JP5589568B2 - 遺失物管理システム及び遺失物管理方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の技術は、次の通りである。
遺失物情報システムが識別番号とパスワードとを発行し、これら物品に関する識別情報は遺失物データベースに登録しておく。ここで、上記識別番号は物品(製品)に添付され、パスワードはその保証書に添付される。そして、ユーザからの通信回線を介した遺失物の問い合わせに対し、上記パスワードでユーザ認証を行って、遺失物の保管状況を返答する。
特許文献3には、識別コードを有する識別媒体を物品に取り付けておき、当該物品を遺失した際に、ユーザは、該物品を遺失物として保管する遺失物保管部とネットワークに接続して、個人情報を入力することで回収状況の閲覧を行うことが開示されている。
特許文献5に記載の技術は、次の通りである。ユーザ端末から、タグ番号とユーザのメールアドレスとを管理サーバに送信し、管理サーバで受信したタグ番号とメールアドレスとを対応付けて記憶しておく。そして情報機器は、遺失物に付されたタグから読み取ったタグ番号と遺失物保管場所とを管理サーバに通知する。管理サーバは、タグ番号に対応するメールアドレスをデータベースから読み取り、そのメールアドレスに上記保管場所を連絡するメールを送信する。
また、従来の技術では、遺失物の引き渡しを受ける際に、その物品の所有者であるという本人確認を簡易に行うことが出来ないという課題がある
本発明は、上記のような点に着目してなされたもので、遺失物引き渡しの際の本人確認を簡易に行うことを可能とする遺失物管理システムを提供することを目的としている。
上記第1リーダライタは、上記タグ若しくは上記タグが取り付けられた物品が提供されるときに、近距離無線通信を行うことで上記タグのタグ識別情報と認証可能媒体の認証識別情報とを連続して読み取り、格納要求ボタンが押下されたときに、読み取った情報を、上記遺失物データとして登録するための格納要求信号と共に上記管理サーバに送信する。
上記第2リーダライタは、遺失物の持ち込みがあると、該遺失物に付されているタグのタグ識別情報を読み取り、読み取ったタグ識別情報と、該遺失物の保管場所に関する保管場所コードと、上記遺失物データを更新するためのデータ更新要求信号と、を共に上記管理サーバに送信する。
上記サービス提供端末は、上記認証可能媒体から、サービス提供その他の目的で上記認証可能媒体の所有者を認証可能な認証識別情報を読み取る際に、上記管理サーバと通信を行い、対応する認証可能媒体に対応する遺失物データの遺失物情報に基づき、遺失物と認定されている遺失物データがある場合には、その旨を自身の表示部に表示、若しくはその情報を上記認証可能媒体に送信する。
上記第3リーダライタは、上記遺失物の引き渡し時に、上記認証可能媒体から上記認証識別情報を読み取り、上記認証識別情報を読み取った際に参照ボタンが押下されると、上記認証識別情報に対応し且つ遺失物と認定されているタグ識別情報を上記記憶装置から読み出して上記遺失物引き渡し場所の表示装置に表示し、更に物品に取り付けられたタグを読み取って、読み取られたタグ識別情報が上記タグ識別情報であるか確認する。
上記第1リーダライタ、上記第2リーダライタ、及び上記第3リーダライタのうち少なくとも1つのリーダライタが、上記認証可能媒体から上記認証識別情報を読み取り、参照ボタンが押下されたときに、上記認証識別情報と、参照要求信号と、を共に上記管理サーバに送信し、応答として上記管理サーバから上記遺失物の保管場所の情報を受信して表示し、登録されているタグの確認、及び登録不要なタグの消去又は更新を行うための機能を有することを特徴とするものである。
次に、請求項3に記載した発明は、請求項1又は請求項2に記載した構成に対し、上記管理サーバが、上記データ更新要求信号と共に、上記認証識別情報及び更新情報を入力すると、上記記憶装置内の対応する遺失物データを更新し、上記遺失物情報に対して、遺失物と認定されていない場合に初期フラグを設定し、遺失物と認定されている場合に遺失フラグを設定することを特徴とするものである。
次に、請求項4に記載した発明は、請求項3に記載した構成に対し、上記管理サーバが、上記更新情報として遺失物情報の初期化情報を入力した場合には、上記記憶装置内の対応する遺失物データの遺失物情報に初期フラグを設定し、上記更新情報として新たな保管場所コードを入力した場合には、上記記憶装置内の対応する遺失物データの保管場所コードを更新することを特徴とするものである。
タグ若しくはタグが取り付けられた物品の提供場所に設置されたタグ登録用の第1リーダライタが、上記タグ若しくは上記タグが取り付けられた物品が提供されるときに、近距離無線通信を行うことで上記タグのタグ識別情報と認証可能媒体の認証識別情報とを連続して読み取り、格納要求ボタンが押下されたときに、読み取った情報を、上記遺失物データとして登録するための格納要求信号と共に上記管理サーバに送信し、
遺失物の持ち込み場所に設置された遺失物登録用の第2リーダライタが、遺失物の持ち込みがあると、該遺失物に付されているタグのタグ識別情報を読み取り、読み取ったタグ識別情報と、該遺失物の保管場所に関する保管場所コードと、上記遺失物データを更新するためのデータ更新要求信号と、を共に上記管理サーバに送信し、
サービス提供端末が、上記認証可能媒体から、サービス提供その他の目的で上記認証可能媒体の所有者を認証可能な認証識別情報を読み取る際に、上記管理サーバと通信を行い、対応する認証可能媒体に対応する遺失物データの遺失物情報に基づき、遺失物と認定されている遺失物データがある場合には、その旨を自身の表示部に表示、若しくはその情報を上記認証可能媒体に送信し、
遺失物の引き渡し場所に設置された所有者確認用の第3リーダライタが、上記遺失物の引き渡し時に、上記認証可能媒体から上記認証識別情報を読み取り、上記認証識別情報を読み取った際に参照ボタンが押下されると、上記認証識別情報に対応し且つ遺失物と認定されているタグ識別情報を上記記憶装置から読み出して上記遺失物引き渡し場所の表示装置に表示し、更に物品に取り付けられたタグを読み取って、読み取られたタグ識別情報が上記タグ識別情報であるか確認することを特徴とする遺失物管理方法を提供するものである。
上記第1リーダライタ、上記第2リーダライタ、及び上記第3リーダライタのうち少なくとも1つのリーダライタが、上記認証可能媒体から上記認証識別情報を読み取り、参照ボタンが押下されたときに、上記認証識別情報と、参照要求信号と、を共に上記管理サーバに送信し、応答として上記管理サーバから上記遺失物の保管場所の情報を受信して表示し、登録されているタグの確認、及び登録不要なタグの消去又は更新を実施することを特徴とするものである。
また請求項2に係る発明によれば、認証可能媒体はICチップを有しているので、情報送信手段の読み取り機で簡易に認証識別情報を読み取ることが出来る。この結果、簡易に認証識別情報とタグ識別情報とを対応付けることが出来る。なお、一度に複数のタグを読み込んで登録してもよい。
また請求項4に係る発明によれば、認証可能媒体は、少なくとも特定の施設又は空間においては、確実に所有者を認証可能な媒体となる。このため、上記特定の施設又は空間での遺失物に対して、認証可能媒体はより有効な認証媒体となると共に、より確実に所有者が携帯しているはずの媒体となる。
(タグ1について)
本実施形態のタグ1は、光学的若しくは電気的に読み取り可能なタグIDなどのタグ識別情報IDtを有し、且つ物品に対し付することが可能なタグである。上記タグ識別情報IDtは、バーコードや二次元バーコードのような印刷された識別情報であっても良いし、ICチップに格納された識別子等からなっていても良い。もっともタグ識別情報IDtは視認可能な数字列であって良い。この場合には後述の読み取り機において、数字を打ち込むこととなるため若干面倒となる。
また、タグ1を物品に付する手段としては、例えば貼り付けや、ストラップなどによって取り付け可能となっているなど、公知の手段を採用すればよい。
認証可能媒体2は、ICチップ2aを備え且つ携帯可能な認証可能媒体である。上記ICチップ2aには、媒体を特定する個別の識別情報若しくは媒体の所有者を認証可能な個体識別情報の少なくとも一方からなる認証識別情報IDnが格納されている。その認証可能媒体2は、例えばICチップ2a付きカード若しくは携帯可能な移動端末から構成される。認証識別情報IDnは、例えばカード番号、定期券の個人認証番号、通行認証情報、社員番号などである。
認証可能媒体2は、液晶などからなる表示部2bを有していることがこのましい。
以下の例では、通行確認用の通行確認端末が、鉄道の交通機関における自動改札機とする。また、自動券売機や施設関係の売店などに設置された端末は、認証読み取り端末の一例となる。
図1は、本実施形態の遺失物管理システムの概要構成図である。
符号3は遺失物管理サーバである。遺失物管理サーバ3は、図2に示すように、データ記憶処理部3Aと、データ参照部3Bと、データ更新部3Cとを備える。
なお、上記第1リーダライタ6及び第2リーダライタ7の少なくも第2リーダライタ7は、認証可能媒体2の認証識別情報IDnだけの読み取り、参照ボタンを押すことで、認証識別情報IDnと参照要求信号と共に遺失物管理サーバ3に送信する機能を有する。この送信によって遺失物管理サーバ3から保管場所の情報が返信される。
符号11は、鉄道の乗車一般を管理する乗車管理サーバ11である。その乗車管理サーバ11のデータベース12には、上記認証可能媒体2に対応する各種情報が格納されている。このデータベースの認証可能媒体2に対応するデータの一部として遺失物関係の情報を持っていても良い。例えば、遺失物の取得があった場合には、メールにて連絡して欲しいメールアドレスなどを記憶してあっても良い。この場合には、遺失物データ4中の遺失物情報が「1」となると、自動的に遺失物有りのメールを配信するように設定してあっても良い。
「登録」
認証可能媒体2を携帯するユーザが、売店等でタグ1を購入する。このとき、図4に示すように、第1リーダライタ6で、認証可能媒体2及びタグ1の認証識別情報IDn及びタグ識別情報IDtを順番に読み取って遺失物管理サーバ3に送信することで、遺失物管理サーバ3は、対応する遺失物データ4を作成して記憶装置5に格納し、当該遺失物データ4が管理状態となる。このとき、遺失物データ4の遺失物情報FLG−Lは「0」となっている。なお、上記タグ識別情報IDtを認証可能媒体2にも格納しておいても良い。
ユーザは、上記タグ1を自分の持ち物(以下物品とも呼ぶ。)に対し貼り付け等によって取り付けておく。
そして、上記タグ1を取り付けた物品が遺失物として回収されると、第2リーダライタ7で上記タグ1のタグ識別情報IDtが読み取られる。読み取られたタグ識別情報IDtが遺失物管理サーバ3に送られることで、対応する遺失物データ4の遺失物情報FLG−Lが「1」に変更されると共に、保管場所情報HLのコード番号も当該遺失物データ4に設定される。
持ち物の紛失に気づいたユーザは、最寄りのリーダライタによって認証可能媒体2の認証識別情報IDnを読み取り、参照要求信号と共に遺失物管理サーバ3に送信することで、対応する遺失物データ4の情報を表示部に表示させて、紛失物が回収されているか、回収されていればどの保管場所にあるか確認する。なお、紛失していない場合でも、登録されているタグ1の確認が出来、遺失物として登録不要なタグ1の消去(更新)を行うために使用しても良い。
また、ユーザが自動改札機8で認証可能媒体2を読み取る際に、図5に示すように、自動改札機8の制御部は遺失物管理サーバ3と通信を行い、対応する遺失物が存在する場合には、自動改札機8の表示部にその旨の表示を行う。また、その情報を取得可能な認証可能媒体2の場合には、遺失物有りの情報を当該認証可能媒体2に送信する。上記処理は、券売機9で認証可能媒体2を読み取る際にも実施される。
ここで、認証可能媒体2が表示部付きICカードや携帯端末などの場合には、認証可能媒体2の表示部に、上記遺失物有りの表示や保管場所情報HLなどを表示させるようにすることが好ましい。
また、乗車管理サーバ11のデータベースの情報に基づいて、メールにて携帯端末やユーザのパソコン等に遺失物が有る旨を、ユーザに通知しても良い。
図6に示すように、ユーザが所有する認証可能媒体2の認証識別情報IDnを第3リーダライタ10で読み取る。その読み取った認証識別情報IDnを遺失物管理サーバ3に送信する、遺失物管理サーバ3では、遺失物有りのタグ1情報との照合を行い、照合結果を第3リーダライタ10に送信し、第3リーダライタ10用の表示部に表示する。なお、このとき、ユーザが所有する認証可能媒体2にその情報を送って、当該認証可能媒体2の表示部に表示するようにしても良い。
このとき、ユーザが所有する認証可能媒体2の認証識別情報IDnを第3リーダライタ10で読み取っているので、遺失物の持ち主か否かの確認が不要であり、簡易に引き渡し作業を行うことが出来る。
以上のように、所有者が携帯するICチップ2a付き認証可能媒体2に対する認証識別情報IDnと、タグ1のタグ識別情報IDtとを対応付けて(紐付けて)遺失物データ4として記憶しておくことで、上記タグ1を付した遺失物の引き渡しの際に、遺失物の引き取りにきた人物のICチップ2a付き認証可能媒体2を読み取ることで、遺失物の引渡人と容易に確認することが可能となる。
また、認証可能媒体2はICチップ2aを有しているので、情報送信手段の読み取り機で簡易に認証識別情報IDnを読み取ることが出来るので、簡易に認証識別情報IDnとタグ識別情報IDtとを対応付けることが出来る。なお、一度に複数のタグ1を読み込んでもよい。
また、認証可能媒体2は、少なくとも特定の施設又は空間においては、確実に所有者を認証可能な媒体となる。このため、上記特定の施設又は空間での遺失物に対して、認証可能媒体2はより有効な認証媒体となると共に、より確実に携帯している媒体となる。
また、通行のために通行確認端末で通行確認情報を読み取る際に、自己の遺失物があれば、通知を受けることが出来る。特に交通機関の改札に設けられた通行確認端末である改札機8は、出るときに必ず通過するので、少なくともそのときに遺失物の通知を行う事が可能となる。
また、たとえ改札機8能などの通行機能を有しないICチップ2a付き認証可能媒体2であっても、紛失確認とは別の目的で認証読み取り端末とデータの授受を行う際に、遺失物の通知を受けることが可能となる。
2 認証可能媒体
2a ICチップ
3 遺失物管理サーバ
3A データ記憶処理部
3B データ参照部
3C データ更新部
4 遺失物データ
5 記憶装置
6 第1リーダライタ(読み取り機、情報送信手段)
7 第2リーダライタ(読み取り機)
8 自動改札機(通行確認端末)
9 券売機(認証読み取り端末)
10 第3リーダライタ(読み取り機、所有者確認用読み取り手段)
11 乗車管理サーバ
IDn 認証識別情報
IDt タグ識別情報
FLG−L 遺失物情報
HL 保管場所情報
Claims (10)
- 読み取り可能なタグ識別情報を有するタグの当該タグ識別情報と、媒体を特定する識別情報若しくは媒体の所有者を認証可能な識別情報の少なくとも一方からなる認証識別情報を有するICチップを備え且つ携帯可能な認証可能媒体の当該認証識別情報と、上記タグ若しくは上記タグが取り付けられた物品が遺失物と認定されているか否かを示す遺失物情報と、を対応づけた遺失物データを記憶する記憶装置を管理する管理サーバと、
タグ若しくはタグが取り付けられた物品の提供場所に設置され、上記タグ若しくは上記タグが取り付けられた物品が提供されるときに、近距離無線通信を行うことで上記タグのタグ識別情報と認証可能媒体の認証識別情報とを連続して読み取り、格納要求ボタンが押下されたときに、読み取った情報を、上記遺失物データとして登録するための格納要求信号と共に上記管理サーバに送信するタグ登録用の第1リーダライタと、
遺失物の持ち込み場所に設置され、遺失物の持ち込みがあると、該遺失物に付されているタグのタグ識別情報を読み取り、読み取ったタグ識別情報と、該遺失物の保管場所に関する保管場所コードと、上記遺失物データを更新するためのデータ更新要求信号と、を共に上記管理サーバに送信する遺失物登録用の第2リーダライタと、
上記認証可能媒体から、サービス提供その他の目的で上記認証可能媒体の所有者を認証可能な認証識別情報を読み取る際に、上記管理サーバと通信を行い、対応する認証可能媒体に対応する遺失物データの遺失物情報に基づき、遺失物と認定されている遺失物データがある場合には、その旨を自身の表示部に表示、若しくはその情報を上記認証可能媒体に送信するサービス提供端末と、
遺失物の引き渡し場所に設置され、上記遺失物の引き渡し時に、上記認証可能媒体から上記認証識別情報を読み取り、上記認証識別情報を読み取った際に参照ボタンが押下されると、上記認証識別情報に対応し且つ遺失物と認定されているタグ識別情報を上記記憶装置から読み出して上記遺失物引き渡し場所の表示装置に表示し、更に物品に取り付けられたタグを読み取って、読み取られたタグ識別情報が上記タグ識別情報であるか確認する所有者確認用の第3リーダライタと、
を備えることを特徴とする遺失物管理システム。 - 上記遺失物の移動がある度に、移動先にある上記第2リーダライタは、上記遺失物に付されているタグのタグ識別情報を読み取り、読み取ったタグ識別情報と、上記遺失物の保管場所に関する保管場所コードと、上記データ更新要求信号と、を共に上記管理サーバに送信し、
上記第1リーダライタ、上記第2リーダライタ、及び上記第3リーダライタのうち少なくとも1つのリーダライタは、上記認証可能媒体から上記認証識別情報を読み取り、参照ボタンが押下されたときに、上記認証識別情報と、参照要求信号と、を共に上記管理サーバに送信し、応答として上記管理サーバから上記遺失物の保管場所の情報を受信して表示し、登録されているタグの確認、及び登録不要なタグの消去又は更新を行うための機能を有することを特徴とする請求項1に記載した遺失物管理システム。 - 上記管理サーバは、上記データ更新要求信号と共に、上記認証識別情報及び更新情報を入力すると、上記記憶装置内の対応する遺失物データを更新し、上記遺失物情報に対して、遺失物と認定されていない場合に初期フラグを設定し、遺失物と認定されている場合に遺失フラグを設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した遺失物管理システム。
- 上記管理サーバは、上記更新情報として遺失物情報の初期化情報を入力した場合には、上記記憶装置内の対応する遺失物データの遺失物情報に初期フラグを設定し、上記更新情報として新たな保管場所コードを入力した場合には、上記記憶装置内の対応する遺失物データの保管場所コードを更新することを特徴とする請求項3に記載した遺失物管理システム。
- 上記認証可能媒体は、上記認証識別情報として、特定の施設又は空間に対する通行確認用の通行確認端末で読み取り可能な通行許可用の通行認証情報を有し、
上記通行確認端末及び上記サービス提供端末は、上記認証可能媒体から上記通行認証情報を読み取る際に、上記記憶装置を管理する管理サーバと通信を行い、対応する認証可能媒体に対応する遺失物データの遺失物情報に基づき、遺失物と認定されている遺失物データがある場合には、遺失物有りの旨を、上記通行確認端末の表示部に表示し、且つ上記認証可能媒体に書き込むことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載した遺失物管理システム。 - 上記通行確認端末は、交通機関を利用するために通過する改札口に設けられた自動改札機、及び催し会場並びに特定の企業施設への入退場口に設けられた入退場確認用の端末であり、
上記認証可能媒体は、上記ICチップを備えた移動端末、通行カード、クレジットカード、及び銀行カードであることを特徴とする請求項5に記載した遺失物管理システム。 - 上記認証可能媒体は、上記ICチップを備えた移動端末、通行カード、クレジットカード、及び銀行カードであり、
上記サービス提供端末は、自動券売機及び売店に設置された端末であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載した遺失物管理システム。 - 上記認証可能媒体は、移動端末であって、遺失物を問い合わせることが可能なアプリを格納している場合には、該アプリを起動して上記管理サーバと通信を行い、遺失物の確認及び保管場所の確認を行うことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載した遺失物管理システム。
- 読み取り可能なタグ識別情報を有するタグのタグ識別情報と、媒体を特定する識別情報若しくは媒体の所有者を認証可能な識別情報の少なくとも一方からなる認証識別情報を有するICチップを備え且つ携帯可能な認証可能媒体の当該認証識別情報と、上記タグ若しくは上記タグが取り付けられた物品が遺失物と認定されているか否かを示す遺失物情報と、を対応づけた遺失物データを、管理装置が管理する記憶装置に記憶しておき、
タグ若しくはタグが取り付けられた物品の提供場所に設置されたタグ登録用の第1リーダライタが、上記タグ若しくは上記タグが取り付けられた物品が提供されるときに、近距離無線通信を行うことで上記タグのタグ識別情報と認証可能媒体の認証識別情報とを連続して読み取り、格納要求ボタンが押下されたときに、読み取った情報を、上記遺失物データとして登録するための格納要求信号と共に上記管理サーバに送信し、
遺失物の持ち込み場所に設置された遺失物登録用の第2リーダライタが、遺失物の持ち込みがあると、該遺失物に付されているタグのタグ識別情報を読み取り、読み取ったタグ識別情報と、該遺失物の保管場所に関する保管場所コードと、上記遺失物データを更新するためのデータ更新要求信号と、を共に上記管理サーバに送信し、
サービス提供端末が、上記認証可能媒体から、サービス提供その他の目的で上記認証可能媒体の所有者を認証可能な認証識別情報を読み取る際に、上記管理サーバと通信を行い、対応する認証可能媒体に対応する遺失物データの遺失物情報に基づき、遺失物と認定されている遺失物データがある場合には、その旨を自身の表示部に表示、若しくはその情報を上記認証可能媒体に送信し、
遺失物の引き渡し場所に設置された所有者確認用の第3リーダライタが、上記遺失物の引き渡し時に、上記認証可能媒体から上記認証識別情報を読み取り、上記認証識別情報を読み取った際に参照ボタンが押下されると、上記認証識別情報に対応し且つ遺失物と認定されているタグ識別情報を上記記憶装置から読み出して上記遺失物引き渡し場所の表示装置に表示し、更に物品に取り付けられたタグを読み取って、読み取られたタグ識別情報が上記タグ識別情報であるか確認することを特徴とする遺失物管理方法。 - 上記遺失物の移動がある度に、移動先にある上記第2リーダライタが、上記遺失物に付されているタグのタグ識別情報を読み取り、読み取ったタグ識別情報と、上記遺失物の保管場所に関する保管場所コードと、上記データ更新要求信号と、を共に上記管理サーバに送信し、
上記第1リーダライタ、上記第2リーダライタ、及び上記第3リーダライタのうち少なくとも1つのリーダライタが、上記認証可能媒体から上記認証識別情報を読み取り、参照ボタンが押下されたときに、上記認証識別情報と、参照要求信号と、を共に上記管理サーバに送信し、応答として上記管理サーバから上記遺失物の保管場所の情報を受信して表示し、登録されているタグの確認、及び登録不要なタグの消去又は更新を実施することを特徴とする請求項9に記載した遺失物管理方法。
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