JP4214365B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に係り、特に、直接若しくは間接的に画像を担持し、循環移動する像搬送ベルトを用いた態様の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の画像形成装置として、例えば電子写真方式を採用した中間転写型画像形成装置を例に挙げると、感光体ドラム等の像担持体上に各色成分(例えばY(イエロ)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック))トナー像を形成し、これを一時的に中間転写体上の同一個所にて多重転写(一次転写)した後、この多重トナー像をシートとしての用紙に一括転写(二次転写)し、その後中間転写体上に残留したトナーをクリーニング装置によって除去するようにしたものがある。
この種の中間転写体としては、装置内でのレイアウトの自由度の高さや、占有面積の小ささから、ベルト状のものが多用されている。
【0003】
この種の中間転写ベルトを使用した態様にあっては、中間転写ベルトは、複数の張架ロールに張架されて循環移動し、多重転写トナー像を搬送するものであるが、中間転写ベルトの速度が変化すると重ね合わせる各色成分トナー像の位置がずれ、結果的に用紙上での色ずれを発生し画像品質の低下を招くという技術的課題につながる。
このような技術的課題を招く原因としては、例えば上記画像形成サイクル中に、中間転写ベルトに対して行われる二次転写ロールの圧接や、中間転写ベルトと二次転写ロールとの間の用紙の通過によるものが挙げられる。すなわち、中間転写ベルト上の同一個所にて一次転写された多重トナー像を用紙に二次転写するために、中間転写ベルトに二次転写ロールが圧接されると、中間転写ベルトに変動負荷が加わる。また、駆動源から駆動力が伝達される張架ロールに対しても駆動負荷が増加し、中間転写ベルトの移動速度の変動や駆動源の速度変動が発生すると共に、圧接部と駆動部との間に作用する引張応力により、中間転写ベルトの伸びや中間転写ベルト面内にひずみが生じる。
このような技術的課題を解決するために、従来においては、二次転写ロールに回転駆動源を設け、これらをトルクリミッタを介して接続し、二次転写ロールの表面速度が中間転写ベルトの表面速度よりも速くなるように駆動することにより、中間転写ベルトに生じる変動負荷を軽減し、中間転写ベルトの走行性を安定させる方法(例えば特開平11―52757号公報)が既に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような方法では、中間転写ベルトに対して移動速度が速くなる方向に変動負荷が生じ、中間転写ベルトの移動速度に影響を与える。
また、引張力による中間転写ベルトの伸びは防止することができるが、逆に縮み方向に変化してしまう可能性があり、特に中間転写ベルトにヤング率の小さい材料を用いようとするときにその影響は更に大きなものとなってしまう。
更に、このような方法では、二次転写ロールの駆動トルク伝達のためにトルクリミッタを必要とすることから、構造が複雑となり、コストもかかる。
【0005】
尚、上述した技術的課題は、中間転写ベルトに限られるものではなく、例えば感光体ベルトやシート搬送ベルト等のベルト状部材表面に直接あるいは間接的に画像を担持して搬送するものにも生ずるものである。
本発明は上述したような技術的課題を解決するものであり、像搬送ベルトに作用する周速差に起因する負荷を軽減し、安定した像搬送ベルトの走行性を確保すると共に、色重ね精度のよい画像形成装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、図1に示すように、画像を直接若しくは間接的に担持し、複数の張架ロール1に巻き掛けられて循環移動する像搬送ベルト2と、この像搬送ベルト2に接触し且つ駆動手段5により回転駆動される回転ロール3を有するサブユニット4とを備えた画像形成装置において、駆動手段5は、駆動源6と、駆動源6からの駆動力を伝達すると共に、像搬送ベルト2が伸縮する以前に伸縮して像搬送ベルト2と回転ロール3とに生じる周速差を吸収する弾性駆動力伝達部材7とを備えたことを特徴とする。
【0007】
このような技術的手段において、像搬送ベルト2は、像搬送ベルト2表面上に画像を直接若しくは間接的に担持し、複数の張架ロール1に巻き掛けられて循環移動するものであればよく、例えば中間転写ベルトが挙げられるが、これに限らず、感光体ベルト、シート搬送ベルト等をも含む。
また、サブユニット4は、像搬送ベルト2に接触し且つ駆動手段5により回転駆動される回転ロール3を有するものであるが、ここで、回転ロール3としては、例えば二次転写ロールの他、クリーニングロール等が挙げられるが、ロール状の形状を有するものであっても、張架ロール、駆動ロール、感光体ドラムは含まない。
【0008】
また、駆動手段5は、回転ロール3に駆動力を与えるための駆動源6と、駆動源6からの駆動力を伝達すると共に、像搬送ベルト2と回転ロール3とに生じる周速差を吸収する弾性駆動力伝達部材7とから構成されるものである。
ここで、弾性駆動力伝達部材7とは、回転ロール3に回転力を伝達するだけでなく、回転ロール3が像搬送ベルト2に接触して像搬送ベルト2の移動速度を変化させることにより像搬送ベルト2が伸縮する以前に、弾性駆動力伝達部材7自らが伸縮することによって、両者に生じる周速差を吸収可能とする弾性部材で構成されるものをいう。
【0009】
このような技術的手段において、弾性駆動力伝達部材7は、像搬送ベルト2と比較して引張力に対する歪が大きいものであることが好ましい。像搬送ベルト2と比較して歪が大きいものであれば、像搬送ベルト2よりも伸縮しやすいため、周速差を吸収し、像搬送ベルト2の安定した走行性を確保することができる。
【0010】
更に、駆動手段5は、駆動源6と弾性駆動力伝達部材7に加え、弾性駆動力伝達部材7と係合し、弾性駆動力伝達部材7の周速差吸収可能範囲を超える条件下ですべりを発生するすべり伝達部材8を備えていることが好ましい。
ここで、すべり伝達部材8は、像搬送ベルト2と回転ロール3との間に生じる周速差が蓄積されて、弾性駆動力伝達部材7の伸縮が最大限に達し、弾性駆動力伝達部材7が前記周速差を吸収することが不可能となった場合に、弾性駆動力伝達部材7と接触してすべりを発生することにより像搬送ベルト2に与える速度変動の要因を減少させるものであり、例えばプーリー等が挙げられる。
従って、駆動手段5が弾性駆動力伝達部材7とすべり伝達部材8の両方を備える態様においては、像搬送ベルト2と回転ロール3との間に生じる周速差における周期的速度変動要因は弾性駆動力伝達部材7の弾性により吸収し、弾性駆動力伝達部材7に周速差が蓄積されて発生する速度変動は、すべり伝達部材8がすべりを発生することにより抑えられ、その結果、像搬送ベルト2に与える速度変動を防止することができる。
【0011】
すなわち、図2に示すように、例えば、弾性駆動力伝達部材7を有さず、すべり伝達方式としてトルクリミッタのみを使用して像搬送ベルト2と回転ロール3とに生じる周速差を抑える態様(図2中点線A)と、弾性伝達とすべり伝達の両方式を備え、周速差を抑える態様(図2中実線B)とを比較すると、周速差が0から最大静止摩擦力の間の範囲においては、すべり伝達のみの態様(点線A)に比べて弾性伝達とすべり伝達の両方式を備えた態様(実線B)の方が、周速差変動時の伝達力の変化が緩やかになり、像搬送ベルト2に与える負荷変動が緩やかになる。
また、周速差が最大静止摩擦力を超える瞬間においては、すべり伝達のみの態様(点線A)の場合、最大静止摩擦力を超え、動摩擦へ移行する際の摩擦力の変化が急激に起こる一方、弾性伝達とすべり伝達の両方式を備えた態様(実線B)では、周速差変動時の伝達力の変化が緩やかになるため、像搬送ベルト2に与える負荷変動が緩やかになる。
尚、周速差が動摩擦の範囲に移行した後は、両態様ともほぼ同様の挙動を示す。
【0012】
また、駆動手段5の駆動源6は、像搬送ベルト2を循環移動させるための駆動源と同一であることが好ましい。同一の駆動源を利用することにより、駆動源に起因する速度変動成分を相殺することができ、像搬送ベルト2と回転ロール3のそれぞれに駆動源を設ける態様と比較して、両者に生じる周速差を抑えることができる。
【0013】
更に、弾性駆動力伝達部材7は、像搬送ベルト2の張架ロール1(駆動ロール1)により駆動されることが好ましい。例えば回転ロール3の端部に駆動ロール1外径と略同径のプーリーを設け、このプーリーと像搬送ベルト2の駆動ロール1とに弾性駆動力伝達部材7を掛け渡し、駆動ロール1及び弾性駆動力伝達部材7を介して像搬送ベルト2の駆動源からの駆動力が伝達されることにより、回転ロール3が回転する態様が挙げられる。
この態様によれば、回転ロール3は、像搬送ベルト2を直接駆動する駆動ロール1から駆動力を得るため、像搬送ベルト2の周速に対して回転ロール3の周速を精度良く合わせることができる。
このため、像搬送ベルト2と回転ロール3とが略同周速となり、周速差に起因する像搬送ベルト2への変動負荷の影響を抑えることができる。
尚、変動負荷とは像搬送ベルト2に作用し、像搬送ベルト2の走行を妨げる負荷であって変動するものを意味する。
【0014】
更にまた、回転ロール3の一部には像搬送ベルト2に対する位置決めをするトラッキング部を備えることが好ましい。例えば、回転ロール3と同軸且つ僅かに小径で一体成型されたトラッキングロールを用い、トラッキングロールと像搬送ベルト2の駆動ロール1とに弾性駆動力伝達部材7を掛け渡し、駆動ロール1及び弾性駆動力伝達部材7を介して像搬送ベルト2の駆動源から伝達された駆動力により回転ロール3が回転する態様が挙げられる。
この態様によれば、トラッキングロールと回転ロール3とが一体成型されているため、プーリーを用いる態様と比べて、回転ロール3に回転駆動力が直接伝達される点において、回転精度が向上する。
【0015】
また、像搬送ベルト2は弾性部材から構成されることが好ましい。像搬送ベルト2を弾性部材により構成することで、ウォーク挙動がほとんどなくなると共に、テンション機構も不要になる他、感光体ドラムと中間転写ベルトとの接触面圧を下げることができ、所謂ホロキャラクター等の画像欠陥を有効に抑えることができる。
ここで、像搬送ベルト2が弾性部材から構成されることは、上記観点からは有効であるが、変動負荷による像搬送ベルト2の伸縮が大きくなり、これに伴って色ずれが発生し易くなる。
しかし、本発明によれば、像搬送ベルト2に対する変動負荷を最小限に抑えることが可能となり、像搬送ベルト2が弾性部材で構成される場合には、特に、本発明の効果が顕著に現れる。
【0016】
更に、像搬送ベルト2は、ドラム状の像担持体の形状に沿って接触配置されている態様であることが好ましい。
本態様によれば、像搬送ベルト2(例えば中間転写ベルト)をできるだけドラム状の像担持体(例えば感光体ドラム)の形状に沿わせる事で、転写の際のニップ域前後での無駄な空間による放電をなくし、トナー像の飛び散りを防止することができる。
また、中間転写ベルト2として樹脂系の硬いベルトを用いたのでは、感光体ドラムに対する押圧が高くなりすぎ、トナー像の中抜け等が発生してしまうので、本態様では、弾性材料等を用いることで、低い接触圧で感光体ドラムとの密着性を上げることが必要である。
更に、例えば感光体ドラムに対して中間転写ベルト2を従動回転させる態様においては、両者の接触面積を拡大することに伴って、より当該態様を採用し易くなり、その分、両者の駆動干渉に伴う像乱れを有効に防止することができる。
【0017】
このような技術的手段において、駆動手段5が、駆動源6と弾性駆動力伝達部材7とすべり伝達部材8とを備える態様にあっては、弾性駆動力伝達部材7は略円形断面を有する無端状ベルトであり、すべり伝達部材8は、弾性駆動力伝達部材7との係合部断面の曲率半径が弾性駆動力伝達部材7断面の曲率半径よりも大きいことが好ましい。弾性駆動力伝達部材7の断面を略円形に設けることにより、両者の係合面において、すべり伝達部材8との接触面積が小さくなり、すべりが発生しやすくなる。
【0018】
また、弾性駆動力伝達部材7とすべり伝達部材8は、その係合面が略平面とされると共に、いずれか一方の表面が長手方向に向かって延びる溝形状に設けられることが好ましい。弾性駆動力伝達部材7は、すべり伝達部材8や吸収する周速差の大きさにより、弾性駆動力伝達部材7(例えば弾性駆動力伝達ベルト)のベルト幅やテンションの大きさに制約があるが、このような態様によれば、両者の接触面積の調整をすることができ、すべり量の調整が可能となる。
ここで、弾性駆動力伝達部材7とすべり伝達部材8は、その係合面を略平面に設ければよく、例えば弾性駆動力伝達部材7を平ベルトとし、すべり伝達部材8(例えばプーリー)の表面全周に亘って溝を設けて凹凸形状とする、若しくは、弾性駆動力伝達部材7の表面全周に亘って溝を設けて凹凸形状とし、すべり伝達部材8を一般的なプーリーで構成する等適宜設計して差し支えない。
【0019】
更に、すべり伝達部材8は、駆動源6と回転ロール3の少なくともいずれか一方に取り付けられていればよい。
特に、すべり伝達部材8が駆動源6と回転ロール3のうち、少なくとも回転ロール3の回転軸に取り付けられる場合には、すべり伝達部材8は、回転ロール3と一体となって回転することが好ましい。すべり伝達部材8が回転ロール3と一体となって回転することにより、駆動源6からの駆動力が直接伝達され、回転ロールの回転精度が向上する。
また、すべり伝達部材8は、回転ロール3の構成部材を兼用することが好ましい。この態様によれば、回転ロール3の回転軸そのものがすべり伝達部材8(例えばプーリー等)の働きをするので、別体としてのすべり伝達部材8が不要となる。
【0020】
また、このような技術的手段において、駆動手段5の構成要素はサブユニット4に組み付けられ、サブユニット4は、画像形成装置本体に対して脱着自在であることが好ましい。サブユニット4が画像形成装置本体に対して脱着自在に設けられることにより、画像形成装置本体から回転ロール3を含むサブユニット4を一体として取外すことができ、回転ロール3の寿命による交換時には、画像形成装置外部の広い場所でサブユニット4から回転ロール3を取外せばよいため、回転ロール3の交換が容易になる。
更に、サブユニット4の回転ロール3は、像搬送ベルト2に対して接離自在に設けられることが好ましい。回転ロール3を接離自在に設けることにより、像搬送ベルト2に対する回転ロール3の離間時には、弾性駆動力伝達部材7の弾性変形をリセット、すなわち、弾性駆動力伝達部材7を初期状態に復帰させることができる。
【0021】
更にまた、本発明において、駆動手段5の構成要素は、基本的にはサブユニット4に組み付けられるが、画像形成装置本体側とサブユニット4側とに分離して設けられ、サブユニット4装着時に係合可能に配置されるようにしてもよい。
また、駆動手段5の構成要素が分離して設けられる場合の具体的な分離態様については実施の形態に委ねる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図3は本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1を示す。
同図において、画像形成装置は、装置本体50内に、感光体ドラム20と、この感光体ドラム20からトナー像を転写させるために前記感光体ドラム20に対向配置される中間転写ベルト30とを備え、4色のカラー画像を得るために中間転写ベルト30上に4回の多重転写を行う所謂4サイクル方式の中間転写型画像形成装置である。
本実施の形態において、感光体ドラム20は光の照射によって抵抗値が低下する感光層を備えたものであり、この感光体ドラム20の周囲には、感光体ドラム20を帯電する帯電装置21と、帯電された感光体ドラム20上に各色成分(本例ではブラック(K)、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C))の静電潜像を書込む露光装置22と、感光体ドラム20上に形成された各色成分潜像を各色成分トナーにて可視像化するロータリ型現像装置23と、前記中間転写ベルト30と、感光体ドラム20上の残留トナーを清掃するクリーニング装置27とが配設されている。
【0023】
ここで、帯電装置21としては、例えば帯電ロールが用いられるが、コロトロンなどの帯電器を用いてもよい。
また、露光装置22は感光体ドラム20上に光によって像を書き込めるものであればよく、本例では、例えばLEDを用いたプリントヘッドが用いられるが、これに限られるものではなく、ELを用いたプリントヘッドでも、レーザビームをポリゴンミラーでスキャンするスキャナ等適宜選定して差し支えない。
更に、ロータリ型現像装置23は各色成分トナーが収容された現像器23a〜23dを回転可能に搭載したものであり、例えば感光体ドラム20上で露光によって電位が低下した部分に各色成分トナーを付着させるものであれば適宜選定して差し支えなく、使用するトナーも形状、粒径など特に制限はなく、感光体ドラム20上の静電潜像上に正確に載るものであればよい。尚、本例では、ロータリ型現像装置23が用いられているが、4台の現像装置を用いるようにしてもよい。
更にまた、クリーニング装置27については、感光体ドラム20上の残留トナーを清掃するものであれば、ブレードクリーニング方式を採用したもの等適宜選定して差し支えない。但し、転写率の高いトナーを使用する場合にはクリーニング装置27を使用しない態様もあり得る。
【0024】
また、中間転写ベルト30は、図3に示すように、3つの張架ロール31〜33に掛け渡されるものであって、例えば張架ロール31を駆動ロールとして循環移動するようになっている。
ここで、中間転写ベルト30は、ポリイミドやポリカーボネート樹脂などの樹脂材を適宜選定して差し支えないが、ホロキャラクター等の画像欠陥を有効に抑えるには、感光体ドラム20との接触面圧を下げることが必要であり、また、ウォークレス及びテンショナーレスという観点を考慮すれば、弾性ゴムを基体(弾性層)としたゴム製ベルト材を使用することが好ましい。
【0025】
更に、本実施の形態において、中間転写ベルト30の感光体ドラム20に対向する部位には、中間転写ベルト30の裏側から一次転写部材としての一次転写ロール25が接触配置されており、所定の一次転写バイアスが印加されている。
更にまた、前記中間転写ベルト30の張架ロール32に対向した部位には、二次転写部材としての二次転写ロール35が張架ロール32をバックアップロールとして対向配置されており、例えば二次転写ロール35に所定の二次転写バイアスが印加され、バックアップロールを兼用する張架ロール32が接地されている。
尚、中間転写ベルト30の張架ロール33に対向した部位にはベルトクリーニング装置36が配設され、中間転写ベルト30上の残留トナーを清掃するようになっている。
また、用紙等のシート40は、図示外の供給トレイに収容されており、フィードロール41にて供給された後、レジストロール42を経て二次転写部位に導かれ、搬送ベルト43を介して定着装置45へ搬送され、しかる後、搬送ロール46、排出ロール47を経て装置本体50上部に形成された排出トレイ48へ収容されるようになっている。
【0026】
本実施の形態では、図4に示すように、二次転写ロール35は駆動装置60を備えている。
すなわち、張架ロール32に対向配置された二次転写ロール35は、駆動源61を備えており、また駆動源61の駆動軸61a二次転写ロール35の回転支持軸35aには弾性部材から構成されるベルト状の弾性駆動力伝達ベルト62が掛け渡されており、駆動源61からの駆動力は弾性駆動力伝達ベルト62を介して二次転写ロール35へ伝達されるようになっている。
一方、中間転写ベルト30の張架ロール31は、駆動源37を備えており、また、駆動源37と張架ロール31とには駆動力伝達ベルト38が掛け渡されており、駆動源37からの駆動力は駆動力伝達ベルト38を介して張架ロール31へ伝達され、この張架ロール31を駆動ロールとして、中間転写ベルト30は循環移動されるようになっている。
尚、中間転写ベルト30の循環移動の安定性を考慮すると、駆動力伝達ベルト38は剛性のある部材で構成されていることが好ましい。
【0027】
ここで、弾性駆動力伝達ベルト62は弾性部材から構成され、駆動源61からの駆動力を伝達すると共に、中間転写ベルト30と二次転写ロール35とに生じる周速差を吸収するものであるが、その任意の負荷に対する歪をεdとし、当該負荷に対する中間転写ベルト30の歪をεiとすると、εd>εiの関係を満たすものである。
このように、任意の負荷に対する弾性駆動力伝達ベルト62の歪が当該負荷に対する中間転写ベルト30の歪よりも大きければ、二次転写ロール35が中間転写ベルト30に圧設し、中間転写ベルト30の移動速度を変化させようとする際に、中間転写ベルト30が伸縮する以前に、自らが伸縮し、両者の間に生じる周速差を吸収することが可能となる。
【0028】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の作動を二次転写ロールに対する駆動装置を中心として説明する。
図4に示すように、駆動力伝達ベルト38を介して駆動源37から伝達された駆動力によって循環移動される中間転写ベルト30上の同一個所にて一次転写された多重トナー像を用紙に二次転写するために、中間転写ベルト30に二次転写ロール35が圧接されると、中間転写ベルト30に変動負荷が付与され、中間転写ベルト30と二次転写ロール35とに周速差が生じる。
このとき、二次転写ロール35には、駆動装置60によって駆動源61からの回転駆動力が弾性駆動力伝達ベルト62を介して伝達されるが、この弾性駆動力伝達ベルト62が中間転写ベルト30と比較して、任意の負荷に対する歪が大きい弾性部材により構成されていることから、中間転写ベルト30が伸縮する以前に自らが伸縮し、中間転写ベルト30と二次転写ロール35との間に生じる周速差を吸収する。
【0029】
本実施の形態によれば、駆動源61からの回転駆動力を弾性駆動力伝達ベルト62を介して二次転写ロール35へ伝達するようにしたので、弾性駆動力伝達ベルト62が弾性的に回転駆動力を伝達することにより、中間転写ベルト30と二次転写ロール35とに生じる周速差を吸収し、簡易な構成でありながら、中間転写ベルト30の速度変動及び伸縮を防止することができ、安定した中間転写ベルト30の走行性を確保した画像形成装置を提供することができる。
【0030】
尚、任意の負荷に対する弾性駆動力伝達ベルト62の歪が当該負荷に対する中間転写ベルト30の歪より小さくても、例えば弾性駆動力伝達ベルト62と中間転写ベルト30とが同一の弾性部材(ヤング率が等しい部材)で構成される場合には、弾性駆動力伝達ベルト62の断面積は中間転写ベルト30の断面積よりも十分に小さいため、同一の負荷に対する歪は大きくなる。
【0031】
◎実施の形態2
図5は、本発明が適用された画像形成装置における駆動装置の実施の形態2を示す。
同図において、本実施の形態に係る駆動装置70は実施の形態1における駆動装置と略同様に弾性駆動力伝達ベルト62を備えるが、実施の形態1の駆動装置と異なり、中間転写ベルト30と二次転写ロール35とが同一の駆動源71からの駆動力により駆動されるようになっている。
【0032】
本実施の形態において、駆動装置70は図5に示すように、駆動源71を設け、この駆動源71の駆動軸71aの端部にはタイミングベルト72を張架ロール31(駆動ロール31)の回転支持軸31aの端部(本例では左側)に設けたプーリー73との間に掛け渡す一方、駆動軸71aのタイミングベルト72よりも駆動源71側には弾性駆動力伝達ベルト62を二次転写ロール35の回転支持軸35aの端部(本例では左側)に設けたプーリー73との間に掛け渡したものである。
尚、符号74は揺動することにより、中間転写ベルト30に対して二次転写ロール35を圧接、離間可能とするためのリトラクトアームである。
また、二次転写ロール35は、その表面を発泡ゴムにより構成された部材35bで設けることにより、二次転写ロール35表面とプーリー73との外径の差分がなくなるようになっている。
【0033】
そして、二次転写ロール35圧接時に、中間転写ベルト30の駆動ロール31には駆動源71からの駆動力がタイミングベルト72を介して伝達され、二次転写ロール35には駆動源71からの駆動力が弾性駆動力伝達ベルト62及びプーリー73を介して伝達される。
尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様な符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0034】
本実施の形態によれば、弾性駆動力伝達ベルト62によって中間転写ベルト30と二次転写ロール35とに生じる周速差が吸収されるだけでなく、中間転写ベルト30と二次転写ロール35とが同一の駆動源71により駆動されるため、両者夫々に別の駆動源を設けた場合と比較して、駆動源に起因する速度変動成分を相殺することができ、中間転写ベルト30の、より安定した走行性を確保すことができる。
【0035】
◎実施の形態3
図6は、本発明が適用された画像形成装置における駆動装置の実施の形態3を示す。
同図において、本実施の形態に係る駆動装置80は実施の形態2における駆動装置と略同様に弾性駆動力伝達ベルト62を備えるが、実施の形態2の駆動装置と異なり、二次転写ロール35が中間転写ベルト30の駆動ロール31により回転駆動されるようになっている。
【0036】
本実施の形態において、駆動装置80は、図6に示すように、二次転写ロール35の回転支持軸35aの端部(本例では右側)に設けたプーリー73と、中間転写ベルト30の張架ロール31(駆動ロール31)との間に弾性駆動力伝達ベルト62を掛け渡し、駆動ロール31の回転支持軸31aの一端(本例では左側)に駆動源71を設けたものである。
尚、プーリー73の外径は二次転写ロール35外径と略同等に設けられている。
【0037】
そして、二次転写ロール35圧接時には、駆動源71からの駆動力により駆動ロール31が回転し、この回転駆動力が弾性駆動力伝達ベルト62及びプーリー73を介して二次転写ロール35へ伝達される。
尚、実施の形態2と同様な構成要素については実施の形態2と同様な符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0038】
この態様によれば、二次転写ロール35は、中間転写ベルト30を直接駆動する駆動ロール31から駆動力を得るため、中間転写ベルト30の周速に対して二次転写ロール35の周速を精度良く合わせることができる。
このため、中間転写ベルト30と二次転写ロール35とに生じる周速差は、二次転写ロール35の回転支持軸35aの端部に設けられたプーリー73の外径と駆動ロール31表面の外径の差分のみとなり、両者の外径は略同等に設けられていることから、略同周速で回転させることができ、中間転写ベルト30の安定した走行性を確保すことができる。
【0039】
尚、実際には、二次転写ロール35の振れや二次転写ロール35に対向配置される張架ロール32の振れ等の影響による周速差も存在するが、二次転写ロール35や張架ロール32の振れは周期的な変動成分であり、速度変動量は一定範囲内に許容される。従って、弾性駆動力伝達ベルト62が吸収可能な周速差をこの範囲内に抑えることで、中間転写ベルト30への変動負荷を減少させることができる。
【0040】
しかし、中間転写ベルト30と二次転写ロール35とが接触して周回を重ねると、プーリー73と二次転写ロール35との外径の差分が蓄積する周速差となり、この蓄積された周速差が弾性駆動力伝達ベルト62の周速差吸収可能範囲を超える虞がある。
この際、プーリー73が弾性駆動力伝達ベルト62と接触してすべりを発生させるため、弾性駆動力伝達ベルト62に周速差が蓄積されて発生する速度変動は抑えられ、その結果、中間転写ベルト30に与える速度変動要因を減少させることができる。
すなわち、中間転写ベルト30と二次転写ロール35とに生じる周速差における周期的変動要因は弾性駆動力伝達ベルト62の弾性により吸収し、弾性駆動力伝達ベルト62に蓄積された周速差における変動要因はプーリー73のすべりにより吸収することが可能となる。
ここで、二次転写ロール35の半径と、プーリー73の半径が等しいとするとき、弾性駆動力伝達ベルト62とプーリー73との間に働く摩擦力Fは、以下の範囲内であることを要する。
r/R<F<E1・εmax・A
尚、Trは二次転写ロール35の必要駆動トルク、Rは二次転写ロール35及びプーリー73の半径、E1は中間転写ベルト30のヤング率、εmaxは中間転写ベルト30に許容される歪、Aは中間転写ベルト30の断面積である。
すなわち、弾性駆動力伝達ベルト62と中間転写ベルト30との間に働く摩擦力は、二次転写ロール35を回転させるのに必要な力よりも大きく、中間転写ベルト30を伸ばす力が画質に影響を及ぼさない範囲でなければならない。
また、中間転写ベルト30に許容される歪εmaxとは、画像の乱れに影響を与える歪量であり、一般的にカラー画像を形成する上で許容される歪量としては50〜100μm以下であることが望ましい。
【0041】
◎実施の形態4
図7は本発明が適用された画像形成装置における弾性駆動力伝達ベルトの実施の形態4を示す。
同図において、本実施の形態に係る画像形成装置の基本構成は、実施の形態3に係る画像形成装置と同様であるが、実施の形態3と異なり、弾性駆動力伝達ベルト63は、略円形断面を有する無端状ベルトであり、弾性駆動力伝達部材との係合部断面の曲率半径がプーリー73断面の曲率半径よりも小さくなっている。
本態様によれば、弾性駆動力伝達ベルト63とプーリー73との接触面積が小さくなり、すべりを発生させやすくすることができる。
また、弾性駆動力伝達ベルトの別の態様を図8に示す。
同図において、弾性駆動力伝達ベルト64は、平ベルトの表面に長手方向に亘って溝が設けられたものである。弾性駆動力伝達ベルト64は、伝達する駆動力や吸収する周速差の大きさから、ベルト幅やテンションの大きさに制約がある。このため、弾性駆動力伝達ベルト64とプーリー73のすべり量を調整する必要が出てくるが、本態様によれば、弾性駆動力伝達ベルト64表面の凹凸により、プーリー73との接触面積の調整を行うことができるため、プーリー73とのすべり量を調整することができる。
尚、実施の形態3と同様な構成要素は、実施の形態3と同様な符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0042】
◎実施の形態5
図9は、本発明が適用された画像形成装置におけるプーリーの実施の形態5を示す。
同図において、本実施の形態に係る画像形成装置の基本構成は、実施の形態3に係る画像形成装置と同様であるが、実施の形態3と異なり、プーリー75には、その表面に長手方向に亘って溝が設けられている。
本態様によれば、プーリー75と弾性駆動力伝達ベルト62との係合面において、プーリー75表面の凹凸により、弾性駆動力伝達ベルト62との接触面積の調整を行うことができるため、実施の形態4と同様に、弾性駆動力伝達ベルト62とのすべり量を調整することができる。
尚、実施の形態3と同様な構成要素については、実施の形態3と同様な符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0043】
◎実施の形態6
図10は、本発明が適用された画像形成装置における駆動装置の実施の形態6を示す。
同図において、本実施の形態に係る駆動装置90は実施の形態2における駆動装置と略同様に弾性駆動力伝達ベルト62を備えるが、実施の形態2の駆動装置と異なり、弾性駆動力伝達ベルト62がトラッキングロール91に掛け渡され、トラッキングロール91を介して駆動源71からの駆動力が二次転写ロール35へ伝達されるようになっている。
【0044】
本実施の形態において、駆動装置90は、図10に示すように、二次転写ロール35の中間転写ベルト30への押し付けによるつぶれ量を規制するため、二次転写ロール35の一部には中間転写ベルト30に対する位置決めをするトラッキング部(トラッキングロール91)を設け、このトラッキングロール91に弾性駆動力伝達ベルト62を巻き掛けて駆動源71からの駆動力を伝達するようにしたものである。
ここで、トラッキングロール91は、図11に示すように、二次転写ロール35の回転支持軸35aと同軸且つ僅かに小径で、二次転写ロール35と一体成型されており、その外周には弾性駆動力伝達ベルト62が巻き掛けられている。
また、張架ロール32に巻き掛けられている中間転写ベルト30は、二次転写ロール35に圧接される際、発砲ゴムから構成される二次転写ロール35の表面部材35bを押しつぶすが、この中間転写ベルト30の押しつぶしは、トラッキングロール91により食い止められる。
尚、実施の形態2と同様な構成要素については実施の形態2と同様な符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0045】
本実施の形態によれば、駆動装置90として、二次転写ロール35と一体成型されたトラッキングロール91に弾性駆動力伝達ベルト62を掛け渡すことによって駆動源71からの駆動力を二次転写ロール35へ伝達するようにしたので、駆動源71からの回転駆動力をプーリー73を用いて間接的に二次転写ロール35へ伝達する態様と比較して、駆動源71からの回転駆動力が二次転写ロール35に直接伝達されるので、回転精度が向上する。
【0046】
◎実施の形態7
図12は、本発明が適用された画像形成装置における駆動装置の実施の形態7を示す。
同図において、画像形成装置の基本的構成は実施の形態1等と略同様であるが、実施の形態1等と異なり、中間転写ベルト30に圧接する感光体ドラム101を備え、中間転写ベルト30が、この外接する感光体ドラム101との間に生じる表面摩擦により循環移動されるようになっている。
また、本実施の形態に係る駆動装置100は、図12に示すように、感光体ドラム101の表面に設けられて感光体ドラム101と一体となって回転するプーリー102,103を備え、これらと二次転写ロール35の回転支持軸35aの端部に設けられたプーリー73との間に弾性駆動力伝達ベルト62を掛け渡したものである。
【0047】
そして、図示外の駆動源からの駆動力により感光体ドラム101が回転すると、これに伴って中間転写ベルト30が従動して循環移動するだけでなく、感光体ドラム101からの回転駆動力がプーリー102,103及び73に掛け渡された弾性駆動力伝達ベルト62を介して二次転写ロール35へ伝達され、二次転写ロール35が従動回転するようになっている。
尚、符号104は二次転写ロール35を中間転写ベルト30に対して圧接、離間させるための駆動源である。
また、実施の形態1等と同様な構成要素については実施の形態1等と同様な符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0048】
本実施の形態においても、回転駆動力が弾性駆動力伝達ベルト62を介して二次転写ロール35へ伝達されるため、中間転写ベルト30と二次転写ロール35とに生じる周速差が弾性駆動力伝達ベルト62によって吸収され、中間転写ベルト30の安定した走行性を確保できる。
また、感光体ドラム101の回転駆動力によって、中間転写ベルト30及び二次転写ロール35が従動回転するため、それぞれに駆動源を設けた場合に生じる駆動源に起因する速度変動成分を相殺することができる。
尚、本例では、感光体ドラム101にプーリー102,103を設けているが、感光体ドラム101の駆動軸と同軸にこれらを設けて一体として回転させてもよい。
【0049】
◎実施の形態8
図13は、本発明が適用された画像形成装置の実施の形態8を示す。
同図において、画像形成装置の基本的構成は実施の形態7と略同様であるが、実施の形態7と異なり、中間転写ベルト30は弾性ゴムベルト材により構成され、感光体ドラム101に所定の接触領域xにて感光体ドラム101形状に沿うように接触配置されている。
尚、実施の形態7と同様な構成要素については実施の形態7と同様な符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0050】
本実施の形態において、感光体ドラム101上に各色成分トナー像が順次形成され、接触領域x(一次転写位置)を介して中間転写ベルト30に順次転写した後、二次転写位置にて二次転写ロール35によりシートに一括転写される。
このような作像過程において、感光体ドラム101と中間転写ベルト30とは比較的広い接触領域xにて接触配置されており、しかも、弾性ゴムベルト材により弾性押圧されているため、感光体ドラム101と中間転写ベルト30との間のタック面圧はそれほど高くなく、しかも、弾性ゴムベルト材によるトナー像の包み込み動作が行われ、感光体ドラム101上のトナー像が中間転写ベルト30側に一括転写される。
このとき、中間転写ベルト30への転写画像には、大きなタック面圧によるホロキャラクター等の画質欠陥はなく、高い転写効率で転写されるため、シート上のカラー画質が極めて良好に保たれる。
【0051】
また、本実施の形態によっても、弾性駆動力伝達ベルト62を介して感光体ドラム101の回転駆動力が二次転写ロール35へ伝達されるため、中間転写ベルト30と二次転写ロール35とに生じる周速差が弾性駆動力伝達ベルト62によって吸収され、中間転写ベルト30の安定した走行性を確保できる。
【0052】
◎実施の形態9
図14(a)(b)は、本発明が適用された画像形成装置における駆動装置の実施の形態9を示す。
同図において、本実施の形態に係る駆動装置110は、実施の形態1の駆動装置と略同様に、弾性駆動力伝達ベルト62を備えるが、実施の形態1の駆動装置と異なり、二次転写ロール35の回転支持軸35aにすべり伝達部材としてのプーリー73が取り付けられ、また、ユニット本体に二次転写ロール35を有する転写ユニット111に駆動装置110が組み込まれると共に、この転写ユニット111が画像形成装置本体に対して脱着自在に設けられている。
尚、実施の形態1と同様な構成要素については、実施の形態1と同様な符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0053】
本実施の形態において、駆動装置110は、図14(a)(b)に示すように、駆動源61を備え、二次転写ロール35の回転支持軸35aの端部に設けられたプーリー73と、駆動源61の駆動軸61aとの間に弾性駆動力伝達ベルト62を掛け渡し、駆動源61からの駆動力を弾性駆動力伝達ベルト62及びプーリー73を介して二次転写ロール35へ伝達するようにしたものである。
また、転写ユニット111の揺動アーム112の一端を駆動源113とピン114にて連結すると共に、このピン114を回転中心として揺動アーム112が回転するようにしたものである。
更に、二次転写ロール35は、中間転写ベルト30に対して接離自在に設けられており、二次転写時には、中間転写ベルト30に圧接し、二次転写終了時には中間転写ベルト30から離間するようになっている。
【0054】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の作動を駆動装置を中心として説明する。
二次転写時には、図14(a)に示すように、駆動源113からの駆動力により、転写ユニット111の揺動アーム112が、ピン114を回転中心として時計回りに回転し、二次転写ロール35が中間転写ベルト30に圧接する。すると、中間転写ベルト30に変動負荷が付与され、中間転写ベルト30と二次転写ロール35とに周速差が生じる。
このとき、二次転写ロール35には、駆動装置110によって駆動源61からの回転駆動力が弾性駆動力伝達ベルト62及びプーリー73を介して伝達されるが、この弾性駆動力伝達ベルト62が中間転写ベルト30と比較して、任意の負荷に対する歪が大きい弾性部材により構成されていることから、中間転写ベルト30と二次転写ロール35との間に生じる周速差を吸収する。
また、弾性駆動力伝達ベルト62と二次転写ロール35との間に生じる周速差が蓄積されて、弾性駆動力伝達ベルト62の伸縮が最大限に達し、弾性駆動力伝達ベルト62が前記周速差を吸収することが不可能となった場合でも、プーリー73が弾性駆動力伝達ベルト62と接触してすべりを発生することにより中間転写ベルト30に与える速度変動の要因を減少させることができる。
【0055】
一方、二次転写が終了すると、図14(b)に示すように、駆動源113からの駆動力により、転写ユニット111の揺動アーム112が、ピン114を回転中心として反時計回りに回転し、二次転写ロール35が中間転写ベルト30から離間する。
また、転写ユニット111における二次転写ロール35が中間転写ベルト30から離間した状態において、転写ユニット111は、画像形成装置本体から脱着自在に設けられており、二次転写ロール35の寿命により交換する際には、転写ユニット111を一体として画像形成装置本体から取外すことができ、容易に二次転写ロール35を交換することができる。
更に、二次転写ロール35が中間転写ベルト30に対して接離自在に設けられているため、中間転写ベルト30に対する二次転写ロール35の離間時には、弾性駆動力伝達ベルト62の弾性変形をリセット、すなわち、弾性駆動力伝達ベルト62を初期状態に復帰させることができる。
尚、プーリー73は、本実施の形態では、二次転写ロール35の回転支持軸35aに取り付けられているが、プーリー73が弾性駆動力伝達ベルト62と係合し、すべりを発生させる態様であれば、駆動源61の駆動軸61aに取り付けられていてもよく、また、回転支持軸35a及び駆動軸61aの両方に設けられる態様であってもよい。
【0056】
◎実施の形態10
図15(a)(b)は本発明が適用された画像形成装置における駆動装置の実施の形態10を示す。
同図において、本実施の形態に係る駆動装置120は、実施の形態9の駆動装置と基本的構成は略同様であるが、実施の形態9の駆動装置と異なり、駆動装置120の構成要素が、画像形成装置本体側と転写ユニット111側とに分離して設けられ、転写ユニット111装着時に係合可能に配置されるようになっている。
尚、実施の形態9と同様な構成要素については、実施の形態9と同様な符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0057】
本実施の形態において、駆動装置120の構成要素である駆動源61、弾性駆動力伝達ベルト62及びすべり伝達部材としてのプーリー73は、図15(a)(b)に示すように、画像形成装置本体側と転写ユニット111側とに分離して設けられている。
すなわち、画像形成装置本体側に駆動源61を備え、この駆動源61の駆動軸61aには、駆動軸61aを支持軸として左右に開閉するV字アーム121を設け、駆動軸61aを頂点としてV字アーム121の外形に沿って略三角形状に弾性駆動力伝達ベルト62を掛け渡したものである。
また、このV字アーム121は、V字アーム121が一定の角度に開いた状態に常時復帰するように、夫々のアーム中間部が付勢スプリング122により付勢されている。
一方、転写ユニット111の二次転写ロール35の回転支持軸35aには、プーリー73が取り付けられている。
そして、二次転写ロール35の中間転写ベルト30への圧接時には、弾性駆動力伝達ベルト62とプーリー73とが係合し、駆動源61からの回転駆動力が弾性駆動力伝達ベルト62及びプーリー73を介して二次転写ロール35へ伝達するようになっている。
【0058】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の作動を駆動装置を中心として説明する。
二次転写時には、図15(a)に示すように、駆動源113からの駆動力により、転写ユニット111の揺動アーム112が、ピン114を回転中心として時計回りに回転し、二次転写ロール35が中間転写ベルト30に圧接する。
このとき、二次転写ロール35の回転支持軸35aに取り付けられたプーリー73により弾性駆動力伝達ベルト62が上方へ押し上げられ、付勢スプリング122の付勢力に抗してV字アーム121の両アームが閉じていき、プーリー73の弧部分において弾性駆動力伝達ベルト62と係合する。
そして、駆動源61からの回転駆動力が弾性駆動力伝達ベルト62及びプーリー73を介して二次転写ロール35へ伝達され、二次転写が行われる。
【0059】
一方、二次転写が終了すると、図15(b)に示すように、駆動源113からの駆動力により、転写ユニット111の揺動アーム112が、ピン114を回転中心として反時計回りに回転し、二次転写ロール35が中間転写ベルト30から離間する。
このとき、二次転写ロール35が中間転写ベルト30から離間すると、プーリー73と弾性駆動力伝達ベルト62とが離れ、付勢スプリング122の付勢力に沿って、V字アーム121の両アームが開き、弾性駆動力伝達ベルト62は、V字アーム121の周囲に沿って張った状態となる。
【0060】
このように、転写ユニット111の画像形成装置本体への装着時に駆動装置120の各構成要素を係合可能に配置すれば、画像形成装置本体側と転写ユニット111側とに駆動装置120の構成要素を分離して設けることができる。
尚、プーリー73は、本実施の形態では、二次転写ロール35の回転支持軸35aに取り付けられているが、プーリー73が弾性駆動力伝達ベルト62と係合し、すべりを発生させる態様であれば、駆動源61の駆動軸61aに取り付けられていてもよく、また、回転支持軸35a及び駆動軸61aの両方に設けられる態様であってもよい。
【0061】
◎実施の形態11
図16(a)(b)は本発明が適用された画像形成装置における駆動装置の実施の形態11を示す。
同図において、本実施の形態に係る駆動装置130は、実施の形態10と同様に、駆動装置130の構成要素が、画像形成装置本体側と転写ユニット111側とに分離して設けられ、転写ユニット111装着時に係合可能に配置されるようになっているが、駆動装置130の構成要素の分離態様が実施の形態10と異なる。
尚、実施の形態10と同様な構成要素については、実施の形態10と同様な符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0062】
本実施の形態において、駆動装置130の構成要素である駆動源61、弾性駆動力伝達ベルト62及びすべり伝達部材としてのプーリー73は、図16(a)(b)に示すように、画像形成装置本体側と転写ユニット111側とに分離して設けられている。
すなわち、画像形成装置本体側には駆動源61を備え、この駆動源61の駆動軸61aにプーリー73が取り付けられている。
一方、転写ユニット111の二次転写ロール35の回転支持軸35aには、この回転支持軸35aを支持軸として左右に開閉するV字アーム121を設け、回転支持軸35aを頂点としてV字アーム121の外形に沿って略三角形状に弾性駆動力伝達ベルト62を掛け渡したものである。
また、このV字アーム121は、V字アーム121が一定の角度に開いた状態に常時復帰するように、夫々のアーム中間部が付勢スプリング122により付勢されている。
そして、二次転写ロール35の中間転写ベルト30への圧接時には、弾性駆動力伝達ベルト62とプーリー73とが係合し、駆動源61からの回転駆動力が弾性駆動力伝達ベルト62及びプーリー73を介して二次転写ロール35へ伝達するようになっている。
尚、プーリー73は、本実施の形態では、駆動源61の駆動軸61aに取り付けられているが、プーリー73が弾性駆動力伝達ベルト62と係合し、すべりを発生させる態様であれば、二次転写ロール35の回転支持軸35aに取り付けられていてもよく、また、駆動軸61a及び回転支持軸35aの両方に設けられる態様であってもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、画像を直接若しくは間接的に担持し、複数の張架ロールに巻き掛けられて循環移動する像搬送ベルトと、この像搬送ベルトに接触し且つ駆動手段により回転駆動される回転ロールを有するサブユニットとを備えた画像形成装置において、駆動手段は、駆動源と、駆動源からの駆動力を伝達すると共に、像搬送ベルトが伸縮する以前に伸縮して像搬送ベルトと回転ロールとに生じる周速差を吸収する弾性駆動力伝達部材とを備えたので、簡易な構成でありながら、部品精度によらず、像搬送ベルトの速度変動及び伸縮を防止することができ、像搬送ベルトの安定した走行性を確保すると共に、カラー画像の色重ね精度が向上し色ずれの少ない良好な画像を得ることを可能とした画像形成装置を提供することができる。
【0064】
また、駆動手段が、駆動源と弾性駆動力伝達部材に加え、弾性駆動力伝達部材と係合し、弾性駆動力伝達部材の周速差吸収可能範囲を超える条件下ですべりを発生するすべり伝達部材とを備えれば、像搬送ベルトと回転ロールとの間に生じる周速差における周期的速度変動要因は弾性駆動力伝達部材の弾性により吸収し、弾性駆動力伝達部材に周速差が蓄積されて発生する速度変動はすべり伝達部材がすべりを発生することにより抑えられ、その結果、像搬送ベルトに与える速度変動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の駆動手段の概要を示す説明図である。
【図2】 すべり伝達方式を用いた態様と、弾性伝達方式及びすべり伝達方式を用いた態様との比較を示すグラフ図である。
【図3】 本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1に係る画像形成装置における駆動装置を示す説明図である。
【図5】 本発明が適用された画像形成装置における駆動装置の実施の形態2を示す説明図である。
【図6】 本発明が適用された画像形成装置における駆動装置の実施の形態3を示す説明図である。
【図7】 本発明が適用された画像形成装置における弾性駆動力伝達ベルトの実施の形態4を示す説明図である。
【図8】 本発明が適用された画像形成装置における弾性駆動力伝達ベルトの実施の形態4を示す説明図である。
【図9】 本発明が適用された画像形成装置におけるプーリーの実施の形態5を示す説明図である。
【図10】 本発明が適用された画像形成装置における駆動装置の実施の形態6を示す説明図である。
【図11】 実施の形態6に係る駆動装置の中間転写ベルトと二次転写ロールの圧接状態を示す説明図である。
【図12】 実施の形態7に係る画像形成装置における駆動装置を示す説明図である。
【図13】 実施の形態8に係る画像形成装置における駆動装置を示す説明図である。
【図14】 (a)は実施の形態9に係る画像形成装置における駆動装置の中間転写ベルトに対する二次転写ロールの圧接時を示す説明図、(b)は同駆動装置の中間転写ベルトに対する二次転写ロールの離間時を示す説明図である。
【図15】 (a)は実施の形態10に係る画像形成装置における駆動装置の中間転写ベルトに対する二次転写ロールの圧接時を示す説明図、(b)は同駆動装置の中間転写ベルトに対する二次転写ロールの離間時を示す説明図である。
【図16】 (a)は実施の形態11に係る画像形成装置における駆動装置の中間転写ベルトに対する二次転写ロールの圧接時を示す説明図、(b)は同駆動装置の中間転写ベルトに対する二次転写ロールの離間時を示す説明図である。
【符号の説明】
1…張架ロール,2…像搬送ベルト,3…回転ロール,4…サブユニット,5…駆動手段,6…駆動源,7…弾性駆動力伝達部材,8…すべり伝達部材

Claims (16)

  1. 画像を直接若しくは間接的に担持し、複数の張架ロールに巻き掛けられて循環移動する像搬送ベルトと、この像搬送ベルトに接触し且つ駆動手段により回転駆動される回転ロールを有するサブユニットとを備えた画像形成装置において、
    駆動手段は、駆動源と、駆動源からの駆動力を伝達すると共に、像搬送ベルトが伸縮する以前に伸縮して像搬送ベルトと回転ロールとに生じる周速差を吸収する弾性駆動力伝達部材とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像を直接若しくは間接的に担持し、複数の張架ロールに巻き掛けられて循環移動する像搬送ベルトと、この像搬送ベルトに接触し且つ駆動手段により回転駆動される回転ロールを有するサブユニットとを備えた画像形成装置において、
    駆動手段は、駆動源と、駆動源からの駆動力を伝達すると共に、像搬送ベルトが伸縮する以前に伸縮して像搬送ベルトと回転ロールとに生じる周速差を吸収する弾性駆動力伝達部材と、弾性駆動力伝達部材と係合し、弾性駆動力伝達部材の周速差吸収可能範囲を超える条件下ですべりを発生するすべり伝達部材とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    弾性駆動力伝達部材は、像搬送ベルトと比較して引張力に対する歪が大きいことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    駆動手段の駆動源は、像搬送ベルトを循環移動させる駆動源と同一であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置において、
    弾性駆動力伝達部材は、像搬送ベルトの駆動ロールにより駆動されることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5記載の画像形成装置において、
    回転ロールの一部には像搬送ベルトに対する位置決めをするトラッキング部を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    像搬送ベルトは弾性部材から構成されることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7記載の画像形成装置において、
    像搬送ベルトは、ドラム状の像担持体の形状に沿って接触配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項2記載の画像形成装置において、
    弾性駆動力伝達部材は、略円形断面を有する無端状ベルトであり、
    すべり伝達部材は、弾性駆動力伝達部材との係合部断面の曲率半径が弾性駆動力伝達部材断面の曲率半径よりも大きいことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項2記載の画像形成装置において、
    弾性駆動力伝達部材とすべり伝達部材は、その係合面が略平面とされると共に、いずれか一方の表面が長手方向に向かって延びる溝形状に設けられることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項2乃至6いずれかに記載の画像形成装置において、
    すべり伝達部材は、駆動源と回転ロールの少なくともいずれか一方に取り付けられることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項2乃至6いずれかに記載の画像形成装置において、
    すべり伝達部材は、駆動源と回転ロールのうち、少なくとも回転ロールの回転軸に取り付けられて回転ロールと一体となって回転することを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項2乃至6いずれかに記載の画像形成装置において、
    すべり伝達部材は、回転ロールの構成部材を兼用することを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    駆動手段の構成要素はサブユニットに組み付けられ、
    サブユニットは、画像形成装置本体に対して脱着自在であることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    サブユニットの回転ロールは、像搬送ベルトに対して接離自在に設けられることを特徴とする画像形成装置。
  16. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    駆動手段の構成要素は、画像形成装置本体側とサブユニット側とに分離して設けられ、サブユニット装着時に係合可能に配置されることを特徴とする画像形成装置。
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