JP4213568B2 - 情報記録方法 - Google Patents
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Description
DVD−Rは、大容量の記録媒体としての地位をある程度までは確保しているものの、将来の要求に対応できる程の充分大きな記録容量を有しているとはいえない。そこで、DVD−Rよりもさらに短波長のレーザーを用いることによって記録密度を向上させ、より大きな記録容量を備えた光ディスクの開発が進められている。
本発明の目的は、両面に記録層を有する光情報記録媒体への記録に際し、いずれの記録層へも所望の情報を正しく記録をすることができる情報記録方法を提供することにある。
<1> 基板の両面側のそれぞれに、符号情報が記録される第1の記録層と、前記符号情報を識別するための可視情報を記録可能な第2の記録層とを有する複数の光情報記録媒体であって、前記第1の記録層側及び前記第2の記録層側のうちの少なくとも一側に、少なくとも一部が前記複数の光情報記録媒体ごとにそれぞれ異なり、前記複数の光情報記録媒体を個別に識別可能な文字列又はマークが付与されている複数の光情報記録媒体を準備する光情報記録媒体準備工程と、前記光情報記録媒体を光ディスクドライブに装填して、前記第1の記録層に符号情報を記録する第1記録工程と、前記第1記録工程を経た光情報記録媒体を前記光ディスクドライブから取り出す取り出し工程と、前記第1記録工程によって第1の記録層に記録が行われた光情報記録媒体を裏返して、第2の記録層に記録が行えるように光ディスクドライブに再装填する再装填工程と、再装填され第2の記録層に可視情報を記録しようとする光情報記録媒体が、該可視情報によって識別される符号情報を第1の記録層に記録した光情報記録媒体であるか否かを、前記複数の光情報記録媒体を個別に識別可能な前記文字列又はマークに基づいて判別する判別工程と、前記判別工程にて同一の光情報記録媒体と判別されたときのみ、第2の記録層に可視情報を記録する第2記録工程と、を有することを特徴とする情報記録方法である。
また、本発明の他の情報記録方法は、基板の両面側のそれぞれに、符号情報が記録される第1の記録層と、前記符号情報を識別するための可視情報を記録可能な第2の記録層とを有する複数の光情報記録媒体であって、前記第1の記録層側及び前記第2の記録層側のうちの少なくとも一側に、少なくとも一部が前記複数の光情報記録媒体ごとにそれぞれ異なり、前記複数の光情報記録媒体を個別に識別可能な文字列又はマークが付与されている複数の光情報記録媒体を準備する光情報記録媒体準備工程と、前記光情報記録媒体を光ディスクドライブに装填して、前記第2の記録層に可視情報を記録する第1記録工程と、前記第1記録工程を経た光情報記録媒体を前記光ディスクドライブから取り出す取り出し工程と、前記第1記録工程によって第2の記録層に記録が行われた光情報記録媒体を裏返して、第1の記録層に記録が行えるように光ディスクドライブに再装填する再装填工程と、再装填され第1の記録層に符号情報を記録しようとする光情報記録媒体が、該符号情報を識別するための可視情報を第2の記録層に記録した光情報記録媒体であるか否かを、前記複数の光情報記録媒体を個別に識別可能な前記文字列又はマークに基づいて判別する判別工程と、前記判別工程にて同一の光情報記録媒体と判別されたときのみ、第1の記録層に符号情報を記録する第2記録工程と、を有することを特徴とする。
以下、まず、本発明の情報記録方法に用いられる光情報記録媒体について説明する。
本発明に係る光情報記録媒体の種類としては、読出し専用型、追記型、書換え可能型等のいずれでもよいが、追記型であることが好ましい。また、記録形式としては、相変化型、光磁気型、色素型等、特に制限されないが、色素型であることが好ましい。
(1)第1の層構成は、基板上に、第1の記録層、反射層、接着層を順次形成し、接着層上にダミー基板、第2の記録層を設ける構成である。
(2)第2の層構成は、基板上に、第1の記録層、反射層、保護層、接着層を順次形成し、接着層上にダミー基板、第2の記録層を設ける構成である。
(3)第3の層構成は、基板上に、第1の記録層、反射層、保護層、接着層、保護層を順次形成し、該保護層上にダミー基板、第2の記録層を設ける構成である。
(4)第4の層構成は、基板上に、第1の記録層、反射層、保護層、接着層、保護層、反射層を順次形成し、該反射層上にダミー基板、第2の記録層を設ける構成である。
(5)第5の層構成は、基板上に、第1の記録層、反射層、接着層、反射層を順次形成し、該反射層上にダミー基板、第2の記録層を設ける構成である。
なお、上記(1)〜(5)の層構成は単なる例示であり、当該層構成は上述の順番のみでなく、一部を入れ替えてもよい。また、一部を省略してもかまわない。さらに、各層は1層で構成されても複数層で構成されてもよい。
数字の場合、桁数の下限は1桁以上が好ましく、4桁以上がより好ましく、8桁以上がさらに好ましい。桁数の上限は、1万桁以下が好ましく、千桁以下がより好ましく、256以下がさらに好ましく、64桁以下が特に好ましい。当該数字の桁数が当該範囲内であると、誤認識の発生を低減すること、形成する(描く)時間や面積を必要以上に大きくしないこと、及び読み出し時間を大きくしないことの兼ね合いから好ましい。
前記バーストカッティングエリアに相当する領域は、媒体の種類により設けられる場所が異なるが、例えば、光情報記録媒体の中心から、22mm以上24mm以下の範囲である。
(第1の記録層)
本発明に係る第1の記録層は、デジタル情報などの符号情報(コード化情報)が記録される層(以下、「符号情報記録層」と呼ぶ。)とする。
以下、符号情報記録層について説明する。
符号情報記録層は、デジタル情報などの符号情報(コード化情報)が記録される層であり、色素型、追記型、相変化型、光磁気型等が挙げられ、特に制限はないが、色素型であることが好ましい。
また、特開平4−74690号公報、特開平8−127174号公報、同11−53758号公報、同11−334204号公報、同11−334205号公報、同11−334206号公報、同11−334207号公報、特開2000−43423号公報、同2000−108513号公報、および同2000−158818号公報等に記載されている色素が好適に用いられる。
さらに、記録物質は色素には限定されず、トリアゾール化合物、トリアジン化合物、シアニン化合物、メロシアニン化合物、アミノブタジエン化合物、フタロシアニン化合物、桂皮酸化合物、ビオロゲン化合物、アゾ化合物、オキソノールベンゾオキサゾール化合物、ベンゾトリアゾール化合物等の有機化合物も好適に用いられる。これらの化合物の中では、シアニン化合物、アミノブタジエン化合物、ベンゾトリアゾール化合物、フタロシアニン化合物が特に好ましい。
上記溶剤は使用する色素の溶解性を考慮して単独で、あるいは二種以上を組み合わせて使用することができる。塗布液中にはさらに酸化防止剤、UV吸収剤、可塑剤、潤滑剤など各種の添加剤を目的に応じて添加してもよい。
相変化型の符号情報記録層の層厚としては、10〜50nmとすることが好ましく、15〜30nmとすることがより好ましい
本発明に係る第2の記録層としては、ユーザーが所望する前記符号情報を識別するための可視情報(可視画像)が記録される層(以下、「可視情報記録層」と呼ぶ。)とする。以下、可視情報記録層について説明する。
可視情報記録層には、文字、図形、絵柄など、ユーザーが所望する前記符号情報を識別するための可視情報(可視画像)が記録される。可視画像としては、例えば、ディスクのタイトル、内容情報、内容の代表的画像、サムネイル、光情報記録媒体の整理番号、記録日時等が挙げられる。
可視情報記録層は、文字、画像、絵柄などの情報を視認可能に記録できればよく、発色して情報を表示するものでも、消色して情報を表示するものでもよい。
このような可視情報記録層は、色素記録層、感熱記録層などが好ましい。
本発明に係る光情報記録媒体の基板は、従来の光情報記録媒体の基板として用いられている各種の材料から任意に選択することができる。
基板材料としては、例えば、ガラス、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、アモルファスポリオレフィンおよびポリエステルなどを挙げることができ、所望によりそれらを併用してもよい。
なお、これらの材料はフィルム状としてまたは剛性のある基板として使うことができる。上記材料の中では、耐湿性、寸法安定性および価格などの点からポリカーボネートが好ましい。
下塗層の材料としては例えば、ポリメチルメタクリレート、アクリル酸・メタクリル酸共重合体、スチレン・無水マレイン酸共重合体、ポリビニルアルコール、N−メチロールアクリルアミド、スチレン・ビニルトルエン共重合体、クロルスルホン化ポリエチレン、ニトロセルロース、ポリ塩化ビニル、塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリイミド、酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート等の高分子物質;およびシランカップリング剤などの表面改質剤などを挙げることができる。下塗層は、上記物質を適当な溶剤に溶解または分散して塗布液を調製した後、この塗布液をスピンコート、ディップコート、エクストルージョンコートなどの塗布法により基板表面に塗布することにより形成することができる。
下塗層の層厚は一般に0.005〜20μmの範囲にあり、好ましくは0.01〜10μmの範囲である。
情報の再生時における反射率の向上の目的で、記録層に隣接して反射層が設けられることある。反射層の材料である光反射性物質はレーザー光に対する反射率が高い物質であり、その例としては、Mg、Se、Y、Ti、Zr、Hf、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Re、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Ir、Pt、Cu、Ag、Au、Zn、Cd、Al、Ga、In、Si、Ge、Te、Pb、Po、Sn、Biなどの金属及び半金属あるいはステンレス鋼を挙げることができる。これらの物質は単独で用いてもよいし、あるいは二種以上の組合せで、または合金として用いてもよい。これらのうちで好ましいものは、Cr、Ni、Pt、Cu、Ag、Au、Al及びステンレス鋼である。特に好ましくは、Au金属、Ag金属、Al金属あるいはこれらの合金であり、最も好ましくは、Ag金属、Al金属あるいはそれらの合金である。反射層は、例えば、上記光反射性物質を蒸着、スパッタリングまたはイオンプレーティングすることにより基板もしくは記録層の上に形成することができる。反射層の層厚は、一般的には10〜300nmの範囲にあり、50〜200nmの範囲にあることが好ましい。
接着層は、上記反射層と、ダミー基板との密着性を向上させるために形成される任意の層である。
接着層を構成する材料としては、光硬化性樹脂が好ましく、なかでもディスクの反りを防止するため、硬化収縮率の小さいものが好ましい。このような光硬化性樹脂としては、例えば、大日本インキ化学工業(株)製の「SD−640」、「SD−347」等のUV硬化性樹脂(UV硬化性接着剤)を挙げることができる。また、接着層の厚さは、弾力性を持たせるため、1〜1000μmの範囲が好ましく、5〜500μmの範囲がより好ましく、10〜100μmの範囲が特に好ましい。
ダミー基板(保護基板)は、基板と同じ材質で、同じ形状のものを使用することができる。
(保護層)
反射層や記録層などを物理的および化学的に保護する目的で保護層を設けられることある。
なお、DVD−R型の光情報記録媒体の製造の場合と同様の形態、すなわち二枚の基板(一方がダミー基板の場合を含む)を記録層を内側にして貼り合わせる構成をとる場合は、必ずしも保護層の付設は必要ではない。
カバー層は、光情報記録媒体内部を衝撃などから防ぐために形成され、透明な材質であれば特に限定されないが、好ましくはポリカーボネート、三酢酸セルロース等であり、より好ましくは、23℃50%RHでの吸湿率が5%以下の材料である。
なお、「透明」とは、記録光および再生光の光に対して、該光を透過する(透過率:90%以上)ほどに透明であることを意味する。
また、カバーシートとして、ポリカーボネートシート等を使用することもできる。
ディスクの反りを防止するため、塗布膜への紫外線の照射はパルス型の光照射器(好ましくは、UV照射器)を用いて行うのが好ましい。パルス間隔はmsec以下が好ましく、μsec以下がより好ましい。1パルスの照射光量は特に制限されないが、3kW/cm2以下が好ましく、2kW/cm2以下がより好ましい。
また、照射回数は特に制限されないが、20回以下が好ましく、10回以下がより好ましい。
本発明において複数の光情報記録媒体(以下単に「光情報記録媒体群」と称す。)の管理方法は、前記本発明に係る光情報記録媒体への記録を管理する光情報記録媒体群の管理方法であって、前記光情報記録媒体群の各光情報記録媒体に付与された文字列又はマークに基づいて記録を管理することを特徴としている。例えば、本発明に係る光情報記録媒体群は、前述の通り、各光情報記録媒体にそれぞれ異なる文字列又はマークが付与されているから、複数の光情報記録媒体の両面にランダムに記録する場合においても、各光情報記録媒を文字列又はマークに基づいて識別すれば、誤った情報が記録されることがない。また、例えば、複数の光情報記録媒体の一方の記録層(符号情報が記録される第1の記録層、又は前記符号情報を識別するための可視情報を記録可能な第2の記録層)をまとめて記録し、その後、他方の記録層(前記一方の記録層が第1の記録層である場合には第2の記録層、前記一方の記録層が第2の記録層である場合には第1の記録層)をまとめて記録する場合においても、記録ミスを阻止することができる。
本発明の情報記録方法は、基板の両面側のそれぞれに、符号情報が記録される第1の記録層と、前記符号情報を識別するための可視情報を記録可能な第2の記録層とを有する複数の光情報記録媒体であって、前記第1の記録層側及び前記第2の記録層側のうちの少なくとも一側に、少なくとも一部が前記複数の光情報記録媒体ごとにそれぞれ異なり、前記複数の光情報記録媒体を個別に識別可能な文字列又はマークが付与されている複数の光情報記録媒体を準備する光情報記録媒体準備工程と、前記光情報記録媒体を光ディスクドライブに装填して、前記第1の記録層に符号情報を記録する第1記録工程と、前記第1記録工程を経た光情報記録媒体を前記光ディスクドライブから取り出す取り出し工程と、前記第1記録工程によって第1の記録層に記録が行われた光情報記録媒体を裏返して、第2の記録層に記録が行えるように光ディスクドライブに再装填する再装填工程と、再装填され第2の記録層に可視情報を記録しようとする光情報記録媒体が、該可視情報によって識別される符号情報を第1の記録層に記録した光情報記録媒体であるか否かを、前記複数の光情報記録媒体を個別に識別可能な前記文字列又はマークに基づいて判別する判別工程と、前記判別工程にて同一の光情報記録媒体と判別されたときのみ、第2の記録層に可視情報を記録する第2記録工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の情報記録方法は、基板の両面側のそれぞれに、符号情報が記録される第1の記録層と、前記符号情報を識別するための可視情報を記録可能な第2の記録層とを有する複数の光情報記録媒体であって、前記第1の記録層側及び前記第2の記録層側のうちの少なくとも一側に、少なくとも一部が前記複数の光情報記録媒体ごとにそれぞれ異なり、前記複数の光情報記録媒体を個別に識別可能な文字列又はマークが付与されている複数の光情報記録媒体を準備する光情報記録媒体準備工程と、前記光情報記録媒体を光ディスクドライブに装填して、前記第2の記録層に可視情報を記録する第1記録工程と、前記第1記録工程を経た光情報記録媒体を前記光ディスクドライブから取り出す取り出し工程と、前記第1記録工程によって第2の記録層に記録が行われた光情報記録媒体を裏返して、第1の記録層に記録が行えるように光ディスクドライブに再装填する再装填工程と、再装填され第1の記録層に符号情報を記録しようとする光情報記録媒体が、該符号情報を識別するための可視情報を第2の記録層に記録した光情報記録媒体であるか否かを、前記複数の光情報記録媒体を個別に識別可能な前記文字列又はマークに基づいて判別する判別工程と、前記判別工程にて同一の光情報記録媒体と判別されたときのみ、第1の記録層に符号情報を記録する第2記録工程と、を有することを特徴とする。
本発明方法に用いられる記録装置は、少なくとも、前記文字列又はマークを判別し、該文字列又はマークにより、記録をするか否かを決定する機能を有する記録装置であり、言うまでもなく、前記光情報記録媒体の符号情報記録層(第1の記録層)への記録する機能をも有する。
レーザー光のパルス幅としては、実際に記録しようとする長さに対して20〜95%の範囲が好ましく、30〜90%の範囲がより好ましく、35〜85%の範囲が更に好ましい。ここで、記録波形がパルス列の場合には、その和が上記の範囲にあることを指す。
情報記録時は、集中したレーザー光パルスを短時間照射し、相変化記録層を部分的に溶融する。溶融した部分は熱拡散により急冷され、固化し、非晶状態の記録マークが形成される。また、消去時には、記録マーク部分にレーザー光を照射し、記録層の融点以下、結晶化温度以上の温度に加熱し、かつ除冷することによって、非晶状態の記録マークを結晶化し、もとの未記録状態に戻す。
Claims (7)
- 基板の両面側のそれぞれに、符号情報が記録される第1の記録層と、前記符号情報を識別するための可視情報を記録可能な第2の記録層とを有する複数の光情報記録媒体であって、前記第1の記録層側及び前記第2の記録層側のうちの少なくとも一側に、少なくとも一部が前記複数の光情報記録媒体ごとにそれぞれ異なり、前記複数の光情報記録媒体を個別に識別可能な文字列又はマークが付与されている複数の光情報記録媒体を準備する光情報記録媒体準備工程と、
前記光情報記録媒体を光ディスクドライブに装填して、前記第1の記録層に符号情報を記録する第1記録工程と、
前記第1記録工程を経た光情報記録媒体を前記光ディスクドライブから取り出す取り出し工程と、
前記第1記録工程によって第1の記録層に記録が行われた光情報記録媒体を裏返して、第2の記録層に記録が行えるように光ディスクドライブに再装填する再装填工程と、
再装填され第2の記録層に可視情報を記録しようとする光情報記録媒体が、該可視情報によって識別される符号情報を第1の記録層に記録した光情報記録媒体であるか否かを、前記複数の光情報記録媒体を個別に識別可能な前記文字列又はマークに基づいて判別する判別工程と、
前記判別工程にて同一の光情報記録媒体と判別されたときのみ、第2の記録層に可視情報を記録する第2記録工程と、を有することを特徴とする情報記録方法。 - 前記第1記録工程および取り出し工程を繰り返して、前記複数の光情報記録媒体の第1の記録層をまとめて記録し、その後、前記再装填工程、判別工程および第2記録工程を繰り返して、第2の記録層をまとめて記録することを特徴とする請求項1に記載の情報記録方法。
- 前記光ディスクドライブは、前記光情報記録媒体に付与された文字列又はマークを認識する機能、該機能により認識された文字列又はマークを記憶する記憶手段、文字列又はマークに基づき前記光情報記録媒体を個別に識別する機能を有し、
前記第1記録工程において、第1の記録層に符号情報を記録した光情報記録媒体の前記文字列又はマークを認識し、この文字列又はマークを記憶手段に記憶し、
前記判別工程において、第2の記録層に可視情報を記録しようとする光情報記録媒体から文字列又はマークを認識し、前記第1記録工程において記憶した文字列又はマークに基づいて判別した結果、第2の記録層に可視情報を記録しようとする光情報記録媒体が、前記第1記録工程において前記可視情報によって識別される符号情報を第1の記録層に記録した光情報記録媒体と同一である場合においてのみ、第2記録工程における記録を許可することを特徴とする請求項1または2に記載の情報記録方法。 - 基板の両面側のそれぞれに、符号情報が記録される第1の記録層と、前記符号情報を識別するための可視情報を記録可能な第2の記録層とを有する複数の光情報記録媒体であって、前記第1の記録層側及び前記第2の記録層側のうちの少なくとも一側に、少なくとも一部が前記複数の光情報記録媒体ごとにそれぞれ異なり、前記複数の光情報記録媒体を個別に識別可能な文字列又はマークが付与されている複数の光情報記録媒体を準備する光情報記録媒体準備工程と、
前記光情報記録媒体を光ディスクドライブに装填して、前記第2の記録層に可視情報を記録する第1記録工程と、
前記第1記録工程を経た光情報記録媒体を前記光ディスクドライブから取り出す取り出し工程と、
前記第1記録工程によって第2の記録層に記録が行われた光情報記録媒体を裏返して、第1の記録層に記録が行えるように光ディスクドライブに再装填する再装填工程と、
再装填され第1の記録層に符号情報を記録しようとする光情報記録媒体が、該符号情報を識別するための可視情報を第2の記録層に記録した光情報記録媒体であるか否かを、前記複数の光情報記録媒体を個別に識別可能な前記文字列又はマークに基づいて判別する判別工程と、
前記判別工程にて同一の光情報記録媒体と判別されたときのみ、第1の記録層に符号情報を記録する第2記録工程と、を有することを特徴とする情報記録方法。 - 前記第1記録工程および取り出し工程を繰り返して、前記複数の光情報記録媒体の第2の記録層をまとめて記録し、その後、前記再装填工程、判別工程および第2記録工程を繰り返して、第1の記録層をまとめて記録することを特徴とする請求項4に記載の情報記録方法。
- 前記光ディスクドライブは、前記光情報記録媒体に付与された文字列又はマークを認識する機能、該機能により認識された文字列又はマークを記憶する記憶手段、文字列又はマークに基づき前記光情報記録媒体を個別に識別する機能を有し、
前記第1記録工程において、第2の記録層に可視情報を記録した光情報記録媒体の前記文字列又はマークを認識し、この文字列又はマークを記憶手段に記憶し、
前記判別工程において、第1の記録層に符号情報を記録しようとする光情報記録媒体から文字列又はマークを認識し、前記第1記録工程において記憶した文字列又はマークに基づいて判別した結果、第1の記録層に符号情報を記録しようとする光情報記録媒体が、前記第1記録工程において前記符号情報を識別するための可視情報を第2の記録層に記録した光情報記録媒体と同一である場合においてのみ、第2記録工程における記録を許可することを特徴とする請求項4または5に記載の情報記録方法。 - 前記文字列又はマークが、前記光情報記録媒体の透明な領域に形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の情報記録方法。
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