JP4214211B2 - 入退情報配信システム - Google Patents

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Description

本発明は、利用者が保護者など管理元から交通機関を利用して学校などの目的とする施設へ入場し、施設から交通機関を利用して管理元へ帰るまでの入退情報配信システムに関する。
生徒が自宅から学校まで通学することを例にすると、生徒の通学に際しては、生徒の安全に対する保護者の心配は大きい。自宅を出てから徒歩のみで目的の学校へ到着することができるようであれば、保護者、学校、地域等の協力で登下校の警備を行う等の対策をとることも可能であるが、鉄道を利用して登下校している場合には上記のような対策をとることは困難である。そこで、鉄道会社などの交通機関では定期券あるいは乗車券のICカード化に伴い、登録された利用者の駅改札機の入退情報を自宅など登録された箇所へ通知あるいは配信するシステムが知られている。
例えば、子供の通学に鉄道を利用するにあたって、ICカード化されている定期券で乗車駅の改札機を入場し、下車駅の改札機を出場した情報を保護者の家庭内パソコンへ配信するシステムが知られている(特許文献1を参照)。
また、学習塾に通学する塾生にICカード化された塾生証を所持させ、学習塾の出入口に設置したデータ読取装置によって塾生の塾生証のデータを読取り、学習塾への出席情報を保護者へ通知するシステムが知られている(特許文献2を参照)。
同様な趣旨ではあるが、児童に無線タグを装着させておき、学校の登下校時刻を校内に設置した読取装置によって無線タグに格納されている各種のデータを読み取る。このデータ読取りによって、所定の時刻に登校したことが確認されれば正常に登校したと認識するが、登校完了予想時刻を超えても登校完了信号を受信しない場合に、自宅など通報先へ緊急通知がなされるシステムが知られている(特許文献3を参照)。
更に、生徒が鉄道を利用して学校へ通学する例において、定期券と学生証を共通のIDパスで兼用できるようにし、乗車駅/下車駅での改札機の入退情報をメール配信センタからメールで自宅などへ配信することが知られている(特許文献4を参照)。更に、このシステムでは、学校に設置した認識装置によって定期券と兼用のIDパスを利用して登下校データを入手し、この登下校データを上記した鉄道改札情報をメール配信したと同一のメール配信センタからメールで自宅などへ配信することが可能である旨開示されている。
すなわち、特許文献1にあっては、乗車駅/下車駅での改札機入退情報のみを保護者の元へ配信するようになっており、特許文献2並びに3においては学校などでの登下校情報のみを保護者の元へ配信することが提案されている。また、特許文献4においては、共通のIDパスを定期券並びに生徒証のいずれにも利用できるようにした。
更に特許文献4のシステムにおいては、メッセージ作成センタ40、メール配信センタ50を共通センタとして機能させ、駅の改札機入退情報の配信、学校の登下校情報の配信のいずれにも個別に利用できることが示されている。すなわち、メール配信に関係するセンタを共通にして個別の各種機関がこれを利用できるようにしてある。
上述したように、いずれの先行技術においても、外出者が鉄道を利用していずれかの目的場所へ行く際に、外出者の鉄道の駅改札機入退場情報を保護者は把握可能であり、同様にして、保護者は、外出者による学校などの目的場所の入退情報を把握可能である。
鉄道、学校、あるいはその他の諸機関を利用する利用者の入退情報は、これらの個々の機関から自機関の入退情報のみを個別に保護者など登録されているところへ配信している。この際、情報配信システムを鉄道会社、学校などに個別に独立して設置しているケースや、情報配信システムを共通にして、各機関の負担を軽減するようにしたケースが認められる。
上述したように、交通機関の入場または出場の情報を利用者の保護者などの登録ユーザにメールで通知するICカードの利用技術、学校の登下校の情報を保護者にメールで通知するICカードの利用技術はそれぞれ知られているところである。しかしながら、交通機関の入出場の情報は登録ユーザに直接通知する仕組みのため、学校の職員は、生徒の交通機関の入退情報を確認することはできなかった。
特開2002−197495号公報 特開2004−86394号公報 特開2005−182468号公報 特開2004−5388号公報
本発明は、利用者の管理元から交通機関を利用して目的施設へ行く利用者の各種入退情報を目的施設にても把握可能とするとともに、管理元へ配信することを可能とした利用者入退情報配信システムを提供することを目的とする。
本発明に係る入退情報配信システムは、管理元から、カードリーダを備えた改札装置を有する交通機関を利用して、カードリーダを備えた施設へ行く利用者が所持し、前記改札装置のカードリーダにて読み取られるIDデータが格納されているICカードと、前記交通機関に設けられた交通機関サーバと、前記施設に設けられた施設サーバと、前記交通機関サーバに設けられ、前記IDデータ、前記IDデータに対応した前記利用者を特定可能な情報を有するメールアドレスが格納された交通機関データベースと、前記交通機関サーバに設けられ、前記改札装置のカードリーダにて前記IDデータが読み取られると、前記交通機関データベースに格納されている対応する前記メールアドレス宛に前記改札装置を通過したことを示す改札通過情報メールを送信する交通機関送信手段と、前記施設にて前記改札通過情報メールを受信する施設受信手段と、前記施設サーバに設けられ、前記メールアドレスの中で前記利用者を特定するための情報、利用者情報、ならびに前記管理元のメールアドレスを格納した施設データベースと、前記管理元メールアドレスへ前記施設受信手段で受信された前記利用者の改札通過情報をメール送信する施設送信手段とを具備することを要旨とする。
また、本発明に係る入退情報配信システムは、管理元から、カードリーダを備えた改札装置を有する交通機関を利用して、カードリーダを備えた施設へ行く利用者が所持し、前記改札装置のカードリーダにて読み取られる第1のIDデータおよび前記施設のカードリーダで読み取られる第2のIDデータが格納されているICカードと、前記交通機関に設けられた交通機関サーバと、前記施設に設けられた施設サーバと、前記交通機関サーバに設けられ、前記第1のIDデータ、前記第1のIDデータに対応した前記利用者を特定可能な情報を有するメールアドレスが格納された交通機関データベースと、前記交通機関サーバに設けられ、前記改札装置のカードリーダにて前記第1のIDデータが読み取られると、前記交通機関データベースに格納されている対応する前記メールアドレス宛に前記改札装置を通過したことを示す改札通過情報メールを送信する交通機関送信手段と、前記施設にて前記改札通過情報メールを受信する施設受信手段と、前記施設サーバに設けられ、前記第2のIDデータ、前記メールアドレスの中で前記利用者を特定するための情報、利用者情報、ならびに前記管理元のメールアドレスを格納した施設データベースと、前記管理元メールアドレスへ前記施設受信手段で受信した前記利用者の改札通過情報をメール送信する施設送信手段とを具備することを要旨とする。
また、本発明に係る入退情報配信システムは、前記施設送信手段は前記利用者が施設のカードリーダを通過した施設カードリーダ通過情報を前記管理元アドレスへ送信する手段を有することを要旨とする。
また、本発明に係る入退情報配信システムは、前記施設サーバにて前記利用者を特定可能な情報は、前記メールアドレスのアカウントデータであることを要旨とする。
学校へ交通機関を利用して通学する生徒の安全を確保するため、交通機関の入退情報、学校など施設の入退情報を学校など施設にて一元管理でき、特に、生徒など施設利用者個人を直接に特定できる個人情報を交通機関から配信する必要がなく、施設でのみ管理できるので、個人情報漏洩に伴う危険をも回避することを可能とした。
以下に本発明に係る実施形態を、図を参照して説明する。なお、以下の実施形態の説明は、生徒が保護者の元から交通機関を利用して学校へ通学することを例にしている。図1は、本発明の実施形態を説明するためのシステム構成図である。すなわち、生徒11は、保護者の自宅12から交通機関13を利用して学校14へ通学する。交通機関13を利用するにあたっては、定期券が用いられ、また、学校の生徒であることを証するために生徒証が発行される。通常は、これらの定期券、生徒証のいずれも生徒11が携帯すべきであるが、本願発明にあっては、定期券はICカード化されており、このICカードは生徒証としての機能も合わせ持っている。
したがって、生徒11はICカード15を所持して通学することになる。ICカード15には、交通機関13専用に設定されているカードID1と学校14専用に設定されているカードID2が格納されている。生徒11の自宅12には保護者が利用するパソコン16が設置されており、このパソコン16はインターネット17に接続されている。また、保護者はインターネット17に接続されている携帯電話18を所持しており、パソコン16または携帯電話18によってインターネット17を介して各種情報の配信を受けることが可能となっている。
生徒11は、交通機関13の最寄駅から学校近傍の目的駅まで鉄道19を利用して通学しており、最寄駅には最寄駅改札機20、目的駅には目的駅改札機21が設置されており、それぞれの改札機20、21には最寄駅カードリーダ22、目的駅カードリーダ23が組み込まれている。
交通機関13には交通機関サーバ24が設けられており、この交通機関サーバ24には、データベース25ならびにこのデータベース25に接続されているデータ処理部26を備えている。データ処理部26にはデータ受信部27、メール送信部28が接続されていて、データ受信部27は最寄駅改札機20ならびに目的駅改札機21からの各種データを受信するように接続されており、メール送信部28はインターネット17に接続されている。
生徒11が通学する学校14には、学校カードリーダ29ならびに学校サーバ30が設けられており、この学校サーバ30には、データベース31ならびにこのデータベース31に接続されているデータ処理部32を備えている。データ処理部32には学校カードリーダ29に接続されているデータ受信部33が接続されている。データ受信部33にはインターネット17から送信されてくるメールを受信するメール受信部が接続されていて、データ処理部32にはインターネット17へメールを送信するメール送信部35が接続されている。
図1には、上述した交通機関サーバ24のメール送信部28からのメールはメール1として示してあり、学校サーバ30のメール送信部35からのメールはメール2a、メール2bとして示してある。
これらメール1、2a、2bの形態は図2(a)(b)(c)に示す通りである。すなわち、いずれのメールにおいても宛先、件名、送信時刻、本文の順で形成されている。図2(a)に示すメール1の宛先は、「メールアドレス1」、すなわち学校サーバ30宛のメールアドレスであって、送信時刻が「○○時××分」、本文として「最寄駅、入場」が表示される。図2(b)(c)示したメール2a、メール2bはいずれも学校サーバ30から保護者宛に送信されるメールである。
メール2aは、交通機関利用時の生徒11の最寄駅あるいは目的駅での入退場時刻を保護者に通知するためのメールである。すなわち、このメール2aは上述したメール1を学校サーバ30にて受信したことを受け、このメール1に基づいて学校サーバ30から保護者宛に送信される。内容としては、宛先を保護者が指定したメールアドレスとし、送信時刻:「○○時××分」、本文:「お子さんは○○時××分頃△△駅に入場しました」、のような通知となる。
メール2bは、学校登下校時の生徒11の学校カードリーダ29を通過する時点をもって学校登下校時刻とし、学校サーバ30から生徒の保護者に通知するメールである。すなわち、内容としては、宛先を保護者が指定したメールアドレスとし、送信時刻:「○○時××分」、本文:「お子さんは○○時××分頃□□学校に登校しました」、のような通知となる。
また、図3には図1に示したデータベース25、31の例を示してある。図3(a)
は、交通機関サーバ24のデータベース25の例を示したものであるが、格納されているデータとして、カードID1、最寄駅、目的駅、メールアドレス1となっている。カードID1は生徒11が所持するICカード15に格納され、生徒ごとに異なるIDが付与されている。
メールアドレス1は学校サーバ宛のメールアドレスであり、「アカウント@ドメイン」
アカウントは生徒ごとに異なるアカウントが付与されている。例えば「aaa@sisetu.co.jp」となっており、「aaa」が生徒ごとに付与されたアカウントで「sisetu.co.jp」が学校サーバ30を示すドメインである。
図3(b)は、学校サーバ30のデータベース31の例を示したものであるが、格納されているデータとして、カードID2、生徒氏名、最寄駅、目的駅、メールアドレス1のアカウント、メールアドレス2となっている。カードID2は生徒11の所持するICカード15に格納され、生徒ごとに異なるIDが付与されている。
このように、生徒氏名は学校サーバ30のデータベース31にて初めてアカウントまたはカードID2と関連付けられることになり、それまではいずれのデータからも生徒個人の氏名などの個人情報は利用されることはない。メールアドレス2は各生徒の保護者が指定したメールアドレスで学校から保護者へ送信するメール2a及びメール2bの宛先となるメールアドレスである。
図4(a)(b)(c)は、図2に一般的に示したメール1、メール2a、メール2bに対応して、データベース25、31に登録されている図3のデータに基づいて具体的な例として示したものである。なお、いずれのメール例も図3において、カードID1は「ID010」を、カードID2は「Ida010」の同一な生徒を例に示してある。
図4(a)では交通機関サーバ24から学校サーバ30へ送信するメールを示してあり、宛先:「aaa@sisetu.co.jp」、件名:「連絡」、送信時刻:「07時40分」、本文:「最寄駅、入場」、が表記される。このメールでは具体的な駅名は表示されない。図4(b)(c)のメール2a、2bは、学校サーバ30から保護者宛のメールであって、宛先はいずれも予め登録されている「z-ad@vvv.ne.jp」である。図(b)のメール2aでは、送信時刻:「07時41分」、本文:「お子さんは07時40分頃横浜駅に入場しました」、と具他的な駅名が入ったメールとなる。これは、図3(b)の学校サーバ30のデータベース31にメールアドレス1のアカウントに対応して最寄駅名、目的駅名が登録されていることから抽出される。図(c)のメール2bでは、送信時刻:「08時21分」、本文:「お子さんは08時20分頃□□学校に登校しました」、と表示される。
次に本発明に係る実施形態の動作を図1に加えて図2〜図6を参照して説明する。図5ならびに図6は動作フローチャートである。また、図5に示した動作フローチャートは、本発明に係る実施形態において、後述する交通機関改札入退場情報メール配信に関する動作を説明するための図で、図6に示した動作フローチャートは、同じく本発明に係る実施形態において、後述する学校入退場情報メール配信に関する動作を説明するための図である。
さて、図1ならびに図5に示すように、生徒11がICカード15を最寄駅カードリーダ22にかざして最寄駅に入場し、目的駅カードリーダ23にかざして退場すると、ICカード15に格納されている「カードID1」が読み取られる(ステップS1)。最寄駅改札機20ならびに目的駅改札機21では読み取ったカードID1に、入場した最寄駅または退場した目的駅の「駅名」、「入場」または「退場」を付加して(ステップS2)、データ受信部27へ送信する(ステップS3)。データ受信部27では送信された「カードID1」、「駅名」、「入場」または「退場」を受信しデータ処理部26へ入力する(ステップS4)。
データ処理部26では、入力されたカードID1に基づきデータベース25を参照して交通機関13の特定サービス利用者か否かを判別し(ステップS5)、入力された駅名が登録駅か否かを判別する(ステップS6)。なお、データベース25にはカードID1、登録された最寄駅名ならびに目的駅名が格納されている。ステップS5、ステップS6での判別の結果、照合がなされない場合には、終了する。このようにデータ処理部26にてデータ照合が行われる。
ステップS5、S6にて、利用者ならびに駅名があらかじめ交通機関サーバ24へ登録済であることが判別できた場合には、データベース25に登録されているメールアドレス1へ送信するメール1を生成し、同メールアドレス1へメールを送信する(ステップS7)。データベース25に登録されているメールアドレス1は、学校14が交通機関サービス利用の申請の際に、生徒11ごとに対応したメールアドレスを学校サーバ30にて自動生成して交通機関13に申請し、交通機関サーバ24のデータベース25に格納される。
メールアドレス1は、上述したように個々の生徒11に対応するアカウント(個人識別部)@学校14に共通のドメイン(学校サーバ指定部)から構成されている。例えば、「aaa@sisetu.co.jp」、「bbb@sisetu.co.jp」のように登録される。このようにして、各生徒11が所持するICカード15に格納されているカードID1は、交通サーバ24のデータベース25に格納されている前述したメールアドレス1のいずれかに一対一に対応することになる。
なお、生徒11が所持するICカード15に格納されているカードID1、ならびに交通機関サーバ24のデータベース25に格納されているメールアドレス1のいずれも生徒11固有のデータであるが、学校サーバ30にて照合、関連付けされるまでは個人情報として解析することはできない。したがって、ICカード15ならびにメール1から生徒11の個人情報が漏洩される懸念は防止されている。
メール1としては、図4(a)に示すように、「aaa@sisetu.co.jp」、送信時刻:「07時40分」、本文:「最寄駅」または「目的駅」、「入場」または「退場」の情報が掲載されてメールアドレス1宛にインターネット17を介して送信される(ステップS7)。
ステップS7で生成・送信されたメール1は学校サーバ30のメール受信部34で受信され(ステップS8)、データ受信部33を介してデータ処理部32へ入力される。データ処理部32では、受信したメール1の情報と学校サーバ30のデータベース31のデータの照合を行う。データベース31には生徒の氏名、カードID2、最寄駅名、目的駅名、メールアドレス1のアカウント、生徒11の保護者が指定したメールアドレスであるメールアドレス2が格納されている。データベース30に格納されているこれらのデータとメールアドレス1のアカウントを照合して、「氏名」、「メールアドレス2」、「駅名」を抽出して生徒11を特定する(ステップS9)。
次にステップS9で特定された生徒11に対応するメールアドレス2、すなわち生徒11の保護者宛にメール2aを自動生成し、メール送信部35からインターネット17を介して送信する(ステップS10)。メール2aとしては、図2(b)に例示してあるように宛先:「z-ad@vvv.ne.jp」、件名:「連絡」、送信時刻:「07時41分」、本文:「お子さんは07時40分頃横浜駅に入場しました」、のような内容となっている。すなわち、メール2aは、ステップS10にあるように「利用者名」、「駅名」、「入場」または「退場」、「通過時刻(メール1送信時刻)」から構成されている。そして、このようなメール2aは保護者のパソコン16または携帯電話18にて受信される(ステップS11)。
なお、メール2aは生徒11が最寄駅改札機を入場したときと、目的駅改札機を退場したときのそれぞれに生成され保護者宛に送信される。このようにして、生徒11の最寄駅での入場、目的駅での退場の情報が学校14にて把握できるとともに、学校から保護者宛にこれらの情報を配信することを可能とした。
また、図1ならびに図6に示すように、生徒11の所持するICカード15に格納されている「カードID2」は学校カードリーダ29で読み取られる(ステップS21)。そして学校カードリーダ29では読み取ったカードID2に、「通過時刻」、「学校名」を付加する(ステップS22)。ステップS21で読み取った「カードID2」と、ステップS22で付加した「通過時刻」、「学校名」を学校サーバ30のデータ受信部33へ送信する(ステップS23)。
ここで、「通過時刻」は生徒11が所持するICカード15の格納データを学校カードリーダ29で読み取った時刻である。すなわち、この通過時刻は生徒11が学校14に登校した後に下校まで学内にとどまっている場合には、「登校時刻」または「下校時刻」と同義となる。
データ受信部33で各データを受信(ステップS24)した後、受信データは学校サーバ30のデータ処理部32に入力される。データ処理部32では入力されたデータの「通過時刻」が「登校」か「下校」かの判別をその時刻から判断して決定する(ステップS25)。さらに、データ処理部32では入力された「カードID2」とデータベース31を照合し、「生徒氏名」、「メールアドレス2」を特定する(ステップS26)。
ステップS25、S26の結果、データ処理部32では、あらかじめ学校サーバへ登録してあった「メールアドレス2」へ送信するメール2bを自動生成する。具体的には図4(c)に示すように、宛先:「z-ad@vvv.ne.jp」、件名:「連絡」、送信時刻:「08時21分」、本文:「お子さんは08時20分頃□□学校に登校しました。」のような内容となっている。
こうして自動生成されたメール2bには、「生徒氏名」、「学校名」、「登校」または「下校」、「登下校時刻」が掲載されて保護者のメールアドレス2宛にインターネット17を介して送信される(ステップS27)。保護者は自宅12のパソコン16または携帯電話18によって生徒の登下校の時刻を把握する(ステップS28)。
上述したように生徒11の保護者は、学校14から一元化された情報として交通機関13の入退状況、学校への登下校状況を入手することができ、学外の生徒11の行動を含め学校14と保護者が共通の情報に基づき的確な指導を時機を失することなく行うことが可能となった。また、学校14にとって生徒11の学外での行動のうちで、特に重要な意味を持つ交通機関13の入退情報をリアルタイムに入手できるとともに、交通機関13からの情報入手に際し、生徒の直接的な個人情報を使用することなく、学校14内のみにて識別可能なデータを用いて安全を確保することを可能とした。
なお、上述した実施形態は生徒の学校への通学を例に説明したが、本発明はこれのみに限るものではなく、管理者あるいは管理機関の元にある利用者が交通機関を利用して各種施設へ行くようなケース全般に適用が可能である。
本発明の実施形態を示すシステム構成図。 図1に示したメールの一般的な例を示す図。 図1に示したデータベースのデータ構成例を示す図。 図1に示したメールの具体例を示す図。 本発明の実施形態の動作を説明するための動作フローチャート。 本発明の実施形態の動作を説明するための動作フローチャート。
符号の説明
11…生徒、12…自宅、13…交通機関、14…学校、15…ICカード、16…パソコン、17…インターネット、18…携帯電話、19…鉄道、20…最寄駅改札機、21…目的駅改札機、22…最寄駅カードリーダ、23…目的駅改札機、24…交通機関サーバ、25…データベース、26…データ処理部、27…データ受信部、28…メール送信部、29…学校カードリーダ、30…学校サーバ、31…データベース、32…データ処理部、33…データ受信部、34…メール受信部、35…メール送信部。

Claims (4)

  1. 管理元から、カードリーダを備えた改札装置を有する交通機関を利用して、カードリーダを備えた施設へ行く利用者が所持し、前記改札装置のカードリーダにて読み取られるIDデータが格納されているICカードと、
    前記交通機関に設けられた交通機関サーバと、
    前記施設に設けられた施設サーバと、
    前記交通機関サーバに設けられ、前記IDデータ、前記IDデータに対応した前記利用者を特定可能な情報を有するメールアドレスが格納された交通機関データベースと、
    前記交通機関サーバに設けられ、前記改札装置のカードリーダにて前記IDデータが読み取られると、前記交通機関データベースに格納されている対応する前記メールアドレス宛に前記改札装置を通過したことを示す改札通過情報メールを送信する交通機関送信手段と、
    前記施設にて前記改札通過情報メールを受信する施設受信手段と、
    前記施設サーバに設けられ、前記メールアドレスの中で前記利用者を特定するための情報、利用者情報、ならびに前記管理元のメールアドレスを格納した施設データベースと、
    前記管理元メールアドレスへ前記施設受信手段で受信された前記利用者の改札通過情報をメール送信する施設送信手段とを具備することを特徴とする入退情報配信システム。
  2. 管理元から、カードリーダを備えた改札装置を有する交通機関を利用して、カードリーダを備えた施設へ行く利用者が所持し、前記改札装置のカードリーダにて読み取られる第1のIDデータおよび前記施設のカードリーダで読み取られる第2のIDデータが格納されているICカードと、
    前記交通機関に設けられた交通機関サーバと、
    前記施設に設けられた施設サーバと、
    前記交通機関サーバに設けられ、前記第1のIDデータ、前記第1のIDデータに対応した前記利用者を特定可能な情報を有するメールアドレスが格納された交通機関データベースと、
    前記交通機関サーバに設けられ、前記改札装置のカードリーダにて前記第1のIDデータが読み取られると、前記交通機関データベースに格納されている対応する前記メールアドレス宛に前記改札装置を通過したことを示す改札通過情報メールを送信する交通機関送信手段と、
    前記施設にて前記改札通過情報メールを受信する施設受信手段と、
    前記施設サーバに設けられ、前記第2のIDデータ、前記メールアドレスの中で前記利用者を特定するための情報、利用者情報、ならびに前記管理元のメールアドレスを格納した施設データベースと、
    前記管理元メールアドレスへ前記施設受信手段で受信した前記利用者の改札通過情報をメール送信する施設送信手段とを具備することを特徴とする入退情報配信システム。
  3. 前記施設送信手段は、前記利用者が施設のカードリーダを通過した施設カードリーダ通過情報を前記管理元アドレスへ送信する手段を有することを特徴とする請求項2記載の入退情報配信システム。
  4. 前記施設サーバにて前記利用者を特定可能な情報は、前記メールアドレスのアカウントデータであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載の入退情報配信システム。
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