例1同様のナイロンタフタ上に厚さ0.3mmにてコーティングし、直ちにピンテンター乾燥機にて100℃×4分乾燥した後、160℃×3分の熱処理をした。
合成例1にて得られたポリウレタンエマルジョン20部、合成例2にて得られた水溶性ウレタン液100部、ポリイソシアネート系架橋剤「パラキャットPGE」(大原パラヂウム化学(株)製)4部を均一に混合する、さらにシリカ「ミズカシルP−78F(粒径:18μm)」(水澤化学工業(株)製)4部を加え均一に混合後、実施例1同様のナイロンタフタ上に厚さ0.3mmにてコーティングし、直ちにピンテンター乾燥機にて100℃×4分乾燥した後、160℃×3分の熱処理をした。次に50℃の温水層にて10分洗い処理をし、マングルで絞り、100℃×4分にて乾燥した。
合成例1にて得られたポリウレタンエマルジョン70部、合成例2にて得られた水溶性ウレタン液40部、ポリイソシアネート系架橋剤「パラキャットPGE」(大原パラヂウム化学(株)製)4部を均一に混合する、さらにシリカ「ミズカシルP−78F(粒径:18μm)」(水澤化学工業(株)製)22部を加え均一に混合後、実施例1同様のナイロンタフタ上に厚さ0.3mmにてコーティングし、直ちにピンテンター乾燥機にて100℃×4分乾燥した後、160℃×3分の熱処理をした。次に50℃の温水層にて10分洗い処理をし、マングルで絞り、100℃×4分にて乾燥した。
比較例2にて得られたコーティング布をフッ素系撥水剤「パラガードEC−400」(大原パラヂウム化学(株)製)の5%水溶液に含浸させ、マングルで絞り、100℃×4分にて乾燥した後、160℃×3分の熱処理をした。
Claims (7)
- 溶剤を使用することなく、環境に優しい非溶剤系の加工剤を用いた加工によって、優れた防水性及び透湿性を有する加工布帛を製造するための方法であって、
加工液としての、ポリウレタン系エマルジョン(A)ならびに水溶性ポリウレタン(B)からなる組成物(I)を、繊維布帛に含浸もしくはコーティングした後、乾燥・熱処理を施し、次いで前記水溶性ポリウレタン(B)の一部もしくは全部を溶出せしめ、乾燥を行うこと、
前記水溶性ポリウレタン(B)として、2個の活性水素基を有する化合物にエチレンオキサイドを含むアルキレンオキサイドを付加した水溶性ポリオキシアルキレン化合物とポリイソシネートから誘導された化合物で、当該化合物の重量平均分子量が1万〜50万であり、オキシエチレン単位の含有重量%が70%以上のものを使用すること、及び、
前記ポリウレタン系エマルジョン(A)と水溶性ポリウレタン(B)の配合割合が、固形分重量比率として(A):(B)=100:1〜1:4の範囲であることを特徴とする、防水性及び透湿性を有する加工布帛の製造方法。 - 前記の2個の活性水素基を有する化合物が、水、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリキール、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、N−メチルジエタノールアミン、モノアルキルアミン、ハイドロキノン及びビスフェノールAから選ばれたものであることを特徴とする請求項1に記載の加工布帛の製造方法。
- 前記加工液として、前記組成物(I)に無機系もしくは有機系の微粒子(C)を添加した組成物(II)を使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の加工布帛の製造方法。
- 前記加工液として、前記組成物(I)又は(II)に、ポリウレタン以外の水溶性有機高分子化合物(D)を添加した組成物(III)を使用することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の加工布帛の製造方法。
- 前記加工液として、前記組成物(I)〜(III)のいずれかに、架橋剤(E)を添加した組成物(IV)を使用することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の加工布帛の製造方法。
- 前記加工液として、前記組成物(I)〜(IV)のいずれかにフッ素系の撥水剤(F)を添加した組成物(V)を使用することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の加工布帛の製造方法。
- 前記水溶性ポリウレタン(B)の一部もしくは全部を溶出させてから乾燥を行った後、フッ素系の撥水剤(F)単独もしくはフッ素系の撥水剤(F)と架橋剤(E)併用を含浸させ、乾燥・熱処理をすることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の加工布帛の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004027736A JP4217172B2 (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | 防水性及び透湿性を有する加工布帛及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004027736A JP4217172B2 (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | 防水性及び透湿性を有する加工布帛及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005220460A JP2005220460A (ja) | 2005-08-18 |
JP4217172B2 true JP4217172B2 (ja) | 2009-01-28 |
Family
ID=34996323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004027736A Expired - Fee Related JP4217172B2 (ja) | 2004-02-04 | 2004-02-04 | 防水性及び透湿性を有する加工布帛及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4217172B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4716414B2 (ja) * | 2005-08-25 | 2011-07-06 | ミヨシ油脂株式会社 | 衛生製品の不織布用繊維処理剤及び衛生製品の不織布用繊維処理方法 |
JP2009523922A (ja) * | 2006-01-18 | 2009-06-25 | インビスタ テクノロジーズ エス エイ アール エル | 織物以外のポリマー組成物および方法 |
JP2007332482A (ja) * | 2006-06-14 | 2007-12-27 | Toray Ind Inc | 透湿防水加工布帛 |
JP2008081877A (ja) * | 2006-09-27 | 2008-04-10 | Ohara Palladium Kagaku Kk | 通気性コーティング布帛 |
JP5147252B2 (ja) * | 2007-02-02 | 2013-02-20 | 小松精練株式会社 | 透湿性防水布帛 |
CN105200662A (zh) * | 2015-08-17 | 2015-12-30 | 陈杰 | 一种银杏叶抗菌无缝墙纸用稻草纤维与麻纤维混合无纺布及其制备方法 |
JP6712977B2 (ja) | 2017-10-17 | 2020-06-24 | Tbカワシマ株式会社 | 防汚性繊維布帛およびその製造方法 |
-
2004
- 2004-02-04 JP JP2004027736A patent/JP4217172B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005220460A (ja) | 2005-08-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6794446B1 (en) | Water-borne urethane resin composition for forming microporous layer, method of producing fibrous sheet-like composite, and artificial leather | |
JP4070256B2 (ja) | ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂組成物 | |
JP5432723B2 (ja) | 人工皮革用水系ウレタン樹脂組成物、人工皮革の製造方法、及び人工皮革 | |
JP2008081877A (ja) | 通気性コーティング布帛 | |
JP4042016B2 (ja) | 繊維シート状複合物の製造方法及び人工皮革 | |
JP2007332482A (ja) | 透湿防水加工布帛 | |
JP3972234B2 (ja) | 多孔質形成用水系ウレタン樹脂組成物 | |
JP4283577B2 (ja) | 無孔質膜型透湿性防水布帛、該無孔質膜型透湿性防水布帛用の水性ポリウレタン樹脂組成物並びに該組成物を含有するコーティング剤 | |
JP4217172B2 (ja) | 防水性及び透湿性を有する加工布帛及びその製造方法 | |
KR102326355B1 (ko) | 피혁 용재의 제조 방법 | |
JP4760040B2 (ja) | 透湿防水フィルムおよび透湿防水複合材 | |
JP4532729B2 (ja) | 多孔状構造物の製造方法 | |
CN116745487A (zh) | 水性聚氨基甲酸酯树脂、表面处理剂及使用其进行了表面处理的皮革 | |
JP2005060690A (ja) | ポリウレタン樹脂、水性ポリウレタン樹脂、親水性改質剤、透湿性樹脂およびポリウレタン樹脂の製造方法 | |
WO2005040488A1 (ja) | 多孔性構造体の製造方法、人工皮革及び合成皮革 | |
JP2009221626A (ja) | 防水透湿布帛およびそれを用いた衣料、衣料資材 | |
JP4563041B2 (ja) | 多孔性構造体の製造方法、多孔性構造体及び皮革状構造物 | |
JP4004120B2 (ja) | 水分散型ポリウレタン樹脂組成物 | |
JP2020105445A (ja) | 水性ポリウレタン樹脂、水性ポリウレタン樹脂の製造方法、水性ポリウレタン樹脂組成物、及び皮革用材 | |
JP2016125155A (ja) | 皮革用材の製造方法及び皮革用材 | |
JP7286892B2 (ja) | 樹脂皮膜及びそれを積層してなる繊維布帛及び繊維製品 | |
JP5050347B2 (ja) | 透湿防水加工用ウレタン樹脂分散液、その製造方法および透湿防水布 | |
JP2007332493A (ja) | 防水透湿加工布帛の製造方法 | |
JPH06166735A (ja) | 活性アミノ基含有ポリウレタンエマルジョン組成物 | |
CN114437307B (zh) | 水性聚氨酯分散体、涂料组合物及其应用 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061201 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20061201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080722 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080827 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081003 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081022 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081107 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111114 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121114 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141114 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |