JP2007293493A - 運行遅延情報通知システム及び運行遅延情報通知方法 - Google Patents

運行遅延情報通知システム及び運行遅延情報通知方法 Download PDF

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Abstract

【課題】交通手段に遅延が発生した場合、交通機関から自動的に利用者の勤務先企業の勤務管理サーバに通知され、社員勤務情報に登録されるので、利用者が交通機関で遅延証明を貰う手間や、勤務先企業で遅延登録をする手間を省ける。
【解決手段】交通機関システム20の遅延情報配信サーバ22は、列車運行管理装置24が出力する遅延状況情報により、ゲート装置21が改札処理した利用者11の定期券10の乗車区間に遅延発生路線が含まれると判断すると、定期券情報記憶装置23に予め登録された利用者11の勤務先企業の企業システム40に遅延情報通知を自動送信する。企業システム40の勤務管理サーバ41は、交通機関システム20から受信した遅延情報通知を判別して、社員勤務情報記憶装置42に記録する利用者11の勤務情報に、ゲート装置43で記録された出社時刻と共に交通手段の遅延があった旨を自動登録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、列車、電車等交通機関の運行遅延情報通知システム及び運行遅延情報通知方法に関する。
従来、列車/電車通勤時に事故等で利用路線が遅延し勤務開始時刻に遅れる場合は、降車した駅で遅延証明書を受け取り、勤務先企業に届け出るのが一般的である。即ち、発行を受けた遅延証明書に基づいて勤務先企業の勤務管理システム、サーバ等に必要情報を各自で登録しなければならず、処理が煩雑で面倒であった。又、交通機関において遅延証明書の発行が遅れていたり、配布数が足りなかったりした場合、遅延証明書を入手できず、遅刻扱いとなるという問題があった。
特開2003−16488号公報(特許文献1)には、利用者の改札履歴(乗車履歴)情報と遅延情報とを、その利用者本人や雇用企業の要求により提供可能な改札履歴提供システムが開示されている。
又、特開2005−122443号公報(特許文献2)には、電車の遅延が発生した場合に、利用者に遅延情報がメール配信される遅延情報システムが開示されている。これによれば、利用者はこの遅延情報をメール転送することで、勤務先の勤務管理システムに遅延情報を登録出来る。
特開2003−16488号公報(図1) 特開2005−122443号公報(図1、図6)
特許文献1のシステムでは、交通機関での駅員による遅延証明書の発行の手間と、利用者が遅延証明書を受け取る手間が省けるに過ぎない。即ち、利用者は交通機関に遅延情報(証明)を要求し、それに基づいて勤務先の勤務管理システムに登録する手間が依然として必要となる。
特許文献2のシステムにおいても、利用者は自分で遅延情報メールを勤務管理システムに転送しなければならない。又、特許文献2のシステムにおいては、その利用者が実際に遅延した電車に乗車したか否かには無関係に遅延情報メールが送信されるので、実際に乗車した電車がどの程度遅延したかの証明にはならない。
本発明の目的は、上述した課題を解決し、利用者における交通機関での遅延証明受領や勤務先での交通遅延登録の手間を不要とした運行遅延情報通知システム及び運行遅延情報通知方法を提供することにある。
本発明の第1の運行遅延情報通知システムは、交通手段に遅延が発生した場合、遅延発生路線使用の可能性がある利用者が定期券により改札を通過したことを検出して、予め登録された前記利用者の勤務先企業に遅延情報通知を自動送信する遅延情報配信サーバを有する交通機関システムと、受信した前記遅延情報通知を判別して前記利用者の勤務管理情報に前記交通手段の遅延があった旨を自動登録する勤務管理サーバを有する、前記勤務先企業に設けられた企業システムと、を備えたことを特徴とする。
又、本発明の運行遅延情報通知システムにおいて、前記交通機関システムは、前記定期券の情報を読み取って改札処理を行う交通機関側ゲート装置と、前記定期券に関する情報を記憶した定期券情報記憶装置と、前記交通手段の運行状況を管理し遅延発生時には遅延状況情報を前記遅延情報配信サーバに出力する運行管理装置と、を更に備え、前記遅延情報配信サーバは、前記交通機関側ゲート装置が改札処理した定期券の乗車区間に遅延発生路線が含まれると判断した場合に、前記遅延情報通知を前記企業システムに自動送信するようにしても良い。
又、本発明の運行遅延情報通知システムにおいて、前記企業システムは、社員の勤務情報を記憶する社員勤務情報記憶装置と、前記利用者が所持する入場証の情報を読み取って前記社員勤務情報記憶装置に記録する出社時刻を出力する企業側ゲート装置と、を更に備え、前記勤務管理サーバは、受信した前記遅延情報通知を判別して、前記社員勤務情報記憶装置に記録する前記利用者の勤務情報に、出社時刻と共に前記交通手段の遅延があった旨を自動登録するようにしても良い。
本発明の第2の運行遅延情報通知システムは、交通手段に遅延が発生した場合にその遅延を通知する運行遅延情報通知システムであって、前記交通手段を運営する交通機関側に設けられた交通機関システムと、前記交通手段の利用者が勤務する企業側に設けられた企業システムとを備え、前記交通機関システムは、利用者が所持する定期券の情報を読み取って改札処理を行う交通機関側ゲート装置と、前記定期券に関する情報を記憶した定期券情報記憶装置と、前記交通手段の運行状況を管理し遅延発生時には遅延状況情報を出力する運行管理装置と、前記交通機関側ゲート装置が改札処理した前記定期券の乗車区間に遅延発生路線が含まれると判断した場合に、予め登録された前記利用者の勤務先企業に遅延情報通知を自動送信する遅延情報配信サーバと、を備え、前記企業システムは、社員の勤務情報を記憶する社員勤務情報記憶装置と、前記利用者が所持する入場証の情報を読み取って前記社員勤務情報記憶装置に記録する出社時刻を出力する企業側ゲート装置と、受信した前記遅延情報通知を判別して、前記社員勤務情報記憶装置に記録する前記利用者の勤務情報に、出社時刻と共に前記交通手段の遅延があった旨を自動登録する勤務管理サーバと、を備えたことを特徴とする。
又、本発明の運行遅延情報通知システムにおいて、前記運行管理装置が出力する遅延状況情報には、遅延発生路線と時間帯毎の遅延状況が含まれ、前記遅延情報配信サーバは、前記遅延情報通知に、定期券識別情報と、前記利用者が前記交通機関側ゲート装置で改札した時間帯の情報と、その時間帯における遅延発生路線及び遅延時間に関する情報とを含めて送信し、前記勤務管理サーバは、前記遅延情報通知の前記定期券識別情報から前記社員勤務情報記憶装置を検索して、前記利用者の通勤経路に前記遅延発生路線が含まれている場合に、その社員勤務情報にその遅延発生路線と遅延時間を記録するようにしても良い。
又、本発明の運行遅延情報通知システムにおいて、1枚の非接触ICカードで前記定期券と前記入場証とを共用するようにしても良い。
本発明の第1の運行遅延情報通知方法は、交通手段に遅延が発生した場合、遅延発生路線使用の可能性がある利用者が定期券により改札を通過したことを検出して、交通機関の遅延情報配信サーバが、予め登録された前記利用者の勤務先企業に遅延情報通知を自動送信し、前記遅延情報通知を受信した勤務先企業では、勤務管理サーバが、受信した遅延情報通知を判別して前記利用者の勤務管理情報に前記交通手段の遅延があった旨を自動登録する、ことを特徴とする。
本発明の第2の運行遅延情報通知方法は、交通手段を運営する交通機関側に設けられた交通機関システムと、前記交通手段の利用者が勤務する企業側に設けられた企業システムとを備え、前記交通手段に遅延が発生した場合にその遅延を通知する運行遅延情報通知方法であって、前記交通機関システムでは、交通機関側ゲート装置により、利用者が所持する定期券の情報を読み取って改札処理を行ない、運行管理装置により、前記交通手段の運行状況を管理して遅延発生時には遅延発生路線を把握し、遅延情報配信サーバが、前記交通機関側ゲート装置が改札処理した前記定期券の乗車区間に遅延発生路線が含まれると判断した場合に、予め登録された前記利用者の勤務先企業に遅延情報通知を自動送信し、前記企業システムでは、企業側ゲート装置により、前記利用者が所持する入場証の情報を読み取ってこの利用者の出社時刻を記録し、勤務管理サーバが、前記交通機関システムから受信した前記遅延情報通知を判別して、社員勤務情報記憶装置に記録する前記利用者の勤務情報に、出社時刻と共に前記交通手段の遅延があった旨を自動登録する、ことを特徴とする。
又、本発明の運行遅延情報通知方法において、前記運行管理装置は、遅延発生路線と時間帯毎の遅延状況を含む遅延状況情報を出力し、前記遅延情報配信サーバは、前記遅延情報通知に、定期券識別情報と、前記利用者が前記交通機関側ゲート装置で改札した時間帯の情報と、その時間帯における遅延発生路線及び遅延時間に関する情報とを含めて送信し、前記勤務管理サーバは、前記遅延情報通知の前記定期券識別情報から前記社員勤務情報記憶装置を検索して、前記利用者の通勤経路に前記遅延発生路線が含まれている場合に、その社員勤務情報にその遅延発生路線と遅延時間を記録するようにしても良い。
又、本発明の運行遅延情報通知方法において、1枚の非接触ICカードで前記定期券と前記入場証とを共用するようにしても良い。
本発明によれば、利用者が乗車している交通手段に遅延が発生した場合、交通機関から自動的に勤務先企業の勤務管理サーバに通知され、社員勤務情報に登録される。よって、逐一利用者が交通機関で遅延証明を貰う必要も、各自遅延登録をする必要もなくなる。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態の全体構成を示す機能ブロック図である。本発明の一実施形態は、ネットワーク30に接続された交通機関システム20及び企業システム40から構成される。
定期券10は、通勤列車等の交通手段を利用する利用者11が所持する、所定の識別情報(定期券ID)を持つICカード型(例えば、非接触ICカード)の定期乗車券である。利用者11が利用する交通機関が運営する交通機関システム20は、ゲート装置21と、遅延情報配信サーバ22と、定期券情報記憶装置23と、列車運行管理装置24とを備えている。
ゲート装置21は、利用者11が利用する駅の出場側の改札機である。定期券10を読み取り装置(図示せず)にかざすことにより、ICカードとゲート装置21との間でデータがやり取りされ、利用者11の改札出場履歴が記録される。遅延情報配信サーバ22は、インターネット等のネットワーク30に接続され、必要な時には企業システム40に後述する遅延情報メール(遅延情報通知)を自動送信する。定期券情報記憶装置23は、定期券10に関する情報を保存している。列車運行管理装置24は、交通機関が管理運行している全ての列車(図示省略)の位置やダイヤを常時監視し、運行に遅延が発生している場合は、その状況を示す遅延状況情報を遅延情報配信サーバ22に出力する。
利用者11が社員として勤務する企業に設置された企業システム40は、勤務管理サーバ41と、社員情報記憶装置42と、ゲート装置43とを備えている。勤務管理サーバ41は、ネットワーク30を介して交通機関システム20から送られる遅延情報通知(遅延情報メール)を判別したり、ゲート装置43からの出社/退社情報等のデータを処理し、社員勤務情報記憶装置42にアクセスして、後述する社員勤務情報の管理処理を行う。社員勤務情報記憶装置42は、社員(利用者11)の勤務状況に関する社員勤務情報を保存している。ゲート装置43は、企業又はオフイスの入退場口に設置され、社員(利用者11)の入退場時刻と社員番号を検出する。このゲート装置43は、例えば利用者11の社員番号が記録された入場証(例えば、非接触ICカード型の社員証や身分証)から社員番号を読み取って入退場時刻と共に出力できる、既存の装置を用いることができる。尚、定期券10と入場証(社員証)がいずれもICカードの場合は、これらを1枚のICカード(例えば、非接触ICカード)で共用することもできる。
図2は、図1の列車運行管理装置24から出力される遅延状況情報の一例を示す図である。遅延状況情報には、路線毎に、ある時間帯における遅延発生状況が記録されている。また、所定間隔で、遅延の状況が追加されていく(図2では30分毎に追加している)。遅延情報配信サーバ22は、この遅延状況情報により遅延発生状況を把握出来る。
図3は、図1の定期券情報記憶装置23に記憶された定期券情報の一例を示す図である。定期券情報は、定期券IDに関連付けて、乗車区間、有効期間、及び遅延情報メールの連絡先(送付先)を示すメールアドレス(企業システム40のメールアドレス)が記録されている。定期券情報は、交通機関が利用者11に定期券10を発行したときに生成される。但し、メールアドレスは利用者11からの遅延情報メール送信の利用申請に基づいて登録される。例えば、利用者11が購入した定期券10の情報を社員勤務情報の一部として企業システム40に登録した後、企業システム40は、この社員(利用者11)の定期券IDに関する遅延情報メール受信用としてメールアドレスを設定する。企業システム40から、このメールアドレスを交通機関システム20に通知することによって、定期券情報記憶装置23の該当する定期券IDのメールアドレスとして登録される。
図4は、図1の遅延情報配信サーバ22が発信する遅延情報メールの一例を示す図である。遅延情報メールのタイトルや記載内容は所定のフォーマットで定められており、遅延情報メールを受信した企業システム40において、それが遅延に関する情報であることが認識できるようになっている。遅延情報メールには、タイトル、発信者、発信日時の他、定期券ID、その乗車区間、ゲート装置(改札)の通過時間帯、遅延が発生している路線名等が記載されている。
図5は、図1の社員勤務情報記憶装置42に記憶された社員勤務情報の一例を示す図である。社員勤務情報は、社員番号に関連付けて、定期券ID、通勤経路(路線名含む)及び日々の出社日時、出社時刻、遅延情報(もしあれば)が記録されている。定期券IDと通勤路線は、例えば利用者11が各自の端末から勤務管理サーバ41にアクセスすることによって登録される。また出社時刻は、利用者11が企業システム40のゲート装置43を通過した際に記録される。尚、図示していないが、勤務管理に必要な他の情報(退社時刻、休暇等)も適宜記録されている。
次に、本発明を実施するための最良の形態の動作について図面を参照して説明する。図6は、本発明の一実施形態の動作を示すフローチャートである。
まず、利用者11は、駅構内から出場(改札)するときに、定期券10をゲート装置21にかざし、定期券10に予め書込まれている定期券IDをゲート装置21に送信する(ステップS1)。交通機関システム20は、定期券IDを受信すると、定期券情報記憶装置23から、その定期券IDに合致する定期券情報を検索し、乗車区間とメールアドレスを得る(ステップS2)。
交通機関システム20においては上述のように、列車運行管理装置24が全列車の位置やダイヤを常時監視し、運行に遅延が発生している場合は、遅延状況情報を遅延情報配信サーバ22に出力している。交通機関システム20は、読み取った定期券IDの乗車区間に該当する路線に、現在遅延状況情報が発生しているか否かを検索し、遅延状況情報の有無を確認する(ステップS3、S4)。
この遅延状況情報の確認は、具体的には、乗車区間を走行している全ての路線について行う。よって、乗車区間に複数の路線が並走している場合は、それぞれの路線について遅延状況情報が確認される。遅延状況情報があった場合に遅延情報配信サーバ22は、定期券IDから取得したメールアドレスに遅延情報メールを送信する(ステップS5)。
次に、企業システム40においては、図示省略したメールサーバが、電子メールを受信したときに、そのタイトルやフォーマットから、遅延情報メールであるか否かを判断する。そして遅延情報メールであった場合は、勤務管理サーバ41に転送する(ステップS6)。勤務管理サーバ41は、遅延情報メールの内容を判読し、定期券IDに基づいて社員勤務情報記憶装置42の社員勤務情報を検索する(ステップS7)。次に、遅延情報メールに記載されている路線名と、社員勤務情報に登録されている通勤経路の利用路線名を比較する(ステップS8)。そして遅延情報メールに記載された路線名が社員勤務情報に登録された路線名の中に存在した場合、遅延情報メールを受信した日時の社員勤務情報の遅延情報欄に、その路線名と遅延時間を記録する(ステップS9)。尚、企業システム40の勤務管理サーバ41では、遅延情報メールの発信元が交通機関システム20であることを認識出来るので、遅延証明は得られていると判断する。
具体例に基づいて説明すると、2006年3月1日朝、ZZ電鉄のAA線とBB線で遅延が発生しているものとする。AA線の遅延状態は図2に示すとおりであり、例えば、8時30分から9時の時間帯で把握された遅延は30分である。又、BB線の遅延状況情報は図示しないが、8時30分から9時の時間帯で認められた遅延は20分とする。
図3に示す定期券IDの定期券10を所持する利用者11は、図5に示すように、通勤経路としてCC線、AA線を登録しており、その日の出勤時にAA線において遅延に巻き込まれた。利用者11は通常より30程遅れ、8時45分に改札を出て(定期券10でゲート装置21通過)、8時56分に出社した(社員証でゲート装置43通過)。企業システム40の勤務管理サーバ41では、利用者11(社員番号0123ABCD)が8時56分に出社した旨の情報を社員勤務情報記憶装置42に記録する。
一方、交通機関システム20において、利用者11の改札出場直後の8時50分に、遅延発生を認識した遅延情報配信サーバ22が、利用者11の送付先メールアドレスへ図4に示すような遅延情報メールを送信する。この遅延情報メールを受信した企業システム40では、勤務管理サーバ41が定期券ID(0123456)より利用者11(社員番号0123ABCD)の社員勤務情報を検索する。
遅延情報メールに含まれる遅延路線と社員勤務情報に含まれる通勤経路路線との比較の結果、AA線で一致を検出したので、その日の出社時刻の遅延情報として「AA線30分」が記録される。これにより、勤務管理サーバ41は、利用者11(社員番号0123ABCD)の勤怠管理において、該当日の出社時刻判断にこの遅延情報を考慮することが出来る。即ち、勤務開始時刻が8時30分であり、それ以降の出社は遅刻となるようなケースでも、遅延情報メールにより30分の遅延が証明されているので、勤務管理サーバ41では9時までの出社は遅刻と処理しない。
以上の実施形態においては、利用者11が実際に交通手段を利用して改札(ゲート装置21)を通過したときに、その時間帯における遅延時間と、遅延が発生している路線名が遅延情報として、交通機関システム20から勤務先の企業システム40に通知される。よって勤務先企業側では、社員勤務情報に予め登録されている利用路線との比較ができるので、本当に遅延した列車を利用したことが確認でき、虚偽の申請を防ぐことができるという効果も有する。
以上の説明において、交通機関は鉄道で説明したが、これに限定されない。即ち、運行時刻表によってその運行が管理され、改札が可能な乗り物であれば適用出来る。又、定期券、入場証(社員証)は非接触ICカードで説明したが、磁気カードや他のものでも識別(ID)情報を記録でき、それを読み取り装置で読み取り可能なものなら使用出来る。このように、本発明は上述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが出来る。
本発明の一実施形態の全体構成を示す機能ブロック図である。 図1の列車運行管理装置24から出力される遅延状況情報の一例を示す図である。 図1の定期券情報記憶装置23に記憶された定期券情報の一例を示す図である。 図1の遅延情報配信サーバ22が発信する遅延情報メールの一例を示す図である。 図1の社員勤務情報記憶装置42に記憶された社員勤務情報の一例を示す図である。 本発明の一実施形態の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 定期券
11 利用者
20 交通機関システム
21 ゲート装置
22 遅延情報配信サーバ
23 定期券情報記憶装置
24 列車運行管理装置
30 ネットワーク
40 企業システム
41 勤務管理サーバ
42 社員勤務情報記憶装置
43 ゲート装置

Claims (10)

  1. 交通手段に遅延が発生した場合、遅延発生路線使用の可能性がある利用者が定期券により改札を通過したことを検出して、予め登録された前記利用者の勤務先企業に遅延情報通知を自動送信する遅延情報配信サーバを有する交通機関システムと、
    受信した前記遅延情報通知を判別して前記利用者の勤務管理情報に前記交通手段の遅延があった旨を自動登録する勤務管理サーバを有する、前記勤務先企業に設けられた企業システムと、
    を備えたことを特徴とする運行遅延情報通知システム。
  2. 前記交通機関システムは、
    前記定期券の情報を読み取って改札処理を行う交通機関側ゲート装置と、
    前記定期券に関する情報を記憶した定期券情報記憶装置と、
    前記交通手段の運行状況を管理し遅延発生時には遅延状況情報を前記遅延情報配信サーバに出力する運行管理装置と、
    を更に備え、
    前記遅延情報配信サーバは、前記交通機関側ゲート装置が改札処理した定期券の乗車区間に遅延発生路線が含まれると判断した場合に、前記遅延情報通知を前記企業システムに自動送信することを特徴とする請求項1記載の運行遅延情報通知システム。
  3. 前記企業システムは、
    社員の勤務情報を記憶する社員勤務情報記憶装置と、
    前記利用者が所持する入場証の情報を読み取って前記社員勤務情報記憶装置に記録する出社時刻を出力する企業側ゲート装置と、
    を更に備え、
    前記勤務管理サーバは、受信した前記遅延情報通知を判別して、前記社員勤務情報記憶装置に記録する前記利用者の勤務情報に、出社時刻と共に前記交通手段の遅延があった旨を自動登録することを特徴とする請求項1乃至2の何れか1つに記載の運行遅延情報通知システム。
  4. 交通手段に遅延が発生した場合にその遅延を通知する運行遅延情報通知システムであって、前記交通手段を運営する交通機関側に設けられた交通機関システムと、前記交通手段の利用者が勤務する企業側に設けられた企業システムとを備え、
    前記交通機関システムは、
    利用者が所持する定期券の情報を読み取って改札処理を行う交通機関側ゲート装置と、
    前記定期券に関する情報を記憶した定期券情報記憶装置と、
    前記交通手段の運行状況を管理し遅延発生時には遅延状況情報を出力する運行管理装置と、
    前記交通機関側ゲート装置が改札処理した前記定期券の乗車区間に遅延発生路線が含まれると判断した場合に、予め登録された前記利用者の勤務先企業に遅延情報通知を自動送信する遅延情報配信サーバと、
    を備え、
    前記企業システムは、
    社員の勤務情報を記憶する社員勤務情報記憶装置と、
    前記利用者が所持する入場証の情報を読み取って前記社員勤務情報記憶装置に記録する出社時刻を出力する企業側ゲート装置と、
    受信した前記遅延情報通知を判別して、前記社員勤務情報記憶装置に記録する前記利用者の勤務情報に、出社時刻と共に前記交通手段の遅延があった旨を自動登録する勤務管理サーバと、
    を備えたことを特徴とする運行遅延情報通知システム。
  5. 前記運行管理装置が出力する遅延状況情報には、遅延発生路線と時間帯毎の遅延状況が含まれ、
    前記遅延情報配信サーバは、前記遅延情報通知に、定期券識別情報と、前記利用者が前記交通機関側ゲート装置で改札した時間帯の情報と、その時間帯における遅延発生路線及び遅延時間に関する情報とを含めて送信し、
    前記勤務管理サーバは、前記遅延情報通知の前記定期券識別情報から前記社員勤務情報記憶装置を検索して、前記利用者の通勤経路に前記遅延発生路線が含まれている場合に、その社員勤務情報にその遅延発生路線と遅延時間を記録することを特徴とする請求項4記載の運行遅延情報通知システム。
  6. 1枚の非接触ICカードで前記定期券と前記入場証とを共用することを特徴とする請求項4乃至5のいずれか1つに記載の運行情報遅延通知システム。
  7. 交通手段に遅延が発生した場合、遅延発生路線使用の可能性がある利用者が定期券により改札を通過したことを検出して、交通機関の遅延情報配信サーバが、予め登録された前記利用者の勤務先企業に遅延情報通知を自動送信し、
    前記遅延情報通知を受信した勤務先企業では、勤務管理サーバが、受信した遅延情報通知を判別して前記利用者の勤務管理情報に前記交通手段の遅延があった旨を自動登録する、
    ことを特徴とする運行遅延情報通知方法。
  8. 交通手段を運営する交通機関側に設けられた交通機関システムと、前記交通手段の利用者が勤務する企業側に設けられた企業システムとを備え、前記交通手段に遅延が発生した場合にその遅延を通知する運行遅延情報通知方法であって、
    前記交通機関システムでは、
    交通機関側ゲート装置により、利用者が所持する定期券の情報を読み取って改札処理を行ない、
    運行管理装置により、前記交通手段の運行状況を管理して遅延発生時には遅延発生路線を把握し、
    遅延情報配信サーバが、前記交通機関側ゲート装置が改札処理した前記定期券の乗車区間に遅延発生路線が含まれると判断した場合に、予め登録された前記利用者の勤務先企業に遅延情報通知を自動送信し、
    前記企業システムでは、
    企業側ゲート装置により、前記利用者が所持する入場証の情報を読み取ってこの利用者の出社時刻を記録し、
    勤務管理サーバが、前記交通機関システムから受信した前記遅延情報通知を判別して、社員勤務情報記憶装置に記録する前記利用者の勤務情報に、出社時刻と共に前記交通手段の遅延があった旨を自動登録する、
    ことを特徴とする運行遅延情報通知方法。
  9. 前記運行管理装置は、遅延発生路線と時間帯毎の遅延状況を含む遅延状況情報を出力し、
    前記遅延情報配信サーバは、前記遅延情報通知に、定期券識別情報と、前記利用者が前記交通機関側ゲート装置で改札した時間帯の情報と、その時間帯における遅延発生路線及び遅延時間に関する情報とを含めて送信し、
    前記勤務管理サーバは、前記遅延情報通知の前記定期券識別情報から前記社員勤務情報記憶装置を検索して、前記利用者の通勤経路に前記遅延発生路線が含まれている場合に、その社員勤務情報にその遅延発生路線と遅延時間を記録することを特徴とする請求項8記載の運行遅延情報通知方法。
  10. 1枚の非接触ICカードで前記定期券と前記入場証とを共用することを特徴とする請求項8乃至9のいずれか1つに記載の運行情報遅延通知方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010091478A (ja) * 2008-10-09 2010-04-22 Nec Saitama Ltd 携帯電話機、アラームシステム、アラーム方法およびアラームプログラム
JP2012190204A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Hitachi Ltd Ic乗車券を利用した運行情報配信システム
JP2014191437A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Nippon Telegraph & Telephone East Corp 通知システム、通知方法及びコンピュータプログラム
US20150199648A1 (en) * 2014-01-14 2015-07-16 Yuichi Yomogida Information processing system, information processing device, and information processing method

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