JP4213329B2 - 限流装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異常時に一時的な過電流が流れる回路において使用される限流装置、特に、電力制御システムなどの回路における過電流を防ぐ限流装置(電流制限装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的な抵抗として、金属、ホーロー及びカーボン等の材料により製造され、所定の抵抗値を持つものが用いられてきた。また、種々の理由により一時的に発生する過電流から回路中の素子を保護するために所定値以上の電流が流れると回路を遮断するヒューズが一般的に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、過電流が流れ、ヒューズによって回路が遮断されると、復帰手順が必要となり手順が煩雑になっていた。通常、復帰手順の容易なブレーカが回路中に組み込まれていることもあるが、数ミリ秒よりも短い瞬間的な過電流についてはブレーカでは対応できなかった。また、一般的な抵抗は電圧に対してほぼ一定の抵抗値を示すため、高電圧が印加され大電流が流れる電力制御システムにおいては該抵抗だけでは過電流を抑制することができず、ヒューズ等と組み合わせて用いなければならなかった。さらに、上記のような抵抗は、大電流が流れると発熱して抵抗特性が変化してしまうことから、一定の抵抗特性を維持するために抵抗を冷却する必要があるが、一般的な抵抗体では十分な冷却を行なうことが困難であった。
【0004】
また、過電流が回路中に流れると瞬間的ではあっても抵抗に大電流が流れると抵抗の温度は上昇する。ヒューズはこのような温度上昇による材料の溶融を利用しているが、回路を遮断することなく過電流を抑制するためには温度上昇による高温下でも過電流を抑制することが必要とされる。電力制御システムにおいては、通常時の使用においても流れる電流の大きさから、抵抗は120℃程度までは温度上昇することが想定されており、その動作保証は200℃程度まで必要とされている。さらに、過電流が流れる異常時には抵抗はさらに230℃(500K)前後まで温度上昇することが予想されている。
【0005】
そこで、本発明は、通常時には一定の抵抗値を有する抵抗として利用でき、一時的な過電流が流れるような異常時には、ヒューズを用いることなく500K程度の高温下においても過電流を防止することができる限流装置を提供することを目的とする。また、通常時において温度変化による抵抗特性の変化を抑制するために冷却が容易な限流装置を提供することを目的とする。
【0006】
なお、回路中に半導体を抵抗として用いる例としては、特開平10−70289号公報に記載の非対称スナバ抵抗体と特開平6−21349号公報に開示のアモルファス半導体素子がある。
【0007】
特開平10−70289号公報には、スナバ抵抗領域とスナバダイオード領域とからなる非対称スナバ抵抗体について開示されている。該スナバ抵抗領域は、非対称であるため方向性を有するとともにスナバコンデンサに貯蔵された電荷をディスチャージするものである。したがって、特開平10−70289号公報で開示された非対称スナバ抵抗体は、過電流を抑制するいわゆる限流作用を目的としたものではない。
【0008】
一方、特開平6−21349号公報には、厚みを順次変化させたカルゴゲン化合物を一対の第1電極および第2電極で挟持して両電極間の距離を連続的に順次変化させるとともに、電界強度を順次変化させてカルコゲン化合物の結晶状態とアモルファス状態の状態間転移を制御して所望の抵抗値とすることが開示されている。したがって、特開平6−21349号公報で開示されたアモルファス半導体素子は、所定電圧以上の電圧を印加することによって、高抵抗のアモルファス状態から低抵抗の結晶状態へと状態間遷移させるものであって、過電流を抑制する限流作用を持たないものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る限流装置は、N型シリコン基板と、
前記シリコン基板に電圧を印加するための電極とからなり、前記電極間を流れる電流に関して、所定電圧を超えると電圧変化によらず実質的に一定の電流値の電流を流す限流作用を有する限流装置であって、
前記シリコン基板の相対する面にN+層がそれぞれ形成されてなることを特徴とする。
【0010】
また、前記限流装置であって、前記シリコン基板は、N−層の相対する面にN+層がそれぞれ形成されてなることを特徴とする。
【0011】
さらに、前記限流装置であって、前記各面に形成された前記N+層にP層が部分的に形成されてなることを特徴とする。
【0012】
またさらに、前記限流装置であって、前記電極と前記N+層との間にP層が形成されてなることを特徴とする。
【0013】
また、前記限流装置であって、前記P層は、局所ライフタイムコントロールされてなることを特徴とする。
【0014】
さらに、前記限流装置であって、前記限流装置の前記電極間を流れる電流に関して、限流作用を示す動作温度範囲が0K以上で且つ500K以下であることを特徴とする。
【0015】
またさらに、前記限流装置であって、前記電極は、前記シリコン基板の面上に形成されてなることを特徴とする。
【0016】
また、前記限流装置であって、前記電極が形成されたシリコン基板を圧接して挟持する金属電極をさらに設けてなることを特徴とする。
【0017】
さらに、前記限流装置であって、前記シリコン基板を圧接して挟持する金属電極をさらに設けてなることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の理解をより深めるために、本発明に係る実施の形態を添付図面により説明する。
【0019】
実施の形態1.
図1は、本発明による実施の形態1に係る限流装置1の側断面図である。実施の形態1に係る限流装置1において、シリコン基板2は低不純物濃度のN−層4の相対する面に高不純物濃度のN+層5がそれぞれ形成されており、シリコン基板2の相対する面にアルミニウム電極3がそれぞれ形成されている。ウエハ全体の厚さは1.6mmであり、N−層4の相対する面に形成されたN+層5の厚さは、30μmである。したがって、シリコン基板内部のN−層4は約1540μmの厚さを占めている。
【0020】
本実施の形態1の限流装置1は、次のようにして作成される。まず、通常の方法により厚さ1.6mmのN型シリコン基板2(全体はN−層からなる。)を作成し、次いで、加熱炉中で加熱しながらリンPをシリコン基板2の相対する面から内部へ拡散させて高不純物濃度のN+層5を形成する。その後、シリコン基板2の相対する面に蒸着によりアルミニウム電極3をそれぞれ形成して、本実施の形態1に係る限流装置1を作成する。
なお、N型シリコン基板2としては、N−層からなる場合だけでなく、N層からなるものであってもよい。これらはドーパント濃度の調整によって種々選択できる。
【0021】
本実施の形態1に係る限流装置の各電極間に電流を流した場合の電極間の電圧と電流との関係をシミュレーションにより求めたところ、図2のような関係が得られた。ここで、印加電圧が所定電圧以下では、電流値は電圧にほぼ比例し、実質的に一定の抵抗値を示す「抵抗領域」と、印加電圧が所定電圧を超える場合、実質的に一定の電流値を示すように電流値が制限されるいわゆる「限流作用」が働く「限流領域」とを有している。通常、回路中に発生する過電流の原因となる電圧は、約3000V程度なので、過電流防止のために約3000V付近で限流領域を有することが必要とされる。一方、通常の場合には約1000V付近まで印加電圧に対して流れる電流値が比例する抵抗領域を有していることが必要とされる。なお、さらに印加電圧が大きくなると再び電流値が増加を示すようになる場合がある。したがって、限流領域ができるだけ広いことが望ましい。
【0022】
一般に半導体に流れる電流値Iは、下記数1(「半導体デバイスの基礎」(グローブ著、オーム社)第121頁、式(4.21))により与えられる。
【数1】
Figure 0004213329
ここで、qは電子の電荷量(1.6×10-19C(クーロン))、nは電子濃度、vdriftは電子の平均ドリフト速度、Aは試料の断面積、Vは試料にかかる印加電圧、Lは試料の長さである。
【0023】
本実施の形態1に係る抵抗体の構成によれば、印加電圧が所定電圧以下の場合には電子のドリフト速度は印加電圧にほぼ比例して大きくなるため電流値は印加電圧に比例して大きくなる。しかし、所定電圧を超えると電子のドリフト速度がもはや印加電圧に比例しなくなり限流作用が働くと考えられる。
【0024】
図3に、本実施の形態1に係る限流装置の印加電圧と電流との関係について、N−層のドーパント元素濃度との関係のシミュレーション結果を示す。図3中、各曲線aからfはそれぞれ、曲線aは、ドーパント元素濃度(1cm3当りのドーパント元素数をいう。以下同じ)が7.9×1013/cm3、曲線bは5.0×1013/cm3、曲線cは4.0×1013/cm3、曲線dは3.0×1013/cm3、曲線eは2.0×1013/cm3、曲線fは7.9×1012/cm3を示している。図3からドーパント元素濃度が高くなるにつれて抵抗値が減少して通常時に流れる電流値が高くなることがわかる。そこで、N−層のドーパント元素濃度は、好ましくは1012〜1015/cm3の範囲、さらに好ましくは1013〜1015/cm3の範囲が望ましい。
【0025】
図4に、本実施の形態1に係る限流装置の印加電圧と電流との関係について、ウエハ全体の厚さとの関係のシミュレーション結果を示す。図4中、各曲線aからfはそれぞれ、曲線aは厚さ200μm、曲線bは厚さ400μm、曲線cは厚さ600μm、曲線dは厚さ800μm、曲線eは厚さ1000μm、曲線fは厚さ1600μmを示している。図4から、ウエハ全体の厚さを増すことによって限流領域の平坦部を広げることができることがわかる。そこで、ウエハ全体の厚さとしては、好ましくは600μm以上、より好ましくは800μm以上、さらに好ましくは1000μm以上が望ましい。また、あまりに厚くなると抵抗値が増大するため、好ましくは1cm以下、さらに好ましくは5mm以下が望ましい。
【0026】
また、電流密度は、好ましくは100A/cm2以下が望ましい。そのため、例えば、2000Aの電流を流すためには、ウエハ面積として20cm2以上を必要とする。そこで、所望の電流値Iに対応する限流装置として、好ましくはI/100cm2以上のウエハ面積を持つことが望ましい。
【0027】
N+層におけるドーパント元素濃度は、好ましくは1014/cm3以上、さらに好ましくは1015/cm3以上が望ましく、好ましくは1018/cm3以下、さらに好ましくは1017/cm3以下が望ましい。
【0028】
N+層の厚さは、好ましくは1μm以上、さらに好ましくは5μm以上が望ましく、好ましくは100μm以下、さらに好ましくは60μm以下が望ましい。
【0029】
図5(a)にN−層のシリコン基板単体の各面にアルミニウム電極を形成して電流を流した場合の温度と電圧・電流との関係のシミュレーション結果を示す。また、図5(b)に本実施の形態1に係る限流装置に流す電流について、温度と電圧・電流との関係のシミュレーション結果を示す。図5(a)に示すように、N−層のシリコン基板単体は、400Kでは限流作用を示す限流領域が存在するが、500Kでは事実上消失してしまうため、過電流が発生する異常時の温度上昇下では実用的なものではなく、発生した過電流を抑制することができず回路中に大きな過電流がそのまま流れてしまう。
【0030】
図5(b)に示すように、本実施の形態1に係る限流装置は、各面にN+層を設けることによって、500Kにおいても限流作用を示す限流領域の平坦部を有するものであり、安定した使用が可能となる。従って、0K以上で、且つ、真性半導体となる650Kまでの安定使用が可能である。さらに安定した使用には、0K以上で且つ500K以下での使用が好ましい。
【0031】
なお、シリコン基板の相対する各面にN+層を相対する電極間に実質的に対称に設ける場合には、対称性を有することから、交流電流についても双方向に同一特性を示し、限流作用を生じるものであり、直流電流及び交流電流のいずれにも用いることができる。
【0032】
実施の形態2.
図6は、本発明による実施の形態2に係る限流装置1aの側断面図である。実施の形態2に係る限流装置1aは、実施の形態1に係る限流装置1と比較して、形成されたN+層中にさらに部分的にP層が形成されている点で相違する。より具体的には、実施の形態2に係る限流装置1aにおいて、シリコン基板2は低不純物濃度のN−層4の相対する面に高不純物濃度のN+層5がそれぞれ形成されており、シリコン基板2の相対する面上にアルミニウム電極3がそれぞれ形成されている。さらに、N+層5に電極3面から内部に向って半球状にP層6が一定間隔をおいて形成されている。ウエハ全体の厚さは1.6mmであり、形成されたN+層5の厚さは、40μmである。また、P層6の深さは30μmである。したがって、シリコン基板内部のN−層4は約1520μmの厚さを占めており、シリコン基板の大半はN−層のままである。
【0033】
本実施の形態2の限流装置1aは、次のようにして作成する。最初に通常の方法により厚さ1.6mmのN型シリコン基板2を作成し、加熱炉中で加熱してドナー元素としてリンPを各面から内部へ拡散させて高不純物濃度のN+層5を形成する。次いで、ドーパント元素としてホウ素Bをシリコン基板2の相対する面から内部へ部分的に拡散させて半球状に拡散したP層6を形成する。その後、シリコン基板2の相対する面上に蒸着によりアルミニウム電極3を形成する。
【0034】
P層は、ドーパント元素として、ホウ素B、ガリウムGa等の元素を導入することにより形成することができる。P層の面積は電極面の全体の50%以下が好ましく、その深さは50μm以下が好ましい。また、ドーパント元素濃度は、好ましくは1016〜1019/cm3の範囲が望ましい。
【0035】
また、シリコン基板2の相対する面上に形成する電極3としては、種々のものを用いることができるが、形成が容易なアルミニウム電極が好ましい。アルミニウム電極を用いる場合には、蒸着又はスパッタ法等により形成することができる。
【0036】
図7のシミュレーション結果に示すように、本実施の形態2の限流装置1aは、実施の形態1と同様に、印加電圧が所定電圧以下では、電流値は電圧に比例して、実質的に一定の抵抗値を示す「抵抗領域」と、印加電圧が所定電圧を超える場合、実質的に一定電流を示すように電流値が制限されるいわゆる「限流作用」が働く「限流領域」とを有している。
【0037】
図8に、P層を部分的に設けた本実施の形態2に係る限流装置と、P層を設けていない実施の形態1に係る限流装置とによる300Kと500Kにおける印加電圧と電流値の関係のシミュレーション結果を示す。図8からP層を部分的に設けた場合のほうがP層を設けていない場合より限流領域における電流値の変化が小さく、温度依存性が小さいことがわかる。したがって、P層を部分的に設けた本実施の形態2に係る限流装置では限流領域の温度依存性を小さくすることができる。
【0038】
なお、ウエハ全体の厚さやN−層部分のドーパント濃度は実施の形態1の範囲と実質的に同様である。また、各面に設けたN+層の厚さ、ドーパント濃度についても実施の形態1と実質的に同様の範囲である。
【0039】
なお、シリコン基板の相対する各面にN+層及びP層を相対する電極間に実質的に対称に設ける場合には、対称性を有することから、交流電流についても双方向に同一特性を示し、限流作用を生じるものであり、直流電流及び交流電流のいずれにも用いることができる。
【0040】
実施の形態3.
図9に実施の形態3に係る限流装置1bの側断面図を示す。実施の形態3に係る限流装置1bは、実施の形態2に係る限流装置1とほぼ同一の構成であるが、図9において点線で囲んだ領域7を局所ライフタイムコントロールしている点において相違する。局所ライフタイムコントロールは、P層にプロトン(陽子)を照射することによる。このP層にプロトン照射する方法としては、サイクロトロンによって行なっている。サイクロトロンによるプロトン照射深度は、1mm以上に達することができるので、調整して数μmから30μm程度とすることができる。P層について局所ライフタイムコントロールすることによって、通常時の抵抗領域における抵抗値を低下させることができる。
なお、局所ライフタイムコントロールは、放射線照射によって行なってもよい。
【0041】
実施の形態4.
図10に実施の形態4に係る限流装置1cの側断面図を示す。実施の形態4に係る限流装置1cは、実施の形態1に係る限流装置と比較して、N+層5が部分的に形成されており、電極3とN+層5との間にP層6が層状に形成されている点で相違する。具体的には、実施の形態4に係る限流装置1cにおいて、シリコン基板2は低不純物濃度のN−層4の相対する面に高不純物濃度のN+層5がそれぞれ部分的に形成されており、さらにN+層5の相対する面にP層6がそれぞれ全面にわたって形成されており、シリコン基板2の相対する面にアルミニウム電極3がそれぞれ形成されている。ウエハ全体の厚さは1.6mmであり、形成されたP層6の厚さは5μm、その内部のN+層5の厚さは、30μmであり、面の約80%の面積にわたって形成されている。したがって、シリコン基板内部のN−層4は約1530μmの厚さを占めており、シリコン基板の大半はN−層のままである。
【0042】
各面に形成されたP層6の厚さは、好ましくは1μm以上、さらに好ましくは3μm以上が望ましく、好ましくは10μm以下、さらに好ましくは7μm以下が望ましい。また、N+層5の厚さは、好ましくは1μm以上、さらに好ましくは5μm以上が望ましく、好ましくは100μm以下、さらに好ましくは60μm以下が望ましい。N+層5を全面にわたって設けると、その後にP層を全面にわたって設けることによって、通常時に印加電圧が低いと電流が流れなくなる。そのため、N+層5は、全面にわたっては形成しないのが望ましい。N+層5を設ける面積は、好ましくは面の面積の50〜95%が望ましい。
【0043】
本実施の形態4の限流装置1cは、次のようにして作成する。まず通常の方法により厚さ1.6mmのN−層4のシリコン基板2を作成し、加熱炉中で加熱してドーパント元素としてリンPを各面から全面について約80%の面積にわたって内部へ拡散させて高不純物濃度のN+層5を部分的に形成する。次いで、ドーパント元素としてホウ素Bを各面から内部へ拡散させて全面に薄くP層6を形成する。その後、各面に蒸着によりアルミニウム電極3を形成する。
【0044】
なお、シリコン基板の相対する各面にN+層、P層を相対する電極間に実質的に対称に設ける場合には、対称性を有することから、交流電流についても双方向に同一特性を示し、限流作用を生じるものであり、直流電流及び交流電流のいずれにも用いることができる。
【0045】
実施の形態5.
図11に実施の形態5に係る限流装置1dの側断面図を示す。実施の形態5に係る限流装置1dは、実施の形態4に係る限流装置とほぼ同一の構成であるが、図11において点線で囲んだ領域7を局所ライフタイムコントロールしている点において相違する。局所ライフタイムコントロールはP層にプロトン(陽子)を照射することによって行なっている。P層にプロトン照射する方法としては、サイクロトロンを利用して行なっている。サイクロトロンによるプロトン照射の深度は、1mm以上に達するものとできるが、調整により数μmから30μm程度とすることもできる。このようにP層について局所ライフタイムコントロールすることによって、通常時の抵抗領域における抵抗値を低下させることができる。なお、局所ライフタイムコントロールは、放射線照射によって行なってもよい。
【0046】
実施の形態6.
図12は、本発明による実施の形態6に係る限流装置10の側断面図である。実施の形態6に係る限流装置10は、実施の形態1に係る限流装置1と比較して、シリコン基板を圧接して挟持する金属電極をさらに設けてなる点で相違する。具体的には、実施の形態6に係る限流装置10において、対向する金属電極12間に補償板11を介して実施の形態1に係る限流装置1を圧接して挟持している。また、金属電極12間には、直接短絡するのを防止するために絶縁材13を挟んでいる。金属電極12としては、熱伝導が良好なものが好ましく、例えば、銅電極が好ましい。補償板11は、金属電極12の熱膨張によってシリコン基板に損傷を与えないために所望により設けてもよく、シリコン基板と実質的に熱膨張率の同じものが好ましく、例えば、モリブデン板が好ましい。また、シリコン基板を圧接する圧力としては、好ましくは5.8×106Pa〜3.92×107Paの範囲が望ましい。
【0047】
本実施の形態6の限流装置10によれば、金属電極12間に限流装置1を圧接しているため、大面積の金属電極12を用いて冷却効果を大きくすることができるため、限流装置1に流れる電流による発熱で温度が上昇して抵抗特性が変化するのを防いで、安定した抵抗特性を得ることができる。また、金属電極12で圧接して挟持しているため、接着剤等の熱伝導を妨げるものがないため大きな冷却効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る限流装置によれば、印加電圧が所定電圧以下では、電流値は電圧に比例し、実質的に一定の抵抗値を示す抵抗領域と、印加電圧が所定電圧を超える場合、実質的に一定電流を示すように電流値が制限されるいわゆる限流作用が働く限流領域とを示すので、過電流を防止することができる。
【0049】
また、本発明に係る限流装置によれば、N型シリコン基板としてN−層のものを用いることから安価に作成することができる。
【0050】
さらに、本発明に係る限流装置によれば、P層を設けることによって限流領域の温度依存性を小さくすることができ、安定した使用が可能となる。
【0051】
またさらに、本発明に係る限流装置によれば、P層を層状に設ける場合の変形例を提供するものであって、限流領域の温度依存性を小さくすることができ、安定した使用が可能となる。
【0052】
また、本発明に係る限流装置によれば、局所ライフタイムコントロールによって、通常時の抵抗領域における抵抗値を低く制御することができる。
【0053】
さらに、本発明に係る限流装置によれば、0K以上で且つ500K以下の動作温度範囲で過電流を防止することができる。
【0054】
またさらに、本発明に係る限流装置によれば、電極を直接シリコン基板上に設けるため接触抵抗を減らすことができる。
【0055】
また、本発明に係る限流装置によれば、電極が形成されたシリコン基板を圧接して挟持している金属電極をさらに設けているため、良好な電気的接触が得られるとともに、良好な熱伝導性が得られ、安定した抵抗特性が得られる。
【0056】
さらに、本発明に係る限流装置によれば、シリコン基板を圧接して挟持している金属電極をさらに設けているため、大面積の金属電極を用いて冷却効果を大きくすることができるため、限流装置に流れる電流による発熱で温度が上昇して抵抗特性が変化するのを防いで、安定した抵抗特性を得ることができる。また、圧接して挟持しているため、接着剤等の熱伝導を妨げるものがないため大きな冷却効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る限流装置の側断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る限流装置の印加電圧と電流値との関係のシミュレーション結果を示すグラフである。
【図3】 本発明の実施の形態1に係る限流装置の印加電圧と電流値との関係について、N−層のドーパント元素濃度を変化させた場合のシミュレーション結果を示すグラフである。
【図4】 本発明の実施の形態1に係る限流装置の印加電圧と電流値との関係について、N−層の厚さを変化させた場合のシミュレーション結果を示すグラフである。
【図5】 (a)N−層のシリコン基板への印加電圧と電流値との関係について、温度を変化させた場合のシミュレーション結果を示すグラフと、(b)実施の形態1に係る限流装置の印加電圧と電流値との関係について、温度を変化させた場合のシミュレーション結果を示すグラフである。
【図6】 本発明の実施の形態2に係る限流装置の側断面図である。
【図7】 本発明の実施の形態2に係る限流装置の印加電圧と電流値との関係のシミュレーション結果を示すグラフである
【図8】 本発明の実施の形態2に係る限流装置の印加電圧と電流値との関係について、P層の有無と温度変化との関連のシミュレーション結果を示すグラフである。
【図9】 本発明の実施の形態3に係る限流装置の側断面図である。
【図10】 本発明の実施の形態4に係る限流装置の側断面図である。
【図11】 本発明の実施の形態5に係る限流装置の側断面図である。
【図12】 本発明の実施の形態6に係る限流装置の側断面図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d、10 限流装置、 2 シリコン基板、 3 アルミニウム電極、 4 N−層、 5 N+層、 6 P層、 7 局所ライフタイムコントロール領域、 11 補償板、 12 金属電極、 13 絶縁材

Claims (6)

  1. N型シリコン基板と、
    前記N型シリコン基板の相対する面に設けられ、前記N型シリコン基板に電圧を印加する一対の電極と
    を備え、
    前記N型シリコン基板は、
    N層と、
    前記N層の相対する面にそれぞれ設けられたN+層と、
    前記N+層内に前記電極と接するように部分的に形成されたP層と、
    を有し、
    前記一対の電極間を流れる電流に関して、所定電圧を超えると電圧変化によらず実質的に一定の電流値の電流を流す限流作用を有することを特徴とする限流装置。
  2. N型シリコン基板と、
    前記N型シリコン基板の相対する面に設けられ、前記N型シリコン基板に電圧を印加する一対の電極と、
    を備え、
    前記N型シリコン基板は、
    N層と、
    前記N層の相対する面にそれぞれ設けられたN+層と、
    前記N+層と前記電極との間に設けられたP層と、
    を有し、
    前記一対の電極間を流れる電流に関して、所定電圧を超えると電圧変化によらず実質的に一定の電流値の電流を流す限流作用を有することを特徴とする限流装置。
  3. 前記N+層は、前記N層の両面のそれぞれの面積の50%〜95%の範囲にわたってそれぞれ設けられることを特徴とする請求項2に記載の限流装置。
  4. 前記P層は、局所ライフタイムコントロールされていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の限流装置。
  5. 前記N型シリコン基板の前記N層は、N−層からなることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の限流装置。
  6. 前記N型シリコン基板及び前記一対の電極をその外側から圧接して挟持し、電圧を印加する一対の金属電極をさらに設けてなることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の限流装置。
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