JP4214031B2 - ロータリー式自動包装機のサイドヒートシールバー開閉カム - Google Patents

ロータリー式自動包装機のサイドヒートシールバー開閉カム Download PDF

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Description

本発明は、包装フィルムの袋部に粉剤の内容物を充填した包装物を製造するロータリー式自動包装機に関し、特に、サイドヒートシールバーを開閉させる開閉カムに関する。
従来、長尺樹脂フィルム(包装フィルム)を使用して、定量の粉剤等の内容物を多数の包装体に区分して包装する自動包装機の一つにロータリー式自動包装機がある。このロータリー式自動包装機では、フィルムコイルから巻き戻した長尺の樹脂フィルムを水平方向に移動させながらフィルムガイドで折りたたみ、ターンテーブルへと樹脂フィルムを導入する。ターンテーブル上の周囲に配置した多数のサイドヒートシールバー(サイドシール機構)は、この導入された樹脂フィルムに、一定間隔の幅シール(サイドシール)を形成しながら保持する。そして、順次折りたたんだ樹脂フィルムの間に、包装袋が形成される。
この包装袋に互いに隣り合うサイドヒートシールバーの間で旋回する多数のシュートを挿入して所定量の内容物を充填し、充填後には案内シュートを抜き、サイドヒートシールバーを外す。内容物が充填された包装袋は、案内(ガイド)を通って、予熱シールバーとトップシールローラとからなるトップシール機構に移送される。トップシール機構が充填後の包装袋の上縁をヒートシール(トップシール)して密封した後、幅シール部分は、切断されたり、ミシン目切れ込みがなされたりする。これによって、樹脂フィルムは所要の包装形態となる。このような従来のロータリー型自動包装機は、例えば、特許文献1、特許文献2等に開示されている。
従来のロータリー式自動包装機におけるサイドヒートシールバーは、ターンテーブル上に固定された固定側サイドヒートシールバーと、この固定側サイドヒートシールバーに対して開閉する開閉側サイドヒートシールバーとから構成されている。この開閉側サイドヒートシールバーは、サイドヒートシールバー開閉カムにしたがって回転し、これによって開閉動作を行う。このサイドヒートシールバー開閉カムは、従来は断面略コ字形状の溝カム構造をしている。図5に、従来のサイドヒートシールバー開閉カムが示されている。図5は、従来のサイドヒートシールバー開閉カムを上面から観察した上面図である。図5において、980はサイドヒートシールバー開閉カム(開閉カム)、981はカム溝、982はカム溝981の内壁、983はカム溝981の外壁、990はカムフォロア(ローラー)である
図5において、開閉側サイドヒートシールバーのカムフォロア990は、開いてシール動作をしない期間では、開閉カム980の開口部が上方を向いた形態で設けられたカム溝981を回転移動し、カムフォロア990の軸が略鉛直になる位置のカム溝981を移動する。これに対して、開閉側サイドヒートシールバーのカムフォロア990は、閉じてシール動作を行う期間では、開閉カム980の開口部が略水平内側を向いた形態で設けられたカム溝981内を回転移動し、カムフォロア990の軸が水平になる位置のカム溝981を移動する。
このような溝カム構造を有する開閉カム980は、断面略コ字形状の強度を確保するため、ステンレス角材から肉厚を厚くして削りだす加工や曲げ加工を行う必要がある。さらに、この溝カム構造を有する開閉カム980は、本体の各変位点で分割して個別に加工し、加工済みの各個片を溶接する構成となっている。この溶接作業のときには、サイドヒート開閉カム980全体の強度を保つために、特別の配慮が必要である。このように溶接された開閉カム980は、重量が重く、大幅なコストアップが発生していた。
さらに、カム溝981内を転がる開閉側サイドヒートシールバーのカムフォロア990は、カム溝981の各変位点で接触面が変わるたびに、カムフォロア990の転がり方向が逆転することがある。特に、このような回転方向の逆転は、ロータリー式自動包装機が高速に駆動し、ターンテーブル上のサイドヒートシールバーが高速で回転するときに起こる可能性が高い。具体的には、開閉側サイドヒートシールバーは、変位点付近において、閉じてシール動作をした状態から、開閉側サイドヒートシールバーの自重によって徐々に開く。このとき、開閉側サイドヒートシールバーのカムフォロア990は、特に支持されることなく、カム溝981の内壁982に接しながら移動する。そのため、支持されていないカムフォロア990は、揺れてぶらつくことによって内壁982から離れ、外壁983に当接することがある。この場合に、カムフォロア990に逆向きの回転力が加えられ、急激にカムフォロア990の回転方向が変化してしまう。また逆に、開閉側サイドヒートシールバーが開いた状態から再度閉じる場合にも、カムフォロア990の回転方向が変化することがある。このようにカムフォロア990の回転方向が逆転することによって、カムフォロア990の回転動作にブレーキがかかることになり、最悪はカムフォロア990の破壊を招いていた。
特開2001−199402号公報 特開2001−122208号公報
このように、従来のロータリー式自動包装機では、サイドヒートシールバー開閉カムが溝カム構造を有し、開閉側サイドヒートシールバーを開閉させるような複雑な曲面を有するため、サイドヒートシールバー開閉カムを容易に製造することができず、サイドヒートシールバー開閉カムを安価に得ることができないという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、安価なサイドヒートシールバー開閉カムが用いられたロータリー式自動包装機を提供することを目的とする。
本発明のロータリー式自動包装機は、略水平方向に移送しながら中央部分を折り曲げた包装フィルムに対して幅方向にサイドシールを施し、当該サイドシール間の袋部に内容物を投入した後に前記袋部の上端に対してトップシールを施して多数の包装体を連続的に作るロータリー式自動包装機であって、前記サイドシールを施す機構は、前記折り曲げられた包装フィルムに対して挟持若しくは開放してサイドシールを形成するサイドヒートシールバーと、当該サイドヒートシールバーを開閉制御するサイドヒートシールバー開閉カムと、を備え、当該サイドヒートシールバー開閉カムは、略板状部材を用いて構成されており、前記サイドヒートシールバー開閉カムは、サイドヒートシールバーを閉じた状態で維持するために、サイドヒートシールバーのカムフォロアを下から支持するように構成したシール動作カムと、前記シール動作カムによって閉じられた前記サイドヒートシールバーを開いた状態にするために、サイドヒートシールバーのカムフォロアを徐々にカム側面に接触するように移動させる開放動作カムと、前記開放動作カムによって開かれた前記サイドヒートシールバーを、再度、閉じた状態にするために、サイドヒートシールバーのカムフォロアが徐々にカム側面からカム上側に接触するように移動させる閉鎖動作カムと、を備えることを特徴とする。
このような構成により、サイドヒートシールバー開閉カムを安価に製造することができるので、安価なサイドヒートシールバー開閉カムをロータリー式自動包装機に用いることができる。
本発明では、前記開放動作カムおよび前記閉鎖動作カムは、前記シール動作カムの同心円に対して内側に入る形状に曲面加工された略板状部材を略垂直に設けてなり、前記サイドヒートシールバーのカムフォロアが前記略板状部材の外側面に沿って移動する際に前記サイドヒートシールバーの可動側のバーを横に倒れさせることが好ましい。
また、本発明では、前記開放動作カムの上端面の高さは、前記シール動作カムと前記開放動作カムとの接合部分では前記支持部の支持面の高さに略一致し、その高さから徐々に低くなって前記閉鎖動作カムに連続し、前記閉鎖動作カムの上端面の高さは、前記開放動作カムと前記閉鎖動作カムとの接合部分では前記開放動作カムの上端面の高さに略一致し、その高さから徐々に高くなって前記シール動作カムの支持面に略一致した高さになることが好ましい。

本発明によれば、安価なサイドヒートシールバー開閉カムが用いられたロータリー式自動包装機を提供することができる。
本発明の実施の形態におけるロータリー式自動包装機は、サイドシール機構のサイドヒートシールバーを開閉させる開閉カムが略板状部材を用いて構成されたものである。
以下、本発明を実施の形態について図を参照して説明する。
まず、図1及び図2を用いて、本発明にかかるロータリー式自動包装機の全体構成について説明する。図1は、本発明にかかるロータリー式自動包装機を示す正面図である。図2は、本発明にかかるロータリー式自動包装機1の要部を示す上面模式図である。
図1において、符号1によって、本発明にかかるロータリー式自動包装機(以下、自動包装機と略す)が全体的に示されている。また、図1において、2は巻き戻しリール、3はフィルムガイド、4はターンテーブル、5はサイドシール機構、6は内容物充填機構、7は案内シュート、8はガイドロール、9はトップシール機構、10はノッチ機構、11はカッター機構を示している。
また、フィルムコイル130は、同一軸の周りに、包装フィルム131を多重にコイル状に巻き取ったものである。包装フィルム131は、透明又は半透明な材料から構成され、例えば、PET等のベースフィルム、このベースフィルムよりも融点の低いポリエチレン等のヒートシールフィルムから構成される。
図1に示すように、包装フィルム131は、コイル巻き戻しリール2によりバックテンションを掛けられながら、フィルムコイル130から引き出される。引き出された包装フィルム131は、図中上方向に連続的に流れ、フィルムガイド3によって中央部でU字状に二つに折り曲げられる。この折り曲げられた包装フィルム131は、図2に示すように、ターンテーブル4の接線方向からターンテーブル4に導入される。
ターンテーブル4上には、サイドシール134を形成するサイドシール機構5の複数のサイドヒートシールバー51が一定距離だけ離れて配置されている。ターンテーブル下方には、サイドヒートシールバー開閉カム52が設けられている。サイドヒートシールバー51は、このサイドヒートシールバー開閉カム52にしたがって開閉動作を行い、閉じることによって包装フィルム131をターンテーブル4上で所定の位置に位置決めしてシール動作を行い、開くことによって包装フィルム131を開放して包装フィルム131の移送させる。
閉じたサイドヒートシールバー51は、包装フィルム131をターンテーブル4上で位置決すると、二つ折りされた包装フィルム131を挟み込み、包装フィルム131のヒートシールフィルムを局所的に溶融する。この溶融したヒートシールフィルム同士が圧着することによって、包装フィルム131は幅方向にヒートシールを施され、サイドシール134が形成される。このようにして、二つ折りの包装フィルム131には、サイドシール134により挟まれた複数の袋部132が形成される。
内容物充填機構6は、開閉板が案内シュート7上に位置するように、図示しない回転容器を水平回転させる。内容物充填機構6は、この回転容器が所定の場所に配置されると、回転容器の底部下側の開閉板(図示せず)を回転させる。これによって、回転容器内の枡(図示せず)の下端面が開放され、枡内の内容物140が案内シュート7へ落下する。案内シュート7が袋部132上に配置されているので、内容物140は、案内シュート7を通って袋部132に充填される。
内容物140が充填された袋部132は、図2に示すように、ターンテーブル4の回転動作により図中反時計回りに回転し、ガイドロール8によって移送方向を変更されてトップシール機構9へと直線移送される。トップシール機構9が予熱シールバー91により包装フィルム131の上縁部を加熱すると、包装フィルム131上縁部のヒートシールフィルムが溶融する。この状態でトップシールローラ92がその縁部を加圧することにより、二つ折りの包装フィルム131のヒートシールフィルム同士が圧着し、トップシール135が形成される。これにより、袋部132が密封される。
その後、袋部132は、トップシールローラ92の押し出しによってノッチ機構10へと送られる。包装フィルム131は、ノッチ機構10のノッチガイド100に狭持され、この狭持状態で、ノッチカッター101によってトップシール135は部分的に切断される。これにより、包装フィルム131にノッチが入れられる。カッター機構11は、サイドシール134を切断したり、サイドシール134にミシン目を入れたりすることにより、複数の袋部132は、内容物140を包装する包装体133に分包される。
次に、本発明にかかる自動包装機1におけるサイドヒートシールバー開閉カム52について詳細に説明する。図3に、このサイドヒートシールバー開閉カム52の一構成例が示されている。なお、以下では、サイドヒートシールバー開閉カム52を開閉カム52と略す。またなお、以下においては、図3における紙面の上下左右を開閉カム52の後前左右とし、前方を正面側、後方を背面側とも呼んでいる。
図3(a)に、開閉カム52を上方から観察した上面図が示されている。図3(a)に示すように、開閉カム52は、略板状の部材から形成された略板状の構造を有する。また、開閉カム52は、左右に略対称な形状を有しているが、これに限らず、開閉カム52の形状は、サイドヒートシールバー51(以下、これをシールバー51と略す)の移動経路に沿って設計される。この開閉カム52は、シール動作カム521、開放動作カム522、閉鎖動作カム523を備えている。すなわち、開閉カム52は、三つのカム521〜523が着脱可能に接合された構造を有しているが、三つに限らず、複数の開閉カムを着脱可能に接合して形成してもよい。
さらに、開閉カム52は、取付部材524,525,526を備えている。これら取付部材524〜526は、カム521〜523を取付固定するための部材である。また、取付部材524〜526は、12個の取付ネジ527〜538によって固定される。
図3(a)に示すように、シール動作カム521は、略半円形状に曲面加工された略板状の部材から構成され、例えば、その強度を考慮してステンレス等を用いて形成されている。このシール動作カム521は、その上端に沿って、支持部541を有する。この支持部541は、シール動作カム521が略半円形状であるため、略半円形状の形状を有する。それとともに、支持部541は、紙面に略平行、つまり略水平に形成されている。支持部541は、図示しないシールバー51のカムフォロアを支持する部分である。したがって、このシール動作カム521は、シールバー51を閉じた状態にしてヒートシールするための部材である。
シール動作カム521の下端には、取付部材524が連結されている。この取付部材524は、シール動作カム521の側面に対して略垂直に溶接されている。取付部材524は、四箇所において取付ネジ527〜530によって固定される。これら取付ネジ527〜530は、左右に略対称に取付けられている。
開放動作カム522は、シール動作カム521と同様に、略板状の部材から構成されている。この開放動作カム522は、支持部541が設けられたシール動作カム521と異なり、略板状の部材を曲面加工しただけのものである。また、開放動作カム522の下端には、取付部材525が連結されている。この取付部材525は、開放動作カム522の側面に対して略垂直に溶接されている。取付部材525は、四箇所において取付ネジ531〜534によって固定される。
閉鎖動作カム523は、開放動作カム522と同様に構成される。閉鎖動作カム523の下端にもまた、取付部材526が、閉鎖動作カム523の側面に対して略垂直に溶接されている。取付部材526は、四箇所において取付ネジ535〜538によって固定される。
図3(b)に、開閉カム52を前方から観察した側面図が示されている。図3(b)に示すように、カム522,523の上端542,543は、曲面加工されている。具体的には、この上端542,543は、滑らかに切り出され、それらの接合付近に向けて下方に降下するような曲線状に切断されている。また換言すれば、カム522,523の上端542,543は、図示しないシールバー51を徐々に開いたり閉じたりするような曲線状に形成されている。このようなカム522,523上端542,543の形状は、一例として、三角関数によって表現された関数を用いて設計することができる。
図3(c)に、開閉カム52を左方から観察した側面図が示されている。図3(c)に示すように、開放動作カム522は、シール動作カム521と滑らかに連結されている。詳細には、シール動作カム521の支持部541上面が開放動作カム522の上端542に滑らかに接合されている。これらカム521,522を取付ける取付部材524,525もまた、これらの底面が略同一面上に配置されるように接合されている。また、閉鎖動作カム523もまた、開放動作カム522と同様に、シール動作カム521に滑らかに接合されている。
図3(d)に、開閉カム52を後方から観察した背面図が示されている。図3(d)に示すように、シール動作カム521の曲面を有する側面には、作業窓544,545,546が形成されている。これら作業窓544,545,546は、シール動作カム521の側面を貫通し、開閉カム52の内側を露出させている。この作業窓544,545,546の大きさは、自動包装機1の操作者の手を入れることができる程度である。また、作業窓544,545,546の形状は、図3においては略矩形状であるが、これに限らず、略円形状、略楕円形状等の種々の形状とすることができ、操作者の作業効率を考慮して設計される。
続いて、図4を用いて、開閉カム52上を移動するシールバー51について説明する。図4に、この移動するシールバー51のカムフォロアが模式的に示されている。図4において、511はシールバー51の略円柱状のカムフォロアである。また、図4は、シールバー51が反時計回りに回転する場合であり、シールバー51は、図4において左方から右方へと移動している。この移動方向が、図4に太い矢印で示されている。
図4(a)の模式図に、シール動作カム521上を移動するカムフォロア511が示されている。この図4(a)は、後方から観察した図である。
図4(a)に示すように、シールバー51のカムフォロア511は、シール動作カム521の支持部541によって下方から支持された状態で移動する。このとき、略円柱状のカムフォロア511は、その軸方向が略水平となるように維持されている。それとともに、カムフォロア511側面は、支持部541上で回転しながら、支持部541に接触している。これによって、カムフォロア511が反時計回りに移動するとき、時計回りに回転する。また、カムフォロア511の軸方向が略水平な状態に維持されているとき、カムフォロア511が下方から支持されているため、シールバー51は、閉じた状態となり、包装フィルム131を挟み込んでサイドシールしている。
図4(b)の模式図に、開放動作カム522上を移動するシールバー51のカムフォロア511が示されている。この図4(b)は、左方から観察した図である。
図4(b)に示すように、シールバー51のカムフォロア511は、開放動作カム522の上面から側面に支持された状態で移動する。具体的には、略円柱状のカムフォロア511の側面は、まず前半に、ターンテーブル4の回転動作によって、開放動作カム522の上側に接触した状態から開放動作カム522側面に接触した状態へ徐々に移る。これによって、カムフォロア511の軸方向が略水平から略垂直となる。さらに後半には、閉鎖動作カム523側面に接触したカムフォロア511の側面は、ターンテーブル4の回転動作によって、再び、閉鎖動作カム523の上側に接触するように徐々に移動する。これによって、カムフォロア511が反時計回りに移動するとき、時計回りに回転する。また、カムフォロア511の軸方向が略水平な状態から略鉛直な状態に移るとき、シールバー51は、開いた状態となり、包装フィルム131を開放して移送可能としている。
カムフォロア511が閉鎖動作カム523上を移動する場合も、図示しないが、開放動作カム522の場合と同様に、カムフォロア511は時計回りに回転している。
以上のように、本発明にかかる自動包装機1においては、サイドヒートシールバー51を開閉させる開閉カム52が板構造を有する。そのため、この開閉カム52を製造するとき、板金を切り出したり、曲げ加工を行ったりするのみで容易に形成することができる。これによって、開閉カム52の大幅な軽量化、生産コストのコストダウンを実現することができる。
さらに、サイドヒートシールバー51のカムフォロア511は、常に同一側の接触面における略一点で開閉カム52と接触し、カムフォロア511の回転方向も常に同一方向である。そのため、カムフォロア511の回転動作において、ブレーキがかかることなく、滑らかな回転運動を行うことができる。これにより、カムフォロア511が磨耗したり、破損したりすることがなく、部品寿命を延ばすことができる。したがって、カムフォロア511を交換するためのコストを削減することができ、自動包装機1全体の維持コストを低減することが可能となる。
さらにまた、開閉カム52が板構造を有する場合には、開閉カム52を三つのカム521,522,523を連結して容易に製造することができる。これによって、開閉カム52を容易に分解作業することが可能となり、案内シュート7を上下させる上下カムやサイドヒートシールバー51のヒーター等、開閉カム52によって覆われた各機構を整備・交換することができる。また、このように開閉カム52を着脱可能な三つのカム521,522,523を連結して構成する場合には、サイドヒートシールバーを閉じるためのシール動作カム521を残し、サイドヒートシールバーが開く部分に設けられたカム522,523のみを変えるだけで、種々の形態とすることができるサイドヒートシールバー51のカムフォロア511の移動経路に容易に対応することができる。これによって、作業効率を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態におけるロータリー式自動包装機の全体構成を示す正面図である。 本発明の実施の形態におけるロータリー式自動包装機の要部を示す平面模式図である。 本発明の実施の形態におけるサイドヒートシールバー開閉カムの一構成例を示す図である。 本発明の実施の形態におけるサイドヒートシールバー開閉カム上のカムフォロアの動作を示す模式図である。 従来のサイドヒートシールバー開閉カムを示す上面図である。
符号の説明
1 ロータリー式自動包装機、2 巻き戻しリール、3 フィルムガイド、4 ターンテーブル、5 サイドシール機構、51 サイドヒートシールバー、52 サイドヒートシールバー開閉カム、6 内容物充填機構、7 案内シュート、8 ガイドロール、9 トップシール機構、91 予熱シールバー、92 トップシールローラ、10 ノッチ機構、100 ノッチガイド、101 ノッチカッター、11 カッター機構、511 カムフォロア
130 フィルムコイル、131 包装フィルム、132 袋部、133 包装体、134 サイドシール、135 トップシール、140 内容物

Claims (3)

  1. 略水平方向に移送しながら中央部分を折り曲げた包装フィルムに対して幅方向にサイドシールを施し、当該サイドシール間の袋部に内容物を投入した後に前記袋部の上端に対してトップシールを施して多数の包装体を連続的に作るロータリー式自動包装機であって、
    前記サイドシールを施す機構は、前記折り曲げられた包装フィルムに対して挟持若しくは開放してサイドシールを形成するサイドヒートシールバーと、当該サイドヒートシールバーを開閉制御するサイドヒートシールバー開閉カムと、を備え、
    当該サイドヒートシールバー開閉カムは、略板状部材を用いて構成されており、
    前記サイドヒートシールバー開閉カムは、
    サイドヒートシールバーを閉じた状態で維持するために、サイドヒートシールバーのカムフォロアを下から支持するように構成したシール動作カムと、
    前記シール動作カムによって閉じられた前記サイドヒートシールバーを開いた状態にするために、サイドヒートシールバーのカムフォロアを徐々にカム側面に接触するように移動させる開放動作カムと、
    前記開放動作カムによって開かれた前記サイドヒートシールバーを、再度、閉じた状態にするために、サイドヒートシールバーのカムフォロアが徐々にカム側面からカム上側に接触するように移動させる閉鎖動作カムと、を備える
    ことを特徴とするロータリー式自動包装機。
  2. 請求項1に記載のロータリー式自動包装機において、
    前記開放動作カムおよび前記閉鎖動作カムは、前記シール動作カムの同心円に対して内側に入る形状に曲面加工された略板状部材を略垂直に設けてなり、前記サイドヒートシールバーのカムフォロアが前記略板状部材の外側面に沿って移動する際に前記サイドヒートシールバーの可動側のバーを横に倒れさせる
    ことを特徴とするロータリー式自動包装機。
  3. 請求項1または請求項2に記載のロータリー式自動包装機において、
    前記開放動作カムの上端面の高さは、前記シール動作カムと前記開放動作カムとの接合部分では前記支持部の支持面の高さに略一致し、その高さから徐々に低くなって前記閉鎖動作カムに連続し、
    前記閉鎖動作カムの上端面の高さは、前記開放動作カムと前記閉鎖動作カムとの接合部分では前記開放動作カムの上端面の高さに略一致し、その高さから徐々に高くなって前記シール動作カムの支持面に略一致した高さになる
    ことを特徴とするロータリー式自動包装機。
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